JP6782025B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の音を出力するスピーカーを備えた遊技機に関するものである。
従来より、所定の遊技媒体を用いて遊技を行うパチンコ機やパチスロ機といった遊技機が広く知られている。このような遊技機は、遊技店の設置枠台に固定される固定枠に対して図柄変動等の各種演出を行う演出装置が配設されると共に、該固定枠に対して開閉可能に支持されて遊技機前面を装飾する前面部材とを備えており、固定枠に対して前面部材を閉じた状態で、当該前面部材に設けた窓口を介して演出装置を視認可能に構成されている。また、遊技機には、各種効果音を出力するスピーカーを前面部材等に配設し、演出装置で行なわれる遊技演出に合わせて各種効果音をスピーカーから出力することで、遊技の臨場感や興趣を高めるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−288478号公報
このような遊技機の前面部材は、樹脂材や金属材等を組み合わせて所用の剛性に形成されたベース部材の前面に、遊技機に合わせたデザインの装飾部材を取り付けるよう構成されている。そして、スピーカーの出力部の前面側に位置する装飾部材にスピーカーホーンを設けて、当該スピーカーによる音響効果を高めるよう構成されることが多い。
ところで、遊技機のラインナップを多様化したり、遊技機の企画設計の段階でデザインを変更する際に、前面部材のベース部材やスピーカー等の構造部品は変更することなく、前面部材の前面側に露出する装飾部材だけを変更することにより、外観を変えることが行われる場合がある。ここで、スピーカーホーンが音響効果を効果的に発揮するためには、装飾部材に設けたスピーカーホーンがスピーカーの出力部に対して適切な位置関係にあることが求められる。このため、スピーカーホーンを設けた装飾部材を変更した際に、当該スピーカーホーンとスピーカーの出力部とが適切な位置関係になるように装飾部材やホーンに高い寸法精度が求められる難点がある。一方で、ベース部材側にホーンを設けることで、スピーカーホーンとスピーカーの出力部との位置関係を常に一定にすることはできる。しかしながら、この場合にはスピーカーホーンと装飾部材との接合部分に高い寸法精度が求められるばかりでなく、装飾部材をホーンの位置に合わせたデザインとする必要が生ずる問題がある。
そこで本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、スピーカーとホーンとを適切な位置関係で位置させ得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、
機前面を形成する前面部材と、前記前面部材または前面部材の後方に位置する構成部材に設けられたスピーカーとを備えた遊技機において、
前記前面部材は、
演出部が臨む窓口が形成されたベース部材と、
前記ベース部材の前面側に着脱可能に設けられて装飾部を有する前側部材と、
前記ベース部材に設けられて前記スピーカーの出力部の前側に位置する第1ホーン部と、
前記前側部材に設けられた第2ホーン部とを備え、
前記前側部材を前記ベース部材に取り付けた際に、前記第1ホーン部と第2ホーン部とが連結してスピーカーホーンを形成するよう構成したことを要旨とする。
このように、前側部材をベース部材に取り付けた際に、ベース部材の第1ホーン部と前側部材の第2ホーン部とが連結してスピーカーホーンを形成することで、デザイン変更等のために前側部材を取り替えた場合でもスピーカーの出力部とスピーカーホーンとの位置関係が変わることがなく、良好な音響効果を発揮させることができる。
請求項2に係る発明は、
前記ベース部材および前記前側部材は、当該ベース部材に対して前側部材を所定方向にスライド移動可能に支持するガイド部を備え、当該ガイド部に沿って前側部材をスライド移動することで前記前側部材を前記ベース部材に取り付け可能に構成され、
前記第1ホーン部および第2ホーン部の接続口を、前記スライド移動方向に対して傾斜させるよう構成したことを要旨とする。
このように、第1ホーン部および第2ホーン部の接続口を、ベース部材に対する前側部材の取り付け時のスライド移動方向に対して傾斜させることで、ベース部材を取り付ける際に第1ホーン部と第2ホーン部とを擦り合わせて密着させることができ、良好な音響効果を発揮させることができる。
請求項3に係る発明は、
前記第1ホーン部の接続口を前上方側に開口するよう当該接続口の開口端を前端から後方へ向けて上方傾斜する傾斜状に形成すると共に、前記第2ホーン部の接続口を後下方側に開口するよう当該接続口の開口端を後端から前方へ向けて下方傾斜する傾斜状に形成したことを要旨とする。
このように、第1ホーン部の接続口を前上方側に開口するよう当該接続口の開口端を前端から後方へ向けて上方傾斜する傾斜状に形成すると共に、第2ホーン部を当該第1ホーン部に合わせた傾斜状に形成することで、前側部材の自重により第1ホーン部の接続口に第2ホーン部の接続口を密着させることができ、良好な音響効果を発揮させることができる。
本発明に係る遊技機によれば、スピーカーとホーンとを適切な位置関係で位置させることができる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る前枠ベース部材における上枠部の前面を示す拡大図であって、(a)は、上枠部に取付基材を取り付けた状態を示し、(b)は上枠部から取付基材を取り外した状態を示す。なお、左側の第1のホーン部材はシール材の図示を省略してある。 図2のA−A線位置での断面図であって、枠装飾カバーを取り付けた状態を示す。 取付基材と、第2のホーン部材と、枠装飾カバーとを分解した状態で示す断面図である。 (a)は図2のA−A線位置での断面図であって、第1のホーン部材を配設した前枠ベース部材に、第2のホーン部材を配設した取付基材を取り付ける状態を示し、(b)は、ガイド部を示す概略断面図である。 (a)は、前枠ベース部材の左枠部における中段スピーカーの取付位置を拡大した背面図であり、(b)は、(a)のB−B線位置での断面図である。 (a)は前枠を下段スピーカーの配置位置で横断した概略断面図であり、(b)は下段スピーカーと下部箱体とを示す分解斜視図である。 別実施例に係る第1ホーン部の接続口および第2ホーン部の接続口を拡大して示す断面図であって、(a)は前枠ベース部材に第2のホーン部材を配設した取付基材を取り付ける状態を示し、(b)は前枠ベース部材に取付基材を取り付けた状態を示す。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機10を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前方へ開口するよう形成されて遊技店の図示しない設置枠台に設置される基体と、前記基体の前側開口を覆うよう当該基体に対して開閉可能に支持されて遊技機前面を形成する前面部材とを備えており、当該基体や前面部材を設置基材として各種部材を設置することで遊技機が構成されるようになっている。具体的に、パチンコ機10の基体は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される期待としての外枠11の開口前面側に、本体枠としての中枠12がヒンジ18を介して開閉および着脱可能に組み付けて構成されており、当該中枠12に遊技盤20が着脱可能に配設されると共に、当該遊技盤20に各種演出部が設けられている。なお、演出部としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置や、ドラム式の図柄表示装置、ドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な演出表示部や可動体(何れも図示せず)等である。
そして、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の前側で前後に開口する窓口13aが形成された前枠13がヒンジ18を介して開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護部材17が窓口13aを後方から覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から目視可能な状態で保護している。すなわち、前枠13の窓口13a(透視保護部材17)の後方に臨むよう前記遊技盤20の演出部が位置して、当該前枠13の窓口13a(透視保護部材17)を介して前側から目視し得るようになっている。また、前記外枠11と中枠12とおよび中枠12と前枠13の夫々は、前記ヒンジ18とは反対側の側部(開放端)に設けられた施錠機構19により相互に閉鎖した閉鎖状態に保持されて、パチンコ機10の前面側から鍵により解錠操作することで開放し得るよう構成されている。そして、前枠13の前面下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14および下球受け皿15が上下に離間して設けられており、前枠13と一体的に上下の球受け皿14,15を中枠12に対して開閉可能に構成されている。この球受け皿14,15は、上方に開口した球貯留部14a,15aを備えた皿状部材であり、各球貯留部14a,15aに所定数のパチンコ球を貯留可能になっている。
図1に示すように、前記パチンコ機10の前面右下部には、中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動させる操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置(図示せず)が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域に向けて1球ずつ発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を調節することで、前記遊技領域へのパチンコ球の発射位置(到達位置)を任意に変更し得るようになっている。また、実施例では、上下の球受け皿14,15を前枠13に設けるよう構成したが、当該上下の球受け皿14,15の一方または両方を前記中枠12の前面に対して個別に開閉可能に組み付けるようにしてもよく、また球受け皿を1つだけ備える構成とすることも可能である。
前記遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材の前面(盤面)に、略円形状に湾曲させた案内レール21が配設されており、該案内レール21により遊技領域が略円形に画成されている。この遊技盤20には、各種の遊技盤20設置部品が取り付けられると共に、遊技領域の最下部位置には、該遊技領域に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口が開設されている。実施例の遊技盤20には、遊技領域の略中央に、前後に開口するセンター役とも称される枠状装飾体が取り付けられ、該枠状装飾体の開口部を介して演出表示部が遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。
また、前記遊技盤20には、前記遊技盤20設置部品として、パチンコ球が入賞可能な各種の入球部(始動入賞部、特別入賞部等)や、装飾部品等の各種の遊技盤20設置部品が設けられており(何れも図示せず)、遊技領域に打ち出されたパチンコ球が入賞部に入賞することで、遊技者に有利な大当り遊技等の特別遊技状態を生起させるか否かの当否判定や、所定数の賞球の払い出し等が行われることで、所期の遊技が行われるようになっている。具体的に、パチンコ球の入球(入賞)を契機として当否判定が行われる始動入賞部や、大当りの発生に伴ってパチンコ球が入球(入賞)可能となる特別入賞部等が遊技盤20に配設されている。
前記前枠13は、中枠12の外郭形状に略合致する板状に形成された前枠ベース部材30に前後方向に開口する窓口13aが開設されている。そして、前記前枠ベース部材30において窓口13aの上縁側を形成する上枠部31、左縁側を形成する左枠部(図示せず)および右縁側を形成する右枠部33の前側に、前方に膨出して後側に開放する枠装飾カバー36が夫々配設されている。また、前記前枠ベース部材30において窓口13aの下縁側を形成する下枠部34の前面に、パチンコ球を貯留可能な皿状の前記上球受け皿14および下球受け皿15が上下の位置関係で配設されると共に、当該下球受け皿15の右側方に前記操作ハンドル16が配設されている。また、前記前枠ベース部材30の下枠部34には、前記上球受け皿14の上面および前面を覆う上球皿装飾カバー37が配設されると共に、下球受け皿15および下段スピーカー70(後述)の前面側を連続的に覆う下球皿装飾カバー38が取り付けられている。すなわち、前枠13の窓口13aは、上および左右の枠装飾カバー36と上球皿装飾カバー37とによって囲まれるように形成されて、これら装飾カバーにより窓口13aの周囲の意匠面を構成すると共に、該上球皿装飾カバー37や下球皿装飾カバー38によって前枠13の下部側の意匠面を構成している。なお、各枠装飾カバー36の内側には、前面に発光体を実装した発光基板(図示せず)が夫々配設されており、当該発光体の光によって枠装飾カバー36を内側から発光させ得るよう構成されている。
ここで、前記上枠部31の枠装飾カバー36は、前記左枠部32および右枠部33の枠装飾カバー36よりも前後寸法が嵩高くなるよう形成されている。具体的には、上枠部31の枠装飾カバー36は、上球受け皿14の球貯留部と上下に重なる位置まで前側に飛び出た立体形状に形成される一方で、前記左枠部32および右枠部33の枠装飾カバー36は、上球受け皿14の球貯留部より後方に位置する形状に形成されており、立体的な意匠形状を確保しつつ上球受け皿14の球貯留部に貯留されたパチンコ球に遊技者が容易に触れられるようになっている。また、上球皿装飾カバー37において左枠部32および右枠部33の枠装飾カバー36に連なる上面装飾部17aも同様に、上球受け皿14の球貯留部14aより後方に位置する形状に形成されている。
図1に示すように、前記前枠13は、遊技に関する効果音や音声、警告音などの各種の音を出力し得るスピーカー40,60,70を複数備えている。このスピーカー40,60,70は、窓口13aの上部側と下部側とに分けて配置され、実施例では遊技盤20の遊技領域が臨む前記窓口13aの上部側と下部側との夫々にスピーカー40,60,70が配設されている。具体的に、前枠13における上枠部31に左右に離間して2基のスピーカー(上段スピーカー40という)が配設されると共に、前枠13の左枠部32および右枠部33の下部の夫々に1基ずつスピーカー(中段スピーカー60という)が配設されている。更に、実施例の前枠13には、前記前枠13ベースにおける前記下球受け皿15および操作ハンドル16の間のスペースにスピーカー(下段スピーカー70という)が配設されている。すなわち、実施例の前枠13には、窓口13aの四隅に位置するよう上段スピーカー40および中段スピーカー60が配設されると共に、高さ位置の異なる複数の段階にスピーカー40,60,70が配設されて、立体的な広がりのある音を再現できるようになっている。ここで、前記上段スピーカー40および下段スピーカー70には、音を出力する振動板からなる出力部40a,70aを支持するフレーム体40b,70bに開口部40c,70cを有して当該出力部40a,70aの裏側空間が開放したスピーカーが用いられると共に(図3、図7参照)、前記中段スピーカー60には、出力部60aを支持するフレーム体60bにより当該出力部60aの裏側空間を密閉するよう構成したスピーカーが用いられている(図6参照)。
前記窓口13aの上部に設けられた上段スピーカー40は、部品構成および前枠13に対する設置構成が基本的に同じであることから、主として右側に位置する上段スピーカー40を参照して説明し、左側に位置する上段スピーカー40については説明を省略する。
図2〜図5に示すように、前記前枠ベース部材30の上枠部31には、左右に離間する位置に上段スピーカー40の取付部(第1のスピーカー取付部41)が形成されている。この第1のスピーカー取付部41は、前枠ベース部材30の上縁に向かうにつれて前側に偏倚する傾斜状に形成されると共に、前後に開口するよう開口部(スピーカー用開口部41a)が形成されており、当該スピーカー用開口部41aに出力部40aを臨ませた状態で前記段スピーカーが第1のスピーカー取付部41の後面側に取り付けられている。すなわち、上段スピーカー40は、出力部40aを前側下方に向けた姿勢で、前記第1のスピーカー取付部41の後面側に配設されている。
また、前記前枠ベース部材30の後面には、前方に開口する上部箱体42(箱体)が前記上段スピーカー40の後方を覆うよう取り付けられており、当該前枠ベース部材30および上部箱体42により上段スピーカー40のエンクロージャーを構成するようになっている。この上部箱体42における前枠ベース部材30との当接端部には、ゴム等からなるシール材 (図示せず)が設けられており、上段スピーカー40における出力部40aの裏側に密閉された空気室42aを有するエンクロージャーが構成される。なお、上部箱体42は、合成樹脂等により光を透過可能に構成されている。すなわち、上部箱体42を介して内部の上段スピーカー40を目視し得るようになっている。なお、前記上部箱体42は、前記上段スピーカー40の配置位置において透視保護部材17の前面より後方へ突出するよう構成されている。また、前記上部箱体42は、左右の上段スピーカー40の後方を一体的に覆うよう構成されており、これにより上部箱体42により画成される空気室42aの容積を確保している。
また、図2〜図5に示すように、前記前枠13には、前記上段スピーカー40の出力部40a側にスピーカーホーン46,51が設けられている。このスピーカーホーンは、複数のホーン部材に設けられたホーン部が繋がる(連結する)ことで1つのホーンを形成するようになっている。具体的に、前記上段スピーカー40の出力部40aの前側に位置する第1ホーン部46が形成された第1のホーン部材45と、当該第1ホーン部46の前側に位置する第2ホーン部51が形成された第2のホーン部材50とを備えており、当該第1ホーン部46と第2ホーン部51とが繋がることで1つのスピーカーホーンを形成している。
ここで、前記第1のホーン部材45は、第1ホーン部46の後方開口を前記スピーカー用開口部41aに整合させた状態で前記前枠ベース部材30の第1のスピーカー取付部41の前面側に取り付けられている。すなわち、上段スピーカー40の出力部40aが第1ホーン部46の内側に臨んで、当該上段スピーカー40の音が第1ホーン部46の内側に出力されるようになっている。また、前記第1のホーン部材45には、前記第2ホーンが繋がる前記第1ホーン部46の前方開口(接続口46a)の開口端部にゴム等の弾性を有するシール材47が取り付けられている。なお、シール材47には、第1ホーン部46の接続口46aに合わせた開口部57aが形成されており、当該第1ホーン部46の接続口46aをシール材47で塞がないよう構成されている。
また、前記第2のホーン部材50は、図2〜図5に示すように、前記前枠ベース部材30の前面側に配設される取付基材55(前側部材)に取り付けられている。この取付基材55は、前記前枠ベース部材30における上枠部31の前面に着脱可能に配設されるよう構成されて、当該取付基材55に対して前記窓口13aの上縁側を装飾する前記枠装飾カバー36や発光基板が配設されるようになっている。すなわち、装飾部としての枠装飾カバー36を有する取付基材55に第2ホーン部51を設けてある。
この前記取付基材55は、前記前枠ベース部材30の左右の第1のスピーカー取付部41に取り付けられた左右の第1のホーン部材45の間に亘って延在すると共に、各第1のホーン部材45の前側を覆うよう形成されている。また、前記取付基材55には、各第1ホーン部46の接続口46aと対応する位置に取付口55aが形成されており、前記第1ホーンが繋がる第2ホーン部51の後方開口(接続口51a)を前記取付基材55の取付口55aに整合させた状態で当該取付基材55の前面側に前記第2のホーン部材50が取り付けられている。これにより、前枠ベース部材30に設けた第1ホーン部46と、取付基材55に設けた第2ホーン部51とが繋がって(連結して)、全体で1つのスピーカーホーンを形成している。また前記取付基材55を前枠ベース部材30に取り付けた状態で、前記第1ホーン部46の接続口46aに設けたシール材47が取付基材55の取付口55aの開口縁に当接するよう構成され、第1ホーン部46と第2ホーン部51とが気密状態で繋がるようになっている。
ここで、図2、図5に示すように、前記前枠ベース部材30および前記取付基材55には、当該前枠ベース部材30に対して取付基材55を所定方向にスライド移動可能に支持するガイド部57,58が形成されており、ガイド部57,58に沿って取付基材55をスライド移動することで前枠ベース部材30に対して取付基材55を着脱し得るよう構成されている。具体的に、前記前枠ベース部材30には、前記上枠部31の前面に上下方向に延在する第1のガイド部57が左右に離間する位置に設けられると共に、前記取付基材55の後面側には、上下方向に延在する第2のガイド部58が左右に離間する位置に形成されており、当該第1のガイド部57に第2のガイド部58を沿わせるように取付基材55を上下方向にスライド移動することで着脱し得るようになっている。ここで、前記各第1のガイド部57は、前枠ベース部材30から前方へ突出すると共に上下方向に延在する第1支持部57aと、当該第1支持部57aの突出端に設けられて他方の第1のガイド部57から離れる方向に延在する第1突出部57bとから断面L字状に形成され、当該第1突出部57bと前枠ベース部材30との間に溝を形成するよう構成されている。同様に、前記各第2のガイド部58は、前記取付基材55から後方へ突出すると共に上下方向に延在する第2支持部58aと、当該第2支持部58aの突出端に設けられて互いに近接する方向に延在する第2突出部58bとから断面L字状に形成されており、前記第1のガイド部57により形成される溝に第2突出部58bを上方から差し込むことで、取付基材55を上下方向にスライド移動可能に支持している。なお、前記ガイド部の構成は、これに限られるものではなく、従来公知のガイド構成を採用できる。
ここで、図2に示すように、前記第1のスピーカー取付部41に取り付けた前記第1ホーン部46の接続口46aは、前上方側に向けて開口するよう形成されると共に、当該第1ホーン部46の接続口46aに合わせて、前記第2ホーン部51の接続口51aは、後下方側に開口するよう形成されている。すなわち、前記第1ホーン部46および第2ホーンは、夫々の接続口46a,51aがなす接続面が前記取付基材55のスライド移動方向(すなわち上下方向)に対して傾斜するよう構成されている。すなわち、取付基材55を前枠ベース部材30に取り付ける際の取付移動方向(すなわち下方移動)に対し、当該取付移動方向の前方に向かうにつれて前枠13の前方に傾斜するよう各接続口46a,51aがなす接続面が形成される。より具体的には、具体的には、前記第1ホーン部46の接続口46aは、当該接続口46aの開口端を前端から後方へ向けて上方傾斜する傾斜状に形成されており、前記第2ホーン部51の接続口51aは、当該接続口51aの開口端を後端から前方へ向けて下方傾斜する傾斜状に形成されている。すなわち、取付基材55を前枠ベース部材30に取り付けるよう前記ガイドに沿って移動させることで、第1ホーン部46の接続口46aに第2ホーン部51の接続口51aが擦り合わせるよう密着すると共に、また取付基材55を前枠ベース部材30に取り付けた状態では、その自重により第1ホーン部46の接続口46aに第2ホーン部51の接続口51aが押し当てられて両接続口46a,51aの気密性を維持し得るようになっている。なお、実施例における擦り合わせや押し当ての対象は、より正確にはシール材47の開口部47aと取付基材55の取付口55aである。
前記中段スピーカー60は、部品構成および前枠13に対する設置構成が基本的に同じであることから、主として右側に位置する中段スピーカー60を参照して説明し、左側に位置する中段スピーカー60については説明を省略する。
前記前枠ベース部材30の左枠部32および右枠部33には、図6に示すように、下端部側に前記中段スピーカー60の取付部(第2のスピーカー取付部61)が形成されている。前記第2のスピーカー取付部61は、前記前枠ベース部材30に前後に貫通するよう形成した開口部(スピーカー設置開口部62)の開口縁から前方へ突出するよう設けられて、当該第2のスピーカー取付部61の突出端部に中段スピーカー60が取り付けられている。すなわち、前記中段スピーカー60は、前記スピーカー設置開口部62に位置して、中段スピーカー60の前端側が前枠ベース部材30の前面から突出すると共に、当該中段スピーカー60の後端側が前枠ベース部材30の裏側に突出するよう配置されている。すなわち、前枠ベース部材30のスピーカー設置開口部62に中段スピーカー60を配置させることにより、透視保護部材17の前面より中段スピーカー60を前側に位置させてある。なお、中段スピーカー60は、その配設位置に合わせて前記上球皿装飾カバー37の上面装飾部37aに形成された開口に臨むよう構成されて、中段スピーカー60から機前面側に音を出力し得るようにしてある。
また、前枠13に配設された透視保護部材17が中段スピーカー60の後方に重なるように位置しており、当該中段スピーカー60の裏側を透視可能に覆っている。なお、図6の符号75は、前記透視保護部材17の下端部を支持する支持台を示している。前記前枠ベース部材30の裏側には、前記透視保護部材17との間に、前記中段スピーカー60の後方を覆う保護カバー65が配設されている。この保護カバー65は、透明な合成樹脂等により形成された板状の部材であり、当該保護カバー65を介して前枠13の後方から中段スピーカー60を目視し得るようになっている。すなわち、前枠13に透視保護部材17を着脱する際に、中段スピーカー60に対して透視保護部材17が接触するのを当該保護カバー65により防止している。この保護カバー65には、前記窓口13aから離間する縁部側に、後方へ突出する段差状部66が設けられており、当該段差状部66により前記中段スピーカー60の配設空間および下方に開口する配線挿通部66aが形成され、当該配線挿通部66を介して前記中段スピーカー60に接続する配線Hが前枠13の後方へ導出されて、図示しない制御基板に接続するようになっている。また、前記段差状部66は、前記透視保護部材17の外周縁部に対向位置するよう設けられて、当該段差状部66により透視保護部材17の横方向への移動を規制すると共に、透視保護部材17を前枠13に取り付ける際には、透視保護部材17の下端部を支持台75した状態で、透視保護部材17の外周縁部を保護カバー65の段差状部66に当接することで、透視保護部材17を位置合わせし得るようになっている。
また、図7に示すように、前記下段スピーカー70は、下球受け皿15の側部(右側部)に隣接する位置に設置されている。前記下段スピーカー70は、端面を互いに当接させて組み合わせた複数の構成体71aによって空気室71aを内部画成した下部箱体71(箱体)の内部に位置するよう配設されており、当該下部箱体71が下球受け皿15の右側部に位置するよう前記前枠ベース部材30の下枠部34に取り付けられている。実施例の下部箱体71は、前後2つの構成体71aによって空気室71aを画成している。また、下部箱体71の前面には、スピーカー開口72が開設されており、このスピーカー開口72に出力部70aを整合させた状態で下段スピーカー70が下部箱体71の内側に取り付けられている。すなわち、下段スピーカー70は、その出力部70aをスピーカー開口72を介して前側に臨ませた状態で下部箱体71の空気室71a内に収容されている。また、下段スピーカー70は、その前面(下部箱体71の前壁面)が上球受け皿14および下球受け皿15の前面と略同じ位置にあるように配置され、パチンコ球を貯留するために前方へ張り出す下球受け皿15によって前枠ベース部材30の前側に生じるスペースに、下段スピーカー70が収容されるよう構成されている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用について説明する。
前記前枠13の前面側に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作することでパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域内に打ち出され、当該遊技領域を流下するパチンコ球が入球部(始動入賞部)に入賞することを契機として当否判定が行われ、当該当否判定の判定結果に応じて前記演出表示部で図柄変動を実行したり、上段スピーカー40や中段スピーカー60、或いは下段スピーカー70から音を出力して所用の遊技演出が実行される。
前記パチンコ機10には、各種の音を出力するスピーカー40,60,70の全てを前枠13に配設してあるから、スピーカー40,60,70を遊技者側に近付けて、スピーカー40,60,70から出力した音の認識度を向上させることができる。例えば中枠12にスピーカーを設置した場合には、中枠12に設置スペースを要するばかりでなく、前枠13に音を前側に通すための空間を付随して確保しなければならない。実施例のパチンコ機10によれば、全てのスピーカー40,60,70を前枠13に配設してあるので、中枠12にスピーカーを設置するためのスペースが不要となるばかりでなく、またそれに付随したスペースをも省略できる。また、スピーカー40,60,70を遊技者に近づけることができ、良好な音質の音による効果的な演出をなし得る。
また、前枠ベース部材30に第1ホーン部46を有する第1のホーン部材45を配設すると共に、当該前枠ベース部材30に対して着脱可能な取付基材55に対して第2ホーン部51を有する第2のホーン部材50を配設して、前枠ベース部材30に取付基材55を取り付けた際に第1ホーン部46と第2ホーン部51とが繋がって(連結して)、上段スピーカー40のスピーカーホーンを形成するようにしてある。すなわち、枠装飾カバー36が設けられた取付基材55を取り替えることによりパチンコ機10のデザイン等を容易に変更し得る一方で、デザイン変更等のために取付基材55を取り替えた場合でも上段スピーカー40の出力部40aとスピーカーホーン(第1ホーン部46)との位置関係が変わることがなく、良好な音響効果を発揮させることができる。また、取付基材55に第2ホーン部51(第2のホーン部材50)を設けることで、枠装飾カバー36とスピーカーホーン(第2ホーン部51)とを容易に整合させることができると共に、枠装飾カバー36の形状等に合わせた形状にスピーカーホーン(第2ホーン部51)を形成することができるから、デザインの自由度が高まる。
また、第1ホーン部46および第2ホーン部51は、夫々の接続口46a,51aがなす接続面が前記取付基材55のスライド移動方向(すなわち上下方向)に対して傾斜するよう構成してあるから、前枠ベース部材30を取り付ける際に第1ホーン部46の接続口46a(シール材47の開口部47a)と第2ホーン部51の接続口51a(取付基材55の取付口55a)とを擦り合わせるようにして密着させることができ、良好な音響効果を発揮させることができる。また、第1ホーン部46の接続口46aにシール材47を設けたことにより、第1ホーン部46の接続口46a(シール材47の開口部47a)と第2ホーン部51の接続口51a(取付基材55の取付口55a)との密着性が高まり、第1ホーン部46と第2ホーン部51とに分割した状態でも、スピーカーホーンとしての性能を損なうことがなく、優れた音響効果を実現できる。
特に、第1ホーン部46の接続口46aを開口端の前端から後方へ向けて上方傾斜する傾斜状に形成し、第2ホーン部51の接続口51aを開口端から後端から前方へ向けて下方傾斜する傾斜状に形成することで、取付基材55の自重により第1ホーン部46の接続口46a(シール材47の開口部47a)に第2ホーン部51の接続口51a(取付基材55の取付口55a)を密着させて良好な音響効果を発揮させることができる。
また、上段スピーカー40の裏側に上部箱体42を設けてエンクロージャーを形勢するようにしたことで、空気室42aの内容積を充分に確保し得ると共に、当該上部箱体42を左右の上段スピーカー40裏側を囲むようにすることで、空気室42aの内容積を確保しつつ前枠13の裏面からの箱体の突出を抑えることができる。このため、上部箱体42の裏側に位置する中枠12側に配設可能なスペースを確保することができる。
また、上球受け皿14の周囲は、当該上球受け皿14に貯留したパチンコ球を遊技者が触れやすくする必要があり、前枠ベース部材30に対する前方への突出幅が低い装飾にせざるを得ない。ここで、中段スピーカー60は、出力部60aを支持するフレーム体60bにより当該出力部60aの裏側空間を密閉するよう構成してあるから、当該中段スピーカー60の裏側にエンクロージャーを形成するための箱体を別途設ける必要がなく、中段スピーカー60の設置に要する前後スペースを抑制することができる。このため、前枠ベース部材30に対する前方への突出幅が低い装飾にせざるを得ない位置にもスピーカーを設置しつつ良好な音響効果を実現することができる。また、遊技者が触れるパチンコ球を貯留する上球受け皿14の配置側に中段スピーカー60が位置することで、より高い音響効果を実現できる。
また、上段スピーカー40や下段スピーカー70として、出力部40a,70aを支持するフレーム体40b,70bに開口部40c,7cを有して当該出力部40a,70aの裏側空間が開放したスピーカーを採用し、その裏側を夫々の箱体42,71で密閉してエンクロージャーを形成するよう構成することで、これら上段スピーカー40や下段スピーカー70の空気室42a,71aを中段スピーカー60と比べて格段に大きくすることができる。すなわち、上段スピーカー40と、中段スピーカー60と、下段スピーカー70とで異なる音域の音を再生可能なスピーカーを採用することができるから、パチンコ機10全体として再現可能な音域の幅を拡げて良好な音響効果を実現できる。
また、中段スピーカー60の裏側を透視保護部材17で透視可能に覆うことで、中段スピーカー60を透視保護部材17で保護しつつその状態を目視により容易に確認することができる。また、中段スピーカー60と透視保護部材17との間に保護カバー65を設けることにより、透視保護部材17が取り付けられていない状態であっても中段スピーカー60を保護カバー65で保護しつつその状態を目視により容易に確認することができる。
また、この保護カバー65に段差状部66を設けることにより、透視保護部材17の横方向への移動を規制して前枠13に安定して透視保護部材17を設置し得ると共に、透視保護部材17を前枠13に取り付ける際には、透視保護部材17の下端部を支持台75した状態で、透視保護部材17の外周縁部を保護カバー65の段差状部66に当接させて位置合わせすることができ、透視保護部材17の設置作業を容易になし得る利点がある。そして、保護カバー65により中段スピーカー60が保護されているから、透視保護部材17を設置する際に中段スピーカー60に透視保護部材17が接触するのを防ぐことができる。更に、保護カバー65に設けた凸状部を利用して中段スピーカー60の配線Hを前枠13の後方へ導出することができ、中段スピーカー60の配線処理を容易になし得る。
(別実施例)
次に、別実施例に係るパチンコ機10について説明する。なお、別実施例に係るパチンコ機10の基本的な構成は、前述した実施例との同じであることから、異なる部分についてのみ説明する。
別実施例に係るパチンコ機10のスピーカーホーンは、第1ホーン部46および第2ホーン部51の接続口46a,51aの一方側に凹状部80を形成すると共に、当該第1ホーン部46および第2ホーン部51の他方側に前記凹状部80に嵌合可能な凸状部82を形成するよう構成されている。具体的には、図8に示すように、第1ホーン部46の接続口46aの端部に凸状部82が形成されると共に、前記取付基材55の後面側(第2ホーン部51の接続口51a側)に当該凸状部82が嵌合可能な凹状部80が形成されている。前記凸状部82は、前記取付基材55のスライド移動方向に延在するよう第1ホーン部46の接続口46aの全周に亘って形成されている。そして、取付基材55の後面側には、下方に開口する凹状部80が前記取付口55aの外周側に形成されている。すなわち、取付基材55を前記ガイド部57,58に沿って下方にスライド移動することで、第1ホーン部46の接続口46a側に設けた凸状部82が、前記取付基材55の取付口55a(第2ホーン部51の接続口51a側)に形成した凹状部80に嵌合し、当該凸状部82が凹状部80に嵌合した状態で第1ホーン部46と第2ホーン部51とが繋がる(連結する)ようになっている。このように、取付基材55を前枠ベース部材30に取り付けた際に凸状部82と凹状部80とが嵌合することで、接続した第1ホーン部46および第2ホーン部51の気密性を高めることができ、良好な音響効果を発揮させることができる。なお、この別実施例では、第1ホーン部46のシール材47を省略してあるが、凸状部82を避けた位置にシール材47を設けるようにしてもよい。シール材47と併用することで、第1ホーン部46および第2ホーン部51の気密性をより高めることができる。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、ベース部材(前枠ベース部材)の上部に配設されたスピーカー(上段スピーカー)に対応して設けられるスピーカーホーンを第1ホーン部と第2ホーン部とを備えるよう構成したが、これに限られるものではなく、ベース部材の任意の位置に設けたスピーカーのスピーカーホーンに対して適用することができる。また、前面部材(前枠)の後方に位置する構成部材(中枠等)にスピーカーを配設して、前面部材を閉じた際にスピーカーの前側に位置するスピーカーホーンであっても良い。
(2) 実施例では、ベース部材(前枠ベース部材)に対して前側部材(取付基材)を着脱する際に上下方向にスライド移動させるよう構成したが、これに限られるものではなく、前後方向や左右方向等にスライド移動させて着脱する構成とすることもできる。また、前側部材(取付基材)は、ベース部材(前枠ベース部材)に対してスライド移動可能させることなく着脱可能に構成することも可能である。
(3) 実施例では、第1ホーン部および第2ホーン部の接続口の夫々を傾斜状に形成したが、必ずしも接続口を傾斜させなくともよい。また、当該接続口の傾斜方向は、任意に形成することができる。
(4) 実施例では、スピーカーホーンを第1ホーン部および第2ホーン部の2つのホーン部から構成するように下が、3つ以上のホーン部から構成するようにしてもよい。
(5) 実施例では、第1ホーン部の接続口に対して取付基材の取付口が接するよう構成したが、第1ホーン部の接続口と第2ホーン部の接続口とを直接接するよう構成することも可能である。
(6) 実施例では、振動板を支持するフレーム体に開口部を有して当該振動板の裏側空間が開放するスピーカーのスピーカーホーンを複数のホーン部から構成するようにしたが、スピーカーの種類はこれに限られるものではなく、従来公知の各種スピーカーのスピーカーホーンに適用可能である。すなわち、実施例の中段スピーカーのように、振動板を支持するフレーム体により当該振動板の裏側空間を密閉するよう構成したスピーカーのスピーカーホーンを、上部スピーカーと同様に複数のホーン部から構成するようにしてもよい。
(7) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機に設けられるスピーカーに対しても採用し得る。
また、本願には次の様な技術的思想が含まれている。
前記第1ホーン部および第2ホーン部の接続口の一方に凹状部を形成すると共に、当該第1ホーン部および第2ホーン部の他方に前記凹状部に嵌合可能な凸状部を形成し、
前記前側部材を前記ベース部材に取り付けた際に、前記凸状部が凹状部に嵌合した状態で前記第1ホーン部と第2ホーン部とが連結するよう構成することを要旨とする。
このように、前側部材をベース部材に取り付けた際に凸状部と凹状部とを嵌合させることで、接続した第1ホーン部および第2ホーン部の気密性を高め、良好な音響効果を発揮させることができる。
12 中枠(構成部材)
13 前枠(前面部材)
13a 窓口
30 前枠ベース部材(ベース部材)
36 枠装飾カバー(装飾部)
40 上段スピーカー(スピーカー)
41 振動板(出力部)
46 第1ホーン部
46a 接続口
51 2ホーン部
51a 接続口
55 取付基材(前側部材)
57 第1のガイド部(ガイド部)
58 第2のガイド部(ガイド部)

Claims (3)

  1. 機前面を形成する前面部材と、前記前面部材または前面部材の後方に位置する構成部材に設けられたスピーカーとを備えた遊技機において、
    前記前面部材は、
    演出部が臨む窓口が形成されたベース部材と、
    前記ベース部材の前面側に着脱可能に設けられて装飾部を有する前側部材と、
    前記ベース部材に設けられて前記スピーカーの出力部の前側に位置する第1ホーン部と、
    前記前側部材に設けられた第2ホーン部とを備え、
    前記前側部材を前記ベース部材に取り付けた際に、前記第1ホーン部と第2ホーン部とが連結してスピーカーホーンを形成するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ベース部材および前記前側部材は、当該ベース部材に対して前側部材を所定方向にスライド移動可能に支持するガイド部を備え、当該ガイド部に沿って前側部材をスライド移動することで前記前側部材を前記ベース部材に取り付け可能に構成され、
    前記第1ホーン部および第2ホーン部の接続口を、前記スライド移動方向に対して傾斜させるよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1ホーン部の接続口を前上方側に開口するよう当該接続口の開口端を前端から後方へ向けて上方傾斜する傾斜状に形成すると共に、前記第2ホーン部の接続口を後下方側に開口するよう当該接続口の開口端を後端から前方へ向けて下方傾斜する傾斜状に形成した請求項2記載の遊技機。
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