JP6799055B2 - 内容物を有する容器内の圧力を、充填及び閉栓後に制御する方法、並びに関連するデバイス - Google Patents

内容物を有する容器内の圧力を、充填及び閉栓後に制御する方法、並びに関連するデバイス Download PDF

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Description

本発明は、内容物を有する容器内の圧力を充填及び閉栓(stoppering)後に制御するための方法、すなわちポリマー材料製のボトル内のフルーツジュースのような酸性飲用液体又は半液体を処理するための方法に関する。
本発明はまた、その方法を実施することを可能にする関連デバイスに関する。
用語「内容物」は、以下、コールドチェーン(低温流通体系)外に販売される、飲用液体又は半液体製品を意味し、本発明による容器は、ボトルのようなポリマー材料製のシェルであって、充填後に一般的にはネジによってボトルを密封閉鎖するよう意図された公知のタイプのストッパ(栓)を備えるシェルである。
厚紙、アルミニウムシート及びポリマーシートを有する複合体で作られたパッケージと、ガラス、金属及びポケットを形成する積層プラスチックフィルムで作られたパッケージとは、本発明の一部を形成しない。
飲用液体又は半液体の内容物は微生物の増殖に敏感であり、また官能特性(organoleptic property)は、病原菌を殺菌する処置なしでは、及び/又は酸素の存在下では、非常に迅速に変更される。
公知の態様では、瞬間低温殺菌とも呼ばれる数秒間に亘る約90℃の高温での熱処理もまた、例えばジュースのような4.7より低いpHの飲料液体又は半液体に適用される。この方法によれば、液体は充填前、特定のユニット内で処理され、また充填は無菌状態で行われなければならない。すなわち、チェーンが無菌のままであることが保証されなければならない。
この充填方法は、無菌低温充填プロセス(sterile cold filling process)から成り立つ。容器及びそのストッパが滅菌液とすすぎ水によって低温滅菌され、内容物はその後無菌雰囲気下でこの容器に導入される。その利点は、限られた量の材料が必要なパッケージを使用することであり、その理由は、必要な機械特性が限定されるからである。この方法は、温度の変化に関連した体積の変化を生成しない。また、必要な機械特性が限定され、外側の審美的形状はより多様化している。しかし、ヘッドスペースに含まれる酸素が消費可能であり、陥没がボトルに生じる。それゆえ、この陥没に耐え又は陥没を補償するボトルを提供することが必要である。
この「無菌」技術は、緻密で高価なメンテナンスを伴う複雑で高価な設備を誘導する。また、品質管理はサンプリングによってのみ実行することができ、それゆえ体系的な制御はなく、また状態調整される飲用液体又は半液体内容物の滅菌について確実性はない。
別の公知の解決策は、滅菌液を導入することにより充填と同時に殺菌するものである。化合物である滅菌製品の添加は必ずしも国のすべての健康規制によって受け入れられないこと、またユーザ自身が自分で選んだ飲用液体又は半液体製品のみならず、導入された残留滅菌製品もまた吸収することには消極的であることが理解される。さらに、殺菌製品の添加は、ラベルで言及されなければならず、そのような製品は、たとえそのような製品がその製造時に防腐剤のない製品又は有機製品の品質を有していたとしても、「有機」や「保存料なし」カテゴリの一部を形成しない。
そのような保存剤は、保管中、及びパッケージを開けた後に、官能特性の改変を誘発し得る。
従来技術における主要な公知の解決策のうちの最近の解決策は、パッケージの高温充填(hot filling)から成り立ち、これはすなわち、容器を滅菌処理することなく容器に直接高温で内容物を導入するものである。この場合、内容物自体が容器の滅菌を確実にする。なぜなら内容物は、病原体を殺傷することを可能にする温度で、すなわち73℃より、一般には75℃より高い温度で導入されるからである。
パッケージは閉じられ、その後、ストッパの内面を含む容器のすべての内部表面を熱処置するように、一般には反転させることによってシェークされる。
ストッパは、高温閉栓の場合には、成形により得られる単一物質の既知のタイプのストッパであり、これは、欠陥のあるストッパを配置するのを回避するように嵌合の前に制御される。そのようなストッパは非常に廉価である。
この解決策は、各パッケージが、生じ得る見落としなしに、必ず内部的に殺菌されることが保証されるので、興味深い。
ストッパが安い場合、高温充填の欠点は、それが一方では温度に耐えるパッケージであって、他方では、冷却時に、それによって容器内部の陥没を生じる液体容積の退縮に関連する崩壊現象に耐えるパッケージを必要とすることである。さらに、充填時に閉じ込められた空気の酸素はまた、飲用液体又は半液体組成物によって冷却後に「消費」され、それにより、容器のさらなる変形を引き起こす可能性がある遅延陥没が引き起こされる。
したがってパッケージは、機械的耐性があり且つ/又は変形可能であるべきであり、これは、パッケージの変形に耐えるように、及び/又は適切な変形による陥没を補償するように、多量の材料と、一般にパネルを備えた特別な構造(アーキテクチャ)とを必要とする。それゆえ、底部(ボトム)は2つの位置をとることができ、その1つは、陥没の影響下での内側への変形であり、それにより陥没を補償する。底部の変形はボトルの下であり、それは、ボトルが底部の上に載っているときにボトルの安定性の問題を生じない。底部の凹部のみが目立ち、これは下から見た場合を除いて見ることができない。そのような底部は洗練されていなければならず、製造が複雑であり、そして明らかに余分なコストを誘導することが理解される。
またこれは、使用するポリマー材料の量を低減することを目的とする持続的な開発ニーズに反することに注目することができ、これはまた、製造コスト及びリサイクルに、したがって最終的な価格に影響を与える。
しかし、この方法は、設置又は保守のための最もシンプルな条件調整ラインを必要とする方法であり、これは制御が単純である。なぜなら、主要な制御は、1つのパラメータ(:内容物の温度)を有しているだけであるからである。
他の補償解決策が実施されてきており、これは例えば、閉栓の直前にヘッドスペースに液体窒素ドロップを導入することから成り立つ1つの解決策である。液体窒素は、非常に高い体積増加を伴って気体状態へ転移し、それによりボトルの容積を加圧し、冷却が続いている間、液体の退縮の体積を補償することを可能にする。最終的な状態において、周囲温度で、平衡が作成され、窒素は追加の不活性化を生じ得るだけである。この方法は制御が比較的複雑であり、再現するのが難しい。
方法と容器の材料の改善が性能の改善を可能にした。数十億のボトル市場が非常に奨励している。
仏国特許出願公開第2322062号明細書 国際公開第2009/142510号のパンフレット
しかしながら、本発明の目的でもある狙いは、無菌雰囲気で低温充填のために使用される容器に対して材料の過重量ができるだけ少ないボトルによって、高温充填を行うことができることである。
冷間充填された容器での陥没を補償することができることも有用であり、これは、陥没による変形を受けることができ、或いは他に、特に容器自体が弱い機械的強度を有している場合に機械的強度を向上させることが有用であり、これもまた本発明の1つの目的である。
したがって、特に高温充填の場合、容器内の陥没を補償するための方法を提供することが必要であり、これは最小限であり、より一般的には、超過圧力を制御するためである。この超過圧力は、冷却後、冷却の間数パーセントであるヘッドスペースの容積減少を補償することを可能にする。この超過圧力は、酸素消費量に関連する圧力低下を補償することを最終的に可能にする。
圧力低下のこれらの異なる原因は、何の補償又は加圧化も提供されていない場合、ボトルの変形を引き起こし、市場取引に不向きにする。
これらの減圧化はまた、消費者による悪い把持(グリップ)を引き起こし、しかしまた、フィルムでラッピングされたとしても、パレット上の輸送の間の容器の弱い機械的強度も引き起こす。
特許文献1のような、補償方法を提供する特許が知られており、これは、特別なストッパ部材を介してヘッドスペースにガス状流体を注入することを示唆している。そのようなデバイスは、ストッパ部材を介して針を導入すること、ヘッドスペースに針を通してガスを注入すること、及び針を除去することから成り立ち、ストッパ部材は、それ自体がシール(密封)を確実にする。特定の手段を有するストッパ部材が必要とされることは明らかであり、これはパッケージ価格の観点から全く受け入れられない。価格に加えて、そして補足として、これは、いくつかの材料の存在に関連する複雑な問題、すなわち品質管理の複雑さ、リサイクルの困難性、及びストッパの品質に関する確実性の欠如に対する問題を生じる。この場合、例えば、高温充填のために液体に対するバリアとしてのみ作用することができる膜が提供される。なぜなら、液体は膜の背後に通過しないからである。そして、ストッパ部材が穿孔され、それによって膜の背後に位置する可能性ある有機体を導入し、これは容器内に移動するであろう。
別のデバイスも、より特別でさえあるストッパを使用しており、これは、特許文献2に記載されている。このストッパは、開口部を備えて作られる。充填後、ヘッドスペースが、加圧エンクロージャ内に配置され、ストッパ部片がこの目的のために設けられた穴に導入され、ストッパは、機械的手段によって穴に固定される。
そのような方法は、速度又は価格及び制御さらには実装のための困難性の観点から、工業的に考えられることはできない。
本発明は、特にボトルの高温充填中、特に冷却時又は酸素消費に関連する陥没の少なくとも1つの補償によって、充填及び閉鎖された内容物を有する容器のヘッドスペース内に発生する圧力を制御する方法に関する。
この方法は、添付の図1A〜1Dに示す概観に関連して説明される。
デバイスもまた、得られる結果とともに概略的に説明される。
この説明は、ボトルである容器のための非限定的な特定の実施形態にしたがって確立される。
デバイスの記述、及びその異なる実施形態も提供される。
この方法及びデバイスは、異なる図を示す添付の図面に示される。
ストッパ手段を滅菌するための最初のステップの図である。 穴開けステップ中の、融解による穴開け/封止のための複合手段の図である。 注入ステップ中の、融解による穴開け/封止のための複合手段の図である。 溶融ステップによる封止中の、溶融による穴開け/封止のための複合手段の図である。 図1に示す構成に比べて動きを制限することを可能にするデバイスの異なる実施形態である。 やはり動きを制限することを可能にするデバイスの別の異なる実施形態である。 穴開け前の、既知のタイプのストッパの断面図である。 穴開け後の、図3Aのストッパの断面図である。 溶融による封止後のストッパの断面図である。 図3Cにおいて使用される本発明による融解カニューレの断面図である。
本説明の場合、内容物を充填した容器のヘッドスペース内の圧力を制御するための方法が、すべての問題を組み合わせた複雑な例に関連して行われる。この方法は、特にPET、ポリ(ポリエチレンテレフタレート)で作られた容器の高温充填のための方法であり、この容器は、低い基本重量であり、また病原体を殺すために適合された温度すなわち73℃より高い温度、特に75℃で加熱されるフルーツジュースなどの内容物を備える。
容器は、高温の内容物で満たされると、スクリューストッパのような既知のタイプのストッパ手段によって閉栓される。スクリューストッパは、射出成型され、モノリシックであり、且つ何らかの追加のシール要素を有していない。
これは、以下の説明のために維持される定義である。ストッパ手段は、単一の材料で作られたモノリシックストッパにより構成される。
シールは、ストッパ材料の機械的圧力による接触によって、すなわちその内側面の、ネックの周縁の材料上への接触によって得られる。ねじ込みは、この必要な機械的圧力を適用することを可能にする。
閉鎖するとき、ストッパはヘッドスペースを残す。この空間は最初にオーバーフローなしに充填することから得られる。なぜなら内容物はいかなる場合もオーバーフローすべきではなく、また閉鎖前にネックのリップ上にあるべきではないからである。なぜなら内容物はストッパ下で開放ドアになり、またその容器は販売に適さないであろうからである。
ストッパ手段は、圧力を補償するためのいかなる機構も、他の任意のアクセサリも有していない。ヘッドスペースに閉じ込められた空気は高温であるが、大気圧である。
容器は、内容物をいかなる劣化もなしに、保持された滅菌温度で受け入れるように適合されているが、圧力を補償するための手段は有していない。
この方法は、内容物を充填した後ただちに容器を移動させるために提供され、それにより容器のすべての内側面を、滅菌温度に加熱された内容物と接触させる。
容器とその液体はその後、例えばアセンブリを周囲温度に近づけるために、水を噴霧することによって冷却チャネル内に冷却される。
容器が75℃未満の温度に達したとき、その構成材料のせいで、容器は倒壊するが、これは、気体及び液体の体積が容器内で3〜5%まで減少するからである。この減少は、冷却が続くにつれて増加する。倒壊現象は、45℃以下の温度で最大に近づく。
本発明による方法は、冷却中のいつでも、しかしより具体的には温度が45℃以下であるときに容器のヘッドスペースにガスを、特に不活性ガスを、ストッパ手段を通る通路によって注入するために提供される。
次のステップは、ストッパ手段を介した注入操作により生成される通路を溶融させることによって封止(シール)することにあり、シールは0〜5秒の期間内に行われる。
注入圧力及び封止時間は、容器内の残留圧力が大気圧よりも高く、より具体的には1.01バール(101kPa)と2.5バール(250kPa)の間、特に1.01バール(101kPa)と1.4バール(140kPa)の間となるように組み合わされる。
本発明の改良によれば、ストッパ手段は、一回の加熱又は化学殺菌によって、穴開け前に外部を滅菌される。
好ましくは、注入は、滅菌雰囲気内で針(ニードル)を用いて行われる。針は、ストッパの融解温度ではない温度でそれ自体が加熱されることができ、それは、単に滅菌温度で、例えば90℃で穴開け貫通する。
注入されたガスは好ましくは不活性ガスであり、それにより、例えば窒素を、したがって液体形態で瓶詰めした後で、内容物のその後の酸化を防止する。これは、その後の酸素消費による過崩壊(つぶれ)を防止する。なぜなら酸素がほとんどなく、又は無酸素でさえあるからであり、不活性ガスは、最初に閉じ込められた空気を大部分置き換える。通路の閉栓は、ストッパ手段の材料を溶融させること、したがって加熱手段を備えた熱カニューレを備えた針の除去と同時に穴開けされた材料を溶融させることによって、より具体的には、針を除去した後に、材料を押したときに針によって生成される通路の縁上の材料を溶融させることによって確実にされる。
容器はしたがって均衡圧力の、好適には僅かな圧力下の内容物を含み、それによりボトルの外側の圧力との内部の圧力差が、何らかの崩壊を発生することを回避する。
好ましくは、僅かな過圧力が提供される。なぜなら、冷蔵庫のそれのような低温での冷却のとき、新たなガス収縮がヘッドスペース内に引き起こされ、これはまた何らかの種類の崩壊を引き起こす傾向があるからである。
充填及び加圧時、圧力は充填中に変化し得る。
例えば、穴開け後すぐに、加圧の初期段階での圧力を非常に増加させることができ、そして溶融により閉鎖する直前に最終圧力を調整するように、あまり重要でない圧力で最終段階を有することが可能である。
添付の図面において、この方法のいくつかのステップが、上述の方法を実施することを可能にするデバイスと共に模式的に示される。
図1Aにおいて、充填後、内容物を有する容器のストッパ手段10を、例えば滅菌液14の投射によって滅菌することが提案される。これらストッパ手段はストッパ12を含む。滅菌液は、ストッパの外表面に存在する病原体の破壊を確実にする。
図1Bにおいて、殺菌後、複合手段16が使用され、これは穴開け手段(punching means)18と、注入手段20と、ストッパを構成する材料を溶融させることによりシールするための手段22とを有し、これらの要素は、ストッパ形状を有する24内に配置される。有利には、穴開け手段(パンチ手段)18とシール手段22はカバーに関して直径方向反対に配置される。このステップの間に、カバー24はストッパ上に密閉的に当接される。カバー24を当接させるこのステップは、カバーの下の圧力下で、窒素ガスのような不活性ガスを掃引することによって達成される。穴開け手段18は、プラスチック材料を変形させて押すことによって、材料を除去することなく貫通することによって穴を開ける。ダイヤモンドチップが、材料のいかなる除去も回避する有利な形状とされることができ、したがって材料は穴の周囲に押し込まれるだけである。
図1Cにおいて、穴開け手段18はスロットル(絞り部分)を有していることが注意されることができ、これは、スロットルの直径よりも大きい直径を有する穴を開けることを可能にする。それゆえ、カバー内に含まれる内部容積を加圧することによって、スロットルと、開けられた穴との直径差によりガスを注入することが可能である。ヘッドスペースの圧力とカバーの封じ込め体積の圧力とはバランスされるようになる。
容器のヘッド容積はしたがって加圧され、その圧力は、カバー24の下に生成された圧力と同じである。
図1Dにおいて、カバー24は、シール手段22が直接パンチ穴の上に位置するように回転される。シール手段22は熱カニューレ23によって構成され、これは、ストッパのプラスチック材料を溶融させ、それによりストッパの材料を溶融させることにより穴を封止する。1つの実質的に球状の端部を有する熱カニューレ(hot cannula)23が、示される模式的な実施形態において適合され、使用される。
加圧又は僅かな圧力下の容器は、その圧力が例えば底部の変形を引き起こす圧力よりも低いので、安定性の問題につながらないことが理解される。この過圧は、たとえ容器が十分な初期機械的強度を有していなくても、容器の剛性を強化する。
そのような方法は、1リットルの容積のために約10gの材料の少ない基本重量で、例えばPET、ポリ(ポリエチレンテレフタレート)から作られた容器内の高温充填を可能にする。これは、生成される容器の数の乗率を考慮すると著しい材料の削減である。
いかなる特定の構造も壁のために提供されるべきではなく、いかなる複雑な花弁状底部及び/又は技術的パネルも不要となる。
したがって容器の形状がより一層自由で簡素であり、また、使用する材料の量が低減されるので、リサイクルが安上がりである。
容器を大気圧又は僅かな圧力下に構成することは、スタッキング(積み重ね)及びパレタイジングを可能にする。
密封され、内容物を有する容器内の圧力を制御するためのそのような方法は、本発明によれば、すべての充填モードに、さらに無菌雰囲気で低温充填された容器を加圧するためにさえ適用することができ、それにより、酸素消費によるヘッドスペースの容積の生じ得る減少を補償し、また、機械的強度を補強するように僅かな過圧も適用し、或いは、ヘッドスペースに含まれる空気を置換するための不活性ガスを注入もして、それにより、酸化により影響を受ける可能性がある製品のすべての官能特性を維持する。
酸素の存在の問題はまた、容器の壁を通る酸素の浸透によるものである。実際、いずれの場合も、酸素は、容器の壁を通して約0.06ppm/日の量で容器の内部に向かって周囲空気を移動する。
空気は1リットルのために約20%の酸素を含み、それにより、25mlのヘッドスペースが5mlの酸素を含む。この酸素が不活性ガスによって置き換えられると、官能特性の保持期間は、品質保持のために100日だけ増加される。
図2Aにおいて、異なる実施形態によるデバイスが示され、同じ参照先が、100だけ増加された同じ参照番号を有する。
この装置130は、上記と同じ要素、すなわち穴開け手段118と、注入手段120と、溶融手段122によるシールとを有する複合手段116を有する。これらの要素は、ストッパの形状を有するカバー124内に配置される。
本実施形態では、穴開け手段118と、溶融手段122によるシールとを備えたアーキテクチャ(構造)が提供され、これらは組み合わされている。
この場合、穴開け手段118は中央位置にあり、熱カニューレ123を形成する、溶融によるシール手段112は、本質的な変形又は花弁状リンクによって調整可能な直径を有し、それにより、穴開け手段118は通過することができ、その仕組みは当業者の知識内である。
この構成は、それゆえ抑制されるカバー24の回転を回避し、またこの段階の時間も回避される。
実際、カルーセル上の速さは約数秒、5秒未満であり、それにより、多すぎるステーションを備えた複数のカルーセルの使用が回避される。
さらに、重畳する中心位置は、注入によって一体に形成される凹部を有するストッパの領域で動作することを可能にし、これは、下面に注入跡を、すなわちドームDを残す。これは図3Aで見ることができる。
他の実施形態によれば、図2Bにおいて、同じ参照先が同じ参照番号を有し、しかし200増加されている。
このデバイス230は、上記と同じ要素、すなわち穴開け手段218と、注入手段220と、溶融によるシール手段222とを有する複合手段216を有し、これらの要素は、ストッパの形状を有するカバー224内に配置される。
本実施形態では、穴開け手段218及び溶融によるシール手段222を備えるアーキテクチャが提供され、これらは変位された長手方向軸XX’及びYY’を有して互いに対して傾斜され、ストッパの表面の同じ点Pで交差している。
好ましくは、点Pは、ドームDのすぐ上に配置され、より詳細には、この位置でのストッパの厚さ内に配置される。
押し込みによる穴開け(パンチング)は、図3Bに示すように材料をさらに押し込み、材料ビードが、特にダイヤモンドプロファイルチップを使用して形成される。
この同じ図において、溶融によるシール手段222は、凹状ボウル形状を備えた特定のエンドプロファイルも有するカニューレ223を有する。凸状半球エンドの代わりに、エンドのボウル形状が好ましく、その理由は、溶融によってボウル内に材料が集まり、閉じ込められた中央加熱を可能にするからである。これは、ほぼ瞬間的な溶融時間を考慮すると有用である。
そのような形状は、いかなるチャンバもなしに、穴開け手段それ自体を通して空気又は不活性ガスが注入されるときに有用となり得る。ヘッドスペースはそして加圧され、空気又は不活性ガスが加圧され、生成された穴を通して出るであろう。圧力が周囲圧力まで戻る前に溶融が行われ、依然として内部超過圧力が存在する。
しかし、出る空気又は不活性ガスは、熱カニューレ223を冷却させる。
にもかかわらず、図4で拡大された図3Cの熱カニューレの形状は、一方では圧力の排出を制限し、他方では冷却を制限する。
このカニューレ形状は、上記のすべての構成に適合可能である。
デバイスの異なる実施形態は、配置の複数の可能性と、数秒以内に、いかなる材料も供給することなく、穴開け及び溶融によるシールの関連性とを示し、複数のテストが、例えば12ステーションのみを備えたカルーセル上の滞留時間よりも短い2〜3秒の完成サイクルの動作時間につながっている。

Claims (10)

  1. 飲用液体又は半液体内容物を有する高分子材料の容器内の圧力を制御するための方法であって、
    前記容器を飲用液体又は半液体内容物で充填するステップと、
    単一物質ストッパを使用して前記容器を閉栓するステップと、
    前記単一物質ストッパ上にカバーを密封的に当接させるステップであって、前記カバー内には穴開け手段、注入手段及びシール手段が配置されている、ステップと、
    前記穴開け手段により前記単一物質ストッパを通して穴を開けるステップと、
    前記穴開け手段により前記単一物質ストッパを通して開けられた前記穴を通して、前記注入手段によりヘッドスペース内に流体を導入するステップであって、それにより前記ヘッドスペースに大気圧以上の残留圧力を得るステップと、
    前記単一物質ストッパの材料を溶融させることによって前記単一物質ストッパ内の前記穴を前記シール手段により封止するステップと
    を含む方法。
  2. 前記容器を飲用液体又は半液体内容物で充填する前記ステップが、前記容器を飲用液体又は半液体内容物で高温充填することを含み、前記流体は、45℃より低い温度に冷却した後に前記ヘッドスペースに導入される、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  3. 前記流体の導入圧力が、前記容器の前記ヘッドスペース内に101kPa(1.01bar)と250kPa(2.5bar)の間の残留圧力を生成するように適合されている、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  4. 前記流体が不活性滅菌ガスである、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  5. 前記流体を導入するステップ及び前記封止するステップが無菌環境内で行われる、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  6. 前記流体の導入がニードルを使用して行われ、また前記ニードルの導入前に前記単一物質ストッパの外表面の化学的滅菌及び熱滅菌のうちの一方を伴う、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  7. 前記流体が前記穴開け手段を通して加えられる、請求項1に記載の容器内の圧力を制御するための方法。
  8. 請求項1に記載の方法を実施するためのデバイスであって、前記デバイスが、カバー上に配置された複合手段を有し、前記複合手段が、
    穴を開けるための手段と、
    前記穴を通して流体を注入するための手段と、
    穴を溶融させることにより封止するための手段と
    を有し、
    前記穴開け手段及び前記封止手段は、それらの変位軸線XX’及びYY’が、前記ストッパの材料内に配置される点Pで交差するように配置されている、
    デバイス。
  9. 封止手段による前記溶融が、高温カニューレを含む、請求項8に記載のデバイス。
  10. 前記高温カニューレが、凹状ボウル形状の端部を有する、請求項9に記載のデバイス。
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