JP6749445B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
遊技機には、遊技者にとっての有利度(例えば、出玉率)を規定する設定値が設けられている。この設定値は、例えば1〜6のいずれかであり、遊技機ごとに店舗が設定することができる。そして、設定値1は遊技者にとって一番不利であり、設定値6は遊技者にとって一番有利である。
また、従来の遊技機においては、その遊技機の設定値がいくつであるかを示唆するための演出である設定示唆演出が行われる場合がある(例えば、特許文献1)。この設定示唆演出において、高設定(例えば、設定値が4〜6)である旨の設定示唆演出が行われた場合には、遊技者にとって高設定の期待度が高まる、あるいは、高設定が確定する。
特開2017−29181号公報
しかしながら、設定示唆演出は限られた特定の状況(例えば、ボーナス終了後)のもとで行われるため、特定の状況にならないと設定示唆演出が行われなかった。そのため、遊技者は設定示唆演出に期待度を維持することができないという問題があった。
本発明の目的は、様々なタイミングで設定示唆演出を行うことで、遊技者に設定示唆演出に対する期待度を持たせることのできる遊技機を提供することである。
本発明は、複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして成立させる内部抽せん部と、
複数種類の設定値のうちいずれの設定値を用いて遊技進行を実行するかを決定する設定値決定部と、
前記設定値を示唆する設定示唆演出を行う報知部と、
前記設定示唆演出が行われていない期間(以下、非報知期間という。)の長さを計測する非報知期間計測部と、
を備え、
前記報知部は、前記非報知期間の長さが所定の規定値に達した場合に、前記所定の規定値について数値が大きい値であるほど所定の設定値以上または所定の設定値であることを示唆する設定示唆演出が選択されやすいように前記所定の規定値について所定の数値または所定の数値範囲ごとに設定した複数の抽せんテーブルのうち、今回の所定の規定値が該当する前記抽せんテーブルに基づいて今回行う設定示唆演出の種類を抽せんによって決定し、前記設定示唆演出を行う、
遊技機である。
また、本発明において、前記非報知期間計測部は、前記規定値を抽せんによって決定することが好ましい。
また、本発明において、前記非報知期間計測部は、前記遊技機の電源が入ったとき、あるいは、前記設定値が変更された場合に、計測された前記非報知期間の長さを初期化することが好ましい。
また、本発明において、前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達するまでの残り期間の長さが所定値以下となった場合に、前記非報知期間の長さが前記規定値に近づいていることを報知することが好ましい。
また、本発明において、前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達した場合に、前記設定示唆演出を行うタイミングを抽せんによって決定することが好ましい。
また、本発明において、前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達した際の前記遊技者による前記スタートスイッチへの操作に基づいて、前記設定示唆演出を行うか否かを抽せんによって決定することが好ましい。
本発明によれば、様々なタイミングで設定示唆演出を行うことで、遊技者に設定示唆演出に対する期待度を持たせることのできる遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態における、スロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの機能的ブロック図である。 図1のスロットマシンにおける回転リールの図柄の配列を示す図である。 図1のスロットマシンのRT状態の遷移を説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルに含まれるフォーマットを説明するための図である。 図1のスロットマシンのリセット時あるいはART終了時におけるART抽せんモードの選択率を説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART抽せんモードの昇格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおけるART抽せんモードの降格モード抽せんを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおける、設定示唆演出の種類と設定値との関係を示す図である。 図1のスロットマシンにおける、非報知期間の規定値の抽せんテーブルを説明するための図である。 図1のスロットマシンにおける、設定示唆処理を示すフローチャートである。 他の実施形態における、(A)前回の規定値が100ゲームである場合に次の規定値を決定するための抽せんテーブルを説明するための図であり、(B)前回の規定値が200〜1000ゲームである場合に次の規定値を決定するための抽せんテーブルを説明するための図である。 他の実施形態における、(A)前回の設定示唆が偶数設定示唆あるいは奇数設定示唆であった場合の次の規定値を決定するための抽せんテーブル、(B)前回の設定示唆が設定値2以上確定であった場合の次の規定値を決定するための抽せんテーブル、(C)前回の設定示唆が高設定、設定値4以上確定、あるいは設定値6確定であった場合の次の規定値を決定するための抽せんテーブルを説明するための図である。 他の実施形態における、設定示唆演出の種類と設定値との関係を示す図である。
(実施形態)
以下に、本発明の遊技機の実施形態としてのスロットマシンを説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で本発明の実施形態を適宜変更することができる。
<スロットマシンの筐体の説明>
図1は、スロットマシン1の筐体10を示す図である。筐体10の正面には、前面扉100が設けられている。
前面扉100は、その中央部分に透光性のリール窓200を備える。このリール窓200は、後述する各回転リール20の表面に表示された複数の図柄が視認可能に配置されている。
リール窓200の上方には、遊技中の各種の演出を行うための液晶画面3、電飾部(図示略)、および、スピーカ(図示略)が設けられている。
表示部としての液晶画面3は、遊技中に各種の演出動画(演出画面)を表示する。
電飾部は、所定の条件(例えば、期待度の高い演出画面が表示されている場合、あるいは、特定の役が入賞した場合)が満たされた場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。
スピーカは、所定のBGM(バックグラウンドミュージック)およびSE(サウンドエフェクト)を出力する。
リール窓200の下方には、操作部4が設けられている。操作部4は、ストップスイッチ40、投入口41、ベットスイッチ42、レバー43、精算スイッチ(図示略)、および貯留メダル表示部(図示略)等を備える。
投入口41には、遊技媒体の一例としてのメダルが投入される。また、投入口41にはメダルセンサ(図示略)が設けられている。メダルセンサは、遊技者による投入口41へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
ベットスイッチ42は、遊技者がメダルをベットする際に用いられる。
レバー43は、各回転リール20を回転させるスタートスイッチとして機能する。
各ストップスイッチ40は、各回転リール20に対応して設けられ、遊技者が回転中の各回転リール20を停止する際に用いられる。
これらの操作部4の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。
さらに、操作部4の下部には、メダルを払い出すための払出口51と、払出口51から払い出されたメダルを貯留するための下皿52とが設けられている。
これらに加えて、図2に示されるように、スロットマシン1は回転リールユニット2および制御部6を備える。回転リールユニット2および制御部6は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示略)等とともに、筐体10の内部に配置されている。
回転リールユニット2は、図3に示されるような図柄の配列を備える3つの回転リール20と、これらをそれぞれ駆動する3つのステッピングモータ21とを備える。この回転リールユニット2は、筐体10の内部の中央付近に配置されている。
本実施形態におけるステッピングモータ21は、ストップスイッチ40が操作されてから、190m秒以内に回転リール20の回転を停止させる。また、ステッピングモータ21は、504ステップで1回転する。これにより、回転リール20は80回転/分の速度で回転する。すなわち、190m秒以内で進めるステップは、127ステップである。
これらの回転リール20およびステッピングモータ21は、後述する回転開始制御部611および回転停止制御部612によって、その回転および停止が制御される。
<遊技の説明>
遊技者は、まず、投入口41からメダルを投入して、あるいは、ベットスイッチ42を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、スロットマシン1にメダルをベットする。スロットマシン1に所定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインLが有効化される。その後、レバー43の操作、すなわち、遊技の開始が可能となる。
図1に示されるように、本実施形態の有効ラインLは、右下がりライン1本で構成されている。本実施形態では、Max Bet(マックスベット)となる3枚掛けをした場合に、1本の有効ラインL(右下がりライン)が有効化される。
なお、以下では、ベル、スイカ等のメダルの払い出しのある役が入賞する場合だけではなく、リプレイ、RT移行リプ、チェリーリプ、ベルこぼし目、SBこぼし目、あるいは1種BBに対応する図柄が有効ラインL上に揃うことも入賞と表現する。
本実施形態における1ゲーム(1遊技)とは、遊技者がベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40を操作して、遊技の結果(メダルの払い出し処理を含む。)を得る一連の動作をいう。
具体的には、遊技が開始可能な状態でレバー43が操作(レバーオン)されると、当せんフラグを決定する内部抽せんが行われるとともに、各回転リール20の回転が開始する。この状態で、ストップスイッチ40のいずれかが操作されると、その操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20が停止する。すべての回転リール20が停止し、有効ラインL上に揃った(入賞した)図柄の組み合わせに応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。これにより、1ゲームが終了する。
<RT状態の説明>
スロットマシン1は、図4に示されるように、RT状態として、RT0〜RT5を備える。RT3においては、ARTが実行される。RT4においては、1種BB(第1種特別役物に係る役物連続作動装置)が実行される。RT5においては、1種BB後(ボーナス後)のRT(リプレイタイム)が実行される。RT0〜RT2は、前記以外のRT状態である。
通常遊技状態であるRT0は、制御部6に設けられたRAMのクリア時に移行するRT状態である。RT0のリプレイ確率は1/7.3である。なお、本明細書において、このリプレイ確率は、リプレイのほか、RT移行リプ等の再遊技役すべてを含めた再遊技役合成当せん確率である。
通常遊技状態であるRT1は、RT状態がRT0、RT2、RT3およびRT5のときに、SB(シングルボーナス)のフラグが成立し、かつ、遊技者がSBをとりこぼしてRT移行SBこぼし目が入賞した場合に移行するRT状態である。なお、RT1のリプレイ確率は1/7.3である。
通常遊技状態であるRT2は、RT状態がRT1のときに、RT2移行リプのフラグが成立し、かつ、RT2移行リプが入賞した場合に移行するRT状態である。RT2のリプレイ確率は1/7.3である。
RT3は、RT状態がRT2のときに、内部抽せんによりRT3移行リプのフラグが成立し、かつ、RT3移行リプが入賞した場合に移行するRT状態である。RT3のリプレイ確率は1/1.4である。
ARTは遊技状態がRT3の場合に実行される。ART抽せんに当せんしたのち、いったん遊技状態がARTに移行すると、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)が経過してARTが終了するまで、押し順役フラグが成立した場合に押し順役を入賞させるための押し順を報知するアシストが継続する。このアシストでは、1つの押し順役フラグにおいて押し順ごとに規定された複数の押し順役のうちの特定の押し順役を入賞させるための押し順が報知される。
本実施形態において押し順役フラグは、図6に示されるように、RT2移行リプ1〜6、RT3移行リプ1〜6、左中右ベル、左右中ベル、中左右ベル、中右左ベル、右左中ベル、および右中左ベルである。
なお、遊技状態がARTに移行したのちRT移行SBこぼし目の入賞により遊技状態がRT1に移行したとしても、アシストは継続する。この場合には、RT移行リプが入賞するためのアシストがなされて、RT1からRT2へと移行し、さらにRT2からRT3へと移行することによって、遊技状態はARTへと復帰する。
また、本実施形態ではRT3でARTが実行される例が記載されているが、ARTではないRT3もありうる。具体的には、ART抽せんに当せんしていない状態で、RT3移行リプが入賞することにより、RT状態がRT2からRT3へと移行する場合である。なお、RT状態がRT3のときに、内部抽せんによりSBのフラグが成立し、かつ、RT移行SBこぼし目が入賞した場合には、RT状態はRT3からRT1へと移行する。
RT4は、RT状態がRT0〜RT3、RT5のときに1種BBのフラグが成立したのち、1種BBが入賞してから規定枚数のメダルが払い出されるまでのRT状態である。なお、RT4のリプレイ確率は0である。すなわち、RT4では小役のフラグのみが成立する。
RT5は、RT4のときに規定枚数のメダルが払い出されたのちに移行するRT状態である。具体的には、このRT5は、1種BBが終了したのちに移行するRT状態であって、いわゆるボーナス後RTである。また、RT5において、SBが成立し、かつ、RT移行SBこぼし目が入賞した場合には、RT状態はRT5からRT1へと移行する。
これらのRT0〜RT5の切り替えは、後述するRT状態制御部615によって行われる。
RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、RT3移行リプ、および1種BBは、これらを含む役のフラグが当せんフラグとして成立し、かつ、入賞することにより、遊技状態の移行を可能にする移行役の一例である。また、RT移行SBこぼし目、RT2移行リプ、および、RT3移行リプは、ストップスイッチ40を所定の押し順で操作することにより、対応する図柄が有効ラインL上に揃うことが可能となる特定役の一例である。
また、以下の説明において、一般遊技状態とは、RT0〜RT2のいずれかのRT状態ではあるがCZ中およびART中ではない遊技状態のことをいう。なお、CZは、その期間中に一般遊技状態よりも高い当せん確率にてART抽せんが行われるため、有利遊技状態の1つである。これらの一般遊技状態と有利遊技状態との切り替えは、後述する遊技状態制御部618によって行われる。
<制御部の説明>
制御部6は、図2に示されるように、主に、メイン制御部61およびサブ制御部62で構成される。図示は省略するが、メイン制御部61およびサブ制御部62はそれぞれ、演算に用いられるCPU(Central Processing Unit)、ならびに、遊技進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)で構成される記憶部を備える。
メイン制御部61は、内部抽せん、回転リール20の制御等、遊技を進行させるための制御を行う。メイン制御部61は、遊技者による、ベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40への操作に基づいて、ステッピングモータ21の制御、および、回転リール20の回転開始または終了の制御を行う。
サブ制御部62は、メイン制御部61から送信された信号に基づいて演出内容を決定する。具体的には、サブ制御部62は、演出制御部620、報知部621、非報知期間計測部622、電飾部、およびスピーカの制御、ならびに、決定された演出内容の出力といった制御を行う。
以下、メイン制御部61およびサブ制御部62について詳細に説明する。
[メイン制御部]
メイン制御部61は、図2に示されるように、内部抽せん部610、回転開始制御部611、回転停止制御部612、遊技結果判定部613、ホッパー制御部614、RT状態制御部615、モード抽せん部616、状態移行抽せん部617、遊技状態制御部618、および、設定値決定部619を備える。
内部抽せん部610は、レバー43の操作信号が出力されたときに取得される乱数と内部抽せん部610が備える内部抽せんテーブルT1とに基づいて内部抽せんを行う。そして、内部抽せんの結果を受けて、内部抽せん結果信号が生成される。この内部抽せん結果信号は、内部抽せん部610から回転開始制御部611、回転停止制御部612、および、報知部621などを備えるサブ制御部62へと送信される。
ベットスイッチ42の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ42の操作が行われた場合(ベットスイッチ42がオンされた場合)に出力される。
なお、各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲームごとに行われる。また、本実施形態において、各スイッチへの操作は、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味する。
図5、図6は、内部抽せんテーブルT1に含まれる情報のフォーマットを説明した図である。内部抽せんテーブルT1は、図5に示されるような各RT状態における当せんの可能性がある役の情報、および、図6に示されるような役のフラグおよび押し順に対応する入賞可能役の情報を含む。また、図示はしないが、内部抽せんテーブルT1は、レバー43の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域を備える。
以下に、内部抽せんテーブルT1を詳細に説明する。
内部抽せんテーブルT1は、当せんの可能性がある役の情報(成立する可能性のある役のフラグの情報)を備える。内部抽せんテーブルT1において、RT状態ごとに「○」となっている欄が成立する可能性のあるフラグであり、空欄となっている欄が成立する可能性のないフラグである。例えば、図5の「純はずれ」の欄から、「純はずれ」のフラグは、RT0〜RT2では成立する可能性があるが、RT3〜RT5では成立しないことがわかる。
図6に示されるように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役のフラグには、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞する押し順役フラグ、および押し順に関係なく入賞可能な押し順不問役フラグが含まれる。
小役は、入賞した場合に一定枚数のメダルの払い出しが行われる図柄の組み合わせである。また、リプレイおよびRT移行リプ等は、入賞した場合にメダルをベットすることなく次の遊技が可能となる図柄の組み合わせである再遊技役である。
また、図6に示されるように、内部抽せんテーブルT1に記憶されている役の情報には、役のフラグごとに設定されている1以上の入賞可能役の情報が含まれる。例えば、所定の順序でストップスイッチ40が操作された場合に入賞可能な役である押し順役の情報には、設定されている押し順役の情報、および、対応するストップスイッチ40の押し順に関する情報が含まれる。
なお、図6では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ40の押し順が、テーブルの上部の3つの文字で示されている。例えば、「左中右」は、左のストップスイッチ40a、中のストップスイッチ40b、右のストップスイッチ40cの順にストップスイッチ40が操作されることを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合(例えば、遊技状態がARTとなった場合)に、アシストされる。
本実施形態では、役のフラグに設定されている入賞可能役が、すべて同時に当せんする。例えば、内部抽せんの結果、役のフラグ「左中右ベル」が成立した(当せんフラグが「左中右ベル」である)場合、中段ベルおよびベルこぼし目が同時に当せんしている。そしてこの場合に、中段ベルを入賞させるための押し順(「左中右」)どおりに遊技者がストップスイッチ40を押したときにのみ、中段ベルが入賞する。
図6において、役のフラグ「左中右ベル」に設定された入賞可能役の欄にベルこぼし目とあるのは、当該役が、遊技者のストップスイッチ40に対する操作タイミングにかかわらず中段ベルが入賞しない役であることを示している。そして、ベルこぼし目が入賞した場合には、中段ベルが入賞した場合よりも少ないメダルが払い出される。なお、スイカ等は、押し順に関係なく、遊技者による操作タイミングによっては取りこぼす可能性のある役である。
回転開始制御部611は、レバー43の操作信号に基づいて、ステッピングモータ21を制御して回転リール20を回転させる。なお、回転開始制御部611は、回転リール20が、例えば、80回転/分の速度で回転するように、ステッピングモータ21を制御する。また、回転開始制御部611は、前遊技における回転リール20の回転開始から一定時間(いわゆるウェイト時間である4.1秒間)が経過している場合に、遊技者によるレバー43の操作に基づいて回転リール20の回転を開始する。
回転停止制御部612は、回転リール検出部612a、図柄テーブルT2、図柄判定部612b、および、押し順判定部612cを備える。回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と遊技者によるストップスイッチ40の操作信号と図柄テーブルT2とに基づいて、ステッピングモータ21を制御する。これにより、遊技者がストップスイッチ40を操作したのち、190m秒以内に、対応する回転リール20の回転が停止する。
回転リール検出部612aは、回転中の回転リール20の位置を検出する。具体的には、回転リール検出部612aは、回転リール20の回転が開始されたのち、各回転リール20の基準点(図示略)の通過を検出する。各回転リール20の基準点の通過が検出されると、回転リール検出部612aは、各回転リール20の基準点が通過したことを表す検出信号を出力する。本実施形態のスロットマシン1では、有効ラインLがスロットマシン1の絶対的な位置である検出位置である。
検出信号は、各回転リール20の基準点がこの検出位置を通過するたびに検出される。回転リール検出部612aは、回転リール20の基準点が有効ラインLを通過したことを示す検出信号を受信するたびに(回転リールが1回転するたびに)、各ステッピングモータ21のステップの計測値を初期化(ゼロクリア)し、再びゼロからステップを計測する。これにより、回転リール検出部612aは、ステップを計測する。
また、回転リール検出部612aは、計測されたステップに基づいて、スロットマシン1における絶対的な位置である検出位置からの各回転リール20の基準点のステップを検出する。この検出された基準点のステップから、回転リール20の位置が検出される。検出された回転リール20の位置は、回転リール検出部612aによって、回転リール位置検出信号として出力される。出力された回転リール位置検出信号は、回転リール検出部612aから回転停止制御部612等へと送信される。
また、回転リール検出部612aは、遊技者がストップスイッチ40を操作したときの回転リール20の位置の情報、および、回転リール20が停止したときの回転リール20の位置の情報を停止信号として出力する。出力された停止信号は、回転リール検出部612aから図柄判定部612b等へと送信される。
図柄判定部612bは、回転リール検出部612aにより出力された停止信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、すべての回転リール20が停止したときの有効ラインL上の図柄を判定する。これにより、各回転リール20の有効ラインL上の図柄が判定される。この判定結果は、図柄判定信号として図柄判定部612bから遊技結果判定部613等へと送信される。
押し順判定部612cは、遊技者が3つのストップスイッチ40のうちのいずれのストップスイッチ40をどのようなタイミングで操作したかを判定する。この判定結果は、押し順判定信号として押し順判定部612cから状態移行抽せん部617等へと送信される。
なお、押し順判定信号は、前記とは異なり、6通りの押し順に関する情報であってもよいし、遊技者がストップスイッチ40を操作した際の、対応するステッピングモータ21のステップに関する情報であってもよい。
図柄テーブルT2は、当せんフラグとストップスイッチ40の操作信号が出力されたときの有効ラインL上の図柄とに応じて定められている回転リール20の停止位置の情報をも備える。この情報には、当せんフラグに対応する入賞可能役と、ストップスイッチ40が操作されたときの回転リール20の位置とに応じて、ストップスイッチ40が操作されてから回転リール20が停止するまでのステップの情報(図柄の滑りコマ数)が含まれる。
回転停止制御部612は、内部抽せん部610により出力された内部抽せん結果信号と、回転リール検出部612aにより出力された回転リール位置検出信号と、図柄テーブルT2とに基づいて、回転リール20の回転停止制御を行う。例えば、回転停止制御部612は、入賞可能役に対応する図柄が有効ラインL上に揃うように回転リール20の引き込み制御を行い、入賞可能ではない役に対応する図柄が有効ラインL上に揃わないように回転リール20の蹴飛ばし制御を行う。
遊技結果判定部613は、内部抽せん部610から出力された内部抽せん結果信号と、図柄判定部612bから出力された図柄判定信号とに基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果は、有効ラインL上に揃った図柄に基づいて、当せん役が入賞したか否かによって判定される。
具体的には、有効ラインL上に停止した図柄の組み合わせと、あらかじめ定められている所定の図柄の組み合わせとが一致した場合に、当せん役が入賞したと判定される。この判定結果は、遊技結果判定信号として遊技結果判定部613からホッパー制御部614およびサブ制御部62へと送信される。
ホッパー制御部614は、遊技結果判定部613により出力された遊技結果判定信号、あるいは操作部4の精算スイッチ(図示略)を操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット(図示略)を制御する。
遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。メダルが貯留された結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超える場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。すなわち、クレジットの上限を超えた分のメダルがホッパーユニットから払い出される。
また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)であって、精算スイッチ(図示略)が操作された場合には、ホッパー制御部614によりホッパーユニットが制御される。これにより、貯留されているメダルがホッパーユニットから払い出される。
RT状態制御部615は、複数のRT状態のうちの1つのRT状態を用いて遊技進行を行う。複数のRT状態には、前述したとおり、リプレイのフラグが当せんフラグとして成立する確率がそれぞれあらかじめ定められている。また、RT状態制御部615は、入賞した役など遊技進行の状況に応じて、RT状態を遷移させる。各RT状態から他のRT状態へ移行するための契機は、図4に示されるように、あらかじめ定められている。
モード抽せん部616は、一般遊技状態と有利遊技状態とを切り替えるか否かを判定する移行抽せんの種類ごとに複数の抽せんモードを備える。移行抽せんの種類としては、例えば、CZ抽せん、ART抽せん、ARTゲーム数上乗せ抽せん、前兆演出抽せんなどがある。
以下では、移行抽せんの種類としてART抽せんモードを説明する。
モード抽せん部616は、レア役ごとに、ART抽せんに当せんする確率の異なるART抽せんモードを複数備える。ART抽せんモードは、遊技進行に応じて、複数のうちからいずれか1つが選択される。
本実施形態では、図7〜図9に示されるように、モード抽せん部616により選択されるART抽せんモードとしては、通常モード、通常モードよりもART抽せんに当せんしやすい高確率モード、および通常モードよりもART抽せんに当せんしにくい低確率モードの3つの抽せんモードがある。
ART抽せんモードは、図7に示されるように、スロットマシン1の設定が変更された場合およびスロットマシン1の電源がオンされた場合(リセット時)、または、ARTが終了した場合(ART終了時)に所定の割合で選択される。
また、モード抽せん部616は、図8、図9に示されるように、現在のART抽せんモードを他のART抽せんモードに変更するか否かの抽せんであるモード抽せんを行う。モード抽せんには、昇格モード抽せん、および、降格モード抽せんがある。
昇格モード抽せんは、例えば、内部抽せんにより当せんした役がレア役(チェリー、スイカ等)の場合に、図8のテーブルを参照して行われる。
また、降格モード抽せんは、例えば、所定の降格条件が満たされた場合に、図9のテーブルを参照して行われる。この降格モード抽せんは、現在のART抽せんモードよりもART抽せんに当せんしにくいART抽せんモードへの移行が主に行われるようになっている。
本実施形態においては、状態移行抽せん部617は、遊技状態を一般遊技状態から有利遊技状態へと移行させるか否か、および、遊技状態を有利遊技状態から一般遊技状態へと移行させるか否かの抽せんを行う。例えば、状態移行抽せん部617は、レア役に当せんした場合に、このレア役の当せん時におけるART抽せんモード(現在の抽せんモード)に基づいて、遊技状態をARTに移行させるか否かの抽せんを行う。
また、状態移行抽せん部617は、他の遊技状態からARTに移行するためのART抽せんに当せんした場合には、ART抽せんに当せんしたことを示す情報、およびART中に付与されるゲーム数をART抽せん信号として生成する。このART抽せん信号は、状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
また、状態移行抽せん部617は、遊技状態がARTであるときに、例えばレア役に当せんしたことを表す内部抽せん結果信号を受信した場合、ARTゲーム数上乗せ抽せんを行う。この抽せんの結果は、ART上乗せ抽せん結果信号として状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
その他、状態移行抽せん部617は、一般遊技状態からCZに移行するためのCZ抽せんに当せんした場合には、CZ抽せんに当せんしたことを示す情報、およびCZ中に付与されるゲーム数をCZ抽せん信号として生成する。このCZ抽せん信号は、状態移行抽せん部617から遊技状態制御部618および演出制御部620へと送信される。
遊技状態制御部618は、これらの状態移行抽せん結果信号を受信した場合に、現在の遊技状態から他の遊技状態へと遊技状態を移行させる。これにより、遊技状態制御部618は、遊技状態を、一般遊技状態と有利遊技状態との間で切り替える。
具体的には、遊技状態制御部618は、状態移行抽せん部617から出力されたART抽せん結果信号に基づいて、遊技状態が通常遊技状態(RT0〜RT2)からARTへと移行する場合には、ART準備信号を生成する。ART準備信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620および報知部621へと送信される。
また、遊技状態制御部618は、ARTに移行後の遊技期間(ART消化ゲーム数)が総ARTゲーム数(ARTゲーム数の上乗せがあった場合には、上乗せゲーム数含む。以下、同じ。)に達したか否かを判定する。そして、ART消化ゲーム数が総ARTゲーム数に達したのちRT移行SBこぼし目が入賞した場合には、遊技状態制御部618は、遊技状態をARTから一般遊技状態へと移行させる。
遊技状態制御部618は、遊技状態をART(あるいはCZ)から一般遊技状態へと移行させる場合には、通常遊技状態移行信号を生成する。この通常遊技状態移行信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620および報知部621へと送信される。
その後、遊技状態制御部618は、遊技状態がARTから通常遊技状態に移行したことを示すART終了信号を出力する。ART終了信号は、遊技状態制御部618から演出制御部620等へと送信される。ARTが終わったのちRT移行SBこぼし目が入賞した場合にはその情報が内部抽せん部610からRT状態制御部615へと送信される。
設定値決定部619は、複数種類の設定値(例えば、1〜6)のうちいずれの設定値を用いて遊技進行を実行するかを決定する。この設定値は、遊技機ごとに店舗のスタッフが設定することができる。設定値決定部619によって選択された設定値の情報は、内部抽せん部610のほか、後述する報知部621、あるいは非報知期間計測部622などに送信される。
[サブ制御部]
サブ制御部62は、図2に示されるように、演出制御部620、報知部621、および、非報知期間計測部622を備える。
演出制御部620は、例えば、内部抽せん結果信号、ART抽せん結果信号、ART移行信号、および、通常遊技状態移行信号に応じて、1ゲームごとに、演出パターンを選択する。
演出パターンの選択は、当せんフラグ、あるいは遊技状態等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(演出テーブルT3)に基づいて行われる。演出制御部620は、選択された演出パターンに基づいて、報知部621、電飾部、およびスピーカを制御して、演出を出力する。
また、演出テーブルT3は、例えば、所定の役のフラグが成立した場合、または、状態移行抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含む。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルT3に記憶されている領域の一つである。また、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の一つである。
報知部621は、例えば、ART抽せんに当せんしたのちART(RT3)中に押し順役フラグが当せんフラグとして成立した場合に、その押し順役に含まれる複数の押し順役のうちの特定の押し順役を入賞させるための押し順をアシストする。
また、報知部621は、スロットマシン1の設定示唆演出が行われていない期間である非報知期間の長さが所定の規定値となった場合に設定示唆演出を行う。設定示唆演出は、音、光、映像などで行うことができる。なお、規定値は、後述する非報知期間計測部622が抽せんにて、100ゲーム、200ゲーム、1000ゲームなど、あらかじめ定められたゲーム数の中から選択することができる。
また、報知部621は、非報知期間の長さが規定値に達するまでの残り期間が所定ゲーム数となった場合に、非報知期間の長さが規定値に近づいていることを報知する。この所定ゲーム数としては、例えば、50ゲームとすることができる。そして、規定値が1000ゲームである場合には、報知部621は、非報知期間が950ゲームとなった場合に、残り数ゲーム(この例では、50ゲーム)が経過した後に設定示唆演出が行われることを示すことができる。
また、報知部621は、例えば、非報知期間の長さが規定値に達した際の遊技者によるレバー43の操作時に、設定値を報知するタイミング、および、設定示唆演出の種類を抽せんによって決定する。設定示唆が行われるタイミングとしては、遊技者によるレバー43の操作時、遊技者によるストップスイッチ40の操作時、メダルの払い出しの前後などがある。
図10において、演出Aは設定値が偶数設定である可能性があることを示唆する演出であり、演出Bは設定値が奇数設定である可能性があることを示唆する演出である。また、演出Cは高設定(例えば、設定値が5または6のいずれか)である可能性があることを示唆する演出であり、演出Dは設定値が2以上確定であることを示唆する演出である。また、演出Eは設定値が4以上確定であることを示唆する演出であり、演出Fは設定値が6確定であることを示唆する演出である。
図10に示されるように、設定示唆演出の種類は、設定値と1対1対応ではなく、報知部621による抽せんによって決定される。すなわち、例えば、設定値が1であっても、偶数設定であるかのように設定示唆がなされることがある。また、設定値が2であっても、奇数設定であるかのように設定示唆がなされることがある。
ただし、演出A〜Fのいずれにおいても、設定値が偶数である場合には、奇数設定の示唆よりも偶数設定の示唆がなされる可能性が高い。一方、設定値が奇数である場合には、偶数設定の示唆よりも奇数設定の示唆がなされる可能性が高い。また、高設定であることを示す演出C、E、Fの頻度は他の演出頻度よりも低く設定されている。
非報知期間計測部622は、非報知期間の長さを計測する。また、非報知期間計測部622は、遊技機の電源が入ったとき、設定値が変更されたとき、あるいは、非報知期間が規定値に達した場合に、計測された非報知期間を初期化(ゼロクリア)する。
また、非報知期間計測部622は、所定条件が満たされた場合に規定値を抽せんによって決定する。具体的には、非報知期間計測部622は、図11に示されるように、100ゲーム、200ゲーム、300ゲーム、400ゲーム、および1000ゲームのいずれかから規定値を抽せんで決定する。
<設定示唆処理>
図12を用いて、本発明にかかる設定示唆処理について説明する。また、以下に説明される処理の順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更することができる。
まず、遊技者がレバー43を操作(レバーオン)することで、本発明にかかる設定示唆処理が開始される(ステップS1)。これにより、内部抽せん部610が内部抽せんを行う(ステップS2)。その後、回転開始制御部611が各回転リール20を回転させる(ステップS3)。
ついで、非報知期間計測部622が規定値を設定しているか否かを判定する(ステップS4)。
非報知期間計測部622が規定値を設定していない場合(S4:NO)には、規定値が抽せんで決定される(ステップS10)。その後、非報知期間計測部622は当該抽せん結果によるゲーム数を規定値として設定する(ステップS11)。
一方、非報知期間計測部622が規定値をすでに設定している場合(S4:YES)には、非報知期間計測部622は非報知期間の長さを計測、すなわち、設定示唆演出が行われていないゲーム数を計測する(ステップS5)。
ついで、非報知期間計測部622は、計測された前記ゲーム数が規定値となったか否かを判定する(ステップS6)
計測された前記ゲーム数が規定値となっていない場合(S6:NO)には、非報知期間の規定値までの残り期間が所定ゲーム数以内となったか否かが判定される(ステップS12)。
非報知期間の規定値までの残りゲーム数が所定ゲーム数以内でない場合(S12:NO)には、本発明にかかる設定示唆処理は終了する。一方、非報知期間の規定値までの残りゲーム数が所定ゲーム数以内である場合(S12:YES)には、報知部621は、あと数ゲームで非報知期間が規定値に達する旨を報知する(ステップS13)。
一方、計測された前記ゲーム数が規定値となっている場合(S6:YES)には、報知部621は、設定示唆演出の種類および演出のタイミングを抽せんで決定する(ステップS7)。
ついで、報知部621は、抽せんにより選択されたタイミングおよび種類で設定示唆演出を行う(ステップS8)。
ついで、非報知期間計測部622は、非報知期間および規定値を初期化する(ステップS9)。
以上の手順により、本発明にかかる設定示唆処理が終了する。
以上をまとめると、本発明の実施形態にかかるスロットマシン1は、
複数の図柄が各々表示された複数の回転リール20と、
遊技者の操作に基づいて複数の回転リール20の回転を開始させるレバー43と、
複数の回転リール20の各々に対応して設けられるとともに、遊技者の操作に基づいて回転中の回転リール20を停止させる複数のストップスイッチ40と、
遊技者によるレバー43の操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして成立させる内部抽せん部610と、
遊技者にとっての有利度を示す複数種類の設定値のうちいずれの設定値を用いて遊技を進行するかを決定する設定値決定部619と、
設定値を示唆する設定示唆演出を行う報知部621と、
非報知期間の長さを計測する非報知期間計測部622と、
を備え、
報知部621は、非報知期間の長さが所定の規定値に達した場合に、設定示唆演出を行う。
<作用効果>
本発明によれば、様々なタイミングで設定示唆演出を行うことで、遊技者に設定示唆演出に対する期待度を持たせることのできる遊技機を提供することができる。
(他の実施形態)
前記実施形態とは異なり、図13に示されるように、前回の規定値を参照して、次の規定値が抽せんで決定されてもよい。図13(A)は、前回の規定値が100ゲームである場合の次の規定値を決定するための抽せんテーブルを説明するための図である。図13(B)は、前回の規定値が200〜1000ゲームである場合に次の規定値を決定するための抽せんテーブルを説明するための図である。
図13(A)に示されるように、例えば、前回の規定値が100ゲームであった場合には、次の規定値も100ゲームになる可能性が最も高く、400ゲームとなる可能性がその次に高くなる。また、図13(B)に示されるように、前回の規定値が200〜1000ゲームであった場合には、次の規定値が400ゲームになる可能性が最も高く、1000ゲームとなる可能性が0%である。
また前記実施形態とは異なり、前回行われた設定示唆演出の種類を参照して、次の規定値を設定することもできる。具体的には、図14に示されるように、前回行われた設定示唆演出が設定値がわかりにくい演出であるほど、次の規定値が短くなるようにすることもできる。
図14(A)は、前回の設定示唆演出の種類が偶数設定示唆(演出A)あるいは奇数設定示唆(演出B)であった場合の規定値の抽せんテーブルである。図14(B)は、前回の設定示唆が設定値2以上確定(演出D)であった場合の規定値の抽せんテーブルである。図14(C)は、前回の設定示唆演出が高設定(演出C)、設定値4以上確定(演出E)、あるいは設定値6確定(演出F)であった場合の規定値の抽せんテーブルを説明するための図である。
この場合において、図14(A)に示される演出A、Bは設定値が偶数であるか奇数であるかを示唆するだけのものであり、規定値として100ゲームが選択される可能性が最も高い。図14(B)に示される演出Dは、少なくとも設定値が1ではないことが確定するものであり、例えば、規定値として300ゲームが選択される可能性が最も高い。図14(C)に示される演出C、E、Fは高設定であることを示唆するものであり、規定値として400ゲームが選択される可能性が最も高い。すなわち、この例では、設定値が特定しやすい演出ほど、次の規定値が長くなりやすい。
また、前記実施形態とは異なり、図10および図15に示されるように、抽せんによって選択された規定値が大きい値であるほど、高設定示唆演出がなされやすいようにしてもよい。図10は、例えば、選択されている規定値が100〜400ゲームである場合の設定示唆演出の種類と設定値との関係を示すテーブルの例である。図15は、例えば、選択されている規定値が1000ゲームである場合の設定示唆演出の種類と設定値との関係を示すテーブルの例である。
図10に示されるように、設定値が6であっても、規定値が100〜400ゲームと短い場合には、演出Cが選択される確率は13%、演出Eが選択される確率は6%、演出Fが選択される確率は3%と低い。
一方、図15に示されるように、設定値が6であって規定値が1000ゲームである場合には、演出Cが選択される確率は19%、演出Eが選択される確率は19%、演出Fが選択される確率6%である。これからわかるように、選択されている規定値が大きい値であるほど、高設定示唆演出がなされやすい。
また、前記実施形態においては、報知部は非報知期間が規定値となった場合に必ず設定示唆演出が行われる例が記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、報知部は、所定条件が満たされた場合に設定示唆演出を行うか否かを抽せんで決定することもできる。所定条件の例としては、非報知期間の長さが規定値となった際の内部抽せんによりレア役が当せんした場合がある。
また、前記実施形態では非報知期間の長さが規定値に達した場合に非報知期間を初期化する例が記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、非報知期間計測部は、非報知期間の長さが規定値に達した場合であっても、初期化しなくてもよい。この場合には、例えば、1000ゲームごとに規定値を設けておけばよい。
また、前記実施形態では、規定値が抽せんによって決定される例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、非報知期間の長さがあらかじめ定められた規定値(1000ゲーム)となった場合に、設定値を参照して設定示唆演出が行われてもよい。
また、1種BBなどのボーナス終了後に設定示唆演出が行われる場合には、非報知期間計測部は、その設定示唆演出が行われた次のゲームから非報知期間を計測し始めることができる。
また、次の規定値は、前回の設定示唆演出が行われた際のゲームの当せん役に基づいて決定されてもよい。
また、前記実施形態においては、非報知期間の長さが規定値に達するまでの残り期間が所定ゲーム数となった場合に、非報知期間の長さが規定値に近づいていることを報知部が報知する例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、非報知期間の長さが規定値に近づけば近づくほど、非報知期間の長さが規定値に近づいていることを示唆する演出が行われてもよい。
1 スロットマシン
10 筐体
100 前面扉
2 回転リールユニット
20(20a、20b、20c) 回転リール
200 リール窓
3 液晶画面(表示部)
4 操作部
40(40a、40b、40c) ストップスイッチ
41 投入口
42 ベットスイッチ
43 レバー(スタートスイッチ)
51 払出口
52 下皿
6 制御部
61 メイン制御部
610 内部抽せん部
611 回転開始制御部
612 回転停止制御部
612a 回転リール検出部
612b 図柄判定部
612c 押し順判定部
613 遊技結果判定部
614 ホッパー制御部
615 RT状態制御部
616 モード抽せん部
617 状態移行抽せん部
618 遊技状態制御部
619 設定値決定部
62 サブ制御部
620 演出制御部
621 報知部
622 非報知期間計測部
T1 内部抽せんテーブル
T2 図柄テーブル
T3 演出テーブル

Claims (6)

  1. 複数の図柄が各々表示された複数の回転リールと、
    遊技者の操作に基づいて複数の前記回転リールの回転を開始させるスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対応して設けられるとともに、前記遊技者の操作に基づいて回転中の前記回転リールを停止させる複数のストップスイッチと、
    前記遊技者による前記スタートスイッチの操作に基づいて、内部抽せんを行って複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして成立させる内部抽せん部と、
    複数種類の設定値のうちいずれの設定値を用いて遊技進行を実行するかを決定する設定値決定部と、
    前記設定値を示唆する設定示唆演出を行う報知部と、
    前記設定示唆演出が行われていない期間(以下、非報知期間という。)の長さを計測する非報知期間計測部と、
    を備え、
    前記報知部は、前記非報知期間の長さが所定の規定値に達した場合に、前記所定の規定値について数値が大きい値であるほど所定の設定値以上または所定の設定値であることを示唆する設定示唆演出が選択されやすいように前記所定の規定値について所定の数値または所定の数値範囲ごとに設定した複数の抽せんテーブルのうち、今回の所定の規定値が該当する前記抽せんテーブルに基づいて今回行う設定示唆演出の種類を抽せんによって決定し、前記設定示唆演出を行う、
    遊技機。
  2. 前記非報知期間計測部は、前記規定値を抽せんによって決定する、
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記非報知期間計測部は、前記遊技機の電源が入ったとき、あるいは、前記設定値が変更された場合に、計測された前記非報知期間の長さを初期化する、
    請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達するまでの残り期間の長さが所定値以下となった場合に、前記非報知期間の長さが前記規定値に近づいていることを報知する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達した場合に、前記設定示唆演出を行うタイミングを抽せんによって決定する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記報知部は、前記非報知期間の長さが前記規定値に達した際の前記遊技者による前記スタートスイッチへの操作に基づいて、前記設定示唆演出を行うか否かを抽せんによって決定する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機。
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