JP6779417B1 - 在庫費算出システム、在庫費算出方法および在庫費算出プログラム - Google Patents

在庫費算出システム、在庫費算出方法および在庫費算出プログラム Download PDF

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Abstract

複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に在庫検出センサが設置される。滞留時間計測部(220)は、各在庫検出センサを利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する。在庫費算出部(230)は、各段階での各在庫の滞留時間に基づいて、各段階で各在庫に対して要した在庫費を算出する。

Description

本発明は、製造業において工場内外で発生する費用を算出するための方法に関するものである。
生産計画の立案については技術が成熟しつつあり、現在は在庫などサプライチェーンの費用削減に目が向けられるようになってきている。この状況において、在庫費の削減に対するユーザの要望が日増しに増えてきている。
国際公開2007/060985号
在庫費削減のためには個当りまたは生産ロット当りの在庫費を算出する必要がある。しかし、従来の在庫費算出方法は、在庫全体の費用を算出するだけであり、個当りまたは生産ロット当りの在庫費を算出しないため、精度の高い在庫費算出ができていなかった。
本発明は、個当りまたは生産ロット当りの在庫費を算出することを目的とする。
本発明の在庫費算出システムは、
複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する滞留時間計測部と、
各段階での各在庫の滞留時間に基づいて、各段階で各在庫に対して要した在庫費を算出する在庫費算出部と、を備える。
本発明によれば、在庫別に各段階の在庫費を算出することができる。そのため、生産計画または輸送計画などの計画を適正に導出することが可能となる。
実施の形態1における在庫費算出システム100の構成図。 実施の形態1における在庫費算出装置200の構成図。 実施の形態1における記憶部290の構成図。 実施の形態1における消費量データ291の構成図。 実施の形態1における単価データ292の構成図。 実施の形態1におけるセンサ管理データ293の構成図。 実施の形態1における製造過程データ294の構成図。 実施の形態1における滞留時間データ295の構成図。 実施の形態1における在庫費データ296の構成図。 実施の形態1における在庫費算出方法のフローチャート。 実施の形態1における滞留時間計測処理(S120)のフローチャート。 実施の形態1における在庫費算出処理(S130)のフローチャート。 実施の形態1における在庫費グラフ111の一例を示す図。 実施の形態1における製造工程フローの一例を示す図。 実施の形態1における製造過程の一例を示す図。 実施の形態2における在庫費算出システム100の構成図。 実施の形態2における総計費算出装置300の構成図。 実施の形態2における記憶部390の構成図。 実施の形態2における製品種類データ391の構成図。 実施の形態2における完成在庫群データ392の構成図。 実施の形態2における総計費データ393の構成図。 実施の形態2における総計費算出方法のフローチャート。 実施の形態2における製品種類判別処理(S220)のフローチャート。 実施の形態2における総計費算出処理(S230)のフローチャート。 実施の形態2における総計費グラフ112の一例を示す図。 実施の形態2における製造工程フローの一例を示す図。 実施の形態2における製品種類データ391の別例を示す図。 実施の形態2における材料データ394の別例を示す図。 実施の形態における在庫費算出装置200のハードウェア構成図。 実施の形態における総計費算出装置300のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
在庫費算出システム100について、図1から図15に基づいて説明する。
図1に基づいて、在庫費算出システム100の構成を説明する。
在庫費算出システム100は、製造工程フローの各段階における各在庫の在庫費を算出するためのシステムである。
製造工程フローは、材料を加工して製品(完成品)を製造するための手順であり、複数の製造工程を含む。
製造工程フローによる加工前の段階を「材料段階」と称する。
製造工程で加工中の段階を「加工中段階」と称する。
製造工程間で加工待ちの段階を「工程間段階」と称する。
製造工程フローによる加工後の段階を「完成段階」と称する。
在庫費算出システム100は、複数の在庫検出センサ101と、在庫費算出装置200と、ディスプレイ102と、を備える。
複数の在庫検出センサ101と在庫費算出装置200は、ネットワークを介して、互いに通信を行う。
ディスプレイ102は、在庫費算出装置200に接続される。
複数の在庫検出センサ101のそれぞれは、互いに異なる場所に設置される。
各在庫検出センサ101は、材料在庫が滞留する場所、加工中在庫が滞留する場所、工程間在庫が滞留する場所または完成在庫が滞留する場所に設置される。
材料在庫は、製造工程フローによる加工前の段階(材料段階)の在庫、すなわち、製品の材料となる在庫である。
加工中在庫は、製造工程での加工中の段階(加工中段階)の在庫、すなわち、加工中状態の在庫である。
工程間在庫は、製造工程間での加工待ちの段階(工程間段階)の在庫、すなわち、加工待ちの在庫である。
なお、加工中在庫と工程間在庫を統合したものが従来の仕掛品在庫である。
完成在庫は、製造工程フローによる加工後の段階(完成段階)の在庫、すなわち、完成品(製品)の在庫である。
各在庫検出センサ101は、設置場所に滞留している各在庫を検出するためのセンサである。各在庫は以下のように検出される。
各在庫には、在庫識別子が添付されている。在庫識別子を添付する方法は任意である。例えば、在庫識別子が在庫の表面に記されてもよいし、在庫識別子を表すコードが在庫の表面に記されてもよいし、在庫識別子が記録されたICタグが在庫に搭載されてもよい。バーコードおよびQRコード(登録商標)はコードの一例である。ICはintegrated circuitの略称である。
各在庫検出センサ101は、各在庫に添付されている在庫識別子を読み取ることによって、各在庫を検出する。在庫識別子を読み取る方法は任意である。
例えば、在庫検出センサ101は画像センサである。画像センサは、撮影によって、滞留している在庫が映った画像を得る。そして、画像センサは、画像処理によって、在庫に添付されている在庫識別子を検出する。
例えば、在庫検出センサ101はコードリーダである。コードリーダは、在庫に記されたコードから在庫識別子を読み取る。
例えば、在庫検出センサ101はリーダライタである。リーダライタは、在庫に搭載されたICタグとの無線通信によって、ICタグから在庫識別子を読み取る。
在庫は、単位数量の物である。単位数量の具体例は1個または1ロットである。小さいネジなどの微小な部品を含め、単位数量を個として扱えるものは全て、個単位で在庫識別子を付与することが可能である。
在庫識別子は、在庫を識別する。
在庫費算出装置200は、複数の在庫検出センサ101を利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する。
そして、在庫費算出装置200は、各段階での各在庫の滞留時間に基づいて、各段階で各在庫に対して要した費用(在庫費)を算出する。
さらに、在庫費算出装置200は、在庫別に各段階の在庫費を表すグラフ、をディスプレイ102に表示する。
***構成の説明***
図2に基づいて、在庫費算出装置200の構成を説明する。
在庫費算出装置200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と通信装置204と入出力インタフェース205といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ201は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201は、CPU、DSPまたはGPUである。
ICは、Integrated Circuitの略称である。
CPUは、Central Processing Unitの略称である。
DSPは、Digital Signal Processorの略称である。
GPUは、Graphics Processing Unitの略称である。
メモリ202は揮発性または不揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAMである。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
RAMは、Random Access Memoryの略称である。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
ROMは、Read Only Memoryの略称である。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。
通信装置204はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置204は通信チップまたはNICである。
NICは、Network Interface Cardの略称である。
入出力インタフェース205は、入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース205はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイ102である。
USBは、Universal Serial Busの略称である。
在庫費算出装置200は、汎用データ受付部210と滞留時間計測部220と在庫費算出部230と在庫費表示部240といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置203には、汎用データ受付部210と滞留時間計測部220と在庫費算出部230と在庫費表示部240としてコンピュータを機能させるための在庫費算出プログラムが記憶されている。在庫費算出プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
補助記憶装置203には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
プロセッサ201は、OSを実行しながら、在庫費算出プログラムを実行する。
OSは、Operating Systemの略称である。
在庫費算出プログラムの入出力データは記憶部290に記憶される。
メモリ202は記憶部290として機能する。但し、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタおよびプロセッサ201内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部290として機能してもよい。
在庫費算出装置200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ201の機能を分担する。
在庫費算出プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
図3に基づいて、記憶部290の構成を説明する。
記憶部290には、消費量データ291、単価データ292、センサ管理データ293、製造過程データ294、滞留時間データ295および在庫費データ296などが記憶される。
図4に基づいて、消費量データ291を説明する。
消費量データ291は、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示す。リソースの具体例は、材料、エネルギーおよび作業者である。加工中段階に発生するリソースは、工程が機械による作業である場合には機械を動かす電力エネルギーであり、工程が人手による作業である場合には作業者である。工程間段階に発生するリソースは、在庫が存在する空間を適切な状態に保持するための電力エネルギー、および、工程間に存在する在庫の管理を行う作業者である。
具体的には、消費量データ291は、在庫カテゴリ識別子と段階識別子とリソース識別子と消費量とが互いに対応付けられたテーブルである。
在庫カテゴリ識別子と段階識別子とリソース識別子と消費量との組を「消費量レコード」と称する。
在庫カテゴリ識別子は、在庫のカテゴリを表す識別子である。例えば、在庫カテゴリ識別子は在庫の型番である。ある型番の在庫が複数存在する場合、1つの在庫カテゴリ識別子の基に、複数の在庫識別子が存在することになる。
図5に基づいて、単価データ292を説明する。
単価データ292は、各リソースの単価を示す。つまり、単価データ292は、1単位あたりの各リソースの価格を示す。
具体的には、単価データ292は、リソース識別子と時間比例該否と単価とが互いに対応付けられたテーブルである。
リソース識別子と時間比例該否と単価との組を「単価レコード」と称する。
図6に基づいて、センサ管理データ293を説明する。
センサ管理データ293は、各在庫検出センサ101に対応する段階を示す。つまり、センサ管理データ293は、各在庫検出センサ101によって在庫の検出がなされる場所、に対応する段階である。
具体的には、センサ管理データ293は、センサ識別子と段階識別子とが互いに対応付けられたテーブルである。
センサ識別子と段階識別子との組を「センサ管理レコード」と称する。
図7に基づいて、製造過程データ294を説明する。
製造過程データ294は、検出された各在庫の製造過程を示す。
製造過程は、在庫が経た段階の過程である。
具体的には、製造過程データ294は、在庫識別子と製造過程情報と在庫費とが互いに対応付けられたテーブルである。
製造過程情報は、在庫の製造過程を示す情報であり、順番に並べられた1つ以上の段階識別子で表される。
在庫費は、製造過程において在庫に対して要した費用を示す。
在庫識別子と製造過程情報と在庫費との組を「製造過程レコード」と称する。
図8に基づいて、滞留時間データ295を説明する。
滞留時間データ295は、各段階での各在庫の滞留時間を示す。
具体的には、滞留時間データ295は、在庫識別子と段階識別子とリソース識別子と開始時刻と終了時刻と滞留時間とが互いに対応付けられたテーブルである。
在庫識別子と段階識別子とリソース識別子と開始時刻と終了時刻と滞留時間との組を「滞留時間レコード」と称する。
図9に基づいて、在庫費データ296を説明する。
在庫費データ296は、在庫別に各段階の在庫費を示す。
具体的には、在庫費データ296は、在庫識別子と段階識別子と在庫費とが互いに対応付けられたテーブルである。
在庫費は、各段階で在庫に対して要した費用を示す。
在庫識別子と段階識別子と在庫費との組を「在庫費レコード」と称する。
***動作の説明***
在庫費算出システム100(特に、在庫費算出装置200)の動作の手順は在庫費算出方法に相当する。また、在庫費算出システム100(特に、在庫費算出装置200)の動作の手順は在庫費算出プログラムによる処理の手順に相当する。
図10に基づいて、在庫費算出方法の概要を説明する。
ステップS110において、利用者は、消費量データ291、単価データ292およびセンサ管理データ293を在庫費算出装置200に入力する。
汎用データ受付部210は、消費量データ291、単価データ292およびセンサ管理データ293を受け付ける。
そして、汎用データ受付部210は、消費量データ291、単価データ292およびセンサ管理データ293を記憶部290に記憶する。
ステップS120において、滞留時間計測部220は、各在庫検出センサ101を利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する。
各段階での各在庫の滞留時間は以下のように計測される。
まず、滞留時間計測部220は、各在庫検出センサ101を利用して、各在庫が滞留している段階を各時刻に検出する。各在庫が滞留している段階を「滞留段階」と称する。
そして、滞留時間計測部220は、各時刻における各在庫の滞留段階に基づいて、各段階での各在庫の滞留時間を算出する
滞留時間計測処理(S120)の詳細について後述する。
ステップS130において、在庫費算出部230は、各段階での各在庫の滞留時間に基づいて、各段階で各在庫に対して要した費用を算出する。算出される費用を「在庫費」と称する。
具体的には、在庫費算出部230は、滞留時間データ295と消費量データ291と単価データ292とを用いて、各在庫に対して各段階の在庫費を算出する。
在庫費算出処理(S130)の詳細について後述する。
ステップS140において、在庫費表示部240は、在庫別に各段階の在庫費を表すグラフ、を表示する。
在庫費表示処理(S140)の詳細について後述する。
図11に基づいて、滞留時間計測処理(S120)の手順を説明する。
ステップS121からステップS124は、各在庫検出センサ101から各在庫検出データが出力される毎に実行される。
各在庫検出センサ101は、設置場所に滞留している各在庫を各時刻に検出する。そして、在庫検出センサ101は、検出された各在庫を示す在庫検出データを各時刻に出力する。
在庫検出データは、センサ識別子と在庫識別子と検出時刻とを含む。
在庫検出データの中のセンサ識別子は、在庫検出データを出力した在庫検出センサ101を識別する。
在庫検出データの中の在庫識別子は、検出された在庫を識別する。
在庫検出データの中の検出時刻は、在庫が検出された時刻である。
ステップS121において、滞留時間計測部220は、各在庫検出センサ101から、各在庫検出データを受信する。
ステップS122において、滞留時間計測部220は、受信した在庫検出データに対応する段階識別子をセンサ管理データ293から抽出する。
各段階にセンサを1つ設置する場合、センサ識別子と段階識別子は同値である。一方、各段階にセンサが複数設置される場合、複数のセンサ識別子が段階識別子の抽出元となる。
具体的には、滞留時間計測部220は、在庫検出データの中のセンサ識別子と同じセンサ識別子に対応付けられた段階識別子をセンサ管理データ293から抽出する。
抽出される段階識別子で識別される段階が、滞留段階である。
ステップS123において、滞留時間計測部220は、受信した在庫検出データに対応する製造過程レコードの中の製造過程情報を更新する。
具体的には、滞留時間計測部220は以下のように動作する。
まず、滞留時間計測部220は、受信した在庫検出データの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を含んだ製造過程レコードを、製造過程データ294から選択する。
そして、滞留時間計測部220は、選択した製造過程レコードの中の製造過程情報に、ステップS122で抽出した段階識別子を追加する。但し、抽出した段階識別子が、選択した製造過程レコードの中の製造過程情報に含まれていた場合、抽出した段階識別子の追加は不要である。
受信した在庫検出データに対応する製造過程レコードが存在しない場合、滞留時間計測部220は、製造過程レコードを生成し、生成した製造過程レコードを製造過程データ294に登録する。
登録される製造過程レコードの中の在庫識別子は、受信した在庫検出データの中の在庫識別子と同じである。
登録される製造過程レコードの中の製造過程情報は、ステップS122で抽出された段階識別子を示す。
登録される製造過程レコードの在庫費は、ゼロである。
ステップS124において、滞留時間計測部220は、受信した在庫検出データに対応する滞留時間レコードを更新する。
更新される滞留時間レコードは、受信した在庫検出データの中の在庫識別子と同じ在庫識別子と、ステップS122で抽出された段階識別子と同じ段階識別子とを含む。
具体的には、滞留時間計測部220は以下のように動作する。
まず、滞留時間計測部220は、受信した在庫検出データに対応する滞留時間レコードを滞留時間データ295から選択する。
そして、滞留時間計測部220は、選択した滞留時間レコードを以下のように更新する。
滞留時間計測部220は、選択した滞留時間レコードの中の終了時刻を、在庫検出データの中の検出時刻に更新する。
滞留時間計測部220は、選択した滞留時間レコードの中の滞在時間を、選択した滞留時間レコードの中の開始時刻から在庫検出データの中の検出時刻までの時間の長さに更新する。
受信した在庫検出データに対応する滞留時間レコードが存在しない場合、滞留時間計測部220は、滞留時間レコードを生成し、生成した滞留時間レコードを滞留時間データ295に登録する。
登録される滞留時間レコードの中の在庫識別子は、受信された在庫検出データの中の在庫識別子と同じである。
登録される滞留時間レコードの中の段階識別子は、ステップS122で抽出された段階識別子と同じである。
登録される滞留時間レコードの中の開始時刻は、受信した在庫検出データの中の検出時刻と同じである。
登録される滞留時間レコードの中の終了時刻は、受信した在庫検出データの中の検出時刻と同じである。
登録される滞留時間レコードの中の滞在時間は、ゼロである。
図12に基づいて、在庫費算出処理(S130)の手順を説明する。
ステップS131において、在庫費算出部230は、ステップS124(図11参照)で更新された滞留時間レコードに対応する消費量レコード群を、消費量データ291から抽出する。消費量レコード群は1つ以上の消費量レコードである。
具体的には、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードの中の段階識別子と同じ段階識別子を含んだ1つ以上の消費量レコードを消費量データ291から抽出する。
ステップS132において、在庫費算出部230は、抽出した消費量レコード群から、未選択の消費量レコードを1つ選択する。
ステップS133において、在庫費算出部230は、選択した消費量レコードに対応する単価レコードを単価データ292から抽出する。
具体的には、在庫費算出部230は、選択した消費量レコードの中のリソース識別子と同じリソース識別子を含んだ単価レコードを単価データ292から抽出する。
ステップS134において、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードと選択した消費量レコードと抽出した単価レコードとを用いて、リソース別費用を算出する。
具体的には、単価レコードの時間比例該否が該当の場合、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードから滞留時間を抽出し、選択した消費量レコードから消費量を抽出し、抽出した単価レコードから単価を抽出する。そして、在庫費算出部230は、抽出した単価に抽出した消費量と抽出した滞留時間とをかける。これにより算出される費用がリソース別費用である。一方、単価レコードの時間比例該否が非該当の場合、在庫費算出部230は、選択した消費量レコードから消費量を抽出し、抽出した単価レコードから単価を抽出する。そして、在庫費算出部230は、抽出した単価に抽出した消費量をかける。これにより算出される費用がリソース別費用である。
ステップS135において、在庫費算出部230は、抽出した消費量レコード群の中に未選択の消費量レコードがあるか判定する。
未選択の消費量レコードがある場合、処理はステップS132に進む。
未選択の消費量レコードがない場合、処理はステップS136に進む。
ステップS136において、在庫費算出部230は、算出したリソース別費用の合計を算出する。算出される合計を「段階費用」と称する。
ステップS137において、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードに対応する在庫費レコードの中の在庫費を更新する。
具体的には、在庫費算出部230は以下のように動作する。
まず、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子と、更新された滞留時間レコードの中の段階識別子と同じ段階識別子と、を含んだ在庫費レコードを在庫費データ296から選択する。
そして、在庫費算出部230は、選択した在庫費レコードの中の在庫費をステップS136で算出した段階費用に更新する。
更新された滞留時間レコードに対応する在庫費レコードが存在しない場合、在庫費算出部230は、在庫費レコードを生成し、生成した在庫費レコードを在庫費データ296に登録する。
登録される在庫費レコードの中の在庫識別子は、更新された滞留時間レコードの中の在庫識別子と同じである。
登録される在庫費レコードの中の段階識別子は、更新された滞留時間レコードの中の段階識別子と同じである。
登録される在庫費レコードの中の在庫費は、ステップS136で算出された段階費用と同じである。
ステップS138において、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードに対応する製造過程レコードの中の在庫費を更新する。
具体的には、在庫費算出部230は以下のように動作する。
まず、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードに対応する在庫費レコード群を在庫費データ296から抽出する。抽出される在庫費レコード群は、更新された滞留時間レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を含む1つ以上の在庫費レコードである。
次に、在庫費算出部230は、抽出した在庫費レコード群の中の在庫費の合計を算出する。算出される合計を「合計費用」と称する。
次に、在庫費算出部230は、更新された滞留時間レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を含む製造過程レコードを製造過程データ294から選択する。
そして、在庫費算出部230は、選択した製造過程レコードの在庫費を、算出した合計費用に更新する。
在庫費表示処理(S140)の詳細を説明する。
在庫費表示部240は、在庫費データ296を用いて在庫費グラフ111のデータを生成し、生成したデータを用いてディスプレイ102に在庫費グラフ111を表示させる。
具体的には、在庫費表示部240は、在庫費グラフ111のデータを以下のように生成する。
在庫費表示部240は、在庫識別子毎に、在庫費データ296から在庫費レコード群を抽出する。抽出される在庫費レコード群は、同じ在庫識別子を含む1つ以上の在庫費レコードである。
在庫費表示部240は、在庫識別子毎に、在庫費レコード群に示される各段階の在庫費を表すグラフを生成する。
そして、在庫費表示部240は、在庫識別子別のグラフを表すデータを生成する。生成されるデータが在庫費グラフ111のデータである。
図13に、在庫費グラフ111の具体例を示す。
在庫費グラフ111は、在庫別に各段階の在庫費を表す。例えば、在庫費グラフ111は、在庫別に各段階の在庫費を表す棒グラフである。
在庫費グラフ111は、在庫別に、材料と工程1と工程1・2と工程2とのそれぞれの段階の在庫費を表している。工程1・2は工程1と工程2との間を意味する。
在庫識別子「1」、在庫識別子「2」および在庫識別子「3」のそれぞれの在庫は、工程2の加工中在庫である。在庫費グラフ111は、材料段階の在庫費と、
在庫識別子「4」の在庫は、工程1・2の在庫である。
在庫識別子「5」の在庫は、工程1の加工中在庫である。
***実施の形態1の補足***
図14および図15に基づいて、在庫識別子の管理について説明する。在庫識別子を4桁の数字で示す。
図14に、完成在庫(3000)に対する製造工程フローを示す。
完成在庫(3000)は、工程1、工程2、工程3、工程4および工程5によって製造される。
図15に、完成在庫(3000)の製造過程を示す。
完成在庫(3000)は、材料在庫(0001)と材料在庫(0204)とを加工することによって製造される。
在庫識別子は各材料在庫に付与される。工程1によって加工される材料在庫の1つには在庫識別子「0001」が付与された。工程3によって加工される材料在庫の1つには在庫識別子「0204」が付与された。
材料在庫(0001)は工程1で加工されて工程2の前段階の工程間在庫(0001)になり、その工程間在庫(0001)は工程2で加工されて工程4の前段階の工程間在庫(0001)になる。
材料在庫(0204)は工程3で加工されて工程4の前段階の工程間在庫(0204)になる。
その後、工程4が行われる。工程4では、工程間在庫(0001)と工程間在庫(0204)が組み合わされる。
この場合、工程4によって得られた工程間在庫には、新たな在庫識別子が付与される。例えば、在庫識別子「3000」が付与される。この際、新しく付与した在庫識別子「3000」と、過去に使用した在庫識別子「0001」と「0204」の関連性を登録する。
そして、工程4によって得られた工程間在庫(3000)が工程5で加工されることによって、完成在庫(3000)が得られる。
在庫費について補足する。
在庫費算出部230は、金利を考慮して在庫費を算出してもよい。
例えば、図10のステップS130において、各段階の各在庫の滞留時間に比例して加算される金利を付け加えてもよい。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1により、工場内外で発生する個当りまたは生産ロット当りの在庫費をリアルタイムに算出することができる。個当りで在庫費を算出する場合の「個」を「生産ロット」として扱うことで、生産ロット当りの在庫費を算出することができる。
実施の形態1により、在庫別に各段階の在庫費を視覚化することができる。
工場の管理者は、ディスプレイ102に表示された在庫費グラフ111を見て、ある在庫の費用の異常を発見することができる。例えば、管理者は、ある在庫の費用が他の在庫の費用よりも極端に大きいという異常を発見することができる。
図13の在庫費グラフ111がディスプレイ102に表示されたと仮定する。この場合、管理者は、在庫識別子「2」の在庫に対して工程1・2で要した費用が、他の在庫の費用と比べて大きいことに気付く。この原因は、工程1と工程2との間で在庫が滞留する事態が発生していることであると考えられる。つまり、工程1と工程2とのバランスが取れていないことが原因であると考えられる。例えば、工程1の作業時間が工程2の作業時間よりも短い、あるいは、工程1の製造ロット単位数が工程2の製造ロット単位数よりも大きい、などの原因が考えられる。これにより、管理者は、在庫費を抑えるためのアクションを起こすことができる。具体的には、管理者は、工程1の作業時間または工程1に投入する製造ロット単位数を調整する。工程1の作業時間は、例えば、工程1に投入する在庫の量によって調整することができる。
在庫費算出装置200は、四半期末等の特定の時点でのみ稼動するものではなく、常にリアルタイムに稼働するものである。そのため、工場の管理者は、ディスプレイ102を通じて、常に最新の在庫費を知ることができる。よって、管理者は、在庫費を抑えるためのアクションを、四半期末などの特定の時点だけでなく、いつでも行うことができる。
実施の形態2.
製品種類別に各段階の在庫費の総計を算出する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図16から図28に基づいて説明する。
***構成の説明***
図16に基づいて、在庫費算出システム100の構成を説明する。
在庫費算出システム100は、実施の形態1(図1参照)で説明した要素に加えて、総計費算出装置300とディスプレイ103とを備える。
総計費算出装置300は、ネットワークを介して、在庫費算出装置200と通信する。
ディスプレイ103は、総計費算出装置300に接続されている。
総計費算出装置300は、製品種類毎に各段階の総計費を算出する。
総計費は、同じ製品種類に属する完成在庫の在庫費の総計である。
さらに、総計費算出装置300は、製品種類別の各段階の総計費を表すグラフ、をディスプレイ103に表示する。
図17に基づいて、総計費算出装置300の構成を説明する。
総計費算出装置300は、プロセッサ301とメモリ302と補助記憶装置303と通信装置304と入出力インタフェース305といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ301は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ301はCPU、DSPまたはGPUである。
メモリ302は揮発性または不揮発性の記憶装置である。メモリ302は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ302はRAMである。メモリ302に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置303に保存される。
補助記憶装置303は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置303は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置303に記憶されたデータは必要に応じてメモリ302にロードされる。
通信装置304はレシーバ及びトランスミッタである。例えば、通信装置304は通信チップまたはNICである。
入出力インタフェース305は、入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース305はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイ103である。
総計費算出装置300は、汎用データ受付部310と製品種類判別部320と総計費算出部330と通信装置304といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
補助記憶装置303には、汎用データ受付部310と製品種類判別部320と総計費算出部330と総計費算出部330と総計費表示部340としてコンピュータを機能させるための総計費算出プログラムが記憶されている。総計費算出プログラムは、メモリ302にロードされて、プロセッサ301によって実行される。
補助記憶装置303には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ302にロードされて、プロセッサ301によって実行される。
プロセッサ301は、OSを実行しながら、総計費算出プログラムを実行する。
総計費算出プログラムの入出力データは記憶部390に記憶される。
メモリ302は記憶部390として機能する。但し、補助記憶装置303、プロセッサ301内のレジスタおよびプロセッサ301内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ302の代わりに、又は、メモリ302と共に、記憶部390として機能してもよい。
総計費算出装置300は、プロセッサ301を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ301の機能を分担する。
総計費算出プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
図18に基づいて、記憶部390の構成を説明する。
記憶部390には、製品種類データ391、製造過程データ294、完成在庫群データ392、在庫費データ296および総計費データ393などが記憶される。
図19に基づいて、製品種類データ391を説明する。
製品種類データ391は、複数の製造工程フローのそれぞれに対応する製品種類を示す。製品種類は、製造工程フローによって得られる完成品(製品)の種類である。
具体的には、製品種類データ391は、製造過程情報と種類識別子とが互いに対応付けられたテーブルである。種類識別子は、製品種類を識別する。
製造過程情報と製品種類との組を「製品種類レコード」と称する。
図20に基づいて、完成在庫群データ392を説明する。
完成在庫群データ392は、各製品種類に属する完成在庫群を示す。
完成在庫群は、同じ製品種類に属する1つ以上の完成在庫である。
具体的には、完成在庫群データ392は、種類識別子と在庫群情報とが互いに対応付けられたテーブルである。
在庫群情報は、完成在庫群を示す情報であり、同じ製品種類に属する1つ以上の完成在庫に対応する1つ以上の在庫識別子で表される。
種類識別子と在庫群情報との組を「完成在庫群レコード」と称する。
図21に基づいて、総計費データ393を説明する。
総計費データ393は、製品種類別に各段階の総計費を示す。
具体的には、総計費データ393は、種類識別子と段階識別子と総計費とが互いに対応付けられたテーブルである。
種類識別子と段階識別子と総計費との組を「総計費レコード」と称する。
***動作の説明***
総計費算出装置300の動作の手順は総計費算出方法に相当する。総計費算出方法は在庫費算出システム100による在庫費算出方法の一部である。
総計費算出装置300の動作の手順は総計費算出プログラムによる処理の手順に相当する。総計費算出プログラムは在庫費算出システム100のための在庫費算出プログラムの一部である。
図22に基づいて、総計費算出方法を説明する。
ステップS210において、利用者は、製品種類データ391を総計費算出装置300に入力する。
汎用データ受付部310は、製品種類データ391を受け付ける。
そして、汎用データ受付部310は、製品種類データ391を記憶部390に記憶する。
ステップS220において、製品種類判別部320は、製造過程データ294と製品種類データ391とに基づいて、各完成在庫の製品種類を判別する。
製品種類判別処理(S220)の詳細について後述する。
ステップS230において、総計費算出部330は、各完成在庫の製品種類と完成在庫別の各段階の在庫費とに基づいて、製品種類毎に各段階の総計費を算出する。
総計費算出処理(S230)の詳細について後述する。
ステップS240において、総計費表示部340は、製品種類別に各段階の総計費を表すグラフ、を表示する。
総計費表示処理(S240)の詳細について後述する。
図23に基づいて、製品種類判別処理(S220)の手順を説明する。
ステップS221において、製品種類判別部320は、製造過程データ294を取得する。
具体的には、製品種類判別部320は、在庫費算出装置200から製造過程データ294を受信する。そして、製品種類判別部320は、製造過程データ294を記憶部390に記憶する。
ステップS222において、製品種類判別部320は、製造過程データ294から、未選択の製造過程レコードを1つ選択する。
ステップS223において、製品種類判別部320は、選択した製造過程レコードに対応する製品種類レコードを製品種類データ391の中から探す。
選択した製造過程に対応する製品種類レコードは、選択した製造過程レコードの中の製造過程情報と同じ製造過程情報を含む製品種類レコードである。
選択した製造過程に対応する製品種類レコードを「当該製品種類レコード」と称する。
当該製品種類レコードが見つかった場合、処理はステップS224に進む。当該製品種類レコードの中の種類識別子で識別される製品種類が、判別された製品種類である。
当該製品種類レコードが見つからなかった場合、処理はステップS225に進む。
ステップS224において、製品種類判別部320は、当該製品種類レコードに対応する完成在庫群レコードを更新する。
具体的には、製品種類判別部320は以下のように動作する。
まず、製品種類判別部320は、当該製品種類レコードの中の種類識別子と同じ種類識別子を含む完成在庫群レコードを完成在庫群データ392から選択する。
そして、製品種類判別部320は、ステップS222で選択した製造過程レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を、選択した完成在庫群レコードの中の在庫群情報に追加する。但し、選択した製造過程レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子が、選択した完成在庫群レコードの中の在庫群情報に含まれていた場合、在庫識別子の追加は不要である。
当該製品種類レコードに対応する完成在庫群レコードが存在しない場合、製品種類判別部320は、完成在庫群レコードを生成し、生成した完成在庫群レコードを完成在庫群データ392に登録する。
登録される完成在庫群レコードの中の種類識別子は、当該製品種類レコードの中の種類識別子と同じである。
登録される完成在庫群レコードの中の在庫群情報は、ステップS222で選択された製造過程レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を示す。
ステップS225において、製品種類判別部320は、製造過程データ294の中に未選択の製造過程レコードがあるか判定する。
未選択の製造過程レコードがある場合、処理はステップS222に進む。
未選択の製造過程レコードがない場合、処理は終了する。
図24に基づいて、総計費算出処理(S230)の手順を説明する。
ステップS231において、総計費算出部330は、在庫費データ296を取得する。
具体的には、総計費算出部330は、在庫費算出装置200から在庫費データ296を受信する。そして、総計費算出部330は、在庫費データ296を記憶部390に記憶する。
ステップS232において、総計費算出部330は、完成在庫群データ392から、未選択の完成在庫群レコードを1つ選択する。
ステップS233において、総計費算出部330は、選択した完成在庫群レコードに対応する在庫費レコード群を在庫費データ296から抽出する。
抽出される在庫費レコード群は、選択された完成在庫群レコードの中の在庫群情報に含まれる各在庫識別子と同じ在庫識別子を含む1つ以上の在庫費レコードである。
ステップS234において、総計費算出部330は、選択した完成在庫群レコードに対応する製品種類レコードを製品種類データ391から抽出する。
ステップS235において、総計費算出部330は、選択した製品種類レコードの中の製造過程情報から、未選択の段階識別子を1つ選択する。
ステップS236において、総計費算出部330は、選択した製品種類レコードに示される製品種類に対して、選択した段階識別子で識別される段階の総計費を算出する。
具体的には、総計費算出部330は以下のように動作する。
まず、総計費算出部330は、選択した段階識別子に対応する1つ以上の在庫費レコードを、ステップS233で抽出した在庫費レコード群から抽出する。抽出される各在庫費レコードは、選択された段階識別子と同じ段階識別子を含む。
次に、総計費算出部330は、抽出した各在庫費レコードから在庫費を抽出する。
次に、総計費算出部330は、抽出した在庫費の合計を算出する。算出される合計が総計費である。
そして、総計費算出部330は、総計費レコードを生成し、生成した総計費レコードを総計費データ393に登録する。
登録される総計費レコードの中の種類識別子は、ステップS234で抽出された製品種類レコードの中の種類識別子と同じである。
登録される総計費レコードの中の段階識別子は、ステップS235で選択された段階識別子と同じである。
登録される総計費レコードの中の総計費は、ステップS236で算出された総計費と同じである。
ステップS237において、総計費算出部330は、ステップS234で抽出した製品種類レコードの製造過程情報の中に、未選択の段階識別子があるか判定する。
未選択の段階識別子がある場合、処理はステップS235に進む。
未選択の段階識別子がない場合、処理はステップS238に進む。
ステップS238において、総計費算出部330は、完成在庫群データ392の中に未選択の完成在庫群レコードがあるか判定する。
未選択の完成在庫群レコードがある場合、処理はステップS232に進む。
未選択の完成在庫群レコードがない場合、処理は終了する。
総計費表示処理(S340)の詳細を説明する。
総計費表示部340は、総計費データ393を用いて総計費グラフ112のデータを生成し、生成したデータを用いてディスプレイ103に総計費グラフ112を表示させる。
具体的には、総計費表示部340は、総計費グラフ112のデータを以下のように生成する。
総計費表示部340は、種類識別子毎に、総計費データ393から総計費レコード群を抽出する。抽出される総計費レコード群は、同じ種類識別子を含む1つ以上の総計費レコードである。
総計費表示部340は、種類識別子毎に、総計費レコード群に示される各段階の総計費を表すグラフを生成する。
そして、総計費表示部340は、種類識別子別のグラフを表すデータを生成する。生成されるデータが総計費グラフ112のデータである。
図25に、総計費グラフ112の具体例を示す。
総計費グラフ112は、製品種類別に各段階の総計費を表す。例えば、総計費グラフ112は、製品種類別に各段階の総計費を表す棒グラフである。
総計費グラフ112は、製品種類別に、材料と工程1と工程1・2と工程2と完成品とのそれぞれの段階の在庫費を表している。工程1・2は工程1と工程2との間を意味する。
***実施の形態2の補足***
製品種類について補足する。
複数種類の製品を製造するために、複数の製造工程フローが存在する。
図26に、材料在庫(0001)に対する2種類の製造工程フローを示す。
第1製造工程フローが適用された場合、材料在庫(0001)は、工程1、工程2、工程4および工程5の順で加工される。
第2製造工程フローが適用された場合、材料在庫(0001)は、工程1、工程2、工程4、工程5および工程6の順で加工される。
第1製造工程フローと第2製造工程フローとでは、製造される製品の種類が異なる。
総計費について補足する。
総計費算出部3300は、金利を考慮して総計費を算出してもよい。
***実施例の説明***
材料在庫の種類と製造工程フローの種類との組み合わせに応じて製品種類が判別されてもよい。
この場合、製品種類は以下のように判別される。主に上記説明と異なる点を説明する。
ステップS210において、汎用データ受付部310は、製品種類データ391と材料データ394とを受け付ける。
図27に基づいて、製品種類データ391を説明する。
製品種類データ391は、材料在庫の種類と製造工程フローの種類との組み合わせ毎に製品種類を示す。
具体的には、製品種類データ391は、材料識別子と製造過程情報と種類識別子とが互いに対応付けられたテーブルである。材料識別子は材料の種類を識別する。材料識別子と製造過程情報と種類識別子との組を「製品種類レコード」と称する。
図28に基づいて、材料データ394を説明する。
材料データ394は、各材料在庫の種類を示す。
具体的には、材料データ394は、在庫識別子と材料識別子とが互いに対応付けられたテーブルである。在庫識別子と材料識別子との組を「材料レコード」と称する。
ステップS223において、製品種類判別部320は、選択した製造過程レコードに対応する材料レコードを材料データ394から抽出する。抽出される材料レコードは、選択された製造過程レコードの中の在庫識別子と同じ在庫識別子を含む。
そして、製品種類判別部320は、選択した製造過程レコードと抽出した材料レコードとに対応する製品種類レコードを製品種類データ391から探す。当該製品種類レコードは、選択した製造過程レコードの中の製造過程情報と同じ製造過程情報を含み、且つ、抽出した材料レコードの中の材料識別子と同じ材料識別子を含む。
当該製品種類レコードの中の種類識別子で識別される製品種類が、判別された製品種類である。
***実施の形態2の効果***
実施の形態により、製品種類別の在庫費をリアルタイムに算出することができる。
実施の形態により、製品種類別に各段階の在庫費を視覚化することができる。
工場の経営者は、ディスプレイ103に表示され総計費グラフ112を見て、ある製品種類の費用の異常を発見することができる。例えば、経営者は、ある製品種類のある段階の費用が他の製品種類の費用よりも極端に大きいという異常を発見することができる。
図25の総計費グラフ112がディスプレイ103に表示されたと仮定する。この場合、経営層は、製品種類「A」の完成品の費用と製品種類「C」の材料の費用が大きいことに気付く。この原因は、製品種類「A」の完成品と製品種類「C」の材料とのそれぞれの在庫の過多であると考えられる。例えば、製品種類「A」の生産リードタイムが輸送リードタイムよりも短い、製品種類「A」の完成品の安全在庫数が必要以上に高く設定されている、製品種類「C」の材料の安全在庫数が必要以上に高く設定されている、などの原因が考えられる。これにより、経営層は、工場全体に発生する在庫費を抑えるためのアクションを起こすことができる。例えば、経営者は、製品種類「A」の各種計画を見直す、製品種類「A」の完成品の安全在庫数を見直す、製品種類「C」の材料の安全在庫数を見直す、などのアクションを起こすことができる。
製品種類別の大まかな在庫費は、個当りまたは生産ロット当りの在庫費を算出しなくとも、算出が可能である。しかし、大まかな在庫費を基に、各段階で在庫が滞在する時間などを考慮することは難しい。一方、個当りまたは生産ロット当りで算出した在庫費を製品種類ごとに総計することで、そのような時間を考慮することが可能な精度の高い在庫費を算出することができる。そして、精度の高い在庫費を基に、在庫費を抑えるためのアクションを起こすことができる。したがって、大まかに算出した在庫費を基にしたアクションよりも有効性の高いアクションを起こすことができる。
総計費算出装置300は、四半期末等の特定の時点でのみ稼動するものではなく、常にリアルタイムで稼働するものである。そのため、工場の経営者は、ディスプレイ103を通じて、常に最新の在庫費を見ることができる。よって、経営者は、工場全体に発生する在庫費を抑えるためのアクションを、四半期末などの特定の時点だけでなく、いつでも行うことができる。
***実施の形態の補足***
図29に基づいて、在庫費算出装置200のハードウェア構成を説明する。
在庫費算出装置200は処理回路209を備える。
処理回路209は、汎用データ受付部210と滞留時間計測部220と在庫費算出部230と在庫費表示部240と記憶部290とを実現するハードウェアである。
処理回路209は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ202に格納されるプログラムを実行するプロセッサ201であってもよい。
処理回路209が専用のハードウェアである場合、処理回路209は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。
FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
在庫費算出装置200は、処理回路209を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路209の機能を分担する。
在庫費算出装置200において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、在庫費算出装置200の各機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
図30に基づいて、総計費算出装置300のハードウェア構成を説明する。
総計費算出装置300は処理回路309を備える。
処理回路309は、汎用データ受付部310と製品種類判別部320と総計費算出部330と総計費表示部340と記憶部390とを実現するハードウェアである。
処理回路309は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ302に格納されるプログラムを実行するプロセッサ301であってもよい。
処理回路309が専用のハードウェアである場合、処理回路309は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
総計費算出装置300は、処理回路309を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路309の機能を分担する。
総計費算出装置300において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、総計費算出装置300の各機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
各実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。各実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
在庫費算出装置200と総計費算出装置300との両方の機能が、1台のコンピュータで実現されてもよい。
在庫費算出装置200と総計費算出装置300とのそれぞれの要素である「部」は、「処理」または「工程」と読み替えてもよい。
在庫識別子は、各在庫に対して添付されてもよいし、各ロットに対して添付されてもよい。ロットは工程を流れる複数製品のまとまりであり、ロットには多様な形態がある。例えば、ある工程において1つのカセット内に複数の在庫が含まれ、センサおよび作業者が複数の在庫を認識できず1つのカセットを1つの在庫と認識する場合、その工程以降は1つのカセットを「ロット」と呼ぶ例がある。他の例として、工程を流れる際は1個1個流れるものの、最初の工程に在庫を投入する際に複数個まとめて投入する場合において、最初の工程に投入する複数の在庫のまとまりを「ロット」と呼ぶ例がある。
100 在庫費算出システム、101 在庫検出センサ、102 ディスプレイ、103 ディスプレイ、111 在庫費グラフ、112 総計費グラフ、200 在庫費算出装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 通信装置、205 入出力インタフェース、209 処理回路、210 汎用データ受付部、220 滞留時間計測部、221 滞留段階データ、230 在庫費算出部、240 在庫費表示部、290 記憶部、291 消費量データ、292 単価データ、293 センサ管理データ、294 製造過程データ、295 滞留時間データ、296 在庫費データ、300 総計費算出装置、301 プロセッサ、302 メモリ、303 補助記憶装置、304 通信装置、305 入出力インタフェース、309 処理回路、310 汎用データ受付部、320 製品種類判別部、330 総計費算出部、340 総計費表示部、390 記憶部、391 製品種類データ、392 完成在庫群データ、393 総計費データ、394 材料データ。

Claims (11)

  1. 複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階の在庫が滞留する場所と、各
    製造工程での加工中の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する滞留時間計測部と、
    各段階での各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階で各在庫に対して要した在庫費を算出する在庫費算出部と、
    を備える在庫費算出システム。
  2. 前記滞留時間計測部は、各在庫検出センサを利用して各在庫が滞留している段階を滞留段階として各時刻に検出し、各時刻における各在庫の滞留段階に基づいて各段階での各在庫の滞留時間を算出する
    請求項1に記載の在庫費算出システム。
  3. 各在庫は、在庫識別子が添付され、
    各在庫検出センサは、各在庫に添付された在庫識別子を読み取ることによって、各在庫を検出する
    請求項1または請求項2に記載の在庫費算出システム。
  4. 在庫別に各段階の在庫費を表すグラフ、を表示する在庫費表示部を備える
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の在庫費算出システム。
  5. 複数の製造工程フローのいずれかによって得られた完成品の在庫である各完成在庫の製造過程を示す製造過程データと、各製造工程フローによって得られる完成品の種類である製品種類を示す製品種類データと、に基づいて各完成在庫の製品種類を判別する製品種類判別部と、
    各完成在庫の製品種類と完成在庫別の各段階の在庫費とに基づいて、製品種類別に各段階の在庫費の総計である総計費を算出する総計費算出部と、を備える
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の在庫費算出システム。
  6. 製品種類別に各段階の在庫費を表すグラフ、を表示する総計費算出部を備える
    請求項に記載の在庫費算出システム。
  7. 滞留時間計測部が、複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測し、
    在庫費算出部が、各段階での各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階で各在庫に対して要した在庫費を算出する
    在庫費算出方法。
  8. 複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階での各在庫の滞留時間を計測する滞留時間計測処理と、
    各段階での各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階で各在庫に対して要した在庫費を算出する在庫費算出処理と、
    をコンピュータに実行させるための在庫費算出プログラム。
  9. 複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階でロット単位の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を計測する滞留時間計測部と、
    各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階でロット単位の各在庫に対して要した在庫費を算出する在庫費算出部と、
    を備える在庫費算出システム。
  10. 滞留時間計測部が、複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階でロット単位の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を計測し、
    在庫費算出部が、各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階でロット単位の各在庫に対して要した在庫費を算出する
    在庫費算出方法。
  11. 複数の製造工程を含む製造工程フローによる加工前の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程での加工中の段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、各製造工程間での加工待ちの段階でロット単位の在庫が滞留する場所と、前記製造工程フローによる加工後の段階でロット単位の在庫が滞留する場所とのそれぞれの場所に設置された在庫検出センサを利用して、各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を計測する滞留時間計測処理と、
    各段階でのロット単位の各在庫の滞留時間を示す滞留時間データと、各段階での単位時間あたりの各リソースの消費量を示すに消費量データと、各リソースを時間に比例するものと時間に比例しないものとに分類して各リソースの単価を示す単価データと、を用いて、各段階でロット単位の各在庫に対して要した在庫費を算出する在庫費算出処理と、
    をコンピュータに実行させるための在庫費算出プログラム。
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