JP6780559B2 - 触感提供装置、及び、触感提供システム - Google Patents

触感提供装置、及び、触感提供システム Download PDF

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本発明は、触感提供装置、及び、触感提供システムに関する。
従来より、柔軟な材料により形成され外皮部内に流体が満たされた外殻部材と、上記流体の粘性を増減させるための粘性増減手段と、上記粘性増減手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする力覚呈示装置がある。外殻部材は、手袋状であり、外側外皮と内側外皮とを重ねた構造になっており、外側外皮と内側外皮との間に流体を収容している。粘性増減手段としては、外側外皮と内側外皮との間に設けた電極対を用いている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−066806号公報
ところで、従来の力覚呈示装置(触感提供装置)は、外側外皮と内側外皮との間に設けた電極対で流体に電界又は磁界を印加して、力覚(触感)を提供する。電極対は、手袋状の外殻部材の全体に設けられているため、手のひらと甲に触れる部分の流体の粘性が増大されて硬くなる。また、複数の電極対同士は離れて配置されているため、手のひらと甲に触れる部分のうち、電極対が存在しない部分では、流体の粘性が変化しない。
このため、利用者に提供される触感が良好ではない。
そこで、触感が良好な触感提供装置、及び、触感提供システムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の触感提供装置は、手の指の指先側の第1位置に取り付けられる第1取り付け部と、前記第1位置よりも前記指の根元側の第2位置に取り付けられる第2取り付け部と、前記指の腹側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第1液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第1液袋と、前記指の腹とは反対側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第2液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第2液袋と、前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する流路と、前記流路内の機能性流体に電界又は磁界を印加する印加部とを含む。
触感が良好な触感提供装置、及び、触感提供システムを提供することができる。
実施の形態の触感提供装置100を示す斜視図である。 図1のA−A矢視断面を示す図である。 触感提供装置100を指に装着した状態を示す図である。 アクチュエータ160を示す図である。 触感提供装置100を指に装着して指を動かした状態を示す図である。 グローブ型の触感提供装置100Aを示す図である。 触感提供装置100Aを含む触感提供システム800の構成を示す図である。 仮想物体の画像と手の画像を表すデータを示す図である。 11個のアクチュエータ160に印加する電圧のデータを示す図である。 駆動制御装置500が実行する処理を表すフローチャートである。 触感提供システム800の配置を示す図である。 実施の形態の変形例による触感提供装置100Bを示す図である。 実施の形態の変形例による触感提供装置100Cを示す図である。 実施の形態の変形例による触感提供装置100Dを示す図である。 実施の形態の変形例による触感提供装置100Dを示す図である。 実施の形態の変形例による触感提供装置100Dを示す図である。 実施の形態の変形例のアクチュエータ162を示す図である。 実施の形態の変形例のアクチュエータ163を示す図である。 実施の形態の変形例のアクチュエータ164を示す図である。 実施の形態の変形例のアクチュエータ165を示す図である。 実施の形態の変形例のアクチュエータ166を示す図である。
以下、本発明の触感提供装置、及び、触感提供システムを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の触感提供装置100を示す斜視図である。図2は、図1のA−A矢視断面を示す図である。図3は、触感提供装置100を指に装着した状態を示す図である。
触感提供装置100は、取り付け部110、120、液袋130、140、パイプ150、アクチュエータ160、及びER(Electro-Rheological)流体170を含む。触感提供装置100は、さらに、制御部及びバッテリ等を含むが、ここでは図示を省略する。
また、以下では、図1乃至図3に加えて、図4及び図5を用いて触感提供装置100について説明する。図4は、アクチュエータ160を示す図である。なお、以下では、XYZ座標系を用いて説明する。図5は、触感提供装置100を指に装着して指を動かした状態を示す図である。
取り付け部110は、Y軸正方向側に切り欠き部111を有する、YZ面視でC字型の樹脂製の部材である。切り欠き部111は、指を取り付け部110の内部に挿通させることができる程度のサイズを有する。このように、取り付け部110は、YZ面視で円環状の部材のY軸正方向側の一部を切り欠いた形状を有する。また、取り付け部110には、液袋130、140の一端が取り付けられる。
取り付け部110は、切り欠き部111側に指の左側を当てて、指を取り付け部110の内部に挿入することによって、図3に示すように指に装着される。取り付け部110は、指の根元よりも指先側に装着されるように設計される部材である。取り付け部110は、第1取り付け部の一例である。
取り付け部120は、Y軸正方向側に切り欠き部121を有する、YZ面視でC字型の樹脂製の部材である。取り付け部120は、取り付け部110と同様の形状を有する。切り欠き部121は、切り欠き部111と同様に、指を取り付け部120の内部に挿通させることができる程度のサイズを有する。このように、取り付け部120は、YZ面視で円環状の部材のY軸正方向側の一部を切り欠いた形状を有する。また、取り付け部120には、液袋130、140の他端が取り付けられる。
取り付け部120は、切り欠き部121側に指の左側を当てて、指を取り付け部120の内部に挿入することによって、図3に示すように、指に装着される。取り付け部120が指に装着される位置は、取り付け部110よりも指の根元側に装着されるように設計される部材である。取り付け部120は、第2取り付け部の一例である。
液袋130は、取り付け部110と120との間でZ軸負方向側に取り付けられる。液袋130は、取り付け部110と取り付け部120を指に装着した状態で、指の腹側に位置するように設計されている。
液袋130には、パイプ150のZ軸正方向側の端部が接続される。液袋130の内部空間は、パイプ150の流路と連通されている。液袋130の内部には、ER流体170が収容される。液袋130は、第1液袋の一例である。
液袋140は、取り付け部110と120との間でZ軸正方向側に取り付けられる。液袋140は、取り付け部110と取り付け部120を指に装着した状態で、指の腹とは反対側に位置するように設計されている。
液袋140には、パイプ150のZ軸負方向側の端部が接続される。液袋140の内部空間は、パイプ150の流路と連通されており、パイプ150を介して液袋130の内部空間と連通されている。液袋140の内部には、ER流体170が収容される。液袋130の内部空間と、液袋140の内部空間とは、パイプ150の流路によって接続されるとともに、ER流体170が漏れないように封止されている。液袋140は、第2液袋の一例である。
パイプ150は、液袋130と140とを接続しており、内部に管状の流路を有する。流路は、パイプ150の一端から他端まで設けられおり、液袋130の内部空間と液袋140の内部空間とを接続している。また、パイプ150の流路150A内にもER流体が充填されている。このため、液袋130が外圧を受けて縮むと、ER流体170がパイプ150を介して液袋130の内部空間から液袋140の内部空間に移動する。また、液袋140が外圧を受けて縮むと、ER流体170がパイプ150を介して液袋140の内部空間から液袋130の内部空間に移動する。
アクチュエータ160は、パイプ150の途中に設けられている。アクチュエータ160は、印加部の一例である。アクチュエータ160は、図4に示すように、パイプ150の流路150Aの内部に設けられる電極160A、160Bを有する。電極160A、160Bは、互いに対向した状態で、パイプ150の内壁に沿って湾曲した状態で設けられている。電極160A、160Bは、ER流体170と化学反応を起こさず、導電性を有する金属製であればよい。
電極160A、160Bは、パイプ150の側壁を貫通して設けられている。貫通する部分は封止されている。電極160A、160Bには、それぞれ、端子160A1、160B1が接続されている。端子160A1、160B1が設けられるのは、パイプ150の両端の間の中央部分であり、パイプ150の長さの一部分である。端子160A1、160B1は、制御部に接続され、制御部から電圧が印加される。
ER流体170は、液袋130及び140の内部空間と、パイプ150の流路150Aの内部に充填されている。ER流体170は、電圧が印加されると電界によって粘性(粘度)が変化する流体である。ER流体170は、電界が印加されない状態では粘性が低い。一方、ER流体170は、電界が印加されると粘性が高くなる。ER流体170は、機能性流体の一例である。また、ER流体170は、電気粘性流体の一例でもある。
以上のような触感提供装置100において、端子160A1、160B1の間に所定の電圧を印加すると、パイプ150内のER流体170に電界が印加され、パイプ150内のER流体170の粘性が増大し、ER流体170がパイプ150を通流しなくなるようにすることができる。
パイプ150は、液袋130、140に比べると十分に小さいため、電極160A、160Bに印加する電圧をそれほど高くしなくても、パイプ150内のER流体170に十分な強度の電界を印加することができ、パイプ150内にER流体170を詰まらせることができる。この状態では、液袋130と140との間でER流体170が移動しなくなる。
従って、図3に示すように触感提供装置100を指の第2関節に装着した状態で、図5に示すように利用者が第2関節を折り曲げるように動かす際に、又は、第2関節を折り曲げた状態から戻すように動かす際に、電極160A、160Bからパイプ150内のER流体170に電界を印加すると、第2関節を動かそうとする指の動きが規制(制限)され、触感提供装置100から利用者の指に触感が提供される。
実施の形態1の触感提供装置100は、電極160A、160Bに電圧を印加することによってパイプ150内のER流体170の粘性を変化させて、利用者の指に触感を提供する。
図6は、グローブ型の触感提供装置100Aを示す図である。触感提供装置100Aは、グローブ10の内側に、図1乃至図5に示す触感提供装置100を11個配置したものである。グローブ10は、布製又はゴム製等であり、手の五指を自在に動かすことができるものであればよい。
11個の触感提供装置100のうちの3個は、親指の第1関節、第2関節、及び第3関節の部分に設けられている。また、残りの8個は、人差し指、中指、薬指、及び小指の第2関節と第3関節の部分に設けられている。
各触感提供装置100の取り付け部110、120は、C字型ではなく、各指を挿通する内径を有する環状であればよい。また、親指の第1関節の触感提供装置100の取り付け部120と、第2関節の触感提供装置100の取り付け部110とは取り付け部120Aとして一体化されている。これは、人差し指、中指、薬指、及び小指の第2関節と第3関節についても同様である。
また、親指の第2関節の触感提供装置100の取り付け部120と、第3関節の触感提供装置100の取り付け部110と、人差し指、中指、薬指、及び小指の第2関節の触感提供装置100の取り付け部120と、第3関節の触感提供装置100の取り付け部110とは、取り付け部120Bとして一体化されている。
このようなグローブ型の触感提供装置100Aは、11個の触感提供装置100のパイプ150に設けられたアクチュエータ160を駆動することにより、手の各関節の動きに伴って、触感を提供することができる。
図7は、触感提供装置100Aを含む触感提供システム800の構成を示す図である。触感提供システム800は、触感提供装置100A、駆動制御装置500、表示部600、及びモーションセンサ700を含む。
触感提供装置100Aは、取り付け部110、120、液袋130、140、パイプ150、アクチュエータ160、ER流体170、制御部180、通信部190、及びバッテリ195を含む。駆動制御装置500は、画像制御部510、駆動制御部520、メモリ530、及び通信部540を含む。
まず、触感提供装置100Aの制御部180、通信部190、及びバッテリ195の構成について説明する。触感提供装置100Aの取り付け部110、120乃至ER流体170は、図1乃至図6に示す通りである。触感提供装置100Aは、11個の触感提供装置100を含むグローブ型の触感提供装置である。このため、ここでは取り付け部110、120乃至ER流体170についての説明を省略する。制御部180、通信部190、及びバッテリ195は、例えば、筐体等に収容して、グローブ10の甲の部分に固定できるようにすればよい。
制御部180は、アクチュエータ160の端子160A1、160B1、及び通信部190と配線によって接続されている。制御部180は、アクチュエータ160の駆動制御に用いる駆動制御信号に基づき、アクチュエータ160の電極160A、160Bに電圧を印加する制御を行う。制御部180は、例えば、マイクロコンピュータ(マイコン)によって実現される。
通信部190は、駆動制御装置500の通信部540と無線通信を行う。無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)又はLAN(Local Area Network)等で実現される。通信部190は、通信部540から駆動制御信号を受信し、制御部180に出力する。なお、通信部190と通信部540とをケーブルで接続して通信を行ってもよい。
バッテリ195は、アクチュエータ160、制御部180、及び通信部190に直流電力を供給する電源である。バッテリ195は、充電可能な二次電池であればよく、例えば、リチウムイオン電池を用いることができる。
次に、駆動制御装置500について説明する。駆動制御装置500は、例えば、PC(Personal Computer)によって実現される。駆動制御装置500は、表示部600及びモーションセンサ700とケーブル601及び701によって接続されている。
画像制御部510は、表示部600に表示する画像を制御する。画像制御部510は、利用者によって選択された仮想物体の画像を表す画像データを表示部600に出力する。これにより、表示部600に仮想物体の画像が表示される。
また、画像制御部510は、モーションセンサ700によって検出される利用者の手の位置を表示部600の座標系における位置に変換し、変換した位置を表す位置座標のデータと、手の画像を表す画像データとを表示部600に出力する。これにより、表示部600は、変換した位置を表す位置座標に手の画像を表示する。なお、表示部600に表示される手の画像は、利用者の手の写真画像ではなく、予め用意された手のCG(Computer Graphic)画像である。
また、画像制御部510は、手の画像と仮想物体の画像とが接触したかどうかを検出する。手の画像と仮想物体の画像との接触は、表示部600の座標系における手の位置座標から広がる手のCG画像と、仮想物体の画像とが交点を有するかどうかで判定される。
駆動制御部520は、手の画像と仮想物体の画像との接触が画像制御部510によって検出されると、11個のアクチュエータ160のER流体170に印加する電圧を表す駆動制御信号を生成して出力する。
また、駆動制御部520は、画像制御部510によって接触が検出された後に、モーションセンサ700によって触感提供装置100Aを装着した手を握る動きが検出されると、11個のアクチュエータ160のER流体170に印加する電圧を表す駆動制御信号を生成して出力する。
なお、11個のアクチュエータ160の各々に印加する電圧値は、表示部600に表示される仮想物体の種類によって予め決められており、電圧値を表すデータは、メモリ530に格納されている。
メモリ530は、11個のアクチュエータ160の各々に印加する電圧値を表すデータを格納する。メモリ530は、PCのRAM(Ramdom Access Memory)とHD(Hard Disk)の両方をメモリ530として表したものである。
通信部540は、触感提供装置100Aの通信部190と無線通信を行う。無線通信は、例えば、上述したように、Bluetooth(登録商標)又はLAN等で実現される。通信部540は、仮想物体の画像を表す画像データ、表示部600の座標系における位置座標のデータ、手の画像を表す画像データ、及び駆動制御信号を通信部190に送信する。
表示部600は、例えば、スクリーン及び投影装置、又は、液晶ディスプレイパネル等によって実現される。表示部600は、利用者によって選択された仮想物体の画像と手の画像を表示する。
モーションセンサ700は、利用者の手の位置及び手の動きを検出するセンサである。モーションセンサ700としては、例えば、赤外線を出射し、反射光を受光し、受光した反射光に基づいて、利用者の手の位置及び手の動きを検出するセンサを用いることができる。
図8は、仮想物体の画像と手の画像を表すデータを示す図である。図8に示すデータは、項目名、ID(Identifier)、画像データ、位置座標、3次元形状データを関連付けたデータである。
項目名は、手又は仮想物体等の項目の種類を表す名称である。図8には、1つの手の項目名と、複数の仮想物体の項目名とを示す。
IDは、各項目に割り当てられる識別子である。図8では、一例として、手のIDは000であり、仮想物体1のIDは001であり、仮想物体2のIDは002である。その他の仮想物体のIDは省略する。
画像データは、各項目の画像を表すデータである。図8では、一例として、手の画像データはimage 0であり、仮想物体1の画像データはimage 1であり、仮想物体2の画像データはimage 2である。その他の仮想物体の画像データは省略する。
位置座標は、各項目の位置座標を表すデータである。図8では、一例として、手の位置座標はh(x,y,z)であり、仮想物体1の位置座標はodj1(x,y,z)であり、仮想物体2の位置座標はodj2(x,y,z)である。その他の仮想物体の位置座標は省略する。
各項目の画像の座標は、表示部600が表示する画像に設定されるxyz座標系の座標値として表される。なお、位置座標は各項目の画像データの基準点の座標である。基準点は、重心点又はxyz座標系の原点に最も近い点等である。
ここで、手の位置座標h(x,y,z)は、モーションセンサ700によって検出される利用者の手の位置を画像制御部510が表示部600の座標系における位置に変換することによって得られる。このため、手の位置座標h(x,y,z)は、変数である。
また、仮想物体1の位置座標odj1(x,y,z)は、表示部600の座標系における所定の位置として予め設定されており、固定値である。これは、仮想物体2及びその他の仮想物体の位置座標についても同様である。
3次元形状データは、各項目の3次元形状を表すデータである。図8では、一例として、手の3次元形状はhであり、仮想物体1の3次元形状はodj1であり、仮想物体2の3次元形状はodj2である。その他の仮想物体の3次元形状は省略する。
手の3次元形状hは、位置座標h(x,y,z)を基準として、3次元的に存在する手の画像の範囲を表すデータである。仮想物体1の3次元形状odj1は、位置座標odj1(x,y,z)を基準として、3次元的に存在する手の画像の範囲を表すデータである。これは、仮想物体2及びその他の仮想物体についても同様である。
図9は、11個のアクチュエータ160に印加する電圧のデータを示す図である。図9には、IDが001の仮想物体について、11個のアクチュエータ160に割り当て得られた電圧値を表すデータ(電圧データ)を示す。11個のアクチュエータ160は、親指の3個のアクチュエータ160、人差し指、中指、薬指、及び小指の各2個のアクチュエータ160の順番で識別子1〜11が割り当てられており、11個のアクチュエータ160の各々について、それぞれ、電圧データV1〜V11が割り当てられている。
電圧データV1〜V11は、それぞれ、親指の3個のアクチュエータ160、人差し指、中指、薬指、及び小指の各2個のアクチュエータ160の駆動に用いる駆動制御信号に含まれる電圧値を表す。
電圧データV1〜V11は、IDが表す仮想物体の形状及び表面の凹凸等の質感に応じて設定されている。例えば、仮想物体が野球のボールである場合には、手が実際の野球のボールに触れていない状態から、手で実際の野球のボールを握り始めたときに手で感じるような触感を触感提供装置100Aが提供できるように、電圧データV1〜V11が設定されている。
このような電圧データV1〜V11を用いることにより、実際の野球のボールに手が触れたときの触感を再現した触感を触感提供装置100Aを装着した手に提供することができる。
なお、ここでは、一例として、上述のように野球のボールに触れた際の触感を再現できるように、11個のアクチュエータ160を駆動する電圧データV1〜V11を設定する形態について説明する。しかしながら、電圧データV1〜V11の電圧値は、野球のボール用のものに限られない。
図10は、駆動制御装置500が実行する処理を表すフローチャートである。
駆動制御装置500は、電源スイッチがオンにされた状態で、触感提供システム800の利用を開始する操作が行われると一連の処理を開始する(START)。触感提供システム800の利用を開始する操作の一例は、駆動制御装置500で処理を開始するボタンを押す等の操作が行われることである。
駆動制御装置500は、利用者によって選択された仮想物体の画像を表す画像データと、手の画像を表す画像データとを表示部600に出力する(ステップS1)。
これにより、表示部600に仮想物体と手の画像が表示される。仮想物体と手の画像データは、駆動制御装置500が図8に示すデータを読み出すことによって得られる。ここでは、一例として、仮想物体1が利用者によって選択されたこととする。なお、ステップS1の処理は、画像制御部510によって実行される。
駆動制御装置500は、モーションセンサ700によって検出される利用者の手の位置を表示部600の座標系における位置に変換し、変換した位置を表す位置座標のデータと、表示部600に仮想物体の画像が接触したかどうかを判定する(ステップS2)。
より具体的には、駆動制御装置500は、仮想物体1の位置座標odj1(x,y,z)と3次元形状odj1によって表される空間領域と、利用者の手の位置座標とに交点があるかどうかを判定する。なお、ステップS2の処理は、画像制御部510によって実行される。
駆動制御装置500は、仮想物体と手が接触した(S2:YES)と判定すると、11個のアクチュエータ160を駆動する駆動制御信号を出力する(ステップS3)。より具体的には、駆動制御装置500は、図9に示す電圧データV1〜V11を用いて駆動制御振動を生成し、11個のアクチュエータ160に伝送する。
これにより、11個のアクチュエータ160が電圧データV1〜V11によって駆動される。なお、ステップS3の処理は、駆動制御部520によって実行される。
駆動制御装置500は、触感提供システム800の利用を終了する操作が行われたかどうかを判定する(ステップS4)。触感提供システム800の利用を終了する操作の一例は、駆動制御装置500で処理を終了するボタンを押す等の操作が行われることである。
駆動制御装置500は、触感提供システム800の利用を終了する操作が行われていない(S4:NO)と判定すると、フローをステップS1にリターンする。表示部600に表示する手の画像を更新するためである。
駆動制御装置500は、触感提供システム800の利用を終了する操作が行われた(S4:YES)と判定すると、一連の処理を終了する(END)。
なお、駆動制御装置500は、仮想物体と手が接触していない(S2:NO)と判定した場合は、フローをステップS1にリターンする。表示部600に表示する手の画像を更新するためである。
以上のような処理を繰り返し実行することにより、駆動制御装置500は、表示部600への仮想物体と手の画像を表示し、仮想物体と手の画像の接触状態に応じて11個のアクチュエータ160を駆動する。
このような処理を実行することにより、触感提供装置100Aを装着した利用者の手に物体に触れたときの触感が提供される。
図11は、触感提供システム800の配置を示す図である。
触感提供システム800は、触感提供装置100A、駆動制御装置500、スクリーン600A、投影装置600B、モーションセンサ700を含む。これらのうち、スクリーン600A及び投影装置600Bは、図7に示す表示部600に対応する。
スクリーン600Aは、例えば、プロジェクタ用スクリーンを用いることができる。スクリーン600Aのサイズは、用途に応じて適宜設定すればよい。スクリーン600Aには、投影装置600Bによって投影される画像が表示される。ここでは、物品610の画像と手620の画像とがスクリーン600Aに表示されていることとする。物品610は、ボールである。
投影装置600Bは、スクリーン600Aに画像を投影できる装置であればよく、例えば、プロジェクタを用いることができる。投影装置600Bは、ケーブル601によって駆動制御装置500に接続されており、駆動制御装置500から入力される画像をスクリーン600Aに投影する。ここでは、投影装置600Bは、3D画像(立体視の画像)をスクリーン600Aに投影できるタイプのものである。
なお、スクリーン600A及び投影装置600Bの代わりに、例えば、液晶ディスプレイパネルを用いてもよい。また、スクリーン600A及び投影装置600Bの代わりに、ヘッドマウントディスプレイを用いてもよい。
また、ここでは、触感提供システム800に触感提供装置100Aを適用した形態について説明したが、触感提供システム800に図1乃至図5に示す触感提供装置100を適用してもよい。この場合には、触感提供装置100を装着した指に触感を提供することができる。この場合に、複数の指に触感提供装置100を装着してもよい。
以上のように、液袋130と140との間を連通するパイプ150に設けたアクチュエータ160を駆動するので、パイプ150内のER流体170の粘性が増大され、パイプ150内のER流体170の粘性が増大される。そして、これによってパイプ150の内部のER流体170が流動しにくくなり、又は、パイプ150の内部にER流体170が詰まり、液袋130と140との間でER流体170の移動が制限されることによって、利用者の指に触感が提供される。
液袋130及び140の内部のER流体170には電界は印加されないため、液袋130及び140は粘性は増大されず、弾性が残された状態になる。また、指の曲げ具合によって液袋130及び140の内部のER流体170の量が決まり、液袋130及び140の弾性が決まることになる。
液袋130及び140とパイプ150との内部に収容されるER流体170の量と、アクチュエータ160に印加する電圧とを予め調整しておくことにより、利用者の指に所望の触感を提供することができる。
従って、触感が良好な触感提供装置100、100A、及び、触感提供システム800を提供することができる。
図12は、実施の形態の変形例による触感提供装置100Bを示す図である。触感提供装置100Bは、図6に示す触感提供装置100Aからグローブ10を取り除いた構成を有する。このような触感提供装置100Bでも、触感提供装置100Aと同様に良好な触感を提供することができる。
図13は、実施の形態の変形例による触感提供装置100Cを示す図である。触感提供装置100Cは、図6に示す触感提供装置100Aのグローブ10の手のひら側の指先の部分(指の腹に対応する部分)と、手のひらの部分とに、振動素子210A〜210Fを取り付けた構成を有する。振動素子210A〜210Eは、それぞれ、親指、人差し指、中指、薬指、及び小指の腹に対応する部分において、グローブ10の内側に取り付けられている。また、振動素子210Fは、手のひらに対応する部分において、グローブ10の内側に取り付けられている。
例えば、このような触感提供装置100Cを触感提供システム800に用いて、画像制御部510によって、手の画像と仮想物体の画像とが接触したと判定されたときに、振動素子210A〜210Fを所定の振動パターンで振動させてもよい。
このような触感提供装置100Cでは、触感提供装置100Aと同様に良好な触感を提供することができるとともに、振動素子210A〜210Fの振動によっても触感を提供することができる。すなわち、アクチュエータ160でパイプ150内のER流体170の粘性を増大させて液袋130と140との間でER流体170の移動が制限されることによる触感と、振動素子210A〜210Fによる触感との2種類の触感を提供することができる。
また、ここでは、触感提供装置100Cに振動素子210A〜210Fを設ける形態について説明したが、振動素子210A〜210Fの代わりに、若しくは、振動素子210A〜210Fに加えて、ペルチェ素子のように発熱又は吸熱を行う素子を設けて、暖かさ若しくは温かさの感覚、又は、冷たさの感覚を提供するようにしてもよい。
図14乃至図16は、実施の形態の変形例による触感提供装置100Dを示す図である。図15は、図14のA−A矢視断面を示す図である。図16は、触感提供装置100Dを指に装着した状態を示す図である。
触感提供装置100Dは、図1乃至図5に示す触感提供装置100のパイプ150の代わりに、取り付け部120の内部に流路122を設け、流路122で液袋130と140の内部空間を接続したものである。また、触感提供装置100Dは、図1乃至図5に示す触感提供装置100のアクチュエータ160の代わりに、アクチュエータ161を含む。
アクチュエータ161は、取り付け部120に取り付けられており、流路122の内部に配設される電極対を有する。アクチュエータ161の電極対は、図4に示すアクチュエータ160の電極160A、160Bと同様である。
このような触感提供装置100Dでは、アクチュエータ161の電極対に電圧を印加すると、流路122の内部のER流体170の粘性を増大させることができる。また、このときに、液袋130と140の内部のER流体170の粘性は増大されない。
従って、実施の形態の変形例による触感提供装置100Dは、図1乃至図5に示す触感提供装置100と同様に、良好な触感を提供することができる。
図17及び図18は、実施の形態の変形例のアクチュエータ162、163を示す図である。図17に示すアクチュエータ162は、電極162A、162Bと、端子162A1、162B1とを有する。アクチュエータ162は、図4に示すアクチュエータ160の電極160A、160Bを電極162A、162Bに変えた構成を有する。
電極162Aは、パイプ150の内壁面に沿って円弧状に湾曲している。また、電極162Bは、電極162Aの内側に沿って円弧状に湾曲している。このような電極162A、162Bは、図4に示す電極160A、160Bよりも電極間距離が短いため、端子162A1、162B1に印加する電圧を図4に示す端子160A1、160B1間に印加する電圧と等しくすると、電極162A、162B間に生じる電界は、電極160A、160B間に生じる電界よりも強くなる。このため、ER流体170の粘性をより増大させることができる。
また、電極162A、162B間に生じる電界が電極160A、160B間に生じる電界と等しくなるようにするには、端子162A1、162B1に印加する電圧を端子160A1、160B1間に印加する電圧よりも低くすることができる。
図18に示すアクチュエータ163は、図4に示すアクチュエータ160の電極160A、160Bを電極163A、163Bに変えた構成を有する。電極163A、163Bは、櫛歯状で互いに入れ子式に配置されているため、図4に示す電極160A、160Bよりも電極間距離が短い。
このため、端子163A1、163B1に印加する電圧を図4に示す端子160A1、160B1間に印加する電圧と等しくすると、電極163A、163B間に生じる電界は、電極160A、160B間に生じる電界よりも強くなる。このため、ER流体170の粘性をより増大させることができる。
また、電極163A、163B間に生じる電界が電極160A、160B間に生じる電界と等しくなるようにするには、端子163A1、163B1に印加する電圧を端子160A1、160B1間に印加する電圧よりも低くすることができる。
また、以上では、ER流体170を用いる形態について説明したが、ER流体170の代わりに、MR(Magnetorheological)流体(磁性流体)を用いて、MR流体に磁界を印加するようにしてもよい。MR流体は、磁界を印加すると粘性が増大する機能性流体の一例である。また、MR流体は、磁気粘性流体の一例でもある。MR流体に磁界を印加するには、アクチュエータ160の代わりに、図19に示すアクチュエータ162を用いればよい。
図19は、実施の形態の変形例のアクチュエータ164を示す図である。アクチュエータ164は、パイプ150の流路150Aの内部に設けられるヨーク164A、164B、パイプ150を貫通して外部に突出する端子164A1、164B1、及びコイル164Cを有する。ヨーク164A、164B、端子164A1、164B1の構成は、図4に示すアクチュエータ160の電極160A、160B、端子160A1、160B1と同様である。
コイル164Cは、端子164A1、164B1の間に設けられている。コイル164Cは、コア164C1に巻線164C2を巻回した構成を有する。アクチュエータ160の端子160A1、160B1間に電圧を印加する代わりに、コイル164Cに電流を流せば、コイル164Cが発生する磁界が端子164A1、164B1からヨーク164A、164Bに案内され、パイプ150内のMR流体171に印加され、MR流体171の粘性が増大される。これにより、アクチュエータ160を用いる場合と同様にパイプ150内のMR流体171の移動を抑制することができる。
図20及び図21は、実施の形態の変形例のアクチュエータ165、166を示す図である。図20に示すアクチュエータ165は、ヨーク165A、165B、パイプ150を貫通して外部に突出する端子165A1、165B1、及びコイル165Cを有する。コイル165Cは、コア165C1と巻線165C2を有する。
図20に示すアクチュエータ165は、図19に示すアクチュエータ164のヨーク164A、164Bの代わりに、図17に示すアクチュエータ162の電極162A、162Bと同様の形状を有するヨーク165A、165Bを設けたものである。
ヨーク165A、165Bは、櫛歯状で互いに入れ子式に配置されているため、図19に示すヨーク164A、164Bよりも間隔が短い。
このため、コイル165Cに流す電流を図19に示すコイル164Cと等しくすると、ヨーク165A、165B間に生じる磁界は、ヨーク164A、164B間に生じる磁界よりも強くなる。このため、MR流体171の粘性をより増大させることができる。
また、ヨーク165A、165B間に生じる磁界がヨーク164A、164B間に生じる磁界と等しくなるようにするには、コイル165Cに流す電流をコイル164Cに流す電流よりも低減することができる。
図21に示すアクチュエータ166は、ヨーク166A、166B、パイプ150を貫通して外部に突出する端子166A1、166B1、及びコイル166Cを有する。コイル166Cは、コア166C1と巻線166C2を有する。
図21に示すアクチュエータ166は、図19に示すアクチュエータ164のヨーク164A、164Bの代わりに、図18に示すアクチュエータ163の電極163A、163Bと同様の形状を有するヨーク166A、166Bを設けたものである。
このようなアクチュエータ166を用いても、図20に示すアクチュエータ165と同様に、磁界の増大、又は、電流の低減を図ることができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の触感提供装置、及び、触感提供システムについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
手の指の指先側の第1位置に取り付けられる第1取り付け部と、
前記第1位置よりも前記指の根元側の第2位置に取り付けられる第2取り付け部と、
前記指の腹側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第1液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第1液袋と、
前記指の腹とは反対側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第2液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第2液袋と、
前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する流路と、
前記流路内の機能性流体に電界又は磁界を印加する印加部と
を含む、触感提供装置。
(付記2)
前記流路は、前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する管状の流路である、付記1記載の触感提供装置。
(付記3)
前記第1液袋と前記第2液袋とを接続し、一端から他端まで挿通する前記流路を有する管状部材をさらに含む、付記1又は2記載の触感提供装置。
(付記4)
前記流路は、前記第1取り付け部又は前記第2取り付け部に設けられる流路である、付記1又は2記載の触感提供装置。
(付記5)
前記第1位置と前記第2位置は、それぞれ、前記指の関節の一方側と他方側に位置し、
前記第1取り付け部と前記第2取り付け部は、それぞれ、前記関節の一方側と他方側に装着される、付記1乃至4のいずれか一項記載の触感提供装置。
(付記6)
前記第1取り付け部及び前記第2取り付け部は、切り欠き部を有するC字型又はコの字型の部材であり、前記指の側部に前記切り欠き部を当接させて、前記C字型又は前記コの字型の内部に前記指を挿入することによって、前記指に装着される、付記1乃至5のいずれか一項記載の触感提供装置。
(付記7)
複数の液袋は、関節の動きに応じて収縮または膨張する位置に配置される、付記1乃至6のいずれか一項記載の触感提供装置。
(付記8)
利用者の手の指に装着される触感提供装置と、前記触感提供装置の駆動制御を行う駆動制御装置と、利用者の手の動きを検出するモーションセンサと、利用者の手の画像と仮想物体の画像とを表示する表示部とを含む、触感提供システムであって、
前記触感提供装置は、
手の指の指先側の第1位置に取り付けられる第1取り付け部と、
前記第1位置よりも前記指の根元側の第2位置に取り付けられる第2取り付け部と、
前記指の腹側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第1液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第1液袋と、
前記指の腹とは反対側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第2液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第2液袋と、
前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する流路と、
前記流路内の機能性流体に電界又は磁界を印加する印加部と
を有し、
前記駆動制御装置は、
前記表示部に画像を表示する画像制御部であって、前記モーションセンサによって検出される利用者の手の位置に対応する前記表示部の座標系における位置に利用者の手の画像を表示するとともに、仮想物体の画像を表示し、手の画像と仮想物体の画像とが接触したかどうかを判定する画像制御部と、
前記画像制御部によって前記手の画像と前記仮想物体の画像とが接触したと判定されると、前記印加部に電界又は磁界を印加させる駆動制御部と
を有する、触感提供システム。
100、100A、100B、100C、100D 触感提供装置
110、120 取り付け部
111、121 切り欠き部
122 流路
130、140 液袋
150 パイプ
150A 流路
160、161、162、163、164、165、166 アクチュエータ
160A、160B、162A、162B、163A、163B 電極
160A1、160B1、162A1、162B1、163A1、163B1 端子
164A、164B、165A、165B、ヨーク166A、166B ヨーク
164A1、164B1、165A1、165B1、166A1、166B1 端子
164C、165C、166C コイル
170 ER流体
171 MR流体
180 制御部
190 通信部
195 バッテリ
500 駆動制御装置
600 表示部
700 モーションセンサ
800 触感提供システム

Claims (7)

  1. 手の指の指先側の第1位置に取り付けられる第1取り付け部と、
    前記第1位置よりも前記指の根元側の第2位置に取り付けられる第2取り付け部と、
    前記指の腹側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第1液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第1液袋と、
    前記指の腹とは反対側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第2液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第2液袋と、
    前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する流路と、
    前記流路内の機能性流体に電界又は磁界を印加する印加部と
    を含む、触感提供装置。
  2. 前記流路は、前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する管状の流路である、請求項1記載の触感提供装置。
  3. 前記第1液袋と前記第2液袋とを接続し、一端から他端まで挿通する前記流路を有する管状部材をさらに含む、請求項1又は2記載の触感提供装置。
  4. 前記流路は、前記第1取り付け部又は前記第2取り付け部に設けられる流路である、請求項1又は2記載の触感提供装置。
  5. 前記第1位置と前記第2位置は、それぞれ、前記指の関節の一方側と他方側に位置し、
    前記第1取り付け部と前記第2取り付け部は、それぞれ、前記関節の一方側と他方側に装着される、請求項1乃至4のいずれか一項記載の触感提供装置。
  6. 前記第1取り付け部及び前記第2取り付け部は、切り欠き部を有するC字型又はコの字型の部材であり、前記指の側部に前記切り欠き部を当接させて、前記C字型又は前記コの字型の内部に前記指を挿入することによって、前記指に装着される、請求項1乃至5のいずれか一項記載の触感提供装置。
  7. 利用者の手の指に装着される触感提供装置と、前記触感提供装置の駆動制御を行う駆動制御装置と、利用者の手の動きを検出するモーションセンサと、利用者の手の画像と仮想物体の画像とを表示する表示部とを含む、触感提供システムであって、
    前記触感提供装置は、
    手の指の指先側の第1位置に取り付けられる第1取り付け部と、
    前記第1位置よりも前記指の根元側の第2位置に取り付けられる第2取り付け部と、
    前記指の腹側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第1液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第1液袋と、
    前記指の腹とは反対側に配設されるように前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とによって支持される弾性体製又は布製の第2液袋であって、電界又は磁界の印加によって粘性が変化する機能性流体を内部に収容する第2液袋と、
    前記第1液袋と前記第2液袋とを連通する流路と、
    前記流路内の機能性流体に電界又は磁界を印加する印加部と
    を有し、
    前記駆動制御装置は、
    前記表示部に画像を表示する画像制御部であって、前記モーションセンサによって検出される利用者の手の位置に対応する前記表示部の座標系における位置に利用者の手の画像を表示するとともに、仮想物体の画像を表示し、手の画像と仮想物体の画像とが接触したかどうかを判定する画像制御部と、
    前記画像制御部によって前記手の画像と前記仮想物体の画像とが接触したと判定されると、前記印加部に電界又は磁界を印加させる駆動制御部と
    を有する、触感提供システム。
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