JP6785540B2 - 環境試験装置 - Google Patents
環境試験装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6785540B2 JP6785540B2 JP2015148270A JP2015148270A JP6785540B2 JP 6785540 B2 JP6785540 B2 JP 6785540B2 JP 2015148270 A JP2015148270 A JP 2015148270A JP 2015148270 A JP2015148270 A JP 2015148270A JP 6785540 B2 JP6785540 B2 JP 6785540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low temperature
- test
- temperature tank
- tank
- high temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 title claims description 224
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 title claims description 41
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 230000008569 process Effects 0.000 description 21
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 20
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 16
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 description 2
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 238000012422 test repetition Methods 0.000 description 1
Images
Description
しかしながら、実際は全ての機器が同時に動作する可能性は低く、最大負荷電流に応じた性能が要求される頻度は少ない。このような場合であっても、漏電遮断器の性能として最大負荷電流に適応した大きな容量が必要とされている。
この発明は、漏電遮断器の容量の増大を抑制させることができる環境試験装置を提供することを目的とする。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施の形態により明らかにされる。
(全体構成)
以下、図1に示す構成の模式図、図2に示すブロック図を参照し、本発明の第1実施形態(参考形態)による環境試験装置1の構成を説明する。
図1において、環境試験装置1は、被試験物70を配置する試験槽10と、前記試験槽10に通風口28,29を介して連通する低温槽20と、低温槽20内に設けられた冷凍機24と、低温槽送風部27と、試験槽10に通風口38,39を介して連通する高温槽30と、高温槽30内に設けられた高温槽側ヒータ36と、高温槽送風部37とを有する。
前記試験槽10は、前記試験槽10内の気体(雰囲気)の温度を検出する試験槽温度センサ12を備える。試験槽温度センサ12は試験槽10内の気体の温度データを検出して前記制御部40に出力する。
前記低温槽20は、低温槽温度センサ22を備える。低温槽温度センサ22は、前記低温槽20内の気体の温度を検出して、検出した気体の温度データを前記制御部40に出力する。
また、低温槽側送風機52の駆動停止に同期させて低温側吹出開閉ダンパ50,低温側吸込開閉ダンパ51を閉じて、試験槽10と低温槽20との間の気体の流通を遮断するようにしてもよい。この場合、アクチュエータ54,55を省略することもできる。さらに、前記低温側吹出開閉ダンパ50,低温側吸込開閉ダンパ51の機構および動作は、第1実施形態の構成に限定されるものではなく、さらに簡略化もしくは省略された機構としてもよい。
前記高温槽送風部37は、高温槽側送風機62と、前記通風口38,39を開閉可能とする高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61と、圧縮空気や電動モータなどで作動するアクチュエータ64,65とを備える。また、制御部40は、高温槽側送風機62を駆動している状態で高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61を開き、通風口38,39を介して試験槽10内に配置された被試験物70の周囲に予熱状態となった高温槽30内の気体を送り込んで急加熱させることができる。
さらに、制御部40は、高温槽側送風機62の駆動により、試験槽10内に配置された被試験物70の周囲に、高温槽30,通風口38,試験槽10および通風口39を介して加熱された気体を循環させて、試験槽10内の温度を高温試験温度(CH)に近付けることができる。
そして、制御部40は、高温槽側送風機62を駆動している状態で、高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61を閉じることにより予熱状態における高温槽30内の気体を高温槽30内にて循環させることができる。
例えば、低温槽側送風機52,高温槽側送風機62の駆動により生じる風力によって受動的に開閉動作させるものであっても低温側吹出開閉ダンパ50,低温側吸込開閉ダンパ51および高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61を開閉させるものであればよい。
前記制御部40は、前記低温槽側送風機52および高温槽側送風機62の運転状態および停止状態を交互に切替える。すなわち、制御部40は、前記試験槽温度センサ12,低温槽温度センサ22,高温槽温度センサ32で検出されたデータに基づいて、主に前記冷凍機24,低温槽側ヒータ26,低温槽送風部27を用いた予冷状態を利用する低温試験BLT、および主に前記高温槽側ヒータ36,高温槽送風部37を用いた予熱状態を利用する高温試験CHTを交互に行うことができる。
入力部41は、前記試験槽温度センサ12,低温槽温度センサ22および高温槽温度センサ32により検知された温度データが入力される。この他にも入力部41は、図示しないキーボード、あるいは通信装置等の外部入力装置を接続して、例えば試験状況や試験結果に関するデータ、高,低温試験繰返し回数、あるいは2ゾーン(高温試験・低温試験)または3ゾーン試験(高温試験・常温試験・低温試験)の切替えや高,低温設定温度などの試験条件のデータが入力されるように構成してもよい。
タイマ部44は、試験条件のデータに基づいて制御が行われる低温試験時間および高温試験時間を計時、または所望の温度に到達してからの経過時間などを計測する。
記憶部46は、試験条件データを記憶し、あるいは一時的に、試験槽温度センサ12, 低温槽温度センサ22,高温槽温度センサ32により検出された温度データを記憶するとともに、演算部42により読み書きされるメモリまたはバッファ(いずれも図示しない)を含む。
また、制御部40は、試験槽温度センサ12, 低温槽温度センサ22,高温槽温度センサ32により検出された温度データに基づいて、前記冷凍機24,低温槽側ヒータ26,低温槽側送風機52,高温槽側ヒータ36,高温槽側送風機62の駆動を制御するものであれば、これらの制御は、専用のハードウェア(電子回路など)によって実現されることができ、ソフトウエアによって実現されることもできる。
たとえば、高温試験CHTでは、低温側吹出開閉ダンパ50,低温側吸込開閉ダンパ51が閉じられて、高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61が開放される。
また、低温試験BLTでは、高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61が閉じられて、低温側吹出開閉ダンパ50,低温側吸込開閉ダンパ51が開放される。
たとえば、高温試験CHT時、高温側吹出開閉ダンパ60,高温側吸込開閉ダンパ61が開放されると、予熱状態となった高温槽30内の気体は、高温槽側送風機62の駆動により、直前まで低温試験BLTが行われていた試験槽10内に送り込まれる。試験槽10内は、直前の低温試験BLTにて低温試験温度(BL)となっている。
したがって、高温試験中に並行して冷凍機24、低温槽側ヒータ26、低温槽側送風機52を駆動させて、低温槽20内にて予冷を行っても、試験槽10内の被試験物70の周囲の温度に与える影響はほとんどない。
しかしながら、複数の機器が同時に動作する状況は少ないと想定される場合であっても、試験精度やあるいは試験装置の信頼性を保持するために、全機器の作動時に必要とされる最大負荷電流に基づいた大きな容量を有する漏電遮断器を用いる必要がある。このように大容量の漏電遮断器を用いることは、製造コストの上昇を招いてしまうといった問題もあった。
そこで、本発明の環境試験装置1は、冷凍機24が起動している場合、低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とを同時に起動しないように制御して、最大負荷電流を低減することにより、漏電遮断器の設定容量を減少させる。
また、前記制御部40は、低温槽20または高温槽30のうち、試験槽10に接続されている側の低温槽側ヒータ26または高温槽側ヒータ36を優先して起動させるように構成されている。
ここで、利用率とは、ヒータから出力される出力値を、PWM制御によるON時間で示す比率のことであり、利用率要求とは、人為的に入力部41を用いて設定される場合に加えて、下記のように各種センサにより検出された温度データに基づいて指定される要求出力、例えば、何度で何分加熱または冷却するなど、設定されるものを示す。
ステップS4にて演算部42は、高温槽側ヒータ36の利用率を利用率要求XRと同じ利用率X(%)に決定するとともに、低温槽側ヒータ26の利用率を利用率要求YRと同じ利用率Y(%)として決定する。これらの利用率XおよびY(%)は、記憶部46に記憶されて、処理を終了する。
ステップS3にて、制御部40は、高温試験CHT中であると判定した場合は、ステップS5に処理を進め、高温試験CHT中ではない(低温試験BLT中である)と判定した場合は、ステップS6に処理を進める。
このため、高温試験CHT中は、高温槽側ヒータ36の利用率要求XRが低温槽側ヒータよりも優先して、高温槽側ヒータ36の利用率Xとして設定されて、高温試験CHT中の試験精度の低下を抑制することができる。
図5のタイムチャートは、時刻aから時刻gまでを一温度サイクルCとして、低温試験BLTと高温試験CHTとを交互に繰返す、いわゆる2ゾーンサイクル(高温試験ゾーン,低温試験ゾーン)の試験モードを示している。
図1,図2を参照しつつ、図5のタイムチャートを時間順に説明すると、時刻aでは、試験槽温度(A)は、前回の温度サイクルCにより行われた低温試験BLT時の低温槽温度(B)と同じ一定の低温試験温度(BL)から今回の温度サイクルCが開始される。
高温試験CHT期間(時刻a〜時刻d)のうち、時刻a〜時刻bでは、高温槽側ヒータ36が用いられて試験槽10内が急加熱されている。また、急加熱後(時刻b〜時刻d)は、試験槽温度(A)を高温試験温度(CH)に保つ必要がある。
すなわち、時刻a〜時刻bにおいて、高温槽側ヒータ36の利用率は100%に近い値となるが試験槽10の温度上昇は、時刻bにて終了する。
試験槽温度(A)を高温試験温度(CH)に保つ期間(時刻b〜時刻d)は、高温槽側ヒータ36の利用率は100%に近い必要はなく、低い値に戻される。急加熱されている期間(時刻a〜時刻b)は短時間で完了する。このため、低温槽側ヒータ26は、早期に低温槽温度(B)を予冷温度(TL)に復帰(時刻c)させて、低温槽温度(B)が低下しすぎないように調整可能である。
図5中、低温試験BLT期間中では、冷凍機24は、過冷却衝撃(時刻d〜時刻e)を被試験物70に与えながら、低温槽温度(B)を低温試験温度(BL)まで上昇させた後、試験槽温度(A)を低温試験温度(BL)として一定に保つ必要がある(時刻e〜時刻g)。このため、低温試験BLT期間(時刻d〜時刻g)中は、低温槽側ヒータ26の利用率Yを高温槽側ヒータ36の利用率X(%)よりも優先する必要がある。
このため、高温槽側ヒータ36の要求利用率100−Yは低温槽側ヒータ26の利用率Yよりも一時的(時刻d〜時刻f)に大きくなる。しかしながら、高温槽30内と試験槽10内との間に設けられた通風口38,39は、高温側吹出開閉ダンパ60および高温側吸込開閉ダンパ61によって遮断されている。よって、高温槽側ヒータ36による温度調整が試験槽10内で行われる低温試験BLTに影響することはない。
そして、次回の温度サイクルCにて、再び高温槽30が試験槽10に接続されると、期間(時刻g〜時刻h)では、高温槽側ヒータ36による直接の加熱および高温槽30内の予熱が用いられて試験槽10の試験槽温度(A)が上昇する。このため、高温槽側ヒータ36の利用率Xが優先される。
このように、試験槽10に接続されている側の低温槽側ヒータ26または高温槽側ヒータ36の一方が優先して起動される。これにより、低温槽側ヒータ26および高温槽側ヒータ36が同時に起動されないため、最大負荷電流を低減させて漏電遮断器の容量を減少させることができる。
この第1実施形態の制御部40は、冷凍機24が起動している場合、低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とが同時に駆動しないように、すなわち、利用率の合計が100%を超えない場合でも低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とが同時に駆動しないように、出力部48から時分割制御の制御信号が出力される。
このため、低温槽側ヒータ26または高温槽側ヒータ36のうち、多い方の最大負荷電流(たとえば、高温側の50%の電流)を用いて、漏電遮断器の容量を設定できる。
したがって、低温槽側ヒータ26の最大負荷電流および高温槽側ヒータ36の最大負荷電流を合算した値とする場合と比較して、環境試験装置1の最大負荷電流を少なくすることができ、漏電遮断器の製造コストを減少することができる。
この第1実施形態の制御部40は、冷凍機24が起動している場合、低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とが同時に駆動しないように出力部48から時分割制御の制御信号を出力させる。
図7中、低温槽側ヒータ26の利用率(40%)を優先することにより、高温槽側ヒータ36の利用率(80%)について合算値が100%を超えないように60%まで低下させている。
図8は、この発明の第2実施形態の環境試験装置1による処理を示すものである。なお、前記第1実施形態の環境試験装置1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
ステップS11にて、環境試験装置1の2ゾーンサイクル試験が開始されると、制御部40は、高温槽30(高温槽側ヒータ36)の利用率要求XR(%),低温槽20(低温槽側ヒータ26)の利用率要求YR(%)とともに、低温槽側ヒータ26の最低保証利用率m(%)を決定する。
ステップS12にて、制御部40の演算部42は、利用率要求XRおよびYR(%)の合算値が100%を超えているか否かを判定する。利用率要求XRおよびYR(%)の合算値が100%を超えていない場合(ステップS12にてYES)は、ステップS13に進み、演算部42は、利用率X(%),Y(%)を決定する。
ステップS14にて、制御部40は、高温試験CHT中であると判定した場合は、ステップS15に処理を進め、高温試験CHT中ではない(低温試験BLT中である)と判定した場合は、ステップS16に処理を進める。
ステップS15にて、演算部42は、高温槽側ヒータ36の利用率をXR(%)に決定するとともに、低温槽側ヒータ26の利用率を100−XR(%)として決定する。記憶部46は、これらの決定された利用率XRおよび100−XR(%)を記憶して、処理をステップ17に進める。
演算部42が100−X(%)の値が設定された最低保証利用率m(%)よりも小さいと判定した場合(ステップS17にてYES)、制御部40は、処理をステップS18に進め、演算部42が100−X(%)の値が設定された最低保証利用率m(%)よりも小さくないと判定した場合(ステップS17にてNO)、制御部40は、処理を終了する(END)。
また、最低保証利用率mは、低温槽20の温度が所定の温度以下になった場合にのみ有効にするようにしてもよい。ただし、最低保証利用率mを設定することによって試験精度の低下が生じるおそれがある場合は、例えば冷凍機24の冷凍性能を示す温度復帰時間が長くなるなど、温度試験が成立しない状態とならないように、冷凍機24の能力を抑制もしくは冷凍機24を停止させるなどの制御についても併せて講じることがより望ましい。
他の構成、および作用効果については、前記第1実施形態と同一乃至均等であるので説明を省略する。
図9は、この発明の第3実施形態の環境試験装置1による冷凍機停止状態にて同時に出力されるヒータの出力を時分割単位で示すチャートである。なお、前記第1,2実施形態の環境試験装置1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図9には、たとえば、高温試験CHT中に冷凍機24を停止させる(冷凍機停止)状態が示されている。
低温槽側ヒータ26の利用率Yと高温槽側ヒータ36の利用率Xとを合算しても100(%)以内である場合、漏電遮断器の最大負荷電流の設定範囲内に含まれる。特に冷凍機停止状態では、減少する冷凍機24の冷凍機電流分、低温槽側ヒータ26または高温槽側ヒータ36にて使用する電流を増大させても、漏電遮断器の最大負荷電流の設定を増大させる必要がなく、低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とを同時に駆動させることができる。
他の構成、および作用効果については、前記第1実施形態と同一乃至均等であるので説明を省略する。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
また、上記実施の形態では、常温試験は行わず、高温試験CHTおよび低温試験BLTを交互に行う2ゾーンサイクル試験について例示して説明してきたが、常温試験を行ういわゆる3ゾーンサイクル試験を行う際に、適用して同時出力を禁止するようにしてもよい。
以上のように、実施形態における環境試験装置によれば、制御部40は、冷凍機24が起動している場合には、低温槽側ヒータ26と高温槽側ヒータ36とが同時に起動しないようにする。このため、最大負荷電流を低減させて、設定される漏電遮断器の容量を減少させることができる。
さらに、制御部40は、冷凍機24が停止している場合は、低温槽側ヒータ26および、高温槽側ヒータ36の同時起動を許可する。このため、さらに、試験精度の低下を抑制することができる。
10 試験槽
12 試験槽温度センサ
20 低温槽
22 低温槽温度センサ
24 冷凍機
26 低温槽側ヒータ
27 低温槽送風部
28,29,38,39 通風口
30 高温槽
32 高温槽温度センサ
36 高温槽側ヒータ
37 高温槽送風部
40 制御部
41 入力部
42 演算部
44 タイマ部
46 記憶部
48 出力部
50 低温側吹出開閉ダンパ
51 低温側吸込開閉ダンパ
52 低温槽側送風機
54,55,64,65 アクチュエータ
60 高温側吹出開閉ダンパ
61 高温側吸込開閉ダンパ
62 高温槽側送風機
70 被試験物
Claims (2)
- 被試験物を配置する試験槽と、
前記試験槽と連通する低温槽と、
前記低温槽内の気体を加熱する低温槽側ヒータと、
前記低温槽内の気体を冷却して予冷状態とする冷凍機と、
前記試験槽と連通する高温槽と、
前記高温槽内の気体を加熱して予熱状態とする高温槽側ヒータと、
前記冷凍機、低温槽側ヒータ、高温槽側ヒータを制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記冷凍機が起動している場合は、前記低温槽側ヒータと前記高温槽側ヒータとを同時に起動しないように制御する、環境試験装置であって、
前記試験槽と前記高温槽とが接続された状況で、前記低温槽側ヒータよりも前記高温槽側ヒータの起動が優先される場合において、
前記制御部は、前記試験槽と接続されておらず、優先されない側である前記低温槽の前記低温槽側ヒータに対して最低保証利用率を設定し、前記高温槽側ヒータの起動が優先される高温試験時、
前記高温槽側ヒータの利用率と低温槽側ヒータの前記最低保証利用率の合計が100%を超えるときは、合計が100%を超えないように、前記最低保証利用率をもとに前記高温槽側ヒータの利用率を設定することで、前記低温槽側ヒータの利用率が前記最低保証利用率を下回らないようにし、前記低温槽内の機器を低温から保護する、環境試験装置。 - 前記制御部は、前記冷凍機が停止している場合は、前記低温槽側ヒータおよび、前記高温槽側ヒータの同時起動を許可する、請求項1記載の環境試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148270A JP6785540B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 環境試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148270A JP6785540B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 環境試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017026277A JP2017026277A (ja) | 2017-02-02 |
JP6785540B2 true JP6785540B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=57946416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015148270A Active JP6785540B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 環境試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6785540B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5635706Y2 (ja) * | 1976-02-13 | 1981-08-22 | ||
JPH06182235A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-05 | Hitachi Ltd | 冷熱環境試験装置 |
JP2000249643A (ja) * | 1999-03-03 | 2000-09-14 | Hitachi Ltd | 冷熱衝撃試験装置 |
JP2001066237A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-16 | Tabai Espec Corp | 冷熱衝撃試験装置の省エネ制御方法 |
JP5499332B2 (ja) * | 2011-05-24 | 2014-05-21 | エスペック株式会社 | 冷熱衝撃試験装置およびこれを含む環境試験システム |
JP2013057421A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Espec Corp | 環境試験システム |
-
2015
- 2015-07-28 JP JP2015148270A patent/JP6785540B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017026277A (ja) | 2017-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3095377B2 (ja) | チラー装置 | |
JP7246963B2 (ja) | 環境試験装置及び環境試験方法 | |
JP2019120417A (ja) | 空気調和機の制御装置、空気調和機の制御方法、空気調和機及び制御プログラム | |
JP5767711B2 (ja) | 空調装置用の膨張弁の制御システム及び方法 | |
JP5824168B2 (ja) | 1つより多い加熱および/または冷却素子によりバッテリシステムを温度調整する冷却回路の閉ループ制御のための制御装置 | |
JP6950191B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN106403170B (zh) | 空调机组控制方法和装置 | |
CN105352262B (zh) | 风冷冰箱及其冷冻保护控制方法 | |
JP6785540B2 (ja) | 環境試験装置 | |
WO2017208393A1 (ja) | 半導体検査装置用の冷却装置 | |
JP4758367B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2011214782A (ja) | 空気調和機 | |
KR102211402B1 (ko) | 스위치 캐비닛 냉각 장치의 조절 방법 | |
JP6646957B2 (ja) | 環境試験装置 | |
JP2016023844A (ja) | 空気調和機 | |
JP6472199B2 (ja) | 空調システム及び空調方法 | |
JP6378997B2 (ja) | 室外機ユニット | |
JP5200497B2 (ja) | 冷水供給方法、冷水供給装置、及び冷水供給装置の制御方法 | |
KR20160030460A (ko) | 난방시스템 | |
JP2021071250A (ja) | ヒートポンプ式温水暖房システム | |
US9594365B2 (en) | Cooperative operating device and method | |
JP2016048533A (ja) | 冷却システム | |
JP7226969B2 (ja) | 空調制御装置および方法 | |
JP6978363B2 (ja) | ヒートポンプ熱源機 | |
JP2017015435A (ja) | 環境試験装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180626 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20190225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190410 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190416 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6785540 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |