JP6788199B2 - 射出成形型、及び成形品の抜取り方法 - Google Patents
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Description
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能になっており、
前記中子型の先端外周部は、縦断面が円錐台状に形成されて嵌合凸部となっていると共に、前記エジェクタピンの先端部には、前記中子型の縦断面形状に対応する傘状部が形成されて、当該傘状部の内面側外周部は、縦断面が中空円錐台状に形成されて被嵌合凹部となっていることを特徴としている。
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能な射出成形型を用いた成形品の抜取り方法であって、
前記成形品は、前記抜取り隙間に圧縮空気が流通して当該成形品が膨張された状態で、前記中子型の突出部に引っ掛かって損傷されることなく抜取り可能なように、抜取り方向に沿った横断面形状が緩やかに変化した全体形状を有し、
前記中子型におけるキャビティを形成しない部分に、前記エジェクタピンのスライド方向と直交する方向に圧縮空気孔が形成され、当該圧縮空気孔を通して前記流通隙間に圧縮空気が供給され、
前記成形品の抜取り時には、前記圧縮空気孔を通して前記流通隙間に圧縮空気を供給した状態で、前記エジェクタピンを抜取り方向に押し出して、当該圧縮空気が前記連通隙間を通して中子型の外周面と成形品の内周面との間に供給されることで、前記中子型に対して成形品を僅かに膨らませて前記抜取り隙間が形成された状態で、前記エジェクタピンを連続して押し出すことで、圧縮空気の開閉弁機能を果す当該エジェクタピンのみで、前記中子型に対して当該成形品を抜き取ることを特徴としている。
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能な射出成形型を用いた成形品の抜取り方法であって、
前記成形品は、抜取り方向の両端部の閉塞部と開放部を除く主要部の横断面形状は一定であり、しかも前記中子型の外周の成形面における前記成形品の前記主要部に対応する部分の横断面形状は、全長に亘って一定であって、
前記成形品の抜取り時には、前記流通隙間に圧縮空気を供給した状態で、前記エジェクタピンを抜取り方向に押し出して、当該圧縮空気が前記連通隙間を通して中子型の外周面と成形品の内周面との間に供給されることで、前記中子型に対して成形品を僅かに膨らませて前記抜取り隙間が形成された状態で、前記エジェクタピンを連続して押し出すことで、
前記中子型の成形面に抜き勾配を形成することなく、前記圧縮空気の開閉弁機能を果す前記エジェクタピンにより成形品の抜き取りが可能であることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、成形品の抜取り方向に沿った横断面形状が一定していて、圧縮空気により成形品が僅かに膨らむことで、中子型に抜き勾配を設けなくても、当該中子型から成形品を損傷させることなく抜き取ることが可能となり、成形品の生産性が高められる。
B1 ,B2 :割型
C:キャビティ
D:固定型
E1 ,E2 :エジェクタピン
K:射出成形型
M:可動型
P1 〜P4 :成形品
P1e:成形品のアンダーカット部
S1 :流通隙間
S2 :連通隙間
S3 :抜取り隙間
24:嵌合凸部(エジェクタピンの先端部)
25:嵌合凹部(中子型の先端部)
31:ロッド挿通孔
32:嵌合凸部(中子型の先端部)
33:傘状部
34:被嵌合凹部(エジェクタピンの先端部)
Claims (3)
- ロッド状の中子型と、当該中子型の周囲を取り囲んで配置することでキャビティを形成するための複数の割型とから成り、前記キャビティに、溶融状の熱可塑性樹脂を射出して、抜取り方向の一端部のみが開放された筒状又は袋状の成形品を成形した後に、前記割型を中子型から離間させて、当該成形品を前記中子型から抜き取る構成の射出成形型であって、
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能になっており、
前記中子型の先端外周部は、縦断面が円錐台状に形成されて嵌合凸部となっていると共に、前記エジェクタピンの先端部には、前記中子型の縦断面形状に対応する傘状部が形成されて、当該傘状部の内面側外周部は、縦断面が中空円錐台状に形成されて被嵌合凹部となっていることを特徴とする射出成形型。 - ロッド状の中子型と、当該中子型の周囲を取り囲んで配置することでキャビティを形成するための複数の割型とから成り、前記キャビティに、溶融状のゴム弾性を有する熱可塑性樹脂エラストマーを射出して、抜取り方向の一端部のみが開放された筒状又は袋状の成形品を成形した後に、前記割型を中子型から離間させて、当該成形品を前記中子型から抜き取る構成であって、
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能な射出成形型を用いた成形品の抜取り方法であって、
前記成形品は、前記抜取り隙間に圧縮空気が流通して当該成形品が膨張された状態で、前記中子型の突出部に引っ掛かって損傷されることなく抜取り可能なように、抜取り方向に沿った横断面形状が緩やかに変化した全体形状を有し、
前記中子型におけるキャビティを形成しない部分に、前記エジェクタピンのスライド方向と直交する方向に圧縮空気孔が形成され、当該圧縮空気孔を通して前記流通隙間に圧縮空気が供給され、
前記成形品の抜取り時には、前記圧縮空気孔を通して前記流通隙間に圧縮空気を供給した状態で、前記エジェクタピンを抜取り方向に押し出して、当該圧縮空気が前記連通隙間を通して中子型の外周面と成形品の内周面との間に供給されることで、前記中子型に対して成形品を僅かに膨らませて前記抜取り隙間が形成された状態で、前記エジェクタピンを連続して押し出すことで、圧縮空気の開閉弁機能を果す当該エジェクタピンのみで、前記中子型に対して当該成形品を抜き取ることを特徴とする成形品の抜取り方法。 - ロッド状の中子型と、当該中子型の周囲を取り囲んで配置することでキャビティを形成するための複数の割型とから成り、前記キャビティに、溶融状の熱可塑性樹脂を射出して、抜取り方向の一端部のみが開放された筒状又は袋状の成形品を成形した後に、前記割型を中子型から離間させて、当該成形品を前記中子型から抜き取る構成であって、
前記中子型の内部のロッド挿通孔には、前記成形品の抜取り用のエジェクタピンが、圧縮空気の流通隙間を有した状態でスライド可能に挿入され、当該エジェクタピンの先端部は、前記中子型の先端部に対して、射出成形時には嵌合して気密を保持すると共に、成形品の抜取り時には、エジェクタピンの抜取り方向への押出しにより、前記嵌合が解除されて、当該中子型の外周面と成形品の内周面とで形成される抜取り隙間と、前記流通隙間とを連通する連通隙間が形成されるように嵌合及びその解除が可能な射出成形型を用いた成形品の抜取り方法であって、
前記成形品は、抜取り方向の両端部の閉塞部と開放部を除く主要部の横断面形状は一定であり、しかも前記中子型の外周の成形面における前記成形品の前記主要部に対応する部分の横断面形状は、全長に亘って一定であって、
前記成形品の抜取り時には、前記流通隙間に圧縮空気を供給した状態で、前記エジェクタピンを抜取り方向に押し出して、当該圧縮空気が前記連通隙間を通して中子型の外周面と成形品の内周面との間に供給されることで、前記中子型に対して成形品を僅かに膨らませて前記抜取り隙間が形成された状態で、前記エジェクタピンを連続して押し出すことで、
前記中子型の成形面に抜き勾配を形成することなく、前記圧縮空気の開閉弁機能を果す前記エジェクタピンにより成形品の抜き取りが可能であることを特徴とする成形品の抜取り方法。
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JP2018103409A JP6788199B2 (ja) | 2018-05-30 | 2018-05-30 | 射出成形型、及び成形品の抜取り方法 |
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