以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、表示方法、及び表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、表示方法、及び表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.配信処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。配信装置100は、メッセージサービスを提供し、ユーザが利用する端末装置にメッセージに関するコンテンツを表示させる。なお、コンテンツには、メッセージサービスに関するコンテンツであれば、配信装置100が生成したコンテンツやユーザが入力した情報(以下、「入力情報」ともいう)に関するコンテンツ等の種々のコンテンツであってもよい。図1の例では、配信装置100がユーザの入力情報の内容に対応したコンテンツを生成し、配信することにより、ユーザとメッセージサービスにおいて対話(チャット)する場合を示す。また、図1では、ユーザが所定の音声応答システムを利用して音声により情報を入力するメッセージサービスを一例として示す。なお、メッセージサービスは、音声応答システムを利用するものに限らず、種々の手段によりユーザの入力情報を受け付けてもよい。すなわち、ここでいうメッセージサービスは、一のユーザが他のユーザまたはサービス提供元等にメッセージ(情報)を送ったり、他のユーザまたはサービス提供元等からメッセージ(情報)を受け取ったりするサービスであれば、どのようなサービスであってもよい。
図1に示すように、配信システム1は、端末装置10と、外部装置50と、配信装置100とが含まれる。端末装置10と、外部装置50と、配信装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示した配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の外部装置50や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作を受け付ける。図1に示す例において端末装置10は、ユーザの操作により所定のアプリケーション(以下、単に「アプリ」とする場合がある)を起動する。図1の例では、アプリがメッセージアプリである場合を示す。そして、端末装置10は、ユーザの操作によりアプリに表示するコンテンツを配信装置100へ要求する。なお、端末装置10は、配信装置100が配信するコンテンツを表示可能であれば、どのようなアプリによりコンテンツを表示してもよい。例えば、端末装置10は、図1の例のようにメッセージアプリ等の専用のアプリケーションによりコンテンツを表示してもよいし、ブラウザアプリ(以下、単に「ブラウザ」とする場合がある)によりコンテンツを表示してもよい。
また、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。なお、端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1の例では、端末装置10がタッチパネル機能を有するスマートフォンである場合を示す。また、端末装置10は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を配信装置100から受信する。また、端末装置10は、受信した通知情報をコンテンツとともに一覧表示する。
図1に示す例において、端末装置10は、音声応答システム(音声認識)の機能を有し、ユーザが発する音声情報(以下、「発話」ともいう)を検知し、検知した発話を入力情報として受け付ける。例えば、端末装置10は、ユーザの発話に対して、処理を行う端末装置である。図1の例では、端末装置10は、ユーザによる発話を検知した場合、ユーザの発話に基づく入力情報を配信装置100へ送信したり、ユーザの発話に対応するコンテンツ(メッセージ)を表示したりする。
配信装置100は、端末装置10にコンテンツや通知情報を配信するサービスを提供する情報処理装置である。図1に示す例において、配信装置100は、端末装置10から配信要求を受け付け、端末装置10において起動されたアプリにおいてユーザと対話するコンテンツを配信する。図1の例では、配信装置100は、いわゆるインターネットボット(Internet Bot)やチャットボット(Chat Bot)と称される自動対話機能を有し、端末装置10を利用するユーザU1との対話サービスとしてのメッセージサービスを提供する。以下では、配信装置100が提供する自動対話機能を「ボット」と記載する場合がある。また、配信装置100は、メッセージサービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、メッセージサービスにおけるコンテンツとともに一覧表示される通知情報を端末装置10に配信する。例えば、配信装置100は、メッセージサービス以外の端末装置10を利用するユーザが利用中のサービスに関する通知情報であって、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、端末装置10に配信する。
また、配信装置100は、音声認識の機能を有してもよい。また、配信装置100は、音声認識サービスを提供する音声認識サーバから情報を取得可能であってもよい。この場合、配信システム1は、音声認識サーバが含まれてもよい。なお、図1の例では、端末装置10や配信装置100や音声認識サーバが、種々の従来技術を適宜用いてユーザの発話を認識したり、発話したユーザを特定したりするものとして、説明を省略する。
外部装置50は、配信装置100が提供するメッセージサービス以外のサービスを提供する情報処理装置である。なお、外部装置50は、配信装置100が提供するメッセージサービス以外のサービスであれば、どのようなサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、外部装置50は、ホテルや美容院やレストラン等の所定のサービスの予約サービスを提供する情報処理装置であってもよく、電子商取引サービスを提供する情報処理装置であってもよく、ユーザの情報を管理するサービスを提供する情報処理装置であってもよい。また、外部装置50は、配信装置100以外のメッセージサービスを行う情報処理装置であってもよい。なお、図1においては、外部装置50が、ホテル等の宿泊施設の予約サービスを提供する情報処理装置である場合を例として説明する。
以下、図1を用いて、配信処理の一例を説明する。図1の例では、ユーザがユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)である場合を示す。また、図1においては、ユーザU1は、外部装置50が提供する予約サービスを利用中のユーザであるとする。なお、配信装置100が通知情報の生成に用いる情報を取得済みであれば、配信システム1には、外部装置50が含まれなくてもよい。また、例えば、配信装置100が通知情報の生成に用いる情報(例えばホテルの予約履歴情報等)を端末装置10から取得する場合、配信システム1には、外部装置50が含まれなくてもよい。
図1の例では、ユーザU1は端末装置10を操作しアプリを起動し、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS11)。例えば、図1においては図示を省略するが、ユーザU1の操作に応じて、端末装置10は、配信装置100が提供する自動対話が提供されるアプリを起動し、コンテンツの配信を配信装置100に要求してもよい。例えば、ユーザU1は、端末装置10に表示されたアイコンIC11を押下したり、所定の発話を行ったりすることにより、アプリを起動し、配信装置100にコンテンツの配信要求を送信してもよい。例えば、ユーザU1は、「アプリXXを起動」や「はい、XX」や「オーケー、XX」等のアプリを起動させる所定の発話を行うことにより、アプリを起動させてもよい。
端末装置10から配信要求を受け付けた配信装置100は、端末装置10に配信装置100が提供するメッセージサービスのコンテンツを配信する(ステップS12)。例えば、配信装置100は、アプリが起動された日時に応じてメッセージサービスのコンテンツを配信する。また、例えば、配信装置100は、ユーザU1の過去の対話履歴等に応じてコンテンツを配信してもよい。なお、図1の例では、配信装置100からコンテンツを配信する場合を示すが、端末装置10が予めコンテンツを取得済みである場合、端末装置10は、端末装置10内に格納されたコンテンツを表示してもよい。
図1の例では、端末装置10には、配信装置100から受信したコンテンツが表示される。すなわち、端末装置10は、アプリ中のページW11にボットによるメッセージコンテンツであるコンテンツCT11を表示する。図1の例では、端末装置10中のページW11には、文字情報「次の連休どこか行きませんか?」を含むコンテンツCT11が表示される。なお、端末装置10は、表示される文字情報「次の連休どこか行きませんか?」に対応する音声を出力してもよい。
図1の例では、コンテンツCT11に含まれる文字情報「次の連休どこか行きませんか?」を認識したユーザU1は、「いいね!どこ行こう。」という発話PA11を行う(ステップS13)。これにより、配信装置100に文字情報「いいね!どこ行こう。」を含む配信要求として送信する(ステップS14)。また、端末装置10中のコンテンツCT11の直下には、ユーザが入力した文字情報「いいね!どこ行こう。」を含むコンテンツCT12が表示される。なお、コンテンツCT12は、端末装置10において生成されてもよいし、配信装置100において生成されて端末装置10へ配信されてもよい。なお、端末装置10は、発話PA11の音声情報を音声認識サーバへ送信し、音声認識サーバから発話PA11の文字情報を取得し、取得した文字情報を配信装置100へ送信したり、コンテンツCT12を表示したりしてもよい。
配信装置100は、端末装置10から配信要求を受け付けた場合、配信要求に基づいてサービスを提供する外部装置50に、端末装置10を利用するユーザU1に関する情報を要求する(ステップS15)。図1の例では、連休に旅行に行くことを提案するコンテンツCT11に対してユーザU1が積極的な意思を示すコンテンツCT12に関する入力情報を送信したため、配信装置100は、ユーザU1が連休に旅行に行く先の提案を希望していると推定する。そのため、配信装置100は、ユーザU1に関する予約サービスのサービス情報を外部装置50に要求する。例えば、配信装置100は、ユーザを識別する情報を送信することにより、外部装置50にサービス情報を要求する。例えば、配信装置100は、ユーザU1の位置情報を外部装置50に送信してもよい。
配信装置100から要求を受け付けた外部装置50は、端末装置10を利用するユーザU1に関するサービス情報を配信装置100に送信する(ステップS16)。図1に示す例において、外部装置50は、ユーザU1が予約サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報を、ユーザU1に関するサービス情報として配信装置100に送信する。なお、図1の例では、ユーザU1が過去に予約サービスを利用してホテルの予約を行った履歴を有するユーザであるものとする。また、図1の例では、ユーザU1は、過去の宿泊に関する履歴から平均2万円くらいのホテルに宿泊する傾向が高いユーザであるものとする。
外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付けた配信装置100は、種々の情報に基づいて、通知情報を生成する。図1に示す例において、配信装置100は、ユーザU1が予約サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。具体的には、配信装置100は、ユーザU1に予約サービスを利用することを促す通知情報NC11を生成する。このように、配信装置100は、メッセージサービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC11を生成する。図1に示す例において、配信装置100は、ユーザU1にユーザU1が宿泊する傾向の高い価格帯である2万円のホテルの予約を促す通知情報NC11を生成する。
その後、配信装置100は、通知情報NC11を端末装置10へ配信する(ステップS17)。図1に示す例において、配信装置100は、メッセージサービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC11を端末装置10へ配信する。例えば、配信装置100は、通知情報NC11が表示される際に表示済みのコンテンツCT11、CT12のうち、最後に表示されたコンテンツCT12と連続する位置に並べて配置される通知情報NC11を配信する。
通知情報NC11を受信した端末装置10は、通知情報NC11を表示させる(ステップS18)。例えば、通知情報NC11はコンテンツCT12の下部に差し込まれて一覧表示される。このように、端末装置10は、通知情報NC11が表示される際に表示済みのコンテンツCT11、CT12のうち、最後に表示されたコンテンツCT12と連続する位置に並べて通知情報NC11を表示する。なお、端末装置10は、表示される文字情報「ここどうですか?一泊2万円」に対応する音声を出力してもよい。また、図1の例では、端末装置10に表示された通知情報NC11が予約を促すホテルに関心を持ったユーザU1の発話である「詳しく教えて。」に対応するコンテンツCT13が通知情報NC11の直下に表示される。また、ユーザU1の発話である「詳しく教えて。」に応じて入力情報を端末装置10から受け付けた配信装置100は、通知情報NC11が予約を促すホテルに関する詳細な情報を示すコンテンツを端末装置10へ配信してもよい。
図1の例では、端末装置10中のページW11には、コンテンツCT11、コンテンツCT12、通知情報NC11、コンテンツCT13の順に上下方向に並んで一覧表示される。この場合、端末装置10において、コンテンツは所定の方向に並べて一覧表示される。具体的には、コンテンツはスクロール方向(図1においては上下方向)に並べて表示される。なお、ユーザU1の発話である「詳しく教えて。」に応答する文字情報を含む配信装置100から配信されるコンテンツ等のコンテンツCT13以降のコンテンツについては、ユーザは端末装置10の表示画面にタッチした指F1を下から上へ移動させる操作(以下、「フリック操作」とする場合がある)をすることにより、表示を下へスクロールさせて、下に続く残りのコンテンツを表示させることができる。また、端末装置10における表示は、最新のコンテンツが表示されるように自動で下方にスクロールされてもよい。
上述のように、図1の例では、端末装置10は、コンテンツに通知情報を差し込んで表示させる。図1に示す例において、端末装置10中のページW11には、コンテンツCT11、コンテンツCT12、通知情報NC11、コンテンツCT13の順に上下方向に並んで一覧表示される。
このように、端末装置10において、通知情報NC11が、コンテンツCT11〜CT13とともに一覧表示される。図1の例では、ユーザU1との対話の流れにおいて自然なタイミングでコンテンツCT12の直下に通知情報NC11が差し込まれて一覧表示される。図1に示すように、通知情報NC11は、外部装置50が提供する予約サービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW11には、予約サービスのアイコン及び予約サービスを利用してホテルを予約することを促す通知情報NC11が表示される。
ここで、通知情報NC11の内容は、ユーザU1が利用した経験がある予約サービスの利用を促す、すなわちユーザU1がユーザ登録等を行い、利用中の予約サービスの再度の利用をユーザU1に通知する内容である。言い換えると、通知情報NC11の内容は、配信装置100のメッセージサービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC11は、ユーザU1が利用中の予約サービスを提供する外部装置50によりユーザU1に通知される情報である。
図1に示すように、メッセージサービスにおける自然な対話の流れの中で、ユーザU1自身の行動の傾向に沿った内容の通知情報NC11を閲覧したユーザU1は、外部装置50が提供する予約サービスのアプリ等を起動して、予約サービスを利用してホテルを予約する可能性が高くなる。すなわち、通知情報NC11は、コンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC11は、配信装置100以外の外部装置50が提供する予約サービスの利用を促す情報である。
上述したように、配信装置100は、コンテンツ以外でコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。そして、通知情報を受信した端末装置10は、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を表示する。図1の例では、端末装置10は、コンテンツCT11〜CT13とともに、予約サービスに関する通知情報NC11を上下方向に並べて一覧表示される。つまり、配信装置100は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザの視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、配信装置100は、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、配信装置100は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
なお、上述した例では、ユーザU1とボットとの対話中に通知情報を差し込む例を示したが、ユーザ間の対話中に通知情報を差し込んで表示してもよい。この場合、例えば、端末装置10中のアプリが通知情報を差し込む機能を有してもよいし、配信装置100がユーザ間の対話に関する情報(コンテンツ)を受け付けて、コンテンツに差し込む通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザ間の対話が所定の期間(例えば3分等)継続して停止した場合、コンテンツとともに一覧表示する通知情報を配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、ユーザ間の対話に基づいて、対話を行っているユーザに関する情報を推定し、推定したユーザに関する情報に基づいて通知情報を配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、ユーザ間の対話に基づいて、対話を行っているユーザの人数を推定し、推定してユーザの人数に応じた通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話を行っているユーザの人数が2人であると推定した場合、2人部屋の宿泊に関する情報を通知情報として配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、対話を行っているユーザの人数が3人であると推定した場合、3人で宿泊可能な部屋に関する情報を通知情報として配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、対話を行っているユーザの関係性を推定し、推定したユーザの関係性に応じた通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話を行っている2人のユーザの関係性が親密であると推定した場合、2人部屋の宿泊に関する情報を通知情報として配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、対話を行っている2人のユーザの関係性が親密ではないと推定した場合、1人部屋の宿泊に関する情報を通知情報として配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、対話を行っている2人のユーザの関係性が親密ではないと推定した場合、日帰りのホテルの利用に関する情報を通知情報として配信してもよい。
〔1−1.通知タイミング〕
なお、上記の例における通知情報の配信タイミングは一例であり、配信装置100は、目的に応じて種々のタイミングで通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ステップS11において端末装置10から配信要求を受け付けた際に、ステップS15、S16の処理を行い、ステップS12においてコンテンツを配信する際に通知情報も併せて配信してもよい。すなわち、配信装置100は、コンテンツを配信するタイミングで通知情報を配信してもよいし、コンテンツの配信と異なるタイミングで通知情報を配信してもよい。なお、この点についての詳細は後述する。
また、上記の例においては、端末装置10が、メッセージアプリ等のコンテンツを閲覧する専用のアプリケーションによりコンテンツを表示する場合を示したが、コンテンツの表示は上記に限らず、端末装置10は、例えばブラウザなどにより、コンテンツを表示してもよい。端末装置10は、例えばブラウザなどによりコンテンツを表示する場合、コンテンツや通知情報が表示されるページはウェブページであってもよい。
なお、コンテンツを配信する情報処理装置と、通知情報を配信する情報処理装置は別体であってもよい。例えば、所定のコンテンツ配信装置がコンテンツを配信し、コンテンツ配信装置や端末装置10から要求を受け付けた配信装置100が端末装置10やコンテンツ配信装置に通知情報を配信してもよい。例えば、コンテンツ配信装置は、端末装置10からの要求に応じて端末装置10にコンテンツを配信し、通知情報を配信装置100に問い合わせてもよい。コンテンツ配信装置から問合せを受け付けた配信装置100は、端末装置10へ直接通知情報を配信してもよい。つまり、端末装置10は、コンテンツと通知情報との各々を別の装置から配信を受けてもよい。
例えば、端末装置10には、コンテンツがコンテンツ配信装置から配信され、配信装置100から通知情報が配信されてもよい。また、配信装置100は、コンテンツ配信装置を介して端末装置10へ通知情報を通知してもよい。すなわち、コンテンツ配信装置が通知情報を問い合せした配信装置100から受け付けた場合、コンテンツ配信装置は配信装置100から受け付けた通知情報を端末装置10に配信する。この場合、配信装置100と外部装置50とが、一体であってもよい。
また、上記例における通知情報は一例であり、メッセージサービスが配信するコンテンツ(コンテンツ)以外の情報であり、ユーザに通知される情報であればどのような情報であってもよい。すなわち、配信装置100は、メッセージサービスが配信するコンテンツ以外の情報であれば、種々の通知情報を端末装置10へ配信してもよい。例えば、配信装置100は、広告ではなく、ユーザの利用サービスに関する通知情報を端末装置10へ配信してもよい。
また、例えば、配信装置100は、一のIDに関連付けられたサービス間における通知情報であってもよい。例えば、配信装置100は、ユーザU1が共通のID(例えば「U1」)を用いてメッセージサービスや他のサービス(例えば予約サービス等)の提供を受ける場合、共通のIDを用いるメッセージサービスのコンテンツとともに共通のIDを用いる他のサービスに関する通知情報が一覧表示されるように、通知情報を配信してもよい。この場合、例えば、共通のIDを用いてユーザに利用されるサービスAのコンテンツとともに共通のIDを用いてユーザに利用されるサービスBの通知情報が表示され、サービスBのコンテンツとともにサービスAの通知情報が表示されてもよい。このように、共通のIDにより利用されるサービス間で通知情報を相互に提供してもよい。
また、配信装置100は、通知情報の内容とコンテンツとの関連性に基づいて、通知情報に含ませる情報を決定し、通知情報を生成してもよい。図1の例では、配信装置100は、次の連休の予定に関する情報として、通知情報NC11が表示されるため、その連休の日に対応する料金や空室状況等に関する情報を通知情報に含ませてもよい。例えば、配信装置100は、次の連休に対応する日付「X月Y日」の料金が2万であることを示す情報や「X月Y日」に空室があることを示す情報を含む通知情報NC11を配信してもよい。これにより、配信装置100は、ユーザU1が予約サービスをより利用したくなるように、コンテンツに関連させて通知情報NC11をユーザU1に閲覧させることができる。したがって、配信装置100は、通知情報NC11に関する予約サービスをユーザU1が利用する可能性をより高めることができる。
また、図1の例では、配信装置100は、ユーザU1が予約サービスを最後に利用してから所定の期間以内に、通知情報NC11を配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザU1が予約サービスを最後に利用した日時が「2016年12月13日」である場合、「2016年12月13日」から1週間や1ヶ月以内に通知情報NC11を配信してもよい。
〔1−2.他のサービス(健康情報)〕
また、上述した例では、予約サービスに関する通知情報を一例として示したが、配信装置100は、種々のサービスに関する通知情報を配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、メッセージサービスにおいて表示されるコンテンツに関連する種々の通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、コンテンツの内容に応じたユーザに行動を促す通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、コンテンツの内容に関連した運動助言に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は健康関係コミュニティへの参加を促す情報を通知情報として配信してもよい。また、例えば、配信装置100は、コンテンツに関連する経路に基づく健康情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定の経路情報等を表示する場合、経路の表示に歩数など健康効果に関する通知情報を配信してもよい。
〔1−3.移動案内〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツの内容に応じた経路に基づく案内情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話のやりとりに応じて、各ユーザの移動経路に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話のやりとりに応じて、対話を行うユーザの集合地点や集合時間等の合流要領に関する情報を通知情報として配信してもよい。
〔1−4.スケジュール〕
また、例えば、配信装置100は、ユーザのスケジュールに基づく通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置100は、スケジュール管理サービスを利用するユーザが登録した予定までの残り時間が所定の期間になった場合、予定の時刻が迫っていることを示す情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、他のユーザへの告知予定事項等の投稿欄を含む通知情報として配信してもよい。
〔1−5.つながり〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツの内容に応じた所定のユーザとの連絡を促す情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話における話題内容に応じて、その内容に関連する他のユーザとの連絡手段に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、対話における話題内容に応じて、その内容に関連する他のユーザとのニアミスや合流しやすい店の情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、所定のユーザとのメッセージや投稿告知等のつながりに関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、友達同士の移動やニアミスに関する情報を通知情報として配信してもよい。
〔1−6.経済活動情報〕
また、例えば、配信装置100は、コンテンツの内容に応じた購買を促す情報やコンテンツの内容に応じた経済活動に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、やりとり内容に応じたサービスや商品の情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが所定のスケジュール管理サービス等に旅行先に関する情報を登録している場合、前後の予定も考慮した販売促進や行動アシスト等に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが位置する場所に応じて、予約やショッピング等のユーザの購買消費に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、決済や家計簿や投融資や保険等の個人財務に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、交通費の家計簿への影響を示す情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが位置する場所に応じて、その場所に関連した投資対象に関する情報を通知情報として配信してもよい。例えば、配信装置100は、ユーザが家電製品が販売される地域に位置する場合、家電銘柄の株式に関する情報を通知情報として配信してもよい。なお、上記通知情報は一例であり、配信装置100は、ユーザに応じて種々の通知情報を適宜配信してもよい。
〔1−7.入力態様について〕
なお、図1では音声対話システムを用いてユーザU1がメッセージを入力し、対話する場合を示したが、端末装置10はどのような態様によりの入力を受け付けてもよい。例えば、図14に示すように端末装置10はユーザがタッチパネルを操作する等により入力した文字情報をユーザのメッセージとして受け付けてもよい。図14は、端末装置における入力態様の一例を示す図である。図14の例では、ユーザは、端末装置10に表示された入力窓BX11に文字情報を入力し、送信ボタンBT11を押下することにより、配信装置100に文字情報を含む配信要求を送信してもよい。
〔2.配信装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、配信装置100は、配信装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、所定の通信網(ネットワーク)と有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図2に示すように、ユーザ情報記憶部121と、履歴情報記憶部122とを有する。また、図2では図示を省略するが、記憶部120は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。例えば、記憶部120は、端末装置10に配信するコンテンツに関する各種情報を記憶する。
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。図3は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図3に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
例えば、図3に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「30代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、図3に示す例において、ユーザID「U2」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、性別は、「女性」であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、年齢や性別に加えて他のデモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、自宅、勤務地、興味、家族構成、収入、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(履歴情報記憶部122)
実施形態に係る履歴情報記憶部122は、ユーザに関する各種の履歴情報を記憶する。図4は、実施形態に係る履歴情報記憶部の一例を示す図である。図4の例では、履歴情報記憶部122にメッセージサービスにおけるユーザの通信に関する履歴情報を記憶する場合を示す。図4に示す履歴情報記憶部122は、「ユーザID」、「履歴情報」といった項目が含まれる。「履歴情報」には、「種別」、「日時」、「文字情報」、「その他」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「履歴情報」は、メッセージサービスにおけるユーザのやり取りの履歴を示す。「種別」は、メッセージサービスにおけるコンテンツの種別を示す。図4の例では、「種別」には、ユーザがメッセージを受信したことを示す「受信」と、ユーザがメッセージを入力したことを示す「入力」とのいずれかが記憶される。
「日時」は、各メッセージコンテンツが表示された日時を示す。なお、図4の例では「日時」を抽象的な符号「日時DA−1」等で図示するが、「日時」には、「2016年12月11日19時01分43秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。また、「文字情報」は、対応する日時において表示されたコンテンツに含まれる文字情報を示す。また、「その他」は、対応する日時において表示されたコンテンツに含まれる画像情報や音声情報や動画情報等の種々の情報を示す。
例えば、図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)の端末装置10には、日時「日時DA−1」に受信したコンテンツが表示されたことを示す。例えば、日時「日時DA−1」に受信したコンテンツには、文字情報「次の連休どこか行きませんか?」が含まれることを示す。
また、例えば、図4に示す例において、ユーザU1の端末装置10には、日時「日時DB−1」にユーザU1が入力した入力情報に対応するコンテンツが表示されたことを示す。例えば、日時「日時DB−1」にユーザU1が入力した入力情報に対応するコンテンツには、文字情報「いいね!どこ行こう。」が含まれることを示す。
例えば、図4に示す例において、ユーザU1の端末装置10には、日時「日時DC−1」に受信したコンテンツが表示されたことを示す。例えば、日時「日時DC−1」に受信したコンテンツには、文字情報「ここどうですか? 一泊 2万円」や画像IM11が含まれることを示す。
なお、履歴情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。また、履歴情報記憶部122は、ユーザのコンテキストに関する情報を記憶してもよい。なお、履歴情報記憶部122には、メッセージサービスに関する履歴情報に限らず、ユーザの種々の行動に関する履歴情報が記憶されてもよい。
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、生成部132と、配信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131)
受付部131は、種々の情報を受け付ける。例えば、受付部131は、外部の情報処理装置から配信要求を受け付ける。例えば、受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける。図1に示す例において、受付部131は、端末装置10において動作するアプリによる配信要求を受け付ける。
例えば、受付部131は、検索要求を受け付ける。例えば、受付部131は、端末装置10からユーザが入力した入力情報を受け付ける。図1に示す例において、受付部131は、端末装置10からユーザU1が入力した文字情報「いいね!どこ行こう。」を含む入力情報を受け付ける。また、受付部131は、端末装置10からサービス情報の問合せを受け付けてもよい。例えば、受付部131は、端末装置10から外部装置50が提供するサービスに関するサービス情報の問合せを受け付ける。また、受付部131は、外部装置50からサービス情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザU1が利用中のサービスを提供する外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
また、受付部131は、外部の情報処理装置からユーザ情報記憶部121に記憶されるユーザ情報を受け付けてもよい。例えば、受付部131は、ユーザが利用する端末装置10から各種情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザが利用する端末装置10からユーザ情報を受け付ける。
(生成部132)
生成部132は、種々の情報を生成する。例えば、生成部132は、受付部131により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報を生成する。図1に示す例において、生成部132は、受付部131により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。また、生成部132は、受付部131により外部装置50が提供するサービスに関するサービス情報の問合せが受け付けられた場合、外部装置50へサービス情報の問合せを行ってもよい。また、生成部132は、外部装置50へのサービス情報の問合せを配信部133に行わせてもよい。
生成部132は、端末装置10へ配信するコンテンツを生成してもよい。例えば、生成部132は、受付部131により配信要求が受け付けられた場合、記憶部120に記憶されたコンテンツに関する情報に基づいてコンテンツを生成してもよい。この場合、生成部132は、端末装置10に表示する形式に応じて、記憶部120に記憶されたコンテンツに関する情報を加工し、コンテンツを生成してもよい。
図1に示す例において、生成部132は、ユーザU1が予約サービスを利用したことがあるユーザであることを示す情報に基づいて、通知情報NC11を生成する。図1の例では、生成部132は、ユーザU1に予約サービスを利用することを促す通知情報NC11を生成する。図1の例では、生成部132は、メッセージサービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC11を生成する。図1の例では、生成部132は、ユーザU1が利用中のサービスである予約サービスに関する通知情報NC11を生成する。
(配信部133)
配信部133は、種々の情報を配信する。例えば、配信部133は、メッセージサービスに関するコンテンツを一覧表示する端末装置10に、端末装置10を利用するユーザへ通知するコンテンツ以外の通知情報であって、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、メッセージサービスに関するコンテンツ間に差し込まれる通知情報を配信する。例えば、配信部133は、メッセージサービスにおけるユーザの入力に対応するコンテンツに基づく内容の通知情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報が表示される際に表示済みのコンテンツのうち、最後に表示されたコンテンツと連続する位置に並べて配置される通知情報を配信する。
例えば、配信部133は、メッセージの送受信に関する順序に基づいて所定の方向に並べて表示されるコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、時系列に基づいて所定の方向に並べて表示されるコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、メッセージサービス以外のサービスに関する通知情報を配信する。例えば、配信部133は、メッセージサービス以外のサービスの利用を促す通知情報を配信する。
例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツの内容に応じたユーザに行動を促す健康情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツの内容に応じた経路に基づく案内情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、ユーザのスケジュールに基づく情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツの内容に応じた所定のユーザとの連絡を促す情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツの内容に応じた購買を促す情報を配信する。例えば、配信部133は、通知情報として、コンテンツの内容に応じた経済活動に関する情報を配信する。
例えば、配信部133は、コンテンツ間に差し込まれる通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツに基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信する。例えば、配信部133は、配信要求を送信した端末装置10に、通知情報を配信する。
図1の例では、配信部133は、メッセージサービスにおけるコンテンツとともに表示される通知情報NC11を端末装置10へ配信する。図1の例では、例えば、配信部133は、コンテンツCT11〜CT13を端末装置10へ配信する。また、図1の例では、配信部133は、メッセージサービスとは別サービスである予約サービスに関する通知情報NC11を端末装置10へ配信する。
また、配信部133は、コンテンツがスクロール方向に並べて表示される端末装置10に、コンテンツ間に配置して表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツの各々が複数の表示形式のいずれかにより表示される端末装置10に、複数の表示形式から選択される表示形式で表示される通知情報を配信する。例えば、配信部133は、コンテンツが所定の表示形式により表示される端末装置10に、所定の表示形式で表示される通知情報を配信する。
〔3.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網と有線または無線で接続され、配信装置100との間で情報の送受信を行う。
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、端末装置10にインストールされているアプリケーション(例えばメッセージアプリ等)に関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部153)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部15)
制御部15は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーション(例えばメッセージアプリ等)のプログラムが含まれる。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部15は、要求部151と、受信部152と、表示部153とを有し、以下に説明する配信処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する配信処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
要求部151は、入力部13により受け付けたユーザ操作に従って、配信装置100へ配信要求を送信する。例えば、要求部151は、起動したアプリからの配信要求を配信装置100へ送信する。また、要求部151は、検索要求を送信する。図1に示す例において、要求部151は、ユーザU1が入力窓BX11に入力した文字情報「いいね!どこ行こう。」を配信装置100に送信することにより、配信要求を行う。なお、要求部151は、外部装置50や通知情報を提供する通知装置へ配信要求を行ってもよい。また、要求部151は、サービス情報の問合せを要求してもよい。なお、要求部151は、外部装置50や通知装置へサービス情報の問合せを要求してもよい。
受信部152は、配信装置100から配信されたコンテンツを受信する。また、受信部152は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を受信する。また、受信部152は、受信したコンテンツや通知情報を記憶部12に格納してもよい。図1に示す例において、受信部152は、配信装置100から通知情報を受信する。なお、受信部152は、外部装置50や通知装置から通知情報を受信してもよい。
表示部153は、受信部152により受信された通知情報をコンテンツ間に差し込んで表示する。例えば、表示部153は、受信部152により受信された通知情報を所定のコンテンツとともに一覧表示する。例えば、表示部153は、通知情報をコンテンツとともに一覧表示する。また、表示部153は、コンテンツを所定の方向に並べて一覧表示する。具体的には、表示部153は、コンテンツをスクロール方向に並べて表示する。また、表示部153は、コンテンツ間に通知情報を配置して表示する。また、表示部153は、コンテンツの各々を複数の表示形式のいずれかで表示する。この場合、表示部153は、通知情報を複数の表示形式から選択した表示形式で表示する。また、表示部153は、コンテンツを所定の表示形式により表示する。この場合、表示部153は、コンテンツと同じ表示形式で通知情報を表示する。
図1の例では、表示部153は、配信装置100から受信したコンテンツを表示する。例えば、表示部153は、アプリ中のページW11にボットによるメッセージコンテンツであるコンテンツCT11を表示する。図1の例では、表示部153は、文字情報「次の連休どこか行きませんか?」を含むコンテンツCT11を表示する。また、表示部153は、コンテンツCT11の直下にユーザU1が入力した文字情報「いいね!どこ行こう。」を含むコンテンツCT12を表示する。
図1の例では、表示部153は、通知情報NC11を表示する。例えば、表示部153は、通知情報NC11をコンテンツCT12の下部に差し込ませて一覧表示する。また、図1の例では、表示部153は、表示された通知情報NC11が予約を促すホテルに関心を持ったユーザU1が入力した文字情報「詳しく教えて。」に対応するコンテンツCT13を通知情報NC11の直下に表示する。図1の例では、表示部153は、コンテンツCT11、コンテンツCT12、通知情報NC11、コンテンツCT13の順に上下方向に並べて一覧表示する。例えば、表示部153は、コンテンツを所定の方向に並べて一覧表示する。具体的には、表示部153は、コンテンツをスクロール方向(図1においては上下方向)に並べて表示する。
なお、上述した制御部15による表示処理等の処理は、例えば、JavaScript(登録商標)などにより実現されてもよい。また、上述した表示処理が所定のアプリケーション(例えばメッセージアプリ等)により行われる場合や表示処理が専用アプリにより行われる場合、制御部15は、例えば、所定のアプリや専用アプリを制御するアプリ制御部を有してもよい。
〔4.配信処理のフロー〕
次に、図6及び図7を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。まず、図6を用いて配信装置100における通知情報の配信までの処理の流れを示す。図6は、実施形態に係る通知情報を配信する処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、配信装置100の受付部131は、端末装置10から配信要求を受け付ける(ステップS101)。例えば、図1に示す例において、受付部131は、端末装置10においてアプリが起動された際に配信要求を受け付けたり、ユーザU1が入力した入力情報を配信要求として受け付けたりする。
配信装置100は、所定の条件を満たす場合(ステップS102:Yes)、配信装置100の生成部132または配信部133により、外部装置50に、端末装置10を利用するユーザに関するサービス情報を要求する(ステップS103)。例えば、配信装置100は、ユーザが入力した入力情報に「どこ」や「いくら」等の所定の文字列等を含む場合、所定の条件を満たすと判定する。図1に示す例において、配信装置100は、予約サービスを提供する外部装置50へユーザU1に関するサービス情報を要求する。その後、受付部131は、外部装置50からユーザに関するサービス情報を受け付ける(ステップS104)。図1に示す例において、受付部131は、外部装置50からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
そして、生成部132は、ステップS104において受け付けたサービス情報を基に通知情報を生成する(ステップS105)。図1に示す例において、生成部132は、受付部131により外部装置50から受け付けられたサービス情報を基に、通知情報NC11を生成する。なお、配信装置100が外部装置50から受け付けたサービス情報を通知情報として、端末装置10へ配信する場合、ステップS105の処理を行わなくてもよい。その後、配信部133は、通知情報を端末装置10へ配信する(ステップS106)。
一方、所定の条件を満たさない場合(ステップS102:No)、配信部133は、コンテンツを端末装置10へ配信する(ステップS107)。例えば、配信部133は、配信装置100の生成部132により生成されたメッセージに関するコンテンツを端末装置10へ配信する。図1の例では、配信部133は、生成部132により生成されたメッセージに関するコンテンツCT11を端末装置10へ配信する。また、例えば、配信部133は、ユーザが入力した入力情報に対応して生成部132により生成されたメッセージに関するコンテンツを端末装置10へ配信する。図1の例では、配信部133は、ユーザU1が入力した入力情報を示すコンテンツCT13に対応して生成部132により生成されたメッセージに関するコンテンツを端末装置10へ配信する。
〔5.表示処理のフロー〕
次に、図7を用いて端末装置10における通知情報の表示までの処理の流れを示す。図7は、実施形態に係る通知情報を表示する処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、端末装置10の要求部151は、配信装置100へ配信要求を送信する(ステップS201)。例えば、図1に示す例において、要求部151は、端末装置10においてアプリが起動されたことに応じて配信要求を配信装置100へ送信したり、ユーザU1の入力に応じて配信要求を配信装置100へ送信したりする。
その後、端末装置10の受信部152は、配信装置100から通知情報を受信した場合(ステップS202:Yes)、コンテンツとともに通知情報を表示する(ステップS203)。図1の例では、受信部152は、配信装置100から通知情報NC11を受信し、コンテンツCT11、CT12とともに通知情報NC11を表示する。
また、受信部152は、配信装置100から通知情報を受信しなかった場合(ステップS202:No)、コンテンツを表示する(ステップS204)。例えば、受信部152は、配信装置100から通知情報ではなくコンテンツを受信した場合、受信したコンテンツを表示する。図1の例では、受信部152は、配信装置100からコンテンツCT11を受信し、コンテンツCT11を表示する。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.変形例:コンテンツ配信サービスにおける通知情報〕
上述した実施形態においては、メッセージサービスに関するコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する場合を例に説明したが、通知情報は種々のコンテンツ間に差し込まれてもよい。この点について、図8〜図13を用いて説明する。図8は、変形例に係る配信処理の一例を示す図である。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
〔6−1−1.配信処理〕
まず、図8を用いて、変形例に係る配信処理の一例について説明する。図8に示す配信装置200は、所定のコンテンツを配信する配信サービスを提供する。なお、配信装置200が配信するコンテンツは、記事を含むコンテンツや、画像を含むコンテンツや動画像を含むコンテンツなど種々のコンテンツが含まれる。また、配信装置200が配信するコンテンツは、いわゆる広告コンテンツであってもよい。以下、配信装置200が配信するコンテンツを「配信コンテンツ」と称する場合がある。
また、配信装置200が配信する配信コンテンツは、端末装置10において一覧表示される。そして、配信装置200は、ユーザへ通知する配信コンテンツ以外の通知情報であって、配信コンテンツとともに一覧表示される通知情報を、端末装置10に配信する。
図8に示すように、配信システム2は、端末装置10と、外部装置51と、配信装置200とが含まれる。端末装置10と、外部装置51と、配信装置200とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図8に示した配信システム2には、複数台の端末装置10や、複数台の外部装置51や、複数台の配信装置200が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作を受け付ける。図8に示す例において端末装置10は、ユーザU1の操作によりコンテンツを閲覧するアプリを起動する。そして、端末装置10は、ユーザの操作によりアプリに表示するコンテンツを配信装置200へ要求する。なお、端末装置10は、アプリに限らず、配信装置200が配信する配信コンテンツをウェブブラウザにより表示してもよい。
また、図8に示す例においては、端末装置10がタッチパネル機能を有するスマートフォンである場合を示す。また、端末装置10は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を配信装置200から受信する。また、端末装置10は、受信した通知情報を配信装置200が配信する配信コンテンツとともに一覧表示する。
配信装置200は、端末装置10に配信コンテンツや通知情報を配信するサービスを提供する情報処理装置である。図8に示す例において、配信装置200は、端末装置10から配信要求を受け付け、端末装置10において起動されたアプリ中のページに一覧表示される配信コンテンツを配信する。また、配信装置200は、ユーザへ通知する配信コンテンツ以外の通知情報であって、配信コンテンツとともに一覧表示される通知情報を端末装置10に配信する。
外部装置51は、配信装置200が提供する配信サービス以外のサービスを提供する情報処理装置である。なお、外部装置51は、配信装置200が提供する配信サービス以外のサービスであれば、どのようなサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、外部装置51は、メールサービスを提供する情報処理装置であってもよく、電子商取引サービスを提供する情報処理装置であってもよく、天気予報サービスを提供する情報処理装置であってもよい。また、外部装置51は、配信装置200以外の配信サービスを行う情報処理装置であってもよい。なお、図8においては、外部装置51が、メールサービスを提供する情報処理装置である場合を例として説明する。
以下、図8を用いて、配信処理の一例を説明する。図8に示す例においては、ユーザがユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)である場合を示す。また、図8においては、ユーザU1は、外部装置51が提供するメールサービスを利用中のユーザであるとする。
図8に示すように、ユーザU1は端末装置10で起動されたアプリを操作し、配信装置200にコンテンツの配信要求を送信する(ステップS21)。例えば、図8においては図示を省略するが、ユーザU1がアプリを起動することにより、配信装置200にコンテンツの配信を要求する。
端末装置10から配信要求を受け付けた配信装置200は、端末装置10に配信装置200が提供する配信サービスの配信コンテンツを配信する(ステップS22)。そして、端末装置10は、配信装置200から受信した配信コンテンツを表示する(ステップS23)。すなわち、端末装置10は、アプリ中のページW21に配信コンテンツを一覧表示する。図8に示す例においては、端末装置10中のページW21には、コンテンツCT21、コンテンツCT22、広告コンテンツAC21、コンテンツCT23の順に上下方向に並んで一覧表示される。このように、端末装置10において、配信コンテンツは所定の方向に並べて一覧表示される。具体的には、配信コンテンツはスクロール方向(図8においては上下方向)に並べて表示される。なお、以下では、配信コンテンツに含まれる広告コンテンツを他のコンテンツと区別しない場合は、広告コンテンツを単にコンテンツとする場合がある。
なお、ページW21に表示されたコンテンツCT21〜CT23、広告コンテンツAC21は配信コンテンツの一部であり、ユーザは端末装置10の表示画面にタッチした指F1を下から上へ移動させるフリック操作をすることにより、表示を下へスクロールさせて、下に続く残りのコンテンツを表示させることができる。
その後、端末装置10は、サービス情報を配信装置200へ問い合わせる(ステップS24)。図8に示す例において、端末装置10は、外部装置51が提供するメールサービスに関するサービス情報を配信装置200へ問い合わせる。例えば、端末装置10は、サービスを識別する情報や端末装置10を利用するユーザを識別する情報を配信装置200へ送信することにより、サービス情報を配信装置200へ問い合わせる。
配信装置200は、端末装置10からサービス情報の問合せを受け付けた場合、問合せを受け付けたサービスを提供する外部装置51に、端末装置10を利用するユーザU1に関する情報を要求する(ステップS25)。図8に示す例において、配信装置200は、ユーザU1に関するメールサービスのサービス情報を外部装置51に要求する。例えば、配信装置200は、ユーザを識別する情報を送信することにより、外部装置51にサービス情報を要求する。
配信装置200から要求を受け付けた外部装置51は、端末装置10を利用するユーザU1に関するサービス情報を配信装置200に送信する(ステップS26)。図8に示す例において、外部装置51は、ユーザU1の新着メールに関する情報を、ユーザU1に関するサービス情報として配信装置200に送信する。
外部装置51からユーザU1に関するサービス情報を受け付けた配信装置200は、ユーザU1に関するサービス情報に基づいて生成した通知情報を端末装置10へ配信する(ステップS27)。図8に示す例において、配信装置200は、ユーザU1の新着メールに関する情報に基づいて生成した通知情報NC21を端末装置10へ配信する。この場合、配信装置200は、コンテンツCT21〜CT23と同じ表示態様となるように生成した通知情報を端末装置10へ配信する。
その後、ユーザU1は、指F1を下から上へフリック操作を行う(ステップS28)。これにより、端末装置10中のページW21には、コンテンツCT21〜CT23、広告コンテンツAC21の次のコンテンツが表示される(ステップS29)。ここで、端末装置10は、次に表示されるコンテンツに通知情報を割り込ませて表示させる。図8に示す例において、端末装置10中のページW21には、コンテンツCT24、広告コンテンツAC22、通知情報NC21、コンテンツCT25の順に上下方向に並んで一覧表示される。このように、端末装置10において、通知情報NC21が、広告コンテンツAC22とコンテンツCT25との間に差し込まれて一覧表示される。
図8に示すように、通知情報NC21は、外部装置51が提供するメールサービスにおけるユーザU1に関するサービス情報を示す。具体的には、端末装置10中のページW21には、ユーザU1宛に送信された新着メールの送信元と本文の一部を含む通知情報NC21が表示される。
ここで、通知情報NC21の内容は、ユーザU1に新しいメールが届いたことを通知する内容である。言い換えると、通知情報NC21の内容は、配信装置200の配信サービス以外であってユーザU1が利用中のサービスによりユーザに通知される情報である。具体的には、通知情報NC21は、ユーザU1が利用中のメールサービスを提供する外部装置51によりユーザU1に通知される情報である。
このような内容の通知情報NC21を閲覧したユーザU1は、外部装置51が提供するメールサービスのアプリ等を起動して、メールを確認する可能性が高い。すなわち、通知情報NC21は、配信コンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す情報である。具体的には、通知情報NC21は、配信装置200以外の外部装置51が提供するメールサービスの利用を促す情報である。
上述したように、配信装置200は、配信コンテンツ以外で配信コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。そして、通知情報を受信した端末装置10は、配信コンテンツとともに通知情報を一覧表示する。図8に示す例においては、端末装置10は、コンテンツCT24、CT25、広告コンテンツAC22とともに、メールサービスに関する通知情報NC21を上下方向に並べて一覧表示させる。つまり、配信装置200は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、ユーザに通知することができる。また、配信装置200は、配信コンテンツに重畳させることなく、配信コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、配信装置200は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
なお、上記の例における通知情報の配信タイミングは一例であり、配信装置200は、目的に応じて種々のタイミングで通知情報を配信してもよい。例えば、配信装置200は、ステップS21において端末装置10から配信要求を受け付けた際に、ステップS25、S26の処理を行い、ステップS22において配信コンテンツを配信する際に通知情報も併せて配信してもよい。すなわち、配信装置200は、配信コンテンツを配信するタイミングで通知情報を配信してもよいし、配信コンテンツの配信と異なるタイミングで通知情報を配信してもよい。
なお、配信コンテンツを配信する情報処理装置と、通知情報を配信する情報処理装置は別体であってもよい。例えば、所定のコンテンツ配信装置が配信コンテンツを配信し、コンテンツ配信装置や端末装置10から要求を受け付けた配信装置200が端末装置10やコンテンツ配信装置に通知情報を配信してもよい。例えば、コンテンツ配信装置は、端末装置10からの要求に応じて端末装置10に配信コンテンツを配信し、通知情報を配信装置200に問い合わせてもよい。コンテンツ配信装置から問合せを受け付けた配信装置200は、端末装置10へ直接通知情報を配信してもよい。つまり、端末装置10は、配信コンテンツと通知情報との各々を別の装置から配信を受けてもよい。例えば、端末装置10には、配信コンテンツがコンテンツ配信装置から配信され、配信装置200から通知情報が配信されてもよい。また、配信装置200は、コンテンツ配信装置を介して端末装置10へ通知情報を通知してもよい。すなわち、コンテンツ配信装置が通知情報を問い合せした配信装置200から受け付けた場合、コンテンツ配信装置は配信装置200から受け付けた通知情報を端末装置10に配信する。この場合、配信装置200と外部装置51とが、一体であってもよい。
また、上記例における通知情報は一例であり、例えば、外部装置51がオークションサービスを提供する場合、配信装置200は、端末装置10を利用するユーザのオークションに関するサービス情報を受け付け、そのサービス情報に基づいて通知情報を生成してもよい。例えば、配信装置200は、外部装置51が提供するオークションサービスにおけるユーザが入札した商品の落札に関する情報やユーザが出品した商品の現在価格に関する情報等を、通知情報として配信してもよい。また、例えば、外部装置51が気象情報サービスを提供する場合、配信装置200は、端末装置10を利用するユーザの気象情報に関するサービス情報を受け付け、そのサービス情報に基づいて通知情報を生成してもよい。例えば、配信装置200は、外部装置51が提供する気象情報サービスに登録した位置情報に対応する地域の天気に関する情報等を、通知情報として配信してもよい。また、配信装置200は、端末装置10から取得した位置情報を外部装置51へ送信することにより、外部装置51からユーザの現在位置に対応する地域の天気に関する情報を取得し、その情報に基づいて、ユーザの現在位置の天気に関する情報を通知情報として配信してもよい。なお、通知情報は、メッセージサービスに関する情報や、ソーシャルネットワーキングサービスに関する情報や、音楽配信サービスに関する情報や、動画配信サービスに関する情報や、株価情報サービスに関する情報や、通話サービスに関する情報や、位置情報サービスに関する情報などであってもよい。また、上記の例においては、端末装置10が、アプリにより配信コンテンツを表示する場合を示したが、配信コンテンツの表示は上記に限らず、端末装置10は、例えば配信コンテンツを閲覧する専用のアプリケーションやウェブブラウザなどにより、配信コンテンツを表示してもよい。
〔6−1−2.配信装置の構成〕
次に、図9を用いて、変形例に係る配信装置200の構成について説明する。図9は、変形例に係る配信装置200の構成例を示す図である。図9に示すように、配信装置200は、通信部110と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、配信装置200は、配信装置200の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。変形例に係る記憶部220は、図9に示すように、コンテンツ情報記憶部221と、広告情報記憶部222とを有する。
(コンテンツ情報記憶部221)
変形例に係るコンテンツ情報記憶部221は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。図10に、変形例に係るコンテンツ情報記憶部221の一例を示す。図10に示すコンテンツ情報記憶部221は、「コンテンツID」、「コンテンツ」、「提供元ID」、「カテゴリ」といった項目を有する。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別するための識別情報を示す。「コンテンツ」は、いわゆるコンテンツプロバイダ等の提供元から取得したコンテンツを示す。図10では「コンテンツ」に「CT21」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL(Uniform Resource Locator)、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。また、「提供元ID」は、コンテンツの提供元を識別するための識別情報を示す。「カテゴリ」は、コンテンツの内容に基づく分類情報を示す。
例えば、図10に示す例において、コンテンツID「C21」により識別されるコンテンツCT21は、提供元ID「CP21」により識別される提供元から取得したコンテンツであり、その内容はカテゴリ「経済」に分類されることを示す。
なお、コンテンツ情報記憶部221は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、コンテンツ情報記憶部221は、コンテンツを取得した日時やコンテンツが作成された日時に関する情報を記憶してもよい。
(広告情報記憶部222)
変形例に係る広告情報記憶部222は、広告に関する各種情報を記憶する。図11に、変形例に係る広告情報記憶部222の一例を示す。図11に示す広告情報記憶部222は、「広告ID」、「広告コンテンツ」、「広告主ID」、「商品名」といった項目を有する。
「広告ID」は、広告を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主から入稿された広告コンテンツを示す。図11では「広告コンテンツ」に「AC21」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。「広告主ID」は、広告主を識別するための識別情報を示す。なお、広告主は、入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であるものとする。「商品名」は、広告の対象となる商品名やサービス名を示す。なお、各商品を識別する情報としては「商品名」に限らず、商品を識別するための「商品ID」等の情報を記憶してもよい。
例えば、図11に示す例において、広告ID「A21」により識別される広告コンテンツAC21は、広告主ID「AP1」により識別される広告主から取得した広告コンテンツであり、その広告の対象となる商品は「車A」であることを示す。
なお、広告情報記憶部222は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部222は、入札価格に関する情報等を記憶してもよい。
(制御部230)
図9の説明に戻って、制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、配信装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図9に示すように、制御部230は、受付部231と、生成部232と、配信部233とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図9に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図9に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部231)
受付部231は、種々の情報を受け付ける。例えば、受付部231は、受付部131と同様の処理を行う。例えば、受付部231は、外部の情報処理装置から配信要求を受け付ける。例えば、受付部231は、端末装置10から配信要求を受け付ける。図8に示す例において、受付部231は、端末装置10において動作するアプリによる配信要求を受け付ける。また、受付部231は、端末装置10からサービス情報の問合せを受け付ける。図8に示す例において、受付部231は、端末装置10から外部装置51が提供するサービスに関するサービス情報の問合せを受け付ける。また、受付部231は、外部装置51からサービス情報を受け付ける。図8に示す例において、受付部231は、ユーザU1が利用中のサービスを提供する外部装置51からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
また、受付部231は、外部の情報処理装置からコンテンツ情報記憶部221に記憶されるコンテンツ情報を受け付けてもよい。この場合、例えば、受付部231は、コンテンツプロバイダ等が管理する情報処理装置からコンテンツを受け付ける。また、受付部231は、広告主から広告コンテンツの入稿を受け付けてもよい。なお、受付部231は、広告主から広告コンテンツの入稿を依頼された代理店から広告コンテンツの入稿を受け付けてもよい。この場合、例えば、受付部231は、広告主や代理店が利用する情報処理装置から広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、例えば、受付部231は、受け付けた広告コンテンツを広告情報記憶部222に記憶する。
(生成部232)
生成部232は、種々の情報を生成する。例えば、生成部232は、生成部132と同様の処理を行う。例えば、生成部232は、受付部231により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報を生成する。図8に示す例において、生成部232は、受付部231により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づいて、通知情報NC21を生成する。また、生成部232は、受付部231により外部装置51が提供するサービスに関するサービス情報の問合せが受け付けられた場合、外部装置51へサービス情報の問合せを行ってもよい。また、生成部232は、外部装置51へサービス情報の問合せを配信部233に行わせてもよい。
生成部232は、端末装置10へ配信する配信コンテンツを生成してもよい。例えば、生成部232は、受付部231により配信要求が受け付けられた場合、コンテンツ情報記憶部221に記憶されたコンテンツや広告情報記憶部222に記憶された広告コンテンツを加工して配信コンテンツを生成してもよい。この場合、生成部232は、端末装置10に表示する形式に応じて、コンテンツ情報記憶部221に記憶されたコンテンツや広告情報記憶部222に記憶された広告コンテンツを加工し、配信コンテンツを生成してもよい。なお、配信装置200が、コンテンツ情報記憶部221に記憶されたコンテンツや広告情報記憶部222に記憶された広告コンテンツを、配信コンテンツとして端末装置10へ配信する場合、生成部232は、配信コンテンツの生成をしなくてもよい。
(配信部233)
配信部233は、種々の情報を配信(送信)する。例えば、配信部233は、配信部133と同様の処理を行う。例えば、配信部233は、コンテンツを一覧表示する端末装置10に、端末装置10を利用するユーザへ通知するコンテンツ以外の通知情報であって、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部233は、配信要求に対応する配信コンテンツを一覧表示する端末装置10に、配信コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。例えば、配信部233は、配信要求を送信した端末装置10に、通知情報を配信する。図8に示す例において、配信部233は、コンテンツCT24、CT25、広告コンテンツAC22とともに一覧表示される通知情報NC21を端末装置10へ配信する。また、配信部233は、受付部231により受け付けられたユーザに関するサービス情報に基づく通知情報NC21を配信する。
また、配信部233は、コンテンツの配信サービス以外のサービスに関する通知情報を配信する。例えば、配信部233は、配信コンテンツを提供するサービス以外のサービスの利用を促す通知情報を配信する。図8に示す例において、配信部233は、外部装置51が提供するメールサービスの利用を促す通知情報NC21を端末装置10へ配信する。また、配信部233は、配信装置200の配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される通知情報を配信する。図8に示す例において、配信部233は、外部装置51が提供するメールサービスにおけるユーザU1への新着メールの受信を知らせる通知情報NC21を端末装置10へ配信する。例えば、配信部233は、通知情報として、メールサービスに関する情報、または電子商取引サービスに関する情報、または気象情報サービスに関する情報、または地震情報サービスに関する情報、またはトレンドに関する情報、またはメッセージサービスに関する情報、またはソーシャルネットワーキングサービスに関する情報、または音楽配信サービスに関する情報、または動画配信サービスに関する情報、または株価情報サービスに関する情報、または通話サービスに関する情報、または位置情報サービスに関する情報を配信する。また、配信部233は、通知情報が所定の条件を満たす場合、受付部231による配信要求の受け付けに関わらず、端末装置10に通知情報を配信する。例えば、配信部233は、通知情報が例えば警報や注意報等の緊急性を要する情報である場合、受付部231により配信要求が受け付けられていない場合であっても、通知情報を生成した後、直ちに端末装置10に通知情報を配信してもよい。例えば、配信部233は、通知情報の緊急度を判定する閾値を用いて、通知情報の緊急度を判定してもよい。この場合、配信部233は、通知情報の緊急度が閾値以上である場合、受付部231により配信要求が受け付けられていない場合であっても、直ちに端末装置10に通知情報を配信してもよい。
また、配信部233は、コンテンツがスクロール方向に並べて表示される端末装置10に、コンテンツ間に配置して表示される通知情報を配信する。例えば、配信部233は、コンテンツの各々が複数の表示形式のいずれかにより表示される端末装置10に、複数の表示形式から選択される表示形式で表示される通知情報を配信する。図8に示す例において、配信部233は、コンテンツが所定の表示形式により表示される端末装置10に、所定の表示形式で表示される通知情報NC21を配信する。
〔6−1−3.配信処理のフロー〕
次に、図12及び図13を用いて、変形例に係る配信システム2による配信処理の手順について説明する。まず、図12を用いて配信装置200における通知情報の配信までの処理の流れを示す。図12は、変形例に係る通知情報を配信する処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、配信装置200の受付部231は、端末装置10から配信要求を受け付ける(ステップS301)。例えば、図8に示す例において、受付部231は、端末装置10において起動されたアプリから配信要求を受け付ける。その後、配信装置200の配信部233は、端末装置10へコンテンツを配信する(ステップS302)。例えば、配信部233は、配信装置200の生成部232により生成された配信コンテンツを端末装置10へ配信する。そして、受付部231は、端末装置10からサービス情報の問合せを受け付ける(ステップS303)。なお、ステップS303は、ステップS301と同じタイミングで行われてもよいし、ステップS301の配信要求がサービス情報の問合せを含んでもよい。
サービス情報の問合せを受け付けた配信装置200は、生成部232または配信部233により、サービス情報の問合せに対応する外部装置51に、端末装置10を利用するユーザに関するサービス情報を要求する(ステップS304)。図8に示す例において、配信装置200は、メールサービスを提供する外部装置51へユーザU1に関するサービス情報を要求する。その後、受付部231は、外部装置51からユーザに関するサービス情報を受け付ける(ステップS305)。図8に示す例において、受付部231は、外部装置51からユーザU1に関するサービス情報を受け付ける。
そして、生成部232は、ステップS305において受け付けたサービス情報を基に通知情報を生成する(ステップS306)。図8に示す例において、生成部232は、受付部231により外部装置51から受け付けられたサービス情報を基に、通知情報NC21を生成する。なお、配信装置200が外部装置51から受け付けたサービス情報を通知情報として、端末装置10へ配信する場合、ステップS306の処理を行わなくてもよい。その後、配信部233は、通知情報を端末装置10へ配信する(ステップS307)。なお、配信部233は、ステップS302において配信コンテンツとともに通知情報を端末装置10へ配信してもよい。
次に、図13を用いて端末装置10における通知情報の表示までの処理の流れを示す。図13は、変形例に係る通知情報を表示する処理の一例を示すフローチャートである。
図13に示すように、端末装置10の要求部151は、配信装置200へ配信要求を送信する(ステップS401)。例えば、図8に示す例において、要求部151は、端末装置10において起動されたアプリによる配信要求を配信装置200へ送信する。その後、端末装置10の受信部152は、配信装置200からコンテンツを受信する(ステップS402)。例えば、受信部152は、配信装置200から配信コンテンツを受信する。そして、端末装置10の表示部153は、配信装置200から受信したコンテンツを表示する(ステップS403)。例えば、表示部153は、配信装置200から受信した配信コンテンツを表示する。
そして、要求部151は、所定のタイミングでサービス情報の問合せを行う(ステップS404)。なお、ステップS404は、ステップS401と同じタイミングで行われてもよいし、ステップS401の配信要求がサービス情報の問合せを含んでもよい。例えば、図8に示す例において、要求部151は、配信装置200へサービス情報の問合せを行う。なお、要求部151は、外部装置51や通知装置へサービス情報の問合せを行ってもよい。その後、受信部152は、通知情報を受信する(ステップS405)。図8に示す例において、受信部152は、配信装置200から通知情報NC21を受信する。なお、受信部152は、ステップS402においてコンテンツとともに通知情報を受信してもよい。
通知情報の受信後において表示するコンテンツを変更した場合(ステップS406:Yes)、表示部153は、コンテンツとともに通知情報を表示する(ステップS407)。図8に示す例において、ユーザU1のフリック操作等により表示するコンテンツが変更された場合、表示部153は、次のコンテンツとともに通知情報を表示する。具体的には、表示部153は、次のコンテンツCT24、CT25、広告コンテンツAC22とともに通知情報NC21を表示する。なお、表示するコンテンツが変更されない場合(ステップS406:No)、例えば、表示部153は、ステップS406の判定を繰り返す。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、配信部133、233を有する。配信部133、233は、メッセージサービスに関するコンテンツを一覧表示する端末装置10に、端末装置10を利用するユーザへ通知するコンテンツ以外の通知情報であって、コンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように配信することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、配信装置100、200は、ユーザが利用中のサービスに関する通知情報を配信することにより、ユーザが利用中のサービスの利便性を向上させることができ、ユーザの満足度を高めることができる。すなわち、配信装置100、200は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、通知情報が表示される際に表示済みのコンテンツのうち、最後に表示されたコンテンツと連続する位置に並べて配置される通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、通知情報が表示される際に表示済みのコンテンツのうち、最後に表示されたコンテンツと連続する位置に並べて配置される通知情報を配信することにより、ユーザがメッセージを視認する流れで通知情報も視認させることができる。したがって、配信装置100、200は、メッセージサービスのコンテンツと調和した態様において通知情報をユーザに通知することができる。例えば、配信装置100、200は、メッセージサービスにおける対話の内容に沿った通知情報を配信することにより、ユーザに適切に情報を通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、メッセージサービスにおけるユーザの入力に対応するコンテンツに基づく内容の通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、メッセージサービスにおけるユーザの入力に対応するコンテンツに基づく内容の通知情報を配信することにより、メッセージサービスにおける対話の内容に沿った通知情報を配信することができ、メッセージサービスのコンテンツと調和した態様において通知情報をユーザに通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、メッセージの送受信に関する順序に基づいて所定の方向に並べて表示されるコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、メッセージの送受信に関する順序に基づいて所定の方向に並べて表示されるコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信することにより、ユーザにメッセージの送受信に関する順序に沿った自然な流れでコンテンツと調和した態様において通知情報をユーザに通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、コンテンツの配信サービス以外のサービスに関する通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、提供するサービス以外のサービスの利用を促す通知情報を端末装置10に配信することにより、通知情報によりサービスの利用を促すことができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、コンテンツの配信サービス以外のサービスの利用を促す通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、コンテンツの配信サービス以外のサービスの利用を促す通知情報を端末装置10に配信することにより、通知情報によりサービスの利用を促すことができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、コンテンツの配信サービス以外であってユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、ユーザが利用中のサービスによりユーザに通知される通知情報を配信することにより、ユーザが利用中のサービスの利便性を向上させることができ、ユーザの満足度を高めることができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、通知情報として、コンテンツの内容に応じたユーザに行動を促す健康情報、またはコンテンツの内容に応じた経路に基づく案内情報、またはユーザのスケジュールに基づく情報、またはコンテンツの内容に応じた所定のユーザとの連絡を促す情報、またはコンテンツの内容に応じた購買を促す情報、またはコンテンツの内容に応じた経済活動に関する情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、様々なサービスに関する通知情報を配信することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、コンテンツ間に差し込まれてコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、コンテンツ間に差し込まれてコンテンツとともに一覧表示される通知情報を配信することにより、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報が表示されるように配信することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200において、配信部133、233は、コンテンツに基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、コンテンツに基づくタイミングでユーザへ通知する通知情報を配信することにより、通知情報を適切なタイミングでユーザに通知することができる。
また、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、受付部131、231を有する。受付部131、231は、端末装置10から配信要求を受け付ける。また、配信部133、233は、配信要求を送信した端末装置10に、通知情報を配信する。
これにより、実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、配信要求を送信した端末装置10を利用するユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示されるように通知情報を配信することができるため、ユーザに適切に情報を通知することができる。
また、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、受信部152と、表示部153とを有する。受信部152は、端末装置10を利用するユーザへの通知情報を受信する。表示部153は、受信部152により受信された通知情報を、通知情報以外のメッセージサービスに関するコンテンツとともに一覧表示する。
これにより、実施形態及び変形例に係る端末装置10は、通知情報をユーザが閲覧しているコンテンツとともに表示することができるため、通知情報をユーザに視認可能性が高い態様で、通知することができる。また、端末装置10は、コンテンツに重畳させることなく、コンテンツと調和した態様で通知情報を表示することができるため、ユーザの満足度を低下させることなく、通知情報をユーザに適切に通知することができる。すなわち、端末装置10は、ユーザに適切に情報を通知することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100及び変形例に係る配信装置200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130、230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔9.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。