JP6803636B2 - 線材絡げ装置並びにそれを用いた巻線装置及び線材の絡げ方法 - Google Patents

線材絡げ装置並びにそれを用いた巻線装置及び線材の絡げ方法 Download PDF

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Description

本発明は、線材の端部を細長い端子に絡げる線材絡げ装置並びにそれを用いた巻線装置及び線材の絡げ方法に関するものである。
従来、被巻線部材に線材を巻付ける巻線装置においては、巻線の前後に被巻線部材に設けた細長いピン状の端子にその線材の端部を絡げることが多い。
この線材の端部を細長い端子に絡げる線材絡げ装置にあっては、細長いピン状の端子が挿入可能な筒状部材と、その端子を中心に筒状部材を回転させる回転手段を有するものが提案されており、それを用いて線材の端部を端子に絡げる方法としては、線材の端部を端子に沿わせ、筒状部材に端子を挿入し、端子を中心に筒状部材を回転させることにより、その線材を端子に絡げて得るとしている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この被巻線部材に設けた従来の細長いピン状の端子は、被巻線部材に打ち込み等により設ける必要性から、比較的剛性が高いものが用いられており、その端子は変形し難いことから、筒状部材にそのような細長いピン状の端子を挿入することに支障を生じさせることは無いとされている。
特開平5−315179号公報(段落「0016」、図8)
しかし、線材端部の処理は比較的剛性の高いピン状の端子に絡げる場合に留まらず、被巻線部材に巻付けた線材を絶縁電線に接続する場合も多い。この絶縁電線は、導体が絶縁体で覆われており、変形自在のものとして知られている。そして、この絶縁電線への線材端部の接続は、絶縁電線端部における絶縁体を剥離して導体を露出させ、その導体に線材を絡げてはんだ付けするようなことが行われる。
ここで、絶縁電線の導体は複数の細い銅線を撚ったものが例示され、絶縁電線の変形自在性を担保すべくこの導体は比較的柔らかく、変形容易なものとして知られている。
このような導体を端子として上記従来の線材絡げ装置を用いて線材を絡げることとなると、その導体が変形し易いものであるので、その導体が真っ直ぐではなくて、変形していると、その導体から成る端子を筒状部材に挿入することが困難となり、端子となる導体が筒状部材に挿入不能である場合には、筒状部材を回転させても、線材を導体に絡げることができない不具合があった。
このため、端子が比較的柔らかく、変形容易なものである場合には、筒状部材を用いることなく、線材を繰出すノズル等の線材操出部材を端子の回りに周回させ、そこから繰出される線材を直接端子に絡げることも考えられる。
しかし、端子が変形容易である場合において、端子を何ら支持することなく線材をその回りに周回させると、回りを周回する線材により端子が引っ張られて端子自体が変形し、線材を絡げることができなくなるという不具合も生じさせる。
本発明の目的は、比較的柔らかい端子であっても、その端子に線材を確実に絡げ得る線材絡げ装置並びにそれを用いた巻線装置及び線材の絡げ方法を提供することにある。
本発明は、回転体と、回転体を回転させる回転手段を有し、回転する回転体により線材の端部を細長い端子に絡げる線材絡げ装置の改良である。
その特徴ある構成は、回転体が回転体の回転軸又はその回転軸に平行な平行軸を含む平面が形成された突出部を有し、その平面に端子を収容可能な端子用溝が回転軸に沿って形成され、突出部の先端に回転半径方向に延びて線材を収容可能な線材用溝が端子用溝に連通して形成され、回転手段は端子用溝に収容された端子を回転中心として回転体を回転させるところにある。

この線材絡げ装置は、突出部の先端に線材用溝が端子用溝を挟むように一対形成されることが好ましく、一対の線材用溝のそれぞれの底部に互いに離れる方向に深い横溝を形成することもできる。そして、突出部の先端が丸みを帯びるようにすることが更に好ましい。
別の本発明は、被巻線部材を支持可能な支持部材と、支持部材に支持された被巻線部材に線材を巻回させる巻線手段と、細長い端子を支持する端子支持手段と、被巻線部材に巻回された線材の端部を端子に巻回させる上記線材絡げ装置とを備えた巻線装置である。
更に別の本発明は、上記線材絡げ装置を用いて線材を細長い端子へ絡げる線材の絡げ方法である。
その特徴ある点は、突出部の先端に形成された線材用溝に線材の端部を収容し、突出部に形成された端子用溝に端子を収容し、端子を中心に回転体を回転させて線材用溝に収容された線材の端部を端子に周回させるところにある。
本発明の線材絡げ装置並びにそれを用いた巻線装置及び線材の絡げ方法では、線材の端子への絡げに際して、端子用溝に収容された端子を中心に回転体を回転させ、線材用溝に収容された線材の端部を端子に周回させるので、線材用溝に収容された線材の端部は、線材用溝から端子側に順次引き出されて、その端子に絡げられることになる。
ここで、端子は端子用溝に収容された状態で、その周囲を線材が回転体と共に周回するので、線材用溝から引き出される線材に端子が引っ張られても、その端子は端子用溝により支持されて、線材が引き出される線材用溝の方向に折り曲がるようなことはない。
また、端子が予め湾曲して、その全てが端子用溝に収容されていないような場合であっても、その周囲を線材が回転体と共に周回すると、線材用溝から引き出される線材に端子が順次引っ張られて、その端子は端子用溝に収容されることになり、端子用溝に収容されて支持された端子に線材を絡げることができる。
よって、本発明では、細長い端子が比較的柔らかいものであっても、その端子に線材を確実に絡げることが可能になる。
本発明実施形態の巻線装置の上面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図3のD−D線断面図である。 その回転体を図2の拡大図のG方向から見た側面図である。 その回転体の端子用溝に収容された端子に線材を巻回させる状態を示す図10のH−H線断面図である。 その回転体の線材用溝に線材を進入させた状態を示す斜視図である。 その回転体の端子用溝に端子を進入させた状態を示す図8に対応する斜視図である。 その回転体を回転させて端子に巻初めの線材を巻回させた状態を示す図9に対応する斜視図である。 その回転体を回転させて他の端子に巻終わりの線材を巻回させた状態を示す斜視図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の巻線装置を図1〜5に示す。ここで、互いに直交するX、Y、Zの三軸を設定し、X軸が水平前後方向、Y軸が水平横方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして本発明の巻線装置10について説明する。
本発明の巻線装置10は、被巻線部材11を支持可能な支持部材13を備える。図1〜図3に示すように、この実施の形態における被巻線部材11は、誘電体、磁性体、絶縁体セラミックスやプラスチックスなどの絶縁性材料より成り、巻胴部11cの両端部に鍔部11a,11bが形成されたいわゆるボビン11である。
この被巻線部材11の巻胴部11cは円筒状を成し、その両端部における鍔部11a,11bにあっても外形が円形を成す様に形成される。そして、支持部材13は、このような被巻線部材11の筒状の巻胴部11cが一端から嵌入可能な断面円形の嵌入部13aと、その嵌入部13aの他端側に設けられて一方の鍔部11aが当接する台部13bとを有する。
この実施の形態における支持部材13は、円柱状を成す嵌入部13aの中心軸をY軸方向に向けて台部13bが鉛直板14に取付けられる。一方、テーブル9の天面には、Y軸方向に離間する一対のレール15,15がX軸方向に延びて設けられ、鉛直板14はこのレール15,15に長手方向に移動可能に搭載される。鉛直板14の下部にはX軸方向に延びるボールネジ16が螺合され、テーブル9の天面には、このボールネジ16を回転させるモータ17(図1)が取付けられる。
従って、このモータ17が駆動してボールネジ16を回転させると、ボールネジ16に螺合する鉛直板14はX軸方向に移動し、その鉛直板14と共に移動する支持部材13は、図1の一点鎖線で示す待機位置と実線で示す巻線位置との間を往復移動可能に構成される。
また、巻線装置10は、図1に示すように、巻線位置の支持部材13に支持された被巻線部材11に線材19を巻回させる巻線手段20を備える。
この実施の形態における線材19は、絶縁被覆導線であって、Cuよりなる導線と、その導線の外周面を被覆するように形成されて半田により融解する絶縁被覆とを有するものであり、その外径が0.01mmないし0.1mm程度の極めて細い線材19である場合を示す。
そして、この実施の形態における巻線手段20は、図3〜図5に示すように、被巻線部材11に巻回される線材19を繰出す線材ノズル21と、その線材ノズル21が先端に設けられたフライヤ22と、そのフライヤ22を線材ノズル21とともに被巻線部材11の周囲で回転させる巻線モータ23とを備える。
フライヤ22は、巻線位置の支持部材13に対向し巻線モータ23により被巻線部材11の周囲で回転し、その先端に設けられた線材ノズル21から線材19を繰出して被巻線部材11にその線材19を巻回するものである。
具体的に、このフライヤ22は、支持部24に回転軸をY軸方向に向けて枢支されたシャフト部22aと、そのシャフト部22aの支持部材13に臨む先端部にその回転軸から偏倚して基端が接続されたフライヤ部22bとを備える。支持部24はテーブル9における上面と平行な移動板26に立設され、フライヤ22におけるシャフト部22aの回転軸が巻線位置における支持部材13の中心軸と一致するようにそのシャフト部22aが支持部24の支持孔24a(図5)に貫通され、ベアリング27を介してフライヤ22はシャフト部22aの中心軸を回転軸として回転自在に支持される。
そのシャフト部22aの先端部に偏倚して設けられたフライヤ部22bの先端には線材19を転向させる小プーリ22dが外側に設けられる。そして、小プーリ22dの近傍には、その小プーリ22dにより転向した線材19を支持部材13方向に案内する線材ノズル21が、シャフト部22aの回転軸に対して直交するように設けられる。
図5に示すように、シャフト部22aには、その中心軸にガイド筒22cが貫通して固定される。このガイド筒22cには、図示しない線材供給源からの線材19が導入され、支持部材13に臨む先端から繰出されて小プーリ22dに向かうように構成される。
このガイド筒22cの先端と小プーリ22dを連結するフライヤ部22bには、この線材19を通過させる通過孔22fが形成され、ガイド筒22cの先端から繰出された線材19はこの通過孔22fを通過した後に小プーリ22dにおいて転向し、線材ノズル21を通過して被巻線部材11に供給可能に構成される。
巻線モータ23はフライヤ22に隣接して設けられる。即ち、シャフト部22aの基端には、シャフト部22aの中心軸に中心軸が一致する第一プーリ28aが取付けられ、その中心軸に平行な回転軸23aを有する巻線モータ23がフライヤ22に隣接して設けられる。この巻線モータ23は移動板26に立設された取付板29に取付けられ、その回転軸23aに第二プーリ28bが取付けられる。そして、第一プーリ28aと第二プーリ28bの間にベルト28cが掛け回される。
巻線モータ23には、図示しないコントローラの制御出力が接続され、そのコントローラからの指令により巻線モータ23が駆動してその回転軸23aが第二プーリ28bとともに回転すると、その回転はベルト28cにより第一プーリ28aに伝達され、その第一プーリ28aが設けられたフライヤ22が被巻線部材11の周囲において回転し、線材ノズル21から繰出される線材19を被巻線部材11の巻胴部11cに巻回するように構成される。
この巻線手段20としてのフライヤ22及び巻線モータ23は、それらが設けられた移動板26とともに線材ノズル21を移動させるノズル移動手段30(図3)を介してテーブル9に取付けられる。
図3に示すように、この実施の形態におけるノズル移動手段30は、移動板26をY軸方向に往復移動させる伸縮アクチュエータであって、この伸縮アクチュエータ30は、細長い箱形ハウジング30dと、そのハウジング30d内部に長手方向に伸びて設けられサーボモータ30aによって回動駆動されるボールネジ30bと、このボールネジ30bに螺合して平行移動する従動子30c等によって構成される。
移動板26は従動子30cに取付けられ、伸縮アクチュエータ30は、サーボモータ30aが駆動してボールネジ30bが回転すると、このボールネジ30bに螺合する従動子30cがハウジング30dの長手方向であるY軸方向に移動板26を往復移動させるように構成される。
このアクチュエータ30におけるサーボモータ30aは、これを制御する図示しないコントローラの制御出力に接続される。そして、このノズル移動手段30はコントローラからの指令により、移動板26とともにフライヤ22の先端に設けられた線材ノズル21をテーブル9に対してY軸方向に任意に移動可能に構成される。
図1に戻って、巻線装置10は、ノズル21から繰出された線材19を把持する第一把持手段31を備える。この実施の形態における第一把持手段は、エア圧により離接する一対の挟持片31a,31bを有し、エア圧により互いに接近する一対の挟持片31a,31bにより、線材ノズル21から繰出された線材19を把持する第一クランプ装置31であって、この第一クランプ装置31は第一取付板32に取付けられて、取付板移動機構33を介してテーブル9に取付けられる。
この取付板移動機構33は、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ34〜36の組み合わせにより構成される。
図1及び図2に示すように、この実施の形態では、第一クランプ装置31が設けられた第一取付板32をX軸方向に移動可能にX軸方向伸縮アクチュエータ34のハウジング34dに取付け、そのX軸方向伸縮アクチュエータ34とともにその第一取付板32をZ軸方向に移動可能に、X軸方向伸縮アクチュエータ34の従動子34cがZ軸方向伸縮アクチュエータ36の従動子36cに取付けられる。また、そのX及びZ軸方向伸縮アクチュエータ34,36とともにその第一取付板32をY軸方向に移動可能に、そのZ軸方向伸縮アクチュエータ36のハウジング36dがY軸方向伸縮アクチュエータ35の従動子35cに取付けられる。そして、Y軸方向伸縮アクチュエータ35のハウジング35dがY軸方向に伸びてテーブル9に固定される。
このような構成により取付板移動機構33は、第一取付板32と共に第一クランプ装置31をテーブル9に対して三軸方向に移動可能に構成される。
図3及び図4に示すように、巻線装置10は、被巻線部材11から第一把持手段31に延びる線材19、又はノズル21から被巻線部材11に延びる線材19を把持する第二把持手段41が設けられる。この実施の形態における第二把持手段は、エア圧により離接する一対の挟持片41a,41bを有し、エア圧により互いに接近する一対の挟持片41a,41bにより線材19を把持する第二クランプ装置41であって、この第二クランプ装置41は第二取付板42に取付けられる。
また、図4に示すように、この第二取付板42には、第二把持手段である第二クランプ装置41に隣接して、その線材19を切断するニッパ装置43が設けられる。また、テーブル9には、フライヤ22を跨ぐように架橋部材10bが固定される。
そして、この第二クランプ装置41とニッパ装置43が設けられた第二取付板42は、この第二取付板42を水平面内で回転させる回転モータ44と、この回転モータ44を三軸方向に移動させるカッタクランプ移動機構45を介して、架橋部材10bに取付けられる。
図1,図3及び図4に示すように、カッタクランプ移動機構45は、この架橋部材10bを介してフライヤ22のZ軸方向上方に取付けられる。このカッタクランプ移動機構45は、上述した取付板移動機構33と同様に、X軸、Y軸、及びZ軸方向伸縮アクチュエータ46〜48(図4)の組み合わせにより構成され、上述した取付板移動機構33と同一構造のものであるので、その詳細の繰り返しての説明を省略する。そして、それらの各伸縮アクチュエータ46〜48における各サーボモータ46a〜48aは、これらを制御する図示しないコントローラの制御出力に接続される。
このカッタクランプ移動機構45により第二クランプ装置41とニッパ装置43は、そのクランプ片41a,41bが線材19を把持し又はカッタ歯43a,43bが線材19を切断する作動位置と、それらから離間する待機位置との間を移動可能に構成される。
また、回転モータ44は、第二取付板42を水平面内で回転させることにより、第二クランプ装置41とニッパ装置43の水平面内の位置関係を変更可能に構成される。そして、このカッタクランプ移動機構45、回転モータ44、第二クランプ装置41及びニッパ装置43は、図示しないコントローラにより制御可能に構成される。
図1〜図3に示すように、この巻線装置10には、端子51を支持する端子支持手段52が設けられる。この実施の形態における端子は絶縁電線51の導体51aであって、鉛直板14には絶縁電線51が挿通する一対のチューブ53が取付片53a(図2)を介して設けられる。この一対のチューブ53は、支持部材13を挟むようにX軸方向に所定の間隔を開けて、鉛直方向に延びて設けられる。
また、チューブ53の下端から突出した絶縁電線51を把持する線材クランプ装置54が支持部材13をX軸方向の両側から挟むように鉛直板14に一対設けられる。この線材クランプ装置54は、エア圧により離接する一対の挟持片54a,54bを有し、エア圧により互いに接近する一対の挟持片54a,54bにより絶縁電線51を把持するように構成される。そして、このチューブ53及び一対の線材クランプ装置54により端子支持手段52が構成されるものとする。
ここで、絶縁電線51は、導体51aが絶縁体51bで覆われたものであって、変形自在のものであり、チューブ53の下端から下方に突出して、線材クランプ装置54より把持された絶縁電線51の更に下方の端部における絶縁体51bを剥離して、露出した導体51aを端子として線材19を絡げるものとする。
そして、巻線装置10は、端子となる絶縁電線51における細長い導体51aに線材19を巻回させる線材絡げ装置61を備える。この線材絡げ装置61は、回転体62と、その回転体62を回転させる回転手段63を備える。
図2に示すように、この実施の形態における回転手段は絡げサーボモータ63であって、この絡げサーボモータ63は、その回転軸63aを鉛直方向上方に向けて、第一クランプ装置31が設けられた第一取付板32に取付けられ、その回転軸63aに回転体62がその軸心を一致させた状態で取付けられる。第一取付板32は取付板移動機構33を介してテーブル9に取付けられているので、この線材絡げ装置61はテーブル9に三軸方向に移動可能に取付けられる。
図1の拡大図、図2の拡大図及び図6に詳しく示すように、回転体62は、中心軸を回転軸Oとする円柱状の本体部62aと、その本体部62aから回転軸方向に突出した突出部62bを有し、その突出部62bは軸方向に長いドーム状のものを半分削ったような形状に構成される。
即ち、突出部62bは回転体62の回転軸O又はその回転軸Oに平行な平行軸を含むような平面62cが形成され、その回転体62の回転軸Oに直交する断面が半円状又はかまぼこ状を成すように形成される。図2の拡大図及び図6に示すように、その断面における半径又は外形は先端に向かって漸進的に小さくなるように形成され、これにより突出部62bの先端は丸みを帯びるように構成される。
その突出部62bにおける平面62cには、端子51を収容可能な端子用溝62dが回転軸Oに沿って形成され、その突出部62bの先端には、回転半径方向に延びる線材用溝62eが端子用溝62dに連通して形成される。端子が絶縁電線51の導体51aであるので、その導体51aを収容する必要から、図1の拡大図に示すように、端子用溝62dの幅Wはこの導体51aの直径より大きく形成され、図6に示すように、線材用溝62eの幅mは、線材19を収容することから、線材19の直径より大きく形成される。
この実施の形態では、突出部62bの先端に、平面62cに直交して互いに平行な一対の線材用溝62eが、端子用溝62dを挟むように形成される場合を示す。また、その一対の線材用溝62eのそれぞれの底部には、互いに離れる方向に深い横溝62fが形成される。この横溝62fにあっても線材19を収容可能とするために、その幅nは線材19の直径より大きく形成される。
そして、図7に示すように、端子用溝62dが回転軸Oに沿って形成されることから、回転手段63である絡げサーボモータ63は、回転体62を回転させると、端子用溝62dに収容された端子51aを回転中心として回転体62を回転させることになり、この回転手段63により回転体62が端子51aを中心に回転するとき、この線材用溝62eは、そこに収容された線材19の端部とともに端子51aを中心として端子51aの周囲で周回し、その線材用溝62eに収容された線材19を端子51aの周囲に周回させて、その線材19の端部を端子用溝62dに収容された細長い端子51aに絡げるように構成される。
次に、このような巻線装置を用いた巻線手順を説明する。
巻線に際して、先ず、図2に示すように、被巻線部材11を支持部材13により支持させる。これは、被巻線部材11の巻胴部11cを支持部材13に嵌入させることにより行われる。
また、端子を端子支持手段52により支持させる。この実施の形態における端子は、絶縁電線51の端部における導体51aであるので、端部における絶縁体51bを除去して導体51aを露出させた絶縁電線51を準備し、絶縁体51bが除去されて露出した導体51aを下方にしてチューブ53に挿通し、チューブ53の下端から突出した絶縁電線51を線材クランプ装置54に把持させる。ここで、チューブ53の下端からの絶縁電線51の突出量は一定にされる。
この被巻線部材11の支持及び絶縁電線51の線材クランプ装置54による支持にあっては、その支持部材13やチューブ53が設けられた鉛直板14をフライヤ22から遠ざけた図1の一点鎖線で示す待機位置において行い、その後、モータ17によりボールネジ16を回転させて、支持部材13がフライヤ22に対向する巻線位置にまでその鉛直板14を移動させる。
一方、実際の巻線に際して、図5に示すように、線材19を図示しない線材供給源からフライヤ22におけるガイド筒22cに通過させ、ガイド筒22cの先端から繰出された線材19を通過孔22fに通過させた後に小プーリ22dにおいて転向させ、ノズル21に通過させる。このようにノズル21から繰出された線材19を、図1に示す様に、第一クランプ装置31によりその端部を把持させておく。
次に巻線となるけれども、この巻線では、図5に示すように、ノズル21を被巻線部材11の周囲で回転させてそのノズル21から繰出される線材19を被巻線部材11の巻胴部11c(図1)に巻回させる。
具体的には、取付板移動機構33により線材19の端部を把持する第一クランプ装置31を移動させて、ノズル21から第一クランプ装置31に延びる線材19を巻線位置における被巻線部材11の巻胴部11c(図1)に引き込む。そして、ノズル移動手段31によりフライヤ22を移動させ、巻線位置にあって被巻線部材11の中心軸に回転中心が一致するフライヤ22を移動させて、そのフライヤ22の先端に設けられたノズル21を被巻線部材11の巻胴部11cの周囲に対向させる。
その後、図5に示すように、巻線モータ23によりフライヤ22をノズル21とともに回転させる。それによりノズル21から繰出される線材19を被巻線部材11の巻胴部11cに巻回させる。
このとき、巻胴部11cの周囲で回転するノズル21を巻胴部11cの幅の範囲で、図5の破線矢印で示すように往復移動させることが好ましい。即ち、フライヤ22がノズル21とともに1回転する毎に、フライヤ22とともにノズル21をその線材19の線径に等しい量だけ被巻線部材11の軸方向に移動させることが好ましい。
そして、線材19が所定数巻回された段階で、フライヤ22の回転を止めて巻線を終了させる。
次に、巻胴部11cに巻回されて引き出された線材19であって、図5に示すその巻初めの線材19aと巻終わりの線材19bを端子51aに絡げる。この絡げは線材絡げ装置61より行われる。
最初に巻初めの線材19aの絡げを説明すると、先ず、線材クランプ移動機構45により第二クランプ装置41を移動させて、被巻線部材11から第一把持手段31に延びる巻初めの線材19aを第二クランプ装置41に把持させる。その後、第一クランプ装置31による線材19の把持を解消させ、その第一クランプ装置31が設けられた第一取付板32を取付板移動機構33により移動させ、その第一取付板32に設けられた線材絡げ装置61を移動させる。そして、図8に示すように、線材絡げ装置61における回転体62の線材用溝62eに巻初めの線材19aを進入させる。
ここで、線材用溝62eは突出部62bの先端に端子用溝62dを挟むように一対形成されているので、その後に回転体62を回転させることになるけれども、その回転方向後方側となる線材用溝62eに巻初めの線材19aを進入させる(図7)。
次に、第一取付板32を取付板移動機構33により更に移動させ、線材用溝62eに巻初めの線材19aを進入させた状態を保ちつつ、図9に示すように、線材絡げ装置61における回転体62の端子用溝62dに、端子となる絶縁電線51の導体51aを進入させる。
その後、巻初めの線材19aの第二クランプ装置41による把持を解消させ、又はニッパ装置43により巻初めの線材19aを第二クランプ装置41の近傍において切断する。図では、ニッパ装置43により線材19aを切断する場合を示す。このようにして、その端子51aに絡げ得る長さLの巻初めの線材19aを端子51aの近傍に残す。
そして、絡げサーボモータ63(図2)により、端子51aを中心に回転体62を回転させる。
すると、図7に示すように、巻初めの線材19aは、線材用溝62eに進入した状態で、その回転体62とともに端子51aの周囲で周回する。すると、線材用溝62eに収容された線材19は横溝62fに進入する。このため、回転体62を回転させる際に、線材用溝62eから線材19が離脱するようなことは防止される。
一方、端子用溝62dに進入してそこに収容された端子となる絶縁電線51の導体51aは回転しない。このため、線材用溝62eに収容された巻初めの線材19aは、回転体62を回転させると、その線材用溝62eから導体51a側に順次引き出されてその端子となる導体51aの周囲に巻回されることになる。
ここで、端子51aは回転体62における端子用溝62dに収容された状態に保たれ、その周囲を線材19が回転体62と共に周回するので、線材用溝62eから順次引き出される線材19により端子51aが引っ張られても、その端子51aは端子用溝62dにより支持されることになる。このため、端子51aが絶縁電線51における比較的柔らかい導体であっても、線材19が順次引き出される線材用溝62eの方向にその柔らかい端子51aが折り曲がるようなことはない。
また、端子51aが予め湾曲して、その全てが端子用溝62dに収容されていないような場合であっても、その周囲を線材19が回転体62と共に周回すると、線材用溝62eから引き出される線材19に端子51aが順次引っ張られて、図10に示すように、その端子51aは端子用溝62dに収容されることになるので、端子用溝62dに収容されて支持された端子51aに線材19を確実に絡げることが可能となる。
このとき、図10に示すように、巻初めの線材19aが端子51aの周囲に1回巻回される毎に、その回転体62を線材19の外径以上に下降させて、その巻初めの線材19aを端子51aの周囲に軸方向に沿って螺旋状に巻回することが好ましい。そして、端子51aの近傍に残された巻初めの線材19aの全てが端子51aに巻回された段階で、巻き初めの線材19aの端子51aへの絡げを終了させる。
次に、被巻線部材11からノズル21に延びる巻終わりの線材19bを別の端子51aに絡げる。この巻終わりの線材19bの別の端子51aへの絡げは、巻初めの線材19aの端子51aへの絡げと同一の手順において行われる。
即ち、カッタクランプ移動機構45により、巻初めの線材19aの把持を解消させた第二クランプ装置41をニッパ装置43とともに移動させて、被巻線部材11からノズル21に延びる巻終わりの線材19bを第二クランプ装置41により新たに把持する。
そして、巻初めの線材19aと同様に、第一取付板32を取付板移動機構33により移動させ、その第一取付板32に設けられた線材絡げ装置61における回転体62の線材用溝62eに巻終わりの線材19bを進入させる。
ここで、線材用溝62eは突出部62bの先端に端子用溝62dを挟むように一対形成されているので、その後に回転体62を回転させることになるけれども、その回転方向後方側となる線材用溝62eに巻終わりの線材19bを進入させる。
次に、第一取付板32を取付板移動機構33により更に移動させ、線材用溝62eに巻終わりの線材19bを進入させた状態を保ちつつ、線材絡げ装置61における回転体62の端子用溝62dに、端子となる別の絶縁電線51の導体51aを進入させる。
その後、巻終わりの線材19bを第二クランプ装置41による把持させた状態で、その第二クランプ装置41の近傍において、その第二クランプ装置41から被巻線部材11に延びる巻終わりの線材19bをニッパ装置43により切断する。このようにして、その端子51aに絡げ得る長さの巻終わりの線材19bを端子51aの近傍に残す。そして、絡げサーボモータ63により、端子51aを中心に回転体62を再び回転させる。
そして、図11に示すように、線材用溝62eに進入させた巻終わりの線材19bを、回転体62とともに端子51aの周囲で周回させ、線材用溝62eから順次引き出して端子51aに巻回させる。
このとき、巻終わりの線材19bが端子51aの周囲に1回巻回される毎に、その回転体62を線材19の外径以上に下降させて、その巻終わりの線材19bを端子51aの周囲に軸方向に沿って螺旋状に巻回することが好ましい。そして、端子51aの近傍に残された巻終わりの線材19bの全てが端子51aに巻回された段階で、巻き終わりの線材19bの別の端子51aへの絡げを終了させる。
このようにして、巻初めの線材19aと巻終わりの線材19bがそれぞれ端子51aに絡げられた後には、第二クランプ装置41からノズル21に延びる線材19を第一クランプ装置31により把持させ、第二クランプ装置41による線材19の把持を解消させた後、第一及び第二クランプ装置31,41の双方を図1に示す待機位置にまで戻すことにより、次の被巻線部材11への巻線の準備とする。
そして、端子51aに絡げられた巻初めの線材19a及び巻き終わりの線材19bは、その後、それらの端子51aに電気的に接続される。この接続は、従来から行われている公知の一般的な方法により行うことができる。例えば、フラックスを用いた半田付けにより行うことが例示される。
上述したように、本発明の線材絡げ装置61並びにそれを用いた巻線装置10及び線材19の絡げ方法では、線材19の端子51aへの絡げに際して、回転体62における端子用溝62dに収容された端子51aを中心に回転体62を回転させ、線材用溝62eに収容された線材19の端部を端子51aに周回させるので、線材用溝62eに収容された線材19の端部は、線材用溝62eから端子51a側に順次引き出されて、その端子51aに絡げることができる。
そして、端子51aは回転体62における端子用溝62dに収容された状態に保たれ、その周囲を線材19が回転体62と共に周回するので、線材用溝62eから順次引き出される線材19により端子51aが引っ張られても、その端子51aは端子用溝62dにより支持されることになる。このため、端子51aが絶縁電線51における比較的柔らかい導体であっても、線材19が順次引き出される線材用溝62eの方向にその柔らかい端子51aが折り曲がるようなことはない。
また、本発明では、端子を筒状部材に挿入する従来のものと異なり、回転体62の端子用溝62dに端子となる導体51aを収容させるだけであるので、例え、端子51aが湾曲していても、その端子を端子用溝62dに沿わせることはできる。
そして、端子51aが予め湾曲して、その全てが端子用溝62dに収容されていないような場合であっても、その周囲を線材19が回転体62と共に周回すると、線材用溝62eから引き出される線材19に端子51aが順次引っ張られて、最終的に端子51aの全てが端子用溝62dに収容されることになり、端子用溝62dに収容されて支持された端子51aに線材19を確実に絡げることが可能となる。
また、この線材19の絡げに際して、回転体62を回転させる回転方向後方側となる線材用溝62eに線材19を進入させるけれども、その線材用溝62eは、突出部62bの先端に端子用溝62dを挟むように一対形成されているので、その線材19を進入させる線材用溝62eを選択することにより、線材19の端子51aへの絡げ方向を正逆のいずれの方向にも絡げることが可能になる。
また、突出部62bの先端が丸みを帯びるようにしているので、線材用溝62eに線材19を進入させる際に、丸みを帯びた突出部62bの先端に線材19を滑らせることにより、線材用溝62eに線材19を容易に進入させることができる。また、端子51aに巻回されて被巻線部材11に延びる線材19を、この丸みにより突出部62bの先端縁に案内してその先端縁を通過させ、突出部62bにその線材19が巻回されてしまうような事態を回避することができる。
また、一対の線材用溝62eのそれぞれの底部に互いに離れる方向に深い横溝62fを形成するので、回転体62における端子用溝62dに収容された端子51aを中心に回転体62を回転させると、線材用溝62eに収容された線材19は横溝62fに進入することになる。すると、回転体62を回転させて線材19を絡げる際に、線材用溝62eから線材19が離脱するようなことを防止することもできる。このため、その線材用溝62eから端子51a側に線材19を順次引き出して、端子51aに線材19を確実に絡げることが可能になる。
なお、上述した実施の形態では、絶縁電線51の端部における絶縁体51bを除去して露出した導体51aを端子とする場合を説明したけれども、この端子51aは細長ければこれに限らず、他の比較的柔らかい銅線や、従来から用いられている比較的剛性の高い断面が円形又は方形を成すピン状の端子であっても良い。
また、上述した実施の形態では、移動板26をY軸方向に往復移動させるノズル移動手段30を用いて説明したけれども、ノズル移動手段30は、取付板移動機構33やカッタクランプ移動機構45と同様に、移動板26を三軸方向に移動可能なものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、ニッパ装置43で巻初めの線材19aを切断することにより、端子51aに絡げ得る長さLの巻初めの線材19aを端子51aの近傍に残す場合を説明したけれども、巻初めの線材19aの第二クランプ装置41による把持を解消させることにより、端子51aに絡げ得る長さLの巻初めの線材19aを端子51aの近傍に残すようにしても良い。
更に、上述した実施の形態では、線材用溝62eに巻初めの線材19aを進入させた後に、端子用溝62dに端子51aを進入させる場合を説明した。けれども、可能であれば、線材用溝62eに巻初めの線材19aを進入させる前、又はその進入と同時に、端子用溝62dに端子51aを進入させるようにしても良い。
10 巻線装置
11 被巻線部材
13 支持部材
19 線材
20 巻線手段
51a 端子
52 端子支持手段
61 線材絡げ装置
62 回転体
62b 突出部
62c 平面
62d 端子用溝
62e 線材用溝
62f 横溝
63 絡げサーボモータ(回転手段)
O 回転体の回転軸

Claims (6)

  1. 回転体(62)と、前記回転体(62)を回転させる回転手段(63)を有し、回転する前記回転体(62)により線材(19)の端部を細長い端子(51a)に絡げる線材絡げ装置において、
    前記回転体(62)は前記回転体(62)の回転軸(O)又は前記回転軸(O)に平行な平行軸を含む平面(62c)が形成された突出部(62b)を有し、
    前記平面(62c)に前記端子(51a)を収容可能な端子用溝(62d)が前記回転軸(O)に沿って形成され、
    前記突出部(62b)の先端に回転半径方向に延びて前記線材(19)を収容可能な線材用溝(62e)が前記端子用溝(62d)に連通して形成され、
    前記回転手段(63)は前記端子用溝(62d)に収容された前記端子(51a)を回転中心として前記回転体(62)を回転させるように構成された
    ことを特徴とする線材絡げ装置。
  2. 前記突出部(62b)の先端に線材用溝(62e)が端子用溝(62d)を挟むように一対形成された請求項1記載の線材絡げ装置。
  3. 一対の線材用溝(62e)のそれぞれの底部に互いに離れる方向に深い横溝(62f)が形成された請求項2記載の線材絡げ装置。
  4. 前記突出部(62b)の先端が丸みを帯びる請求項1ないし3いずれか1項に記載の線材絡げ装置。
  5. 被巻線部材(11)を支持可能な支持部材(13)と、
    前記支持部材(13)に支持された前記被巻線部材(11)に線材(19)を巻回させる巻線手段(20)と、
    細長い端子(51a)を支持する端子支持手段(52)と、
    前記被巻線部材(11)に巻回された前記線材(19)の端部を前記端子(51a)に巻回させる請求項1ないし4いずれか1項に記載の線材絡げ装置(61)と
    を備えた巻線装置。
  6. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の線材絡げ装置(61)を用いて線材(19)を細長い端子(51a)へ絡げる線材の絡げ方法であって、
    突出部(62b)の先端に形成された線材用溝(62e)に線材(19)の端部を収容し、
    前記突出部(62b)に形成された端子用溝(62d)に前記端子(51a)を収容し、
    前記端子(51a)を中心に回転体(62)を回転させて前記線材用溝(62e)に収容された前記線材(19)の端部を前記端子(51a)に周回させる
    ことを特徴とする線材の絡げ方法。
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