JP6796700B1 - 光照射システム - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線領域の波長の光を利用する光照射システムの質を向上させる。【解決手段】光の照射対象となる対象物が配置される機器と、紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射状況に基づき、当該発光ダイオードの出力を設定する出力設定手段と、を備える光照射システム。【選択図】図1

Description

本発明は、光照射システムに関する。
特許文献1には、青果物を包装材で中空に維持し、青果物の周方向から青果物へ紫外線を含む光を照射して、青果物の表皮に付着した微生物を殺菌する、青果物の殺菌方法が開示されている。
特許文献2には、複数の温度のいずれかに選択された温度に制御する機能を備えた断熱区画された貯蔵室に、紫外LED光源を設置することで、貯蔵室内の壁面や貯蔵品表面に付着している微生物の増殖機能を不活性化させる構成が開示されている。
特許文献3には、上部紫外線反射容器の上部開口部に、紫外線照射ユニットが着脱可能に取り付けられた構成が開示されている。
特開2017−153456号公報 特開2007−3062号公報 特開2017−77401号公報
紫外線領域の波長の光である紫外光を利用する光照射システムでは、この紫外光を対象物に対して照射することで、この対象物に付着した菌の増殖を抑えることが可能となる。その一方で、紫外光は人体に影響を与えるため、この影響を少なくするための工夫が必要になる。
本発明の目的は、紫外線領域の波長の光を利用する光照射システムの質を向上させることにある。
本発明が適用される光照射システムは、光の照射対象となる対象物が配置される機器と、紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射状況に基づき、当該発光ダイオードの出力を設定する出力設定手段と、を備える光照射システムである。
ここで、前記出力設定手段は、前記発光ダイオードが消灯される頻度又は当該発光ダイオードの出力が低下される頻度が予め定められた頻度よりも大きい場合、当該予め定められた頻度よりも大きくない場合に比べ、当該発光ダイオードの出力を大きくすることを特徴とすることができる。
また、前記出力設定手段は、前記発光ダイオードが消灯される頻度又は当該発光ダイオードの出力が低下される頻度が予め定められた頻度よりも小さい場合、当該予め定められた頻度よりも小さくない場合に比べ、当該発光ダイオードの出力を小さくすることを特徴とすることができる。
また、前記出力設定手段は、前記発光ダイオードが消灯した状態又は当該発光ダイオードの出力が低下した状態が継続した時間が予め定められた時間を超えた場合、当該発光ダイオードの出力を大きくすることを特徴とすることができる。
また、前記発光ダイオードの点灯を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記機器に設けられた扉が開かれた場合、前記発光ダイオードの消灯又は出力の低下を行うことを特徴とすることができる。
また、前記制御手段は、前記機器に設けられた扉が開かれた場合には前記発光ダイオードの消灯又は出力の低下を行うとともに、当該扉が開かれる頻度が予め定められた頻度を超えた場合には、当該扉が開かれた場合でも当該発光ダイオードを点灯させ又は出力を維持することを特徴とすることができる。
また、前記制御手段は、前記扉が開かれる前記頻度が前記予め定められた頻度を超え、当該扉が開かれた場合でも当該発光ダイオードを点灯させる場合、当該扉が閉じられている際に当該発光ダイオードを点灯させる際の当該発光ダイオードの出力よりも出力を小さくすることを特徴とすることができる。
また、前記扉の開閉に応じて、前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射状況が変化し、前記出力設定手段は、前記扉の開閉の状況を把握することで、前記対象物への光の前記照射状況を把握することを特徴とすることができる。
また、前記発光ダイオードの点灯を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射が予め定められた時間継続して行われた場合、当該発光ダイオードの消灯又は出力の低下を行うことを特徴とすることができる。
また、前記制御手段は、前記発光ダイオードの消灯又は前記出力の低下を行った場合、前記機器に設けられた扉が開かれたら、当該発光ダイオードの点灯を再び行い又は出力の増加を行うことを特徴とすることができる。
また、前記制御手段は、開かれた前記扉が閉じられた後に、前記発光ダイオードの点灯を再び行い又は出力の増加を行うことを特徴とすることができる。
また、前記発光ダイオードの点灯を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記機器の内部に人の身体の一部が入った場合、前記発光ダイオードの消灯又は出力の低下を行うことを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される光照射システムは、光の照射対象となる対象物が配置される機器と、紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、前記発光ダイオードの点灯を制御する制御手段と、前記機器の内部に人間の身体の一部が入ったことを検知する検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記機器の内部に人間の身体の一部が入ったことが前記検知手段により検知された場合、前記発光ダイオードの消灯又は出力の低下を行う光照射システムである。
他の観点から捉えると、本発明が適用される光照射システムは、光の照射対象となる対象物が配置される機器と、紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、を備え、前記機器のうちの、前記発光ダイオードから出射された光が当たっている箇所を、ユーザが目視により把握できる光照射システムである。
ここで、前記発光ダイオードから出射された光が当たっている前記箇所に、可視光が照射され、前記可視光の照射によって、前記当たっている前記箇所をユーザが目視により把握できるようになっていることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される光照射システムは、光の照射対象となる対象物が配置される機器と、紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、前記発光ダイオードから出射された光である出射光のユーザへの影響度を把握する把握手段と、を備える光照射システムである。
ここで、前記把握手段により把握された影響度が予め定められた影響度を超えた場合に、当該ユーザに対して、予め定められた情報の通知を行う通知手段をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、前記発光ダイオードの出力に基づき、前記予め定められた影響度を設定する影響度設定手段を更に備えることを特徴とすることができる。
また、前記把握手段は、前記発光ダイオードからの前記出射光がユーザに照射された時間に基づき、前記影響度を把握することを特徴とすることができる。
また、前記把握手段は、前記発光ダイオードの出力と当該発光ダイオードからの前記出射光がユーザに照射された時間とに基づき、前記影響度を把握することを特徴とすることができる。
本発明によれば、紫外線領域の波長の光を利用する光照射システムの質を向上させることができる。
光照射システムの構成例を示した図である。 陳列装置の背面側から陳列装置を見た場合の図である。 図1の矢印IIIで示す方向から陳列装置を見た場合の図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。 制御装置の機能構成の例を示した図である。 出力設定部による出力の設定が行われる際に実行される上記の処理の一連の流れを示したフローチャートである。 図3の符号3Xで示す部分の拡大図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、光照射システム1の構成例を示した図である。
本実施形態の光照射システム1には、商品を陳列する陳列装置100と、この陳列装置100の制御を行う制御装置202とが設けられている。
なお、制御装置202は、陳列装置100とは別に設けられたPC(Personal Computer)などのコンピュータにより構成してもよい。
機器の一例としての陳列装置100には、複数の陳列棚110が設けられている。
本実施形態では、3つの陳列棚110が設けられ、さらに、この3つの陳列棚110は、互いに平行となるように配置されている。また、この3つの陳列棚110は、上下方向に並べられて配置されている。
さらに、この3つの陳列棚110は、水平方向に延びるように配置され、また、陳列装置100の幅方向に延びるように配置されている。
また、陳列棚110の各々は、板状の部材により構成され、本実施形態では、この板状の部材が、上下方向に並べられている。
ここで、互いに隣接する板状の部材の間には(上下方向において互いに隣接する板状の部材の間には)、間隙が設けられ、この間隙に、商品が配置される。
さらに、本実施形態では、最も下部に位置する陳列棚110の下方に、商品を下方から支持する支持面120が設けられている。
本実施形態では、この3つの陳列棚110の各々、および、支持面120の上に、商品が置かれ、商品が、陳列棚110や支持面120によって下方から支持される。
さらに、本実施形態では、商品が陳列される陳列空間131(陳列装置100の内部に位置する空間)と、この陳列空間131の外部に位置する外部空間132とを仕切る前面ガラス141、右側面ガラス142、左側面ガラス143、扉144が設けられている。
本実施形態では、扉144として、第1扉144A、第2扉144Bの2つの扉144が設けられている。
ここで、本実施形態では、前面ガラス141、右側面ガラス142、左側面ガラス143を通して、陳列装置100の内部の視認を行えるようになっている。
また、本実施形態では、第1扉144A、第2扉144Bにも、ガラスが取り付けられ、本実施形態では、第1扉144A、第2扉144Bを通しても、陳列装置100の内部の視認を行えるようになっている。
ここで、前面ガラス141、右側面ガラス142、左側面ガラス143、第1扉144A、第2扉144Bの各々に設けられたガラスには、紫外光(後述)の透過を抑制する機能を付与することが好ましい。
具体的には、紫外光の透過を抑制するフィルムをガラスに張ったり、紫外光の透過を抑制する機能をガラス自体に持たせたりして、ガラスに対して、紫外光の透過を抑制する機能を付与することが好ましい。
本実施形態では、後述するように、陳列装置100の内部に配置された商品に対して紫外光(紫外線)を照射する。紫外光の透過を抑制する機能をガラスに付与すると、陳列装置100の外部に向かう紫外光が低減する。
ここで、第1扉144A、第2扉144Bは、いわゆる引き戸であり、本実施形態では、図中左右方向に移動させることで、第1扉144A、第2扉144Bの開操作および閉操作を行える。
さらに、本実施形態では、空気の冷却を行う冷却装置148が設けられており、本実施形態では、この冷却装置148により冷却された空気が、陳列空間131に供給される。
さらに、本実施形態では、図2(陳列装置100の背面側から陳列装置100を見た場合の図)に示すように、第1扉144A、第2扉144Bを検知する扉検知センサS1が設けられている。
扉検知センサS1は、第1扉144A、第2扉144Bの移動経路上に設けられおり、扉検知センサS1は、第1扉144A、第2扉144Bが開かれたことを検知する。
本実施形態では、扉検知センサS1によって、第1扉144A、第2扉144Bが開かれたことが検知されると、発光ダイオード200(後述)が消灯する。これにより、陳列装置100の外部に向かう紫外光が低減する。
付言すると、本実施形態では、発光ダイオード200の点灯を制御する制御部(後述)が設けられ、制御部は、発光ダイオード200の点灯を行うとともに、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた場合には、発光ダイオード200の消灯を行う。
より具体的には、制御部は、発光ダイオード200の点灯を行うとともに、扉検知センサS1によって、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれたことが検知された場合、発光ダイオード200の消灯を行う。
なお、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた場合、発光ダイオード200の消灯ではなく、発光ダイオード200の出力の低下を行ってもよい。
さらに、本実施形態では、図1に示すように、陳列装置100の内部に人間の身体の一部が入ったことを検知する検知手段の一例としての検知センサS2が設けられており、本実施形態では、陳列装置100の内部に、例えば、人間の手が入れられると、この検知センサS2によって、この手が検知される。
ここで、本実施形態の検知センサS2は、いわゆる透過型のセンサにより構成され、光を出射する光源81と、この光源81からの光を受光する受光部82とを備える。
本実施形態では、陳列装置100の内部に人間の手などが入れられると、光源81から出射された光が遮られ、光源81からの光が受光部82に達しないようになる。これにより、人間の身体の一部が陳列装置100の内部に入ったことが検知される。
なお、本実施形態では、陳列棚110毎に、検知センサS2が設けられ、また、支持面120に対応した検知センサS2(図中、最も下方の検知センサS2)も設けられている。
ここで、陳列装置100に陳列される商品としては、例えば、ケーキや総菜などの食品を挙げることができる。以下では、陳列棚110の上、および、支持面120の上に、食品が置かれる場合を一例に説明する。
図3は、図1の矢印IIIで示す方向から陳列装置100を見た場合の図である。
本実施形態では、陳列装置100の上板151の下面に、発光ダイオード200が設けられている。また、陳列棚110の下面の各々にも、発光ダイオード200が設けられている。
この発光ダイオード200は、紫外線領域の波長の光(10〜400nmの波長の光)を出射する発光ダイオード200であり、本実施形態では、この光が、陳列棚110上および支持面120上に配置される食品に対して照射される。
付言すると、本実施形態では、陳列される食品が、光の照射対象となる対象物であり、本実施形態では、対象物であるこの食品に対して、紫外線領域の波長の光(以下、「紫外光」と称する)が照射される。
これにより、食品に付着している菌の増殖が抑えられる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、陳列装置100の背面側に、表示装置300が設けられている。この表示装置300は、例えば、液晶のモニタにより構成される。
本実施形態では、この表示装置300を通じて、ユーザ(食品の陳列を行っている者)に対し、情報の通知が行われる。
図4は、制御装置202のハードウェア構成の一例を説明する図である。
制御装置202は、CPU(=Central Processing Unit)401と、プログラムが記憶されたROM(=Read Only Memory)402と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)403と、ハードディスクドライブ等により構成された情報記憶装置404とを有している。
ここで、CPU401はマルチコアでもよい。また、ROM402は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。制御装置202は、いわゆるコンピュータである。
図5は、制御装置202の機能構成の例を示した図である。
本実施形態では、CPU401によるプログラムの実行によって、制御装置202は、出力設定部501、制御部502、検知部503、把握部504、通知部505、影響度設定部506として機能する。
出力設定手段の一例としての出力設定部501は、発光ダイオード200の出力を設定する。
制御手段の一例としての制御部502は、発光ダイオード200の点灯を制御する。
検知手段の一例としての検知部503は、機器の一例である陳列装置100の内部に人間の手が入ったことを検知する。
把握手段の一例としての把握部504は、発光ダイオード200から出射された光である出射光(紫外光)がユーザに照射された時間を把握する。
通知手段の一例としての通知部505は、ユーザに対して、予め定められた情報の通知を行う。
影響度設定手段の一例としての影響度設定部506は、発光ダイオード200の出力に基づき、予め定められた影響度(詳細は後述)の設定を行う。
〔発光ダイオード200の出力の設定〕
本実施形態では、出力設定部501は、発光ダイオード200による食品への紫外光の照射状況に基づき、発光ダイオード200の出力を設定する。
付言すると、出力設定部501は、発光ダイオード200による食品への紫外光の照射状況に基づき、発光ダイオード200の出力を変更する。
より具体的には、本実施形態では、出力設定部501は、発光ダイオード200が消灯される頻度又は発光ダイオード200の出力が低下される頻度を把握し、この頻度が予め定められた第1の頻度よりも大きい場合、この第1の頻度よりも大きくない場合に比べ、発光ダイオード200の出力を大きくする。
ここで、本実施形態では、発光ダイオード200が消灯される頻度又は発光ダイオード200の出力が低下される頻度が大きい場合、食品に照射される紫外光の量が減り、食品に付着した菌の増殖を抑えられなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態では、上記の通り、出力設定部501は、発光ダイオード200が消灯される頻度又は発光ダイオード200の出力が低下される頻度が予め定められた第1の頻度よりも大きい場合、この第1の頻度よりも大きくない場合に比べ、発光ダイオード200の出力を大きくする。
これにより、食品に照射される紫外光の量が増え、食品に付着した菌の増殖を抑えられる。
なお、発光ダイオード200の出力を大きくするには、例えば、発光ダイオード200に供給される電力量を大きくして、発光ダイオード200の出力を大きくしてもよいし、点灯させる発光ダイオード200の個数を増やして、発光ダイオード200の出力を大きくしてもよい。
ここで、本実施形態では、扉144(図1参照)の開閉に応じて、発光ダイオード200による食品への光の照射状況が変化する。
より具体的には、本実施形態では、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれると、制御部502が、発光ダイオード200の消灯又は出力の低下を行うため、これにより、扉144の開閉に応じて、発光ダイオード200による食品への光の照射状況が変化する。
この場合、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれる頻度が大きいほど、食品への紫外光の照射量が減り、菌が増殖しやすくなる。
このため、本実施形態では、対象物である食品への紫外光の照射状況を把握するようにし、この照射状況に基づき、発光ダイオード200の出力を設定する。
より具体的には、本実施形態では、上記のとおり、発光ダイオード200が消灯される頻度又は発光ダイオード200の出力が低下される頻度が予め定められた第1の頻度(第1の閾値)よりも大きい場合、この第1の頻度を超えない場合に比べ、発光ダイオード200の出力を大きくする。
これにより、食品に照射される紫外光の量が少ないことに起因する菌の増殖を抑えられる。
なお、本実施形態では、出力設定部501は、例えば、扉144の開閉の状況を把握することで、発光ダイオード200による食品への光の照射状況を把握する。
本実施形態では、扉144の開閉と発光ダイオード200による紫外光の照射とが連動している(扉144の開閉に応じて、発光ダイオード200の出力が変化する)。
そこで、本実施形態の出力設定部501は、扉144の開閉の状況を把握することで、食品への光の照射状況を把握する。
なお、その他に、出力設定部501は、例えば、発光ダイオード200を駆動する回路(不図示)からの信号を得て、照射状況を把握してもよいし、また、その他に、例えば、陳列装置100内に照度計を設置し、出力設定部501は、この照度計からの出力に基づき、照射状況を把握してもよい。
また、扉144の開閉に基づかずに、ユーザが手動でスイッチのオン、オフを行って、発光ダイオード200のオン、オフを行うこともある。この場合、出力設定部501は、このスイッチのオン、オフの状況を把握して、照射状況を把握してもよい。
図6は、出力設定部501による出力の設定が行われる際に実行される上記の処理の一連の流れを示したフローチャートである。
本実施形態では、上記の通り、まず、出力設定部501が、対象物である食品への紫外光の照射状況を把握する(ステップS101)。
より具体的には、出力設定部501は、上記の通り、扉144の開閉の状況などを把握することで、食品への紫外光の照射状況を把握する。
次いで、出力設定部501は、把握したこの照射状況に基づき、発光ダイオード200が消灯される頻度(以下、「消灯頻度」と称する)又は発光ダイオード200の出力が低下される頻度(以下、「出力低下頻度」と称する)が予め定められた第1の頻度を超えているか否かを判断する(ステップS102)。
そして、出力設定部501は、消灯頻度や出力低下頻度が、第1の頻度を超えている場合、発光ダイオード200の出力を大きくする設定を行う(ステップS103)。より具体的には、出力設定部501は、発光ダイオード200の出力を大きくする設定を行うとともに、具体的な設定値を出力する。
一方、消灯頻度や出力低下頻度が、第1の頻度を超えていない場合、ステップS103の処理は行われず、発光ダイオード200の出力は、そのままの状態が維持される。
ステップS103にて、発光ダイオード200の出力を大きくする設定が行われ、設定値が出力された場合、以後、制御部502は、扉144が開けられた場合における、発光ダイオード200の出力が、この設定値となるように、発光ダイオード200の点灯制御を行う。
言い換えると、制御部502は、発光ダイオード200の出力が、それまでの出力よりも大きくなるように、発光ダイオード200の点灯制御を行う。
なお、発光ダイオード200の出力を大きくした場合、以後、この出力を維持するようにしてもよいし、予め定められた特定の条件が満たされたら、元の出力に戻すようにしてもよい。
例えば、消灯頻度や出力低下頻度が、第1の頻度よりも小さくなったり、発光ダイオード200の出力を大きくする設定がなされてから予め定められた時間が経過したら、元の出力に戻してもよい。
ここで、「発光ダイオード200が消灯される頻度」は、単位時間当たりに発光ダイオード200が消灯される回数をカウントしたり、単位時間当たりにおける発光ダイオード200の消灯時間を計測したりすることにより得ることができる。
また、「発光ダイオード200の出力が低下される頻度」は、単位時間当たりに発光ダイオード200の出力が低下される回数をカウントしたり、発光ダイオード200の出力が低下されている時間であって単位時間当たりにおけるこの時間を計測したりすることにより得ることができる。
より具体的には、例えば、上記のように、扉144の開閉の状況を把握することで、発光ダイオード200が消灯される頻度を得る場合には、単位時間当たりに扉144が開かれる回数をカウントしたり、単位時間当たりにおける扉144の開放時間を計測したりすることにより、「発光ダイオード200が消灯される頻度」を得ることができる。
また、例えば、上記のように、扉144の開閉の状況を把握することで、発光ダイオード200の出力が低下される頻度を得る場合にも、単位時間当たりに扉144が開かれる回数をカウントしたり、単位時間当たりにおける扉144の開放時間を計測したりすることにより、「発光ダイオード200の出力が低下される頻度」を得ることができる。
なお、その他に、出力設定部501は、消灯頻度や出力低下頻度が、予め定められた第2の頻度(例えば、上記の第1の頻度よりも小さい第2の頻度)よりも小さい場合、この第2の頻度よりも小さくない場合に比べ、発光ダイオード200の出力を小さくしてもよい。
第1扉144Aや第2扉144Bがあまり開かれない場合もあり、この場合、消灯頻度や出力低下頻度が小さくなり、食品への紫外光の照射量が多くなる。
この場合に、上記のように、発光ダイオード200の出力を小さくすると、食品への紫外光の照射量を減らせるようになる。
ここで、発光ダイオード200の出力を小さくした場合は、以後、この出力を維持するようにしてもよいし、予め定められた特定の条件が満たされたら、元の出力に戻すようにしてもよい。
例えば、消灯頻度や出力低下頻度が、第2の頻度よりも大きくなったり、発光ダイオード200の出力を小さくする設定がなされてから予め定められた時間が経過したら、元の出力に戻してもよい。
また、その他に、出力設定部501は、発光ダイオード200が消灯した状態又は発光ダイオード200の出力が低下した状態が継続した時間が予め定められた時間を超えた場合に、発光ダイオード200の出力を大きくしてもよい。
具体的には、このように出力を大きくする場合、出力設定部501は、発光ダイオード200が消灯した状態又は発光ダイオード200の出力が低下した状態となる前における、発光ダイオード200の出力(扉144が閉められた状況下における発光ダイオード200の出力)よりも、出力を大きくする。
具体的には、この場合、出力設定部501は、発光ダイオード200の出力を大きくする設定を行うとともに、具体的な設定値を出力する。
ここで、例えば、第1扉144Aや第2扉144Bが長い時間、開放されることも想定され、この場合、長い時間、発光ダイオード200が消灯し又は発光ダイオード200の出力が低下し、食品への紫外光の照射量が低下する。
この場合に、上記のように、発光ダイオード200の出力を大きくすると、その後は、より多くの紫外光が食品に照射され、食品に照射される紫外光の総量が少ないことに起因する菌の増殖を抑えられる。
より具体的には、この処理を行う場合は、例えば、開かれている状態にある扉144が閉じられた後に、発光ダイオード200の出力を大きくする。
より具体的には、この処理を行う場合は、開かれている状態にある扉144が閉じられた後に、制御部502が、発光ダイオード200に供給される電力量を大きくしたり、点灯させる発光ダイオード200の個数を増やしたりして、発光ダイオード200の出力を大きくする。
より具体的には、この場合、制御部502は、発光ダイオード200に供給される電力量を大きくしたり、点灯させる発光ダイオード200の個数を増やしたりして、発光ダイオード200の出力を、出力設定部501が出力した上記の設定値に近づけるようにする。
ここで、本実施形態では、発光ダイオード200が消灯した状態又は発光ダイオード200の出力が低下した状態が継続する状況では、通常、陳列装置100の扉144が開いた状態にある。
制御部502は、出力設定部501による上記の設定(発光ダイオード200の出力を大きくする設定)があった場合、すぐに、出力が大きい状態での発光ダイオード200の点灯を行ってもよいが、このときには、扉144が開かれ、陳列装置100の外部へ紫外光が向かいやすい。
これに対し、上記のように、開かれている状態にある扉144が閉じられた後に、出力が大きい状態での発光ダイオード200の点灯を行うと、陳列装置100の外部へ紫外光が向かいにくくなる。
なお、このように、発光ダイオード200の出力を大きくした場合、例えば、出力を大きくする上記の設定がなされてから予め定められた時間が経過したら、出力を元に戻すようにする。
また、その他に、例えば、次に第1扉144Aや第2扉144Bが開かれるまでは、出力を大きい状態を保ち、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれたら、出力を、元の出力に戻してもよい。
また、その他に、制御部502は、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれる頻度が予め定められた頻度を超えた場合には、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた場合でも発光ダイオード200を点灯させ又は出力を維持するようにしてもよい。
付言すると、本実施形態では、基本的に、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた場合には発光ダイオード200の消灯や出力の低下を行うが、例えば、途中から、第1扉144Aや第2扉144Bが頻繁に開かれるようになり、開かれる頻度が予め定められた頻度を超えた場合、この消灯や出力の低下を行わずに、発光ダイオード200を点灯させ又は出力を維持するようにしてもよい。
より具体的には、この場合、制御部502は、予め定められた単位時間毎に、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれる回数である開放回数や、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれる時間である開放時間を把握するようにする。付言すると、予め定められた単位時間毎の、開放回数や開放時間を得るようにする。
そして、制御部502は、あるタイミングにて、この開放回数や開放時間が予め定められた閾値を超え、さらに、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた場合、発光ダイオード200の消灯、出力の低下を行わずに、発光ダイオード200の点灯又は出力の維持を行うようにする。
付言すると、それまで、扉144の開放に応じて、発光ダイオード200の消灯又は出力の低下を行っていたとしても、扉144が開かれる頻度が予め定められた閾値を超えた場合には、消灯ではなく点灯を行い、又は、出力の低下ではなく、出力の維持を行う。
この場合、第1扉144Aや第2扉144Bが頻繁に開くことに起因する、紫外光の照射不足が解消され、照射される紫外光が少ないことに起因する菌の増殖を抑えられる。
なお、制御部502は、このように、扉144が開かれた場合でも発光ダイオード200を点灯させる場合(扉144が開かれた場合でも消灯せずに点灯させる場合)は、扉144が閉じられている際に発光ダイオード200を点灯させる際の出力よりも出力を小さくすることが好ましい。
付言すると、扉144が開かれる頻度が予め定められた頻度を超え、扉144が開かれている場合でも発光ダイオード200を点灯させる場合、制御部502は、発光ダイオード200の出力を、扉144が閉じられている際に発光ダイオード200を点灯させる際の出力よりも小さくする。
扉144が開いている状態にて、紫外光の照射を行うと、陳列装置100の外部へ向かう紫外光が多くなる。上記のように、出力を小さくすると、陳列装置100の外部に向かう紫外光が少なくなる。
〔紫外光の照射量が多くなる場合の対応〕
また、その他に、制御部502は、食品への紫外光の照射を予め定められた時間継続して行った場合、発光ダイオード200の消灯を行い又は発光ダイオード200の出力を低下させてもよい。
より具体的には、例えば、制御部502は、第1扉144Aおよび第2扉144Bが閉じられている状況にて、食品への光の照射を予め定められた時間継続して行った場合、発光ダイオード200の消灯を行い又は発光ダイオード200の出力を低下させてもよい。
ここで、食品への紫外光の照射を長時間行うと、食品の風味が落ちたりし食品の質の低下を招くおそれがある。
これに対し、上記のように、発光ダイオード200の消灯や出力の低下を行うと、食品への紫外光の影響が小さくなり、食品の質の低下が抑制される。
なお、この処理を行う場合、閉じられている状態にあるこの第1扉144Aや第2扉144Bが開かれたら、発光ダイオード200の点灯を再び行い又は元の出力に戻す(出力を増加する)ことが好ましくなる。
より具体的には、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれ、且つ、開かれたこの第1扉144Aや第2扉144Bが閉じられたら、発光ダイオード200の点灯を再び行い又は元の出力に戻すことが好ましい。
扉144を開くと、陳列空間131が、外部空間132に接続され、陳列空間131に菌が入りやすくなる。
上記のように、扉144が開かれたら、発光ダイオード200の点灯を行ったり、出力を元に戻したりすると、陳列空間131に入るこの菌の増殖を抑えられるようになる。
なお、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれたら、発光ダイオード200の点灯や発光ダイオード200の出力を元に戻す場合は、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれた直後ではなく、開かれたこの第1扉144Aや第2扉144Bが閉じられた後に、この点灯や出力を元に戻す処理を行うことが好ましい。
即ち、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれ、且つ、開かれたこの第1扉144Aや第2扉144Bが閉じられたら、発光ダイオード200の点灯を再び行い又は元の出力に戻すことが好ましい。
この場合、第1扉144Aや第2扉144Bが開かれている状態にて、発光ダイオード200の点灯が行われることや、出力が元に戻されることが抑制され、陳列装置100の外部へ向かう紫外光が少なくなる。
〔紫外光の照射に関する他の処理〕
また、制御部502は、陳列装置100の内部に、人の身体の一部が入った場合に、発光ダイオード200を消灯させ又は発光ダイオード200の出力を低下させてもよい。
付言すると、上記では、扉144の開放に応じて、発光ダイオード200を消灯させ又は発光ダイオード200の出力を低下させたが、これに限らず、陳列装置100の内部に、例えば、人の手が入った場合に、発光ダイオード200を消灯させ又は発光ダイオード200の出力を低下させてもよい。
本実施形態では、上記のとおり、検知手段の一例しての検知部503(図5参照)が設けられており、この検知部503によって、陳列装置100の内部に、人間の身体の一部が入ったことが検知される。
より具体的には、検知部503は、検知センサS2(図1参照)からの出力を監視しており、検知センサS2に設けられた受光部82が光を受光しない状態となると、陳列装置100の内部に人間の身体の一部が入ったと判断する。
そして、検知部503は、陳列装置100の内部に人間の身体の一部が入ったことを示す検知結果を出力する。
そして、本実施形態では、制御部502が、この検知結果を受け付けると、制御部502は、発光ダイオード200を消灯させ又は発光ダイオード200の出力を低下させる。
この場合、陳列装置100の内部に人間の身体の一部が入ったにも関わらず、発光ダイオード200の消灯や出力の低下を行わない場合に比べ、陳列装置100の内部に身体の一部を入れた人間への紫外光の影響が小さくなる。
〔紫外光を確認しやすくする工夫〕
図7は、図3の符号3Xで示す部分の拡大図である。
上記では説明を省略したが、本実施形態では、発光ダイオード200の各々の横に、可視光を出射する可視光光源89が設けられている。
本実施形態では、発光ダイオード200から出射された紫外光が当たっている箇所に、可視光光源89からの可視光が照射される。
付言すると、本実施形態では、符号7Aで示す箇所が、発光ダイオード200から出射された紫外光が当たっている箇所(領域)となっており、本実施形態では、この箇所に、可視光が照射される。
これにより、本実施形態では、陳列装置100のうちの、紫外光が当たっている箇所を、ユーザが目視で把握できるようになる。
付言すると、人間の目視によっては紫外光自体の把握は行えないが、本実施形態では、可視光の照射によって、紫外光が当たっている箇所が分かる。これにより、紫外光が当たっている箇所をユーザが目視で把握できるようになる。
より具体的には、本実施形態では、陳列棚110に対して、発光ダイオード200から出射された紫外光が当たっているが、本実施形態では、陳列棚110のうちの、この紫外光が当たっている箇所に、可視光光源89からの可視光が照射される。
なお、「紫外光が当たっている箇所に、可視光光源89からの可視光が照射される」とは、紫外光が当たっている箇所と、可視光が照射される箇所との間に重なりが生じていればよく、紫外光が当たっている箇所の全てに、可視光が当たっていなくてもよい。
なお、より好ましい態様としては、可視光が照射される領域に、紫外光が当たっている箇所(領域)が包含されている態様である。
可視光が照射される領域から、紫外光が当たっている箇所が一部外れていると、紫外光が当たっている箇所を一部把握できなくなる。
上記のように、可視光が照射される領域に、紫外光が当たっている箇所が包含される場合、紫外光が照射されている箇所の全域に亘って、紫外光が照射されているこの箇所の把握を行える。
なお、その他に、例えば、陳列棚110の上面などに、紫外光を受けると発光する発光部材(例えば、テープ状の部材)を設置してもよい。また、陳列棚110に対して、紫外光を受けると発光する発光塗料を塗布したりしてもよい。
この場合、紫外光が当たっている箇所では、発光部材や発光塗料が発光するようになり、この場合も、紫外光が当たっている箇所を、ユーザは目視で把握できるようになる。
〔紫外光のユーザへの影響〕
本実施形態では、さらに、把握手段の一例としての把握部504(図5参照)が、発光ダイオード200から出射された紫外光のユーザへの影響度を把握する。
そして、本実施形態では、把握部504により把握された影響度が予め定められた影響度を超えた場合に、通知手段の一例としての通知部505(図5参照)が、ユーザに対して、予め定められた情報の通知を行う。
より具体的には、通知部505は、表示装置300(図2参照)に情報を表示して、ユーザに対して警告を行う。
ここで、把握部504は、紫外光がユーザに照射された時間である照射時間を、例えば、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されていた時間に基づき把握する。
より具体的には、把握部504は、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されていた際の経過時間を把握するようにし、この経過時間を、ユーザへの紫外光の照射時間として把握する。
より具体的には、把握部504は、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されており、且つ、発光ダイオード200が点灯している状況下における、経過時間を把握する。
そして、把握部504は、この経過時間に基づき、上記の影響度を把握する。より具体的には、把握部504は、この経過時間を基に、影響度を、具体的な数値として把握する。より具体的には、把握部504は、例えば、この経過時間により特定される具体的な数値を、影響度として把握する。
そして、通知部505は、把握部504が把握したこの影響度(数値)が予め定められた影響度(数値)を超えている場合、上記のとおり、ユーザに対して、予め定められた情報の通知を行う。
本実施形態では、上記のとおり、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されている場合でも、発光ダイオード200が点灯される場合がある。
また、発光ダイオード200を常時点灯する点灯形態も考えられる。
この場合、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されていると、紫外光が、陳列装置100の外部へ達し、ユーザへ影響を与えるようになる。
そこで、本実施形態では、上記のように、把握部504は、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されており、且つ、発光ダイオード200が点灯している状況下における経過時間を把握する。そして、把握部504は、この経過時間を、ユーザへの影響度として把握する。
そして、本実施形態では、把握部504が把握したこの影響度が予め定められた影響度を超え、ユーザへの影響が大きいと判断される場合、通知部505が、ユーザへの通知処理を行う。これにより、ユーザへの注意喚起がなされるようになる。
ここで、上記の経過時間は、例えば、予め定められた時間が経過する度にリセットすることが好ましい。より具体的には、例えば、24時間が経過する度に、リセットすることが好ましい。
なお、把握部504は、ユーザへの紫外光の影響度の把握にあたり、ユーザ毎に、この影響度を把握してもよい。
そして、通知部505は、ユーザ毎に、把握部504が把握した影響度が予め定められた影響度を超えているか否かを判断し、影響度がこの予め定められた影響度を超えているユーザに対して、上記の通知を行うようにしてもよい。
ここで、ユーザ毎の影響度の把握は、例えば、陳列装置100にカメラを設置して、扉144の開放操作を行ったユーザの顔の映像を取得し、さらに、顔認証などの公知技術を用いて、このユーザを特定する。
そして、把握部504は、特定されたユーザ毎に、上記の影響度を把握するようにする。
そして、通知部505は、影響度が上記の予め定められた影響度を超えるユーザが存在する場合には、表示装置300に、このユーザを特定する情報(例えば、氏名などの情報)を表示するとともに、上記の、予め定められた情報(警告を行うための情報)を表示する。
また、その他、上記の予め定められた影響度(上記の照射時間(経過時間)と比較するための閾値となる時間)を、固定値ではなく、発光ダイオード200の出力に基づき、その都度、設定してもよい。なお、本実施形態では、この設定は、影響度設定部506(図5参照)が行う。
言い換えると、上記の予め定められた影響度は、固定値とせず、発光ダイオード200の出力に基づき、変化させてもよい。
発光ダイオード200の出力が大きい場合は、ユーザへの影響が大きくなる。その一方で、発光ダイオード200の出力が小さい場合は、ユーザへの影響が小さくなる。
上記の予め定められた影響度が、固定値であり且つ大きいと、例えば、発光ダイオード200の出力が大きくユーザへの影響が大きいにも関わらず、ユーザへの通知が行われない事態が生じうる。
また、上記の予め定められた影響度が、固定値であり且つ小さいと、発光ダイオード200の出力が小さくユーザへの影響が小さいにも関わらず、ユーザへの通知が頻繁に行われる事態が生じうる。
付言すると、本実施形態では、上記のように、発光ダイオード200の出力が増減する場合があり、発光ダイオード200の出力が大きい場合があったり、発光ダイオード200の出力が小さい場合があったりする。
この場合に、上記の予め定められた影響度が、固定値であると、発光ダイオード200の出力に大小があるにも関わらず、予め定められた影響度が一定となり、ユーザへの通知が、なかなかなされなかったり、頻繁になされたりする。
これに対し、上記のように、予め定められた影響度を、発光ダイオード200の出力に基づき設定すると、発光ダイオード200の出力が大きい場合には、例えば、この予め定められた影響度の値をより小さいものにでき、また、発光ダイオード200の出力が小さい場合には、この予め定められた影響度の値をより大きいものにできる。
この場合、より適正なタイミングで、ユーザへの通知がなされるようになる。
また、その他、把握部504は、発光ダイオード200の出力と、紫外光(発光ダイオード200からの出射光)がユーザに照射された時間とに基づき、影響度を把握してもよい。
具体的には、この場合、把握部504は、例えば、第1扉144Aや第2扉144Bが開放されている状況にある場合に、発光ダイオード200の出力と、この出力が維持された時間との積を得る。また、この場合、把握部504は、発光ダイオード200の出力が変化する度に、この積を順次得るようにする。さらに、把握部504は、得た積を、既に得た積に対して順次加算して、加算後の値である加算値を得る。そして、把握部504は、この加算値を、影響度として把握する。
そして、この場合、上記と同様、把握部504により把握されたこの影響度(加算値)が予め定められた影響度(数値)を超えた場合に、ユーザに対して、予め定められた情報の通知を行うようにする。
上記のように、発光ダイオード200の出力が増減する場合があり、発光ダイオード200の出力が大きい場合があったり、発光ダイオード200の出力が小さい場合があったりする。
この場合に、上記のように、発光ダイオード200の出力も考慮に入れると、発光ダイオード200の出力の増減も考慮されて、ユーザへの影響度が把握される。
1…光照射システム、100…陳列装置、200…発光ダイオード、501…出力設定部、502…制御部、503…検知部

Claims (2)

  1. 光の照射対象となる対象物が配置される機器と、
    紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射状況に基づき、当該発光ダイオードの出力を設定する出力設定手段と、
    を備え、
    前記出力設定手段は、前記発光ダイオードが消灯される頻度又は当該発光ダイオードの出力が低下される頻度が予め定められた頻度よりも大きい場合、当該予め定められた頻度よりも大きくない場合に比べ、当該発光ダイオードの出力を大きくする光照射システム。
  2. 光の照射対象となる対象物が配置される機器と、
    紫外線領域の波長の光を出射する発光ダイオードであって、前記機器に配置された前記対象物に対して照射される光を出射する発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードによる前記対象物への光の照射状況に基づき、当該発光ダイオードの出力を設定する出力設定手段と、
    を備え、
    前記出力設定手段は、前記発光ダイオードが消灯される頻度又は当該発光ダイオードの出力が低下される頻度が予め定められた頻度よりも小さい場合、当該予め定められた頻度よりも小さくない場合に比べ、当該発光ダイオードの出力を小さくする光照射システム。
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