JP6779654B2 - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
近年、キャリッジを移動させながら記録動作を行うシリアルスキャン型のインクジェット記録装置において、記録速度を向上させるために、スキャン(走査)方向と交差する交差方向のノズル数を多くし、1走査あたりの記録幅を広くすることが行われている。これに伴い、吐出されるインクの量および吐出により生じる気泡が増えると考えられ、液室の容積を大きくすることに対する需要がある。
一方、一般的に、インクの吐出を行う記録素子基板はコンパクトであるため、記録素子基板のノズルに接続される液室は、記録素子基板に近づくにつれて走査方向の幅が狭くなるように構成される。走査方向における液室の幅を狭くすることによって、記録媒体の幅に対する液体吐出ヘッドの走査範囲をより狭くすることができ、より高速な印字が可能となる。
このように、液室は、容積をより増大させるために交差方向に長く構成される傾向にあり、走査方向および交差方向に沿って取った断面において、記録素子基板に近づくほど断面積(特に、走査方向の幅)が小さくなるように構成される傾向にある。
記録素子基板に近づくほど断面積が小さくなるような液室の構成として、例えば特許文献1は、記録素子基板に隣接する液室を断面積が相対的に大きい気体保持領域と相対的に小さい液体保持領域とに区画する部材を含んだ構成を開示している。
特許第3801003号
液体吐出ヘッドの液室を構成する筺体は、一般的にコスト面からモールド成型で製作される。容積が大きい液室を成型する金型で最も単純な駒の構成は、金型開き方向に抜くキャビおよびコアの2つの駒で成型する構成である。ただし、この構成では、液室を複数配置する場合には、液室の走査方向の幅を記録素子基板(ノズル)に近づくにつれ狭くすることができず、筺体と記録素子基板との間にインク供給路の入り口と出口とのピッチを変える別部材を追加する必要がある。
これに対し、筺体1部材のみで液室の走査方向の幅を記録素子基板(ノズル)に近づくにつれ狭くする手段として、キャビおよびコアの駒の抜き方向と直交(交差)する方向に駒を抜くスライド駒を追加し3方向の駒の抜きにより液室を形成する手段が知られている。
しかしながら、この構成において、モールド部材の成型時にキャビ駒およびコア駒はそれぞれスライド駒に当接するが、スライド駒の先端はいずれの駒にも当接しておらず、先端側が固定されていない片持ち梁の構成になっている。成型時には、金型内を流れる樹脂の圧力や充填後の形状を安定させるための保持圧力により、駒に圧力が掛かる。特に片持ち梁の構成の先端部側に圧力がかかるとその影響は大きく、キャビ駒およびコア駒とスライド駒との当接状態が不安定になりやすい。
駒同士の当接状態が不安定な場合、当接部に樹脂が入り込み、バリが発生しやすい。液体吐出ヘッドの流路部におけるバリは記録への影響が特に大きい。例えば、液室内のバリは、液体吐出ヘッドの使用中に剥がれ落ち、ノズルへのインク供給の妨げや気泡が滞留する原因となり、記録不良を発生させてしまう虞がある。
そこで本発明は、上述したような問題点を鑑みて、成型時におけるバリの発生が抑制された液体吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のモールド部材の製造方法は、中空部分を有するモールド部材の製造方法であって、前記中空部分は、金型の第1の駒、第2の駒、第3の駒、および第4の駒を4方向から抜くことにより成型され、前記第2の駒は、金型の抜き方向に長い形状を有し、前記第2の駒と前記第4の駒とは、金型の抜き方向が略反対であり、および成型時に、前記第1の駒、前記第2の駒、前記第3の駒、および前記第4の駒がそれぞれ当接していることを特徴とする。
本発明によれば、高速記録を実現する液体吐出ヘッドを低コストで提供することができる。
本発明の第1の実施形態における液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態における液体吐出ヘッドの平面図である。 本発明の第1の実施形態における液体吐出ヘッドの断面図である。 本発明の第1の実施形態における駒の配置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第1の実施形態における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第1の実施形態における駒の配置を示す詳細平面図である。 本発明に対する比較例における液体吐出ヘッドおよび駒の配置を示す斜視図である。 本発明に対する比較例における駒の配置を示す詳細平面図である。 本発明に対する比較例における駒の配置を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における駒の配置を示す詳細平面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における駒の配置を示す詳細平面図である。 本発明の第2の実施形態における液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態における駒の配置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第2の実施形態における駒の配置を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第2の実施形態における駒の配置を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態における液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態における駒の配置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態における駒の配置を示す詳細斜視図である。 本発明の第3の実施形態における駒の配置を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態におけるインク供給部材の製造段階における金型の斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるインク供給部材の製造段階における金型の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るモールド部材を、インク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドを例に説明する。
[第1の実施形態]
(液体吐出ヘッドの構成)
図1から図3を用いて、本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッド100の構成を説明する。
図1は、第1の実施形態の液体吐出ヘッド100を示す分解斜視図である。図2は、蓋部材112aを取り除き、図1中の矢印Aの方向から見た、液体吐出ヘッド100の平面図である。
液体吐出ヘッド100は、インク供給ユニット110と、インク供給ユニット110から記録液であるインクの供給を受けてインクを記録媒体に吐出するための記録素子ユニット150と、を含んで構成されている。この液体吐出ヘッド100は、インクジェット記録装置(不図示)に設けられているキャリッジの位置決め手段および電気的接点によってキャリッジに固定支持されるとともに、キャリッジに対して着脱可能となっている。液体吐出ヘッド100は、キャリッジに固定支持されて、図1において矢印Sで示される走査方向に走査されつつインクを吐出することにより記録を行う。
インクジェット記録装置には、インクの供給元となるインクタンク(不図示)と接続されたインク供給チューブ(不図示)が設けられており、その先端には液体コネクタが設けられている。インクジェット記録装置に液体吐出ヘッド100が搭載された際、この液体コネクタと、液体吐出ヘッド100のインク供給ユニット110の筐体111に設けられた液体コネクタ挿入口113と、が気密接続される。そして、インクタンク内のインクが液体吐出ヘッド100へと供給される。
本実施形態は6種類のインクを搭載可能な液体吐出ヘッドである。それぞれのインク供給チューブに対応して、液体コネクタ挿入口113a〜113fが設けられ、個別に供給路が形成されている。
図3は、図2のR−R線に沿った断面図であり、液体コネクタ挿入口113fから記録素子ユニット150へのインク供給路を示す。蓋部材112aは、図2では示されていないが、図3では示されている。液体コネクタ挿入口113fから供給されたインクは、記録素子基板155bへの異物の混入を防止するフィルタ114fを通り、第1の液室121f、第2の液室122fおよび第3の液室123fを経て、記録素子ユニット150へ供給される。記録素子ユニット150に供給されたインクは記録素子ユニット150に設けられたノズル(不図示)から吐出される。
図3に示すように、インク供給ユニット110のフィルタ114fから記録素子ユニット150までの液室となる空間は、この順に連なる第1の液室121f、第2の液室122fおよび第3の液室123fにより構成さていれる。フィルタ114fは、図中、矢印で示す交差方向Cに延びている。交差方向Cは、液体吐出ヘッド100の走査方向Sと交差する方向であり、通常は直交する方向であるが、走査方向Sに対して斜めであってもよい。
第1の液室121fは、フィルタ114と第2の液室122fとの間の空間であり、本例では略直方体である。第1の液室121fは、その境界の一部がフィルタ114によって形成されており、フィルタ114と連通している。第2の液室122fは、筺体111と、開口部125fを塞ぐ蓋部材112aと、開口部126fを塞ぐ蓋部材112bと、から形成されている。第2の液室122fは、液体吐出ヘッド100の走査方向Sと交差する交差方向Cに延びている。第3の液室123fは、第2の液室122fと記録素子ユニット150の上面との間の空間であり、本例では略直方体である。
本実施形態では、筺体111および蓋部材112がモールド品である。走査方向Sは、第2の液室122およびモールド品を成型するための金型の第2の駒の幅方向に一致している。交差方向Cは、第2の液室および第2の駒の走査方向Sにおける幅(長さ)が増加または減少する方向と一致している。
記録素子ユニット150は、2つの記録素子基板155a、155b(まとめて記録素子基板155という場合がある)、第1の支持部材151、第2の支持部材152、電気配線部材(電気配線テープ)153、および電気コンタクト基板154で構成されている。記録素子ユニット150の記録素子基板155は、厚さ0.5〜1mmのシリコンからなる基板(以下、シリコン基板という)と、シリコン基板の片面に設けられ、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、を備えている。本実施形態においてはエネルギー発生素子として複数の発熱抵抗素子(ヒータ)を用いており、各発熱抵抗素子に電力を供給する電気配線が成膜技術によりシリコン基板上に形成されている。シリコン基板には、発熱抵抗素子に対応する複数のインク流路とインクを吐出する複数の吐出口とがフォトリソグラフィ技術により形成されている。シリコン基板の裏面に、複数のインク流路にインクを供給するインク供給口が開口している。
記録素子基板155は、インク供給口156a〜156fを備える第1の支持部材151に接着固定されている。第1の支持部材151には、6つのインク供給口156a〜156fが設けられており、第3の液室123a〜123fとそれぞれ接続されている。第1の支持部材151には、開口を有する第2の支持部材152が接着固定されている。第2の支持部材152には、電気配線部材153が記録素子基板155に対して電気的に接続されるように保持されている。電気配線部材153は、記録素子基板155に、インクを吐出するための電気信号を印加する。記録素子基板155と電気配線部材153との電気接続部分は、封止材により封止され、インクによる腐食や外的衝撃から保護されている。電気配線部材153の端部には、電気コンタクト基板154が、異方性導電フィルム(不図示)を用いて熱圧着され電気的に接続されている。電気コンタクト基板154は、インクジェット記録装置からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子を有する。
(製造方法および金型)
次に、図4から図7を用いて、インク供給ユニット110の筺体111に形成された第1の液室121、第2の液室122、および第3の液室123の製造方法および金型について説明する。
図4(a)および(b)は、モールド品である筺体111の製造過程における、金型の駒を抜いた後の、筐体111および金型の駒(中子金型)の状態を示す斜視図である。モールド品である筐体111を製造するために用いられる金型は、筐体111の外形を定める不図示の対の型板と、筐体111の液室となる空間を形成する第1の駒141、第2の駒142、第3の駒143、および第4の駒144と、を含む。第1の駒141a〜141f、第2の駒142a〜142f、第3の駒143a〜143f、および第4の駒144a〜144f(詳細不図示)のそれぞれは、別々に構成されていてもよい。また、これらは、例えばプレート145、146、147、および148などによってそれぞれ一体的に構成された1部品であってもよい。
並列して配列される6組の第1から第3の液室の製造方法は、それぞれ同様のため、第1の液室121f、第2の液室122f、および第3の液室123fを用いて詳細に説明する。
図5は、第1の液室121f、第2の液室122f、および第3の液室123fを形成する金型の駒のみの成型時の配置を示す斜視図である。図6は、図5の駒がそれぞれ抜かれた状態を示す斜視図である。図7(a)は、図5に示す走査方向Sの方向からみた正面図であり、図7(b)は、図7(a)の第4の駒144fを取り除き、図中、矢印Fがある位置から見た正面図である。
第1の液室121fは、第1の駒141fから形成され、図4〜図7に示す方向Eに抜かれる。第3の液室123fは、第3の駒143fから形成され、図4〜図7に示す方向Hに抜かれる。第2の液室122fは、交差方向Cに長い形状を有する第2の駒142fと、第4の駒144fと、から形成され、それぞれ図4〜図7に示す方向GおよびFに抜かれる。すなわち、第1の駒、第2の駒、第3の駒、および第4の駒は、4方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒は、略反対方向に抜かれる。また、第2の駒および第4の駒は、略反対方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒の抜き方向と、第2の駒および第4の駒の抜き方向とは、略直交であってもよい。
第2の駒は、交差方向Cに細長い形状を有し、走査方向Sの幅と交差方向Cの長さとのアスペクト比が、例えば1:4以上であることができる。
図7(a)および図7(b)に示すように、成型時において、第2の駒142fの先端部は、第4の駒144fと当接し、第1の駒141fおよび第3の駒143fの先端は、それぞれ第2の駒142fに当接している。
成型時の手順としては、第2の駒142fと第4の駒144fを当接させた後に、第2の駒142fに対し、第1の駒141fと第3の駒143fとを当接させる。次いで、金型の型板の間への樹脂の充填を開始する。樹脂の充填完了後に、筺体111の形状を安定させるために、保持圧力を掛ける。その後、樹脂を硬化させるために金型内で冷却し、型板を開いてそれぞれの駒を抜き、筺体111が形成される。
(比較例)
次に、図8を用いて、比較例について説明する。図8(a)は、比較例の筺体511と蓋部材512bとを示す分解斜視図である。比較例において、第2の液室522a〜522fは、筺体511と、開口部526a〜526fを塞ぐ蓋部材512bと、から形成されている。この比較例において、開口部526a〜526fに対向する開口部はなく、したがってそれを覆うための蓋部材もない。
図8(b)は、モールド品である筺体511の製造過程における、金型の駒を抜いた後の、筐体511および金型の駒の状態を示す斜視図である。6個の第1から第3の液室の製造方法は、それぞれ同様のため、第1の液室521f(不図示)、第2の液室522f、第3の液室523f(不図示)を用いて詳細に説明する。
図9は本発明の比較例としての構成を説明するための図で、第1の液室521f、第2の液室522f、第3の液室523fを形成する金型の駒のみの成型時の配置を、走査方向Sの方向からから見た正面図である。図10は、図9に示される配置を図9中、左側から見た正面図である。第1の液室521fは、第1の駒541fから形成され、図8(b)〜図10に示す方向Eに抜かれる。第3の液室523fは、第3の駒543fから形成され、図8(b)〜図10に示す方向Hに抜かれる。第2の液室522fは、第2の駒542fから形成され、図8(b)および図9に示す方向Gに抜かれる。
図9に示すように、成型時において、第1の駒541fと第3の駒543fの先端とは、それぞれ第2の駒542fに当接している。一方、第2の駒542fは、交差方向Cに長い形状であり、また先端がいずれの駒にも当接しておらず、片持ち梁の構成となっている。さらに、第3の駒543fの走査方向Sの幅W1は狭いため、第2の駒542fと第3の駒543fとの当接面積が小さく、不安定になり易い構成となっている。
そのため、成型時の金型内を流れる樹脂の圧力や充填後の保持圧力により、第2の駒542fは、図9の矢印Jや図10の矢印Kの方向に振られ易く(回転したりねじれたりし易く)、第1の駒541fと第3の駒543fとの当接状態が不安定になる。その結果、当接部に隙間が生じることがあり、その隙間に樹脂が溢れるなどして、バリが発生し易い。
一方、図7(a)に示す本実施形態では、成型時には、第2の駒142fの先端部は、第4の駒144fと当接しているため、第2の駒142fと第3の駒143fの当接状態を安定的に確保することができる。そのため、当接部の隙間から樹脂が溢れる現象が生じにくく、バリが発生しにくい。
(変形例)
上記の実施形態の第2の駒142fと第4の駒144fとの当接部の形状は、それぞれの駒の抜き方向GとFに対し垂直の形状であったが、これに限った形状でなくてもよい。
図11から図13を用いて第1の実施形態の変形例を示す。図11は、第1の液室121f、第2の液室122f2、および第3の液室123fを形成する金型の駒のみの成型時の配置を示す斜視図である。図12は、図11の走査方向Sの方向からみた正面図であり、図13は、図12の駒がそれぞれ抜かれた状態を示す、走査方向Sからみた正面図である。
第1の実施形態と異なる点は、第2の駒142f2の先端が斜面となっており、第4の駒144f2は、その先端と当接可能な斜面を有する凸形状となっている点である。当接部が斜面となっているため、図12の矢印Lで示す方向の力に対し、より確実に当接状態を確保することができる。上述した成型の際の駒に掛る圧力の方向に対して、本変形例を用いることで、より確実に当接状態を確保し、バリの発生を抑制することが可能となる。 以上の金型の使用および製造方法により、モールド部材である液体吐出ヘッドの成型時に駒同士の当接状態が不安定となることが抑制され、これによるバリの発生を抑制することができる。
(ダイスライドインジェクション製法)
本実施形態は、第2の液室122を形成するために別部材である蓋部材112を2つ使用している。そのため、部材点数増加に伴うコスト増加が懸念されるが、同一金型内において複数の部材の射出成形とそれらの部材の接合との連続的な進行が可能な製造方法であるダイスライドインジェクション製法を使用することで、その影響を低減することができる。以下により詳細に説明する。
蓋部材112によるコスト増加の要因としては、蓋部材112自体のコスト、蓋部材112の管理コスト、および筺体111との接合による加工におけるコストの高さが挙げられる。加工におけるコストとしては、接合方法によって異なるが、一般的に使用されている接着剤による接合では、接着剤自体のコスト、接着剤塗布装置の投資、硬化のためのキュアが必要な場合は、キュア炉の投資、またそれぞれの工程での加工費が挙げられる。また、部品同士の摩擦熱による溶着方法としては、一般的に、超音波溶着、振動溶着等がある。超音波溶着、振動溶着は、接着部材を使用しないため、接着部材のコストは発生しないが、溶着装置の投資、工程での加工費が挙げられる。さらに、加工時には摩擦熱を発生させるために部品同士を擦り合わせるため、不要なゴミが発生する。特に、液室の構成におけるゴミは、記録不良を発生させる要因となるため、ゴミを取り除く工程が必要になる場合もある。
これに対し、図24および図25に示すダイスライドインジェクション製法を使用することで、上述したコスト増加を抑制することが可能となる。またダイスライドインジェクション製法は、コストの面だけではなく、筺体、蓋部材等の各部品を成形する際の成形精度、互いの部品の組み付け精度の点でも好ましい。
先ず、モールド部材である筺体111、蓋部材112a、112bを同一の金型内にて、それぞれ成型する。次に、金型を開き、筺体111と蓋部材112a、および筺体111と蓋部材112b、のそれぞれが当接する位置に配置されるよう、ダイをスライドさせ金型を閉じる。金型を閉じた状態で、筺体111と蓋部材112a、および筺体111と蓋部材112b、のそれぞれの当接部に対し、射出成型により封止材料としての樹脂を充填し、当接部の接合を行う。最後に、金型を開き、一体となった筺体111、蓋部材112a、112bの結合品を取り出す。
金型20内において、筐体111と、それに対応する蓋部材112a,112bとを当接させる。そして、このような当接状態において、図24(a)に示すように可動側金型22が矢印A7方向へ移動して、固定側金型21と型締めされる。その後、筺体111と、蓋部材112a,112bとの当接部分に、筐体11および蓋部材112a,112bと相溶性のある封止樹脂(2次樹脂)(図25のR)を射出ノズルN3から流し込む(2次成形)。その2次樹脂を充填することにより、それらが接合して、中空のインク供給部材が完成する。2次樹脂による接合について図25を用いて説明する。図25に示すように筺体111と蓋部材112aとを当接させた状態で型締めを行う。その状態で筺体111と蓋部材112aとの当接部、およびその近傍の隙間に2次樹脂Rを射出する。その際に金型23および24により2次樹脂Rの射出時の圧力による部材の膨張を抑制することができる。
この製法を使用することで、接着剤や加工のための装置の投資が不要となる。さらに、接合は、射出成型にて行うため、上述した様なゴミの発生もなく、ゴミを除去するための工程が不要となる。これにより、一般的な部品増加に伴うコスト増加を抑制することが可能となる。さらに接着剤等を使用することなく接合できるので、対インク性の点で材料の選択性が広がり好適である。また部品を成形する際の樹脂と同様の樹脂で射出成形し接合することで、互いに線膨張率の等しい樹脂材料で中空部品を成形することができ、形成後の温度変化等による中空部品の膨張、収縮といった変化にも好適に対応できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる構成および製造方法のみを説明し、その他の同様な構成および製造方法については説明を省略する。
図14(a)および(b)は、第2の実施形態の液体吐出ヘッド(全体像不図示)の、筺体211と、蓋部材212aおよび212bと、を示す分解斜視図である。第2の液室222a〜222fは、筺体211と、円形状を有する開口部225a〜225fを塞ぐ蓋部材212aと、開口部226a〜226fを塞ぐ蓋部材212bと、から形成されている。
図15は、モールド部材である筺体211の製造過程における、金型の駒を抜いた後の、筐体211および金型の駒の状態を示す斜視図である。6個の第1から第3の液室の製造方法は、それぞれ同様のため、第1の液室221f、第2の液室222f、および第3の液室223fを用いて詳細に説明する。
図16(a)は、第1の液室221f、第2の液室222f、および第3の液室223fを形成する金型の駒のみの成型時の配置を示す斜視図である。図16(b)は、図16(a)の駒がそれぞれ抜かれた状態を示す斜視図である。図17は、図16(a)に示す金型の駒の成型時の配置において、第4の駒244fを取り除き、図中、矢印Fの方向から見た正面図である。
第1の液室221fは、第1の駒241fによって形成され、第1の駒241fは、図15〜図17に示す方向Eに抜かれる。第3の液室223fは、第3の駒243fによって形成され、第3の駒243fは、図15〜図17に示す方向Hに抜かれる。第2の液室222fは、第2の駒242fと第4の駒244fとによって形成され、第2の駒242fおよび第4の駒244fは、それぞれ図15および図16に示す方向Gおよび方向Fに抜かれる。すなわち、第1の駒、第2の駒、第3の駒、および第4の駒は、4方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒は、略反対方向に抜かれる。また、第2の駒および第4の駒は、略反対方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒の抜き方向と、第2の駒および第4の駒の抜き方向とは、略直交であってもよい。
第2の駒は、交差方向Cに細長い形状を有し、走査方向Sの幅と交差方向Cの長さとのアスペクト比が、例えば1:4以上であることができる。
図17に示すように、成型時において、第1の駒241fと第3の駒243fの先端は、それぞれ第2の駒242fに当接している。また、図15に示すように、第4の駒244fは、円形状を有するピンである第2の駒242fの先端部249fと嵌合可能な円形状の穴となっており、成型時には図16(a)に示すように、それぞれが嵌合している。
駒同士の嵌合部は、繰り返し性から高い寸法精度が必要となる。本実施形態では、嵌合部に単純な円形状のピンと穴を採用しているため、駒の加工精度が出し易く、加工も容易である。なお、ピンと穴との関係は、この逆であってもよい。
第2の駒242fは交差方法Cに長く、第3の駒243fの走査方向Sの幅W2は狭いため、当接部が不安定になり易い形状である。しかしながら、上述した様に成型時には、第2の駒242fは第4の駒244fと嵌合され確実に固定されており、当接状態を安定的に確保することができる。さらに、第2の駒242fに当接する第1の駒241fと第3の駒243fとのうち、駒の幅が狭く当接面積が小さい第3の駒243fとの当接部のより近傍に嵌合部が配置されているため、より確実に当接状態を安定的に確保することができる。
なお、図15に示すように、本実施形態では、複数の第2の液室を形成する複数の第2の駒および第3の駒の組み合わせのそれぞれに嵌合部を設けているが、これに限定されない。例えば、1列に並ぶ複数の第2の液室のうち、少なくとも一番外側の第2の液室に関する第2の駒および第3の駒の組み合わせに設けるものであってもよい。
次に、第2の液室222dについて説明する。図18(a)は、第1の液室221d、第2の液室222d、および第3の液室223dを形成する金型の駒のみの成型時の配置を示す斜視図である。図18(b)は、図18(a)の駒がそれぞれ抜かれた状態を示す斜視図である。図19は、図18(a)の第1の液室221d、第2の液室222d、第3の液室223dを形成する金型の駒のみの成型時の配置から、第4の駒244dを取り除き、図中、矢印Fの方向から見た正面図である。
図19に示すように、第1の駒241dおよび第3の駒243dのそれぞれの第2の駒242dとの当接部の中心軸Mおよび中心軸Nは、同一直線上にない関係に位置している。例えば、仮に駒の加工精度がばらつき、各駒の第2の駒242dとの当接状態が過剰になった場合、駒同士を当接させた際の中心軸Mと中心軸Nとが同一直線上にないため、第2の駒242dは図19の矢印Pの方向にねじられて当接状態が不安定になる恐れがある。しかしながら、嵌合部である第2の駒242dの先端部249dは、中心軸Mと中心軸Nとの間ではなく、外側に位置しているため、矢印P方向へのねじれを防止することができる。
以上の金型の使用および製造方法により、モールド部材である液体吐出ヘッドの成型時に駒同士の当接状態が不安定となることが抑制され、これによるバリの発生を抑制することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、第1および第2の実施形態と異なる構成および製造方法のみを説明し、その他の同様な構成および製造方法は説明を省略する。図20は、第3の実施形態の液体吐出ヘッド(不図示)の筺体311と蓋部材312a、312bとを示す分解斜視図である。第2の液室322a〜322fは、筺体311と、長円形状を有する開口部325a〜325fを塞ぐ蓋部材312aと、開口部326a〜326fを塞ぐ蓋部材312bと、から形成されている。
図21(a)および(b)は、モールド部材である筺体311の製造過程における、金型の駒を抜いた後の、筐体311および金型の駒の状態を示す斜視図である。6個の第1から第3の液室の製造方法は、それぞれ同様のため、第1の液室321f、第2の液室322f、および第3の液室223fを用いて詳細に説明する。
図22(a)は、第1の液室321f、第2の液室322f、および第3の液室323fを形成する金型の駒のみの成型時の配置を示す斜視図である。図22(b)は、図22(a)の駒がそれぞれ抜かれた状態を示す斜視図である。図23は、図22(a)の第1の液室321f、第2の液室322f、第3の液室323fを形成する金型の駒のみの成型時の配置から第4の駒344fを取り除き、図中、矢印Fの方向から見た正面図である。
第1の液室321fは、第1の駒341fから形成され、図21〜図23に示す方向Eに抜かれる。第3の液室323fは、第3の駒343fから形成され、図21〜図23に示す方向Hに抜かれる。第2の液室322fは、第2の駒342fと第4の駒344fとから形成され、それぞれ図21および図22に示す方向GおよびFに抜かれる。すなわち、第1の駒、第2の駒、第3の駒、および第4の駒は、4方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒は、略反対方向に抜かれる。また、第2の駒および第4の駒は、略反対方向に抜かれる。第1の駒および第3の駒の抜き方向と、第2の駒および第4の駒の抜き方向とは、略直交であってもよい。
第2の駒は、交差方向Cに細長い形状を有し、走査方向Sの幅と交差方向Cの長さとのアスペクト比が、例えば1:4以上であることができる。
図23に示すように、成型時に、第1の駒341fと第3の駒343fの先端とは、それぞれ第2の駒342fに当接している。また、図21に示すように、第4の駒344fは、長円形状を有するピンである第2の駒342fの先端部349fと嵌合可能な長円形状の穴となっており、成型時には図22(a)に示すように、それぞれが嵌合している。
駒同士の嵌合部は、繰り返し性から高い寸法精度が必要となるが、本実施例では、嵌合部に単純な長円形状のピンと穴を採用しているため、駒の加工精度が出し易く、加工も容易である。なお、ピンと穴との関係は、この逆であってもよい。
また、第2の駒342fは交差方法Cに長く、図23に示すように、第3の駒343fの走査方向Sの幅W3は狭いため、第2の駒342fと第3の駒343fとの当接部が不安定になり易い形状である。しかしながら、成型時には、第2の駒342fは第4の駒344fと嵌合され確実に固定されているため、上述の当接状態を安定的に確保することができる。さらに、第2の駒342fに当接する第1の駒341fと第3の駒343fとのうち、駒の幅が狭く当接面積が小さい第2の駒343fとの当接部により近い位置に嵌合部が配置されているため、より確実に当接状態を安定的に確保することができる。
なお、図21に示すように、本実施形態では、複数の第2の液室を形成する複数の第2の駒および第3の駒の組み合わせのそれぞれに嵌合部を設けているが、これに限定されない。例えば、1列に並ぶ複数の第2の液室のうち、少なくとも一番外側の第2の液室に関する第2の駒および第3の駒の組み合わせに設けるものであってもよい。
また、図23に示すように、第1の駒341fと第3の駒343fのそれぞれの第2の駒342fへの当接部の中心軸Oおよび中心軸Qは、同一直線上にない関係に位置している。例えば、仮に駒の加工精度がばらつき、各駒の第2の駒342fへの当接状態が仮に過剰になった場合、駒同士を当接させた際の中心軸Oと中心軸Qとが同一直線上にないため、第2の駒342fは図23の矢印Tの方向にねじられ当接状態が不安定になる恐れがある。しかしながら、第2の駒342fと第4の駒344fとは、嵌合が長円形状でなされているため、第2の駒342fのねじれを防止することができる。
以上の金型の使用および製造方法により、モールド部材である液体吐出ヘッドの成型時に駒同士の当接状態が不安定となることが抑制され、これによるバリの発生を抑制することができる。
以上、液体吐出ヘッドを例に本発明を説明したが、本発明は、これに限定されず、これ以外の内部に中空部分を有するモールド部材に対しても適用できることは理解されよう。
100 液体吐出ヘッド
110 インク供給ユニット
111、211、311 筺体
112a、112b、212a、212b、312a、312b 蓋部材
114a〜114f、214a〜214f、314a〜314f フィルタ
121a〜121f、221a〜221f、321a〜321f 第1の液室
122a〜122f、222a〜222f、322a〜322f 第2の液室
123a〜123f、223a〜223f、323a〜323f 第3の液室
141a〜141f、241a〜241f、341a〜341f 第1の駒
142a〜142f、242a〜242f、342a〜342f 第2の駒
143a〜143f、243a〜243f、343a〜343f 第3の駒
144a〜144f、244a〜244f、344a〜344f 第4の駒
150 記録素子ユニット

Claims (9)

  1. 液体を吐出する吐出手段を有する記録素子と、前記記録素子へ前記液体を供給する液室とを有し、前記液室を有する筺体はモールド部材によって構成される液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    金型の第1の駒、第2の駒、第3の駒、第4の駒を異なる4方向から抜くことにより前記液室を成型する工程を含み、
    前記第2の駒は、金型の抜き方向に長い形状を有し、前記第2の駒と前記第4の駒とは、金型の抜き方向が略反対であり、および
    成型時に、前記第1の駒、前記第2の駒、前記第3の駒、および前記第4の駒のそれぞれは、前記第1の駒、前記第2の駒、前記第3の駒、および前記第4の駒の少なくとも1つに当接していることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記第1の駒と前記第3の駒は、金型の抜き方向が略反対であり、かつ成型時にそれぞれが前記第2の駒と当接し、
    前記第1の駒を抜くことにより形成される開口部にはフィルタが設けられ、前記第2の駒を抜くことにより形成される開口部は、第1の蓋部材により塞がれ、前記第4の駒を抜くことにより形成される開口部は、第2の蓋部材により塞がれることを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記第2の駒と前記第4の駒との当接面は、前記第2の駒を抜く方向に対して斜めであることを特徴とする請求項またはに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 複数の前記液室が形成され、前記複数の液室は、前記第2の駒と前記第4の駒の金型の抜き方向に略直交する方向に並列して配列され、前記複数の液室のうち少なくとも最も外側に位置する液室を成型するための前記第2の駒と前記第4の駒とは、互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記第3の駒と前記第2の駒との当接面積は、前記第1の駒と前記第2の駒との当接面積よりも小さく、前記嵌合部は、前記第3の駒の近傍に設けられていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記第2の駒の前記嵌合部は、円形状のピンを有し、前記第4の駒の前記嵌合部は、円形状の穴を有することを特徴とする請求項またはに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記第2の駒の前記嵌合部は、長円形状のピンを有し、前記第4の駒の前記嵌合部は、長円形状の穴を有することを特徴とする請求項またはに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  8. 前記第1の駒と前記第3の駒とは、互いの前記第2の駒との当接部の中心軸が同一直線上にない関係に位置し、前記嵌合部は、2つの前記中心軸の外側に配置されていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  9. 前記液室は、前記筺体と、前記第1の蓋部材と、前記第2の蓋部材と、をそれぞれ射出成型により形成する第1の工程と、前記筺体と前記第1の蓋部材、および前記筺体と前記第2の蓋部材、をそれぞれ当接させる第2の工程と、前記筺体と前記第1の蓋部材、および前記筺体と前記第2の蓋部材、の当接部に封止材料を充填し、前記当接部を接合する第3の工程によって形成され、前記第1から第3の工程は、同一金型内で連続的に進行されることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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