JP6798502B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、通信技術の発達により、複数人の参加者がいる2つの場所間で会話を行うTV電話会議システムが提案されている。具体的には、例えば表示装置、カメラ、マイク、およびスピーカが各場所に設けられ、一方の場所で撮影された映像および収音された音声データが、リアルタイムで、他方の場所に設置された表示装置およびスピーカから出力される。
このような双方向通信技術に関し、例えば下記特許文献1では、通信相手とコンテンツを共有して通話を行う際に、ユーザのプライバシーの侵害を防止しつつ、コンテンツデータが示すコンテンツを選択的に共有させることができるシステムが提案されている。
また、下記特許文献2では、ユーザの状態情報に基づいて、自分と通信相手の通信に対する要求の度合いを判断し、相互に不都合のない快適なコミュニケーションを行うようにすることができることが提案されている。これにより、相手が状態情報を見逃して呼び出しを行ったり、また、相手が強制的に呼び出しを行う等、ユーザにとって不都合な呼び出しを受けることを回避することができる。
特許第5707824号公報 特許第4645355号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、通信相手とコンテンツを選択的に共有することは可能であるが、通信相手との距離や間合いといった空間同士の距離については考慮されていない。
また、上述した特許文献2においても、空間同士をつなげるタイミング(すなわち呼び出しタイミング)について善処されているが、空間同士の距離については何ら言及されていない。
そこで、本開示では、通信相手とのつながりに仮想的な3次元空間を用いて、当該空間内の距離を聴覚的に演出し、より快適なコミュニケーションを実現することが可能な情報処理装置、制御方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、通信先からデータを受信する受信部と、仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、を備える、情報処理装置を提案する。
本開示によれば、プロセッサが、通信先からデータを受信することと、仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御することと、を含む、情報処理方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、通信先からデータを受信する受信部と、仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、として機能させるための、プログラムを提案する。
以上説明したように本開示によれば、通信相手とのつながりに仮想的な3次元空間を用いて、当該空間内の距離を聴覚的に演出し、より快適なコミュニケーションを実現することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態によるテレプレゼンスシステムの概要について示す図である。 本実施形態による通信制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による3次元空間上の空間同士の距離について説明する図である。 本実施形態による3次元空間上の空間同士の距離について説明する図である。 本実施形態によるユーザのつながり要求レベルの算出式の一例を示す図である。 本実施形態による最適なつながり度合いの算出式の一例を示す図である。 本実施形態による3次元空間上の空間同士の距離に応じた音量制御を説明する図である。 本実施形態による空間距離ゼロの際の表示例および音響制御を説明するための図である。 本実施形態による空間距離D1の際の表示例および音響制御を説明するための図である。 本実施形態による空間距離D2の際の表示例および音響制御を説明するための図である。 本実施形態による通信制御処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による通信制御処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による音源分離処理を示すフローチャートである。 本実施形態による音源再生処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理装置の概要
2.通信制御装置の構成
3.空間情報の出力例
4.動作処理
4−1.通信制御処理
4−2.音源分離処理
4−3.音源再生処理
5.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理装置の概要>>
本開示の一実施形態によるテレプレゼンスシステム1の概要について図1を参照して説明する。本実施形態によるテレプレゼンスシステム1は、離れた空間同士を映像・音声・その他の情報チャンネルによって接続し、あたかもその場所がつながって相手が存在しているように感じさせることを可能とする。例えば親と子供が離れて暮らしている際に、互いのリビング空間が窓やドアを介してつながっているように見せることを可能とする。互いのリビング空間が接続されると、ユーザは、相手空間の様子(子供の様子、親の様子等)を大まかに把握しながら生活することができる。
ここで、一般的なビデオチャット技術では、映像音声チャネルによる遠隔コミュニケーション時に、映像の表示/非表示や音声のON/OFF(ミュート)といった、0か1かの切替えはできるものの、つながり度合いの細かな調整はできなかった。そのため、常に高臨場感でつながりたくはないが、相手の様子を感じていたいといったユーザのニーズに応えられていなかった。また、接続状態の切替えはユーザが手動で行う必要があり、操作コストの面でも利用頻度の向上を妨げていた。
また、テレプレゼンス通信装置において、つながり度合いを段階的に調整できる事例として、例えば相手のリビング映像にブラー処理(ぼかし)やマスク処理(遮蔽)等の2次元平面的なフィルター処理をかける方式も考えられるが、音響的には、奥行きや方向などの距離感が表現できていなかった。
そこで、本実施形態では、空間のつながりに仮想の3次元空間を用いて、接続する空間同士の距離を制御することで、より快適なコミュニケーションの実現や、ユーザにとって心地よいつながり度合いの提供を可能とする。空間同士の距離は、3次元空間的な音響空間の再現により聴覚的に演出することができる。本実施形態によるテレプレゼンスシステム1は、仮想の3次元空間座標内に音声データを音源種別毎に配置して再生、若しくは空間に関連付けられた音声データを再生することで、聴覚的にユーザ側と相手側の空間同士の「間合い」(本明細書では「距離」とも称す)を感じさせることを可能とする。例えば、仮想の3次元空間内において相手側のリビング空間が近付いてくると、向こう側の室内の細かな物音や相手ユーザの声が聞こえてきて、そのまま自然な会話が可能となる。一方、相手側のリビング空間が離れていくと、物音や声は次第に音量が下がり、代わりに相手側のリビング空間との間の空間(本明細書では「中庭空間」と称す)の環境音として任意の音声データの音量が大きくなる。これにより、ユーザに心地よい聴覚的な間合いを感じさせることができる。
また、空間同士の距離は、視覚的にも感じさせることが可能である。例えば通信先の映像(ここでは、リビング空間の映像)を仮想的な3次元空間内に配置した画像を表示することで、相手が任意の距離に離れて存在しているような感覚を感じさせることができる。
また、空間同士の距離は、ユーザ状態等に応じて自動的かつ連続的に最適化することで、ユーザ操作の手間を省くことが可能となる。
このような本実施形態によるテレプレゼンスシステム1は、図1に示すように、通信制御装置10A、10B、10Cと、処理サーバ30を含み、これらはネットワーク20を介して接続されている。
通信制御装置10A、10B、10Cは、それぞれ、入力部を有し、ユーザA、ユーザB、ユーザCが居る空間の情報を取得して他の通信制御装置10または処理サーバ30に送信する。また、通信制御装置10A、10B、10Cは、それぞれ出力部を有し、他の通信制御装置10または処理サーバ30から受信した情報を出力する。なお図1に示す例では3つの通信制御装置10を示しているが、本実施形態はこれに限定されない。
処理サーバ30は、通信制御装置10A〜10Cのいずれか2以上の装置間における双方向通信の同期処理や、双方からのつながり要求レベルに基づく離隔距離の算出・制御等を行う。なお、同期処理、離隔距離の算出・制御等を、各通信制御装置10A、10B、10Cで行うようにして、テレプレゼンスシステム1を処理サーバ30を含まない構成としてもよい。
<<2.通信制御装置の構成>>
続いて、本実施形態による通信制御装置10の構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態による通信制御装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、通信制御装置10は、入力部101、空間情報処理部102、状態判定部103、空間距離制御部104、操作I/F(インタフェース)105、3D中庭空間生成部106、通信部107、空間情報生成部108、出力部109、記憶部110、送信情報生成部111、音源判別用DB(データベース)112、および音声DB113を有する。
入力部101は、空間情報を入力する機能を有する。例えば入力部101は、カメラ1011、マイク(マイクロホンの略称)1012、およびセンサ1013により実現される。カメラ1011は、複数であってもよく、空間内(例えばリビング)を撮像し、撮像画像を取得する。また、マイク1012は、複数であってもよく、空間内の音声や、空間周辺(例えば隣の部屋、廊下、家の外等)の環境音を集音し、音声データを取得する。また、センサ1013は、空間内や空間周辺の各種情報を検知する機能を有し、例えば、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、人感センサ、ドア開閉センサ等が想定される。
空間情報処理部102は、入力部101から様々な空間情報を取得し、状態判定部103により状態判定の素材として用いることができるようデータを準備し、出力する。データの準備とは、例えばノイズ処理、画像解析、物体認識、音声解析等である。さらに、空間情報処理部102は、取得した空間情報に基づいて、ユーザ認識を行う。ユーザ認識とは、その空間に居るユーザの個人識別、ユーザの位置(部屋のどこに居るか等)、姿勢(立っているか、座っているか、寝ているか等)、感情(楽しんでいるか、悲しんでいるか等)、行動(夕飯の準備をしている、テレビを見ている、本を読んでいる等)、繁忙度(忙しそうに動き回っているか等)の認識が想定される。また、空間情報処理部102は、取得した空間情報に基づいて、環境認識を行う。環境認識とは、その空間の現在の時間帯(朝方、昼、夕方、深夜)、明るさ(部屋の明るさ、窓からの光)、温度、音響(空間内で収音された音)、地域(その空間が存在する場所)、整頓度(部屋の片づけ具合)等の認識が想定される。
空間情報処理部102による音声解析についてさらに説明する。本実施形態による空間情報処理部102は、音響空間(音像)再現のための音源分離、および音響生成による音声データベース作成を行う。例えば空間情報処理部102は、ユーザ側空間(例えばリビング空間)の内外に設けられたマイク1012(例えばアレイマイク)が収音した音声データから、音源別に音声データを分離する。音源別の音声データとは、例えばユーザ毎の発話音声データ、足音データ、物体毎の物音データ(家具の動く音、蛇口の音、食器類の金属音等)、環境音データ(屋外の環境音など)等が想定される。また、空間情報処理部102は、音源分離と共に、分離した音声データの音源位置(到来方向等)を解析する。音源判別は、例えば音声の到来方向、距離、音の周波数や特徴と、音源判別用DB112に格納されている音声データや、カメラ1011により撮像された撮像画像に基づいて行われ得る。また、空間情報処理部102は、音源分離した音声データを、発話者や事象と紐付けて音声DB113に格納し、データベースを作成し得る。音声DB113に格納される音声データは、リアルタイムに取得した音声データに限らず、例えば音響生成アルゴリズム等を用いて生成された音声データであってもよい。また、音声DB113には、ガンマイクによって収音された室内の特徴的な音(例えば家具の動く音、玄関ドアの開閉音、階段の昇降音、掛け時計のチャイム等)が予め登録されていてもよい。
空間情報処理部102は、マイク1012により収音された音声データ、および音源分離した音声データを送信情報生成部111、および状態判定部103に出力する。また、空間情報処理部102は、マイク1012により収音された音声データを、予め音声DB113に登録されている音声データに差し替えて、送信情報生成部111、および状態判定部103に出力してもよい。さらに、空間情報処理部102は、カメラ1011、マイク1012、またはセンサ1013により検知した室内での事象(例えばIoT対応機器におけるON/OFF動作や状態変化、階段の上り下り、ドアの開閉等)に紐付けられた音声データを音声DB113から抽出または所定の音響生成アルゴリズムにより生成し、送信情報生成部111および状態判定部103に出力してもよい。
状態判定部103は、空間情報処理部102により取得され、出力された情報に基づいて、空間の状態やユーザの状態(すなわち、通信元の空間のコンテキスト)を判定する。例えば状態判定部103は、空間情報処理部102によるユーザ認識結果および環境認識結果に基づいて、空間の状態やユーザの状態を判定する。なお、通信元の空間のコンテキストには、ユーザの状態、ユーザが居る実空間の状態、時間、季節、天候、場所、または相手ユーザとの関係性が含まれ得る。
空間距離制御部104は、接続された空間同士の3次元空間上の距離(奥行きの離隔距離)を制御する機能を有する。本実施形態では、3次元空間上の適切な距離に、通信先の空間から取得した情報を配置し、つながりに奥行きを見せることで、心地よいつながり状態を実現する。ここで図3Aおよび図3Bを参照して、本実施形態による3次元空間上の空間同士の距離について説明する。図3Aおよび図3Bに示す例では、3次元空間上において、通信元のディスプレイ1091Aに表示される窓枠40を基準として、相手空間画像41が奥行き方向の所定距離に配置される場合について説明する。
図3A上段では、相手空間画像41が、3次元空間上で窓枠40に対して距離ゼロに配置されている場合の配置例400aを示す。この場合、窓枠40いっぱいに相手空間画像41が表示され、ユーザは、相手の空間が一つの窓を介してすぐ目の前にあるように感じることができる。図3A下段では、相手空間画像41が、窓枠40から少し離れた距離に配置されている場合の配置例400bを示す。この場合、窓枠40から多少奥方向に、相手空間画像41が表示され、ユーザは、相手の空間が少し離れた位置にあるため、心理的抵抗が距離ゼロの場合よりも下がる。次いで、図3B上段では、相手空間画像41が、さらに離れた距離に配置されている場合の配置例400cを示す。この場合、ユーザは、相手の空間が離れた位置にあるため、心理的抵抗が図3A下段に示す距離の場合よりも下がる。続いて、図3B下段では、相手空間画像41が、図3B上段の配置例400cよりもさらに離れた距離に配置されている場合の配置例400dを示す。この場合、ユーザは、相手の空間がさらに離れた位置にあるため、心理的抵抗が図3B上段に示す距離の場合よりも下がる。
かかる相手空間との距離は、例えばユーザのつながり要求レベルと通信先ユーザのつながり要求レベルとに基づいて調整される。まず、ユーザのつながり要求レベルは、例えば空間距離制御部104により、状態判定部103から出力された判定結果(通信元の空間のコンテキスト)に基づいて算出される。ここで、図4に、ユーザのつながり要求レベルの算出式の一例を示す。図4の式1に示すように、つながり要求レベルは、ユーザ要素(ユーザの状態)と環境要素(空間の状態)を掛け合わせて算出され得る。例えばユーザが母親で、洗顔中であって、通信先空間の様子を見たいという状態であって、また、空間内は騒がしく、掃除前の時間帯で、晴天といった空間状態である場合に、つながり要求レベルの強弱が0〜100の数値で算出される。なお本実施形態では、図4に示すように、つながり要求レベルとして、「間合い」と「明快度」を算出することも可能である。「間合い」とは、すなわち3次元空間上の離隔距離であって、繋がっている相手との適切な距離を保つよう出力することで、心地よい接続状態を実現することができる。「明快度」とは、通信先空間の映像の見え具合である。本実施形態では、ぼかしたり遮蔽したりすることで、相手の映像が鮮明に見えないようにすることが可能であって、この際の見え具合を「明快度」と称す。
通信先ユーザのつながり要求レベルは、通信部107を介して、通信先の通信制御装置10から送信される。
そして、空間距離制御部104は、算出したユーザのつながり要求レベルと、受信した通信先ユーザのつながり要求レベルとに基づいて、最適なつながり度合いを算出する。ここで、図5に、最適なつながり度合いの算出式の一例を示す。図5の式2に示すように、例えばユーザAとユーザBのつながり度合いを算出する場合、ユーザAのつながり要求レベルと、ユーザBのつながり要求レベルとを掛け合わせて、最適なつながり度合いを算出する。本実施形態では、最適なつながり度合いが強い程、空間同士の距離は短く、また、映像も鮮明に見えるため、高臨場感で接続し、最適なつながり度合いが低い程、空間同士の距離は長く、また、映像が鮮明に見えないため、低臨場感で接続する。なお、ここでは一例として「つながり度合い」が「間合い」と「明快度」の両方を含むものとして算出式の説明を行ったが、本実施形態はこれに限定されず、「つながり度合い」が「間合い」のみを含むものとして、算出してもよい。
操作I/F(インタフェース)105は、ユーザからの操作入力を受け付け、空間距離制御部104や3D中庭空間生成部106へ出力する。これにより、例えば、ユーザが任意に「ユーザのつながり要求レベル」を設定したり、次に説明する空間のシーンを設定したりすることが可能となる。また、3次元空間に配置された各種オブジェクトに対するユーザからの操作入力も可能となる。
3D中庭空間生成部106は、空間距離制御部104により設定された通信相手との距離に応じて3次元空間に配置された通信先の空間の映像と、通信元ユーザ側である手前側との間の3D空間を、「3D中庭空間」と称し、かかる空間の生成を行う。「3D中庭空間」には、通信元または通信先からの情報が反映され、また、指定されたオブジェクトが配置されたりすることも可能である。これにより、通信相手の空間と、仮想の中庭を通じてつながっているような画面を表示することが可能となる。また、中庭空間に、通信相手のユーザ状態や空間状態、相手空間の周辺情報等を反映させることで、間接的に相手の状態を認識することが可能となる。
送信情報生成部111は、通信部107を介して通信先へ送信するデータ量を調整することが可能である。本実施形態では、通信元と通信先の3次元空間内での距離に応じて、通信先で再生される音声データの出力値が制御されるため、例えば通信先で再生されない音声データは送信しないようにすることで、通信コストを削減し、また、ユーザのプライバシーも保護することができる。具体的には、例えば空間距離制御部104により設定された最適なつながり度合いに応じた距離が長く、通信元と通信先が3次元空間で遠く離れている場合、通信先で表示される映像は小さく、また、室内の音声データは再生されないため、送信情報生成部111は、低解像度の映像を生成して通信部107へ出力し、音声データの通信部107への出力は停止する。
また、送信情報生成部111は、空間内の事象に対応する音声データを通信相手側が有する場合、事象を示すデータのみを通信部107へ出力して通信先へ送信させることも可能である。
通信部107は、ネットワーク20を介して他の通信制御装置10や処理サーバ30と接続し、データの送受信を行う。例えば通信部107は、空間情報処理部102から出力された空間情報、空間距離制御部104から出力された空間距離、3D中庭空間生成部106から出力された3D中庭空間の情報を通信先の通信制御装置10または処理サーバ30へ送信する。また、通信部107は、通信先の通信制御装置10または処理サーバ30から受信した空間情報、空間距離、3D中庭空間の情報等を受信する。本実施形態では、通信元および通信先において、表示される3D中庭空間および3次元空間上の距離が同期され得る。また、通信部107は、処理サーバ30がネットワーク上の関連サービスサーバから取得した情報(天候情報、ニュース、スケジュール情報等)、またはネットワーク上の関連サービスサーバから当該情報を直接、受信することも可能である。
空間情報生成部108は、3D中庭空間生成部106により生成された3D中庭空間と、通信部107を介して受信した通信先の空間の映像に基づいて、空間情報を生成し、出力部109に送出する。例えば空間情報生成部108は、3D中庭空間生成部106により生成された3D中庭空間に、通信部107を介して受信した通信先の空間の映像を合成した空間画像情報を生成し、ディスプレイ1091で表示するよう制御する。
また、空間情報生成部108は、空間距離に応じた音響空間(音像)再現のための空間音響情報を生成し、スピーカ1092で再生するよう制御する。例えば、空間情報生成部108は、3D中庭空間生成部106により生成された3D中庭空間に対応する中庭環境音と、通信部107を介して受信した通信先の空間における室内音声、室内物音のそれぞれの音量を、3次元空間内における通信元空間および通信先空間の距離Dに応じて設定する。ここで、図6を参照して本実施形態による3次元空間上の空間同士の距離に応じた音量制御について説明する。
図6に示す例では、空間Aと空間Bとの距離がD1の場合、室内音声、室内物音の音量が大きく、中庭環境音の音量が小さい。距離Dが長く(遠く)なる程、室内音声、室内物音の音量が小さく、中庭環境音の音量が大きくなる。また、室内物音は、距離Dが短い(近い)場合は室内音声より小さい音量であるが、図6に示すように、一定距離離れた時点からは室内音声よりも大きい音量となる。図6に示す音量グラフは一例であるが、本実施形態では、このように、3次元空間的な音響処理として、仮想空間内の距離に応じて再生する音声(音量)を変化させることで、聴覚的に空間距離を感じさせ、心地よいつながりを実現することが可能となる。
また、空間情報生成部108は、音源別音声データの音像定位処理を併せて行うことで、より効果的に、3次元音響空間を再現することが可能となる。
出力部109は、空間情報生成部108により生成された空間情報を、通信元のユーザに提示する機能を有する。例えば出力部109は、ディスプレイ1091、スピーカ1092、またはインジケータ1093により実現される。
ここで、本実施形態によるスピーカ1092の構成例について説明する。本実施形態では、音響空間の再現において、モノラル、ステレオ、5.1chサラウンド等のスピーカ構成を用いて、バーチャル音源定位技術等によって音声を提示することができる。また、スピーカーアレイを用いた波面合成スピーカ等を用いることで、通信相手のリビング空間内の相手ユーザの音や物音を正確に音像定位し、また、平面波により基準面(例えばディスプレイ1091が設置されている壁)全面から環境音を再生することも可能となる。
また、本実施形態では、ステレオスピーカ等により実現される音像定位可能なスピーカと、基準面全面から定位のない平面的な音声を提示できる平面スピーカ等を組み合わせた構成としてもよい。
記憶部110は、通信部107を介して送受信されるデータを記憶する。また、図2に示す例では、通信部107に接続しているが、本実施形態はこれに限定されず、通信制御装置10に含まれる各構成の記憶領域として用いられ得る。
<<3.空間情報の出力例>>
上述したように、本実施形態では、相手空間画像41が、3次元空間上において、通信元と通信先の両者のつながり要求レベルに基づいたつながり度合いに応じた距離(離隔距離)に配置され、音声も距離に応じて変化する。ここで、離隔距離がゼロの場合から徐々に広がる場合(図6に示す距離D1、距離D2)における通信元のディスプレイ1091Aおよびスピーカ1092での出力例について図7〜図9を参照して説明する。
図7は、本実施形態による空間距離ゼロの際の出力例を示す図である。図7に示すように、ユーザAが居る空間の壁面に設置されたディスプレイ1091Aには、窓枠40が表示され、窓枠40の内側いっぱいに相手空間画像41が表示されている。相手空間画像41は例えば相手ユーザBの居るリビングの撮像画像である。かかる映像は、例えば相手空間で撮影されたリアルタイム映像である。また、図7に示すように、ディスプレイ1091Aの周辺には、カメラ1011が設置されている。
さらに、図7に示すように、ディスプレイ1091Aの両側にはステレオスピーカ1092−1Aが設置され、また、ディスプレイ1091Aが設置されている壁全体には平面スピーカ1092−2Aが設置されている。本実施形態では、空間距離ゼロの場合、通信先の室内音声60や室内物音61が、ディスプレイ1091Aに映る窓枠40を介してすぐ目の前から聞こえるよう音像定位、音量制御され、ステレオスピーカ1092−1Aから再生される。
なお図示しないが、ディスプレイ1091Aの周辺にはマイク1012も設置され得る。
図8は、本実施形態による空間距離D1の際の表示例を示す図である。図8に示すように、相手空間画像41が窓枠40から離れて奥に表示されることで、ユーザは、視覚的に相手との距離を感じることができ、すぐ目の前に存在を感じるよりも、快適なつながり具合となる場合がある。相手空間画像41は、例えば3次元空間上において、仮想的な建築物51の窓部分に合成されている。また、相手空間画像41との間には、3D中庭空間S1が存在し、ユーザAは、3D中庭空間S1を介して、相手空間とつながっていると感じることができる。かかる空間距離と3D中庭空間は、相手空間でも同期され、相手側のディスプレイにおいても、同じ空間距離にこちら側の映像がリアルタイムで表示され、その間に3D中庭空間が同様に表示されている。
また、図8に示す例では、通信先の室内音声62や室内物音63が、ディスプレイ1091Aに映る窓枠40から離れて奥に表示されている相手空間画像41との距離に応じた音量および音像位置に定位され、ステレオスピーカ1092−1Aから再生される。さらに、3D中庭空間S1に対応する中庭音声64、65が、平面スピーカ1092−2Aにより壁全体から再生される。これにより、ユーザは聴覚的にも相手との距離を感じることができ、すぐ目の前に存在を感じるよりも、快適なつながり具合となる場合がある。
図9は、本実施形態による空間距離D2の際の表示例を示す図である。空間距離D2は空間距離D1よりさらに奥行き方向に長いため、図9に示すように、相手空間画像41が窓枠40からさらに離れた場所に表示され、ユーザは、視覚的に相手との距離をさらに感じることとなる。また、音響に関しては、中庭音声66、67が、図8に示す場合よりも大きな音量で平面スピーカ1092−2Aにより壁全体から再生される一方、相手空間の室内音声や室内物音は再生されないため、ユーザは聴覚的にも図8に示す場合よりもさらに相手との距離を感じることができる。
以上説明した図7〜図9では、森の中にある向かいのログハウスに通信相手のユーザが住んでいるといったシーンが適用されているが、本実施形態はこれに限定されず、様々なシーンが適用され得る。また、シーン選択は、通信元ユーザや通信先ユーザにより行われてもよいし、システム側で自動的に決定されてもよい。
<<4.動作処理>>
次に、本実施形態による動作処理について図10〜図13を参照して具体的に説明する。
<4−1.通信制御処理>
図10および図11は、本実施形態による通信制御処理を示すシーケンス図である。ここでは、一例として、通信制御装置10Aが通信元(空間A)、通信制御装置10Bが通信先(空間B)であって、処理サーバ30を介してデータの送受信が行われている場合について説明する。
図10に示すように、まず、通信制御装置10Aは、接続先の呼び出しを通信制御装置10Bに対して行い(ステップS103)、通信制御装置10Bから接続許可を受信すると(ステップS106)、セッションを確立する(ステップS109)。
次に、通信制御装置10Aは、空間情報処理部102により空間情報を取得し(ステップS112)、状態判定部103により、ユーザAの状態および空間Aの状態を判別する(ステップS115)。
次いで、通信制御装置10Aは、空間情報や、状態情報を、通信部107から通信制御装置10Bへ送信する(ステップS118)。
一方、通信制御装置10B側でも、同様に空間情報の取得(ステップS121)、ユーザBの状態・空間Bの状態判別を行い(ステップS124)、各種情報を通信制御装置10Aへ送信する(ステップS127)。
次に、通信制御装置10Aは、空間距離制御部104により、ユーザAのつながり要求レベルを算出し(ステップS130)、処理サーバ30へ送信する(ステップS133)。ユーザAのつながり要求レベルは、ユーザAにより任意に入力されたものであってもよいし、ユーザ状態や空間状態の判別結果に基づいて算出されてもよい。
次いで、通信制御装置10B側でも同様に、空間距離制御部104により、ユーザBのつながり要求レベルを算出し(ステップS136)、処理サーバ30へ送信する(ステップS139)。
続いて、処理サーバ30は、ユーザAのつながり要求レベルおよびユーザBのつながり要求レベルに基づいて、距離調整を行う(ステップS142)。すなわち、処理サーバ30は、ユーザAのつながり要求レベルおよびユーザBのつながり要求レベルに基づいて、最適なつながり度合いを算出する。つながり度合いの算出は、図5を参照して上述した式2により行われ得る。
次に、処理サーバ30は、算出した距離を、通信制御装置10A、10Bにそれぞれ送信する(ステップS145、S148)。
次いで、通信制御装置10A、10Bでは、空間距離制御部104により、空間距離の最適制御を行う(ステップS151、S154)。具体的には、空間距離制御部104は、処理サーバ30から送信された距離を、空間距離として設定する。
次に、処理サーバ30は、通信制御装置10A、10Bにそれぞれシーン情報を送信する(ステップS157、S163)。送信されるシーン情報は、ユーザAまたはユーザBにより選択されたシーンの情報であってもよいし、処理サーバ30が自動的に決定したシーンの情報であってもよい。
次いで、通信制御装置10Aは、3D中庭空間生成部106により、処理サーバ30から送信されたシーン情報、上記ステップS127で受信した空間情報、状態判別情報を用いて、3D中庭空間の生成を行う(ステップS160)。また、3D中庭空間生成部106は、関連情報(気象情報、相手空間内の照度、調理器の状態、相手ユーザのスケジュール情報、行動履歴等)が送信された場合(ステップS169)、当該関連情報も3D中庭空間に反映させる(ステップS172)。
一方、通信制御装置10B側でも、同様に、3D中庭空間の生成(ステップS166)、受信した関連情報の3D中庭空間への反映(ステップS175、S178)。
次に、通信制御装置10Aは、空間情報生成部108により生成された、3D中庭空間と相手空間画像(空間Bの映像)と、音響情報(空間Bの音声、物音や、3D中庭空間に対応する中庭音声)を含む空間情報を、出力部(ディスプレイ、スピーカ)からそれぞれ提示する(ステップS181)。一方、通信制御装置10B側でも同様に、3D中庭空間と相手空間画像(空間Aの映像)と、音響情報(空間Aの音声、物音や、3D中庭空間に対応する中庭音声)を含む空間情報を、出力部(ディスプレイ、スピーカ)からそれぞれ提示する(ステップS184)。
上述した3D中庭空間および互いの相手空間画像は、処理サーバ30により同期され、互いのディスプレイにおいて、同じタイミング、同じ距離感で表示され得る。また、3D中庭空間に対応する中庭音声も、互いのスピーカにおいて、同じタイミング、同じ距離感で再生され得る。
続いて、通信制御装置10Aは、何らかの情報更新があった場合(ステップS187/Yes)、ステップS112からの処理を繰り返す。また、通信制御装置10Bも、何らかの情報更新があった場合(ステップS190/Yes)、ステップS121からの処理を繰り返す。
そして、通信制御装置10Aは、接続終了が指示されると(ステップS193/Yes)、通信制御装置10Bに対して接続終了の確認を行い(ステップS196)、通信制御装置10Bから接続終了の許可を受信すると(ステップS199)、セッションを切断する(ステップS202)。
以上、本実施形態による通信制御処理について説明した。なお、ここでは一例として処理サーバ30により同期処理や、最適なつながり度合いの算出、シーン情報の送信等を行っているが、本実施形態はこれに限定されず、これらの処理を通信制御装置10で行うことも可能である。
<4−2.音源分離処理>
次に、マイク1012により収音した音声の音源分離処理について図12を参照して説明する。図12は、本実施形態による音源分離処理のフローチャートを示す図である。
図12に示すように、まず、通信制御装置10の空間情報処理部102は、空間内の収音データを取得し(ステップS203)、音源分離および判別を行う(ステップS206)。具体的には、空間情報処理部102は、音源分離した音声データの到来方向、音量、特徴、および音源位置の判別を行う。この際、空間情報処理部102は、音源判別用DB112を参照し得る。
次に、空間情報処理部102は、音源位置と音声データを紐付けて音声DB113へ登録する(ステップS206)。音声DB113は、通信相手と共有するようにしてもよい。
次いで、空間情報処理部102は、音源分離した音声データを判別結果と共に、相手ユーザ側(通信先)へ通信部107を介して送信する(ステップS212)。
<4−3.音源再生処理>
続いて、スピーカ1092による音源再生処理について図13を参照して説明する。図13は、本実施形態による音源再生処理のフローチャートを示す図である。
図13に示すように、まず、通信制御装置10の空間情報生成部108は、空間情報の生成を行う(ステップS303)。空間情報の生成は、通信先から受信した空間情報や、通信先ユーザと共有する音声DB113から抽出した通信先空間における事象に紐付けられた音声データに基づいて行われる。
次に、空間情報生成部108は、出力部109に対して、空間情報の提示指示を行う(ステップS306)。
次いで、出力部109は、再生する音源群の属性(音量、音源位置、効果(指向性有無等))と、対応するスピーカを確認する(ステップS309)。
次に、出力部109は、対応するスピーカの種類がステレオである場合は(ステップS312/ステレオ)、ステレオスピーカに対応する所定の属性で音声データを出力する(ステップS318)。一方、出力部109は、対応するスピーカの種類が平面である場合は(ステップS312/平面)、平面スピーカに対応する所定の属性で音声データを出力する(ステップS315)。
<<5.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による情報処理システムでは、通信相手とのつながりに仮想的な3次元空間を用いて、当該空間内の距離を聴覚的に演出し、より快適なコミュニケーションを実現することを可能とする。
また、通信元の空間に設置されたディスプレイを窓(またはドア)に見立てて、3次元空間上の所定の距離離れた場所に、通信相手の空間の映像を配置する空間画像を表示することで、通信相手との距離を視覚的に表現することもできる。なお、壁面に設置されるディスプレイの縦横比は、実際の窓やドアで用いられている寸法に合わせて実現されてもよい。また、ディスプレイをドアに見立てる場合、ディスプレイの下辺が床面付近に位置するように配置することで、よりリアルに、ドアの向こうの空間の存在を表現することができる。
また、3次元空間上に配置される通信相手の空間の映像の表示領域の縦横比を、ディスプレイの縦横比と同じにするよう制御してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した通信制御装置10、または処理サーバ30に内蔵されるCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアに、通信制御装置10、または処理サーバ30の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
通信先からデータを受信する受信部と、
仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記情報処理装置は、
前記3次元空間上の前記通信元と前記通信先との仮想的な離隔距離を制御する距離制御部をさらに備え、
前記距離制御部は、前記通信元からのつながり要求レベルと前記通信先からのつながり要求レベルに基づいて調整されたつながり度合いに応じて、前記離隔距離を制御する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記つながり要求レベルは、空間情報に基づいて判定されたユーザのコンテキストに応じて算出される、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記通信先の空間の音声データは、前記受信部により前記通信先から受信した音声データ、または前記受信部により前記通信先から受信したデータに基づいて所定のデータベースから抽出した音声データである、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(5)
前記再生制御部は、前記3次元空間上に配置された前記通信元の空間に対して前記通信先の空間が近い程、前記通信先の空間の発話音声データおよび物体音データを大きく、また、前記通信先の空間の環境音を小さく制御し、前記通信先の空間が遠い程、発話音声データおよび物体音データを小さく、また、環境音を大きく制御する、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)
前記再生制御部は、前記音声データのうち、発話音声データおよび物体音データは対応する音像位置で再生するよう音像定位制御を行い、環境音は前記通信元の空間の基準面全体から再生するよう制御する、前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記情報処理装置は、
前記通信元の空間から取得した音声データの音源分離を行う音源分離部と、
前記音源分離した音声データを含む、前記通信元の空間から取得したデータを、前記通信先へ送信する送信部と、をさらに備える、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記情報処理装置は、
前記通信先の空間に対応する画像を、前記3次元空間上において前記離隔距離に対応する所定位置に配置した空間画像情報を生成する生成部と、
前記生成された空間画像情報を前記通信元の空間の表示部に表示するよう制御する表示制御部と、をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
プロセッサが、
通信先からデータを受信することと、
仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御することと、
を含む、情報処理方法。
(10)
コンピュータを、
通信先からデータを受信する受信部と、
仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、
として機能させるための、プログラム。
1 テレプレゼンスシステム
10(10A〜10C) 通信制御装置
20 ネットワーク
30 処理サーバ
40 窓枠
41 相手空間画像
100 通信制御装置
101 入力部
1011 カメラ
1012 マイク
1013 センサ
102 空間情報処理部
103 状態判定部
104 空間距離制御部
105 操作I/F
106 中庭空間生成部
107 通信部
108 空間情報生成部
109 出力部
1091 ディスプレイ
1092 スピーカ
1093 インジケータ
110 記憶部
111 送信情報生成部
112 音源判別用DB
113 音声DB113

Claims (9)

  1. 通信先からデータを受信する受信部と、
    仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、
    前記通信元からのつながり要求レベルと前記通信先からのつながり要求レベルに基づいて調整されたつながり度合いに応じて、前記3次元空間上の前記通信元と前記通信先との仮想的な離隔距離を制御する距離制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記つながり要求レベルは、空間情報に基づいて判定されたユーザのコンテキストに応じて算出される、請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信先の空間の音声データは、前記受信部により前記通信先から受信した音声データ、または前記受信部により前記通信先から受信したデータに基づいて所定のデータベースから抽出した音声データである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記再生制御部は、前記3次元空間上に配置された前記通信元の空間に対して前記通信先の空間が近い程、前記通信先の空間の発話音声データおよび物体音データを大きく、また、前記通信先の空間の環境音を小さく制御し、前記通信先の空間が遠い程、発話音声データおよび物体音データを小さく、また、環境音を大きく制御する、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記再生制御部は、前記音声データのうち、発話音声データおよび物体音データは対応する音像位置で再生するよう音像定位制御を行い、環境音は前記通信元の空間の基準面全体から再生するよう制御する、請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記通信元の空間から取得した音声データの音源分離を行う音源分離部と、
    前記音源分離した音声データを含む、前記通信元の空間から取得したデータを、前記通信先へ送信する送信部と、をさらに備える、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記通信先の空間に対応する画像を、前記3次元空間上において前記離隔距離に対応する所定位置に配置した空間画像情報を生成する生成部と、
    前記生成された空間画像情報を前記通信元の空間の表示部に表示するよう制御する表示制御部と、をさらに備える、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. プロセッサが、
    通信先からデータを受信することと、
    仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御することと、
    前記通信元からのつながり要求レベルと前記通信先からのつながり要求レベルに基づいて調整されたつながり度合いに応じて、前記3次元空間上の前記通信元と前記通信先との仮想的な離隔距離を制御することと、
    を含む、情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    通信先からデータを受信する受信部と、
    仮想の3次元空間上に配置された前記通信先と通信元との離隔距離に応じて、前記通信先の空間の音声データを音源種別毎に異なる出力値で前記通信元の空間の音声出力部から再生するよう制御する再生制御部と、
    前記通信元からのつながり要求レベルと前記通信先からのつながり要求レベルに基づいて調整されたつながり度合いに応じて、前記3次元空間上の前記通信元と前記通信先との仮想的な離隔距離を制御する距離制御部と、
    として機能させるための、プログラム。
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