JP6803559B2 - 位置推定方法、及び、プログラム - Google Patents

位置推定方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6803559B2
JP6803559B2 JP2016211739A JP2016211739A JP6803559B2 JP 6803559 B2 JP6803559 B2 JP 6803559B2 JP 2016211739 A JP2016211739 A JP 2016211739A JP 2016211739 A JP2016211739 A JP 2016211739A JP 6803559 B2 JP6803559 B2 JP 6803559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beacon
virtual reference
reference points
space
coordinates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016211739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018072138A (ja
Inventor
柴野 伸之
伸之 柴野
松尾 至生
至生 松尾
三品 豪
豪 三品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016211739A priority Critical patent/JP6803559B2/ja
Publication of JP2018072138A publication Critical patent/JP2018072138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6803559B2 publication Critical patent/JP6803559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ビーコン送信機の位置推定方法、及び、当該位置推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
ビーコン送信機によって送信されるビーコン信号を複数のビーコン受信機によって受信することにより、上記ビーコン送信機を有する移動体の位置を計測する技術が知られている。特許文献1には、ビーコン送信機の測位において、各地点の電界強度を事前に実測すること及びビーコン受信機−ビーコン送信機間の距離を計算することを省略し、かつビーコン受信機の配備数を少なくすることができる測位システムが開示されている。
特開2011−17685号公報
上記のような測位システムにおいては、ビーコン送信機の位置の計測精度の向上が課題となる。例えば、ビーコン受信機によるビーコン信号(電波)の受信環境の変化によって、ビーコン送信機の位置の計測精度が悪化してしまう場合がある。
本発明は、ビーコン送信機の位置の推定精度を向上することができる位置推定方法及びプログラムを提供する。
本発明の一態様に係る位置推定方法は、空間に配置された複数のビーコン受信機を用いて前記空間におけるビーコン送信機の位置を推定する位置推定方法であって、前記空間には、前記空間における座標と前記複数のビーコン受信機のそれぞれからの第一距離とがあらかじめ定められた仮想参照点が複数配置され、前記位置推定方法は、前記複数のビーコン受信機のそれぞれが前記ビーコン送信機から受信したビーコン信号の信号強度を、前記複数のビーコン受信機のそれぞれから前記ビーコン送信機までの推定距離である第二距離に変換する変換ステップと、複数の前記仮想参照点のそれぞれについて、当該仮想参照点の前記第一距離と前記第二距離との類似度を計算する計算ステップと、計算された前記類似度に応じた重みを用いて、複数の前記仮想参照点のうち少なくとも一部の前記仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、前記空間内の前記ビーコン送信機の推定位置とする推定ステップとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、前記位置推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の位置推定方法及びプログラムによれば、ビーコン送信機の位置の推定精度を向上することができる。
図1は、実施の形態に係る位置推定システムの概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る位置推定システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る位置推定システムの準備動作のフローチャートである。 図4は、複数のビーコン受信機及び仮想参照点が配置された空間を示す模式図である。 図5は、実施の形態に係る位置推定システムの位置推定動作のフローチャートである。 図6は、信号強度を第二距離に変換する処理を説明するための模式図である。 図7は、対象仮想参照点を選択する処理、類似度を計算する処理、及び、ビーコン送信機の位置の推定処理を説明するための図である。 図8は、変形例1に係る位置推定動作のフローチャートである。 図9は、ビーコン受信機を内蔵する照明装置の外観図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[概要]
実施の形態1に係る位置推定システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る位置推定システムの概要を示す図である。
図1に示されるように、位置推定システム100は、ビーコン送信機10と、複数のビーコン受信機(ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及びビーコン受信機20b)と、情報処理装置30とを備える。
位置推定システム100は、部屋等の3次元の空間40に配置された複数のビーコン受信機を用いて空間40におけるビーコン送信機10の位置を推定するシステムである。ビーコン送信機10は、例えば、スマートフォンであり、ユーザ50によって所持される。複数のビーコン受信機は、空間40に分散配置される。位置推定システム100は、ビーコン受信機を3台備えるが、2以上の複数台備えればよく、位置推定システム100に含まれるビーコン受信機の数は特に限定されない。位置推定システム100は、ビーコン送信機10から送信されるビーコン信号を複数のビーコン受信機によって受信することにより、ビーコン送信機10を所持しているユーザ50の位置を推定することができる。なお、ビーコン送信機10は、ユーザ50(人間)以外の移動体に取り付けられてもよい。
ここで、例えば、複数のビーコン受信機によって受信されたビーコン信号の信号強度に基づいてビーコン送信機10の推定位置を特定する方法が考えられる。しかしながら、このような方法により得られる推定位置は、例えば、ビーコン受信機によるビーコン信号(電波)の受信環境の変化によって3台のうち1台のビーコン受信機によってビーコン信号が適切に受信されなかった場合に、実際の位置と大きくずれてしまう。
そこで、位置推定システム100が備える情報処理装置30は、空間40に仮想参照点を複数設定し、ビーコン信号の信号強度に加えて、仮想参照点をさらに用いてビーコン送信機10の位置を推定する。これにより、ビーコン信号の受信環境の変化による推定位置のずれの発生が抑制される。つまり、位置推定システム100は、ビーコン送信機10の位置の推定精度を向上することができる。
また、従来のGPS(Global Positioning System)では、建築物内ではGPS衛星が発する電波が弱まるため、建築物内におけるGPS受信機の位置を高い精度で計測することが難しい。また、建築物のどの階にGPS受信機が位置するかを判別できない。これに対し、位置推定システム100は、建築物内であってもビーコン送信機10の位置を高精度に推定することができ、同じ建築物のどのフロアにビーコン送信機10が位置するかを推定することができる。
ビーコン送信機10の位置の推定精度が向上されれば、建築物内におけるビーコン送信機10を保持するユーザ50(以下、単にユーザ50と記載する)の動きに応じた照明または空調の制御などが可能となる。また、店舗などの建築物における人の流れ等の分析も可能となる。また、ビーコン信号に送信元のビーコン送信機10のIDが含まれれば、建築物内において特定のユーザ50がどの場所にいるかを特定することもできる。
[機能構成]
以下、このような位置推定システム100の機能構成について図1に加えて図2を参照しながら説明する。図2は、位置推定システム100の機能構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、位置推定システム100は、ビーコン送信機10と、ビーコン受信機20と、ビーコン受信機20aと、ビーコン受信機20bと、情報処理装置30とを備える。なお、ビーコン受信機20a及びビーコン受信機20bについては、ビーコン受信機20と同様の機能構成であるため詳細な構成の図示が省略されている。
まず、ビーコン送信機10について説明する。ビーコン送信機10は、所定の時間間隔でビーコン信号を送信する装置である。ビーコン信号は、例えば、マイクロ波の周波数領域に属する電波によって実現され、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に相当する通信規格にしたがって送信される。ビーコン送信機10は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯端末であるが、位置推定システム100において使用される専用の送信機であってもよい。ビーコン送信機10は、送信部11と、第一制御部12と、第一記憶部13とを備える。
送信部11は、第一制御部12の制御に基づいて、所定の時間間隔でビーコン信号を送信する。送信部11は、具体的には、無線通信に対応する通信モジュール(通信回路)である。無線通信は、具体的には、電波通信であるが、光通信、または、超音波通信などであってもよい。光通信には、可視光通信、赤外線通信、及び紫外線通信等が含まれる。なお、超音波は、媒質中を伝搬する非可聴の粗密波を意味し、連続波、バースト波、及び、孤立波のいずれでもよい。
また、上述のように、送信部11が行う無線通信の通信規格(通信プロトコル)は、BLEであるが、Wi−Fi(登録商標)などのその他の通信規格であってもよい。なお、BLEには、BLEをベースとしたiBeacon(登録商標)などの通信規格が含まれる。
第一制御部12は、送信部11を制御する制御装置であり、例えば、送信部11にビーコン信号を所定の時間間隔で送信させる。第一制御部12は、具体的には、第一記憶部13に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサであるが、マイクロコンピュータ、または専用回路などにより実現されてもよい。また、第一制御部12は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び専用回路のうちの2つ以上の組み合わせによって実現されてもよい。
第一記憶部13は、第一制御部12が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。第一記憶部13は、例えば、半導体メモリなどにより実現される。
次に、ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及び、ビーコン受信機20bについて説明する。ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及び、ビーコン受信機20bのそれぞれは、空間40に配置され、ビーコン送信機10が発するビーコン信号を受信する。また、ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及び、ビーコン受信機20bのそれぞれは、受信したビーコン信号の信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を計測し、計測した信号強度を示すRSSI情報を情報処理装置30に送信する。ビーコン受信機20は、例えば、位置推定システム100において使用される専用の受信機であるが、他の装置または設備機器の一部であってもよい。ビーコン受信機20は、通信部21と、第二制御部22と、第二記憶部23とを備える。ビーコン受信機20a及びビーコン受信機20bについても同様の構成であるが、図示及び説明は省略される。なお、ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及びビーコン受信機20bのそれぞれは、言い換えれば、BLEスキャナである。
通信部21は、ビーコン送信機10が発するビーコン信号を受信する。また、通信部21は、第二制御部22の制御に基づいて上記RSSI情報を情報処理装置30に送信する。通信部21は、具体的には、ビーコン送信機10が備える送信部11、及び、情報処理装置30が備える取得部31との通信に対応した通信モジュール(通信回路)である。
なお、通信部21及びビーコン送信機10の間の通信規格と、通信部21及び情報処理装置30の間の通信規格とが異なる場合、通信部21は、複数種類の通信モジュール(通信回路)を含む。例えば、通信部21及びビーコン送信機10の間で無線通信が行われ、通信部21及び情報処理装置30の間で有線通信が行われる場合には、通信部21は、無線通信用の通信モジュール(通信回路)、及び、有線通信用の通信モジュール(通信回路)を含んでもよい。有線通信は、例えば、有線LAN(Local Area Network)を用いた通信などである。
第二制御部22は、通信部21を制御する制御装置である。第二制御部22は、例えば、通信部21によって受信されたビーコン信号の信号強度を計測し、計測した信号強度を示すRSSI情報を通信部21に送信させる。第二制御部22は、具体的には、第二記憶部23に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサであるが、マイクロコンピュータ、または専用回路などにより実現されてもよい。また、第二制御部22は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び専用回路のうちの2つ以上の組み合わせによって実現されてもよい。
第二記憶部23は、第二制御部22が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。第二記憶部23は、例えば、半導体メモリなどにより実現される。
次に、情報処理装置30について説明する。情報処理装置30は、空間40に仮想参照点を複数設定し、受信されたビーコン信号の信号強度に加えて、仮想参照点をさらに用いてビーコン送信機10の位置を推定する装置である。情報処理装置30は、具体的には、パーソナルコンピュータであるが、サーバ装置などであってもよい。また、情報処理装置30は、空間40に配置されてもよいし、空間40の外に配置されてもよい。情報処理装置30は、取得部31と、情報処理部32と、記憶部33と、表示部34とを備える。
取得部31は、複数のビーコン受信機のそれぞれからRSSI情報を受信する。取得部31は、具体的には、少なくともビーコン受信機20が備える通信部21との通信に対応した通信モジュール(通信回路)である。
なお、取得部31及び通信部21の間の通信は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。取得部31及び通信部21の間の通信に使用される通信規格についても特に限定されない。
情報処理部32は、ビーコン送信機10の推定位置を算出するための情報処理(演算)を行う。情報処理部32が行うビーコン送信機10の位置推定処理(位置推定方法)については後述される。また、情報処理部32は、算出された推定位置を示す情報(推定位置情報)を出力する。推定位置情報は、例えば、画像情報であり、表示部34に出力される。
情報処理部32は、具体的には、第二記憶部23に記憶された制御プログラムを実行するプロセッサであるが、マイクロコンピュータ、または専用回路などにより実現されてもよい。また、情報処理部32は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び専用回路のうちの2つ以上の組み合わせによって実現されてもよい。
記憶部33は、情報処理部32が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部33は、例えば、半導体メモリなどにより実現される。
また、記憶部33には、空間40を形成する建築物の建築情報モデルとして、BIM(Building Information Modeling)データが記憶されている。
BIMデータには、建築物の形状および寸法を示すデータだけではなく、建築物を構成する部材に関するデータ、及び、建築物に配置された設備機器に関するデータのように、建築物に関連する複数種類のデータが統合されている。また、BIMデータは、建築物の内部あるいは外部の環境について、様々な条件に応じたシミュレーションを可能にするデータを含む場合もある。
実施の形態では、BIMデータは、建築物の形状を示すデータとして、建築物の3次元CAD(Computer Aided Design)データを含む。情報処理部32は、記憶部33に記憶されたBIMデータを読み出すことにより、空間40を形成する建築物の3次元モデルまたは当該建築物の間取り図(平面図)にビーコン送信機10の推定位置を示すオブジェクトを重畳した画像を生成し、生成した画像の画像情報を推定位置情報として出力することができる。
表示部34は、情報処理部32によって出力された推定位置情報に応じて画像を表示する。表示部34は、具体的には、液晶パネル、または、有機EL(Electro Luminescence)パネルなどによって実現される。
[準備動作]
次に、位置推定システム100における、情報処理装置30の位置推定方法について説明する。位置推定方法には、準備動作と、準備動作の後に行われる位置推定動作とが含まれる。まず、準備動作について説明する。図3は、位置推定システム100の準備動作のフローチャートである。
まず、情報処理部32は、複数のビーコン受信機の空間40における座標を取得する(S11)。情報処理部32は、具体的には、ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及び、ビーコン受信機20bのそれぞれの空間40における3次元座標を取得する。座標は、例えば、キーボードなどのユーザインターフェースを介してユーザによって入力される。つまり、複数のビーコン受信機の空間40における座標は、定数として与えられる。
ビーコン受信機20、ビーコン受信機20a、及び、ビーコン受信機20bのそれぞれの空間40における3次元座標としては、例えば、BIMデータ(CADデータ)において使用される座標が用いられてもよいし、BIMデータと独立した座標が用いられてもよい。
次に、情報処理部32は、仮想参照点を空間40に配置する(S12)。図4は、複数のビーコン受信機及び仮想参照点が配置された空間40を示す模式図である。なお、図4では、説明の簡略化のために空間40が平面的に図示されている。
図4において、S、S、及びSは、複数のビーコン受信機の位置(座標)を示す。Sは、ビーコン受信機20の位置、Sは、ビーコン受信機20aの位置、Sは、ビーコン受信機20bの位置をそれぞれ示す。なお、以下の実施の形態においては、ビーコン受信機20はビーコン受信機Sとも記載され、ビーコン受信機20aはビーコン受信機Sとも記載され、ビーコン受信機20bはビーコン受信機Sとも記載される
また、P〜Pは、情報処理部32によって配置された仮想参照点の位置(座標)を示す。以下の実施の形態においては、複数の仮想参照点のそれぞれは、仮想参照点P〜Pのように記載される。なお、仮想参照点は、言い換えれば、プローブである。
仮想参照点P〜Pは、任意に設定されればよい。情報処理部32は、例えば、ネルダー−ミード法などの導関数が不要な最適化手法を用いて仮想参照点P〜Pを設定する。仮想参照点P〜Pの数n(n:自然数)は、特に限定されないが、仮想参照点P〜Pの総数は、例えば、複数のビーコン受信機S〜Sの総数よりも多い。
次に、情報処理部32は、取得された複数のビーコン受信機S〜Sの空間40における座標と、配置された仮想参照点P〜Pの空間40における座標とに基づいて、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれから、配置された仮想参照点P〜Pまでの第一距離を決定する(S13)。
図4において、例えば、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれから仮想参照点Pまでの第一距離は、r11、r12、及びr13である。r11は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、r12は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、r13は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離である。
同様に、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれから仮想参照点Pまでの第一距離は、r21、r22、及びr23である。r21は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、r22は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、r23は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離である。同様に、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれから仮想参照点Pまでの第一距離は、rn1、rn2、及びrn3である。rn1は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、rn2は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離であり、rn3は、ビーコン受信機Sから仮想参照点Pまでの距離である。図4では図示されないが、情報処理部32は、複数のビーコン受信機のそれぞれから仮想参照点P〜Pのそれぞれまでの第一距離についても決定する。
[位置推定動作]
次に、位置推定システム100における、情報処理装置30の位置推定動作について説明する。図5は、位置推定システム100の位置推定動作のフローチャートである。
上記準備動作により、空間40には、複数の仮想参照点P〜Pが配置されている。仮想参照点P〜Pのそれぞれは、空間40における座標と複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれからの第一距離とが上記準備動作によってあらかじめ定められている。
また、ビーコン送信機10は、ビーコン信号を所定時間ごとに送信し、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれは、ビーコン送信機10によって送信されたビーコン信号を受信するごとに、受信したビーコン信号の信号強度を計測し、計測した信号強度を示すRSSI情報を情報処理装置30に送信する。送信されたRSSI情報は、情報処理装置30の取得部によって取得される。
このような状況において、情報処理部32は、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれがビーコン送信機10から受信したビーコン信号の信号強度を、複数のビーコン受信機S〜Sのそれぞれからビーコン送信機10までの推定距離である第二距離に変換する(S21)。ビーコン受信機Sがビーコン送信機10から受信したビーコン信号の信号強度をbとすると、ビーコン受信機Sからビーコン送信機10までの推定距離である第二距離dは、例えば、以下の(式1)で表される。(式1)におけるkは自然数であり、実施の形態では、k=1,2,または3である。なお、(式1)におけるTは、1m離れた距離における受信信号強度(RSSI)であり、Tx Powerとも呼ばれる。
Figure 0006803559
図6は、ステップS21の処理を説明するための模式図である。上記(式1)によって第二距離d、d、及びdが算出されれば、図6に示されるように、ビーコン送信機10の推定位置B´(実施の形態では、最終的な推定位置と区別するために、仮の推定位置B´と記載する)が求められる。上述のように、仮の推定位置B´は、例えば、3台のうち1台のビーコン受信機によってビーコン信号が適切に受信されなかった場合に、実際の位置と大きくずれてしまう場合がある。そこで、情報処理部32は、さらにステップS22以降の処理を行ってビーコン送信機10の最終的な推定位置を算出する。
情報処理部32は、複数の仮想参照点P(j=1,2,・・n)のそれぞれについて、当該仮想参照点Pの第一距離rjk(k=1,2,または3)と第二距離d(k=1,2,または3)との類似度を計算する(S22)。類似度wは、例えば、以下の(式2)で表される。なお、実施の形態では、m=3となる。
Figure 0006803559
次に、情報処理部32は、複数の仮想参照点P(j=1,2,・・n)の中から、計算された類似度が高い順に所定数の仮想参照点を対象仮想参照点として選択する(S23)。つまり、情報処理部32は、複数の仮想参照点の絞り込みを行う。所定数は、例えば、3であるが、仮想参照点の総数よりも小さい自然数であればよく、特に限定されない。以下では、仮想参照点の数をlとして、対象仮想参照点をPjk、類似度をwjk(いずれもk=1,2,・・l)とする。
次に、情報処理部32は、計算された類似度に応じた重みを用いて対象仮想参照点Pj1、Pj2、・・Pjlの座標を加重平均する(S24)。加重平均により得られる座標が、ビーコン送信機10の推定位置である。
ここで、一の対象仮想参照点Pjkに対する重みw jkは、複数の対象仮想参照点Pj1、Pj2、・・Pjlの類似度wj1、wj2、・・wjlを正規化することによって以下の(式3)によって得られる。また、加重平均により得られる座標B^は、対象仮想参照点Pjkの座標P^jkを用いて以下の(式4)によって得られる。
Figure 0006803559
図7は、ステップS22〜ステップS24の処理を説明するための模式図である。上記(式2)によれば、仮の推定位置B´の近くに位置する仮想参照点ほど、類似度wが高くなりやすい。したがって、図7の例では、ステップS23の処理が行われると、仮想参照点P〜Pのうち仮の推定位置B´の近くに位置する仮想参照点ほど、対象仮想参照点として選ばれやすくなる。具体的には、仮称参照点P、仮想参照点P、及び、仮想参照点Pが対象仮想参照点として選択される。
図7の例において、ステップS24の処理が行われると、以下の(式5)に基づき、ビーコン送信機10の推定位置B、つまり、座標B^が求められる。
Figure 0006803559
上記(式3)によれば、重みw jkは、類似度wjkが高いほど大きくなる。したがって、(式5)においては、仮称参照点P、仮想参照点P、及び、仮想参照点Pには、仮の推定位置B´に近いと考えられる仮想参照点ほど大きい重みが与えられている。
以上のように、情報処理部32は、ステップS22において計算された類似度に応じた重みを用いて、複数の仮想参照点P〜Pのうち少なくとも一部の仮想参照点(例えば、仮称参照点P、仮想参照点P、及び、仮想参照点P)の座標を加重平均することにより得られる座標B^を、空間40におけるビーコン送信機10の推定位置Bとする。
その後、情報処理部32は、推定位置B(座標B^)を示す推定値情報を出力する(S25)。情報処理部32は、例えば、記憶部33に記憶されたBIMデータを読み出すことにより、空間40を形成する建築物の3次元モデルまたは当該建築物の間取り図(平面図)にビーコン送信機10の推定位置を示すオブジェクトを重畳した画像を生成する。そして、情報処理部32は、生成した画像の画像情報を推定位置情報として出力する。
以上のような位置推定方法によれば、ビーコン送信機10の近くに位置すると推定される仮想参照点の座標の加重平均が用いられることにより、空間40におけるビーコン信号の受信環境の変化の推定位置への影響が低減(緩和)される。したがって、ビーコン信号の受信環境の変化による推定位置のずれの発生が抑制される。つまり、位置推定システム100は、ビーコン送信機10の位置の推定精度を向上することができる。
なお、上記ステップS23は、必須の処理ではなく、ステップS24においては、全ての仮想参照点の座標が加重平均された座標が、空間40におけるビーコン送信機10の推定位置とされてもよい。上記ステップS23によれば、演算量が低減される効果が得られる。
[変形例1]
情報処理部32は、例えば、所定時間ごとにビーコン送信機10の位置を推定する。つまり、図5に示される位置推定動作(ステップS21〜ステップS25)は、例えば、所定時間ごとに行われる。所定時間は、例えば、0.25s程度である。これにより、ビーコン送信機10の推定位置の変化を表示部34にリアルタイム動画として表示することが可能となる。
ここで、ビーコン送信機10の推定位置が大きく変化する場合には、ビーコン送信機10の実際の位置と推定位置との差が大きいと考えられる。そこで、以下の変形例1の説明においては、ビーコン送信機10の推定位置が大きく変化する場合に推定位置を補正する動作例について説明する。図8は、変形例1に係る位置推定動作のフローチャートである。
まず、情報処理装置30の情報処理部32は、第一タイミングにおけるビーコン送信機10の第一推定位置を算出する(S31)。次に、情報処理部32は、第一タイミングから所定時間Δtが経過した第二タイミングにおけるビーコン送信機10の第二推定位置を算出する(S32)。第一推定位置及び第二推定位置の算出方法は、図5のフローチャートの通りである。
次に、情報処理部32は、第一推定位置と第二推定位置との差分に基づいて定められる推定位置の変化量、つまり、所定時間Δtにおける推定位置の変化量が所定の変化量を超えるか否かを判断する(S33)。所定時間Δtにおける推定位置の変化量は、第一推定位置の座標をB^prev、第二推定位置の座標をB^estとすると、以下の(式6)で表される。また、所定の変化量は、例えば、ビーコン送信機10を所持するユーザ50の想定最大移動速度Vmaxに応じて以下の(式7)のように定められる。
Figure 0006803559
情報処理部32は、所定時間Δtにおける推定位置の変化量が所定の変化量以下であると判断した場合(S33でNo)、第二推定位置の補正を行わない。つまり、第二タイミングにおける最終的な推定位置は、ステップS32で算出された第二推定位置となる。
一方で、情報処理部32は、所定時間Δtにおける推定位置の変化量が所定の変化量を超えると判断した場合(S33でYes)、つまり、第二推定位置が、ユーザ50が所定時間Δtの間に移動できないほど離れた位置であると考えられる場合、第二推定位置を補正する(S34)。情報処理部32は、具体的には、第二推定位置を第一推定位置に近づける補正を行う。情報処理部32は、例えば、第一推定位置から第二推定位置に向かって所定の変化量VmaxΔtだけずれた位置を第二タイミングにおける最終的な推定位置(補正後の第二推定位置)とする。
ステップS33及びステップS34の処理によって定められる、第二タイミングにおける最終的な推定位置の座標B^は、以下の(式8)で表される。
Figure 0006803559
以上のような変形例1に係る位置推定動作によれば、位置推定システム100は、ビーコン送信機10の推定位置が大きく変化していることにより誤差が大きいと考えられる推定位置を補正することができる。つまり、位置推定システム100は、ビーコン送信機10の位置の推定精度を向上することができる。
[変形例2]
上記実施の形態では、複数のビーコン受信機は、位置推定システム100装置において使用される専用の(単独の)受信機であったが、ビーコン受信機は、他の装置または設備機器の一部であってもよい。例えば、図9に示されるように。ビーコン受信機20は、建築物の天井61に取り付けられる照明装置60の一部であってもよい。図9は、ビーコン受信機20を内蔵する照明装置の外観図である。
また、ビーコン受信機20は、照明装置の他に、空調装置、火災感知器、または椅子などの装置または設備機器の一部であってもよい。椅子は、例えば、競技場、映画館、または劇場などの建築物に設置される設備機器である。なお、ビーコン受信機20a及びビーコン受信機20bについても同様である。
[効果等]
以上説明したように、情報処理装置30の情報処理部32によって実行される位置推定方法は、空間40に配置された複数のビーコン受信機を用いて空間におけるビーコン送信機10の位置を推定する位置推定方法である。空間40には、空間40における座標と複数のビーコン受信機のそれぞれからの第一距離とがあらかじめ定められた仮想参照点が複数配置される。
位置推定方法は、複数のビーコン受信機のそれぞれがビーコン送信機10から受信したビーコン信号の信号強度を、複数のビーコン受信機のそれぞれからビーコン送信機10までの推定距離である第二距離に変換する変換ステップS21と、複数の仮想参照点のそれぞれについて、当該仮想参照点の第一距離と第二距離との類似度を計算する計算ステップS22と、計算された類似度に応じた重みを用いて、複数の仮想参照点のうち少なくとも一部の仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、空間40におけるビーコン送信機10の推定位置とする推定ステップS24とを含む。
このように、ビーコン送信機10の近くに位置すると推定される仮想参照点の座標の加重平均が用いられることにより、空間40におけるビーコン信号の受信環境の変化の推定位置への影響が低減(緩和)される。したがって、ビーコン信号の受信環境の変化による推定位置のずれの発生が抑制される。つまり、このような位置推定方法によれば、ビーコン送信機10の位置の推定精度が向上される。
また、変換ステップS21、計算ステップS22、及び、推定ステップS24は、所定時間ごとに行われてもよい。位置推定方法は、さらに、第一タイミングにおけるビーコン送信機の第一推定位置と、第一タイミングから所定時間経過後の第二タイミングにおけるビーコン送信機10の第二推定位置との差分に基づいて定められるビーコン送信機の推定位置の変化量が所定の変化量を超えるか否かを判断する判断ステップS33と、ビーコン送信機10の推定位置の変化量が所定の変化量を超えると判断された場合に、第二推定位置を第一推定位置に近づける補正を行う補正ステップS34とを含んでもよい。
このような位置推定方法によれば、ビーコン送信機10の推定位置が大きく変化していることにより誤差が大きいと考えられる推定位置を補正することができる。つまり、位置推定方法によれば、ビーコン送信機10の位置の推定精度が向上される。
また、位置推定方法は、変換ステップS21よりも前に行われるステップとして、さらに、複数のビーコン受信機の空間40における座標を取得する取得ステップS11と、仮想参照点を空間40に配置する配置ステップS12と、取得された複数のビーコン受信機の空間40における座標と、配置された仮想参照点の座標とに基づいて、複数のビーコン受信機のそれぞれから、配置された仮想参照点までの第一距離を決定する決定ステップS13とを含んでもよい。
これにより、位置推定方法を実行するために必要な、複数のビーコン受信機のそれぞれから配置された仮想参照点までの第一距離を決定することができる。
また、位置推定方法は、さらに、複数の仮想参照点の中から、計算された類似度が高い順に所定数の仮想参照点を対象仮想参照点として選択する選択ステップS23を含んでもよい。推定ステップS24においては、計算された類似度に応じた重みを用いて複数の仮想参照点のうち対象仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、空間40におけるビーコン送信機10の推定位置としてもよい。
これにより、位置推定方法を実行する際の演算量を低減することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る位置推定システム、及び、位置推定方法について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態で説明された情報処理装置は、複数の独立した装置によって実現されてもよい。例えば、情報処理装置が備える記憶部は、単独の記憶装置として実現されてもよい。また、上記実施の形態において情報処理装置が行う処理は、複数の独立した装置によって行われてもよい。
また、上記実施の形態に係る位置推定システムにおいて、一の装置がおこなう処理を他の装置が行ってもよい。例えば、上記実施の形態で情報処理装置によって行われる、信号強度を第二距離に変換する処理は、複数のビーコン受信機によって行われてもよい。
また、位置推定システムは、クライアントサーバシステムとして実現されてもよい。例えば、表示部を除いた情報処理装置がサーバ装置として実現され、ビーコン送信機、複数のビーコン受信機、及び、表示部がクライアント装置として実現されてもよい。
また、上記実施の形態で説明された計算式は、一例である。実施の形態に係る位置推定方法の本質を損なわない範囲で、上記計算式が類似の計算式に置き換えられてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、上記実施の形態の位置推定システムまたは情報処理装置として実現されてもよい。また、本発明は、上記実施の形態の位置推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記憶された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
また、上記実施の形態において説明された位置推定方法のフローチャートにおける複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 ビーコン送信機
20、20a、20b ビーコン受信機
40 空間

Claims (5)

  1. 空間に配置された複数のビーコン受信機を用いて前記空間におけるビーコン送信機の位置を推定する位置推定方法であって、
    前記空間には、前記空間における座標と前記複数のビーコン受信機のそれぞれからの第一距離とがあらかじめ定められた仮想参照点が複数配置され、
    前記位置推定方法は、
    前記複数のビーコン受信機のそれぞれが前記ビーコン送信機から受信したビーコン信号の信号強度を、前記複数のビーコン受信機のそれぞれから前記ビーコン送信機までの推定距離である第二距離に変換する変換ステップと、
    複数の前記仮想参照点のそれぞれについて、当該仮想参照点の前記第一距離と前記第二距離との類似度を計算する計算ステップと、
    計算された前記類似度に応じた重みを用いて、複数の前記仮想参照点のうち少なくとも一部の前記仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、前記空間内の前記ビーコン送信機の推定位置とする推定ステップとを含み、
    複数の前記仮想参照点の位置は、前記複数のビーコン受信機の位置と異なる
    位置推定方法。
  2. 空間に配置された複数のビーコン受信機を用いて前記空間におけるビーコン送信機の位置を推定する位置推定方法であって、
    前記空間には、前記空間における座標と前記複数のビーコン受信機のそれぞれからの第一距離とがあらかじめ定められた仮想参照点が複数配置され、
    前記位置推定方法は、
    前記複数のビーコン受信機のそれぞれが前記ビーコン送信機から受信したビーコン信号の信号強度を、前記複数のビーコン受信機のそれぞれから前記ビーコン送信機までの推定距離である第二距離に変換する変換ステップと、
    複数の前記仮想参照点のそれぞれについて、当該仮想参照点の前記第一距離と前記第二距離との類似度を計算する計算ステップと、
    計算された前記類似度に応じた重みを用いて、複数の前記仮想参照点のうち少なくとも一部の前記仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、前記空間内の前記ビーコン送信機の推定位置とする推定ステップとを含み、
    前記位置推定方法は、前記変換ステップよりも前に行われるステップとして、さらに、
    前記複数のビーコン受信機の前記空間における座標を取得する取得ステップと、
    前記仮想参照点を前記空間に配置する配置ステップと、
    取得された前記複数のビーコン受信機の前記空間における座標と、配置された前記仮想参照点の座標とに基づいて、前記複数のビーコン受信機のそれぞれから、配置された前記仮想参照点までの前記第一距離を決定する決定ステップとを含む
    置推定方法。
  3. 前記変換ステップ、前記計算ステップ、及び、前記推定ステップは、所定時間ごとに行われ、
    前記位置推定方法は、さらに、
    第一タイミングにおける前記ビーコン送信機の第一推定位置と、前記第一タイミングから前記所定時間経過後の第二タイミングにおける前記ビーコン送信機の第二推定位置との差分に基づいて定められる前記ビーコン送信機の推定位置の変化量が所定の変化量を超えるか否かを判断する判断ステップと、
    前記ビーコン送信機の推定位置の変化量が所定の変化量を超えると判断された場合に、前記第二推定位置を前記第一推定位置に近づける補正を行う補正ステップとを含む
    請求項1または2に記載の位置推定方法。
  4. 前記位置推定方法は、さらに、
    複数の前記仮想参照点の中から、計算された類似度が高い順に所定数の前記仮想参照点を対象仮想参照点として選択する選択ステップを含み、
    前記推定ステップにおいては、計算された前記類似度に応じた重みを用いて複数の前記仮想参照点のうち前記対象仮想参照点の座標を加重平均することにより得られる座標を、前記空間内の前記ビーコン送信機の前記推定位置とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置推定方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2016211739A 2016-10-28 2016-10-28 位置推定方法、及び、プログラム Active JP6803559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211739A JP6803559B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 位置推定方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016211739A JP6803559B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 位置推定方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018072138A JP2018072138A (ja) 2018-05-10
JP6803559B2 true JP6803559B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=62114793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016211739A Active JP6803559B2 (ja) 2016-10-28 2016-10-28 位置推定方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6803559B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7036755B2 (ja) * 2019-01-28 2022-03-15 大井電気株式会社 測位装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3558927B2 (ja) * 1999-08-09 2004-08-25 日本電信電話株式会社 位置検出装置
JP2005321231A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Advanced Inst Of Wearable Environmental Information Networks 移動端末の位置計測方法及びその方法を実施するためのサーバ
JP2006308361A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 位置検出システム及びその方法
US9143954B2 (en) * 2011-01-31 2015-09-22 Mitsubishi Electric Corporation Position identification apparatus, position identification method, position identification system, recording medium, air conditioning system, and lighting system
JP6168527B2 (ja) * 2014-03-07 2017-07-26 公立大学法人岩手県立大学 位置推定システム、位置推定方法、プログラム
JP6624780B2 (ja) * 2014-12-10 2019-12-25 PicoCELA株式会社 測位方法、サーバ及びプログラム
US9958531B2 (en) * 2016-05-26 2018-05-01 Blackberry Limited Determining a location of a wireless device using fingerprinting

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018072138A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10057725B2 (en) Sensor-based geolocation of a user device
US9986529B2 (en) Methods and apparatuses for use in determining an altitude of a mobile device
US8509819B2 (en) Information processing apparatus and correction method
JP6279480B2 (ja) 測位機能において使用する送信デバイスを選択する際に使用する方法および装置
JP2007013500A (ja) 無線端末位置推定システム、無線端末位置推定システムの位置推定方法及びデータ処理装置
US20150230100A1 (en) System and method for wireless positioning in wireless network-enabled environments
EP3152586B1 (en) Mobile device position uncertainty based on a measure of potential hindrance of an estimated trajectory
US9823068B2 (en) Reducing elevation error with environmental pressure anomaly compensation
RU2707737C1 (ru) Носитель записи, на котором записана программа определения нахождения в помещении/вне помещения, система определения нахождения в помещении/вне помещения, способ определения нахождения в помещении/вне помещения, мобильный терминал, и средство для классификации и определения среды в помещении/вне помещения
US9998874B2 (en) Altitude-based indoor or outdoor detection
EP2488887A1 (en) Binning venues into categories based on propagation characteristics
KR101960280B1 (ko) 자기장 지도를 수정하는 방법, 자기장 지도를 수정하는 사용자 단말 및 서버
TWI544822B (zh) 訊號強度分佈建立方法及無線定位系統
JP2017506345A (ja) 独立して取得された気圧測定値に基づいたモバイルデバイス測位
WO2016204243A1 (ja) 測位方法、測位システム
WO2016140885A1 (en) Vlc-based vector field fingerprint mapping
JP6803559B2 (ja) 位置推定方法、及び、プログラム
EP3232220A1 (en) Method and device for estimating accuracy of a position determination
JP6976131B2 (ja) 空調システム及び空調制御方法
TWI518351B (zh) 室內定位方法和設備
KR101629449B1 (ko) 간섭의 변화를 고려한 보정 기반의 거리 측정 방법 및 장치
JP6433386B2 (ja) 推定方法およびそれを利用した推定装置
Fernandes et al. Indoor Position Method Using Wi-Fi
Chen et al. A novel rssi-based wireless localization algorithm
JP2019039791A (ja) シミュレーション装置、シミュレーション方法およびシミュレーションプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6803559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151