JP6800267B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来、遊技機においては、内部抽せんによりいわゆるレア役が当せんした場合に、現在の遊技状態より有利な遊技状態である有利遊技状態に移行するか否かを判定する移行抽せんが行われる(特許文献1参照)。この状態移行抽せんには、通常遊技状態から有利遊技状態への移行である、CZ(チャンスゾーン)抽せん、あるいは、ART(アシストリプレイタイム)抽せんなどがある。
特開2017−18688号公報
しかしながら、前記従来の遊技機においては、CZ抽せんあるいはART抽せんなどの複数種類の移行抽せんごとに高確率モード、低確率モードなど、複数の抽せんモードが用意されている。さらに、各抽せんモードには、レア役の種類ごとに異なる有利遊技状態への移行当せん確率が設けられている。
具体的には、高確率モードの場合および当せん役がレア役である場合には有利遊技状態への移行当せん確率が高い。一方、低確率モードの場合および当せん役がレア役以外である場合には有利遊技状態への移行当せん確率が低い。
このように、前記従来の遊技機においては、抽せんモードが多くなればなるほど、また、レア役の種類が多くなればなるほど、これらに対応して抽せんテーブルを複数用意する必要がある。その結果、データ容量が膨大なものとなり、処理負荷が大きくなってしまうおそれがある。
本発明の目的は、データ容量の増加を抑制しつつ、複数種類の移行抽せんを行うことのできる遊技機を提供することである。
本発明は、所定条件の成立を契機として第2種特別役物に係る役物連続作動装置が作動する遊技機であって、
複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せん役のフラグとして成立させる内部抽せん部と、
遊技状態を、一般遊技状態と、前記一般遊技状態よりも前記遊技者にとって有利な遊技状態である有利遊技状態との間で切り替える遊技状態制御部と、
前記第2種特別役物に係る役物連続作動装置が作動中に所定条件が満たされた場合に前記遊技状態を現在の前記遊技状態から他の前記遊技状態へ移行させるか否かを判定する移行抽せんを一回の契機で複数回行う状態移行抽せん部と、
を備え
前記移行抽せんの回数は、複数の前記役のフラグの種類に応じて異なる、
遊技機である。
本発明に係る遊技機は、前記移行抽せんにおいて複数の抽せんモードを備え、遊技進行に基づいて、前記移行抽せんを行うための移行当せん確率と前記抽せんモードごとに設定される前記移行抽せんを行う抽せん回数とがあらかじめ設定されている複数の前記抽せんモードのうちから1つの前記抽せんモードを選択するモード抽せん部、
をさらに備え、
複数の前記抽せんモードには、少なくとも、低確率モードと、前記低確率モードよりも前記遊技者にとって有利な高確率モードとがあり、
前記低確率モードの前記移行当せん確率と、前記高確率モードの前記移行当せん確率とは同じ値であり、
前記高確率モードの前記抽せん回数は、前記低確率モードの前記抽せん回数よりも多いものであってもよい。
また、前記モード抽せん部は、複数の前記抽せんモードのそれぞれにおいて所定確率で、現在の前記抽せんモードよりも前記遊技者にとって不利な前記抽せんモードへ降格移行する降格抽せんを行うものであり、
前記高確率モードの前記降格抽せんの回数は、前記低確率モードの前記降格抽せんの回数よりも少ないものであってもよい。
別の観点として、本発明に係る遊技機は、前記移行抽せんにおいて複数の抽せんモードを備え、遊技進行に基づいて、前記移行抽せんを行うための移行当せん確率と前記抽せんモードごとに設定される前記抽せんを行う抽せん回数とがあらかじめ設定されている複数の前記抽せんモードのうちから1つの前記抽せんモードを選択するモード抽せん部、
をさらに備え、
複数の前記抽せんモードには、少なくとも、低確率モードと、前記低確率モードよりも前記遊技者にとって有利な高確率モードとがあり、
前記モード抽せん部は、複数の前記抽せんモードのそれぞれにおいて所定確率で、現在の前記抽せんモードよりも前記遊技者にとって不利な前記抽せんモードへ降格移行する降格抽せんを行うものであり、
前記高確率モードの前記降格抽せんの回数は、前記低確率モードの前記降格抽せんの回数よりも少ないものであってもよい。
本発明によれば、データ容量の増加を抑制しつつ、複数種類の移行抽せんを行うことのできる遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの機能的ブロック図である。 図1のスロットマシンにおける回転リールの図柄の配列を示す図である。 図1のスロットマシンのRT状態の遷移を説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンのリセット時あるいはART終了時におけるART抽せんモードの選択率を説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART抽せんモードの昇格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART抽せんモードの降格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART抽せんモードの移行抽せんを説明するための図である 図1のスロットマシンにおける移行抽せん処理を示すフローチャートである。
(実施形態)
以下に、本発明の遊技機の実施形態としてのスロットマシンを説明する。
<スロットマシンの筐体の説明>
図1は、スロットマシン1の筐体10を示す図である。筐体10の正面には、前面扉100が設けられている。
前面扉100は、その中央部分に透光性のリール窓200を備える。このリール窓200は、後述する各回転リール20の表面に表示された複数の図柄が視認可能に配置されている。
リール窓200の上方には、遊技中の各種の演出を行うための液晶画面3、電飾部(図示略)、および、スピーカ(図示略)が設けられている。
液晶画面3は、遊技中に各種の演出動画を表示する。
電飾部は、所定の条件が満たされた場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。
スピーカは、所定の条件が満たされた場合に、所定のBGM(バックグラウンドミュージック)およびSE(サウンドエフェクト)を出力する。
リール窓200の下方には、操作部4が設けられている。操作部4は、ストップスイッチ40、投入口41、ベットスイッチ42、レバー43、精算スイッチ(図示略)、および貯留メダル表示部(図示略)等を備える。
投入口41には、遊技媒体の一例としてのメダルが投入される。また、投入口41にはメダルセンサ(図示略)が設けられている。メダルセンサは、遊技者による投入口41へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
ベットスイッチ42は、遊技者がメダルをベットする際に用いられる。
レバー43は、各回転リール20を回転させるスタートスイッチとして機能する。
各ストップスイッチ40は、各回転リール20に対応して設けられ、遊技者が回転中の各回転リール20を停止する際に用いられる。
これらの操作部4の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。
さらに、操作部4の下部には、メダルを払い出すための払出口51と、払出口51から払い出されたメダルを貯留するための下皿52とが設けられている。
これらに加えて、図2に示すように、スロットマシン1は回転リールユニット2および制御部6を備える。回転リールユニット2および制御部6は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示略)等とともに、筐体10の内部に配置されている。
回転リールユニット2は、図3に示すような図柄の配列を備える3つの回転リール20と、これらを駆動する3つのステッピングモータ21とを備える。この回転リールユニット2は、筐体10の内部の中央付近に配置されている。
本実施形態におけるステッピングモータ21は、ストップスイッチ40が操作されてから、190m秒以内に回転リール20の回転を停止させる。また、ステッピングモータ21は、504ステップで1回転する。これにより、回転リールは80回転/分の速度で回転する。すなわち、190m秒以内で進めるステップは、127ステップである。
これらの回転リール20およびステッピングモータ21は、後述する回転開始制御部611および回転停止制御部612によって、その回転および停止が制御される。
<遊技の説明>
遊技者は、まず、投入口41からメダルを投入して、あるいは、ベットスイッチ42を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、スロットマシン1にメダルをベットする。スロットマシン1に所定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインLが有効化される。その後、レバー43の操作、すなわち、遊技の開始が可能となる。
図1に示すとおり、本実施形態の有効ラインLは、右下がりライン1本で構成されている。本実施形態では、Max Bet(マックスベット)となる3枚掛けをした場合に、1本の有効ラインL(右下がりライン)が有効化される。
なお、以下では、ベル、スイカ等のメダルの払い出しのある役が入賞する場合だけではなく、リプレイ、RT移行リプ、チェリーリプ、ベルこぼし目、SBこぼし目、あるいは1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃うことも入賞と表現する。
本実施形態における1ゲーム(1遊技)とは、遊技者がベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40を操作して、遊技の結果(メダルの払い出し処理を含む。)を得る一連の動作をいう。
具体的には、遊技が開始可能な状態でレバー43が操作(レバーオン)されると、当せんフラグを決定する内部抽せんが行われるとともに、各回転リール20の回転が開始する。この状態で、ストップスイッチ40のいずれかが操作されると、その操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20が停止する。すべての回転リール20が停止し、有効ラインL上に揃った(入賞した)図柄の組み合わせに応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。これにより、1ゲームが終了する。
<RT状態の説明>
スロットマシン1は、図4に示すように、RT状態として、RT0〜RT5を備える。RT3においては、ARTが実行される。RT4においては、1種BB(第1種特別役物に係る役物連続作動装置)が実行される。RT5においては、1種BB後(ボーナス後)のRT(リプレイタイム)が実行される。RT0〜RT2は、前記以外のRT状態である。
通常遊技状態であるRT0は、制御部6に設けられたRAMのクリア時に移行するRT状態である。RT0のリプレイ確率は1/7.3である。なお、本明細書において、このリプレイ確率は、リプレイのほか、RT移行リプ等の再遊技役すべてを含めた再遊技役合成当せん確率である。
通常遊技状態であるRT1は、RT状態がRT0、RT2、RT3およびRT5のときに、SB(シングルボーナス)のフラグが成立し、かつ、遊技者がSBをとりこぼしてRT移行SBこぼし目が入賞した場合に移行するRT状態である。なお、RT1のリプレイ確率は1/7.3である。
通常遊技状態であるRT2は、RT状態がRT1のときに、RT2移行リプのフラグが成立し、かつ、RT2移行リプが入賞した場合に移行するRT状態である。RT2のリプレイ確率は1/1.4である。
RT3は、RT状態がRT2のときに、内部抽せんによりRT3移行リプのフラグが成立し、かつ、RT3移行リプが入賞した場合に移行するRT状態である。RT3のリプレイ確率は1/1.4である。
ARTは遊技状態がRT3の場合に実行される。ART抽せんに当せんしたのち、いったん遊技状態がARTに移行すると、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)が経過してARTが終了するまで、押し順役フラグが成立した場合に押し順役を入賞させるための押し順を報知するアシストが継続する。このアシストでは、1つの押し順役フラグにおいて押し順ごとに規定された複数の押し順役のうちの特定の押し順役を入賞させるための押し順が報知される。
本実施形態において押し順役フラグは、図6に示すとおり、RT2移行リプ1〜6、RT3移行リプ1〜6、左中右ベル、左右中ベル、中左右ベル、中右左ベル、右左中ベル、および右中左ベルである。
なお、遊技状態がARTに移行したのちRT移行SBこぼし目の入賞により遊技状態がRT1に移行したとしても、アシストは継続する。この場合には、RT移行リプが入賞するためのアシストがなされて、RT1からRT2へと移行し、さらにRT2からRT3へと移行することによって、遊技状態はARTへと復帰する。
また、本実施形態ではRT3でARTが実行される例が記載されているが、ARTではないRT3もありうる。具体的には、ART抽せんに当せんしていない状態で、RT3移行リプが入賞することにより、RT状態がRT2からRT3へと移行する場合である。なお、RT状態がRT3のときに、内部抽せんによりSBのフラグが成立し、かつ、RT移行SBこぼし目が入賞した場合には、RT状態はRT3からRT1へと移行する。
RT4は、RT状態がRT1〜RT3のときに1種BBのフラグが成立したのち、1種BBが入賞してから規定枚数のメダルが払い出されるまでのRT状態である。なお、RT4のリプレイ確率は0である。すなわち、RT4では小役のフラグのみが成立する。
RT5は、RT4のときに規定枚数のメダルが払い出されたのちに移行するRT状態である。具体的には、このRT5は、1種BBが終了したのちに移行するRT状態であって、いわゆるボーナス後RTである。また、RT5において、SBが成立し、かつ、RT移行SBこぼし目が入賞した場合には、RT状態はRT5からRT1へと移行する。
これらのRT0〜RT5の切り替えは、後述するRT状態制御部615によって行われる。
RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、RT3移行リプ、および1種BBは、これらを含む役のフラグが当せんフラグとして成立し、かつ、入賞することにより、遊技状態の移行を可能にする移行役の一例である。また、RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、および、RT3移行リプは、ストップスイッチ40を所定の押し順で操作することにより、対応する図柄が有効ラインL上に揃うことが可能となる特定役の一例である。
また、以下の説明において、一般遊技状態とは、RT0〜RT2およびRT5のいずれかのRT状態ではあるがCZ中およびART中ではない遊技状態のことをいう。なお、CZは、その期間中に一般遊技状態よりも高い当せん確率にてART抽せんが行われるため、有利遊技状態の1つである。これらの一般遊技状態と有利遊技状態との切り替えは、後述する遊技状態制御部618によって行われる。
<制御部の説明>
制御部6は、図2に示すように、主に、メイン制御部61およびサブ制御部62で構成される。メイン制御部61およびサブ制御部62はそれぞれ、演算に用いられるCPU(Central Processing Unit)、ならびに、遊技進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)で構成される記憶部を備える。
メイン制御部61は、内部抽せん、回転リール20の制御等、遊技を進行させるための制御を行う。メイン制御部61は、遊技者による、ベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40への操作に基づいて、ステッピングモータ21の制御、および、回転リール20の回転開始または終了の制御を行う。
サブ制御部62は、メイン制御部61から送信された信号に基づいて演出内容を決定する。具体的には、サブ制御部62は、演出制御部620、報知部621、電飾部、およびスピーカの制御、ならびに、決定された演出内容の出力といった制御を行う。
以下、メイン制御部61およびサブ制御部62について詳細に説明する。
[メイン制御部]
メイン制御部61は、図2に示すように、内部抽せん部610、回転開始制御部611、回転停止制御部612、遊技結果判定部613、ホッパー制御部614、RT状態制御部615、モード抽せん部616、状態移行抽せん部617、および、遊技状態制御部618を備える。
内部抽せん部610は、レバー43の操作信号が出力されたときに取得される乱数と内部抽せん部610が備える内部抽せんテーブルT1とに基づいて内部抽せんを行う。そして、内部抽せんの結果を受けて、内部抽せん結果信号が生成される。この内部抽せん結果信号は、内部抽せん部610から回転リールユニット2、およびサブ制御部62へと送信される。
ベットスイッチ42の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ42の操作が行われた場合(ベットスイッチがオンされた場合)に出力される。
なお、各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲームごとに行われる。また、本実施形態において、各スイッチへの操作は、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味する。
図5、図6は、内部抽せんテーブルT1に含まれる情報のフォーマットを説明した図である。内部抽せんテーブルT1は、図5に示すような各RT状態における当せんの可能性がある役の情報、および、図6に示すような役のフラグおよび押し順に対応する入賞可能役の情報を含む。また、図示はしないが、内部抽せんテーブルT1は、レバー43の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域を備える。
以下に、内部抽せんテーブルT1を詳細に説明する。
内部抽せんテーブルT1は、当せんの可能性がある役の情報(成立する可能性のある役のフラグの情報)を備える。内部抽せんテーブルT1において、RT状態ごとに「○」となっている欄が成立する可能性のあるフラグであり、空欄となっている欄が成立する可能性のないフラグである。例えば、図5の「純はずれ」の欄から、「純はずれ」のフラグは、RT0〜RT2では成立する可能性があるが、RT3〜RT5では成立しないことがわかる。
図6に示すように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役のフラグには、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞する押し順役フラグ、および押し順に関係なく入賞可能な押し順不問役フラグが含まれる。
小役は、入賞した場合に一定枚数のメダルの払い出しが行われる図柄の組み合わせである。また、リプレイおよびRT移行リプ等は、入賞した場合にメダルをベットすることなく次の遊技が可能となる図柄の組み合わせである再遊技役である。
また、図6に示すように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役の情報には、役のフラグごとに設定されている1以上の入賞可能役の情報が含まれる。例えば、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞可能な役である押し順役の情報には、設定されている押し順役の情報、および、対応するストップスイッチ40の押し順に関する情報が含まれる。
なお、図6では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ40の押し順が、テーブルの上部の3つの文字で示されている。例えば、「左中右」であれば、左のストップスイッチ40a、中のストップスイッチ40b、右のストップスイッチ40cの順にストップスイッチが操作されることを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合(例えば、ART遊技状態になった場合)に、アシストされる。
本実施形態では、役のフラグに設定されている入賞可能役が、すべて同時に当せんする。例えば、内部抽せんの結果、役のフラグ「左中右ベル」が成立した(当せんフラグが「左中右ベル」である)場合、中段ベルおよびベルこぼし目が同時に当せんしている。そしてこの場合に、中段ベルを入賞させるための押し順(「左中右」)どおりに遊技者がストップスイッチ40を押したときにのみ、中段ベルが入賞する。
図6において、役のフラグ「左中右ベル」に設定された入賞可能役の欄にベルこぼし目とあるのは、当該役が、遊技者のストップスイッチ40に対する操作タイミングにかかわらず中段ベルが入賞しない役であることを示している。そして、ベルこぼし目が入賞した場合には、中段ベルが入賞した場合よりも少ないメダルが払い出される。なお、スイカ等は、押し順に関係なく、遊技者による操作タイミングによっては取りこぼす可能性のある役である。
回転開始制御部611は、レバー43の操作信号に基づいて、ステッピングモータ21を制御して回転リール20を回転させる。なお、回転開始制御部611は、回転リール20が、例えば、80回転/分の速度で回転するように、ステッピングモータ21を制御する。
回転停止制御部612は、回転リール検出部612a、図柄テーブルT2、図柄判定部612b、および、押し順判定部612cを備える。回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と遊技者によるストップスイッチ40の操作信号と図柄テーブルT2とに基づいて、ステッピングモータ21を制御する。これにより、遊技者がストップスイッチ40を操作したのち、190m秒以内に、対応する回転リール20の回転が停止する。
回転リール検出部612aは、回転中の回転リール20の位置を検出する。具体的には、回転リール検出部612aは、回転リール20の回転が開始されたのち、各回転リール20の基準点(図示略)の通過を検出する。各回転リール20の基準点の通過が検出されると、回転リール検出部612aは、各回転リール20の基準点が通過したことを表す検出信号を出力する。本実施形態のスロットマシン1では、有効ラインLがスロットマシン1の絶対的な位置である検出位置として設定されている。
検出信号は、各回転リール20の基準点がこの検出位置を通過するたびに検出される。回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が有効ラインLを通過したことを示す検出信号を受信するたびに(回転リールが1回転するたびに)、各ステッピングモータ21のステップの計測値をゼロクリアし、再びゼロからステップを計測する。これにより、回転リール検出部612aは、ステップを計測する。
また、回転リール検出部612aは、計測されたステップに基づいて、スロットマシン1における絶対的な位置である検出位置からの各回転リール20の基準点のステップを検出する。この検出された基準点のステップから、回転リール20の位置が検出される。検出された回転リール20の位置は、回転リール検出部612aによって、回転リール位置検出信号として出力される。出力された検出信号は、回転リール検出部612aから制御部6へと送信される。
図柄判定部612bは、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、すべての回転リール20が停止したときの有効ラインL上の図柄を判定する。これにより、各回転リール20の有効ラインL上の図柄が判定される。この判定結果は、図柄判定信号として図柄判定部612bから遊技結果判定部613等へと送信される。
押し順判定部612cは、遊技者が3つのストップスイッチ40のうちのいずれのストップスイッチ40をどのようなタイミングで操作したかを判定する。この判定結果は、押し順判定信号として押し順判定部612cから状態移行抽せん部617等へと送信される。
なお、押し順判定信号は、前記とは異なり、6通りの押し順に関する情報であってもよいし、遊技者がストップスイッチ40を操作した際の、対応するステッピングモータ21のステップに関する情報であってもよい。
図柄テーブルT2は、当せんフラグとストップスイッチ40の操作信号が出力されたときの有効ラインL上の図柄とに応じて定められている回転リール20の停止位置の情報をも備える。この情報には、当せんフラグに対応する入賞可能役と、ストップスイッチ40が操作されたときの回転リール20の位置とに応じて、ストップスイッチ40が操作されてから回転リール20が停止するまでのステップの情報(図柄の滑りコマ数)が含まれる。
回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、回転リール20の回転停止制御を行う。例えば、入賞可能役に対応する図柄が有効ラインL上に揃うように回転リール20の引き込み制御が行われ、入賞可能ではない役に対応する図柄が有効ラインL上に揃わないように回転リール20の蹴飛ばし制御が行われる。
回転停止制御部612は、この回転リール20の回転停止制御の結果を回転リール停止信号として生成する。この回転リール停止信号は、回転停止制御部612から遊技結果判定部613等へと送信される。
遊技結果判定部613は、内部抽せん部610から出力された内部抽せん結果信号と、図柄判定部612bから出力された図柄判定信号とに基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果は、有効ラインL上に揃った図柄に基づいて、当せん役が入賞したか否かによって判定される。
具体的には、有効ラインL上に停止した図柄の組み合わせと、あらかじめ定められている所定の図柄の組み合わせとが一致した場合に、当せん役が入賞したと判定される。この判定結果は、遊技結果判定信号として遊技結果判定部613からホッパー制御部614およびサブ制御部62へと送信される。
ホッパー制御部614は、遊技結果判定部613により出力された遊技結果判定信号、あるいは操作部4の精算スイッチ(図示略)を操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット(図示略)を制御する。
遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。メダルが貯留された結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超える場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。すなわち、クレジットの上限を超えた分のメダルがホッパーユニットから払い出される。
また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)であって、精算スイッチ(図示略)が操作された場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。これにより、貯留されているメダルがホッパーユニットから払い出される。
RT状態制御部615は、複数のRT状態のうちの1つのRT状態を用いて遊技進行を行う。複数のRT状態には、リプレイのフラグが当せんフラグとして成立する確率がそれぞれあらかじめ定められている。また、RT状態制御部615は、入賞した役など遊技進行の状況に応じて、RT状態を遷移させる。各RT状態から他のRT状態へ移行するための契機は、図4に示すとおり、あらかじめ定められている。
モード抽せん部616は、一般遊技状態と有利遊技状態とを切り替えるか否かを判定する移行抽せんの種類ごとに複数の抽せんモードを備える。移行抽せんの種類としては、例えば、CZ抽せん、ART抽せん、ART上乗せ抽せん、前兆演出抽せんなどがある。
以下では、移行抽せんの種類としてART抽せんモードを説明する。
モード抽せん部616は、レア役ごとに、ART抽せんに当せんする確率の異なるART抽せんモードを複数備える。ART抽せんモードは、遊技進行に応じて、複数のうちからいずれか1つが選択される。
本実施形態では、図7〜図10に示すとおり、モード抽せん部616により選択されるART抽せんモードとしては、通常モード、通常モードよりもART抽せんに当せんしやすい高確率モード、および通常モードよりもART抽せんに当せんしにくい低確率モードの3つの抽せんモードがある。
ART抽せんモードは、図7に示すとおり、スロットマシン1の設定が変更された場合およびスロットマシン1の電源がオンされた場合(リセット時)、または、ARTが終了した場合(ART終了時)に所定の割合で選択される。
また、モード抽せん部616は、図8、図9に示すとおり、現在のART抽せんモードを他のART抽せんモードに変更するか否かの抽せんであるモード抽せんを行う。モード抽せんには、昇格モード抽せん、および、降格モード抽せんがある。
昇格モード抽せんは、例えば、内部抽せんにより当せんした役がレア役(チェリー、スイカ等)の場合に、図8に示すテーブルを参照して行われる。
また、降格モード抽せんは、例えば、所定の降格条件が満たされた場合に、図9に示すテーブルを参照して行われる。この降格モード抽せんは、現在のART抽せんモードよりもART抽せんに当せんしにくいART抽せんモードへの移行が主に行われるようになっている。
図10に示すとおり、各ART抽せんモードには、当せん役ごとに遊技状態を非ARTからARTへ移行させるか否かを判定するART抽せんを行うためのART当せん確率とART抽せんモードごとに設定されるART抽せんの抽せん回数とが設定されている。本実施形態においては、ART当せん確率はレア役ごとにすべてのART抽せんモードで同じ値が設定されている。
モード抽せん部616は、内部抽せんにより純はずれ以外の当せん役フラグが成立した場合に、現在のART抽せんモードに設定されているART当せん確率および抽せん回数に関する情報を状態移行抽せん部617に送信する。
本実施形態においては、状態移行抽せん部617は、遊技状態を一般遊技状態から有利遊技状態に移行させるか否かの抽せんを行う。例えば、状態移行抽せん部617は、レア役に当せんした場合に、このレア役の当せん時におけるART抽せんモード(現在の抽せんモード)に基づいて、遊技状態をARTに移行させるか否かの抽せんを行う。
ART抽せんモードは、図10に示すとおり、低確率モード、通常モード、および高確率モードごとに抽せん回数が異なる。例えば、低確率モードでは抽せん回数は1回、通常モードでは抽せん回数は2回、高確率モードでは抽せん回数は3回である。
一方、前述したとおり、各当せん役における1回の移行抽せんごとの移行当せん確率はすべての抽せんモードで同じ値である。図10の例では、強チェリーが当せんした場合のART当せん確率はすべての抽せんモードにおいて5%である。
したがって、強チェリーの当せん時における、低確率モードでのART当せんの確率は5%、通常モードでのART当せんの確率は9.8%(=100%−95%×95%)、高確率モードでのART当せんの確率は14.3%(=100%−95%×95%×95%)である。
このように、当せん役ごとに同じ当せん確率(単一のテーブル)を用いても、ART抽せんモード、すなわち、抽せん回数が変わることで最終的な移行抽せんの当せん確率を異ならせることができる。
また、状態移行抽せん部617は、他の遊技状態からARTに移行するためのART抽せんに当せんした場合には、ART抽せんに当せんしたことを示す情報、およびART中に付与されるゲーム数をART抽せん信号として生成する。このART抽せん信号は、状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
また、状態移行抽せん部617は、遊技状態がARTであるときに、例えばレア役に当せんしたことを表す内部抽せん結果信号を受信した場合、ARTゲーム数の上乗せの抽せんを行う。この抽せんの結果は、ART上乗せ抽せん結果信号として状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
その他、状態移行抽せん部617は、一般遊技状態からCZに移行するためのCZ抽せんに当せんした場合には、CZ抽せんに当せんしたことを示す情報、およびCZ中に付与されるゲーム数をCZ抽せん信号として生成する。このCZ抽せん信号は、状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
遊技状態制御部618は、これらの状態移行抽せん結果信号を受信した場合に、現在の遊技状態から他の遊技状態へと遊技状態を移行させる。これにより、遊技状態制御部618は、遊技状態を、一般遊技状態と有利遊技状態との間で切り替える。
具体的には、遊技状態制御部618は、状態移行抽せん部617から出力されたART抽せん結果信号に基づいて、遊技状態が通常遊技状態(RT0〜RT2)からARTへと移行する場合には、ART準備信号を生成する。ART準備信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620および報知部621へと送信される。
また、遊技状態制御部618は、ARTに移行後の遊技期間(ART消化ゲーム数)が総ARTゲーム数(ARTゲーム数の上乗せがあった場合には、上乗せゲーム数含む。以下、同じ。)に達したか否かを判定する。そして、ART消化ゲーム数が総ARTゲーム数に達したのちRT移行SBこぼし目が入賞した場合には、遊技状態制御部618は、遊技状態をART(RT3)から通常遊技状態(RT1)へと移行させる。
遊技状態制御部618は、これらの情報を通常遊技状態移行信号として出力する。通常遊技状態移行信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620および報知部621へと送信される。
その後、遊技状態制御部618は、遊技状態がARTから通常遊技状態に移行したことを示すART終了信号を出力する。ART終了信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620等へと送信される。ARTが終わったのちRT移行SBこぼし目が入賞した場合にはその情報が内部抽せん部610からRT状態制御部615へと送信される。
[サブ制御部]
サブ制御部62は、図2に示すように、演出制御部620、および、報知部621を備える。
演出制御部620は、例えば、内部抽せん結果信号、ART抽せん結果信号、ART移行信号、および、通常遊技状態移行信号に応じて、1ゲームごとに、演出パターンを選択する。
演出パターンの選択は、当せんフラグ、あるいは遊技状態等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(演出テーブルT3)に基づいて行われる。演出制御部620は、選択された演出パターンに基づいて、報知部621、電飾部、およびスピーカを制御して、演出を出力する。
また、演出テーブルT3は、例えば、所定の役のフラグが成立した場合、または、状態移行抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含む。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の一つである。また、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の一つである。
報知部621は、例えば、ART抽せんに当せんしたのちART遊技状態(RT3)中に押し順役フラグが当せんフラグとして成立した場合に、その押し順役に含まれる複数の押し順役のうちの特定の押し順役を入賞させるための押し順をアシストする。
<移行抽せん処理>
図11を用いて、本発明にかかる移行抽せん処理について説明する。また、以下に説明される処理の順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更することができる。
まず、遊技者がレバー43を操作することで内部抽せんが行われ(ステップS1)、本発明にかかる移行抽せん処理が開始する。
ついで、内部抽せん部610は、内部抽せんの結果、レア役が当せん役のフラグとして成立したか否かを判定する(ステップS2)。レア役が当せんしていない場合(S2:NO)には、移行抽せん処理は終了する。一方、レア役が当せんしている場合(S2:YES)には、状態移行抽せん部617は、現在(移行抽せん処理が開始したゲーム)のART抽せんモードを確認する(ステップS3)。
ついで、現在のART抽せんモードにおける、レア役ごとに定められたART当せん確率および抽せん回数を用いて、遊技状態を現在の遊技状態からARTへと移行させるか否かを判定するためのART抽せんが行われる(ステップS4)。
ついで、状態移行抽せん部617は、現在のART抽せんモードに定められた抽せん回数分ART抽せんが行われたか否かを判定する(ステップS5)。抽せん回数分ART抽せんが行われていない場合(S5:NO)には、処理はステップS4に戻る。一方、抽せん回数分ART抽せんが行われている場合(S5:YES)には、本発明にかかる移行抽せん処理は終了する。
<作用効果>
本発明によれば、データ容量の増加を抑制しつつ、複数種類の移行抽せんを行うことのできる遊技機を提供することができる。
(他の実施形態)
前記実施形態では、当せん役ごとにART当せん確率が異なる例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、ART当せん確率がすべての当せん役で同じ値であっても、当せん役の当せん確率(レア度)によって抽せん回数を異ならせることで最終的なART当せん確率を異ならせることができる。
例えば、すべての当せん役でART当せん確率が1%である場合であっても後述するように様々なART当せん確率を実現することができる。すなわち、低確率モードでベルに当せんした場合には抽せん回数を1回、高確率モードでベルに当せんした場合には抽せん回数を2回とすることができる。また、低確率モードで強チェリーに当せんした場合には抽せん回数を5回、高確率モードで強チェリーに当せんした場合には抽せん回数を7回とすることができる。この場合には、当せん役ごとに当せん確率を設定する必要がなくなり、さらにデータ容量の増加を抑制することができる。
また、前記実施形態においては、ART抽せんのみを記載したが、本発明はこれには限られない。例えば、ARTゲーム数上乗せ抽せんあるいはCZ抽せんに本発明が適用されてもよい。CZ抽せんにおいては、例えば、遊技状態がCZに移行した1ゲーム目においてのみ、現在の抽せんモードに基づいて移行抽せんの抽せん回数を異ならせることができる。ART抽せんにおいては、1回目のART抽せんで当せんした場合には、2回目以降の抽せんでARTゲーム数上乗せ抽せんすることができる。
前記実施形態においては、抽せん回数のすべてが終了するまで状態移行抽せん部が移行抽せんを行う例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、状態移行抽せん部は、最大の抽せん回数に達する前に移行抽せんに当せんした場合にその時点で移行抽せんを終了させてもよい。
また、演出として、遊技者がベットボタンまたは演出ボタンを押すごとに移行抽せんを行ってもよい。この場合には、遊技者は期待感を持って遊技を楽しむことができる。
また、抽せん回数のすべてが終了した際、移行抽せんに複数回当せんしている場合には、遊技状態制御部は、はじめの当せんに関する情報を用いて有利遊技状態への移行を行う。一方で、遊技状態制御部は、残りの移行抽せんの結果をストックし、所定の条件が成立した場合にそのストックを放出することもできる。前記所定の条件としては、例えば、ARTが終了した後などの有利遊技状態の終了、あるいは、レア役が成立した場合などがある。
また、例えば、1回目の移行抽せんで当せんする場合の方が、2回目以降の移行抽せんで当せんする場合よりも遊技者にとって有利となるようにしてもよい。すなわち、例えば、1回目のART抽せんで当せんした場合には1セット50ゲームのARTが付与され、2回目のART抽せんで当せんした場合には1セット40ゲームのARTが付与されてもよい。
前記実施形態においては、一般遊技状態からARTへの移行などの有利遊技状態への移行の例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、現在の抽せんモードが高確率モードである場合には、抽せんモードの降格抽せんが1回のみ行われ、現在の遊技状態が低確率モードである場合には、抽せんモードの降格抽せんが3回行われてもよい。
前記実施形態においては、抽せんモードとして低確率モード、通常モードおよび高確率モードの3種類の例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、抽せんモードとして、超高確率モード、天国モードなど、様々な抽せんモードが設けられていてもよい。
また、スロットマシンがMB(第2種特別役物に係る役物連続作動装置)を搭載している場合においても、本発明を適用することができる。MB中においては内部抽せんを行ったのち当せん役フラグが他の役のフラグに書き換えられるが、書き換えられる前の実際の当せん役フラグがレア役である場合にのみ、抽せんモードを参照して抽せん回数を異ならせることができる。なお、MB中においては、3つの回転リールのうち少なくともいずれか1つの回転リールの停止制御が通常の場合の停止制御とは異なる。
また、ARTあるいは1種BBなどの有利遊技状態が終了したのち所定ゲーム数の間にのみ本発明を適用することもできる。この場合には、有利遊技状態が終了したのちの抽せんモードに応じて状態移行抽せんの確率が様々に異なり、遊技者は多様なゲーム性を楽しむことができる。
また、遊技機の設定によって移行抽せんの抽せん回数を異ならせることもできる。例えば、抽せんモードが同じ高確率モードであっても、設定1では最大抽せん回数を3回、設定6では最大抽せん回数を5回とすることができる。
1 スロットマシン
10 筺体
100 前扉
2 回転リールユニット
20(20a、20b、20c) 回転リール
200 窓
3 液晶画面
4 操作部
40(40a、40b、40c) ストップスイッチ
41 投入口
42 ベットスイッチ
43 レバー(スタートスイッチ)
51 払出口
52 下皿
6 制御部
61 メイン制御部
610 内部抽せん部
611 回転開始制御部
612 回転停止制御部
612a 回転リール検出部
612b 図柄判定部
612c 押し順判定部
613 遊技結果判定部
614 ホッパー制御部
615 RT状態制御部
616 モード抽せん部
617 状態移行抽せん部
618 遊技状態制御部
62 サブ制御部
620 演出制御部
621 報知部
T1 内部抽せんテーブル
T2 図柄テーブル
T3 演出テーブル

Claims (4)

  1. 所定条件の成立を契機として第2種特別役物に係る役物連続作動装置が作動する遊技機であって、
    複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
    遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
    前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せん役のフラグとして成立させる内部抽せん部と、
    遊技状態を、一般遊技状態と、前記一般遊技状態よりも前記遊技者にとって有利な遊技状態である有利遊技状態との間で切り替える遊技状態制御部と、
    前記第2種特別役物に係る役物連続作動装置が作動中に所定条件が満たされた場合に前記遊技状態を現在の前記遊技状態から他の前記遊技状態へ移行させるか否かを判定する移行抽せんを一回の契機で複数回行う状態移行抽せん部と、
    を備え
    前記移行抽せんの回数は、複数の前記役のフラグの種類に応じて異なる、
    遊技機。
  2. 前記移行抽せんにおいて複数の抽せんモードを備え、遊技進行に基づいて、前記移行抽せんを行うための移行当せん確率と前記抽せんモードごとに設定される前記移行抽せんを行う抽せん回数とがあらかじめ設定されている複数の前記抽せんモードのうちから1つの前記抽せんモードを選択するモード抽せん部、
    をさらに備え、
    複数の前記抽せんモードには、少なくとも、低確率モードと、前記低確率モードよりも前記遊技者にとって有利な高確率モードとがあり、
    前記低確率モードの前記移行当せん確率と、前記高確率モードの前記移行当せん確率とは同じ値であり、
    前記高確率モードの前記抽せん回数は、前記低確率モードの前記抽せん回数よりも多い、
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記モード抽せん部は、複数の前記抽せんモードのそれぞれにおいて所定確率で、現在の前記抽せんモードよりも前記遊技者にとって不利な前記抽せんモードへ降格移行する降格抽せんを行うものであり、
    前記高確率モードの前記降格抽せんの回数は、前記低確率モードの前記降格抽せんの回数よりも少ない、
    請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記移行抽せんにおいて複数の抽せんモードを備え、遊技進行に基づいて、前記移行抽せんを行うための移行当せん確率と前記抽せんモードごとに設定される前記抽せんを行う抽せん回数とがあらかじめ設定されている複数の前記抽せんモードのうちから1つの前記抽せんモードを選択するモード抽せん部、
    をさらに備え、
    複数の前記抽せんモードには、少なくとも、低確率モードと、前記低確率モードよりも前記遊技者にとって有利な高確率モードとがあり、
    前記モード抽せん部は、複数の前記抽せんモードのそれぞれにおいて所定確率で、現在の前記抽せんモードよりも前記遊技者にとって不利な前記抽せんモードへ降格移行する降格抽せんを行うものであり、
    前記高確率モードの前記降格抽せんの回数は、前記低確率モードの前記降格抽せんの回数よりも少ない、
    請求項1に記載の遊技機。
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