JP6793178B2 - 回転電気のロータ - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両などに搭載される回転電気のロータに関する。
近年、駆動源として回転電機が用いられるハイブリッド車両やEV車両において、回転電機の性能に大きな影響を及ぼす永久磁石の温度上昇が問題となっており、効率的に冷却することが課題となっている。
特許文献1に記載の回転電機では、ケースに対して固定された冷却油供給パイプから回転中のロータのエンドプレートの端面に冷媒を供給することで、ロータを冷却するように構成されている。
特許第5601504号公報
しかし、特許文献1に記載の回転電機では、ロータ、特に温度上昇による減磁が問題となる永久磁石が、ロータコアの両端面を覆うエンドプレートを介して冷却されるため、冷却効率が低いという問題があった。また、冷却油供給パイプから供給される冷媒は、エンドプレートと干渉して飛散してしまい、最も冷却を要する永久磁石が冷却され難く、改善の余地があった。
本発明は、ロータコアの内部から磁石を効率的に冷却することができる回転電機のロータを提供する。
第1発明は、
ロータコアと、
該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
前記ロータシャフトには、
冷媒が供給される冷媒流路と、
前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
前記ロータコアには、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びて、各々に磁石が配置された複数の磁石挿入孔と、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
冷媒分配プレートと、が設けられており、
前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有し、
前記複数の連通孔は、前記ロータシャフトの軸線から略同径位置に配置され、且つ前記コア内流路に連通する複数の第1連通孔と、前記複数の第1連通孔の外径側に配置され、前記磁石挿入孔に連通する複数の第2連通孔と、を含む
第2発明は、
ロータコアと、
該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
前記ロータシャフトには、
冷媒が供給される冷媒流路と、
前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
前記ロータコアには、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びて、各々に磁石が配置された複数の磁石挿入孔と、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
冷媒分配プレートと、が設けられており、
前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有し、前記複数の連通孔の径方向外側に、前記貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイドをさらに有する。
第3発明は、
ロータコアと、
前記ロータコアの内部又は前記ロータコアの外表面に配置された複数の磁石と、
該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
前記ロータシャフトには、
冷媒が供給される冷媒流路と、
前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
前記ロータコアには、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
冷媒分配プレートと、が設けられており、
前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有し、前記複数の連通孔の径方向外側に、前記貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイドをさらに有する
本発明によれば、冷媒分配プレートによって形成された貯留部及び連通孔を介して冷媒がロータシャフトからコア内流路に供給されるので、コア内流路を流れる冷媒によってロータコアの内部から磁石を効率的に冷却することができる。
第1実施形態の回転電機のロータの斜視図である。 図1の回転電機のロータの断面斜視図である。 図1の回転電機のロータの断面図である。 図1の冷媒分配プレートの分解斜視図である。 図4の冷媒分配プレートの第1プレートを内側から見た図である。 図4の冷媒分配プレートの第1プレートを外側から見た図である。 第2実施形態の回転電機のロータに設けられる冷媒分配プレートの分解斜視図である。 図6の冷媒分配プレートの第2プレートを内側から見た図である。 図6の冷媒分配プレートの第2プレートを外側から見た図である。 変形例の第1プレートの一部を内側から見た図である。 他の変形例の第1プレートの一部を内側から見た図である。 本発明の第3実施形態の回転電機のロータに設けられる冷媒分配プレートの分解斜視図である。 図9の冷媒分配プレートの第2プレートを内側から見た図である。 図9の冷媒分配プレートの第2プレートを外側から見た図である。 第4実施形態の回転電機のロータの断面斜視図である。
以下、本発明の回転電機のロータの各実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
先ず、本発明の第1実施形態の回転電機のロータについて図1〜図5Bを参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る回転電機のロータ10は、ロータシャフト20と、ロータシャフト20に軸支されるロータコア30と、ロータコア30の軸方向の一側に配置される第一エンドプレート50と、ロータコア30の軸方向の他側に配置される第二エンドプレート60と、ロータコア30に介在する冷媒分配プレート80と、を備える。
ロータシャフト20には、その内側に冷媒が流通する冷媒流路21が形成される。冷媒流路21は、ロータシャフト20の内部で軸方向に延びており、冷媒が外部から供給可能に構成される。冷媒としては、例えば、ATF(Automatic Transmission Fluid)が用いられ、ATFがトランスミッションケースとモータハウジングとを循環するように供給経路が形成される。
ロータシャフト20には、冷媒流路21からロータコア30側に冷媒を送り込むための複数の冷媒供給部22が、周方向に所定の間隔で冷媒流路21に連通して形成される。また、ロータシャフト20の一端(図2において左側端部)には、位置決め部23が形成されている。
ロータコア30は、複数の電磁鋼板が積層されてなる一対のロータコア部30A、30Bを備える。一対のロータコア部30A、30Bの軸方向中央部には、冷媒分配プレート80が配置される。
一対のロータコア部30A、30Bには、その中央に軸方向に貫通するロータ挿通孔31が形成されている。一対のロータコア部30A、30Bは、同じ形状を有し、その積厚(軸方向長さ)は略同じ積厚に設定されるのが好ましい。
ロータコア30には、冷媒を流すために、ロータコア30の内周付近に複数の空洞部32が周方向に所定の間隔で形成されている。空洞部32は、冷媒供給部22から供給される冷媒が通るコア内流路33を構成する。空洞部32のさらに外周側には、磁石41を埋設するための複数の磁石挿入孔34が周方向に所定の間隔で設けられている。磁石挿入孔34は、ロータコア30の外径側に向かって開く略V字形に形成される。
磁石41は、例えばネオジム磁石等の永久磁石であり、略V字形の磁石挿入孔34に配置される2つの磁石41で1つの磁極部42を構成する。即ち、本実施形態のロータ10は、いわゆるIPM型の回転電機(Interior Permanent Magnet Moror)である。図2に示す実施形態では、回転電機のロータ10に8個の磁極部42が形成されている。
磁石挿入孔34に2つの磁石41が埋設されることにより、磁石挿入孔34には2つの磁石41に挟まれた空間部が内側フラックスバリア部37となっており、2つの磁石41の外側の空間部がそれぞれ外側フラックスバリア部38となっている。ここで、フラックスバリア部37、38は、磁石挿入孔34と挿入された磁石41との間に形成された空間部であり、一部に樹脂が充填されていてもよい。コア内流路33は、空洞部32に加えて、磁石挿入孔34に設けられたフラックスバリア部37、38も含む。
図2〜図5Bに示すように、冷媒分配プレート80は、第一エンドプレート50、ロータコア30、及び第二エンドプレート60と同じ外径寸法に形成された円板であり、一対のロータコア部30A、30B間であってロータコア30の軸方向中央部に配置される。
冷媒分配プレート80は、第1プレート81と第2プレート82が軸方向に重ね合わされ、外周部が溶接などにより接合されて構成される。冷媒分配プレート80は、ロータコア30の線膨張率と略等しい線膨張率を有する材料から構成されることが好ましい。ロータコア30の線膨張率と冷媒分配プレート80の線膨張率を略等しくすることで、ロータコア30と冷媒分配プレート80とで熱膨張による変化量の差を抑えることができ、コア内流路33と後述する連通孔91〜93、111〜113とのズレを抑えることができる。「略等しい」とは、線膨張率の差が、20%以下であることを意味し、線膨張率の差は15%以下であることが好ましく、12%以下であることがさらに好ましい。
また、冷媒分配プレート80は、非磁性材且つ非導電性材から構成されていることが好ましく、フェノール系樹脂から構成されていることがさらに好ましい。冷媒分配プレート80を非磁性材且つ非導電性材から構成することで、損失を低減できる。また、冷媒分配プレート80を、鉄と線膨張率が略等しいフェノール系樹脂から構成することで、ロータコア30をロータコア30の材料として一般的な電磁鋼板から構成することができる。
第1プレート81は、その中央に軸方向に貫通するロータシャフト孔84が形成された円板状のプレート本体85を備える。プレート本体85の一方の側面(図4の左側面)には、図5Aに示すように、その外周縁から軸方向に延設されたフランジ部86が設けられている。また、プレート本体85の他方の側面(図4の右側面)には、図5Bに示すように、内径側から3本のリング状溝87、88、89が形成されている。
各リング状溝87、88、89は、それぞれロータコア30(ロータコア部30A)の空洞部32、内側フラックスバリア部37、及び外側フラックスバリア部38に対応する径方向位置に形成される。
リング状溝87内には、複数(図5Bに示す実施形態では4個)の第1連通孔91が設けられ、これら第1連通孔91はロータシャフト孔84の中心Cから略同径位置(半径R1)且つ周方向に等間隔でプレート本体85を軸方向に貫通する。リング状溝88内には複数(図5Bに示す実施形態では4個)の内径側第2連通孔92が設けられ、これら内径側第2連通孔92はロータシャフト孔84の中心Cから略同径位置(半径R2)且つ周方向に等間隔でプレート本体85を軸方向に貫通する。また、リング状溝89内には複数(図5Bに示す実施形態では4個)の外径側第2連通孔93が設けられ、これら外径側第2連通孔93はロータシャフト孔84の中心Cから略同径位置(半径R3)且つ周方向に等間隔でプレート本体85を軸方向に貫通する。第1連通孔91、内径側第2連通孔92、及び外径側第2連通孔93の周方向位相は互いに異なる。
これにより、第1連通孔91はリング状溝87を介してロータコア部30Aの空洞部32と連通し、内径側第2連通孔92はリング状溝88を介してロータコア部30Aの内側フラックスバリア部37と連通し、外径側第2連通孔93はリング状溝89を介してロータコア部30Aの外側フラックスバリア部38と連通する。
複数の第1連通孔91は同一の孔径を有し、複数の内径側第2連通孔92は同一の孔径を有し、さらに複数の外径側第2連通孔93も同一の孔径を有する。
図3及び図4に示すように、第2プレート82は、第1プレート81と同様の形状を有し、その中央に軸方向に貫通するロータシャフト孔104が形成された円板状のプレート本体105を備える。
プレート本体105の他方の側面(図4の右側面)には、軸方向に突出するリング状凸部106が外径側に設けられている。リング状凸部106の外径は、第1プレート81のフランジ部86の内径より僅かに小さく、リング状凸部106がフランジ部86に内嵌可能である。
また、プレート本体105の一方の側面(図4の左側面)には、内径側から3本のリング状溝107、108、109が形成されている。各リング状溝107、108、109は、それぞれロータコア30(ロータコア部30B)の空洞部32、内側フラックスバリア部37、及び外側フラックスバリア部38に対応する径方向位置に形成される。
リング状溝107内には、複数(図4に示す実施形態では4個)の第1連通孔111が設けられ、これら第1連通孔111はロータシャフト孔104の中心Cから略同径位置(半径R1)且つ周方向に等間隔でプレート本体105を軸方向に貫通する。リング状溝108内には複数(図4に示す実施形態では4個)の内径側第2連通孔112が設けられ、これら内径側第2連通孔112がロータシャフト孔104の中心Cから略同径位置(半径R2)且つ周方向に等間隔でプレート本体105を軸方向に貫通する。また、リング状溝109内には複数(図4に示す実施形態では4個)の外径側第2連通孔113が設けられ、これら外径側第2連通孔113がロータシャフト孔104の中心Cから略同径位置(半径R3)且つ周方向に等間隔でプレート本体105を軸方向に貫通する。第1連通孔111、内径側第2連通孔112、及び外径側第2連通孔113の周方向位相は互いに異なる。
これにより、第1連通孔111はリング状溝107を介してロータコア部30Bの空洞部32と連通し、内径側第2連通孔112はリング状溝108を介してロータコア部30Bの内側フラックスバリア部37と連通し、外径側第2連通孔113はリング状溝109を介してロータコア部30Bの外側フラックスバリア部38と連通する。
複数の第1連通孔111は同一の孔径を有し、複数の内径側第2連通孔112は同一の孔径を有し、さらに複数の外径側第2連通孔113も同一の孔径を有する。
このように形成された第1プレート81と第2プレート82は、第1プレート81のフランジ部86に第2プレート82のリング状凸部106を内嵌して重ね合わせ、接合部115を溶接などにより接合する。これにより、円板状のプレート本体85、105間には、円盤状の空間である貯留部120が形成される。貯留部120の容量は、フランジ部86及びリング状凸部106の高さにより容易に変更可能である。
図1〜図3に示すように、ロータコア30を挟持して両端に配置された第一エンドプレート50及び第二エンドプレート60は、その中央にロータシャフト孔51、61が形成される。
また、第一エンドプレート50のロータコア部30A側の側面には、複数のプレート流路52が形成され、第二エンドプレート60のロータコア部30B側の側面には、複数のプレート流路62が形成されている。プレート流路52、62は、その外周に外径方向に開口する開口部53、63を備える。開口部53、63は、不図示のステータのコイルエンドに対向する。
プレート流路52は、ロータコア部30Aの空洞部32及び磁石挿入孔34に連通し、プレート流路62は、ロータコア部30Bの空洞部32及び磁石挿入孔34に連通する。
そして、回転電機のロータ10は、冷媒分配プレート80を一対のロータコア部30A、30Bで挟持し、さらにロータコア30の軸方向両側に第一エンドプレート50、及び第二エンドプレート60を配置した状態で、第二エンドプレート60のロータシャフト孔61、ロータコア部30Bのロータ挿通孔31、冷媒分配プレート80(第1及び第2プレート81、82)のロータシャフト孔84、104、ロータコア部30Aのロータ挿通孔31、及び第一エンドプレート50のロータシャフト孔51にロータシャフト20が挿入されて組み付けられる。これにより、冷媒分配プレート80の貯留部120はロータシャフト20の冷媒供給部22に連通する。また、第二エンドプレート60は、ロータシャフト20の位置決め部23に当接する。
次に、図2〜図4を参照して、ロータコア30、特に、磁石41の冷却作用について説明する。冷媒は、不図示の冷媒ポンプによりロータシャフト20の冷媒流路21に圧送され、さらに冷媒流路21から冷媒供給部22を介してロータコア部30A、30B間に位置する冷媒分配プレート80の貯留部120に供給される。
貯留部120に供給された冷媒は、第1プレート81の第1連通孔91からリング状溝87を介してロータコア部30Aの空洞部32(コア内流路33)に供給されると共に、第1プレート81の内径側第2連通孔92からリング状溝88を介してロータコア部30Aの内側フラックスバリア部37(コア内流路33)に供給され、さらに、第1プレート81の外径側第2連通孔93からリング状溝89を介してロータコア部30Aの外側フラックスバリア部38(コア内流路33)に供給される。
ロータコア部30Aの空洞部32、内側フラックスバリア部37、及び外側フラックスバリア部38を軸方向に流れる冷媒は、磁石41を間接、及び直接冷却した後、第一エンドプレート50のプレート流路52に流出し、開口部53から遠心力により径方向外方に排出されて、不図示のステータのコイルエンドを冷却する。
さらに、貯留部120に供給された冷媒は、第1プレート81と同様に、第2プレート82の第1連通孔111からリング状溝107を介してロータコア部30Bの空洞部32(コア内流路33)に供給されると共に、第2プレート82の内径側第2連通孔112からリング状溝108を介してロータコア部30Bの内側フラックスバリア部37(コア内流路33)に供給され、さらに、第2プレート82の外径側第2連通孔113からリング状溝109を介してロータコア部30Bの外側フラックスバリア部38(コア内流路33)に供給される。
そして、ロータコア部30Bの空洞部32、内側フラックスバリア部37、及び外側フラックスバリア部38を軸方向に流れる冷媒は、磁石41を間接、及び直接冷却した後、第二エンドプレート60のプレート流路62に流出し、開口部63から遠心力により径方向外方に排出されて、不図示のステータのコイルエンドを冷却する。
これにより、回転電機の性能に重大な影響を及ぼし、最も冷却を要する磁石41をロータコア30の内部から効果的に冷却することができ、磁石41の温度上昇に起因する回転電機の性能低下が防止される。
複数の第1連通孔91、111同士、複数の内径側第2連通孔92、112同士、及び複数の外径側第2連通孔93、113同士は、それぞれ同一の孔径を有し、周方向に等間隔で設けられているので、冷媒は貯留部120から周方向に均等に供給される。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態の回転電機のロータ10について、図6〜図7Bを参照しながら説明する。なお、第2実施形態の回転電機のロータ10は、冷媒分配プレート80が第1実施形態の回転電機のロータ10と異なり、その他の構成は同じであるので、主に冷媒分配プレート80について説明し、第1実施形態の回転電機のロータ10と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図6に示すように、本実施形態の冷媒分配プレート80は、第1実施形態の冷媒分配プレート80と同様に、第1プレート81と第2プレート82が軸方向に重ね合わされ、接合部115が溶接などにより接合されて構成される。
第1プレート81のプレート本体85の一方の側面(図6の左側面)には、図6に示すように、第1連通孔91、及び内径側第2連通孔92の径方向外側に、それぞれ冷媒ガイド94が設けられている。冷媒ガイド94は、プレート本体85の内面から軸方向に突出して周方向に延設された略円弧状突起部であり、第1連通孔91、及び内径側第2連通孔92の径方向外側を囲むように形成されている。
第2プレート82のプレート本体105の他方の側面(図6の右側面)にも、図7A及び図7Bに示すように、第1連通孔111、及び内径側第2連通孔112の径方向外側に、それぞれ冷媒ガイドが設けられている。冷媒ガイドは、プレート本体105の内面から軸方向に突出して周方向に延設された略円弧状突起部であり、第1連通孔111、及び内径側第2連通孔112の径方向外側を囲むように形成されている。
本実施形態の冷媒分配プレート80によれば、貯留部120に貯留した冷媒に遠心力が作用した場合、冷媒は径方向外側に流れるが、冷媒ガイド94により冷媒の径方向外側への流れが阻害されて第1連通孔91、111、及び内径側第2連通孔92、112に誘導される。なお、外径側第2連通孔93、113へは、リング状凸部106により誘導される。これにより、冷媒を各部に適正配分することができ、冷却性能が向上する。また、遠心力が小さい低回転領域においても冷媒の供給量を確保できる。
冷媒ガイド94の形状は、冷媒を連通孔に誘導可能な形状であれば任意の形状に設定することができる。図8Aに示す変形例の冷媒ガイド94Bは、曲率半径が小さい円弧状突起部として形成されている。また、図8Bに示す他の変形例の冷媒ガイド94Cは内径側に向かって開くV字形突起部として形成されている。
変形例の冷媒ガイド94B、94Cによれば、該冷媒ガイド94B、94Cが受けた冷媒を、確実に第1連通孔91、111に誘導することができる。なお、図8A及び図8Bでは、第1連通孔91の径方向外方に冷媒ガイド94B、94Cを配置した例を示しているが、さらに内径側第2連通孔92、112の径方向外方に冷媒ガイド94B、94Cを配置することもできる。
[第3実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態の回転電機のロータ10について、図9〜図10Bを参照しながら説明する。なお、第3実施形態の回転電機のロータ10は、冷媒分配プレート80の第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113の孔径が第1実施形態の回転電機のロータ10と異なり、その他の構成は同じであるので、第1実施形態の回転電機のロータ10と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
本実施形態の冷媒分配プレート80は、第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113の孔径が互いに異なる。具体的には、第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113の順に孔径が小さくなっている。
回転電機のロータ10が回転すると、貯留部120に貯留された冷媒に遠心力が作用し、ロータシャフト20の中心Cからの半径が大きい領域にある冷媒の圧力が高くなって冷媒の供給量も外径側で多くなる傾向がある。しかし、第1及び第2プレート81、82の内径側から外径側に向かって次第に第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113の孔径を小さくすることで、各部に供給する冷媒量を略同じにすることができ、均一に冷却できる。また、第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113の孔径を異なる孔径に設定すれば、各部に供給する冷媒量を任意に制御できる。
[第4実施形態]
続いて、本発明の第4実施形態の回転電機のロータ10について、図11を参照しながら説明する。第4実施形態の回転電機のロータ10は、第1実施形態の回転電機のロータ10と磁石配置が異なり、その他の構成は同じであるので、第1実施形態の回転電機のロータ10と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。なお、第4実施形態の回転電機のロータ10の冷媒分配プレート80としては、第1〜第3実施形態の冷媒分配プレート80を使用することができる。
本実施形態のロータ10は、ロータコア30の表面に磁石41が配置された、いわゆるSPM型の回転電機(Serface Permanent Magnet Moror)である。磁石41は、ロータコア30の表面に設けられた溝部に配置され、磁石41が配置されたロータコア30の外径寸法と冷媒分配プレート80の外径寸法とが略同一となるように設定される。そして、このロータコア30及び冷媒分配プレート80の外周面には、樹脂を含浸させた繊維を巻き付けたフィラメントワインディング層40が設けられ、磁石41が溝部から外れることが防止される。
本実施形態の冷媒分配プレート80も、第1実施形態と同様に、ロータコア30の線膨張率と略等しい線膨張率を有する材料から構成されることが好ましい。ロータコア30の線膨張率と冷媒分配プレート80の線膨張率を略等しくすることで、ロータコア30と冷媒分配プレート80とで熱膨張による外径変化量の差を抑えることができ、フィラメントワインディング層40にせん断力が発生するのを抑制できる。「略等しい」とは、線膨張率の差が、20%以下であることを意味し、線膨張率の差は15%以下であることが好ましく、12%以下であることがさらに好ましい。
また、冷媒分配プレート80は、非磁性材且つ非導電性材から構成されていることが好ましく、フェノール系樹脂から構成されていることがさらに好まし点は、第1実施形態と同様である。
なお、前述した実施形態は、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、上記各実施形態では、冷媒分配プレート80はロータコア30の軸方向中央部に配置されると説明したが、軸方向中央部に限定されず、例えばロータコア30のいずれか一方の側面に配置することもできる。この場合、ロータコア30は、ロータコア部30A、30Bが一体のロータコア30として形成される。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) ロータコア(ロータコア30)と、
該ロータコアと一体に回転するロータシャフト(ロータシャフト20)と、を備える、回転電機のロータ(回転電機のロータ10)であって、
前記ロータシャフトには、
冷媒が供給される冷媒流路(冷媒流路21)と、
前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部(冷媒供給部22)と、が設けられ、
前記ロータコアには、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びて、各々に磁石(磁石41)が配置された複数の磁石挿入孔(磁石挿入孔34)と、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路(空洞部32)と、
冷媒分配プレート(冷媒分配プレート80)と、が設けられており、
前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部(貯留部120)と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔(第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113)と、を有する、回転電機のロータ。
(1)によれば、冷媒分配プレートによって形成された貯留部及び連通孔を介して冷媒がロータシャフトからコア内流路に供給されるので、コア内流路を流れる冷媒によってロータコアの内部から磁石を効率的に冷却することができる。
(2) (1)に記載の回転電機のロータであって、
前記複数の連通孔は、前記ロータシャフトの軸線(中心C)から略同径位置に配置され、且つ前記コア内流路に連通する複数の第1連通孔(第1連通孔91、111)と、前記複数の第1連通孔の外径側に配置され、前記磁石挿入孔に連通する複数の第2連通孔(内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113)と、を含む、回転電機のロータ。
(2)によれば、複数の第1連通孔を介して冷媒をコア内流路に供給することでロータコアを冷却することができる。また、複数の第2連通孔を介して冷媒を磁石挿入孔に供給することで磁石を直接冷却することができる。
(3) (2)に記載の回転電機のロータであって、
前記複数の第1連通孔は、周方向に等間隔で設けられ、
前記複数の第2連通孔は、周方向に等間隔で設けられている、回転電機のロータ。
(3)によれば、第1連通孔及び第2連通孔は、それぞれ周方向に等間隔で設けられているので、周方向で均等に冷媒を供給することができる。
(4) (2)又は(3)に記載の回転電機のロータであって、
前記複数の第1連通孔は、同一の孔径を有し、
前記複数の第2連通孔は、同一の孔径を有する、回転電機のロータ。
(4)によれば、第1連通孔及び第2連通孔は、それぞれ同一の孔径を有するので、周方向でより均等に冷媒を供給することができる。
(5) (4)に記載の回転電機のロータであって、
前記複数の第1連通孔の孔径と前記複数の第2連通孔の孔径とは、異なっている、回転電機のロータ。
(5)によれば、第1連通孔の孔径と第2連通孔の孔径とを異ならせることで、径方向における流量を異ならせることができる。
(6) (5)に記載の回転電機のロータであって、
前記複数の第1連通孔の孔径は、前記複数の第2連通孔の孔径よりも大きい、回転電機のロータ。
(6)によれば、内径側に位置する第1連通孔の孔径を、外径側に位置する第2連通孔の孔径よりも大きくすることで、遠心力が作用しても第1連通孔への流量を確保することができる。
(7) (1)〜(6)のいずれかに記載の回転電機のロータであって、
前記冷媒分配プレートは、前記複数の連通孔の径方向外側に、前記貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイド(冷媒ガイド94、94B、94C)をさらに有する、回転電機のロータ。
(7)によれば、貯留部に貯留した冷媒に遠心力が作用した場合、冷媒は径方向外側に流れるが、貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイドにより冷媒の径方向外側への流れが阻害され、冷媒は連通孔に誘導される。
(8) (1)〜(7)のいずれかに記載の回転電機のロータであって、
前記冷媒分配プレートは、円盤状の第1プレート(第1プレート81)及び第2プレート(第2プレート82)から構成され、
前記第1プレート及び前記第2プレートは、前記貯留部となる隙間を介して対向配置されたプレート本体(プレート本体85、105)と、該プレート本体の外縁部に設けられ互いに接合された接合部(接合部115)と、をそれぞれ有する、回転電機のロータ。
(8)によれば、2枚のプレートで冷媒分配プレートを構成することで、貯留部のボリュームを容易に調整することができる。
(9) (1)〜(8)のいずれかに記載の回転電機のロータであって、
前記ロータコアの両端部には一対のエンドプレート(第一エンドプレート50、第二エンドプレート60)が設けられ、
前記一対のエンドプレートには、一端部が前記コア内流路に接続されるともに、他端部がステータのコイルエンド(コイルエンド)に対向するプレート流路(プレート流路52、62)が形成されている、回転電機のロータ。
(9)によれば、ロータコアの両端部に配置された一対のエンドプレートには、一端部がコア内流路に接続されるとともに、他端部がステータのコイルエンドに対向するプレート流路が形成されているので、仮にロータシャフトに偏心が発生したとしても、いずれかのプレート流路から冷媒が排出される。これにより、コア内流路に冷媒が残留することが防止される。また、プレート流路の他端部は、ステータのコイルエンドに対向するので、磁石とともにステータのコイルも冷却することができる。
(10) (1)〜(9)のいずれかに記載の回転電機のロータであって、
前記冷媒分配プレートは、前記ロータコアの軸方向中央部に配置されている、回転電機のロータ。
(10)によれば、冷媒分配プレートはロータコアの軸方向中央部に配置されているので、最も高温になりやすいロータコアの軸方向中央部に冷媒を積極的に供給できる。
(11) ロータコア(ロータコア30)と、
前記ロータコアの内部又は前記ロータコアの外表面に配置された複数の磁石(磁石41)と、
該ロータコアと一体に回転するロータシャフト(ロータシャフト20)と、を備える、回転電機のロータ(回転電機のロータ10)であって、
前記ロータシャフトには、
冷媒が供給される冷媒流路(冷媒流路21)と、
前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部(冷媒供給部22)と、が設けられ、
前記ロータコアには、
前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路(空洞部32)と、
冷媒分配プレート(冷媒分配プレート80)と、が設けられており、
前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部(貯留部120)と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔(第1連通孔91、111、内径側第2連通孔92、112、及び外径側第2連通孔93、113)と、を有する、回転電機のロータ。
(11)によれば、冷媒分配プレートによって形成された貯留部及び連通孔を介して冷媒がロータシャフトからコア内流路に供給されるので、コア内流路を流れる冷媒によってロータコアの内部から磁石を効率的に冷却することができる。
(12) (11)に記載の回転電機のロータであって、
前記ロータコアの線膨張率と前記冷媒分配プレートの線膨張率は、略等しい、回転電機のロータ。
(12)によれば、ロータコアの線膨張率と冷媒分配プレートの線膨張率が略等しいので、ロータコアと冷媒分配プレートとで熱膨張による変化量の差を抑えることができ、コア内流路と連通孔とのズレを抑えることができる。また、外径変化量も略等しくすることができ、ロータコアの外周面にフィラメントワインディング層を形成する場合であっても、フィラメントワインディング層にせん断力が発生するのを抑制できる。
(13) (12)に記載の回転電機のロータであって、
前記冷媒分配プレートは、非磁性材且つ非導電性材から構成されている、回転電機のロータ。
(13)によれば、冷媒分配プレートを非磁性材且つ非導電性材から構成することで、損失を低減できる。
(14) (12)又は(13)に記載の回転電機のロータであって、
前記冷媒分配プレートは、フェノール系樹脂から構成されている、回転電機のロータ。
(14)によれば、冷媒分配プレートを、鉄と線膨張率が略等しいフェノール系樹脂から構成することで、ロータコアをロータコアの材料として一般的な電磁鋼板から構成することができる。
10 回転電機のロータ
20 ロータシャフト
21 冷媒流路
22 冷媒供給部
30 ロータコア
32 空洞部
33 コア内流路
34 磁石挿入孔
37 内側フラックスバリア部
38 外側フラックスバリア部
41 磁石
50 第一エンドプレート(エンドプレート)
52、62 プレート流路
60 第二エンドプレート(エンドプレート
80 冷媒分配プレート
81 第1プレート
82 第2プレート
85、105 プレート本体
91、111 第1連通孔(連通孔)
92、112 内径側第2連通孔(連通孔、第2連通孔)
93、113 外径側第2連通孔(連通孔、第2連通孔)
94、94B、94C 冷媒ガイド
115 接合部
120 貯留部


Claims (13)

  1. ロータコアと、
    該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
    前記ロータシャフトには、
    冷媒が供給される冷媒流路と、
    前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
    前記ロータコアには、
    前記ロータコアの内部を軸方向に延びて、各々に磁石が配置された複数の磁石挿入孔と、
    前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
    冷媒分配プレートと、が設けられており、
    前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有し、
    前記複数の連通孔は、前記ロータシャフトの軸線から略同径位置に配置され、且つ前記コア内流路に連通する複数の第1連通孔と、前記複数の第1連通孔の外径側に配置され、前記磁石挿入孔に連通する複数の第2連通孔と、を含む、回転電機のロータ。
  2. 請求項に記載の回転電機のロータであって、
    前記複数の第1連通孔は、周方向に等間隔で設けられ、
    前記複数の第2連通孔は、周方向に等間隔で設けられている、回転電機のロータ。
  3. 請求項又はに記載の回転電機のロータであって、
    前記複数の第1連通孔は、同一の孔径を有し、
    前記複数の第2連通孔は、同一の孔径を有する、回転電機のロータ。
  4. 請求項に記載の回転電機のロータであって、
    前記複数の第1連通孔の孔径と前記複数の第2連通孔の孔径とは、異なっている、回転電機のロータ。
  5. 請求項に記載の回転電機のロータであって、
    前記複数の第1連通孔の孔径は、前記複数の第2連通孔の孔径よりも大きい、回転電機のロータ。
  6. ロータコアと、
    該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
    前記ロータシャフトには、
    冷媒が供給される冷媒流路と、
    前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
    前記ロータコアには、
    前記ロータコアの内部を軸方向に延びて、各々に磁石が配置された複数の磁石挿入孔と、
    前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
    冷媒分配プレートと、が設けられており、
    前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有し、前記複数の連通孔の径方向外側に、前記貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイドをさらに有する、回転電機のロータ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のロータであって、
    前記冷媒分配プレートは、円盤状の第1プレート及び第2プレートから構成され、
    前記第1プレート及び前記第2プレートは、前記貯留部となる隙間を介して対向配置されたプレート本体と、該プレート本体の外縁部に設けられ互いに接合された接合部と、をそれぞれ有する、回転電機のロータ。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のロータであって、
    前記ロータコアの両端部には一対のエンドプレートが設けられ、
    前記一対のエンドプレートには、一端部が前記コア内流路に接続されるともに、他端部がステータのコイルエンドに対向するプレート流路が形成されている、回転電機のロータ。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のロータであって、
    前記冷媒分配プレートは、前記ロータコアの軸方向中央部に配置されている、回転電機のロータ。
  10. ロータコアと、
    前記ロータコアの内部又は前記ロータコアの外表面に配置された複数の磁石と、
    該ロータコアと一体に回転するロータシャフトと、を備える、回転電機のロータであって、
    前記ロータシャフトには、
    冷媒が供給される冷媒流路と、
    前記冷媒を前記ロータコアに供給する冷媒供給部と、が設けられ、
    前記ロータコアには、
    前記ロータコアの内部を軸方向に延びるコア内流路と、
    冷媒分配プレートと、が設けられており、
    前記冷媒分配プレートは、前記冷媒供給部に連通し前記冷媒を貯留する貯留部と、該貯留部と前記コア内流路とを接続する複数の連通孔と、を有前記複数の連通孔の径方向外側に、前記貯留部を形成する内面から膨出し周方向に延設された冷媒ガイドをさらに有する、回転電機のロータ。
  11. 請求項10に記載の回転電機のロータであって、
    前記ロータコアの線膨張率と前記冷媒分配プレートの線膨張率との差は、20%以下である、回転電機のロータ。
  12. 請求項10又は11に記載の回転電機のロータであって、
    前記冷媒分配プレートは、非磁性材且つ非導電性材から構成されている、回転電機のロータ。
  13. 請求項10〜12のいずれか一項に記載の回転電機のロータであって、
    前記冷媒分配プレートは、フェノール系樹脂から構成されている、回転電機のロータ。
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