JP6797395B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃や部品交換などのメンテナンスを効率的に行えるようにした物品搬送装置に関する。
食品工場などの生産工場において、食品に接触して搬送する搬送装置については、生産作業終了時のタイミングなどにおいて、搬送装置を含む生産設備の清掃や、部品交換などの保守作業に係るメンテナンスが実施されるようになっている。
このようなメンテナンス作業は、生産設備の稼働が休止中に作業者の手作業により行われているのが一般的となっている。
また、作業者の手作業による清掃作業を補う装置として、例えば、コンベヤチェーンを左右から挟みこむ回転ブラシを設け、回転ブラシを回転駆動することで走行中のコンベヤチェーンを清掃するようにしたコンベヤチェーンの清掃装置に係る技術が、特許文献1に開示されている。
特許第5351792号公報
上記した清掃装置は、回転駆動する一対のブラシ間にコンベヤチェーンを走行中に通過させることでチェーンを清掃するだけのもので、物品を所定間隔毎に支持して搬送する押送部材や支持部材などを効果的に清掃できる装置の提案はなされていない。
而して、本発明は上述した問題を解決するために創案されたものであって、物品の搬送に関連して配設される複数のキャリアの夫々が走行路を独立して移動可能とした搬送装置において、キャリアに配設された物品の支持部材を清掃したり部品交換を行ったりするなどのメンテナンス作業を能率的に行える物品搬送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を達成するため、本発明の物品搬送装置は、次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、無端状の周回走行路(30)を独立して走行可能な複数のキャリア(20)を有し、該キャリア(20)で物品(W)を支持して搬送する搬送コンベヤであって、前記周回走行路(30)における物品搬送区域外(CF)に、メンテナンス位置を設定し、前記複数のキャリア(20)をメンテナンス位置に集合させるよう走行制御する、メンテナンス動作を実施可能に構成したことを特徴とする。
周回走行路(30)の物品搬送区域外(CF)に設定された所定の集合位置にキャリア(20)を集合するので、第1の発明によれば、清掃や部品交換などの作業者によるメンテナンス作業の実施や、清掃手段によるキャリア(20)の自動清掃する時などにおいて、複数のキャリア(20)を纏めた状態で実施できる。このため、メンテナンス作業に要する時間の短縮や作業性の改善が図れるなど、メンテナンス作業に係る能率化を成し得る。
また、キャリア(20)は周回走行路(30)をそれぞれ独立して走行するよう制御されるものであるので、キャリア(20)の周回走行路(30)における物品搬送区域外(CF)においてキャリア(20)の走行動作を制御することで、例えば、複数のキャリアをメンテナンス位置に集合させた状態でブラシなどの清掃手段(40)で一度に清掃することができるばかりでなく、通常の搬送運転中においても、キャリア(20)を集合させて物品搬送区域(CN)の範囲内での搬送速度より低速で移動させながら、あるいは停止状態にして、清掃しやすい状況でキャリア(20)に付着した物品カスなどをまんべんなく取り除くことができる。
次に、第2の発明は、無端状の周回走行路(30)を独立して走行可能な複数のキャリア(20)を有する搬送コンベヤであって、各キャリア(20)には搬送される物品(W)の支持部材(28)を備え、前記周回走行路(30)における、支持部材(28)による物品搬送区域外(CF)にメンテナンス位置が設定されており、当該メンテナンス位置に支持部材(28)の清掃手段(40)が配設され、前記清掃手段(40)の配設位置へ支持部材(28)が到来して該支持部材(28)を清掃する期間には、前記キャリア(20)の走行動作を、支持部材(28)による搬送運転時における物品搬送区域(CN)の走行動作とは異なるよう動作させる構成としたことを特徴とする。
上記の第2の発明によれば、周回走行路(30)を独立して走行するキャリア(20)は、物品搬送区域外(CF)において、例えば、低速走行や一時停止動作、あるいは、前進後退移動動作など、物品搬送区域(CN)での走行動作とは異なる動作を行わせて清掃手段(40)により付着物を掻き落とすなどして除去することができるので、キャリア(20)の清掃時間を多くとれたり、必要に応じてキャリア(20)の搬送向き前後の部位までも効果的に清掃することができるなど、清掃効率を高いものにすることができる。
次に、第3の発明は、上述した第1の発明において、前記周回走行路(30)は、湾曲走路(30b)と、該湾曲走路(30b)に接続する直線走路(30a)とから形成されており、前記物品搬送区域外(CF)となる直線走路(30a)に全てのキャリア(20)が集合するようキャリア(20)を走行させる、メンテナンス動作を行うよう構成したことを特徴とする。
上記の第3の発明によれば、周回走行路(30)におけるメンテナンスを行う際に、直線走路(30a)中に全てのキャリア(20)を集合させるので、清掃や部品交換等のメンテナンスを効率よく一度に迅速に完了させることができ、メンテナンス時間を短縮することができる。
次に、第4の発明は、上述した第1の発明から第3の発明におけるいずれかの発明において、前記キャリア(20)の前記物品搬送区域外(CF)の走行は、メンテナンス動作信号によって、搬送運転時における物品搬送区域内(CN)での走行とは異なる動作で走行制御されるよう構成したことを特徴とする。
上記の第4の発明によれば、清掃などのメンテナンスの実施に際してキャリア(20)は、物品搬送区域外(CF)において、低速走行や集合状態での走行、あるいは個々のキャリア(20)のピッチ移動や、前進・後退移動などの任意の動作をさせるように走行制御することで、キャリア(20)の汚れ具合に応じた異なる清掃条件を与えて清掃することができる。したがって、清掃不良などが生じない効果的な清掃を実施することができる。
次に、第5の発明は、上述した発明2において、前記清掃手段(40)は、清掃具を備え、前記キャリア(20)に配設された前記支持部材(28)が前記メンテナンス位置に到来した際に前記清掃具を前記支持部材(28)に当接して清掃可能な当接位置と、前記清掃具を該当接位置から離間した退避位置との間を移動可能な作動手段を設けたことを特徴とする。
上記の第5の発明によれば、必要なときだけ清掃手段(40)を支持部材(28)に接触させるように移動しておくことができる。
次に、第6の発明は、上述した発明2または発明5において、前記清掃手段(40)は、清掃具としてのブラシ(42)と、該ブラシ(42)を往復または回転駆動する駆動手段(44)と、からなることを特徴とする。
上記の第6の発明によれば、ブラシ(42)を回転や往復動作させてより効果的な清掃を行うことができる。具体的には、物品カスが付着している支持部材(28)などをブラシの移動によって広範囲に及んで清掃することができるので、製品カスの掻き落とし不足などが生じないように良好に清掃することができる。
次に、第7の発明は、上述した第2の発明又は第5の発明及び第6の発明のいずれかの発明において、前記キャリア(20)は、前記周回走行路(30)を移動可能に動作制御されるスライダー(22)と、該スライダー(22)に配設されて、周回走行路(30)の一側に延出して搬送路の物品を支持する支持部材(28)とを備え、前記清掃手段(40)の設置位置に対応した前記支持部材(28)の走行軌跡の下方には、前記清掃手段(40)の清掃によって、支持部材(28)から掻き落とされた付着物を収容し得る回収トレイ(50)を着脱自在に設けたことを特徴とする。
上記の第7の発明によれば、支持部材(28)の通過ラインの下方に支持部材(28)に付着した付着物をブラシ(42)などで掻き落としたごみの回収トレイ(50)を手前に引き出すなどにより着脱自在としているので、清掃により生じたごみを簡単に回収処理することができる。
上記した本発明によれば、物品の搬送に関連して夫々独立して移動するキャリアの清掃や部品交換等のメンテナンスを能率的かつ効果的に実施することができる。
第2実施形態の物品搬送装置全体を示す概略側面図である。 第2実施形態の物品搬送装置全体を示す概略断面図である。 第3実施形態の物品搬送装置全体を示す概略側面図である。 第3実施形態の物品搬送装置全体を示す概略断面図である。 周回走行路の各領域を示す図である。 第1実施形態の物品搬送装置全体を示す概略側面図である。
以下、本発明に係る物品搬送装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。先ず、予め各実施形態に共通する構成について説明する。
図1及び図2に基づいて説明すると、本発明の実施形態に係る物品搬送装置は、上流側の図示しないコンベヤから所定間隔毎に搬送されてきた食品などの物品Wを、各物品Wが搬送されてきたタイミングに合わせて受け入れ、物品Wを搬送ベッド12に載置した状態で押送し下流に定間隔毎に送出する搬送コンベヤ10が設けられる。
搬送手段としての搬送コンベヤ10は、無端状の周回走行路30を独立して走行可能な複数のキャリア20を備えた、リニアモータ式コンベヤシステムを採用した場合の構成を例示したものである。
周回走行路30には、電磁コイルが埋設され、キャリア20には永久磁石が配設される。そして、制御装置60からの制御信号が出力されて電磁コイルに発生した磁界とキャリア20の永久磁石との作用によって、夫々のキャリア20を周回走行路30における指定位置まで移動させるよう、各キャリア20を独立して走行制御する。
キャリア20は、図2に良く示されるように、永久磁石を付設したスライダー22と、スライダー22に取着された支持部材28とから構成されて、スライダー22が周回走行路30に設けた図示しないガイドレールに案内されて周回走行路30上を独立して走行駆動される。スライダー22に取着された支持部材28は、周回走行路30の一側に延出する延出部26とその延出部26の延出端に設けられた支持片27とから構成されている。
周回走行路30の配置形態は、図1に示されるように本実施形態では楕円形状とされている。そのため、図5に周回走行路30の領域を示すように、周回走行路30は、所定間隔離間して平行に配設した直線走路30aと、該直線走路30aの端部に接続された湾曲走路30bとにより無端状に形成される。また、周回走行路30は、物品Wの搬送の有無の観点の区分けからは、物品搬送区域CNと物品搬送区域外CFとに区分けされる。物品搬送区域CNは、キャリア20の走行において、キャリヤ20の支持部材28が搬送コンベヤ10と交差する範囲の区域を指す。物品搬送区域外CFは、当該物品搬送区域CN以外の範囲を指す。
本実施形態では、キャリア20をメンテナンスするメンテナンス位置Mは、物品搬送区域外CFとされている。好ましくは、物品搬送区域外CFとなる直線走路30a内の所定位置とされている。なお、メンテナンス位置Mとして規定(設定)される範囲に取り入れられるキャリア20の個数は特に特定されない。したがって、1個とする場合でも良いし、複数個集合させる場合であっても良い。しかし、周回走行路30に配置されるキャリヤ20の全てが集合できる範囲であるのが好ましい。
周回走行路30に設定されるメンテナンス位置Mでは、キャリア20のメンテナンスが行われる。メンテナンスとしてはキャリヤ20の部品交換作業や、キャリア20の清掃等がある。
制御装置60は、タッチパネルなどからなる操作設定手段62により制御モードが設定されるようになっている。操作設定手段62によりメンテナンスモードが選択設定されると、メンテナンス動作信号が出力され、キャリア20は、物品搬送区域外CFの、予め設定されたメンテナンス位置Mにおいて、搬送運転時における物品搬送区域内の走行動作とは異なる動作で走行するよう駆動制御されるようになっている。ここでキャリア20の異なる動作とは、後述するキャリア20のメンテナンス位置Mへの集合や移動速度の変化、キャリアの停止、キャリアの逆送りなどを意味し、またこれに限らず、種々の動作を行わせることができる。
次に、第1実施形態について説明する。本実施形態は、図6に示すように、メンテナンス位置Mでキャリア20のメンテナンス及び清掃が行われる実施形態である。本実施形態では、縦方向に周回する複数のキャリア20を備えた周回走行路30の下方において、物品を搬送するための搬送ベッド12を設け、所定間隔ごとに送られてくる物品Wをキャリア20によって支持して搬送するようにした搬送手段としての搬送コンベヤ10を採用している。
本実施形態では、周回走行路30に設けられる複数のキャリア20は、制御装置60から出力されるメンテナンス動作信号に基づいて、周回走行路30における上方の物品搬送区域外CFのメンテナンス位置Mに集合させるよう構成されている。
物品搬送区域外CFであるメンテナンス位置Mに複数のキャリア20を集合させることで、キャリアを一度でメンテナンスを行ったり、清掃を行ったりすることが可能となるので、それらにかかる時間を短縮することができる。
また、物品搬送区域外CFであるメンテナンス位置Mは、周回走行路30における物品搬送区域CNと離れた上方位置に設定されているため、メンテナンスや清掃を行う作業者は、かかる作業について腰を屈めたり、しゃがんだりする必要がないため、作業負担を低減させることができる。また、上記したように、物品搬送区域外CFであるメンテナンス位置Mは、物品搬送区域CNと離れた位置に設定されているため、キャリア20のメンテナンスや清掃をした際に生じるホコリや食品カス等の異物が搬送ベッド12に落ちることを防止することができる。
さらに、物品搬送区域外CFにおけるメンテナンス位置Mの下方には、キャリア20のメンテナンスや清掃をした際に生じるホコリや食品カス等の異物を受けるための引き出し式の回収トレイ50を着脱自在に設けたので、ホコリや食品カス等の異物をまとめて掃除することができ、また、搬送ベッド12に落ちることをより効果的に防止することができるようになっている。
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態は図1及び図2に示される。第2実施形態は図1に示されるように、周回走行路30の上方に搬送ベッド12を設けて、その搬送ベッド12上に載置した物品Wを支持部材28で押送するよう構成される。
第2実施形態は、図1に示されるメンテナンス位置Mでキャリア20の清掃が行われる実施形態である。そのため、本実施形態では、メンテナンス位置Mにキャリア20の支持部材28を清掃する清掃具42の回転ブラシ42Aが備えられる。また、本実施形態のメンテナンス位置Mは、複数のキャリア20が集合できるよう設定されている。そのため、清掃具42の回転ブラシ42Aは、メンテナンス位置Mに集合する複数のキャリア20を一挙に清掃することのできる装置とされている。
本実施形態の上記のメンテナンス位置Mは、周回走行路30における物品搬送区域外CFの直線走路30aに設定されている。これによりメンテナンスのための清掃具42の設備の設置を容易としている。
回転ブラシ42Aは、図2に示すように、支持部材28の支持片27を挟む位置関係で、左右に2基配設されている。この回転ブラシ42Aは図1に示す電動モータ等の駆動手段44により回転させられる。その回転方向は、図2で見て、左側の回転ブラシ42Aは時計廻り方向とされ、右側の回転ブラシ42Aは反時計廻り方向とされている。すなわち、支持部材28に付着した食品カス等の異物を回転ブラシ42Aにより掻き落とした際、その異物が下方に落下する回転方向としている。
回転ブラシ42Aは、図1および図2に示すように、メンテナンス位置Mに到来したキャリア20と接触することのできる当接位置と、キャリア20が接触しない退避位置との間を移動可能として配設されている。図示では、回転ブラシ42Aの当接位置状態を仮想線で示し、退避位置状態を実線で示した。なお、回転ブラシ42Aの当接位置と退避位置との間の移動は、不図示の作動手段により行う。作動手段は汎用の移動機構により構成することができる。
図2に示すように、回転ブラシ42Aの下方位置には、回収トレイ50が設置されている。この回収トレイ50により回転ブラシ42Aにより掻き落とされた食品カス等の異物を受けて、回収する。なお、この回収トレイ50は、例えば、引出し形態で形成して、着脱自在とするのが好ましい。回収トレイ50を着脱自在とすることにより、回収トレイ50に溜まった異物を容易に破棄処理することができる。
上述した第2実施形態の清掃のメンテナンス動作は、次のようにして行われる。清掃のメンテナンス動作をしようとするときは、操作設定手段62によりメンテナンスモードを選択設定する。すると、制御装置60からメンテナンス動作信号が出力されて、周回走行路30における物品搬送区域外CFのメンテナンス位置Mに複数のキャリア20を集合させる。この複数のキャリヤ20のメンテナンス位置Mへの集合制御は、搬送運転時における物品搬送区域内CFの走行動作とは異なる動作で走行するよう制御される。
図1におけるメンテナンス位置Mのキャリア20の集合状態が、清掃のメンテナンスが行われる状態である。この状態において、回転ブラシ42Aを退避位置から当接位置に移動させて、駆動手段44により回転させることにより、キャリア20の支持部材28に付着した食品カス等の異物を掻き落として、キャリア20を清掃する。掻き落とされた異物は回収トレイ50により回収して処理する。
本実施形態の回転ブラシ42Aは、支持部材28の支持片27の両側に配設されているので、支持片27を両側から清掃し、食品カス等の異物の除去を確実に行うことができる。また、回転ブラシ42Aは、支持片27の前後面にも入り込んで清掃するので、前後面もしっかりと清掃することができる。
なお、本実施形態では、キャリア20の清掃作業は、物品搬送区域外CFで行われるので、清掃作業により物品搬送区域CNを汚すようなことがない。また、このときキャリア20は周回走行路30におけるメンテナンス位置Mにおいて停止させた状態となっているが、このキャリア20を停止させた状態も、搬送運転時における物品搬送区域内の走行動作とは異なる動作である。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は図3及び図4に示される。
第3実施形態は、図3に示されるメンテナンス位置Mに周回走行路30に配設されるキャリア20の全個数が集合して、一挙に清掃が行われる実施形態である。そのため、本実施形態のメンテナンス位置Mは全個数のキャリア20が集合できるよう設定されている。
第3実施形態のメンテナンス位置Mも、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様に、周回走行路30における物品搬送区域外CFの直線走路30aに設定されている。これによりメンテナンスのための清掃具42の設備の設置を容易としている。
平面ブラシ42Bは、図4に示すように、断面コ字形状の移動部材52と、刷毛54とから成っている。移動部材52は図3に示すスライドレール56上を往復移動可能とされている。スライドレール56は長尺形状とされており、図3のメンテナンス位置Mにおける所定範囲に亘って延在している。したがって、平面ブラシ42Bはスライドレール56の範囲を往復移動可能とされている。なお、本実施形態では、平面ブラシ42Bは、図4に示すように支持部材28を構成する支持片27の通過ラインの一側にのみ配設されている。なお、清掃上必要とする場合には、他側にも配設してもよい。搬送方向の前後にズレるよう配設することも可能である。また、平面ブラシ42Bのスライドレール56上の移動は、不図示の移動機構に設けた駆動手段により行われる。
平面ブラシ42Bは、上述した第1実施形態の回転ブラシ42Aの場合と同様に、メンテナンス位置Mに到来したキャリア20と接触することのできる当接位置と、キャリア20が接触しない退避位置との間を移動可能として配設されている。図3及び図4に示すように、平面ブラシ42Bの当接位置にある状態を仮想線で示し、退避位置にある状態を実線で示した。なお、平面ブラシ42Bの当接位置と退避位置との間の移動は、不図示の作動手段により行われ、移動機構には駆動手段が設けられている。
また、この第3実施形態の場合も、上述の第1実施形態及び第2実施形態の場合と同様に、図4に示すように、平面ブラシ42Bの下方位置には、回収トレイ50が設置されている。その説明は省略する。
上述した第3実施形態によれば、メンテナンス位置Mに周回走行路30の全てのキャリヤ20を集合させて、清掃のメンテナンスを行うので、清掃のメンテナンスが一層効率的である。
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はその他、各種の形態で実施可能であり、以下にその例示を列挙する。
・ 周回走行路30は、上述の実施形態では2つの平行した直線走路30aとそれに接続する湾曲走路30bとにより構成したが、3つの直線走路30aの各端部に湾曲走路30bを接続したトライアングル状の走路であったり、4つの直線走路30aの各端部に湾曲走路30bを接続して4角形状となった湾曲走路30bであったりするなど、複数の直線走路30aとその端部につながる複数の湾曲走路30bとが無端状に組み合わされてキャリア20の周回走行路30を構成するものであればよい。
・ 搬送コンベヤ10に関して、実施例ではリニアモータ式コンベヤシステムを用いた場合で例示したが、これに限らず、キャリア20が周回走行路30を独立して走行可能なものであれば、その他のコンベヤシステムにより構成してもよい。
・ 清掃具42は、回転ブラシ42Aまたは平面ブラシ42Bを採用した場合で例示したが、短冊状の布を円筒状に纏めたものや、スポンジなどをブロック形状としたものなど、その他の清掃具として使用可能なその他の部材であってもよい。
・第1、第2、第3実施形態の搬送コンベヤ10の配置は、搬送ベッド12との関係で見て、逆であってもよい。すなわち、第2、第3実施形態については、縦方向に周回する複数のキャリア20を備えた周回走行路30の下方において、物品Wを搬送するための搬送ベッド12を設け、所定間隔ごとに送られてくる物品Wをキャリア20によって支持して搬送するようにした搬送コンベヤ10を採用したり、第1実施形態については、周回走行路30の上方に搬送ベッド12を設けて、その搬送ベッド12上に載置した物品Wをキャリア20によって支持して押送するようにした搬送コンベヤ10を採用してもよい。
・ 上述の実施形態では、1つずつの物品Wを支持部材28で押送する形態の搬送コンベヤ10として例示したが、複数の物品Wを前後の支持部材28で挟んで搬送する形態その他の支持部材28による物品支持形態が上述した実施形態とは異なる実施形態にも適用することができる。
・ 制御装置60は、タッチパネルなどからなる操作設定手段62により、メンテナンスモードが設定されるとメンテナンス動作信号が出力されるよう構成されているが、これに限らない。例えば、電源投入におけるセット運転時にメンテナンス動作信号を合わせて出力することも可能である。この場合、電源投入時にキャリアの清掃を行えるので、物品を搬送するよりも前にキャリアを清潔な状態にしておくことが可能となる。その他、メンテナンス動作を実行させるためのスイッチ類をタッチパネルなどの操作設定手段とは別途で設けてもよい。
・ 複数のキャリア20の清掃の動作については、上述した内容に限らず、周回走行路30における物品搬送区域CNで物品Wを押送しつつ、物品搬送区域外CFではキャリア20を清掃することが可能である。
具体的には、メンテナンス信号を受信した搬送手段は、回転ブラシを退避位置から当接位置に移動させる。そして、メンテナンス位置Mに一番近いキャリアから順に、回転ブラシに当接するように移動させていく。これにより、キャリアは回転ブラシに擦られながら回転ブラシを通過していく。なお、このとき、キャリアの移動速度は物品を搬送しているときの搬送速度よりもゆっくりと移動させるのが望ましい。もちろん、物品を搬送しているときの搬送速度よりも速くしてもいいし、同じでもよい。
また、回転ブラシを通過するに際し、キャリアを前進・後退をしながらの移動させることも可能である。
また、物品搬送区域外であって、メンテナンス位置Mに移動するまでの速度と、メンテナンス位置Mにおける移動速度を異ならせることも可能である。
この場合には、物品搬送区域では物品を搬送させて、物品搬送区域外においてはキャリアを清掃する、ということを同時に行うことができる。
さらに、物品の搬送運転を行っていない場合には、キャリアの進行方向を逆転させて、後退させた状態でメンテナンス位置に移動させてもよい。
これらの場合、キャリア20における物品と直接接触する部位以外である背面についても清掃を行うことができる。
周回走行路に設けられる複数のキャリアはそれぞれが独立して移動できるからこそ、上記した技術を実現している。
・本実施形態では、清掃手段としての清掃具として、回転ブラシ42A、平面ブラシ42Bを例にしたが、それに限らず、種々の清掃具を用いた清掃を行うことができる。
10:搬送コンベヤ(搬送手段) 20:キャリア 22:スライダー
28:支持部材 30:周回走行路 30a:直線走路 30b:湾曲走路
40:清掃手段 42:ブラシ(清掃具) 50:回収トレイ
W:物品 M:メンテナンス位置
CN:物品搬送区域 CF:物品搬送区域外

Claims (7)

  1. 無端状の周回走行路を独立して走行可能な複数のキャリアを有し、該キャリアで物品を支持して搬送する搬送コンベヤであって、
    前記周回走行路における物品搬送区域外に、メンテナンス位置を設定し、前記複数のキャリアをメンテナンス位置に集合させるよう走行制御する、メンテナンス動作を実施可能に構成したことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 無端状の周回走行路を独立して走行可能な複数のキャリアを有する搬送コンベヤであって、
    各キャリアには搬送される物品の支持部材を備え、
    前記周回走行路における、支持部材による物品搬送区域外にメンテナンス位置が設定されており、当該メンテナンス位置に支持部材の清掃手段が配設され、
    前記清掃手段の配設位置へ支持部材が到来して該支持部材を清掃する期間には、前記キャリアの走行動作を、支持部材による搬送運転時における物品搬送区域内の走行動作とは異なるよう動作させる構成としたことを特徴とする物品搬送装置。
  3. 請求項1に記載の物品搬送装置であって、
    前記周回走行路は、湾曲走路と、該湾曲走路に接続する直線走路とから形成されており、前記物品搬送区域外となる直線走路に全てのキャリアが集合するようキャリアを走行させる、メンテナンス動作を行うよう構成したことを特徴とする物品搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の物品搬送装置であって、
    前記キャリアの前記物品搬送区域外の走行は、メンテナンス動作信号によって、搬送運転時における物品搬送区域での走行とは異なる動作で走行制御されるよう構成したことを特徴とする物品搬送装置。
  5. 請求項2に記載の物品搬送装置であって、
    前記清掃手段は、清掃具を備え、前記キャリアに配設された前記支持部材が前記メンテナンス位置に到来した際に前記清掃具を前記支持部材に当接して清掃可能な当接位置と、前記清掃具を該当接位置から離間した退避位置との間を移動可能な作動手段を設けたことを特徴とする物品搬送装置。
  6. 請求項2または請求項5に記載の物品搬送装置であって、
    前記清掃手段は、清掃具としてのブラシと、該ブラシを往復または回転駆動する駆動手段とからなることを特徴とする物品搬送装置。
  7. 請求項2又は請求項5及び請求項6のいずれかの請求項に記載の物品搬送装置であって、
    前記キャリアは、前記周回走行路を移動可能に動作制御されるスライダーと、該スライダーに配設されて、周回走行路の一側に延出して搬送路の物品を支持する支持部材とを備え、
    前記清掃手段の設置位置に対応した前記支持部材の走行軌跡の下方には、前記清掃手段の清掃によって、支持部材から掻き落とされた付着物を収容し得る回収トレイを着脱自在に設けたことを特徴とする物品搬送装置。
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