JP6796847B1 - 財産調査支援サーバ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の照会システム及び紙媒体による金融機関への照会を支援するともに、効率が良く、高精度な同一人判定及び調査を支援する財産調査支援サーバ及びプログラムを提供する。【解決手段】財産調査支援システム20において、照会元端末22から金融機関40への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバ1は、複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶する記憶手段と、属性情報が受け付けられると、記憶手段に属性情報を登録する属性情報登録手段、属性情報と、財産調査の照会を行う前記金融機関とが受け付けられると、金融機関40毎に、属性情報を含む調査依頼データを生成する調査依頼データ生成手段及び調査依頼データに対応付けられ、調査対象者に関する財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、照会元端末22に財産調査の回答内容を提示する調査回答提示手段を有する照会元端末22と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、行政機関等における財産調査業務を支援する財産調査支援サーバ等に関するものである。
自治体等の行政機関では、事業を遂行する上で、様々な場面において個人の財産情報を金融機関等に照会し、調査を行う財産調査業務が必要である。例えば、国民の生命を守るためのセーフティネットとして生活保護事業がある。保護受給申請を受け付けた福祉事務所は、2週間以内に支給認定を行わなければならないが、認定の審査基準として申請者当人及び一親等以内の親族の財産を確認する必要があるため、生活保護法に基づいて財産調査業務を行う。また、行政機関は、税・料等の公租公課が期限内に納付されない場合、個人の財産の差し押さえを行う必要があるため、国税徴収法に基づいて財産調査業務を行う。
このような財産調査業務を支援するシステムとして、特許文献1には、滞納処理システム(滞納整理システム)が開示されている。特許文献1によれば、自治体端末及び金融機関端末にネットワークを介して接続される滞納整理伝送サーバが、自治体端末から預金調査依頼データ及び差押依頼データを受信し、これらのデータを金融機関毎に仕分けし、対象となる金融機関端末にデータ転送を行い、対象の金融機関端末から預金調査結果データ及び差押結果データを受信し、これらのデータを自治体毎に仕分けし、自治体端末へデータ転送を行うことが記載されている。
また、同様に、特許文献2や特許文献3にも、地方自治体、税務署、裁判所等の公的機関から金融機関に対して預金口座や取引の照会を行うコンピュータシステムが開示されている。
特開2012−190153号公報(特許第5692586号) 特開2019−28998号公報(特許第6440287号) 特開2019−164465号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載のシステムでは、公的機関と金融機関とのデータ連携に関する以下の課題について考慮されていない。
1つ目の課題は、現状、公的機関から金融機関に照会を行うための照会システムが複数存在し、各々のデータフォーマットが異なることや、照会システムの契約を締結していない公的機関の場合は紙媒体の文書によって情報をやり取りする必要があることである。
2つ目の課題は、公的機関側が把握している氏名、住所及び生年月日の情報と、金融機関側に登録されている氏名、住所及び生年月日の情報とが異なり、同一人物か否かの判定が難しいケースがあることである。このようなケースが発生する主な理由は、金融機関の口座を開設する際の一般的な手続きにおいては、口座開設希望者が手書きによって口座開設申込書に氏名等を記入し、金融機関の事務員が口座開設申込書を見ながら氏名等の情報を金融機関のシステムに入力するので、金融機関側に登録されている氏名等の情報が、記入ミスや入力ミス、又は表現の揺らぎ等の影響を受け易いためである。また、住所変更や苗字変更等の影響もある。そして、同一人物か否かの判定を誤ると、財産調査の精度が低下してしまう。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、複数の照会システム及び紙媒体による金融機関への照会を支援できるとともに、効率が良く、高精度な同一人判定及び調査を支援できる財産調査支援サーバ等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、照会元のユーザが利用する照会元端末とネットワークを介して接続され、前記照会元から金融機関への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバであって、複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶する記憶手段と、前記照会元端末において、前記属性情報が受け付けられると、前記記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、前記照会元端末において、前記属性情報と、前記財産調査の照会を行う前記金融機関とが受け付けられると、前記金融機関ごとに、前記属性情報を含む調査依頼データを生成する調査依頼データ生成手段と、前記調査依頼データに対応付けられ、前記調査対象者に関する前記財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、前記照会元端末に前記財産調査の回答内容を提示する調査回答提示手段と、を備え、前記属性情報登録手段は、所定の置換条件に基づいて、前記照会元端末において受け付けられる前記属性情報の一部の項目を置換し、前記照会元端末に置換後の前記属性情報を提示し、更に、前記照会元端末において、置換後の前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、置換後の前記属性情報を登録するとともに、置換前の前記属性情報に係る前記調査対象者と、置換後の前記属性情報に係る前記調査対象者とが同一人であることを登録することを特徴とする財産調査支援サーバである。第1の発明によって、金融機関側に登録されている可能性がある調査対象者の属性情報を複数準備しておくことができる。そして、これらの複数の属性情報に基づいて金融機関に財産調査の照会を依頼することによって、調査対象者の口座を漏れがないように確認することができ、財産調査の精度を向上させることができる。
第1の発明における前記調査回答データには、前記金融機関において付与される前記属性情報が含まれ、前記調査回答提示手段は、前記調査回答データに係る前記属性情報と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記属性情報とを比較し、一致する項目の多い順に前記調査回答データに係る前記回答内容を提示するようにしても良い。これによって、ユーザは、同一人判定を効率良く実施することができる。
また、第1の発明における前記調査回答提示手段は、更に、前記調査回答データに係る前記属性情報と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記属性情報とを提示し、前記属性情報登録手段は、前記照会元端末において、前記調査回答データに係る前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、前記調査回答データに係る前記属性情報を登録するとともに、前記調査回答データに係る前記調査対象者と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記調査対象者とが同一人であることを登録するようにしても良い。これによって、ユーザは、同一人判定を効率良く実施することができる。
また、第1の発明における前記記憶手段は、更に、前記金融機関ごとに、前記財産調査の照会に用いられる照会システムを識別する照会システム識別情報を記憶し、前記調査依頼データ生成手段は、前記金融機関ごとに、前記照会システム識別情報に基づいて電子照会が可能かどうか判定し、前記電子照会が可能な前記金融機関に対しては、対応する前記照会システムに応じたデータフォーマットに従って前記調査依頼データを生成し、前記電子照会が不可能な前記金融機関に対しては、印刷用の前記調査依頼データを生成するようにしても良い。これによって、複数の照会システム及び紙媒体による金融機関への照会を支援できる。
第2の発明は、コンピュータを、照会元のユーザが利用する照会元端末とネットワークを介して接続され、前記照会元から金融機関への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバとして機能させるためのプログラムであって、前記財産調査支援サーバは、複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶する記憶手段と、前記照会元端末において、前記属性情報が受け付けられると、前記記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、前記照会元端末において、前記属性情報と、前記財産調査の照会を行う前記金融機関とが受け付けられると、前記金融機関ごとに、前記属性情報を含む調査依頼データを生成する調査依頼データ生成手段と、前記調査依頼データに対応付けられ、前記調査対象者に関する前記財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、前記照会元端末に前記財産調査の回答内容を提示する調査回答提示手段と、を備え、前記属性情報登録手段は、所定の置換条件に基づいて、前記照会元端末において受け付けられる前記属性情報の一部の項目を置換し、前記照会元端末に置換後の前記属性情報を提示し、更に、前記照会元端末において、置換後の前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、置換後の前記属性情報を登録するとともに、置換前の前記属性情報に係る前記調査対象者と、置換後の前記属性情報に係る前記調査対象者とが同一人であることを登録するように機能させるためのプログラムである。第2の発明のプログラムを汎用のコンピュータにインストールすることによって、第1の発明の財産調査支援サーバを構築することができる。
本発明により、複数の照会システム及び紙媒体による金融機関への照会を支援できるとともに、効率が良く、高精度な同一人判定及び調査を支援できる財産調査支援サーバ等を提供することができる。
財産調査支援システム10の概要を示す図 財産調査支援サーバ1に構築されるデータベースの一例を示す図 財産調査支援サーバ1に構築されるデータベースの一例を示す図 財産調査支援システム10の処理の流れを示すフローチャート 調査対象者属性情報登録処理の詳細を示すフローチャート 調査対象者属性情報登録処理におけるデータの一例を示す図 調査依頼データ生成処理の詳細を示すフローチャート 調査依頼データ生成処理におけるデータの一例を示す図 調査回答提示処理の詳細を示すフローチャート 調査回答提示処理におけるデータの一例を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、財産調査支援システム10の概要を示す図である。財産調査支援システム10(以下、「支援システム10」と省略する。)は、行政機関等における財産調査業務を支援するシステムである。財産調査業務は、行政機関等が照会元となり、個人の財産情報を金融機関等に照会する業務である。調査の名目としては、生活保護法や国税徴収法に基づく財産調査の他に、税務調査、犯罪捜査協力調査、離婚相談調査、相続相談調査等が挙げられる。
支援システム10における照会元は、地方自治体、国税庁、税務署、日本年金機構、警察等の行政機関の他に、裁判所や弁護士事務所等も含まれる。金融機関は、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、農業協同組合、漁業協同組合、インターネット銀行、保険会社、証券会社、仮想通貨を取り扱う事業者等が含まれる。調査対象者は、個人又は法人であり、例えば、生活保護受給申請者、生活保護受給者、納税義務者、税金等の滞納者、犯罪捜査に係る被疑者、離婚相談に係る配偶者、相続相談に係る被相続人等が挙げられる。
以下では、照会元として地方自治体を例に挙げて説明する。図1に示すように、本実施の形態における支援システム10は、照会元20に設置されるコンピュータと、照会元20のコンピュータとLGWAN(Local Government Wide Area Network:総合行政ネットワーク)3を介して接続され、LGWAN−ASP(Application Service Provider)30を提供するコンピュータと、LGWAN−ASP30のコンピュータとIP−VPN(Internet Protocol Virtual Private Network)4を介して接続され、金融機関30に設置されるコンピュータと、によって構成される。
LGWAN3は、地方自治体を相互に接続する行政専用のネットワークである。LGWAN−ASP30は、LGWAN3を介して提供される行政専用アプリケーションサービスである。IP−VPN4は、通信事業者の閉域ネットワークを用いた仮想プライベートネットワークである。
照会元20では、照会元20の各種業務を支援する照会元業務サーバ21と、照会元20のユーザが利用する照会元端末22及び照会元複合機23とが、照会元内部ネットワーク24によって接続されている。
LGWAN−ASP30のコンピュータには、照会元端末22とネットワーク(本実施の形態ではLGWAN3)を介して接続され、照会元20から金融機関40への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバ1(以下、「支援サーバ1」と省略する。)と、照会元端末22及び金融機関サーバ41とネットワークを介して接続され、財産調査に関する照会のデータを送受信する照会システムサーバ2a(2)、2b(2)と、が含まれる。
本実施の形態では、照会システムサーバ2は複数存在し、照会システムサーバ2aと照会システムサーバ2bは異なる企業によって提供されているものとする。照会元20や金融機関40は、照会システムサーバ2a、2bを提供するいずれか又は両方の企業と契約を締結し、照会システムサーバ2a、2bを利用する。以下では、両者を総称する場合、「照会システムサーバ2」と表記する。
更に、本実施の形態では、照会システムサーバ2を介して照会のデータを送受信する他に、照会に関する情報を紙媒体に印刷し、郵送によってやり取りすることも行われる。
金融機関40では、金融機関40の各種業務を支援する金融機関サーバ41と、金融機関40のユーザが利用する金融機関端末42及び金融機関複合機43とが、金融機関内部ネットワーク44によって接続されている。
照会元業務サーバ21、照会元端末22、支援サーバ1、照会システムサーバ2a、2b、金融機関サーバ41及び金融機関端末42は、制御部としてのCPU(「Central Processing Unit」の略)、主記憶部としてのメモリ、補助記憶部としてのHDD(「Hard Disk Drive」の略)やフラッシュメモリ、表示部としての液晶ディスプレイ、入力部としてのキーボードやマウス、タッチパネルディスプレイ、有線通信部としてのLAN(Local Area Network)ケーブル又は無線通信部としての無線モジュール等を備える。
補助記憶部としてのHDDやフラッシュメモリには、OS(「Operating System」の略)、アプリケーションプログラム、処理に必要なデータ等が記憶されている。CPUは、補助記憶部からOSやアプリケーションプログラムを読み出して主記憶部に格納し、主記憶部にアクセスしながら、その他の機器を制御し、後述する処理を実行する。
照会元端末22及び金融機関端末42は、例えば、ノートPC(「Personal Computer」の略)、デスクトップPC等である。照会元業務サーバ21、支援サーバ1、照会システムサーバ2a、2b及び金融機関サーバ41は、例えば、データセンター等に配置されるサーバ用コンピュータであり、1台の筐体で実現されても良いし、複数台の筐体で実現されても良い。
支援サーバ1の補助記憶部には、後述する処理を実行するプログラムがインストールされるとともに、後述するデータベースが構築される。支援サーバ1がウェブアプリケーションとしてサービスを提供する場合、照会元端末22は、補助記憶部にインストールされているウェブ閲覧ソフトの機能によって、支援サーバ1が適用するウェブアプリケーションが利用可能となる。又は、支援サーバ1がクライアントサーバ型システムとしてサービスを提供する場合、照会元端末22の補助記憶部には、専用のプログラムがインストールされる。
図2及び図3は、支援サーバ1に構築されるデータベースの一例を示す図である。以下では、各データを一意に識別する識別情報として、「識別番号」を例に説明するが、識別情報は、番号に限らず、記号や文字、又はこれらの組合せであっても良い。
図2(a)に示す照会元テーブル110は、照会元20の情報を記憶するマスタテーブルであって、例えば、照会元20を一意に識別する照会元識別番号111と、照会元20の名称を示す照会元名112と、地方公共団体コードのように照会元20特有のコードである照会元特有コード113と、照会元20の担当者の連絡先114と、を含む。照会元テーブル110の主キーは、照会元識別番号111である。
図2(b)に示すユーザテーブル120は、照会元20に所属するユーザの情報を記憶するマスタテーブルであって、例えば、照会元識別番号111と同一の照会元識別番号121と、照会元20内においてユーザを一位に識別するユーザ識別番号122と、支援サーバ1へのログイン処理等に用いられるログインID123、ユーザ名124及びパスワード125と、を含む。ユーザテーブル120の主キーは、照会元識別番号121及びユーザ識別番号122である。照会元テーブル110とユーザテーブル120は、照会元識別番号111、121によって関係付けられている。
図2(c)に示す金融機関テーブル130は、金融機関40の情報を記憶するマスタテーブルであって、例えば、金融機関40を一意に識別する金融機関識別番号131と、金融機関40の名称を示す金融機関名132と、金融機関40が契約している照会システムサーバ2を一意に識別する照会システム識別番号133と、金融機関40が照会システムサーバ2に関する契約を終了した場合の無効日付134と、を含む。金融機関テーブル130は、金融機関40ごとに、財産調査の照会に用いられる照会システムサーバ2を識別する照会システム識別番号133(=照会システム識別情報)を記憶する。金融機関テーブル130の主キーは、金融機関識別番号131である。無効日付134にデータが入力されている場合、その金融機関40に対する照会において照会システムサーバ2を利用できないことを意味する。
図2(d)に示す照会システムテーブル140は、照会システムサーバ2の情報を記憶するマスタテーブルであって、例えば、照会システムサーバ2を一意に識別する照会システム識別番号141と、照会システムサーバ2の名称を示す照会システム名142と、照会システムサーバ2が利用不可になった場合の無効日付143と、を含む。照会システムテーブル140の主キーは、照会システム識別番号141である。無効日付143にデータが入力されている場合、その照会システムサーバ2を利用できないことを意味する。金融機関テーブル130と照会システムテーブル140は、照会システム識別番号133、141によって関係付けられている。
図3(a)に示す調査対象者属性テーブル210は、複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶するトランザクションテーブルであって、例えば、照会元識別番号111と同一の照会元識別番号211と、調査対象者の属性を一意に識別する調査対象者属性識別番号212と、照会元20の内部で採番される宛名番号213と、調査対象者の漢字氏名214、カナ氏名215、住所216、生年月日217及び性別218と、調査対象者が同一人であることを一意に識別する同一人識別番号(=同一人識別情報)219と、を含む。漢字氏名214、カナ氏名215、住所216、生年月日217及び性別218が、調査対象者の属性情報である。調査対象者属性テーブル210の主キーは、照会元識別番号211及び調査対象者属性識別番号212である。照会元テーブル110と調査対象者属性テーブル210は、照会元識別番号111、211によって関係付けられている。
本実施の形態では、同一人に関する情報であっても、照会元20側が把握している調査対象者の属性情報と、金融機関40側に登録されている調査対象者の属性情報とが一部異なる可能性があることを前提としている。そこで、調査対象者の財産調査の漏れを可能な限り減らすために、同一人に関する情報として、調査対象者の属性情報の一部が異なる複数のレコードを調査対象者属性テーブル210に登録し、利用する。例えば、苗字変更を行っている人であれば、旧苗字と現苗字のどちらで金融機関40に登録されているか分からないので、漢字氏名214及びカナ氏名215が異なる2つのレコードを登録しておく。また、例えば、読みが複数存在する苗字の人であれば、カナ氏名215が異なる複数のレコードを登録しておく。
このように、本実施の形態では、同一人に関する情報として、複数のレコードを調査対象者属性テーブル210に登録することがあるため、調査対象者属性識別番号212は、調査対象者を一意に識別するのではなく、あくまでも、調査対象者の属性を一意に識別するものである。
図3(b)に示す調査依頼テーブル220は、調査依頼の情報を記憶するトランザクションテーブルであって、例えば、照会元識別番号111と同一の照会元識別番号221と、調査依頼を一意に識別する調査依頼識別番号222と、調査対象者属性識別番号212と同一の調査対象者属性識別番号223と、ユーザ識別番号122と同一のユーザ識別番号224と、調査依頼の根拠となる法令を示す根拠法令225と、調査の依頼日226及び依頼内容情報227と、を含む。調査依頼テーブル220の主キーは、照会元識別番号221及び調査依頼識別番号222である。照会元テーブル110と調査依頼テーブル220は、照会元識別番号111、221によって関係付けられている。調査対象者属性テーブル210と調査依頼テーブル220は、調査対象者属性識別番号212、223によって関係付けられている。ユーザテーブル120と調査依頼テーブル220は、ユーザ識別番号122、224によって関係付けられている。
図3(c)に示す調査依頼先金融機関テーブル230は、調査依頼先の金融機関の情報を記憶するトランザクションテーブルであって、例えば、照会元識別番号111と同一の照会元識別番号231と、調査依頼識別番号222と同一の調査依頼識別番号232と、金融機関識別番号131と同一の金融機関識別番号233と、を含む。調査依頼先金融機関テーブル230の主キーは、照会元識別番号231、調査依頼識別番号232及び金融機関識別番号233である。照会元テーブル110と調査依頼先金融機関テーブル230は、照会元識別番号111、231によって関係付けられている。調査依頼テーブル220と調査依頼先金融機関テーブル230は、調査依頼識別番号222、232によって関係付けられている。金融機関テーブル130と調査依頼先金融機関テーブル230は、金融機関識別番号131、233によって関係付けられている。
図3(d)に示す調査回答テーブル240は、調査回答の情報を記憶するトランザクションテーブルであって、例えば、照会元識別番号111と同一の照会元識別番号241と、調査回答を一意に識別する調査回答識別番号242と、調査依頼識別番号222と同一の調査依頼識別番号243と、金融機関識別番号131と同一の金融機関識別番号244と、調査の回答日245及び回答内容情報246と、を含む。調査回答テーブル240の主キーは、照会元識別番号231及び調査回答識別番号242である。照会元テーブル110と調査回答テーブル240は、照会元識別番号111、241によって関係付けられている。調査依頼テーブル220と調査回答テーブル240は、調査依頼識別番号222、243によって関係付けられている。金融機関テーブル130と調査回答テーブル240は、金融機関識別番号131、244によって関係付けられている。
ここで、調査回答テーブル240の回答内容情報246には、口座の有無、残高、取引データ等の他に、金融機関40において付与される調査対象者の属性情報が含まれる。通常、調査依頼データに含まれる調査対象者の属性情報は、漢字氏名、カナ氏名、住所、生年月日及び性別のうちの一部の項目であり、本実施の形態では、カナ氏名及び生年月日の2項目である。金融機関40では、調査依頼データに含まれていない項目、本実施の形態であれば、漢字氏名、住所及び性別を調査回答データとして付与する。前述の通り、本実施の形態では、同一人に関する情報であっても、照会元20と金融機関40とが把握している調査対象者の属性情報が一部異なる可能性があることから、金融機関40が把握している調査対象者の属性情報を取得し、調査対象者の同一人判定に利用する。
図4は、支援システム10の処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、支援システム10は、調査対象者属性情報登録処理を実行する(ステップS1)。調査対象者属性情報登録処理では、照会元端末22において、調査対象者の属性情報が受け付けられると、支援サーバ1が、調査対象者属性テーブル210に、調査対象者の属性情報を登録する。
更に、支援サーバ1は、所定の置換条件に基づいて属性情報の一部の項目を置換し、照会元端末22に置換後の属性情報を提示する。照会元端末22において、置換後の属性情報の登録の指示が受け付けられると、支援サーバ1は、置換後の属性情報を登録するとともに、置換前の属性情報に係る調査対象者と、置換後の属性情報に係る調査対象者とが同一人であることを登録する。これによって、金融機関40側に登録されている可能性がある調査対象者の属性情報を複数準備しておくことができる。そして、後述する処理において、これらの複数の属性情報に基づいて金融機関40に財産調査の照会を依頼することによって、調査対象者の口座を漏れがないように確認することができ、財産調査の精度を向上させることができる。
図5は、調査対象者属性情報登録処理の詳細を示すフローチャートである。図5に示すように、照会元端末22は、入力部を介して調査対象者の属性情報の入力を受け付け、支援サーバ1に送信する(ステップS101)。支援サーバ1は、照会元端末22から調査対象者の属性情報を受信すると、調査対象者属性テーブル210に登録する(ステップS102)。
次に、支援サーバ1は、所定の置換条件に基づいて属性情報の一部の項目を置換し、照会元端末22に送信する(ステップS103)。例えば、支援サーバ1は、苗字変更をした人であれば、漢字氏名及びカナ氏名を旧苗字の漢字やカナに置換する。また、支援サーバ1は、読みが複数存在する苗字であれば、カナ氏名を他の読みに置換する。また、支援サーバ1は、外国人のように、漢字氏名がない場合であれば、間違いやすいカタカナ、例えば、「ン」と「ソ」や、「パ」と「バ」等を相互に置換する。置換条件は、これらの例に限定されるものではない。支援サーバ1は、これらの置換条件を記憶部に記憶しておき、苗字変更の有無等については、照会元業務サーバ21やLGWAN−ASP30の他のサーバから取得しても良いし、照会元端末22において、ユーザからの入力を受け付けても良い。
照会元端末22は、置換後の属性情報を支援サーバ1から受信すると、表示部に表示することによって、ユーザに提示する(ステップS104)。ユーザは、表示内容を確認し、置換後の属性情報を調査対象者属性テーブル210に登録するか否か判断する。照会元端末22は、ユーザから登録の指示があるか否か確認する(ステップS105)。登録の指示がある場合(ステップS105のYes)、照会元端末22は、置換後の属性情報の登録の指示を支援サーバ1に送信する(ステップS106)。支援サーバ1は、置換後の属性情報の登録の指示を照会元端末22から受信すると、置換後の属性情報を調査対象者属性テーブル210に登録する(ステップS107)。登録の指示がない場合(ステップS105のNo)、照会元端末22は、処理を終了する。
図6は、調査対象者属性情報登録処理におけるデータの一例を示す図である。図6に示す調査対象者属性テーブル210aでは、4つのレコードが登録されている。1件目のレコードの属性情報は、漢字氏名214が「秋田花子」、カナ氏名215が「アキタハナコ」、住所216が「秋田県・・・」、生年月日217が「1969年1月1日」、性別218が「女」であり、ステップS102において登録されるものである。支援サーバ1は、ステップS103において、1件目のレコードに係る調査対象者が苗字変更をした人であることを確認し、漢字氏名及びカナ氏名を旧苗字の漢字やカナに置換する。2件目のレコードの属性情報は、漢字氏名214が「埼玉花子」、カナ氏名215が「サイタマハナコ」、住所216が「秋田県・・・」、生年月日217が「1969年1月1日」、性別218が「女」であり、ステップS107において登録されるものである。
また、3件目のレコードの属性情報は、漢字氏名214が「山崎太郎」、カナ氏名215が「ヤマサキタロウ」、住所216が「秋田県・・・」、生年月日217が「1988年1月2日」、性別218が「男」であり、ステップS102において登録されるものである。支援サーバ1は、ステップS103において、3件目のレコードに係る調査対象者の苗字の読みが複数存在することを確認し、カナ氏名を他の読みに置換する。4件目のレコードの属性情報は、漢字氏名214が「山崎太郎」、カナ氏名215が「ヤマザキタロウ」、住所216が「秋田県・・・」、生年月日217が「1988年1月2日」、性別218が「男」であり、ステップS107において登録されたものである。
図4の説明に戻る。次に、支援システム10は、調査依頼データ生成処理を実行する(ステップS2)。調査依頼データ生成処理では、照会元端末22において、1又は複数の項目からなる調査対象者の属性情報と、財産調査の照会を行う金融機関とが受け付けられると、支援サーバ1が、金融機関ごとに、調査対象者の属性情報を含む調査依頼データを生成する。
図7は、調査依頼データ生成処理の詳細を示すフローチャートである。図7に示すように、照会元端末22は、入力部を介して調査対象者の検索条件の入力を受け付け、支援サーバ1に送信する(ステップS201)。支援サーバ1は、照会元端末22から調査対象者の検査条件を受信すると、調査対象者属性テーブル210の調査対象者を検索し(ステップS202)、調査対象者の検索結果を照会元端末22に送信する(ステップS203)。
次に、照会元端末22は、調査対象者の検索結果を表示部に表示し(ステップS204)、調査対象者の選択を受け付け、支援サーバ1に送信する(ステップS205)。支援サーバ1は、選択された調査対象者の過去の調査結果を検索し(ステップS206)、調査対象者の過去の調査結果を照会元端末22に送信する(ステップS207)。過去の調査結果がない場合、支援サーバ1は、調査結果がないことを照会元端末22に送信する。
次に、照会元端末22は、調査対象者の過去の調査結果を表示し(ステップS208)、調査依頼の指示があるか否か確認する(ステップS209)。調査依頼の指示がない場合(ステップS209のNo)、照会元端末22は、処理を終了する。調査依頼の指示がある場合(ステップS209のYes)、照会元端末22は、調査依頼の指示内容を支援サーバ1に送信する(ステップS210)。調査依頼の指示内容には、調査対象者の属性の識別情報、根拠法令、調査依頼先金融機関、依頼内容等が含まれる。
次に、支援サーバ1は、調査依頼の指示内容を、調査依頼テーブル220及び調査依頼先金融機関テーブル230に記憶する(ステップS211)。そして、支援サーバ1は、調査依頼先の金融機関ごとに、照会システム識別情報に基づいて電子照会が可能かどうか判定し(ステップS212)、電子照会が可能な金融機関に対しては(ステップS212のYes)、対応する照会システムに応じたデータフォーマットに従って調査依頼データから調査依頼データを生成し(ステップS213)、電子照会が不可能な金融機関に対しては(ステップS212のNo)、印刷用の調査依頼データを生成する(ステップS214)。これによって、照会システムサーバ2が複数存在し、各々のデータフォーマットが異なる場合や、照会システムサーバ2に関する契約を行っておらず、紙媒体の文書によって情報をやり取りする必要がある場合を含めて、一元的に財産調査業務を運用することができるので、事務負担を大幅に軽減することができる。また、照会元20において既に導入されているシステム環境に左右されず、全ての照会元20に対して支援システム10を導入することができる。
次に、支援サーバ1は、調査依頼データの生成結果を照会元端末22に送信する(ステップS215)。印刷用の調査依頼データが生成された場合、調査依頼データの生成結果には、印刷用の調査依頼データのダウンロード先のURL(Uniform Resource Locator)を含む。照会元端末22は、支援サーバ1から受信される調査依頼データの生成結果を表示部に表示する(ステップS216)。
図8は、調査依頼データ生成処理におけるデータの一例を示す図である。図8(a)に示す調査依頼テーブル220aでは、2つのレコードが登録されている。これらは、ステップS211において登録されるものである。2件の調査対象者属性識別番号223は、「1」と「2」であり、図6を参照すれば、同一人識別番号219が両方とも「1」である。従って、2件とも、調査対象者が同一人の調査依頼である。図6を参照すれば、2件の属性情報の違いは、漢字氏名214が「秋田花子」と「埼玉花子」であることと、カナ氏名215が「アキタハナコ」と「サイタマハナコ」であることである。
図8(b)に示す調査依頼先金融機関テーブル230aでは、6つのレコードが登録されている。これらは、ステップS211において登録されるものである。調査対象者属性識別番号223ごとに、3つの金融機関識別番号233が対応付けられている。図8(c)に示す金融機関テーブル130aを参照すれば、これら3つの金融機関識別番号233に対応する金融機関名132は、「A銀行」、「B信用金庫」、「C農協」であり、照会システム識別番号133は「1」、「2」、「NULL」である。ここで、各金融機関40は、照会システム識別番号133が「1」の場合、照会システムサーバ2aに関する契約を締結しており、照会システム識別番号133が「2」の場合、照会システムサーバ2bに関する契約を締結しており、照会システム識別番号133が「NULL」の場合、照会システムサーバ2に関する契約を締結していないことを示している。
支援サーバ1は、ステップS213において、「A銀行」及び「B信用金庫」に対しては、それぞれ、照会システムサーバ2a及び2bに応じたデータフォーマットに従って調査依頼データを生成し、ステップS214において、「C農協」に対しては、印刷用の調査依頼データを生成する。これによって、4件の調査依頼データと2件の印刷用の調査依頼データが生成される。ここで、前述の通り、本実施の形態では、調査依頼データに含まれる調査対象者の属性情報は、カナ氏名及び生年月日の2項目である。
図4の説明に戻る。次に、支援システム10は、電子照会が可能な場合、調査依頼データ送信処理を実行する(ステップS3)。調査依頼データ送信処理では、照会元端末22において、調査依頼データの送信の指示が受け付けられると、照会元端末22又は支援サーバ1が、照会システム識別情報に従って識別される照会システムサーバ2に調査依頼データを送信し、照会システムサーバ2が、金融機関サーバ41に調査依頼データを送信する。一方、電子照会が不可能な場合、ステップS3が実行されない代わりに、照会元端末22において、照会元複合機23に対する印刷用の調査依頼データの印刷の指示が受け付けられると、照会元複合機23が印刷用の調査依頼データを印刷し、ユーザが金融機関40宛に印刷物を郵送する。その後、いずれにおいても、金融機関サーバ41は、調査依頼データ又は印刷用の調査依頼データに基づいて財産調査処理を実行する。そして、電子照会が可能な場合、金融機関サーバ41が財産調査の回答結果を照会システムサーバ2に送信する。一方、電子照会が不可能な場合、金融機関40の職員が、照会元20宛に財産調査の回答結果に関する印刷物を郵送する。
次に、支援システム10は、電子照会が可能な場合、調査回答データ取得処理を実行する(ステップS4)。調査回答データ取得処理では、照会システムサーバ2が、照会元端末22を介して、又は直接、支援サーバ1に調査回答データを送信する。支援サーバ1は、照会システム識別情報に従って照会システムサーバ2を識別し、照会システムサーバ2のデータフォーマットに従って調査回答データを取得する。一方、電子照会が不可能な場合、ステップS4が実行されない代わりに、ユーザが金融機関40からの印刷物を受領し、照会元複合機23によって印刷物をスキャンし、OCR(Optical Character Recognition:光学式文字認識技術)を用いて文字データとして取り込むか、又はユーザが照会元端末22の入力部を介して入力することによって、調査回答データを取得する。ここで、調査回答データには、金融機関40において付与される属性情報が含まれる。前述の通り、本実施の形態では、金融機関40は、調査依頼データに含まれていない項目である漢字氏名、住所及び性別を調査回答データに付与する。
次に、支援システム10は、調査回答提示処理を実行する(ステップS5)。調査回答提示処理では、支援サーバ1が、調査依頼データに対応付けられ、調査対象者に関する財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、照会元端末22に財産調査の回答内容を提示する。特に、支援システム10は、照会元端末22に、調査回答データに係る属性情報と、その調査回答データに対応する調査依頼データに係る属性情報とを提示し、照会元端末22において、調査回答データに係る属性情報の登録の指示が受け付けられると、調査回答データに係る属性情報を登録するとともに、調査回答データに係る調査対象者と、その調査回答データに対応する調査依頼データに係る調査対象者とが同一人であることを登録する。これによって、ユーザは、同一人判定を効率良く実施することができる。
図9は、調査回答提示処理の詳細を示すフローチャートである。図9に示すように、照会元端末22は、入力部を介して調査回答の検索条件の入力を受け付け、支援サーバ1に送信する(ステップS301)。支援サーバ1は、照会元端末22から調査回答の検査条件を受信すると、調査回答テーブル240の調査回答を検索し(ステップS302)、調査回答の検索結果を照会元端末22に送信する(ステップS303)。調査回答の検索結果には、調査回答データに係る属性情報と、その調査回答データに対応する調査依頼データに係る属性情報とが含まれる。ここで、調査回答データに係る属性情報は、金融機関40において付与される属性情報である。
ステップS303において、支援サーバ1は、調査回答データに係る属性情報と、調査回答データに対応する調査依頼データに係る属性情報とを比較し、一致する項目の多い順に調査回答データに係る回答内容を照会元端末22に提示する。これによって、ユーザは、同一人判定を効率良く実施することができる。
次に、照会元端末22は、調査回答の検索結果として、調査回答データに係る属性情報と、その調査回答データに対応する調査依頼データに係る属性情報とを表示部に表示する(ステップS304)。調査回答の検索結果は、支援サーバ1によって提示される順に表示される。
次に、照会元端末22は、調査回答データに係る属性情報の登録の指示があるか否か確認する(ステップS305)。属性情報の登録の指示がない場合(ステップS305のNo)、照会元端末22は、処理を終了する。属性情報の登録の指示がある場合(ステップS305のYes)、照会元端末22は、属性情報の登録の指示内容を支援サーバ1に送信する(ステップS306)。
次に、支援サーバ1は、調査対象者属性テーブル210に調査回答データに係る属性情報を登録する(ステップS307)。ここで、調査依頼データに係る属性情報は、調査対象者属性テーブル210に登録済であり、同一人識別番号219も付与されているから、支援サーバ1は、登録対象の調査回答データの同一人識別番号219に、調査回答データに対応する調査依頼データと同一の値を登録する。
図10は、調査回答提示処理におけるデータの一例を示す図である。図10(a)に示す調査回答データ250は、ステップS302における調査回答の検索によって得られる情報であって、金融機関名251と、残高252と、属性情報として、漢字氏名253と、カナ氏名254と、住所255と、生年月日256と、性別257とを含む。1件目及び2件目のレコードは、カナ氏名254が「アキタハナコ」であるから、図6と図8(a)を合わせて参照すれば、これに対応する調査依頼データは、調査対象者属性識別番号212が「1」である。3件目のレコードは、カナ氏名254が「サイタマハナコ」であるから、これに対応する調査依頼データは、調査対象者属性識別番号212が「2」である。
調査回答データ250の1件目のレコードと、図6に示す調査対象者属性テーブル210aの1件目のレコード(=調査対象者属性識別番号212が「1」のレコード)とを比較すると、漢字氏名214、カナ氏名215、住所216、生年月日217及び性別218が一致、すなわち属性情報である5項目が全て一致する。また、調査回答データ250の2件目のレコードと、調査対象者属性テーブル210aの1件目のレコードとを比較すると、カナ氏名215、生年月日217及び性別218が一致、すなわち属性情報の3項目が一致する。また、調査回答データ250の3件目のレコードと、調査対象者属性テーブル210aの2件目のレコード(=調査対象者属性識別番号212が「2」のレコード)とを比較すると、漢字氏名214、カナ氏名215、生年月日217及び性別218が一致、すなわち属性情報の4項目が一致する。このように、支援サーバ1は、属性情報の一致する項目数を確認し、属性情報の一致する項目数が多い順に並び替えて、調査回答提示データを生成する。
図10(b)に示す調査回答提示データ260は、ステップS303において支援サーバ1から照会元端末22に送信される情報であって、表示順位261と、金融機関名262と、残高263と、属性情報として、漢字氏名264と、カナ氏名265と、住所266と、生年月日267と、性別268とを含む。表示順位261が「1」のレコードは、5項目の属性情報が一致する調査回答データ250の1件目のレコードである。表示順位261が「2」のレコードは、4項目の属性情報が一致する調査回答データ250の3件目のレコードである。表示順位261が「3」のレコードは、3項目の属性情報が一致する調査回答データ250の2件目のレコードである。
ユーザは、照会元端末22の表示部に表示される調査回答データ250に係る属性情報と、これに対応する調査依頼データに係る属性情報とを確認し、同一人判定を行う。図10に示す例では、ユーザは、調査回答データ250の1件目及び2件目のレコードが、調査依頼データの調査対象者と同一人であると判断し、3件目のレコードについては同一人ではないと判断するものとし、照会元端末22は、ステップS306において、調査対象者属性テーブル210に登録されていない調査回答データ250の2件目のレコードに係る属性情報の登録の指示を受け付ける。尚、調査回答データ250の1件目のレコードは、図6に示す調査対象者属性テーブル210aの1件目のレコードと属性情報が全て一致し、調査対象者属性テーブル210に登録済である。
図10(c)に示す調査対象者属性テーブル210bは、ステップS307において登録されるレコードである。図10(c)に示すように、支援サーバ1は、調査回答データ250の2件目のレコードに係る属性情報を調査対象者属性テーブル210bに登録する。
以上の通り、本実施の形態における支援サーバ1は、複数の照会システムサーバ2及び紙媒体による金融機関40への照会を支援できるとともに、効率が良く、高精度な同一人判定及び調査を支援できる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る財産調査支援システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………財産調査支援サーバ(「支援サーバ」と省略することもある。)
2、2a、2b………照会システムサーバ
3………LGWAN
4………IP−VPN
10………財産調査支援システム(「支援システム」と省略することもある。)
20………照会元
21………照会元業務サーバ
22………照会元端末
23………照会元複合機
24………照会元内部ネットワーク
30………LGWAN−ASP
40………金融機関
41………金融機関サーバ
42………金融機関端末
43………金融機関複合機
44………金融機関内部ネットワーク
110………照会元テーブル
120………ユーザテーブル
130、130a………金融機関テーブル
140………照会システムテーブル
210、210a、210b………調査対象者属性テーブル
220、220a………調査依頼テーブル
230、230a………調査依頼先金融機関テーブル
240………調査回答テーブル
250………調査回答データ
260………調査回答提示データ

Claims (5)

  1. 照会元のユーザが利用する照会元端末とネットワークを介して接続され、前記照会元から金融機関への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバであって、
    複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記照会元端末において、前記属性情報が受け付けられると、前記記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、
    前記照会元端末において、前記属性情報と、前記財産調査の照会を行う前記金融機関とが受け付けられると、前記金融機関ごとに、前記属性情報を含む調査依頼データを生成する調査依頼データ生成手段と、
    前記調査依頼データに対応付けられ、前記調査対象者に関する前記財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、前記照会元端末に前記財産調査の回答内容を提示する調査回答提示手段と、
    を備え、
    前記属性情報登録手段は、所定の置換条件に基づいて、前記照会元端末において受け付けられる前記属性情報の一部の項目を置換し、前記照会元端末に置換後の前記属性情報を提示し、更に、前記照会元端末において、置換後の前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、置換後の前記属性情報を登録するとともに、置換前の前記属性情報に係る前記調査対象者と、置換後の前記属性情報に係る前記調査対象者とが同一人であることを登録する
    ことを特徴とする財産調査支援サーバ。
  2. 前記調査回答データには、前記金融機関において付与される前記属性情報が含まれ、
    前記調査回答提示手段は、前記調査回答データに係る前記属性情報と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記属性情報とを比較し、一致する項目の多い順に前記調査回答データに係る前記回答内容を提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の財産調査支援サーバ。
  3. 前記調査回答提示手段は、更に、前記調査回答データに係る前記属性情報と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記属性情報とを提示し、
    前記属性情報登録手段は、前記照会元端末において、前記調査回答データに係る前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、前記調査回答データに係る前記属性情報を登録するとともに、前記調査回答データに係る前記調査対象者と、前記調査回答データに対応する前記調査依頼データに係る前記調査対象者とが同一人であることを登録する
    ことを特徴とする請求項2に記載の財産調査支援サーバ。
  4. 前記記憶手段は、更に、前記金融機関ごとに、前記財産調査の照会に用いられる照会システムを識別する照会システム識別情報を記憶し、
    前記調査依頼データ生成手段は、前記金融機関ごとに、前記照会システム識別情報に基づいて電子照会が可能かどうか判定し、前記電子照会が可能な前記金融機関に対しては、対応する前記照会システムに応じたデータフォーマットに従って前記調査依頼データを生成し、前記電子照会が不可能な前記金融機関に対しては、印刷用の前記調査依頼データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の財産調査支援サーバ。
  5. コンピュータを、照会元のユーザが利用する照会元端末とネットワークを介して接続され、前記照会元から金融機関への財産調査に関する照会を支援する財産調査支援サーバとして機能させるためのプログラムであって、
    前記財産調査支援サーバは、
    複数の項目からなる調査対象者の属性情報を記憶する記憶手段と、
    前記照会元端末において、前記属性情報が受け付けられると、前記記憶手段に前記属性情報を登録する属性情報登録手段と、
    前記照会元端末において、前記属性情報と、前記財産調査の照会を行う前記金融機関とが受け付けられると、前記金融機関ごとに、前記属性情報を含む調査依頼データを生成する調査依頼データ生成手段と、
    前記調査依頼データに対応付けられ、前記調査対象者に関する前記財産調査の回答情報を含む調査回答データに基づいて、前記照会元端末に前記財産調査の回答内容を提示する調査回答提示手段と、
    を備え、
    前記属性情報登録手段は、所定の置換条件に基づいて、前記照会元端末において受け付けられる前記属性情報の一部の項目を置換し、前記照会元端末に置換後の前記属性情報を提示し、更に、前記照会元端末において、置換後の前記属性情報の登録の指示が受け付けられると、置換後の前記属性情報を登録するとともに、置換前の前記属性情報に係る前記調査対象者と、置換後の前記属性情報に係る前記調査対象者とが同一人であることを登録する
    ように機能させるためのプログラム。
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