JP6788926B1 - 路肩用防草ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】路肩の水平な平坦面と法面とをそれぞれ被覆する二種類のブロックを、法面の勾配に応じて設置することができるように構成するとともに、二種類のブロック間の連結部から雑草が生える恐れのない路肩用防草ブロックを提供する。【解決手段】第一ブロックの法面側の一側面と第二ブロックの一側面とを、法面の傾斜角度に応じた角度で連結プレートにより連結し、第一ブロック及び第二ブロックの底面には、滑り止めの複数の突起物を形成し、第一ブロックの道路側には、長手方向の上面に防草機能を有する凸条部を形成し、第一ブロックと第二ブロックの短手方向は、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の短手方向の位置決めのためのガイドピンの挿入口を形成した上下連結部を有し、第一ブロックと第二ブロックには、路肩の平坦面及び法面に固設するための杭の貫通孔が複数設けられている路肩用防草ブロックとした。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の路肩から法面にかけて設置されるコンクリート二次製品である路肩用防草ブロックに関する。
従来、傾斜面を有する土地に新たな道路を建設するためには、盛土や切土を行い所定幅の平坦な地面を造成し、この平坦な地面に道路を建設している。そして、建設される道路の表面は、走行する車両の荷重や雨水等による経年変化による損傷を防止するために、各種工法によりアスファルト等で舗装されている。
しかしながら、道路の路肩から下方に傾斜する法面は、雨水等により経年的に侵食されて崩壊する恐れがあり、また、雑草が繁茂してガードレールや標識が見え難くなるなど通行の安全を脅かす恐れがある。このため、路肩の平坦面から路肩の法面にかけて側面視で「へ」字状のブロックを設置したり、路肩の平坦面にブロックを設置し、このブロックから法面をシートで覆ったりすることで、路肩の補強が行うとともに、法面に雑草等が繁茂することを防止している。
このような、路肩を補強するためのコンクリートブロックとして、水平面ブロック板と傾斜面ブロック板とにより側面視で「へ」字状のブロックを構成し、水平面ブロック板の端縁部と傾斜面ブロック板の端縁部にそって相互に係止する複数個の係止部とフック部とを配設した路肩コンクリートブロックが開示されている。(特許文献1参照。)
特開平07−268830号公報
特許文献1に記載の路肩コンクリートブロックは、水平面ブロック板と傾斜面ブロック板を複数の係止部とフック部によって、法面の傾斜角度に応じて自在に繋ぐことはできるが、道路の路肩に沿って設置される水平面ブロック板間の横の連結や法面に沿って傾斜面ブロック板を延長する場合のブロック間の横の連結については考慮がなされていない。このため、水平面ブロック板体同士の連結部や傾斜面ブロック板同士の連結部に隙間が生じ、この隙間から雑草が生えることを完全に防止することができない。
本発明は、上記課題を解決するために、路肩の水平な平坦面と法面とをそれぞれ被覆する二種類のブロックを、法面の勾配に応じて設置することができるように構成するとともに、平坦面と法面に設置される二種類のブロック間の連結部から雑草が生える恐れのない路肩用防草ブロックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術を提供する。
本発明は、路肩の水平な平坦面に設置される矩形板状の第一ブロックと、路肩の法面に、前記第一ブロックと連結して法面の下方に延長して設置される矩形板状の第二ブロックとからなる路肩用防草ブロックであって、前記第一ブロックの法面側の左右両側面のうちの一側面と前記第二ブロックの路肩側の左右両側面のうちの一側面とを、法面の傾斜角度に応じた角度で連結プレートにより連結し、前記第一ブロック及び前記第二ブロックの底面には、滑り止めの複数の突起物を形成し、前記第一ブロックの道路側には、長手方向の上面に防草機能を有する凸条部を形成し、前記第一ブロックと前記第二ブロックの短手方向の両側面には、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部を有し、当該上下連結部には、短手方向の位置決めのためのガイドピンの挿入口を形成し、前記第一ブロックと前記第二ブロックには、路肩の平坦面及び法面に当該第一ブロック及び当該第二ブロックを固設するための杭の貫通孔が複数設けられていることを特徴とする路肩用防草ブロックとした。
また、前記連結プレート両端には、前記第一ブロックの法面側の一側面と前記第二ブロックの路肩側の一側面とを連結するボルトの挿入孔を有し、前記挿入孔は、横方向に長い楕円形に形成されていることを特徴とする。
本発明は、路肩の水平な平坦面に設置される矩形板状の第一ブロックと、路肩の法面に、第一ブロックと連結して法面の下方に延長して設置される矩形板状の第二ブロックとからなる路肩用防草ブロックであって、第一ブロックの法面側の左右両側面のうちの一側面と第二ブロックの路肩側の左右両側面のうちの一側面とを、法面の傾斜角度に応じた角度で連結プレートにより連結している。このため、第一ブロックの法面側の一側面の下端部と第二ブロックの路肩側の一側面の下端部とには、ボルト締結穴が設けられている。また、連結プレート両端には、第一ブロックの法面側の一側面の下端部と第二ブロックの路肩側の一側面の下端部とを連結するボルト挿入孔を有し、このボルト挿入孔は、横方向に長い楕円形に形成されている。
この構成により、路肩の水平な平坦面に設置された第一ブロックの法面側の左右両側面のうちの一側面の下端部と、路肩の法面に設置された第二ブロックの路肩側の左右両側面のうちの一側面の下端部とを、それぞれ連結プレートのボルト挿入孔を介してボルト締結穴にボルトを挿入して締結することで、路肩の水平な平坦面と法面との境界部に、路肩用防草ブロックを構成する第一ブロックと第二ブロックとを側面視で「へ」字状に一体として設置することを可能としている。
さらに、連結プレート両端に設けられたボルト挿入孔は、横方向に長い楕円形に形成されているため、このボルト挿入孔に挿入されるボルトの位置を横方向に変更することで、第一ブロックの法面側の下縁部と、第二ブロックの路肩側の上縁部との間隔を調整することができ、法面の傾斜角度に応じて、第一ブロックの法面側の下縁部に連結される第二ブロックの角度を調整可能としている。
また、第一ブロック及び第二ブロックの底面には、滑り止めの複数の突起物を形成しているため、路肩の水平な平坦面と法面との境界部への第一ブロック及び第二ブロックを設置する際に、特に、傾斜のある法面に設置される第二ブロックの下方へのずり下がりを抑えることができるので、路肩用防草ブロックの設置工事(設置作業)が容易となる。
また、第一ブロックの長手方向の道路側の上面には、所定幅で下方に位置する段差面が設けられており、この段差面の略中央部には、防草機能を有する凸条部を第一ブロックの段差面の上面に長手方向に突出して形成している。この第一ブロックの長手方向の道路側の段差面には、道路を舗装するアスファルトが重複して施工される。このように構成することで、第一ブロックと道路のアスファルトとの接合部分、すなわち、第一ブロックの段差面は、第一ブロックの段差面に形成された凸条部と接合部分として嵌着することになり、接合部分が凸条部によって長手方向に伸延した長手接合面を形成する。これにより、下方や水平方向に生長するものの上方生長は阻害されるという雑草根の習性により雑草の生長を阻害することができる。これにより、第一ブロックと道路との接合部分の土壌内に雑草が生長することを回避することができる。すなわち、第一ブロックの段差面の上面に形成された凸条部は、第一ブロックと道路との接合部分に雑草が生育することを防ぐための防草対策として機能することになる。
また、第一ブロックと第二ブロックの短手方向の両側面は、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部を有し、当該上下連結部には、短手方向(横方向)の連結の位置決めのためのガイドピンの挿入口を上下に形成している。これにより、本発明の路肩用防草ブロックの施工現場に応じて、道路の長手方向に第一ブロック及び第二ブロックを連続して設置する場合に、第一ブロック及び第二ブロックの両側面に設けられた上下連結部を、互いに上下に噛み込ませて連結することにより、第一ブロック及び第二ブロックの横方向の連結部に隙間が生じることを防止している。
また、第一ブロックと第二ブロックの連結部の上下に設けたガイドピンの挿入口にガイドピンを挿入して連結することで、道路の長手方向(横方向)の連結の位置決めを容易に行うことができ、第一ブロックと第二ブロックの横方向の精度よく連結することができる。
また、第一ブロックと第二ブロックには、路肩の平坦面及び法面に当該第一ブロック及び当該第二ブロックを固設するための杭の貫通孔が複数設けられている。この複数の貫通孔に、鉄製の杭を打ち込むことで、路肩の水平な平坦面に第一ブロックを、路肩の法面に第二ブロックを固設することができる。
本実施形態に係る路肩用防草ブロックの路肩への設置を示す断面図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックの構成を説明する図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックの両側面の上下連結部の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックと第二ブロックの連結を示す側面図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロック及び第二ブロックを横方向に連結した状態を示す平面図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの法面に延長して設置される第二ブロックの連結を示す側面図である。 本実施形態に係る路肩用防草ブロックの設置状態を示す斜視図である。
本発明の要旨は、路肩の水平な平坦面に設置される矩形板状の第一ブロックと、路肩の法面に、前記第一ブロックと連結して法面の下方に延長して設置される矩形板状の第二ブロックとからなる路肩用防草ブロックであって、前記第一ブロックの法面側の左右両側面のうちの一側面と前記第二ブロックの路肩側の左右両側面のうちの一側面とを、法面の傾斜角度に応じた角度で連結プレートにより連結し、前記第一ブロック及び前記第二ブロックの底面には、滑り止めの複数の突起物を形成し、前記第一ブロックの道路側には、長手方向の上面に防草機能を有する凸条部を形成し、前記第一ブロックと前記第二ブロックの短手方向の両側面には、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部を有し、当該上下連結部には、短手方向の位置決めのためのガイドピンの挿入口を形成し、前記第一ブロックと前記第二ブロックには、路肩の平坦面及び法面に当該第一ブロック及び当該第二ブロックを固設するための杭の貫通孔が複数設けられていることを特徴とする路肩用防草ブロックに関する。
以下、図1〜図7を参照して、本発明における路肩用防草ブロックの実施形態の一例を説明する。図1は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの路肩への設置を示す断面図である。図2は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックの構成を説明する図である。図3は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックの両側面の上下連結部の構成を示す正面図である。図4は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロックと第二ブロックの連結を示す側面図である。図5は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの第一ブロック及び第二ブロックを横方向に連結した状態を示す平面図である。図6は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの法面に延長して設置される第二ブロックの連結を示す側面図である。図7は、本実施形態に係る路肩用防草ブロックの設置状態を示す斜視図である。
図1又は図2に示すように、本実施形態の路肩用防草ブロック1は、路肩の水平な平坦面Hに設置される矩形板状の第一ブロック10と、路肩の法面Nに設置される矩形板状の第二ブロック20から構成されている。第一ブロック10及び第二ブロック20は、コンクリートの二次製品であり、一例として、長手方向の長さ1000mm、短手方向の幅500mm、高さ(厚み)200mmの矩形板状に形成されている。路肩の水平な平坦面H及び法面Nの第一ブロック10及び第二ブロック20の設置表面は、予め基礎砕石Ksが施工されている。
第一ブロック10の左右両側面のうちの一側面(図2中では右側面)の下部には、連結プレートであるプレートPの連結溝14が法面側10aの下端部に形成されている。第二ブロック20の左右両側面のうちの一側面の下部には、連結プレートであるプレートPの連結溝24が路肩側20bの上端部に形成されている。この連結溝14及び連結溝24には、略中央部にボルト挿入用の雌ネジであるボルト締結穴14a、24a(図7参照)がそれぞれ形成されている。そして、鉄製の矩形板状のプレートPの両端近傍にそれぞれ形成されたボルト挿入孔PL、PR(図4参照)を介して、雄ネジであるボルトBをそれぞれボルト締結穴14a、24aに締結することにより、第一ブロック10の法面側の左右両側面のうちの一側面と第二ブロック20の路肩側の左右両側面のうちの一側面が連結される。この構成により、路肩の水平な平坦面Hと法面Nとの境界部に、路肩用防草ブロック1を構成する第一ブロック10と第二ブロック20とを、側面視で「へ」字状に一体として設置することを可能としている。
また、第一ブロック10及び第二ブロック20には、路肩の平坦面H及び法面Nに当該第一ブロック10及び当該第二ブロック20をそれぞれ固設するための杭Kの貫通孔11及び貫通孔21が横方向に所定の間隔を空けて複数(本実施形態では2箇所)設けられている。この貫通孔11及び貫通孔21は、第一ブロック10及び第二ブロック20の表面から裏面に垂直に貫通して形成される。そして、貫通孔11及び貫通孔21に、鉄製の杭Kを打ち込むことで、路肩の水平な平坦面Hに第一ブロック10を固設し、法面Nに第二ブロック20を固設することができる。なお、杭Kを打ち込んだ後の杭K上部の貫通孔11及び貫通孔21は、モルタル等により、第一ブロック10及び第二ブロック20の表面と面一に補修される。このように、横方向に所定の間隔を空けて複数(本実施形態では2箇所)の貫通孔11及び貫通孔21に杭Kを打ち込むことで、第一ブロック10及び第二ブロック20を横方向(短手方向)にずれることなく路肩の平坦面H及び法面Nにそれぞれ固設することができる。
路肩の水平な平坦面Hに設置された第一ブロック10には、ガードレールGRが設置される場合がある。このガードレールGRは、第一ブロック10の一部を切り欠いて設置される。なお、ガードレールGRだけではなく道路標識等が設置される場合もある。また、第一ブロック10の底面には、滑り止めの複数の突起13が下方に突出して設けられている。第二ブロック20の底面には、滑り止めの複数の突起23が下方に突出してそれぞれ設けられている。この突起13、23はスパイク状の突起であり、路肩の水平な平坦面Hと法面Nとの境界部への第一ブロック10及び第二ブロック20を設置する際に、特に、傾斜のある法面Nに設置される第二ブロック20の下方へのずり下がり(下方に滑る)を抑えることができ、路肩用防草ブロック1の設置工事を容易としている。
第一ブロック10の長手方向の道路側の上面10Aには所定高さ(例えば、50mm)低い段差面15が形成されており、この段差面15の短手方向の略中央部には、防草機能を有する凸条部12を第一ブロック10の長手方向に突出して形成している。この第一ブロック10の長手方向の段差面15の上面は、車両Cが走行するために舗装施工されるアスファルトAsとの重複部である。これにより、第一ブロック10と道路のアスファルトAsとの重複部は、第一ブロック10の段差面15の上面に形成された凸条部12を接合部分として嵌着することになり、接合部分が凸条部12によって長手方向に伸延した長手接合面を形成する。これにより、下方や水平方向に生長するものの上方生長は阻害されるという雑草根の習性により雑草の生長が阻害される。従って、第一ブロック10と道路のアスファルトAsとの接合部分の土壌内に雑草が生長することを回避することができる。すなわち、第一ブロック10の段差面15の上面に形成された凸条部12は、第一ブロック10と道路のアスファルトAsとの接合部分に雑草が生育することを防ぐための防草対策として機能することになる。
図2に示すように、第一ブロック10の長手方向の両側面には、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部を有する。この上下連結部は、図2(b)に示すように、第一ブロック10の右側面から略半分の厚みの下部を側方に突出して形成し、右側端に上方に突出した突出部32aが短手方向に連続して形成された下連結部32と、第一ブロック10の左側面から略半分の厚みの上部を側方に突出して形成し、左側端に下方に突出した突出部33aが短手方向に連続して形成された上連結部33とにより構成される。また、上連結部33と下連結部32には、短手方向(横方向)の連結の位置決めのためのガイドピン30(図3参照)の挿入口31が、短手方向の左右略中央部の上下の位置にそれぞれ形成されている。
第二ブロック20の長手方向の両側面にも、上述した第一ブロック10と同様に、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部が設けられている。図1〜5に示す実施形態では、基本的に第一ブロック10と第二ブロック20とは、プレートPの連結溝14が第一ブロック10の左右両側面のうちの一側面(図4では右側面)の法面側10aの下端部に形成されており、プレートPの連結溝24が第二ブロック20の左右両側面のうちの一側面(図4では右側面)の路肩側20bの上端部に形成されていること以外は同じ構成である。これにより、工場等でプレキャストコンクリートの第一ブロック10及び第二ブロック20を同じ型枠を使用して製造し、製造した後にプレートPの連結溝14、24を、第一ブロック10及び第二ブロック20のそれぞれの所定の位置に形成することで、第一ブロック10及び第二ブロック20を製造する型枠の数を減らすことができる。
上記構成の第一ブロック10及び第二ブロック20の上下連結部は、図3に示すように、第一ブロック10及び第二ブロック20の右側面の下連結部32に、隣接する第一ブロック10及び第二ブロック20の左側面の上連結部33を上部から噛み合わるようにして設置する。このとき、上連結部33と下連結部32のそれぞれ上下に設けられた挿入口31には、上下端を細く形成した円筒状のガイドピン30が挿入されて設置される。これにより、図5に示すように、本実施形態の路肩用防草ブロック1の施工現場において、第一ブロック10及び第二ブロック20を水平の横方向に連続して設置する場合に、横方向(水平方向)に容易に位置決めして設置することができるようにしている。
ここで、第一ブロック10及び第二ブロック20の左右側面の上下連結部(下連結部32及び上連結部33)は、隣接する下連結部32と上連結部33とが密着する構成ではなく、ガイドピン30で横方向に位置決めされて設置されるだけである。この構成により、本実施形態の路肩用防草ブロック1が設置される路肩の水平な平坦面Hと法面Nとが、横方向に緩やかに湾曲していた場合でも、隣接する下連結部32と上連結部33とが密着せず空間を有しているため、この空間で湾曲を吸収して第一ブロック10及び第二ブロック20を設置することができる。このとき、上下連結部(下連結部32及び上連結部33)に隙間が発生する場合は、モルタル等により隙間が補修される。
また、下連結部32の右側端の短手方向に連続して形成された突出部32aは、上述した、第一ブロック10の段差面15の上面に形成された凸条部12と同様に、横方向に連結した第一ブロック10及び第二ブロック20の連結部(接続面)に雑草が生育することを防ぐための防草対策として機能する。
以下、図4を参照して、第一ブロック10と第二ブロック20との垂直方向の連結を詳説する。図4に示すように、第一ブロック10の法面側10a(図1参照)の左右両側面のうちの一側面の下部には、プレートPの連結溝14が形成されている。第二ブロック20の路肩側20b(図1参照)の左右両側面のうちの一側面の下部には、プレートPの連結溝24が形成されている。この連結溝14及び連結溝24には、略中央部にボルト挿入用の雌ネジであるボルト締結穴14a(図2参照)、24a(図6参照)がそれぞれ形成されている。
第一ブロック10と第二ブロック20とを垂直方向に連結する鉄製の矩形板状のプレートPは、両端から中央にかけて横方向に長い楕円形に形成されたボルト挿入孔PL、PRが設けられている。このボルト挿入孔PL、PRに、雄ネジであるボルトBをそれぞれボルト締結穴14a、24aに締結することにより、第一ブロック10の法面側の左右両側面のうちの一側面と第二ブロック20の路肩側の左右両側面のうちの一側面が連結される。
このとき、プレートPのボルト挿入孔PL、PRを介して、ボルト締結穴14a、24aに締結するボルトBの締結位置を横方向に調整することで、第一ブロック10と第二ブロック20と長手方向の隙間(間隔)を調整することができる。すなわち、図4(a)に示すように、第一ブロック10と第二ブロック20との隙間(間隔)を狭くすることで、側面視で第一ブロック10に「へ」字状に連結される第二ブロック20の連結角度を小さくすることができる。以下、図4(b)、図4(c)に示すように、第一ブロック10と第二ブロック20との隙間(間隔)を大きくすることで、側面視で第一ブロック10に「へ」字状に連結される第二ブロック20の連結角度を段階的に大きくすることができる。
つまり、プレートPの横方向に長い楕円形に形成された左右のボルト挿入孔PL、PRは、路肩用防草ブロック1が設置される路肩の法面Nの傾斜角度に応じて、第一ブロック10の法面側の下縁部に連結される第二ブロック20の連結部の取付角度を調整可能とする機能を有するものである。なお、第一ブロック10と第二ブロック20との連結部分に生じる隙間(間隔)は、設置した後にモルタルMにより埋められて補修される。
図5に示すように、路肩用防草ブロック1を構成する第一ブロック10が路肩の平坦面Hに設置され、第二ブロック20が路肩の法面Nの傾斜角度に応じて、側面視「へ」字状に設置される。つまり、本実施形態の路肩用防草ブロック1は、路肩の平坦面及び法面Nの境界部をそれぞれ被覆して、法面Nの勾配に応じて設置することができるように構成されている。さらに、第一ブロック10と道路のアスファルトAsとの重複部、第一ブロック10と第二ブロック20との横方向の連結部にはそれぞれ防草機能を有する突起(段差面15の凸条部12、下連結部32の突出部32a)を設けているため、連結部に雑草が生える恐れのない路肩用防草ブロック1を提供することができる。
図5に示す、路肩用防草ブロック1の設置は、まず、路肩の平坦面Hと法面Nと境界部に左端から、路肩用防草ブロック1を構成する第一ブロック10を路肩の平坦面Hに設置し、第二ブロック20を路肩の法面Nの傾斜角度に応じて設置する。そして、プレートPを介して、法面Nの傾斜角度に応じて、第一ブロック10と第二ブロック20をボルトBで連結する。続いて、平坦面Hに既に設置した第一ブロック10の右側端の下連結部32と、新しく設置する第一ブロック10左側端の上連結部33とを上下に噛み込ませて設置する。法面Nに既に設置した第二ブロック20の右側端の下連結部32と、新しく設置する第二ブロック20の左側端の上連結部33とを上下に噛み込ませて設置する。そして、プレートPを介して、法面Nの傾斜角度に応じて、新しく設置した第一ブロック10と第二ブロック20をボルトBで連結する。上記手順を繰り返すことで、路肩の平坦面Hと法面Nと境界部に左側から路肩用防草ブロック1を横方向(水平方向)に順次設置する。
上記実施形態では、路肩用防草ブロック1を構成する1個の第一ブロック10を路肩の平坦面Hに、1個の第二ブロック20を路肩の法面Nの設置する構成を説明してきたが、路肩の法面Nには1個の第二ブロック20が設置されるのではなく、路肩の法面Nの長さ(高さ)に応じて複数の第二ブロック20が設置される場合がある。以下、路肩の法面Nの長さに応じた複数の第二ブロック20の設置を、図6を参照して説明する。
図6に示すように、路肩の法面Nの長さに応じて設置される複数(図中は4個)の第二ブロック20は、短手方向の一側面の上下端の下部に連結溝24がそれぞれ形成されている。この連結溝24には、略中央部にボルト挿入用の雌ネジであるボルト締結穴24aがそれぞれ設けられている。そして、路肩の水平な平坦面Hに設置された第一ブロック10の法面N側の一側面の下部に形成されたプレートPの連結溝14と、路肩の法面Nに設置された第二ブロック20の路肩側の一側面の下部に形成されたプレートPの連結溝24とを、プレートPのボルト挿入孔PL、PRを介してボルトBを挿入して締結する。このとき、第一ブロック10と第二ブロック20との長手方向の連結部は、モルタルMが埋め込まれて補修される。
路肩の法面Nに設置された第二ブロック20の下端の一側面の下部に形成された連結溝24と、第二ブロック20の上端の一側面の下部に形成された連結溝24とを、プレートPのボルト挿入孔PL、PRを介してボルトBを挿入して締結する。以下、順次この手順を繰り返すことで、法面Nに複数(図中は4個)の第二ブロック20が下方に向かって延長して連結される。なお、第一ブロック10及び第二ブロック20の横方向の上下連結部(下連結部32及び上連結部33)の構成は、既に上述しているので説明は省略する。
これにより、図7に示すように、傾斜面を有する土地に盛土や切土を行って形成された、道路の平坦面Hと下方に傾斜する法面Nの境界部に、所定長さの法面Nを覆うように、路肩用防草ブロック1を構成する第一ブロックと第二ブロックとを一体として設置することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 路肩用防草ブロック
10 第一ブロック
11 貫通孔
12 凸条部
13 突起
14 連結溝
15 段差面
20 第二ブロック
21 貫通孔
23 突起
24 連結溝
30 ガイドピン
31 挿入口31
32 下連結部
33 上連結部
As アスファルト
B ボルト
H 平坦面
N 法面
P プレート
PL ボルト挿入孔
PR ボルト挿入孔

Claims (2)

  1. 路肩の水平な平坦面に設置される矩形板状の第一ブロックと、
    路肩の法面に、前記第一ブロックと連結して法面の下方に延長して設置される矩形板状の第二ブロックとからなる路肩用防草ブロックであって、
    前記第一ブロックの法面側の左右両側面のうちの一側面と前記第二ブロックの路肩側の左右両側面のうちの一側面とを、法面の傾斜角度に応じた角度で連結プレートにより連結し、
    前記第一ブロック及び前記第二ブロックの底面には、滑り止めの複数の突起物を形成し、
    前記第一ブロックの道路側には、長手方向の上面に防草機能を有する凸条部を形成し、
    前記第一ブロックと前記第二ブロックの短手方向の両側面には、防草機能を備えた互いに上下に噛み込み式の上下連結部を有し、当該上下連結部には、短手方向の位置決めのためのガイドピンの挿入口を形成し、
    前記第一ブロックと前記第二ブロックには、路肩の平坦面及び法面に当該第一ブロック及び当該第二ブロックを固設するための杭の貫通孔が複数設けられていることを特徴とする路肩用防草ブロック。
  2. 前記連結プレート両端には、前記第一ブロックの法面側の一側面と前記第二ブロックの路肩側の一側面とを連結するボルトの挿入孔を有し、
    前記挿入孔は、横方向に長い楕円形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の路肩用防草ブロック。
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