JP6781197B2 - 気体浄化装置及び搬送加熱装置 - Google Patents
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Description
ケースの内面側とケースの外部の間に設けられた小径部と
を備え、
ケースの内面側の圧力に比してケースの外部の圧力が低くなされ、小径部によって気体が圧縮されるようになされた気体浄化装置である。
また、本発明は、被加熱物を加熱する加熱室を有し、加熱室を搬送装置によって被加熱物を通過させる搬送加熱装置において、
加熱により気化した物質を含む気体を加熱室から気体浄化装置に供給し、
気体浄化装置は、
ケース内に収納され、ケースに設けられた開口を通じて加熱により気化した物質を含む気体を吸い込み、羽根車の外周から気体を吹き出す遠心送風機と、
ケースの内面側とケースの外部の間に設けられた小径部と
を備え、
ケースの内面側の圧力に比してケースの外部の圧力が低くなされ、小径部によって気体が圧縮されるようになされた搬送加熱装置である。
<1.フラックスヒューム浄化の原理>
<2.本発明の一実施の形態>
<3.変形例>
なお、以下に説明する一実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
従来のフラックスヒューム浄化工程は、図1に示すように、リフロー装置の炉からフラックスヒュームを吸い込み(ステップS1)、次に、フラックスヒュームを冷却する(ステップS2)。フラックスは、常温では液体又は固体であるので、図2に示すように、雰囲気ガスに含まれるフラックス分子が冷却によって液化(又は凝縮)する。
「リフロー装置の一例」
図5は、本発明を適用できる従来のリフロー装置の概略的構成を示す。プリント配線板の両面に表面実装用電子部品が搭載された被加熱物が搬送コンベヤの上に置かれ、搬入口11からリフロー装置の炉内に搬入される。搬送コンベヤが所定速度で矢印方向(図5に向かって左から右方向)へ被加熱物を搬送し、被加熱物が搬出口12から取り出される。搬送コンベアの搬送方向が水平方向とされている。
)ガスが充満している。上部炉体15及び下部炉体35は、被加熱物Wに対して熱風(熱せられた雰囲気ガス)を噴出して被加熱物Wを加熱する。なお、熱風と共に赤外線を照射しても良い。
図9及び図10を参照して本発明が適用されたフラックスヒューム浄化装置41について説明する。図9は、フラックスヒューム浄化装置41の四面図であり、図10Aは、フラックスヒューム浄化装置41のA−A線断面図であり、図10Bは、フラックスヒューム浄化装置41のB−B線断面図であり、図10Cは、フラックスヒューム浄化装置41の斜視図である。円形の前面板と、円形の背面板と、前面板及び背面板を所定の間隔で対向させる側面板からなるケース42が設けられている。ケース42の下部に支持脚43及び44が設けられ、床面に対してケース42の前面板及び背面板がほぼ垂直となるように,フラックスヒューム浄化装置41が設置される。
上述したフラックスヒューム浄化装置41は、壁部51の形状が正六角形及び正八角形であるが、他の多角形(三角形、四角形等)であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えばケース内に壁部を設けなくてもよい。また、フラックスヒューム浄化装置を空冷等によって冷却してフラックス回収効率をより高めるようにしてもよい。また、炉内部に設けられている送風機に対して上述したフラックスヒューム浄化装置を適用してもよい。
31・・・搬送コンベヤ、35・・・下部炉体、
41・・・フラックスヒューム浄化装置、42・・・ケース、
45・・・ターボファンの羽根車、49・・・フラックス回収容器、
51・・・壁部
Claims (10)
- ケース内に収納され、前記ケースに設けられた開口を通じて加熱により気化した物質を含む気体を吸い込み、羽根車の外周から気体を吹き出す遠心送風機と、
前記ケースの内面側と前記ケースの外部の間に設けられた小径部と
を備え、
前記ケースの内面側の圧力に比して前記ケースの外部の圧力が低くなされ、前記小径部によって前記気体が圧縮されるようになされた気体浄化装置。 - 前記ケースの外部の圧力が大気圧とほぼ等しくされた請求項1に記載の気体浄化装置。
- 前記小径部の前記ケースの外部側に前記物質の回収容器が配置された請求項1又は2に記載の気体浄化装置。
- 前記ケースの内面に前記小径部の径より大なる径を有する開口が形成され、前記開口から先細りの形状の凹部が形成され、前記凹部の先端近傍に前記小径部の一端が配置された請求項1から3のいずれかに記載の気体浄化装置。
- 前記ケース内に収納され、前記遠心送風機の羽根車の外周と対向し、前記外周に対する遠心方向の距離が小さく、前記羽根車の外周から吹き出された前記気体を圧縮する第1の空間と、前記遠心方向の距離が大きく、前記気体を膨張する第2の空間を連続して形成した壁部を備える請求項1から4のいずれかに記載の気体浄化装置。
- 前記遠心送風機の羽根車の外周の形状がほぼ円形であり、
前記壁部が前記円形の外側を取り囲む多角形である請求項5に記載の気体浄化装置。 - 前記遠心送風機の羽根車の外周の形状が多角形であり、
前記壁部が前記多角形の外側を取り囲むほぼ円形である請求項5に記載の気体浄化装置。 - 被加熱物を加熱する加熱室を有し、前記加熱室を搬送装置によって前記被加熱物を通過させる搬送加熱装置において、
加熱により気化した物質を含む気体を前記加熱室から気体浄化装置に供給し、
前記気体浄化装置は、
ケース内に収納され、前記ケースに設けられた開口を通じて加熱により気化した物質を含む気体を吸い込み、羽根車の外周から気体を吹き出す遠心送風機と、
前記ケースの内面側と前記ケースの外部の間に設けられた小径部と
を備え、
前記ケースの内面側の圧力に比して前記ケースの外部の圧力が低くなされ、前記小径部によって前記気体が圧縮されるようになされた搬送加熱装置。 - 前記気体浄化装置により得られた気体を前記加熱室に戻すようした請求項8に記載の搬送加熱装置。
- 前記ケース内に収納され、前記遠心送風機の羽根車の外周と対向し、前記外周に対する遠心方向の距離が小さく、前記羽根車の外周から吹き出された前記気体を圧縮する第1の空間と、前記遠心方向の距離が大きく、前記気体を膨張する第2の空間を連続して形成した壁部を備える請求項8又は9に記載の搬送加熱装置。
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JP2018102041A JP6781197B2 (ja) | 2018-05-29 | 2018-05-29 | 気体浄化装置及び搬送加熱装置 |
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JP2018102041A JP6781197B2 (ja) | 2018-05-29 | 2018-05-29 | 気体浄化装置及び搬送加熱装置 |
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JP2019206928A JP2019206928A (ja) | 2019-12-05 |
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