JP6801255B2 - ハブユニットの製造方法 - Google Patents
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Description
[ハブユニットの構成]
図1は、第1実施形態に係る製造方法、及び後述する第2実施形態に係る製造方法によって製造されるハブユニット10の縦断面図である。縦断面とは、直線Xを通る平面で切断したときの面をいう。横断面は、直線Xに直交する平面で切断したときの面である。直線Xが延びる方向は、ハブユニット10の軸方向である。以下、ハブユニット10の軸方向において、車両に取り付けたときに車体に近い方をインナ側、車体から遠い方をアウタ側と称する。
上述のように構成されたハブユニット10の製造方法について、図2〜図5を参照しつつ説明する。ハブユニット10の製造方法は、組立工程と、マスキング工程と、スプライン穴形成工程とを備える。
図2は、ハブユニット中間体10aを組み立てる工程を例示する図である。本実施形態において、ハブユニット中間体10aとは、スプライン穴が形成される前のハブユニット10をいう。
図3は、第1マスキング器具20によってハブユニット中間体10aを覆う工程を例示する図である。
図4及び図5は、ハブユニット中間体10aに切削加工を施し、内軸11の内周面にスプライン穴を形成する工程を例示する図である。
本実施形態によれば、内軸11のかしめ加工、及び/又は内輪12に対する内軸11の圧入を含む組立工程の後で、切削加工を実施し、内軸11の内周面にスプライン穴を形成する。このため、かしめ加工や圧入等に起因するスプライン径の変化が生じることがない。よって、高いスプライン精度を確保することができる。
[ハブユニットの製造方法]
以下、第2実施形態に係るハブユニット10の製造方法について、図6〜図12を参照しつつ説明する。第2実施形態に係るハブユニット10の製造方法は、組立工程、マスキング工程、及びスプライン穴形成工程に加えて、送風工程を備える。
ハブユニット中間体10aを組み立てる工程については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図6及び図7に示すように、第2実施形態では、第1マスキング器具20A及び第2マスキング器具20Bを使用する。第1及び第2マスキング器具20A,20Bは、ハブユニット中間体10aを切削油から保護するために使用される。以下、説明の便宜上、第1及び第2マスキング器具20A,20Bにおいて、ハブユニット中間体10aに対向する側を下、その反対側を上と称することがある。第1及び第2マスキング器具20A,20Bの上下方向は、ハブユニット中間体10aの軸方向と一致する。
図8は、第1及び第2マスキング器具20A,20Bが載置されたハブユニット中間体10aに切削加工を施し、内軸11の内周面にスプライン穴を形成する工程を例示する図である。
図9は、スプライン穴が形成された後のハブユニット中間体10aに対し、送風を行う工程を例示する図である。
本実施形態によれば、切削加工の後、第1マスキング器具20Aの貫通孔23に対して送風が行われるため、貫通孔23内の切削油Yが除去される。これにより、第1マスキング器具20Aを切削加工後のハブユニット中間体10aから取り外したり、次に切削加工されるハブユニット中間体10aに装着したりする際に、第1マスキング器具20Aから切削油Yが滴下するのを抑制することができる。よって、切削油Yがハブユニット中間体10aの軸受空間Sに浸入するのをより確実に防止することができる。また、第1マスキング器具20Aからの切削油Yの滴下が抑制されることにより、切削油Yによるハブユニット10の製造設備の汚染を防止することもできる。
10a:ハブユニット中間体
11:内軸
111:中心孔
12:内輪
13:外輪
141,142:転動体
S:軸受空間
20,20A:第1マスキング器具
23:貫通孔
24:排出路
20B:第2マスキング器具
26:拡径部
Claims (6)
- ハブユニットの製造方法であって、
a)軸方向に延びる中心孔を有し、内輪が固定された内軸と、前記内軸が挿入された外輪と、前記内軸と前記外輪との間に形成された軸受空間に配置された複数の転動体とを含むハブユニット中間体を組み立てる工程と、
b−1)前記ハブユニット中間体上に第2マスキング器具を載置し、前記軸受空間を前記第2マスキング器具で覆う工程と、
b−2)前記第2マスキング器具が載置された前記ハブユニット中間体上に貫通孔を有する第1マスキング器具を前記貫通孔が前記軸方向に延びるように載置し、前記第2マスキング器具を介して、前記軸受空間を前記第1マスキング器具で覆う工程と、
c)前記貫通孔に切削油を供給しながら、前記貫通孔を介して切削工具を前記中心孔に挿入して前記内軸の内周面にスプライン穴を形成する工程と、
を備える、製造方法。 - 請求項1に記載のハブユニットの製造方法であって、
前記第1マスキング器具は、さらに、
前記貫通孔と交差する方向に延び、一端部が前記貫通孔に接続され、他端部が前記第1マスキング器具の外周面に開口する排出路、
を有する、製造方法。 - 請求項1又は2に記載のハブユニットの製造方法であって、
前記貫通孔において、前記ハブユニット中間体側に配置される一端部の開口面積は、他端部の開口面積よりも小さい、製造方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のハブユニットの製造方法であって、さらに、
d)前記スプライン穴が形成された前記ハブユニット中間体に前記第1マスキング器具を載置したまま、前記貫通孔に対して送風する工程、
を備える、製造方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のハブユニットの製造方法であって、
前記第2マスキング器具は、
前記ハブユニット中間体の周囲に配置され、前記軸方向において前記第1マスキング器具側に配置される一端部から他端部に向かうにつれて外径が大きくなる拡径部、
を有する、製造方法。 - 請求項5に記載のハブユニットの製造方法であって、
前記工程b−1)は、第1実施位置で実施され、
前記工程c)は、前記第2マスキング器具が載置された前記ハブユニット中間体を前記第1実施位置から第2実施位置に移動させた後、前記第2実施位置で実施される、製造方法。
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