JP6792138B2 - 環境測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環境測定装置に関する。
環境測定装置の一種として、大気汚染自動測定装置がある。大気汚染自動測定装置は、常時、試料としての大気を採取して、試料に含まれる特定の物質の濃度などを測定して記録する。大気汚染自動測定装置は、例えば、物質の濃度を1分ごとに連続的に測定し、1時間分の測定データを集計して、濃度の平均値などを算出する。算出された濃度の平均値や、平均値の経時変化などは、大気汚染の監視などに用いられる。
このように、環境測定装置は、連続的に測定データを記録しておき、所定の間隔で集計する。そのため、測定データの一部が測定されない、あるいは、測定データの一部の値が誤っているなど、測定結果に異常(測定データの欠測)が生じると、集計結果を大気汚染の監視などに用いることができない。測定結果の異常が生じる原因は、例えば、環境測定装置を構成する部品の故障や、環境測定装置の保守作業に伴う環境測定装置の運転停止などがある。
測定結果に異常が生じたときには、事後的に、異常が生じた原因(欠測原因)が記録される。欠測原因は、例えば、環境測定装置を構成する部品を交換した作業者が、環境測定装置が出力した測定データの印刷された印刷物に手書きなどで書き込んで記録される。
環境測定装置の保守に関する情報の入力作業の負担を軽減する方法として、環境測定装置の保守に関する情報を保守画面から入力者に入力させる方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−211003号公報
しかし、特許文献1で提案されている方法は、環境測定装置の一種である自動分析装置の保守情報の入力に関するものであって、保守画面に表示されている保守項目の一覧の中から、保守情報の入力が必要な保守項目を保守情報の入力者に探させる。そのため、保守情報の入力作業の負担は、大きい。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、環境測定装置の動作状態に関連する情報を入力する作業負担を軽減することを目的とする。
本発明は、試料を連続的に測定する環境測定装置であって、環境測定装置の動作状態を検知して検知情報を出力する検知部と、検知情報に関連する関連情報が表示される表示部と、表示部に表示される関連情報の表示態様を、検知情報に応じて決定する決定部と、を有してなる、ことを特徴とする。
本発明によれば、環境測定装置の動作状態に関連する情報を入力する作業負担を軽減することができる。
本発明にかかる環境測定装置の実施の形態を示すブロック図である。 図1の環境測定装置が備える記憶部に記憶される測定情報を示す模式図である。 図1の環境測定装置が備える記憶部に記憶される検知情報を示す模式図である。 図1の環境測定装置が表示する異常の原因の選択画面の模式図である。 図1の環境測定装置が表示する異常の原因の別の選択画面の模式図である。 図1の環境測定装置が表示する検索画面の模式図である。 図1の環境測定装置が表示する検索結果画面の模式図である。 図1の環境測定装置が実行する環境測定方法のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる環境測定装置の実施の形態について説明する。
●環境測定装置の構成
図1は、本発明にかかる環境測定装置(以下「本装置」という。)の実施の形態を示すブロック図である。
本装置1は、記憶部2と、採取部3と、捕集部4と、測定部5と、検知部6と、決定部7と、表示部8と、選択部9と、検索部10と、出力部11と、を有してなる。
記憶部2は、本装置1が後述する各種情報処理を実行するために必要な情報が記憶される。記憶部2は、測定情報が記憶される測定記憶部と、検知情報が記憶される検知記憶部と、を備える。
図2は、記憶部2に記憶される測定情報の例を示す模式図である。
測定情報は、測定時刻ごとの測定値である。同図は、測定時刻と測定値とが関連付けて測定記憶部に記憶されることを示す。同図は、例えば、時刻「T11」に測定された測定値が「V11」であることを示す。
図3は、記憶部2に記憶される検知情報の例を示す模式図である。
検知情報は、本装置1の動作状態が検知された検知時刻ごとの本装置1の動作状態を示す情報である。同図は、検知時刻と、検知情報としての「測定時刻」「判定結果」「異常の内容」とが関連付けて検知記憶部に記憶されることを示す。同図は、例えば、時刻「T23」に検知された検知内容(検知情報)が、測定時刻「T13」の測定値の判定結果が「異常」と判定され、その異常の内容が「異常4」であることを示す。判定結果と異常の内容とについては、後述する。
同図は、また、検知情報と、選択情報としての「異常の原因」と、入力情報としての「コメント」と、が関連付けて検知記憶部に記憶されていることを示す。選択情報と入力情報とについては、後述する。
図1に戻る。
採取部3は、試料を連続的に採取する手段である。試料は、例えば、大気などの気体試料、下水や工業排水などの液体試料、黒ぼく土などの土壌試料がある。採取部3は、試料が大気であれば、例えば、大気を吸引するポンプである。
「連続的に採取する」とは、複数回にわたり採取することをいい、例えば、常時採取することや、所定の時間間隔で採取を繰り返すことである。
捕集部4は、採取部3により採取された試料を捕集する、つまり、採取された試料に含まれる物質を連続的に捕集する手段である。捕集部4により捕集される物質は、例えば、試料が大気のとき、大気中に浮遊する粉塵のうちで、粒径が10μm以下の浮遊粒子状物質(SPM:Suspended Particulate Matter)である。捕集部4は、物質がSPMであれば、例えば、SPMを捕集可能なフィルタである。
「連続的に捕集する」とは、複数回にわたり捕集することをいい、例えば、常時捕集することや、所定の時間間隔で捕集を繰り返すことである。
測定部5は、捕集部4により捕集された試料を連続的に測定する、つまり、捕集された試料に含まれる物質の測定対象を測定する手段である。測定部5により測定される測定対象は、物質がSPMであれば、例えば、SPMの濃度である。つまり、測定部5が試料を測定して出力する測定値は、SPMの濃度の値である。測定部5は、測定対象がSPMの濃度であれば、例えば、β線をSPMに照射して透過β線強度を計測することでSPMの濃度を測定する、いわゆるβ線吸収方式を用いた測定装置である。
「連続的に測定する」とは、複数回にわたり測定することをいい、例えば、捕集のたびに測定することや、所定の時間間隔で測定を繰り返すことである。
検知部6は、本装置1の動作状態を検知して検知情報を出力する手段である。本実施の形態において、検知部6は、測定部5による試料の測定結果(測定値)が正常か異常かを判定する手段である。すなわち、検知部6は、測定部5が測定するたびに、測定記憶部から測定結果を読み出して、後述する所定の判定方法により、測定部5による試料の測定結果が正常か異常かを判定する。検知部6は、測定結果を異常と判定したとき、その異常の内容(異常の度合いなど)を特定する。検知部6は、測定結果を異常と判定したとき、判定の対象となった測定結果を特定する「測定時刻」と、判定結果を特定する「異常」と、特定された「異常の内容」と、を検知情報として出力する。出力された検知情報は、検知記憶部に記憶される。
検知部6による判定結果は、例えば、測定部5がSPMの濃度を測定するとき、測定されたSPMの濃度の値と所定の基準値との大小の比較結果である。検知部6は、例えば、測定されたSPMの濃度の値が2つの基準値(2つの基準値の値は異なる)の範囲内のときに測定結果を正常と判定し、測定されたSPMの濃度の値が2つの基準値の範囲外のときに測定結果を異常と判定する。
検知部6による測定結果の判定方法、例えば、測定されたSPMの濃度の値との比較に用いられる2つの基準値は、予め記憶部2に記憶されている。検知部6は、記憶部2に記憶されている測定結果の判定方法を参照して、測定結果を判定する。
検知部6により特定される異常の内容は、例えば、測定部5がSPMの濃度を測定するとき、測定されたSPMの濃度の値と基準値との差や、測定されたSPMの濃度の値に基づくものである。
検知部6は、例えば、測定されたSPMの濃度の値が、2つの基準値の範囲外であって、2つの基準値のいずれかとの差が所定の値(予め記憶部2に記憶されている)よりも大きいときに異常の内容を「重度の異常」と特定し、所定の値よりも小さいときに異常の内容を「軽度の異常」と特定する。
検知部6は、例えば、測定されたSPMの濃度の値が「0」のときに異常の内容を「大気の採取エラー」と特定する。
検知部6による異常の内容の特定方法、例えば、測定されたSPMの濃度の値と基準値との差と、異常の内容と、の組合せは、予め記憶部2に記憶されている。検知部6は、記憶部2に記憶されている異常の内容の特定方法を参照して、異常の内容を特定する。
決定部7は、表示部8に表示される関連情報の表示態様を、本装置1の動作状態に応じて決定する手段である。本実施の形態において、決定部7は、表示部8に表示される測定結果の異常の原因の複数の候補の表示態様を、検知情報に応じて決定する。すなわち、検知部6により判定される判定結果「異常」や、検知部6により特定される異常の内容は、本発明における検知情報の例である。また、測定結果の異常の原因の候補は、本発明における関連情報の例である。さらに、後述するコメントは、本発明における補助情報の例である。関連情報は、決定部7により決定された表示態様で表示部8に表示される。
ここで、本発明において、本装置1の動作状態は、測定結果に対する判定結果「異常」や、判定結果「異常」のときの異常の内容に限られない。本発明における本装置1の動作状態の別の例は、例えば、本装置1の動作モード、本装置1が発報するアラームの種別、本装置1の稼働状況、本装置1の測定環境、などがある。
本装置1の動作状態の一例である本装置1の動作モードは、例えば、本装置1が正常に動作していて連続的に試料を採取・捕集・測定している状態の通常モードや、本装置1の保守や故障などにより本装置1が正常に動作していない状態の保守モードなどがある。
本装置1の動作状態の一例である本装置1が報知するアラームの種別は、例えば、本装置1の故障の程度により異なる。アラームの種別は、例えば、本装置1の自己診断機能により決定される。
本装置1の動作状態の一例である本装置1の稼働状況は、例えば、本装置1の特定の開閉扉が開放された状態や、本装置1が備える消耗品の消耗の程度(例えば、試薬の残量、光源の光量)などである。
本装置1の動作状態の一例である本装置1の測定環境は、例えば、本装置1が設置されている場所の気温や湿度や風速などである。
決定部7により決定される複数の候補の表示態様は、表示部8に表示される画面内での候補の表示の態様であって、例えば、複数の候補が表示される順番や、表示される文字の大きさや色の違い、複数の候補のそれぞれに付される符号の違い、などがある。
複数の候補が表示される順番は、異常の内容に応じて表示態様が決定されるとき、例えば、その異常の原因としての可能性が高い原因から低い原因の順番である。可能性が高い原因は、可能性の低い原因に比べて画面内の見えやすい場所、例えば、原因の一覧の上位に表示される。
複数の候補の表示される文字の大きさや色の違いは、異常の内容に応じて表示態様が決定されるとき、例えば、その異常の原因としての可能性が高い原因を表示する文字の大きさや色と、可能性が低い原因を表示する文字の大きさや色との違いである。可能性が高い原因は、可能性が低い原因に比べて、大きさの大きい文字や、目立つ色の文字で表示される。
複数の候補のそれぞれに付される符号の違いは、異常の内容に応じて表示態様が決定されるとき、例えば、その異常の原因としての可能性が高い原因に付される符号(例えば、符号としての文字「注目」)と、可能性が低い原因に付される符号(例えば、符号としての文字「参考」)との違いである。候補ごとの符号は、例えば、候補と並べて表示される。
このように、決定部7は、複数の候補のうち一部の候補(異常の原因である可能性が高い候補)が他の候補に比べて選択が容易となるように、複数の候補の表示態様を決定する。このように決定される表示態様は、表示された複数の候補の中から、異常の内容に対応する原因を本装置1の操作者に選択させやすくする、つまり、異常の原因の入力の作業負担を軽減する。
決定部7による複数の候補の表示態様の決定方法、例えば、複数の候補の表示態様と、本装置1の動作状態と、の組合せは、予め記憶部2に記憶されている。例えば、本装置1の動作状態として、検知部6により特定される測定結果の異常の内容が用いられるとき、異常の内容と、その異常の内容に関連する異常の原因の複数の候補と、複数の候補の表示態様と、が関連付けて記憶部2に記憶されている。決定部7は、記憶部2に記憶されている複数の候補の表示態様の決定方法を参照し、本装置1の動作状態に基づいて、複数の候補の表示態様を決定する。
表示部8は、検知情報に関連する関連情報が表示される手段である。本実施の形態において、表示部8は、測定部5による物質の測定結果を検知部6が異常と判定したとき、測定結果の異常の原因の候補を表示する。測定結果の異常の原因の候補は、決定部7により決定された表示態様に基づいて、表示部8に表示される。
選択部9は、表示部8に表示された複数の関連情報の中から一部の関連情報を選択する手段である。本実施の形態において、選択部9は、表示部8に表示された複数の候補の中から異常の原因を選択する手段である。選択された異常の原因は、選択情報として、検知記憶部に記憶される。
表示部8と選択部9とは、例えば、タッチパネル式のディスプレイである。タッチパネル式のディスプレイは、表示部8として複数の候補を表示すると共に、選択部9として表示部8に表示された複数の候補の中から本装置1の操作者が選択した候補を異常の原因として選択する。
図4は、表示部8に表示された関連情報の選択画面の模式図である。
同図は、測定時刻「T13」の測定値「V13」が異常と判定され、その異常の内容「異常4」の原因の候補として「原因4」「原因1」「原因2」が表示されていることや、同画面を閲覧する本装置1の操作者が「原因4」を選択したことを示す。選択部9は、本装置1の操作者により選択された「原因4」を、原因の候補である「原因4」「原因1」「原因2」の中から異常の原因として選択する。選択部9は、選択された「原因4」を選択情報として、検知時刻「T23」(図3参照)と、検知情報としての測定時刻「T13」と判定結果「異常」と異常の内容「異常4」と、に関連付けて記憶部2に記憶する。検知時刻「T23」は、本装置1の操作者が「原因4」を選択した時刻、例えば、同図の選択画面内の「確定」ボタンが押下された時刻を、本装置1が検知時刻として特定する。
同図は、原因の候補「原因4」「原因1」「原因2」のうち「原因2」のみ、コメントが入力可能であることを示す。つまり、同図は、複数の原因のうち、一部の原因にはコメントが入力可能であることを示す。コメントは、異常の原因の複数の候補のうち特定の異常の原因と関連付けて記憶部2に記憶される補助情報である。コメントは、例えば、本装置1の操作者が本装置1の不図示のキーボードなどの入力部を操作して入力される。入力されたコメントは、入力情報として、検知時刻や検知情報や選択情報などと関連付けて検知記憶部に記憶される。
同図に表示された原因の複数の候補「原因4」「原因1」「原因2」と、各候補の表示の順番(表示態様)とは、決定部7が記憶部2に記憶されている表示態様の決定方法を参照し、異常の内容「異常4」に基づいて決定されている。決定部7は、コメントが入力可能な原因を候補として表示するとき、入力部からコメントが入力可能となるように、複数の候補の表示態様を決定する。
図5は、表示部8に表示された関連情報の別の選択画面の模式図である。
同図は、測定時刻「T16」の測定値「V16」が異常と判定され、その異常の内容「異常2」の原因の候補として「原因1」「原因2」「原因3」が表示されていることや、同画面を閲覧する本装置1の操作者が「原因2」を選択してコメント「・・・であったため」を入力したことを示す。同コメントは、検知時刻と、検知情報と、選択された異常の原因「原因2」と、に関連付けて記憶部2に記憶される。
図5の画面内に表示された原因の候補「原因1」「原因2」「原因3」や、これら候補の表示の順番は、図4の画面内に表示された原因の候補「原因4」「原因1」「原因2」や、これら候補の順番とは相違する。この相違は、図5の画面内に表示された異常の内容「異常2」が、図4の画面内に表示された異常の内容「異常4」と相違することに基づく。すなわち、各図に表示された候補の表示態様は、前述のとおり、異常の内容に基づいて決定される。
検索部10は、記憶部2に記憶されている測定時刻と検知時刻とを用いて、測定時刻に対応する検知時刻と関連付けて検知記憶部に記憶されている検知情報を検索する手段である。測定時刻に対応する検知時刻とは、測定時刻に近い検知時刻であって、例えば、測定時刻と同時刻の検知時刻や、測定時刻との差が最も小さい検知時刻である。
同様に、検索部10は、記憶部2に記憶されている測定時刻と検知時刻とを用いて、検知時刻に対応する測定時刻と関連付けて測定記憶部に記憶されている測定値を検索する手段である。
ここで、本実施の形態において、図3に示した検知情報の例は、検知情報の一部として測定時刻が含まれていて、検知時刻と測定時刻とが関連付けて記憶部2に記憶されている。よって、測定時刻に対応する検知時刻は、測定時刻と関連付けて記憶部2に記憶されている検知時刻である。
一方、本実施の形態とは異なり、検知情報に測定時刻が含まれていない場合、測定時刻に対応する検知時刻は、例えば、検知情報記憶部に記憶されている複数の検知時刻のうち、検索の対象となる測定時刻以降の検知時刻であって、この測定時刻に最も近い検知時刻である。
なお、検索部10は、検知情報と共に、あるいは、検知情報に代えて、検知記憶部に記憶されている選択情報や入力情報を検索してもよい。
出力部11は、検索部10による検索結果を出力する手段である。すなわち、出力部11は、測定時刻と関連付けて測定記憶部に記憶されている測定値と、検索部10により検索された情報(例えば、検知記憶部に記憶されている検知情報や選択情報や入力情報)と、を出力する。
出力部11による出力の態様は、例えば、表示部8に表示する態様や、本装置1とは別の情報処理装置に通信回線を介して送信する態様がある。
図6は、表示部8に表示された検索画面の模式図である。
同図は、記憶部2に記憶されている測定情報のうち、判定結果が「異常」と判定された測定情報に対応する測定時刻と測定値とが一覧表示されていて、いずれかの測定時刻が選択可能であることを示す。すなわち、例えば、検索部10は、記憶部2に記憶されている検知情報の中から、判定結果が「異常」である検知情報に対応する測定時刻を抽出して、抽出された測定時刻の測定値と共に、表示部8に表示する。同図は、測定時刻「T16」の測定情報が選択されていることを示す。
検索部10は、同図で選択された測定時刻「T16」を用いて、測定時刻「T16」に対応する検知時刻の検知情報などを検索する。
図7は、表示部8に表示された検索結果画面の模式図である。
同図は、検索部10が測定時刻「T16」に基づいて検索した検知情報を、出力部11が検索結果として表示部8に表示していることを示す。
●環境測定装置の動作方法
次に、本装置1により実行される環境測定方法について説明する。
図8は、本装置1により実行される環境測定方法を示すフローチャートである。
本装置1は、測定を開始した後は、本装置1の操作者などによる測定の終了の操作がされる(処理S1のYes)までの間、後述する処理S2から処理S5や、処理S2から処理S9を繰り返す。
先ず、本装置1は、採取部3を用いて、試料を連続的に採取する(S2)。
次いで、本装置1は、捕集部4を用いて、採取された試料に含まれる物質を連続的に捕集する(S3)。
次いで、本装置1は、測定部5を用いて、試料を測定する(S4)。
次いで、本装置1は、検知部6を用いて、測定部5による物質の測定結果を判定する(S5)。測定結果が正常と判定されれば(S5のYes)、本装置1は前述の処理S1に移行する。測定結果が異常と判定されれば(S5のNo)、本装置1は後述の処理S6に移行する。
本装置1は、検知部6が測定結果を異常と判定したとき(S5のNo)、決定部7を用いて、本装置1の動作状態に応じて、異常の原因の複数の候補の表示態様を決定する(S6)。
次いで、本装置1は、決定部7が決定した表示態様に基づいて、異常の原因の複数の候補を表示部8に表示する(S7)。
次いで、本装置1は、選択部9を用いて、表示部8に表示された複数の候補の中から、記憶部2に記憶される異常の原因を選択する(S8)。
次いで、本装置1は、選択部9により選択された異常の原因を、異常の対象となった測定結果と関連付けて記憶部2に記憶する(S9)。
記憶部2に記憶された異常の原因は、例えば、対応する測定結果と共に、測定結果の閲覧者に閲覧される。測定結果の閲覧者は、測定結果と共に異常の原因を閲覧することで、測定結果と、測定結果が異常と判定されたことと、その異常の原因と、を把握することができる。
●まとめ
以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、測定結果の異常の内容など、本装置1の動作状態に応じて、異常の原因の複数の候補の表示態様を決定する。すなわち、本装置1は、例えば、異常の原因の可能性の高いものを本装置1の操作者が選択しやすく表示させることで、測定結果の異常が生じた原因を入力する作業負担を軽減することができる。
また、以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、測定時刻と検知時刻とを用いて、測定情報と検知情報のいずれか一方から他方を検索可能である。よって、例えば、本装置1は、測定情報を閲覧している閲覧者に対して、測定結果が異常と判定されたときの本装置1の動作状況を閲覧させることで、測定結果の異常の原因などを容易に把握させることができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本装置1が本装置1自身の動作状態に応じて、本装置1の測定結果の異常の原因となる複数の候補の表示態様を決定するものであった。これに代えて、本装置は、本装置とは異なる他の環境測定装置の動作状態、例えば、他の環境測定装置の測定結果や、この測定結果の判定結果に応じて、本装置に表示される複数の候補の表示態様を決定してもよい。すなわち、例えば、ある都道府県に設置された環境測定装置(本装置)が、その都道府県を含む地方に設置されている1または複数の他の環境測定装置(他の装置)の測定結果に応じて、本装置の測定結果の異常の原因となる複数の候補の表示態様を決定する。
このとき、本装置は、先に説明した各手段に加えて、他の装置の動作状態を取得する取得部を備える。本装置は、例えば、通信回線を介して他の装置と接続し、定期的に他の装置から動作状態を取得する。本装置の決定部は、取得部が取得した他の装置の動作状態に応じて、表示部に表示される複数の候補の表示態様を決定する。
すなわち、例えば、本装置と他の装置とが大気中のSPMの濃度を測定する場合であって、ある地方全体の大気中のSPMの濃度に異常が発生しているとき、本装置と他の装置との測定結果は異常と判定される。つまり、他の装置の測定結果が異常と判定されているとき、本装置の測定結果が異常と判定されれば、本装置の測定結果の原因は本装置の故障という原因よりも大気汚染が発生しているという原因の可能性が高い。そこで、本装置は、この点に基づいて複数の候補の表示態様を決定することができる。
1 環境測定装置
2 記憶部
3 採取部
4 捕集部
5 測定部
6 検知部
7 決定部
8 表示部
9 選択部
10 検索部
11 出力部


Claims (6)

  1. 試料を連続的に測定する環境測定装置であって、
    前記環境測定装置の異常を検知して検知情報を出力する検知部と、
    前記検知情報に関連する関連情報が複数表示される表示部と、
    前記表示部に表示される前記複数の関連情報の表示態様を、前記検知情報に応じて決定する決定部と、
    前記表示部に表示された前記複数の関連情報の中から一部の関連情報を選択する選択部と、
    前記選択された一部の関連情報が選択情報として前記検知情報と関連付けて記憶される検知記憶部と、
    を有してな
    前記関連情報は、前記異常の原因の候補である、
    ことを特徴とする環境測定装置。
  2. 前記検知情報は、前記検知部が前記環境測定装置の前記異常を検知した検知時刻と関連付けて前記検知記憶部に記憶され、
    測定ごとの前記試料の測定値と前記試料の測定時刻とが関連付けて記憶される測定記憶部と、
    前記測定記憶部に記憶されている前記測定時刻に基づいて、前記測定時刻に対応する前記検知時刻と関連付けて前記検知記憶部に記憶されている前記検知情報を検索する検索部と、
    前記測定時刻と関連付けて前記測定記憶部に記憶されている前記測定値と、前記検索された前記検知情報と、を出力する出力部と、
    を備える、
    請求項記載の環境測定装置。
  3. 前記検索部は、前記検索された前記検知情報と関連付けて前記検知記憶部に記憶されている前記選択情報を検索し、
    前記出力部は、前記検索された前記選択情報を出力する、
    請求項記載の環境測定装置。
  4. 前記関連情報に関連する補助情報を入力する入力部、
    を備え、
    前記決定部は、前記複数の関連情報のうち一部の関連情報に関する前記補助情報が入力可能となるように、前記複数の関連情報の表示態様を決定し、
    前記入力された前記補助情報が入力情報として前記選択情報と関連付けて前記検知記憶部に記憶され、
    前記検索部は、前記選択情報と関連付けて前記検知記憶部に記憶されている前記入力情報を検索し、
    前記出力部は、前記検索された前記入力情報を出力する、
    請求項記載の環境測定装置。
  5. 他の環境測定装置の動作状態を取得する取得部、
    を備え、
    前記決定部は、前記検知部が出力した前記検知情報に関連する前記複数の関連情報の表示態様を、前記取得部が取得した前記他の環境測定装置の動作状態に応じて決定する、
    請求項1記載の環境測定装置。
  6. 前記決定部は、前記複数の関連情報のうち一部の関連情報が他の関連情報に比べて前記選択部による選択が容易となるように、前記複数の関連情報の表示態様を決定する、
    請求項2乃至のいずれかに記載の環境測定装置。
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