JP6800931B2 - 二重被覆電線の試験方法 - Google Patents

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本発明は、二重被覆電線及び二重被覆電線の試験方法に関する。
従来、二重被覆電線の一例として、外被付きリッツ線が知られている(例えば、特許文献1)。外被付きリッツ線の外被は、例えば、リッツ線に樹脂を押出成形することにより形成される。外被付きリッツ線において、リッツ線の絶縁皮膜又は外被にピンホールのような絶縁欠陥があっても、これらが長手方向及び径方向に重なっていなければ、通電時に絶縁破壊は生じないので、全体として高い絶縁性能を確保することができる。すなわち、外被付きリッツ線においては、絶縁皮膜又は外被に一定の確率で絶縁欠陥が生じていても、実使用上問題となることは少ない。
特開2017−195350号公報
しかしながら、耐水性が要求される環境において外被付きリッツ線が使用される場合、外被にピンホールが存在すると、このピンホールから内部に水分が浸入し、最終的に絶縁皮膜の欠陥部分に到達して絶縁破壊を引き起こす虞がある。そのため、耐水性が要求される環境で使用される外被付きリッツ線においては、外被に絶縁欠陥がないことを全長にわたって保証する必要があるが、そのような試験方法は確立されていない。
また、外被付きリッツ線等の二重被覆電線において、ピンホールの発生率を削減するために外被の厚さを厚くすると、二重被覆電線の製造コストが高くなる。一方、外被の厚さを薄くすると、外被の絶縁欠陥の発生可能性が増大する。したがって、耐水性が要求される環境において、必要以上に外被を厚くすることなく、安定した性能を有する二重被覆電線が望まれていた。
ここで、絶縁欠陥とは、製造工程で形成されたピンホール(貫通孔)及び通電時に絶縁破壊を引き起こしてピンホールが形成されるような欠陥(異物、ボイドなど)を含む。
本発明の目的は、外被の絶縁欠陥を確実に検出できる二重被覆電線の試験方法を提供することである。
本発明に係る二重被覆電線の試験方法は、
二重被覆電線の導体と外被に摺接する電極との間に電圧を印加し、前記二重被覆電線の素線絶縁部及び前記外被の絶縁欠陥を検出する試験方法であって、
前記素線絶縁部の絶縁破壊電圧の平均値をVa、前記外被の絶縁破壊電圧の平均値をVb、及びスパークテストにおける印加電圧をVcとしたとき、
Va<Vc<Vb
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、二重被覆電線の外被の絶縁欠陥を全長にわたって確実に検出することができる。したがって、外被に絶縁欠陥が生じている部分を不適合品として確実に排除できるので、耐水性が要求される環境で使用する場合でも好適な二重被覆電線を提供することができる。
図1は、外被付きリッツ線の構成を示す断面図である。 図2A、図2Bは、スパークテストの概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の二重被覆電線の一実施の形態に係る外被付きリッツ線1を示す図である。
図1に示すように、外被付きリッツ線1は、素線部10及び素線部10を被覆する外被20を備える。
素線部10は、複数本(図1では24本)の素線11を集合して撚り合わせたリッツ線で構成される。素線11は、導体111に絶縁皮膜112を焼き付けたエナメル線であり、仕上がり外径は、例えば0.04〜0.09mmである。リッツ線は、同程度の外径の単線に比較して可撓性に優れるので、取り回しが容易であるという利点がある。したがって、外被付きリッツ線1は、屈曲して配置されるような用途に有用である。なお、素線11の外径、撚り本数(リッツ線の仕上がり外径)等は、用途に合わせて任意に選択される。
導体111は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等で形成される。導体の外径は、例えば、0.05mmである。
絶縁皮膜112の材料には、例えば、ポリビニルホルマール、ポリウレタン、ポリウレタンナイロン、ポリエステル、ポリエステルナイロン、ポリエステルイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド/ポリアミドイミド、ポリイミド等が適用される。絶縁皮膜112をポリウレタンで形成した場合は、素線11の端末処理を行う際に、薬品を用いなくても半田付けで簡単に絶縁皮膜112を剥ぎ取ることができる。
絶縁皮膜112の膜厚は、例えば、0.002〜0.016mmである。これにより、製造コストを抑制しつつ、最低限の絶縁性能を確保することができる。
外被20は、樹脂の押出成形により形成される。外被20の膜厚は、例えば、0.02〜0.15mmである。この外被20の存在により、外被付きリッツ線1に要求される絶縁性能が実現され、絶縁皮膜112に仮に素線11(エナメル線)単体としての絶縁欠陥(ブツや他の箇所と比べて薄い部分など電気的に弱い部分)があったとしても外被付きリッツ線1として実使用上問題になることは少ないので、絶縁皮膜112の薄膜化を図ることができる。したがって、絶縁皮膜112を必要以上に厚くする必要がなく、製造コストを低減できるとともに、耐水性が要求される環境で使用される可撓性に優れた電線として有用である。外被20の樹脂材料としては、耐水性が高く屈曲性がよいフッ素系樹脂(例えば、ETFE、PFA、又はFEPなど)が好適である。
通常、絶縁皮膜112の膜厚は、外被20の膜厚よりも薄いため、絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧(A1、A2、A3、・・・、An)の平均値Va(所定のn数)は、外被20の絶縁破壊電圧(B1、B2、B3、・・・、Bn)の平均値Vb(所定のn数)よりも低くなる。ここで、所定のn数とは、絶縁破壊電圧をサンプリングする箇所の数をいい、n数は20以上が好ましい。以下において、絶縁皮膜112及び外被20の絶縁破壊電圧(BDV:Breakdown Voltage)の平均値Va、Vbを、それぞれ、「平均絶縁破壊電圧Va」、「平均絶縁破壊電圧Vb」と称する。
まず、二重被覆電線の試験方法について説明する。本実施の形態では、スパークテストを利用して、外被付きリッツ線1の外被20の絶縁欠陥(ピンホール及びこれに類似する欠陥)を全長にわたって検出する。スパークテストは、例えば、外被付きリッツ線1の製造工程において、オンラインで実施される。
図2A、図2Bに示すように、スパークテストは、導体111を接地するとともに、外被付きリッツ線1の外被20に電極ブラシEを当接させ、導体111と電極ブラシEとの間に電圧Vcを印加することで、絶縁欠陥を検出する方法であり、公知である。なお、図2A、図2Bでは、電極ブラシEは、模式的に外被20の一部に当接するように記載しているが、実際には、外被20の全周を覆うように配置される。
一般に、スパークテストは、絶縁層全体(外被付きリッツ線1の場合、絶縁皮膜112+外被20)の絶縁欠陥を検出するためのものであり、印加電圧Vcは小さくても構わない。つまり、従来のスパークテストをそのまま適用した場合、絶縁皮膜112と外被20の絶縁欠陥が重なっているような部分を検出できるにすぎず、外被20だけに生じている絶縁欠陥を確実に検出することはできない。なお、絶縁皮膜112だけに生じている絶縁欠陥も検出できないが、絶縁皮膜112だけに素線11(エナメル線)単体としての絶縁欠陥があっても外被付きリッツ線1の絶縁性能は低下しないので、外被付きリッツ線1の絶縁欠陥にはならず、不適合品として排除する必要はない。
そこで、本実施の形態では、絶縁皮膜112の平均絶縁破壊電圧Vaは、スパークテストにおける印加電圧Vcよりも小さく、外被20の平均絶縁破壊電圧Vbは、印加電圧Vcよりも大きくなるように設計されている。外被付きリッツ線1において、絶縁皮膜112及び外被20の材料及び膜厚を適宜選定することにより、平均絶縁破壊電圧Va<印加電圧Vc<平均絶縁破壊電圧Vbの関係を満たすことができる。
言い換えると、スパークテストにおいて、印加電圧Vcは、絶縁皮膜112の平均絶縁破壊電圧Vaよりも大きく、外被20の平均絶縁破壊電圧Vbよりも小さく設定されている。
図2Aに示すように、スパークテストにおいて、絶縁皮膜112及び外被20に絶縁欠陥がなければ、当然に、導体111と電極ブラシEは導通しない。また、印加電圧Vc<平均絶縁破壊電圧Vbとなっているので、絶縁皮膜112に絶縁欠陥が生じていても、外被20に絶縁欠陥が生じていなければ、外被20は絶縁破壊せず、導体111と電極ブラシEは導通しない。
一方、平均絶縁破壊電圧Va<印加電圧Vcとなっているので、外被20に絶縁欠陥Dが生じている場合は、絶縁皮膜112のみに印加電圧Vcが印加され、絶縁皮膜112に絶縁欠陥がなくても絶縁破壊が生じる(図2B参照)。その結果、導体111と電極ブラシEが導通し、異常が検出される。また、外被20の絶縁欠陥Dだけでなく絶縁皮膜112から外被20にわたって絶縁欠陥が生じている場合、当然に、導体111と電極ブラシEが導通し、異常が検出される。
このように、本実施の形態の二重被覆電線の試験方法では、スパークテストを利用して、絶縁皮膜112から外被20にわたって絶縁欠陥が生じている場合だけでなく、外被20だけに絶縁欠陥Dが生じている場合も、異常として検出することができる。そして、外被20の絶縁欠陥Dが検出された部分を不適合品として確実に排除することができる。
ここで、絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧(A1、A2、A3、・・・、An)、外被20の絶縁破壊電圧(B1、B2、B3、・・・、Bn)及び印加電圧Vcは、一定のばらつきを有するので、ばらつきを考慮して設定されるのが好ましい。具体的には、印加電圧Vcのばらつきをγ(標準偏差の3倍以上)としたとき、「Va<Vc±γ<Vb」を満たすように、印加電圧Vcが設定される。これにより、外被20に生じた絶縁欠陥をより確実に検出することができる。
例えば、本実施の形態の外被付きリッツ線1(二重被覆電線)の試験方法においては、導体111を銅合金、絶縁皮膜112をポリウレタン、外被20をフッ素系樹脂で形成したときに、Va=0.80(kV)(ここではn数が30)、Vc=4.00(kV)、γ=0.03(kV)、Vb=9.50(kV)(ここではn数が30)と設定することにより、
0.80kV<4.00±0.03kV<9.50kV
を満たす。
また、実際の運用においては、材料ロット間のばらつきや検出精度を考慮して、絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧(A1、A2、A3、・・・、An)のばらつき(例えば、ワイブル分布)において累積破壊確率が99.865%以上となる絶縁皮膜112の所定の絶縁破壊電圧Aと、外被20の絶縁破壊電圧(B1、B2、B3、・・・、Bn)のばらつき(例えば、ワイブル分布)において累積破壊確率が0.135%以下となる外被20の所定の絶縁破壊電圧Bとの差が「|A−B|≧0.10kV」であることが好ましい。すなわち、所定の絶縁破壊電圧AとBとの差(絶対値)が100V以上であることが好ましい。これにより、スパークテストにおける印加電圧Vcの設定許容範囲が十分に確保されるので、この設定許容範囲の中央付近に印加電圧Vcを設定することにより誤検出を効果的に防止することができる。
次に、二重被覆電線について説明する。
本実施の形態の外被付きリッツ線1(二重被覆電線)の基本構造は図1について説明した前述のとおりである。
本実施の形態の外被付きリッツ線1(二重被覆電線)においては、「Va<Vb」及び「|A−B|≧0.10kV」を満たすように、設計されている。
例えば、本実施の形態の外被付きリッツ線1(二重被覆電線)においては、導体111を銅合金、絶縁皮膜112をポリウレタン、外被20をフッ素系樹脂で形成し、Va=0.80(kV)(ここではn数が30)、Vb=9.50(kV)(ここではn数が30)、A=2.18kV、B=6.43kVとなるように設計される。この場合、
0.80kV<9.50kV、及び、
|2.18kV−6.43kV|=|−4.25kV|=4.25kV≧0.10kV
の関係を満たす。このときの絶縁皮膜112の厚さは、0.004〜0.010mmが好ましく、外被20の厚さは、0.07〜0.15mmが好ましい。
したがって、「Va<Vb」及び「|A−B|≧0.10kV」を満たすように外被付きリッツ線1(二重被覆電線)の絶縁皮膜112、外被20それぞれの絶縁破壊電圧の関係を考慮した厚さを設計することができる。すなわち、スパークテスト(二重被覆電線の試験方法)において絶縁欠陥を全長にわたって確実に検出することができる外被付きリッツ線1(二重被覆電線)を設計することができる。
このように、本実施の形態に係る外被付きリッツ線1(二重被覆電線)は、導体111上に絶縁皮膜112(素線絶縁部)が設けられた素線11を有する素線部10と、素線部10を被覆する外被20と、を備える。絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧の平均値をVa(平均絶縁破壊電圧Va)、外被20の絶縁破壊電圧の平均値をVb(平均絶縁破壊電圧Vb)としたとき、「Va<Vb」の関係を満たし、かつ、累積破壊確率が99.865%以上となる絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧をA、累積破壊確率が0.135%以下となる外被20の絶縁破壊電圧をBとしたとき、「|A−B|≧0.10kV」の関係を満たす。
また、実施の形態に係るスパークテスト(二重被覆電線の試験方法)は、外被付きリッツ線1(二重被覆電線)の導体111と外被20に摺接するブラシ電極Eとの間に電圧を印加し、外被付きリッツ線1の絶縁皮膜112(素線絶縁部)及び外被20の絶縁欠陥を検出する試験方法であって、絶縁皮膜112の絶縁破壊電圧(A1、A2、A3、・・・、An)の平均値をVa(平均絶縁破壊電圧Va)、外被20の絶縁破壊電圧(B1、B2、B3、・・・、Bn)の平均値をVb(平均絶縁破壊電圧Vb)、及びスパークテストにおける印加電圧をVcとしたとき、「Va<Vc<Vb」の関係を満たす。
実施の形態に係る外被付きリッツ線1及びスパークテストによれば、外被付きリッツ線1の外被20の絶縁欠陥(例えば、ピンホール)を全長にわたって確実に検出することができる。したがって、外被20に絶縁欠陥が生じている部分を不適合品として確実に排除できるので、外被付きリッツ線1は、耐水性が要求される環境での使用に好適である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、素線部10がリッツ線で構成されている場合について説明したが、素線部10は、1本の素線11からなる単線で構成されてもよいし、複数の素線11を束ねた集合線で構成されてもよい。
また例えば、実施の形態では、素線11はエナメル線の場合について説明したが、押出成型で導体上に薄い厚さの素線絶縁部が形成される絶縁電線で形成されてもよい。すなわち、素線部10はエナメル線やリッツ線に限定されない。
さらに、実施の形態では、外被付きリッツ線1(二重被覆電線)において、導体111を銅合金、絶縁皮膜112(素線絶縁部)をポリウレタン、外被20をフッ素系樹脂で形成した場合について、「Va<Vb」、及び「|A−B|≧0.10kV」の関係を満たすように、絶縁皮膜112の厚さは、0.004〜0.010mmが好ましく、外被20の厚さは、0.07〜0.15mmと設計することが好ましい旨について説明したが、「Va<Vb」、及び「|A−B|≧0.10kV」の関係を満たすように外被付きリッツ線1を設計すれば、導体111、絶縁皮膜112、外被20の材料は限定されず、選定する材料等により、好ましい絶縁皮膜112の厚さ、外被20の厚さは変わるため、特に材料や厚さは限定されない。
さらに、絶縁破壊電圧のばらつきについて、実施の形態ではワイブル分布について説明したが、これに限定されず、例えば正規分布の場合でも適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 外被付きリッツ線(二重被覆電線)
10 素線部
11 素線
111 導体
112 絶縁皮膜(素線絶縁部)
20 外被

Claims (3)

  1. 二重被覆電線の導体と外被に摺接する電極との間に電圧を印加し、前記二重被覆電線の素線絶縁部及び前記外被の絶縁欠陥を検出する試験方法であって、
    前記素線絶縁部の絶縁破壊電圧の平均値をVa、前記外被の絶縁破壊電圧の平均値をVb、及びスパークテストにおける印加電圧をVcとしたとき、
    Va<Vc<Vb
    の関係を満たす、二重被覆電線の試験方法。
  2. 前記印加電圧Vcのばらつきをγとしたとき、
    Va<Vc±γ<Vb(γは、標準偏差の3倍以上)
    の関係を満たす、請求項に記載の二重被覆電線の試験方法。
  3. 前記素線絶縁部は、前記導体に焼き付ける絶縁皮膜である、請求項1又は2に記載の二重被覆電線の試験方法。
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