JP6781281B2 - 着用の際に発生する角加速に対して耐性がある計時器用発振器 - Google Patents

着用の際に発生する角加速に対して耐性がある計時器用発振器 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つの慣性要素を有する機構を有する計時器用ムーブメントに関し、前記慣性要素は、当該ムーブメントの構造に対して第1の回転軸のまわりを振動又は回転するように構成しており、かつ、前記第1の回転軸と平行である又は一致する第2の回転軸のまわりを前記構造に対して回転し少なくとも1つのエネルギー源によって与えられるトルクを受ける少なくとも1つのエネルギー分配車セットと直接又は間接的に連係するように構成している。
本発明は、さらに、前記のようなムーブメントを少なくとも1つ有する携行型時計に関する。
本発明は、計時器用機構の分野に関し、特に、ユーザー又はそれらを担持しているデバイスの運動の影響を受けやすいもの、そして、航空機のフライト、急な運動又は落とされることのような着用の状況に関連する加速に動作が影響を受けやすいものに関する。本発明は、共振器、レギュレーター又は駆動メンバーの保護を確実にすることに大きな関心がある。
スイス式レバータイプの伝統的な計時器のエスケープ機構において、エスケープ車は、変動する回転運動を行う。エスケープ車は、各振動ごとに、当初はパレットによってロックされ、そして、バレルによって与えられるトルクによって短い時間で加速され、最後に、再びロックされる。このようにロック位置にある段階が長いために、この種のエスケープには、着用の際に発生する回転加速に対して大きな耐性がある。
クリフォード式エスケープや直接同期式磁気エスケープのような一部のエスケープにおいては、エスケープ車が、止まる段階なしで、実質的に一定な速度で回転することが必要である。この連続回転には多くの利点がある。特に、エスケープのエネルギー効率を向上させることができる。なぜなら、振動ごとにエスケープ車を加速する必要がなくなるからである。反対に、このようなシステムが、着用の際に発生する回転加速の影響を受けやすくなってしまうことがある。なぜなら、エスケープ車には必ず幾分かの慣性があるからである。特に望ましくない場合において、車の正常な回転を妨げるような着用の際に発生する加速によって、一時的に車を止めてしまったり、エスケープが自己起動式でなければ永久に車を止めてしまったりすることがある。
このような着用に対する感度の課題は、クリフォード式エスケープの場合において有効に解決されていない。置き時計やアラーム時計のような固定式の計時器においてこの種のエスケープを用いることが選択されているが、このような固定式の計時器は、その言葉通り、着用による加速がまったく発生しない。
The Swatch Group Research and Development Ltdによる欧州特許EP3087435A2は、磁気エスケープを有する計時器用ムーブメントの動作を制御するデバイスを開示している。このデバイスは、共振器と、軸のまわりを回転する磁気エスケープ列とを有する。この磁気エスケープ列は、半径方向の大きさよりも大きな角度方向の大きさを有する複数の磁石を有する少なくとも1つの磁気トラックを有する。共振器は、磁気トラックに連結するように意図されている少なくとも1つの磁気的な連結要素を有する。この連結要素は、回転軸を中心とする半径方向に延在しており、共振器が待機位置にあるときに実質的に角度的に異なる向きを有している1つの部分を有するような輪郭を有する。エスケープ列が回転すると、各磁石は、連結要素の下で入り込み、徐々に特定の磁位エネルギーを蓄積する。そして、前記磁石は連結要素の下から前記部分を介して現われ、そして、連結要素は、その待機位置の近くにあったインパルスを受ける。
The Swatch Group Research & Development Ltdによるスイス特許CH709061A1は、共振器と、それぞれがトルクを受ける2つのエスケープ車セットとの間にストッパーを有するような計時器用エスケープ機構を開示している。各エスケープ車セットは、特定の区画にわたって、磁性又は強磁性であるトラックを有する。ストッパーは、そのトラックの1つの面のトラベルの方向に対して横断方向にて動く磁性又は強磁性である少なくとも1つの磁極片を有する。磁極片又はパスは、この磁極片とこの面の間に磁場を作る。磁極片は、共振器の周期的な動作によって発生するストッパーの各横断方向の運動の直前にて、トラック上の磁場障壁に遭遇する。エスケープ車セットはそれぞれ、ストッパーと交互に連係するように構成しており、直接の運動学的接続によって互いに接続される。
ULYSSE NARDINによるスイス特許CH712631A1は、発振器に第1及び第2のエスケープ車と相互作用させるようにレバーが構成しているようなエスケープを開示している。レバーが第1の位置と不安定な中間的平衡位置の間にあるときに、弾性デバイスがレバーを第1の位置に戻す。レバーが第2の位置と不安定な中間的平衡位置の間にあるときに、弾性デバイスがレバーを第2の位置に戻す。レバーは、第1及び第2のリロード用傾斜ランプを有する。第1のエスケープ車の歯は、第1のリロード用傾斜ランプを横断するときに、レバーをその第1の位置からその第4の位置まで動かす。この第4の位置は、第1の位置と不安定な平衡点の間にある。第2のエスケープ車の歯は、第2のリロード用傾斜ランプを横断するときに、レバーを第2の位置から第5の位置まで動かす。この第5の位置は、第2の位置と不安定な平衡点の間にある。
SEIKOによるスイス特許CH709328A2は、安定動作を確保しつつエネルギー移動の効率を改善するように意図されているエスケープ、計時器用ムーブメント及び計時器を開示している。エスケープは、バランス/バランスばねにエネルギーを伝達する第1のインパルスパレット石及び第2のインパルスパレット石と、入口パレットと出口パレットの石を有しておりパレットスタッフのまわりを回転することができるレバーと、第1のインパルスパレット石と接触してこのときにエネルギーが伝達されるインパルス用の第1のエスケープ車を有する第1のエスケープ車セットと、第2のインパルスパレット石と接触することができるインパルス用の第2のエスケープ車を有する第2のエスケープ車セットと、及び入口パレット石と出口パレットの石と係合すること又はこの石から離れることができ第1のエスケープ車セットと噛み合うことができる止め段階用のエスケープ車とを有する。
MONTRES BREGUETによる欧州特許EP2677372A1は、所与の幅を有する第2の歯によって形成された第2の歯列と噛み合うバックラッシ除去用の計時器用車を開示しており、これらの第2の歯は、対向している可動部品のピッチ直径上に一定の第2のピッチで連続的に配置されている。この車は、第2の歯列と噛み合うように構成している第1のピッチ円上の第1の歯列を有しており、この第1の歯列は、同一の歯の一連の対を有しており、前記第1のピッチ円上にて第1の一定のピッチで一貫して配置されている。各対は、半径方向の軸の両側にて、第1のフレキシブルな歯及び第2のフレキシブルな歯を有し、順次的に配置されている第1の歯と第2の歯の間にて第1のピッチ円上で測定される距離は、各対ごとに異なる。
SEIKOによるイギリス特許GB991742Aは、モーター全体の角運動に起因するローター速度のばらつきが補償されるような電気モーターを開示している。これは、ローターの軸と平行である又は同軸である軸のまわりに回転するようにマウントされるフライホイールを有しており、このフライホイールは、ローターとは反対方向に回転し、ローターと同じ大きさの回転速度と慣性モーメントを有するように接続されている。直流モーターは、界磁コイルにパワー供給する接点と、歯付きコイルを介してフライホイールを駆動するローターと、その歯列を介してフライホイールを駆動するローターとを有するが、その歯列を機械的、電気的又は油圧式のベルトトランスミッションによって置き換えることができる。
EBAUCHES SAによるスイス特許CH597636B5は、メインばねによって駆動され電子回路によって調整される計時器用ムーブメントを開示している。時間表示列の少なくとも一部を介してメインばねによってジェネレーターが駆動され、このジェネレーターが周波数FGの交流を発生させて、これによって、周波数分割器を介して基準周波数FRを供給する精密発振器供給を有する電子回路が、パワー供給される。周波数FG及びFR又はこれらの周波数の倍数又は約数のコンパレーターが、負荷回路に作用して、FGがFRよりも大きく、したがって、ジェネレーターを制動するときに、ジェネレーターの端子における電流が増加し、このことによって、その回転速度が安定化し、したがって、時間表示メンバーの回転速度が安定化する。
本発明は、計時器用機構のレート又は適正な動作に害を与える望まない加速に対して保護するという頻発する課題に対する単純で低コストな解決策を提供することを提案するものである。
具体的には、エスケープ車が一定速度で回転するようなエスケープにおいて、本発明は、エスケープ車セットの慣性と同じ慣性であるが反対方向に回転するような少なくとも1つの車セットを追加することを伴い、これによって、着用の際に発生する回転加速をいずれもなくす。
このために、本発明は、請求項1に記載の計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、請求項30に記載の計時器用ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、前記のようなムーブメントを少なくとも1つ有する携行型時計に関する。
添付図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点を理解することができるであろう。
フレキシブルな細長材の作用の下で振動する慣性要素を備えた細長材共振器機構を有している本発明に係る計時器用ムーブメントの部分的な概略図である。これは、エスケープ車セットを有する磁気エスケープ機構と連結しており、列を介してエネルギー源によって与えられたトルクを受ける。この慣性要素には、その周部に、エスケープ車セットの磁化領域と直接連係するように構成している磁化領域がある。このエスケープ車セットは、本発明によると、列の外部のアイドラー車である慣性車セットと噛み合う。共振器の振動は、パレットなしでの直接の同期によって維持され、ここではエスケープ車であるエネルギー分配車セットは、止まる段階なしで一定速度で回転する。 同様な共振器を有する別のムーブメントを示している図1と同様な形態の図である。これにおいて、慣性車セットは位置を調整可能であり、バレル列に組み入れられるように構成しており、破線付き矢印は、着用の際に発生する外乱を表している(ランダムな方向、強度及び回転中心)。 本発明の電気機械的な変種の実装例を示している図1と同様な形態の図である。これは、場合に応じて、コイル巻きステーターと連係する磁性ローターを有するエネルギー分配車セットに駆動トルクを伝達する機械的なバレルによってパワー供給される電気的ジェネレーターを備え、あるいはエネルギー分配車セットを駆動して計時器用機構又は表示又は針を駆動するように構成しているローターと連係するコイル巻きステーターにパワー供給する電池を有する連続回転電気モーターを備える。 エネルギー源とエスケープ車の間にて、慣性車セットがエスケープ車とは反対方向に回転するような列における位置において、慣性車セットが列の車と噛み合っているような変種を示している図1と同様な図である。 エネルギー源と本発明に係るムーブメントを有する携行型時計を示しているブロック図である。
本発明は、計時器用ムーブメント1000に関する。このムーブメント1000は、少なくとも1つの慣性要素を有する機構100を有する。この慣性要素10は、ムーブメント1000の構造12に対して第1の回転軸D1のまわりを振動又は回転するように構成している。
この少なくとも1つの慣性要素10は、第1の回転軸D1と平行である又は一致している第2の回転軸D2のまわりを構造12に対して回転する少なくとも1つのエネルギー分配車セット20と直接又は間接的に連係するように構成しており、図1のバレルのような少なくとも1つのエネルギー源300によって与えられるトルクを直接又は直接的な列40を介して受ける。
「直接的な列」とは、機構100がいくつかのエネルギー源300を有しており差動ギヤなどがこの列に組み入れられていても、エネルギー分配車セット20の直前に、この列の最後の車セットが1つだけしかないことを意味している。
図面には、単一のエネルギー分配車セットである特定の場合(これに限定されない)を示している。
本発明によると、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、少なくとも1つの慣性車セット30と直接または間接的に噛み合っており、この慣性車セット30は、慣性要素10と異なっており又は複数ある場合は各慣性要素10と異なっており、構造12に対して第3の回転軸D3のまわりを回転する。
この少なくとも1つの慣性要素30は、さらに、各エネルギー源300と異なっている。また、これは、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット20が列40を介して少なくとも1つのエネルギー源300によって与えられるトルクを受ける場合に列40とも異なる。
この第3の回転軸D3は、第2の回転軸D2と平行である又は一致している。各慣性車セット30は、エネルギー分配車セット20とは反対方向に回転するように構成しており、慣性車セット30の合計慣性は、エネルギー分配車セット20の慣性の60〜140%である。
特に、慣性車セット30の合計慣性は、エネルギー分配車セット20の慣性の90〜110%である。
エネルギー分配車セット20の慣性に値が近いほど、着用の際に発生する角加速に対する耐性が良好になる。好ましくは、慣性車セット30は、その慣性値を精密調整する手段を有し、これには、例えば、図2において、第3の回転軸D3を中心とする同じ半径上にある穴の配列があり、これらの穴は、所望の慣性調整のために適切な質量の挿入物を受けるように構成している。優れた結果が得られ、慣性車セット30の合計慣性は、エネルギー分配車セット20の慣性の90〜102%であった。
また、特に、慣性車セット30の合計慣性は、エネルギー分配車セット20のものと等しい。
このような車セットを追加したことによって発生するエネルギー損失を最小限にするために、例えば、少なくとも1つのフレキシブルな歯車などを有するバックラッシのないギヤを作ることによってトランスミッションを改良することが有利である。
好ましくは、少なくともエネルギー分配車セット20又は1つの慣性車セット30には、それぞれが歯列部分を有する2つの重なり合った半車の両方によって形成された半歯列又は歯列部分を分離するスロット溝付き歯を有するフレキシブルなバックラッシ除去歯列がある。
変種の1つにおいて、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、1つの慣性車セット30又は各慣性車セット30と直接噛み合う。
別の変種において、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して少なくとも1つの慣性車セット30と間接的に噛み合う。このトランスミッション車セットは、慣性要素10と異なっており、各エネルギー源300と異なっており、さらには、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20が列40を介して少なくとも1つのエネルギー源300によって与えられるトルクを受ける場合に列40とも異なっている。
別の変種において、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して各慣性車セット30と間接的に噛み合う。このトランスミッション車セットは、慣性要素10と異なっており、各エネルギー源300と異なっており、さらには、この少なくとも1つのエネルギー分配車セット20が列40を介して少なくとも1つのエネルギー源300によって与えられるトルクを受ける場合に列40とも異なっている。
変種の1つにおいて、少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、列40によって前記少なくとも1つのエネルギー源300に接続され、少なくとも1つの慣性車セット30は、列40の車と直接又は間接的に噛み合っておりエネルギー分配車セット20とは反対方向に回転する列40の外部の車である。
特に、少なくとも1つの列40の外部の車は、列40の車と直接噛み合う。
特に、少なくとも1つの列40の外部の車は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して列40の車と間接的に噛み合い、このトランスミッション車セットは、慣性要素10と異なっており、各エネルギー源300と異なっており、さらには、列40とも異なっている。
また、特に、各慣性車セット30は、列40の車と直接又は間接的に噛み合っておりエネルギー分配車セット20とは反対方向に回転する列40の外部の車である。
特に、機構100がトランスミッション車セットを有する場合、少なくとも1つのこのようなトランスミッション車セットは、フレキシブルなバックラッシ除去歯列を有する。
具体的には、少なくとも1つの慣性車セット30、又はより詳細には、各慣性車セット30は、アイドラー車である。
特に、エネルギー分配車セット20は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して少なくとも1つの慣性車セット30と間接的に噛み合う。また、特に、少なくとも1つのトランスミッション車セットは、フレキシブルなバックラッシ除去歯列を有する。
特に(排他的ではない)、図1及び2に示しているように、慣性車セット30は1つしかない。
具体的には、好ましくは、慣性車セット30が1つしかなく、エネルギー分配車セット20と直接噛み合っていない場合、慣性車セット30の慣性Riとエネルギー分配車セット20の慣性Rrefの間の比Ri/Rrefは、エネルギー分配車セット20の公称回転速度Vrefと慣性車セット30の公称回転速度Viの間の比Vref/Viと等しい。
特定の実施形態において、少なくとも、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット20と直接噛み合わない慣性車セット30の第3の回転軸D3は、第2の回転軸D2と一致している。
特定の実施形態において、少なくとも第3の回転軸D3は、第1の回転軸D1と一致している。
このように、図1は、エネルギー分配車セット20が列40によってエネルギー源300に接続しており、少なくとも1つの慣性車セット30又は各慣性車セット30が列40の外部のアイドラー車であるような変種を示している。
別の変種において、エネルギー分配車セット20は、列40によって前記少なくとも1つのエネルギー源300に接続しており、少なくとも1つの慣性車セット30又は各慣性車セット30は、図2の変種に示しているように、列40の一部を形成している車である。この変種によって、エネルギー分配車セット20と反対方向に回転することを前提に、慣性車セット30、少なくとも1つの慣性車セット30又は各慣性車セット30と噛み合うバレル列(図示せず)を用いて、図4に示しているように、1つの車がこのバレル列の車と噛み合っているような構成が可能になる。
特に、機構100とエネルギー分配車セット20は、エネルギー分配車セット20の止まらない連続的な回転を確実にするように構成している。
特に、機構100とエネルギー分配車セット20は、前記少なくとも1つのエネルギー源300によって与えられるトルクの値に、一定な比例定数で、比例する速度でのエネルギー分配車セット20の回転を確実にするように構成している。
特に、図2に示しているように、慣性車セット30は、構造12に対して動く中間プレート50上で回転し、この中間プレート50は、オブロング状の溝/ピン、及び/又は偏心的なねじのような、構造12に対して第3の回転軸D3の位置を調整する手段51を有する。
特定の実施形態において、特に、図面に示しているいくつかの変種において、各慣性車セット30は、慣性車セット30と各慣性要素10の間に配置されたエネルギー分配車セット20によっていずれの慣性要素10からも分離される。この応用例は、磁気的エスケープのような非接触のエスケープ機構に非常に適している。
別の特定の実施形態は、自然なエスケープ機構のような他の構造に関し、これにおいては、反対に、少なくとも1つの慣性車セット30は、少なくとも1つの慣性要素10に直接又は間接的にエネルギーを伝達するように構成している。
特に、エネルギー分配車セット20は、1つのみである。
特定の変種において、機構100は、ムーブメント1000の構造12に対して第1の回転軸D1のまわりを振動するように構成している少なくとも1つの慣性要素10を有する共振器機構であり、この共振器機構は、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット20と直接又は間接的に連係するように構成している。
特に、共振器機構には、ストッパーがなく、特にパレットがない。
特に、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット20は、図1及び2の変種におけるようなエスケープ車である。
別の特定の変種において、機構100は、渦電流及び/又は戻しばね及び/又は機械的摩擦及び/又は空気力学的摩擦を利用する調整手段を有するストライク機構調整機構である。
図3に示している別の特定の変種の1つにおいて、機構100は、少なくとも1つのコイル巻きステーター61と連係するように磁場が構成している磁性区画があるローター60を有するエネルギー分配車セット20に駆動トルクを伝達する機械的なバレルによってパワー供給される電気的ジェネレーターを有するか、あるいは計時器用機構又は表示又は針を駆動するように前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット20を駆動するように構成しているローター60の磁性区画によって伝達される磁場と連係するように構成しているコイル巻きステーター61にパワー供給する電気的パワー供給手段又は少なくとも1つの電池を有する連続回転電気モーターを有する。
具体的には、少なくとも1つの慣性車セット30は、少なくとも1つのコイル巻きステーター61と連係するように磁場が構成している磁性区画があるローター60を有する。
本発明は、さらに、この種のムーブメント1000を少なくとも1つ有する携行型時計2000に関する。当然、この携行型時計は、腕時計、懐中時計、又は乗り物、航空機、自動車又は船舶用の時計、例えば、マリンクロノメーター、であることができる。
本発明によって、慣性車セットを追加することによって、既存のムーブメントの経済的な変換が可能になる。これは、利用可能なスペースを利用して対処することができる。なぜなら、単一の慣性車セットを有することが必要ではなく、中間車のセットを用いて、携行型時計のケース内にてまだ利用可能な領域から最大限の恩恵を享受することができるからである。
短く書くと、エスケープ機構の特定の場合において、本発明は、ギヤ列に、エスケープ車と同じ回転をする慣性車セットを追加することを提案するものであり、この慣性車セットは、エスケープ車と同じ速度で反対方向に回転しエスケープ車と恒久的に噛み合う。
図2に示している特定の実施形態において、この慣性車セットは、エスケープ車の直前に位置している。図1に示している他の実施形態においては、ギヤ列と直列ではなく並列に用いられるアイドラー車である慣性車セットを有する。
慣性車セットをギヤ列に対して高い位置に、すなわち、バレルの近くに、配置することが理論的には可能であるが、実際においては、この慣性が(車ではなく)エスケープ車ピニオンに加えられることを補償するためには慣性がより大きくなければならず、この場合にバックラッシを除去する問題がより複雑になる。
前記の従来技術においては、直接的な列を介してエネルギー源からトルクを受けるエネルギー分配車セットであって、共振器の慣性要素のみと異なるだけでなく、エネルギー源と列とも異なる慣性車セットと噛み合い、各慣性車セットがこのエネルギー分配車セットとは反対方向に回転するように構成しているようなエネルギー分配車セットを開示することを何ら教示しておらず、本発明は、このような従来技術と比べて革新的である。
慣性分配車セットの慣性がこれに関連付けられたすべての慣性車セットの合計慣性と同じである場合、本発明は、外的加速、特に、着用に関連する角加速に対して、非常に大きな耐性を与える。
1 共振器機構
10 慣性要素
12 構造
20 エネルギー分配車セット
30 慣性車セット
40 列
50 中間プレート
51 位置を調整する手段
60 ローター
61 コイル巻きステーター
100 機構
300 エネルギー源
1000 ムーブメント
2000 携行型時計
D1 第1の回転軸
D2 第2の回転軸
D3 第3の回転軸

Claims (29)

  1. 少なくとも1つの慣性要素(10)を有する機構(100)を有する計時器用ムーブメント(1000)であって、
    前記慣性要素(10)は、当該ムーブメント(1000)の構造(12)に対して第1の回転軸(D1)のまわりを振動又は回転するように構成しており、かつ、少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)と直接又は間接的に連係するように構成しており、
    前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、前記第1の回転軸(D1)と平行である又は一致する第2の回転軸(D2)のまわりを前記構造(12)に対して回転し少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを直接又は直接的な列(40)を介して受け、
    前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、一定速度で連続的に回転するエスケープ車であり、少なくとも1つの慣性車セット(30)と直接又は間接的に噛み合い、
    この慣性車セット(30)は、前記慣性要素(10)と異なり、前記エネルギー源(300)のそれぞれと異なり、さらには、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)が列(40)を介して少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを受けている場合には前記列(40)とも異なり、
    前記少なくとも1つの慣性車セット(30)は、前記構造(12)に対して第3の回転軸(D3)のまわりを回転し、
    前記構造(12)の第3の回転軸(D3)は、前記第2の回転軸(D2)と平行である又は一致しており、
    前記慣性車セット(30)はそれぞれ、前記エネルギー分配車セット(20)とは反対方向に回転するように構成しており、
    前記慣性車セット(30)の合計慣性は、前記エネルギー分配車セット(20)の慣性の60〜140%である
    ムーブメント(1000)。
  2. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、少なくとも1つの前記慣性車セット(30)と直接噛み合う
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  3. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、前記慣性車セット(30)のそれぞれと直接噛み合う
    請求項2に記載のムーブメント(1000)。
  4. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して少なくとも1つの前記慣性車セット(30)と間接的に噛み合い、
    前記トランスミッション車セットは、前記慣性要素(10)と異なり、前記エネルギー源(300)のそれぞれと異なり、さらには、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)が列(40)を介して少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを受けているときには前記列(40)とも異なる
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  5. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、少なくとも1つのトランスミッション車セットを介して前記慣性車セット(30)のそれぞれと間接的に噛み合い、
    このトランスミッション車セットは、前記慣性要素(10)と異なり、前記エネルギー源(300)のそれぞれと異なり、さらには、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)が列(40)を介して少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを受けている場合には前記列(40)とも異なる
    請求項4に記載のムーブメント(1000)。
  6. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、列(40)によって前記少なくとも1つの慣性車セット(30)に接続しており、
    少なくとも1つの前記慣性車セット(30)は、前記列(40)の車と直接又は間接的に噛み合い前記エネルギー分配車セット(20)とは反対方向に回転する前記列(40)の外部の車である
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  7. 少なくとも1つの前記列(40)の外部の車は、前記列(40)の車と直接噛み合う
    請求項6に記載のムーブメント(1000)。
  8. 少なくとも1つの前記列(40)の外部の車は、少なくとも1つのトランスミッション車を介して前記列(40)の車と間接的に噛み合い、
    このトランスミッション車は、前記慣性要素(10)と異なり、前記エネルギー源(300)のそれぞれと異なり、さらには、前記列(40)とも異なる
    請求項6に記載のムーブメント(1000)。
  9. 前記慣性車セット(30)はそれぞれ、前記列(40)と直接又は間接的に噛み合い前記エネルギー分配車セット(20)とは反対方向に回転する前記列(40)の外部の車である
    請求項6に記載のムーブメント(1000)。
  10. 少なくとも1つの前記トランスミッション車セットは、フレキシブルなバックラッシ除去用の歯列を有する
    請求項4又は8に記載のムーブメント(1000)。
  11. 少なくとも1つの前記慣性車セット(30)又は各前記慣性車セット(30)は、アイドラー車である
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  12. 前記慣性車セット(30)を1つのみ有する
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  13. 前記慣性車セット(30)が1つのみである場合、前記慣性車セット(30)の慣性Riと前記エネルギー分配車セット(20)の慣性Rrefの間の比Ri/Rrefは、前記エネルギー分配車セット(20)の公称回転速度Vrefと前記慣性車セット(30)の公称回転速度Viの間の比Vref/Viと等しい
    請求項12に記載のムーブメント(1000)。
  14. 前記慣性車セット(30)の合計慣性は、前記エネルギー分配車セット(20)の慣性の90〜110%である
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  15. 前記慣性車セット(30)の合計慣性は、前記エネルギー分配車セット(20)のものと等しい
    請求項14に記載のムーブメント(1000)。
  16. 少なくとも前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)又は少なくとも1つの前記慣性車セット(30)は、フレキシブルなバックラッシ除去用の歯列を有する
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  17. 前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)と直接噛み合わない、1つの前記慣性車セット(30)の少なくとも1つの前記第3の回転軸(D3)は、前記第2の回転軸(D2)と一致している
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  18. 少なくとも1つの前記第3の回転軸(D3)は、前記第1の回転軸(D1)と一致している
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  19. 前記機構(100)と前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、前記エネルギー分配車セット(20)の止まらない連続的な回転を確実にするように構成している
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  20. 前記慣性車セット(30)は、前記構造(12)に対して動く中間プレート(50)上で回転し、この中間プレート(50)には、前記構造(12)に対する前記第3の回転軸(D3)の位置を調整する手段(51)がある
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  21. 少なくとも1つの前記慣性車セット(30)は、少なくとも1つの前記慣性要素(10)にエネルギーを直接又は間接的に伝達するように構成している
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  22. 前記慣性車セット(30)はそれぞれ、前記エネルギー分配車セット(20)によっていずれの前記慣性要素(10)からも分離される
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  23. 前記機構(100)は、前記慣性車セット(30)を1つのみ有する
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  24. 前記機構(100)は、少なくとも1つの慣性要素(10)を有する共振器機構であり、
    前記慣性要素(10)は、当該ムーブメント(1000)の前記構造(12)に対して前記第1の回転軸(D1)のまわりを振動するように構成しており、
    前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)と直接又は間接的に連係するように構成している
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  25. 前記共振器機構(1)にはストッパーがない
    請求項24に記載のムーブメント(1000)。
  26. 前記機構(100)は、電気機械的機構であり、この電気機械的機構は、
    少なくとも1つのコイル巻きステーター(61)と磁場が連係するように構成している磁性区画があるローター(60)を有するエネルギー分配車セット(20)に駆動トルクを伝達する機械的なバレルによってパワー供給される電気的ジェネレーターを有するか、あるいは
    計時器用機構又は表示又は針を駆動するように前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)を駆動するように構成しているローター(60)の磁性区画によって伝達される磁場と連係するように構成しているコイル巻きステーター(61)にパワー供給する電気的パワー供給手段又は少なくとも1つの電池を有する連続回転電気モーターを有する
    請求項1に記載のムーブメント(1000)。
  27. 少なくとも1つの前記慣性車セット(30)は、少なくとも1つのコイル巻きステーター(61)と連係するように磁場が構成している磁性区画があるローター(60)を有する
    請求項2に記載のムーブメント(1000)。
  28. 少なくとも1つの慣性要素(10)を有する機構(100)を有する計時器用ムーブメント(1000)であって、
    前記慣性要素(10)は、当該ムーブメント(1000)の構造(12)に対して第1の回転軸(D1)のまわりを振動又は回転するように構成しており、かつ、少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)と直接又は間接的に連係するように構成しており、
    前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、前記第1の回転軸(D1)と平行である又は一致する第2の回転軸(D2)のまわりを前記構造(12)に対して回転し少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを直接又は直接的な列(40)を介して受け、
    前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)は、一定速度で連続的に回転するエスケープ車であり、少なくとも1つの慣性車セット(30)と直接又は間接的に噛み合い、
    前記エネルギー分配車セット(20)は、前記慣性要素(10)と異なり、前記エネルギー源(300)のそれぞれと異なり、さらには、前記少なくとも1つのエネルギー分配車セット(20)が列(40)を介して少なくとも1つのエネルギー源(300)によって与えられるトルクを受けている場合には前記列(40)とも異なり、
    前記少なくとも1つの慣性車セット(30)は、前記構造(12)に対して第3の回転軸(D3)のまわりを回転し、
    前記構造(12)の第3の回転軸(D3)は、前記第2の回転軸(D2)と平行である又は一致しており、
    前記慣性車セット(30)はそれぞれ、前記エネルギー分配車セット(20)とは反対方向に回転するように構成しており、
    前記慣性車セット(30)の合計慣性は、前記エネルギー分配車セット(20)の慣性の60〜140%であり、
    少なくとも1つの前記慣性車セット(30)は、少なくとも1つの前記慣性要素(10)にエネルギーを直接又は間接的に伝達するように構成している
    ムーブメント(1000)。
  29. 請求項1又は28に記載のムーブメント(1000)を少なくとも1つ有する携行型時計(2000)。
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