JP6779108B2 - 乗務員配置把握支援システム - Google Patents
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Description
また、鉄道の分野では、列車ダイヤと同様に、縦軸に路線の各駅、横軸に時間をとった格子状の目盛線上に、車掌および運転士などの複数の乗務員の行路予定を線(「計画線」と呼ぶ)で表わした行路ダイヤを用いて、乗務員の行路の管理が行われている。行路ダイヤの計画線は行路番号によって識別され、各乗務員には行路番号が割り当てられる。これらによって、乗務員と行路ダイヤの計画線とが紐づけられる。
特許文献1には、本願発明に関連する技術として、列車ダイヤの計画線を選択することで担当乗務員の一覧を表示することのできる乗務員勤務状態把握装置が示されている。
一方、携帯端末にはGPS(Global Positioning System)等を利用した測位機能が一般的に備わる。そこで、現在、このような測位機能を利用して、乗務員の配置管理を支援するシステムの開発が進められている。携帯端末から各乗務員の位置情報をサーバ装置に送ることで、各乗務員の現在位置および位置履歴の情報を収集することができる。
一方、行路ダイヤに実績線を組み込んだ表示を行った場合、単に実績線を重ねて表示しただけでは、列車ダイヤに実績線を組み込んだ場合と同様に、計画線と実績線とが混在して判別しにくくなるという課題が生じる。そこで、行路ダイヤの計画線および実績線の表示についても、運行管理システムにおける列車ダイヤの場合と同様の表示処理を適用すればよいと考えられた。
ところで、乗務員は、列車と異なり路線から離れたところに移動することがある。一方、行路ダイヤは、縦軸(本発明に係る第1軸に相当)に路線に沿った位置が示され、横軸(本発明に係る第2軸に相当)に時間が示される。従って、路線から大きく離れた位置情報は、行路ダイヤにおいてどのように表示すれば乗務員の配置の管理および調整を行う際に有用であるか検討の余地があった。
列車の乗務員の配置を把握するための乗務員配置把握支援システムであって、
第1軸に路線に沿った位置、第2軸に時間をとった格子状の目盛線上に複数の乗務員の行路予定が線で表わされた行路ダイヤの画像データを格納する行路ダイヤ記憶部と、
前記格子状の目盛線の画像データを格納する目盛線画像記憶部と、
複数の乗務員の各々の位置情報を取得する位置情報取得部と、
ユーザの画像の書込み操作を入力する操作部と、
第1レイヤ記憶部、第2レイヤ記憶部、第3レイヤ記憶部及び第4レイヤ記憶部を含んだ複数のレイヤ記憶部に画像データを書き込むことで画像の描画を行い、前記複数のレイヤ記憶部の画像を重ねて行路表示の画像データを生成する描画処理部と、
前記行路表示の画像を出力する表示部と、
を備え、
前記描画処理部は、
前記第1レイヤ記憶部、前記第2レイヤ記憶部、前記第3レイヤ記憶部及び前記第4レイヤ記憶部に、前記書込み操作に基づく書込み画像と、前記複数の乗務員の位置履歴を表わすプロット線と、前記行路ダイヤの画像と、前記目盛線の画像とを描画して、時間の経過に伴って変化する境界時点より過去領域に前記位置履歴が示され、前記境界時点より未来領域に前記行路ダイヤが示される前記行路表示の画像データを生成することを特徴とする乗務員配置把握支援システムである。
前記書込み画像を前記第1レイヤ記憶部に描画する書込み画像描画部と、
前記位置情報に対応する前記目盛線上の座標位置を計算し、前記プロット線を前記第2レイヤ記憶部に描画するプロット描画部と、
前記行路ダイヤの画像および前記目盛線の画像のうち、一方の画像を前記第4レイヤ記憶部に描画し、別の一方の画像が前記目盛線の画像であれば、前記境界時点より過去領域の前記目盛線の画像を第3レイヤ記憶部に描画し、前記別の一方の画像が前記行路ダイヤの画像であれば、前記境界時点より未来領域の前記行路ダイヤの画像を前記第3レイヤ記憶部に描画する背景画像描画部と、
を含み、且つ、
前記第4レイヤ記憶部の画像と前記第3レイヤ記憶部の画像とを順に下から重ね、さらに、第1レイヤ記憶部の画像と前記第2レイヤ記憶部の画像とを上に重ねて前記行路表示の画像データを生成するように構成してもよい。
前記プロット描画部は、
前記プロット線に含めない位置範囲に前記位置情報が含まれる場合に、前記位置情報を描画の対象から除外する除外処理部と、
前記プロット線に含める位置範囲に前記位置情報が含まれる場合に、前記位置情報を路線上の位置に補正する補正部と、
を有する構成としてもよい。
前記行路ダイヤの画像に含まれる所定の目印と、前記目盛線の画像に含まれる所定の目印とに基づいて前記第3レイヤ記憶部と前記第4レイヤ記憶部とに描画される画像の位置合わせを行う構成としてもよい。
前記描画処理部は、前記切替え指令に基づいて、前記第3レイヤ記憶部に描画する画像の領域を、前記境界時点より過去の領域と、前記境界時点より未来の領域との間で切り替え可能であってもよい。
前記プロット描画部は、
前記画像データから読み出した前記路線識別情報に基づいて、前記位置情報に対応する前記目盛線上の座標位置を計算する構成としてもよい。
図1は、本発明の実施形態の乗務員配置把握支援システムの構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態の乗務員配置把握支援システム1は、例えばデジタルペンを用いて画面上に指示操作を行うことができるコンピュータであり、記憶部10、操作部21、通信部22、表示部23、および制御部30を備える。乗務員配置把握支援システム1は、ネットワークNを介して、複数の乗務員用タブレット80およびサーバ装置81と通信しながら処理を行う。
乗務員用タブレット80は、列車の各乗務員の行路に1つずつ所持される。乗務員用タブレット80は測位機能を有し、逐次、測位処理を行って現在位置と現在時刻とを含む測位情報を蓄積する。乗務員用タブレット80は無線通信機能を有し、逐次、測位情報を乗務員配置把握支援システム1に送信する。
表示部23は、画像の出力を行う。表示部23は、例えばユーザ(管理担当者又はオペレータなど、以下「管理担当者等」と記す)が、画面を見ながら画面上をタッチできるように、表示画面が水平方向に近い向きに配置される。
行路ダイヤ記憶部11は、行路ダイヤの画像データを記憶する。
目盛線画像記憶部12は、行路ダイヤから計画線が消去された目盛線画像データを記憶する。
描画記憶部13は、例えばRAM(Random Access Memory)などにより構成され、行路表示の画像データを生成するために、複数の画像が描画ならびに合成される作業領域である。描画記憶部13には、所定の画像が描画される第1レイヤ記憶部14〜第4レイヤ記憶部17を含む複数のレイヤ記憶部が設けられる。また、描画記憶部13には、複数のレイヤ記憶部の画像を重ねた画像が合成される合成画像記憶部18を備える。
設定データ記憶部20には、行路表示に必要な各種の設定データが記憶される。設定データには、行路表示の路線情報と、行路表示に実績線としてプロットされる対象となる路線沿線の位置範囲を示す位置範囲情報と、行路表示の表示モードを示す表示モード情報とが記憶される。路線情報には、路線上の複数の駅、路線に沿った経路の位置情報、各駅の位置情報などが含まれる。表示モード情報は、詳細は後述するが、行路ダイヤの過去領域の計画線が隠される通常モードを示す値、或いは、未来領域の計画線が隠される反転モードを示す値が示される。
位置情報取得部31は、通信部22を介して複数の乗務員用タブレット80から送られてくる測位情報を受信し、測位情報と乗務員IDとを紐づけて、乗務員位置情報データベース19に格納する。
設定処理部33は、操作部21を介して各種の設定データを入力し、入力した設定データを設定データ記憶部20に格納する。設定処理部33によって管理担当者等が変更可能な設定内容には、行路表示の表示モードなどが含まれる。
図2は、行路ダイヤ記憶部に記憶される行路ダイヤの画像を示す図である。
行路ダイヤ50は、縦軸に路線の駅、横軸に時間をとった格子状の目盛線に、複数の乗務員の行路予定が線(「計画線」と言う)により示された図である。計画線の傍らには、行路を識別する行路番号が記される。
行路ダイヤ記憶部11には、行路ダイヤ50が、例えばスキャン画像データ或いはラスタデータなど、計画線のみを容易に編集できない画像データとして格納される。行路ダイヤ50において、目盛線の左方には路線上の複数の駅名が示され、上方には時刻が示される。また、行路ダイヤ50には、行路ダイヤの路線を識別する路線識別情報がコード化された情報マーク51と、目盛線の位置を表わす位置合わせ用マーク52とが設けられている。情報マーク51は、位置合わせ用マークを兼ねた構成としてもよい。情報マーク51と位置合わせ用マーク52は、本発明に係る所定の目印の一例に相当する。情報マーク51は、本発明に係る路線識別情報の一例に相当する。
図3は、目盛線画像記憶部に記憶される目盛線画像を示す図である。
目盛線画像60は、縦軸に路線に沿った位置、横軸に時間をとった格子状の目盛線を表わした画像である。目盛線の間隔は、行路ダイヤ50の目盛線のものと同一である。目盛線画像60には、路線を識別する路線識別情報がコード化された情報マーク61と、目盛線の位置を表わす位置合わせ用マーク62とが設けられている。情報マーク61は、位置合わせ用マークを兼ねた構成としてもよい。情報マーク61と位置合わせ用マーク62は、本発明に係る所定の目印の一例に相当する。情報マーク61は、本発明に係る路線識別情報の一例に相当する。
図4は、描画処理部により実行される描画処理の手順を示すフローチャートである。図5は、行路表示の描画処理を説明する図であり、(A)は複数のレイヤ記憶部に画像が描画された状態を説明する図、(B)は複数のレイヤ記憶部の画像の合成処理を説明する図である。
描画処理は、乗務員配置把握支援システム1の起動時、或いは、操作部21を介して行路表示の要求操作がなされた場合に開始される。描画処理が開始されると、先ず、描画処理部34は、行路ダイヤ50の位置合わせ用マーク52と、目盛線画像60の位置合わせ用マーク62とを画像認識する。そして、背景画像描画部37は、両者が所定の位置で重なるように、第3レイヤ記憶部16および第4レイヤ記憶部17の座標と、行路ダイヤ50および目盛線画像60との位置合わせを行う(ステップS1)。
続いて、描画処理部34は、ステップS4からの画像の描画処理に処理を移行する。画像の描画処理に移行すると、先ず、背景画像描画部37が、ステップS1で位置合わせされた座標で行路ダイヤ50を第4レイヤ記憶部17に描画する(ステップS4)。この処理により、第4レイヤ記憶部17には、予め定められた座標に目盛線が合わされて、行路ダイヤ50の全体が描画される(図5(A)の第4レイヤ記憶部17を参照)。
次に、描画処理部34では書込み画像描画部36が、第1レイヤ記憶部14に、管理担当者等の操作による書込み画像の描画処理を行う(ステップS8)。ステップS5〜S12のループ処理により、ステップS8の描画処理が繰り返し実行されることで、第1レイヤ記憶部14には、線画像などの管理担当者等が書込み操作した画像が描画される(図5(A)の第1レイヤ記憶部14を参照)。第1レイヤ記憶部14において書込み画像の他の領域は、透明画素で埋められる。
このような描画処理によれば、終了要求が有るまで、ステップS5〜S12のループ処理が繰り返されて、時間の経過に伴って、刻々と変化する行路表示の画像出力が行われる。具体的には、境界時点が時間の経過に伴って変化し、この変化に伴って、計画線が徐々に消されていき、実績線が延びていく行路表示が行われる。
図6は、図4のステップS7のプロット線の描画処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
プロット描画処理が開始されると、先ず、プロット描画部35は、乗務員位置情報データベース19からプロット未処理の1組又は複数組の測位情報を取得する(ステップS21)。プロット未処理の情報とは、前回のステップS21の処理後から今回のステップS21の処理の間に、位置情報取得部31により受信されて乗務員位置情報データベース19に格納されている測位情報を指す。プロット未処理か否かの判別は、データベース内に識別用のフラグを設け、このフラグの値を確認するなどして実現できる。
次に、プロット描画部35は、測位情報に含まれる緯度経度などの二次元座標で示された現在位置情報を、路線上の位置データに補正する(ステップS23:補正部の処理に相当)。一例として、プロット描画部35は、現在位置情報が路線上に重ならない場合に、例えば、現在位置情報を、現在位置情報に最も近い路線上の位置に変換するなどして、路線上の位置に補正すればよい。
このようなプロット描画処理(図4のステップS7)がループ処理により繰り返し行われることで、逐次入力される各乗務員の測位情報に基づき、時間の経過に伴って延びていくように、第2レイヤ記憶部15に実績線が描画されていく。
図7は、図4のステップS8の書込み画像の描画処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
書込み画像の描画処理が開始されると、書込み画像描画部36は、操作部21から入力されて制御部30で保存されている1つ又は複数の描画操作を操作メッセージとして入力する(ステップS31)。ここで、入力される操作メッセージとは、例えば、前回のステップS31の終了時から今回のステップS31の終了時までに、利用者が操作部21を操作して入力した1つ又は複数の描画操作の内容(描画種別と描画位置など)が示される。個々の描画操作には、例えば線等の描画操作、書き込んだ画像の消去操作、特殊線の書込み操作など、予め設定された様々な描画操作が含まれる。
これらの判別の結果、特殊線の書込み操作であれば、書込み画像描画部36は、操作メッセージの情報に従って第1レイヤ記憶部14の指定位置に特殊線を描画する(ステップS34)。特殊線とは、管理担当者等が指定した時刻位置に引かれる縦の特殊な線(例えば太赤線)であり、他の書込み線と区別される。特殊線は、例えば、列車のダイヤ乱れなどにより行路計画に乱れが生じた場合などに、乱れが生じた時刻位置に記しておくことで、その後の行路計画を調整する際に、どの時点で乱れが生じたのか確認できるので都合がよい。
そして、描画操作に応じた描画処理を行ったら、書込み画像描画部36は、ステップS31で入力した全ての描画操作について、ステップS32の抽出を終えたか判別する(ステップS39)。そして、抽出を終えていなければ、処理をステップS32に戻して、次の描画操作について処理を繰り返す。一方、抽出を終えていれば、1回の書込み画像描画処理が終了し、図4の描画処理の次のステップに処理が戻される。
なお、図4の描画処理では、書込み画像の描画処理(ステップS8)が、ループ処理内で実行される構成としたが、描画の負荷が大きい場合には、CPUの並列処理により異なるプロセスで書込み画像の描画処理を実行するようにしてもよい。
図8は、設定処理部により実行される設定操作処理の手順を示すフローチャートである。次に、管理担当者等の設定要求の操作に応じて、設定処理部33が実行する設定処理について説明する。
設定処理が開始されると、設定処理部33は、所定の設定操作がなされたか否かを判別し(ステップS41)、設定操作がなされるまで、ステップS41の判別処理を継続する。
そして、設定操作がなされたら、設定処理部33は表示モードを反転する操作か判別し(ステップS42)、この操作であれば、設定データ記憶部20の表示モードの設定値を反転する(ステップS44)。表示モードの設定値は、例えば「1」であれば通常モード、「0」であれば反転モードを示す。表示モードを切り替えることで、第3レイヤ記憶部16に描画される目盛線画像の対象領域を切り替えることができる。通常モードでは対象領域は「現在時刻−α分」より過去領域と設定され、反転モードでは対象領域は「現在時刻−α分」より未来領域と設定される。
一方の、表示モードを反転する操作でなければ、操作内容に応じた他の設定処理を実行する(ステップS43)。そして、設定処理の終了要求が有ったか判別し(ステップS45)、無ければステップS41に処理を戻す。一方、終了要求が有れば、設定処理が終了される。
また、上記実施形態では、乗務員配置把握支援システム1が複数の乗務員用タブレット80から測位情報を収集する構成を示した。しかし、測位情報の収集はサーバ装置が行い、乗務員配置把握支援システム1はサーバ装置から測位情報を取得する構成を採用してもよい。その他、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 記憶部
11 行路ダイヤ記憶部
12 目盛線画像記憶部
13 描画記憶部
14 第1レイヤ記憶部
15 第2レイヤ記憶部
16 第3レイヤ記憶部
17 第4レイヤ記憶部
18 合成画像記憶部
19 乗務員位置情報データベース
20 設定データ記憶部
21 操作部
22 通信部
23 表示部
30 制御部
31 位置情報取得部
32 表示処理部
33 設定処理部
34 描画処理部
35 プロット描画部
36 書込み画像描画部
37 背景画像描画部
50 行路ダイヤ
51 情報マーク
52 位置合わせ用マーク
60 目盛線画像
61 情報マーク
62 位置合わせ用マーク
80 乗務員用タブレット
Claims (5)
- 列車の乗務員の配置を把握するための乗務員配置把握支援システムであって、
第1軸に路線に沿った位置、第2軸に時間をとった格子状の目盛線上に複数の乗務員の行路予定が線で表わされた行路ダイヤの画像データを格納する行路ダイヤ記憶部と、
前記格子状の目盛線の画像データを格納する目盛線画像記憶部と、
複数の乗務員の各々の位置情報を取得する位置情報取得部と、
ユーザの画像の書込み操作を入力する操作部と、
第1レイヤ記憶部、第2レイヤ記憶部、第3レイヤ記憶部及び第4レイヤ記憶部を含んだ複数のレイヤ記憶部に画像データを書き込むことで画像の描画を行い、前記複数のレイヤ記憶部の画像を重ねて行路表示の画像データを生成する描画処理部と、
前記行路表示の画像を出力する表示部と、
を備え、
前記描画処理部は、
前記第1レイヤ記憶部、前記第2レイヤ記憶部、前記第3レイヤ記憶部及び前記第4レイヤ記憶部に、前記書込み操作に基づく書込み画像と、前記複数の乗務員の位置履歴を表わすプロット線と、前記行路ダイヤの画像と、前記目盛線の画像とを描画して、時間の経過に伴って変化する境界時点より過去領域に前記位置履歴が示され、前記境界時点より未来領域に前記行路ダイヤが示される前記行路表示の画像データを生成することを特徴とする乗務員配置把握支援システム。 - 前記描画処理部は、
前記書込み画像を前記第1レイヤ記憶部に描画する書込み画像描画部と、
前記位置情報に対応する前記目盛線上の座標位置を計算し、前記プロット線を前記第2レイヤ記憶部に描画するプロット描画部と、
前記行路ダイヤの画像および前記目盛線の画像のうち、一方の画像を前記第4レイヤ記憶部に描画し、別の一方の画像が前記目盛線の画像であれば、前記境界時点より過去領域の前記目盛線の画像を第3レイヤ記憶部に描画し、前記別の一方の画像が前記行路ダイヤの画像であれば、前記境界時点より未来領域の前記行路ダイヤの画像を前記第3レイヤ記憶部に描画する背景画像描画部と、
を含み、且つ、
前記第4レイヤ記憶部の画像と前記第3レイヤ記憶部の画像とを順に下から重ね、さらに、第1レイヤ記憶部の画像と前記第2レイヤ記憶部の画像とを上に重ねて前記行路表示の画像データを生成することを特徴とする請求項1記載の乗務員配置把握支援システム。 - 前記プロット線に含める路線沿線の位置範囲、又はプロット線に含めない路線沿線の位置範囲が設定される設定データ記憶部をさらに備え、
前記プロット描画部は、
前記プロット線に含めない位置範囲に前記位置情報が含まれる場合に、前記位置情報を描画の対象から除外する除外処理部と、
前記プロット線に含める位置範囲に前記位置情報が含まれる場合に、前記位置情報を路線上の位置に補正する補正部と、
を有することを特徴とする請求項2記載の乗務員配置把握支援システム。 - 前記描画処理部は、
前記行路ダイヤの画像に含まれる所定の目印と、前記目盛線の画像に含まれる所定の目印とに基づいて前記第3レイヤ記憶部と前記第4レイヤ記憶部とに描画される画像の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の乗務員配置把握支援システム。 - 前記行路ダイヤ記憶部に記憶される前記行路ダイヤの画像データ、或いは、前記目盛線画像記憶部に記憶される前記目盛線の画像データには、路線を識別する路線識別情報が含まれ、
前記プロット描画部は、
前記画像データから読み出された前記路線識別情報に基づいて、前記位置情報に対応する前記目盛線上の座標位置を計算することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗務員配置把握支援システム。
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