JP6784445B2 - 滅菌インジケータ - Google Patents

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Description

熱が微生物を破壊することはよく知られている。湿気の存在が、微生物を構成するタンパク質を変性又は凝固させることにより、この破壊を加速する。ほとんどの微生物は、例えば80℃〜100℃の中程度の熱のみが当該微生物を破壊するように、十分な水を含有している。他方で、多くの細菌胞子は水を実質的に含有せず、それらの破壊のためには、乾式加熱を使用する場合、150℃を超える高温を必要とする。したがって、このような生体試料の破壊は、一般に、オートクレーブにおいて蒸気の存在下で実施される。
このような蒸気滅菌は一般に、約250°F(121℃)の温度で、少なくとも12〜15分間実施されるか、又は、より高い温度、例えば270°F(132℃)ではそれより短い時間実施される。しばしば、十分な安全マージンを確保するために、30分もの長い時間が使用される。滅菌時間がこのように長いと、オペレータは、蒸気がオートクレーブ全体及びその内容物全てにわたって浸透したという、より大きい確信を得る。しかしながら、そのような長い熱サイクルは、時間の節約、エネルギー消費、及び、例えば布製ガウン、ドレープなど特定のタイプの滅菌材料の耐用年数の著しい短縮という観点から不利である。
全ての微生物が破壊されたという確信を伴う滅菌の品質制御を可能にする滅菌インジケータを開発するための努力が折に触れてなされてきた。現在使用されている一方法は、胞子ストリップ又はサンプルの使用を通じたものである。破壊するのが特に難しい胞子、例えばバチルス・サブティリス変種ニガー(Bacillus Subtilis var.Niger)及びバチルス−ステアロテルモフィルス(Bacillus Stearothermophilus)が、制御基準として選択される。胞子ストリップ又はサンプルは、滅菌されることになる材料とともにオートクレーブ内に置かれる。滅菌サイクルの終わりに、胞子ストリップ又はサンプルは、好適な培地において生命体を成長させることが可能であるかどうか決定するために詳しく調べられる。胞子の増殖が失敗することで、胞子の死を示し、したがって十分な滅菌がされていることを示す。
この制御技術は正確であるが、いくつかの固有の欠点がある。すなわち、(1)過剰なコスト、(2)処理と制御データとの間の遅れ、(3)胞子のバッチごとのばらつき、及び(4)胞子の耐熱性が保管時間とともに減少すること。
化学的タイプの無菌状態インジケータを考案するために、いくつかの試みがなされてきた。そのような製品の1つは、Temp−Tubeとして既知であり、例えば、Kelson(特許文献1)、White(特許文献2)、及びWhite(特許文献3)において開示されている。このデバイスは、滅菌温度に対応する融点を有する化合物を包含する密封チューブからなる。このデバイスは、オートクレーブが、融点に到達した後でしばらくの間融点を超える温度か融点未満の温度で保持されたかどうかを示すことができる。
他の無菌状態インジケータも既知である。そのようなインジケータの1つは、Larsson(特許文献4)において開示されている。このインジケータは、ウィッキングストリップと接触している酸素又は窒素を含有する有機化合物を有するアルミニウム箔の裏張りストリップと、有機化合物及び吸収ストリップに重なっているカバーストリップとを使用する。このカバーストリップはポリマーの速度制御フィルムであり、このフィルムは、ストリップを監視されることになる温度で作動可能にするのに十分な速度で水蒸気が通過することを可能にする。
Larssonのデバイスの欠点の1つは、インジケータが滅菌の許容可能なレベル(例えば温度が特定の期間最小値に保持されたこと)を示す温度及び時間パラメータが、十分に制御されない点である。したがって、このインジケータは、滅菌の必須のレベルが、実際は生じていないときに、生じたと示す可能性がある。
別のそのようなインジケータは、Foley(特許文献5)に開示されている。Foleyのデバイスは、蒸気滅菌インジケータであって、タブレット形の可溶性材料が、アルミニウム裏張りにエンボス加工された状態で積層された蒸気滅菌インジケータを対象とする。吸収ストリップが、可溶性タブレットに極近接して、裏張りに取り付けられる。透明なプラスチック材料がタブレット及びストリップを覆うとともに、裏張りに接着される。
可溶性タブレットの融点は、飽和蒸気の存在下で低下させられる。融解時、タブレットにおける材料は吸収ストリップにより吸収され、蒸気の存在下での時間及び温度の統合の表示を提供するために、カラーフロント(color front)を作る。様々な量のバインダがタブレットにおいて使用されて、様々なタイプの微生物の加熱死滅曲線を反映するように調整され得るデバイスを提供する。カバー及び心材は、アクリル系接着剤により裏張りへ接合され、このアクリル系接着剤はインジケータの速度にも影響を及ぼす。
Larssonデバイスと同様に、Foleyのデバイスの欠点は、インジケータが滅菌の許容可能なレベルを示す温度及び時間パラメータが十分に制御されておらず、したがって、インジケータは、滅菌の必須のレベルが、実際は生じていないときに、生じたと示す可能性があるという点である。
さらに、本出願の出願人に譲渡されているとともに参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第14/197,932号明細書は、ある意味で、胞子の死滅を模倣する滅菌テストストリップを開示するとともに、2つの異なる滅菌条件のために有効であるように構成された2つの通過ゾーンを含む。
米国特許第3,313,266号明細書 米国特許第3,341,238号明細書 米国特許第3,652,249号明細書 米国特許第3,981,683号明細書 米国特許第4,448,548号明細書
各滅菌サイクルのために新規の滅菌テストストリップが使用される。したがって、安全のマージンを備えて適切な滅菌を示し得る費用効率的な滅菌テストストリップの必要性がある。
本発明の実施形態の様々な実施形態により、ストリップ長さが減少した小型滅菌インジケータが提供される。
一態様において、滅菌インジケータは、ベース要素、第1接着剤、インジケータ化学組成物、吸収要素、フィルム層、紙層、第2接着層、紙層及び第2接着層において画定された窓、ならびに合格マーカーを含み得る。ベース要素は、長さと幅とを有する熱伝導性材料から形成され得る。このベース要素の中には、概ねその長手方向中心線に沿って延在する凹部が形成され得る。この凹部は、ベース材料の中に当該ベース材料の長さ及び幅未満だけ形成され得る。第1接着層は、ベース要素上に配置され得る。インジケータ化学組成物は、凹部において積層され得る。吸収要素は、インジケータ化学組成物と少なくとも部分的に接触した状態で、少なくとも部分的に凹部内に位置付けられ得る。さらに、吸収要素は、ベース要素の長さ及び幅未満だけ延在してもよい。吸収要素は、当該吸収要素の長さにわたって少なくとも2つの異なる吸収速度を有し得る。フィルム層は、ベース要素、吸収要素、及びインジケータ化学組成物の上に位置付けられてもよい。紙層はフィルム層の上に配置され得る。さらに、第2接着層は、紙層とフィルム層との間に配置され得る。インジケータは、インジケータ化学組成物が滅菌プロセス後に吸収要素に沿って合格マーカーを超える位置まで吸収されると、滅菌の許容可能なレベルが生じたことを示すように構成され得る。
実施形態において、吸収要素は少なくとも2つのゾーンを含む。ゾーンのうちの1つの吸収速度が、ゾーンのうちの別の1つの吸収速度より大きくてもよい。例えば、吸収要素は、第1ゾーン、第2ゾーン、及び第3ゾーンを含み得る。第1ゾーンの幅は第3ゾーンの幅未満である。第1ゾーンと第2ゾーンとの間に配置された第2ゾーンは、第1ゾーンの幅から第2ゾーンの幅まで増加する幅を有し得る。このような実施形態において、第1ゾーンにわたる吸収速度は、第3ゾーンにわたる吸収速度より大きくてもよい。
実施形態において、ベース要素は、約1.75インチ〜約4インチの長さを有してもよい。吸収要素は約1.125インチ〜約1.625インチの長さを有してもよい。第1ゾーンは約0.125インチ〜約0.375インチの幅を有してもよい。第3ゾーンは約0.175インチ〜約0.425インチの幅を有してもよい。第1ゾーンの幅は、約0.03インチ〜約0.07インチだけ第3ゾーンの幅より小さくてもよい。このような実施形態において、滅菌インジケータは、121℃で12分、121℃で15分、121℃で20分、121℃で30分、132℃で4分、134℃で3.5分、134℃で4分、134℃で5分、134℃で7分、及び135℃で3分から選択された滅菌プロセス基準のために有効であるように構成され得る。
いくつかの実施形態において、滅菌インジケータは、蒸気滅菌プロセスのために構成され得るとともに、温度及び蒸気に反応する材料を含有するインジケータ化学組成物を含み得る。このインジケータ化学組成物はまた染料を含有し得る。さらに、フィルム層は、約2.0〜2.2ミル(mil)又は約3.0〜3.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンから形成され得る。ベース要素は、アルミニウム箔、例えば約3ミルの厚さを有するアルミニウム箔から形成され得る。さらに、第1接着層は、アクリル系接着剤から形成され得る。第2接着層もまた、アクリル系接着剤から形成され得る。吸収要素は、約66g/m2〜約186g/m2の基本重量及び約7.3ミル〜約13.3ミルの厚さを有する吸収紙から形成され得る。
実施形態において、吸収要素は、第1ゾーンと第2ゾーンとを含む少なくとも2つのゾーンを含み得る。第1ゾーンは第2ゾーンより大きい厚さを有する。このような実施形態において、吸収要素は吸収紙の第1層から形成され得る。第1ゾーンは吸収材料の第2層を含み得る。第2層は、第1層と同じ吸収紙又は第1層と異なる吸収紙から形成され得る。
別の実施形態において、吸収要素は、第1ゾーンと第2ゾーンとを含む少なくとも2つのゾーンを含み得る。第1ゾーンは第1吸収紙から形成される。第2ゾーンは第2吸収紙から形成される。第1吸収紙は、第2吸収紙の吸収速度より大きい吸収速度を有する。
別の態様において、滅菌インジケータであって、ベース要素、第1接着剤、インジケータ化学組成物、吸収要素の長さにわたって少なくとも2つの異なる幅を有する吸収要素、フィルム層、紙層、第2接着層、紙層及び第2接着層において画定された窓、ならびに合格マーカーを含む滅菌インジケータが提供される。
実施形態において、滅菌インジケータは、蒸気滅菌の許容可能なレベルを示すように構成され得る。このような実施形態において、吸収要素は、第1ゾーン、第2ゾーン、及び第3ゾーンを含み得る。第1ゾーンの幅は第3ゾーンの幅未満であり、第2ゾーンは第1ゾーンの間に配置されるとともに、第1ゾーンの幅から第2ゾーンの幅まで増加する幅を有する。さらに、吸収要素は、第1ゾーンの端部がインジケータ化学組成物と接触するように位置付けられてもよい。
滅菌インジケータは、121℃で12分、121℃で15分、121℃で20分、121℃で30分、132℃で4分、134℃で3.5分、134℃で4分、134℃で5分、134℃で7分、及び135℃で3分から選択された蒸気滅菌基準のために有効であるように構成され得る。ベース要素は約1.75インチ〜約4インチの長さを有してもよい。吸収要素は約1.125インチ〜約1.625インチの長さを有してもよい。第1ゾーンは、約0.125インチ〜約0.375インチの幅を有する。第3ゾーンは約0.175インチ〜約0.425インチの幅を有する。第1ゾーンの幅は、約0.03インチ〜約0.07インチだけ第3ゾーンの幅より小さくてもよい。
このような実施形態において、インジケータ化学組成物は温度及び蒸気に反応する材料を含有し得る。フィルム層は、約2.0〜2.2ミル又は約3.0〜3.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンから形成され得る。吸収要素は、約186g/m2の基本重量と約13.3ミルの厚さとを有するコットンの吸収材料から形成され得る。
本発明のインジケータのこれらの及び他の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲と併せて以下の詳細な説明から明らかになる。
本発明のデバイスの恩恵及び利点は、以下の詳細な説明及び添付図面を再検討すると当業者にはより容易に明らかになる。
一実施形態による滅菌インジケータの上部平面図である。 図1の線A−Aに沿った断面図である。 一実施形態による吸収要素の上部平面図である。 紙層、第2接着層、及びフィルム層が剥がされた状態の、図1の滅菌インジケータの上面斜視図である。
本発明のデバイスは様々な形の実施形態が可能であるが、本発明の開示はデバイスの例証とみなされるとともに図示された特定の実施形態に限定されることを意図されないという理解の下、現在好ましい実施形態が図面に示されているとともに以下で説明される。
図1及び2を参照すると、滅菌インジケータ10の実施形態が示されている。滅菌インジケータ10は、開いた窓12を有してもよい。この窓12を通じて、インジケータ化学組成物14の吸収が、滅菌の許容可能なレベルが生じたかどうか決定するために観察され得る。図2は図1の滅菌インジケータ10の断面図である。滅菌インジケータ10は、概して、ベース要素16、第1接着層22、吸収要素20、フィルム層26、第2接着層30、紙層28、及びインジケータ化学組成物14を含む。この滅菌インジケータ10はまた、合格領域の印をつけるためのマーカー24を含み得る。さらに、吸収要素20は、以下でより詳細に検討されるように、吸収要素20の長さL31に沿って少なくとも2つの異なる幅W38、W40を有するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、滅菌インジケータ10は、ANSI/AAMI/ISO11140−1:2014により分類される使い捨てタイプ5インジケータ又はANSI/AAMI/ISO11140−1:2005により分類されるクラス5インジケータとして構成され得る。タイプ5又はクラス5のための滅菌インジケータ10は、適切な蒸気滅菌のための3つの基準、すなわち、時間、温度、及び蒸気を統合するように構成され得る。滅菌インジケータ10は、負荷をかけた滅菌サイクルにおいて処理されると、安全のマージンをもって、適切な蒸気滅菌基準が達成されたかどうかを示し得る。
タイプ5又はクラス5のための滅菌インジケータ10は、アルミニウム箔から形成されたベース要素16と、その上にコーティングされた第1接着層22とを含み得る。エンボス加工された空洞又はくぼみ18が、ベース要素16の一端に近接して形成され得る。このくぼみ18は、蒸気に反応する化学組成物14で充填され得る。化学組成物14は、化学組成物14の乾式加熱融点が蒸気滅菌温度より高くなるように、蒸気により低下させられ得る融点を有してもよい。吸収要素20であって、その長さに沿って少なくとも2つの異なる幅を有する吸収要素20が、吸収要素20の一端が化学組成物14と接触するように、第1接着層22に配置され得る。さらに、蒸気に反応するポリマー材料から形成されたフィルム層26が、紙層28と、それらの間に第2接着剤30を介して積層され得る。このフィルム層26は、フィルム層26が第1接着層22によりベース要素16に取り付けられ、化学組成物14及び吸収要素20がフィルム層14とベース要素16との間で密封されるように、実質的にベース要素16の上面全体を覆う連続的な層として配置され得る。窓12が吸収要素20を覆うとともに化学組成物14の吸収がユーザに対して可視であり得るように、窓12は、切り抜かれた領域として紙層28上に設けられてもよい。
滅菌プロセス中、蒸気は、フィルム層26を貫通し得るとともに化学組成物14の融点を低下させ得る。したがって、化学組成物14が融解する速度は、フィルム層26の蒸気透過率及び滅菌温度の影響を受け得る。化学組成物14が熱及び蒸気において融解及び液化すると、液化した化学組成物14は、時間と共に、吸収要素20により吸収され得るとともに、吸収要素20の長さにわたって吸収される。化学組成物14は、液化した化学組成物14の吸収が窓12を通じて可視となり得るように、染料を含有し得る。
許容可能な滅菌プロセスサイクルは、液化した化学組成物14が、滅菌インジケータ10の合格領域内のマーカー24を超えたポイントまで、吸収要素20にわたって吸収されるときに示され得る。したがって、滅菌の全ての基準が満たされる前に化学組成物14が時期尚早に融解及び吸収される場合、誤った滅菌合格がもたらされ、このことは酷い結果となり得る。さらに、滅菌インジケータ10の各構成要素の特徴及び特性が、化学組成物14の融解及び吸収速度に影響を及ぼし得る。したがって、各構成要素の注意深い選択及び構成が、適切な滅菌基準が安全のマージンを備えて達成されたかどうか示し得る滅菌インジケータを提供するにあたって極めて重要である。費用効率的な小型サイズの滅菌インジケータの広範囲な研究及び開発中、吸収要素20は、タイプ5インジケータ若しくはクラス5インジケータ、又は、他のタイプのインジケータ、例えばタイプ4インジケータとして機能し得る小型サイズの滅菌インジケータのために具体的に構成され得るということが発見された。
吸収要素20の吸収速度に影響を及ぼす変数には、吸収材料のタイプ、吸収材料の厚さ、吸収要素の寸法が含まれ得る。吸収要素20は、好適な吸収材料から形成され得る。いくつかの実施形態において、吸収要素20は、約66グラム毎平方メートル(g/m2)〜約186g/m2の基本重量と、約7.5/1000インチ(7.5ミル)〜約13.3ミルの厚み又は厚さとを有する吸収紙から形成され得る。例えば、吸収要素20は、約66g/m2の基本重量と約7.3ミルの厚さとを有する低灰分で、定性的な紙、又は約87.7g/m2の基本重量と約7.5ミルの厚さとを有する低灰分で、定性的な紙、又は約186g/m2の基本重量と約13.3ミルの厚さとを有する白色で、滑らかな表面のコットン紙から形成され得る。
さらに、吸収要素20は、吸収要素20の長さに沿って少なくとも2つの異なる吸収速度を有するように構成され得る。例えば、吸収要素20は複数のゾーンを含むように構成され得る。複数のゾーンの各々は、異なる吸収速度を有する。
図3及び4に示される実施形態において、吸収要素20は、第1ゾーン32と、第2ゾーン34と、第3ゾーン36とを含む。第1ゾーン32の幅W38は第3ゾーン36の幅W40未満である。第2ゾーン34は、幅W38から幅W40へ漸増する幅を有し得る。このような実施形態において、液化した化学組成物14は、各ゾーンにわたって異なる吸収速度で吸収されることができる。第3ゾーン36は、吸収速度を下げるために吸収に対する最大抵抗を提供する。
滅菌インジケータ10は、約1.5インチ〜約4インチ、好ましくは約1.75インチ〜約2.5インチ、より好ましくは約2インチの長さL8と、約0.5インチ〜約1インチ、好ましくは約0.75インチの幅W9とを有する小型滅菌インジケータストリップとして構成され得る。吸収要素20は、滅菌インジケータ10のサイズ及び滅菌基準に従って構成され得る。
実施形態において、吸収要素20は、約186g/m2の基本重量と約13.3ミルの厚さとを有する白色で、滑らかな表面のコットン紙から形成され得る。吸収要素20は、約0.875インチ〜約1.875インチ、好ましくは約1.125インチ〜約1.625インチ、より好ましくは約1.375インチの長さL31を有してもよく、3つのゾーン32、34、36を含み得る。第1ゾーン32の幅W38は第3ゾーン36の幅W40未満であってもよい。第2ゾーン34は漸増する幅又は先細部を有してもよい。したがって、液化した化学組成物14は、異なる吸収速度で各ゾーンに沿って移動することができる。第1ゾーン32(吸収要素20の最も幅が狭い部分)にわたる吸収速度は、第3ゾーン36(吸収要素20の最も幅が広い部分)の吸収速度より大きい。
図2〜4に示されるとおり、吸収要素20が、第1ゾーン32の端部が化学組成物14に接触している状態で、ベース要素16の略中央にあり得るように、吸収要素20はベース要素16より小さく構成される。図4は、フィルム層26、第2接着層30、及び紙層28が剥がされた状態での滅菌インジケータ10の上面斜視図である。図示のとおり、第1接着層22により吸収要素20の少なくとも一部がベース要素20に動かないように取り付けられるように、吸収要素20は、ベース要素16に沿って長手方向に延在し得る。この方法により、インジケータ化学組成物14及び吸収要素20は、滅菌インジケータ10の4つの辺内で接合される。
第1ゾーン32は、約0.125インチ〜約0.375インチ、好ましくは約0.25インチの幅と、約0.5インチ〜約0.750インチ、好ましくは約0.625インチの長さとを有し得る。第3ゾーン36は、約0.175インチ〜約0.425インチ、好ましくは約0.30インチの幅と、約0.5インチ〜約0.750インチ、好ましくは約0.625インチの長さとを有し得る。第2ゾーン34は、約0.25インチ未満、好ましくは約0.125インチの長さと、第1ゾーンの幅32から第3ゾーン36の幅へ漸増する幅とを有し得る。
別の実施形態において、吸収要素は、少なくとも2つのゾーンを含むように構成され得る。少なくとも2つの異なる吸収速度を提供するために、ゾーンのうちの少なくとも1つは別のゾーンの厚さと異なる厚さを有する。このような実施形態において、吸収要素の幅は吸収要素の長さ全体にわたって一定のままであってもよく、一方で、ゾーンのうちの1つにおける吸収要素の厚さは別のゾーンより厚くても薄くてもよい。例えば、吸収要素は2つのゾーンを含み得る。吸収要素は好適な第1吸収材料の層から形成される。2つのゾーンのうちの一方は、第1吸収材料と同じか異なる吸収材料から形成された吸収材料の追加的な層を含む。別の例において、吸収要素は2つのゾーンを含み得る。第1ゾーンは第1吸収材料から形成される。第2ゾーンは第2吸収材料から形成される。第1吸収材料の厚さは第2吸収材料の厚さより大きい。
別の実施形態において、吸収要素は少なくとも2つのゾーンを含むように構成され得る。ゾーンのうちの少なくとも1つは第1吸収材料から形成される。別のゾーンは第2吸収材料から形成される。第1吸収材料は、第2吸収材料の吸収速度より大きい吸収速度を有する。このような実施形態において、吸収要素の厚さ及び幅は、吸収要素の長さ全体にわたって一定のままであり得る。
なお別の実施形態において、吸収要素は、少なくとも2つのゾーンを含むように構成され得る。ゾーンのうちの1つは、別のゾーンの厚さと異なる厚さ、及び/又は、別のゾーンの幅と異なる幅を有してもよく、及び/又は、別のゾーンの吸収速度と異なる吸収速度を有する吸収材料から形成され得る。
インジケータ化学組成物14は、蒸気及び温度に反応する化学組成物から形成され得る。インジケータ化学組成物は、着色剤を約0.01重量パーセントの濃度で含有し得る。
フィルム層26が、ベース要素16、インジケータ化学組成物14、及び吸収要素20の上に施されてもよいとともに、第1接着層22によりベース要素16に接着されてもよい。フィルム層26は、好適な蒸気に反応する透明なフィルムから形成され得る。紙層28及び第2接着層30はフィルム層26の上に配置され得る。紙層28及び接着層30は窓12を含み得る。この窓12は、フィルム層26を通じた窓12内の視覚的検査を可能にするために切り取られている(図1において見られるとおり)。
一実施形態において、ベース要素16はアルミニウム箔から形成され得る。アクリル系接着剤の層は、第1接着層22を形成するためにベース要素16にコーティングされてもよい。いくつかの実施形態において、3/1000インチ(3ミル)の厚さを有する箔接着ラベルが、ベース要素16及び第1接着層22を形成するために使用され得る。さらに、接着コーティング紙が、紙層28及び第2接着層30を形成するために使用され得る。例えば、アクリル系接着コーティング紙が、紙層28及び第2接着層30を形成するために使用され得る。フィルム層26は、約2.0〜2.2ミル又は3.0〜3.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンフィルムから形成され得る。
滅菌インジケータ10は、重力、フラッシュ、及びプレ真空滅菌サイクルのような、約115℃〜約138℃での蒸気滅菌プロセスのために有効であるように構成され得る。例えば、滅菌インジケータ10は、121℃で12分、121℃で15分、121℃で20分、121℃で30分、及び132℃で4分、134℃で3.5分、134℃で4分、134℃で5分、134℃で7分、及び135℃で3分の蒸気滅菌サイクルのために構成され得る。吸収要素20は、特定の滅菌基準のために構成され得る。マーカー24の位置もまた、滅菌基準に従って調整され得る。
一実施形態において、滅菌インジケータ10は、121℃で12分後に滅菌の許容可能なレベルを示すように構成され得るとともに、ベース要素16、第1接着層22、吸収要素20、フィルム層26、第2接着層30、紙層28、及びインジケータ化学組成物14を含み得る。フィルム層26は約2.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンフィルムから形成される。吸収要素20は、約87.7g/m2の基本重量と約7.5ミルの厚さとを有する吸収紙から形成される。吸収紙の多孔性は、吸収紙の基本重量及び厚さと相関関係を有する。
明細書において言及された全ての特許は、この開示の文章内で具体的に言及されてもされなくても、ここに参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の開示において、「a」又は「an」という用語は、単数及び複数の両方を含むと解釈される。反対に、複数品目に対するいずれの言及も、適切な場合は、単数を含むことになる。
上記より、本発明の開示の新規な概念の真の趣旨及び範囲から逸脱すること無しに、数多くの修正形態及び変更形態が生じ得ることが分かる。図示された特定の実施形態に関する限定は意図されず、推測されるべきでないことを理解されたい。本開示は、全てのそのような修正形態に、これらが本開示の範囲内にあるとして及ぶことを意図されている。

Claims (21)

  1. 滅菌インジケータであって、
    長さと幅とを有する熱伝導性材料から形成されたベース要素であって、前記ベース要素の中に、概ねその長手方向中心線に沿って延在する凹部が形成され、前記凹部が、前記ベース材料の中に前記ベース材料の長さ及び幅より小さく形成される、ベース要素と、
    前記ベース要素上に配置された第1接着層と、
    前記凹部において積層されたインジケータ化学組成物と、
    前記インジケータ化学組成物と少なくとも部分的に接触した状態で位置付けられるとともに少なくとも部分的に前記凹部内に位置付けられた吸収要素であって、前記吸収要素が前記ベース要素の長さ及び幅より小さく延在し、前記吸収要素が、前記吸収要素の長さにわたって少なくとも2つの異なる吸収速度を有する吸収要素と、
    前記ベース要素、前記吸収要素、及び前記インジケータ化学組成物の上に位置付けられたフィルム層と、
    前記フィルム層の上に配置された紙層と、
    前記紙層と前記フィルム層との間に配置された第2接着層であって、前記紙層及び前記第2接着層が中に窓を含む第2接着層と、
    合格マーカーと
    を含み、
    前記インジケータが、前記インジケータ化学組成物が滅菌プロセス後に前記吸収要素に沿って、前記合格マーカーを超える位置まで吸収されると、滅菌の許容可能なレベルが生じたことを示すように構成される、滅菌インジケータ。
  2. 前記吸収要素が少なくとも2つのゾーンを含み、
    前記ゾーンのうちの1つの吸収速度が前記ゾーンのうちの別の1つの吸収速度より大きい、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  3. 前記吸収要素が第1ゾーン、第2ゾーン、及び第3ゾーンを含み、
    前記第1ゾーンの幅が前記第3ゾーンの幅未満であり、
    前記第2ゾーンが、前記第1ゾーンと前記第2ゾーンとの間に配置されるとともに前記第1ゾーンの幅から前記第2ゾーンの幅まで増加する幅を有し、
    前記第1ゾーンにわたる吸収速度が、前記第3ゾーンにわたる吸収速度より大きい、請求項2に記載の滅菌インジケータ。
  4. 前記ベース要素が1.75インチ〜4インチの長さを有し、
    前記吸収要素が1.125インチ〜1.625インチの長さを有し、
    前記第1ゾーンが0.125インチ〜0.375インチの幅を有し、
    前記第3ゾーンが0.175インチ〜0.425インチの幅を有し、
    前記第1ゾーンの前記幅が、0.03インチ〜0.07インチ前記第3ゾーンの前記幅より小さく、
    前記滅菌プロセスのための基準が、121℃で12分、121℃で15分、121℃で20分、121℃で30分、132℃で4分、134℃で3.5分、134℃で4分、134℃で5分、134℃で7分、及び135℃で3分から選択される、請求項3に記載の滅菌インジケータ。
  5. 前記インジケータ化学組成物が温度及び蒸気に反応する材料を含有する、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  6. 前記インジケータ化学組成物が染料を含有する、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  7. 前記フィルム層が、2.0〜2.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンから形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  8. 前記フィルム層が、3.0〜3.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンから形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  9. 前記ベース要素がアルミニウム箔から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  10. 前記ベース要素が、3ミルの厚さを有するアルミニウム箔から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  11. 前記第1接着層がアクリル系接着剤から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  12. 前記第2接着層がアクリル系接着剤から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  13. 前記吸収要素が、66g/m2〜186g/m2の基本重量を有する吸収紙から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  14. 前記吸収要素が、7.3ミル〜13.3ミルの厚さを有する吸収紙から形成される、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  15. 前記吸収要素が、第1ゾーンと第2ゾーンとを含む少なくとも2つのゾーンを含み、
    前記第1ゾーンが、前記第2ゾーンの厚さより大きい厚さを有する、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  16. 前記吸収要素が吸収紙の層から形成され、前記第1ゾーンが吸収紙の第2層を含む、請求項15に記載の滅菌インジケータ。
  17. 前記吸収要素が、第1ゾーンと第2ゾーンとを含む少なくとも2つのゾーンを含み、
    前記第1ゾーンが第1吸収紙から形成され、
    前記第2ゾーンが第2吸収紙から形成され、
    前記第1吸収紙の吸収速度が前記第2吸収紙の吸収速度より大きい、請求項1に記載の滅菌インジケータ。
  18. 滅菌インジケータであって、
    長さと幅とを有する熱伝導性材料から形成されたベース要素であって、前記ベース要素の中に、概ねその長手方向中心線に沿って延在する凹部が形成され、前記凹部が、ベース材料の中に前記ベース材料の長さ及び幅より小さく形成される、ベース要素と、
    前記ベース要素上に配置された第1接着層と、
    前記凹部において積層されたインジケータ化学組成物と、
    前記インジケータ化学組成物と少なくとも部分的に接触した状態で位置付けられるとともに少なくとも部分的に前記凹部内に位置付けられた吸収要素であって、前記吸収要素が前記ベース要素の長さ及び幅より小さく延在し、前記吸収要素が前記吸収要素の長さにわたって少なくとも2つの異なる幅を有する、吸収要素と、
    前記ベース要素、前記吸収要素、及び前記インジケータ化学組成物の上に位置付けられたフィルム層と、
    前記フィルム層の上に配置された紙層と、
    前記紙層と前記フィルム層との間に配置された第2接着層であって、前記紙層及び前記第2接着層が中に窓を含む第2接着層と、
    合格マーカーと
    を含み、
    前記インジケータが、前記インジケータ化学組成物が滅菌プロセス後に前記吸収要素に沿って、前記合格マーカーを超える位置まで吸収されると、滅菌の許容可能なレベルが生じたことを示すように構成される、滅菌インジケータ。
  19. 前記滅菌インジケータが、蒸気滅菌の許容可能なレベルを示すように構成され、
    前記吸収要素が第1ゾーン、第2ゾーン、及び第3ゾーンを含み、
    前記第1ゾーンの幅が前記第3ゾーンの幅未満であり、
    前記第2ゾーンが前記第1ゾーンと前記第2ゾーンとの間に配置されるとともに前記第1ゾーンの幅から前記第2ゾーンの幅まで増加する幅を有し、
    前記吸収要素が、前記第1ゾーンの端部が前記インジケータ化学組成物と接触するように位置する、請求項15に記載の滅菌インジケータ。
  20. 前記ベース要素が1.75インチ〜4インチの長さを有し、
    前記吸収要素が1.125インチ〜1.625インチの長さを有し、
    前記第1ゾーンが0.125インチ〜0.375インチの幅を有し、
    前記第3ゾーンが0.175インチ〜0.425インチの幅を有し、
    前記第1ゾーンの幅が、0.03インチ〜0.07インチ前記第3ゾーンの幅より小さく、
    前記滅菌プロセスのための基準が、121℃で12分、121℃で15分、121℃で20分、121℃で30分、132℃で4分、134℃で3.5分、134℃で4分、134℃で5分、134℃で7分、及び135℃で3分から選択される、請求項19に記載の滅菌インジケータ。
  21. 前記インジケータ化学組成物が温度及び蒸気に反応する材料を含有し、
    前記フィルム層が、2.0〜2.2ミルの厚さ又は3.0〜3.2ミルの厚さを有するキャストポリプロピレンから形成され、
    前記吸収要素が、186g/m2の基本重量と13.3ミルの厚さとを有するコットンの吸収材料から形成される、請求項16に記載の滅菌インジケータ。
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