JP2014092981A - 図面表示装置、図面表示方法、図面表示プログラム、位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラム - Google Patents

図面表示装置、図面表示方法、図面表示プログラム、位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】図面を視覚により直感的に理解できる図面表示装置、図面表示方法、図面表示プログラム、位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラムを提供する。
【解決手段】位置表示装置は、表示装置での表示画面Dには、平面表示領域ARに表示指定された平面図G2のみが表示されているため、表示指定した平面図G2を一目で判別することができる。また、立体表示領域ALに表示された擬似3次元的に表示された平面図G2に枠線Fが付与されているため、平面表示領域ARにて表示されている平面図G2に対応する立体表示領域ALの平面図G2を、一目で判別することができる。平面表示領域ARに表示指定された平面図に、表示識別マークが表示されていなくても、立体表示領域ALに複数枚の平面図G1〜G4が表示されているため、移動体や非移動体を示す表示識別マークが表示されていれば、移動体や非移動体の所在を、素早く把握することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、平面図を表示すると共に、この平面図を仮想3次元空間の座標系に対応させて立体的に表示する図面表示装置、図面表示方法、図面表示プログラム、位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラムに関するものである。
平面図を表示すると共に、この平面図を仮想3次元空間の座標系に対応させて立体的に表示することで、平面的な図面を立体視できる技術に関して、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1の地物画像表示装置は、建物の各階の見取図を示す平面図データに、平面図データ上の2点を位置基準点として、位置基準点の経度および緯度を示すXY座標データ、および平面図データの高さ位置を示すZ座標データが関連付けられて記憶手段に格納されており、この各階の平面図データを、XY座標データおよびZ座標データに基づいて仮想3次元空間の座標系に対応させて配置し、仮想3次元空間の高さ方向を表示画面の上下方向に合わせた画像として表示手段の表示画面に表示することで、見取図のそれぞれがずれることなく、立体的に表示したものである。
特開2010−267254号公報
しかし、特許文献1に記載の地物画像表示装置は、表示手段の表示画面の右側の平面表示領域に複数階の平面図が表示され、左側の立体表示領域に仮想3次元空間の座標系に対応させて平面図が立体的に表示されているが、観察者にとっては、平面表示領域の平面図と、立体表示領域に立体的に表示された平面図との対応付けが判別しにくい面がある。従って、平面表示領域の平面図のうち、いずれかの平面図が、立体表示領域の何階の平面図なのかがすぐには理解しにくいことがある。そのため、表示された図面を理解するのに手間を要するおそれがある。
そこで本発明は、図面が視覚により直感的に理解できる図面表示装置、図面表示方法、図面表示プログラム、位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明の図面表示装置は、地物の高さごとの平面図を示す図面データが格納された記憶部と、前記平面図のうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、前記記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部と、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、前記記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の図面表示方法は、地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、2次元表示処理部が、記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示するステップと、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、3次元表示処理部が、記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の図面表示装置および本発明の図面表示方法によれば、表示装置での表示画面の平面表示領域に表示指定された平面図のみが表示されているため、表示指定した平面図を一目で判別することができ、また、立体表示領域に表示された擬似3次元的に表示された平面図に目印が付与されているため、平面表示領域にて表示されている平面図に対応する立体表示領域の平面図を、一目で判別することができる。
前記2次元表示処理部または前記3次元表示処理部のいずれか一方の処理部が、表示指定された表示領域の拡大または縮小に基づいて、前記一方の処理部の表示領域の縦横比を維持した状態で大きさを変更し、他方の処理部が、前記一方の処理部の表示領域の大きさの変更に応じて、前記他方の処理部の表示領域の縦横比を維持した状態で、前記他方の処理部の表示領域を縮小または拡大するのが望ましい。
2次元表示処理部または3次元表示処理部のいずれか一方の処理部の表示領域を拡大したり、縮小したりすることで、他方の処理部の表示領域が縮小したり、拡大したりするので、両方の図面を参照しながら、容易に図面の大きさの変更が可能である。
前記2次元表示処理部および前記3次元表示処理部は、前記平面表示領域または前記立体表示領域のいずれか一方の領域のみを表示指示されたときに、表示しない領域を表示範囲に含めて、一方の領域を拡大して表示させるのが望ましい。平面表示領域または立体表示領域のいずれか一方の領域のみを表示する場合、表示しない領域を表示範囲に含めて、一方の領域を拡大して表示させると、表示装置の表示画面を有効活用することができる。
本発明の図面表示装置は、コンピュータを、地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部として機能させることを特徴とする図面表示プログラムにより実現することができる。
本発明の位置面表示装置は、地物の高さごとの平面図を示す図面データが格納された記憶部と、前記平面図のうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、前記記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部と、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、前記記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部と、被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に、出力する位置表示処理部とを備えたことを特徴とする。
本発明の位置表示方法は、地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、2次元表示処理部が、記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示するステップと、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、3次元表示処理部が、記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示するステップと、位置表示処理部が、被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に出力するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の位置表示装置および本発明の位置表示方法によれば、表示装置での表示画面の平面表示領域に表示指定された平面図のみが表示されているため、表示指定した平面図を一目で判別することができ、また、立体表示領域に表示された擬似3次元的に表示された平面図に目印が付与されているため、平面表示領域にて表示されている平面図に対応する立体表示領域の平面図を、一目で判別することができる。また、平面表示領域に表示指定された平面図に、移動体や非移動体が所在しておらず、表示識別マークが表示されていなくても、立体表示領域に複数枚の平面図が表示されているため、上階方向、または下階方向のいずれかの表示階に、移動体や非移動体を示す表示識別マークが表示されていれば、移動体や非移動体の所在を、素早く把握することができる。
被監視体の位置を履歴として残すための履歴通知を受信すると、前記位置データが示す図面データの位置に、前記被監視体が所在したことを示す履歴マークを重畳させて表示する履歴表示処理部を備えると、被監視体が所在した位置を、履歴通知により知ることができ、履歴として残すことができるので、確認作業や被監視体の行動を把握することが容易である。
本発明の位置表示装置は、コンピュータを、地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部、前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部、被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に、出力する位置表示処理部として機能させることを特徴とする位置表示プログラムにより実現することができる。
本発明は、平面表示領域にて表示されている平面図に対応する立体表示領域の平面図を、一目で判別することができるので、図面の理解を容易とすることができる。
本発明の実施の形態に係る位置表示システムを示す図である。 図1に示す位置表示システムの位置通知装置のブロック図である。 図1に示す位置表示システムの受信機のブロック図である。 図1に示す位置表示システムの位置表示装置のブロック図である。 図1に示す位置表示システムの記憶部に格納される平面図の一例を示す図であり、(A)〜(D)は1階から3階および屋上の平面図である。 図1に示す位置表示システムの表示装置の表示画面の一例の図である。 3次元仮想空間に配置された図面データを示す図である。 平面表示領域が拡大されたことにより、立体表示領域が縮小した状態を示す表示画面の一例を示す図である。 図1に示す位置表示システムを消防で救助活動支援装置として使用する場合を説明するための図である。 履歴マークを平面図に重畳させて表示した例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る位置表示システムを図面に基づいて説明する。
本実施の形態に係る位置表示システムは、地物である建物を表示して、建物内又はその周辺を動く移動体や、建物内又はその周辺に載置された非移動体などの被監視体の位置を表示するものである。図1に示す建物内に位置する移動体T1や非移動体T2には、位置通知装置10が装着されている。
位置通知装置10は、他の位置通知装置と区別するための識別データ(以下、この識別データを発信機識別データと称す。)を送信する機能を備えている。また、位置通知装置10には、GPS機能が備えられており、経度を示す経度座標データ、緯度を示す緯度座標データ、高さを示す高さデータを送信する機能を備えている。位置通知装置10は、無線通信として、例えば、IEEE802.11a/b/g/n/acやBLUETOOTH(登録商標)、携帯電話ネットワークで使用される3G、LTE(Long Term Evolution)などの通信プロトコルとすることができる。
位置通知装置10は、図2に示すように、無線送信部11と、無線受信部12と、識別データ送出部13と、GPS測位部14と、スイッチ部15と、送信データ処理部16とを備えている。
無線送信部11は、送信データを無線信号にしてアンテナから送信する。無線受信部12は、GPS衛星からの無線信号(以下、この無線信号をGPS信号と称す。)アンテナを介して受信して、受信データとしてGPS測位部14へ出力する。
識別データ送出部13には、発信機識別データが格納されており、この発信機識別データを、送信データ処理部16へ出力する。
GPS測位部14は、無線受信部12からの受信データに基づいて、3次元測位することで、地上の平面的な位置だけでなく高さ方向の位置も測定できるもので、経度を示す経度位置データおよび緯度を示す緯度位置データと、高度を示す高さ位置データとを位置データとして、送信データ処理部16へ出力する。なお、実施の形態では、経度および緯度はWGS−84座標系を用いているが、施設内で救助者の位置が特定できれば他の座標系を使用してもよい。
スイッチ部15は、押下されたことを、被監視体の位置を履歴として残すための履歴通知として出力する押しボタン式のスイッチとすることができる。
送信データ処理部16は、識別データ送出部13からの発信機識別データと、GPS測位部14からの位置データと、スイッチ部15からの履歴通知とを、送信データの形式に変換して無線送信部11へ出力する。なお、建物内ではGPS信号が微弱となるため、位置通知装置10にて受信できないことがある。その場合には、送信データ処理部16は、位置データ(経度位置データ、緯度位置データとおよび高さ位置データ)が出力できないため、発信機識別データだけを出力する。この場合、位置通知装置10は、アクティブ型ICタグとして機能する。
建物内でGPS信号が受信できないときのために、建物の各部屋には、位置通知装置10からの無線信号を受信する受信機20が設置されている。受信機20が、発信機識別データを位置通知装置10の位置データの代わりに、位置通知装置10の無線信号を検知したことを示す通知として、受信機20を識別する識別データ(以下、受信機識別データと称す。)を出力する。そうすることで、位置通知装置10の無線信号を検知した受信機20の位置が、移動体T1および非移動体T2が所在する位置とすることができるというものである。従って、例えば、屋外からのGPS信号を、屋内に向けて増幅して送信する屋内GPS送信機を設置して、建物内でもGPS信号を受信できるようにすれば、受信機20は不要となる。
受信機20は、図3に示すように、無線受信部21と、識別データ送出部22と、受信データ処理部23と、有線送信部24とを備えている。
無線受信部21は、位置通知装置10からの無線信号を受信して、受信データとして受信データ処理部23へ出力する。識別データ送出部22には、受信機20を識別する識別データ(以下、受信機識別データと称す。)が格納されており、この受信機識別データを、受信データ処理部23へ出力する。受信データ処理部23は、受信データから発信機識別データを抽出して、受信機識別データと共に、送信データとして、有線送信部24へ出力する。有線送信部24は、受信データ処理部23からの送信データを有線信号にして出力する。この有線信号は、構内LAN、PLC(Power Line Communication)、モデム回線などとすることができる。なお、本実施の形態では、受信機20は有線にて送信データを送信しているが、無線信号により送信データを送信するようにしてもよい。
中継装置30は、位置通知装置10の無線信号が受信できるときには、直接受信して発信機識別データおよび位置データを位置表示装置40へ出力する。また、中継装置30は、位置通知装置10の無線信号が受信できないときには、受信機20からの有線信号を受信して受信機識別データを位置表示装置40へ出力したりする機能を備えている。位置通知装置10が携帯電話回線を使用するときには、中継装置30は中継局とすることができる。
位置表示装置40は、図1に示す建物の平面図を示す図面データを表示装置50に表示する機能と、表示装置50に表示した図面データに、移動体T1や非移動体T2の位置を重ね合わせる機能とを備えている。
位置表示装置40は、コンピュータに位置表示プログラムを動作させることで機能するものである。位置表示装置40は、通信部41と、操作部42と、位置表示処理部43と、2次元表示処理部44と、3次元表示処理部45と、画像処理部46と、履歴表示処理部47と、記憶部48とを備えている。
通信部41は、中継装置30と通信するためのインタフェースである。操作部42は、図面データを切り替えたり、表示の変更を行ったりするための入力手段である。操作部42は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ジョイスティック等とすることができる。
位置表示処理部43は、被監視体である移動体T1や非移動体T2の位置を示す位置データに基づいて、被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、2次元表示処理部44および3次元表示処理部45に、表示識別マークに対応する識別マークデータを出力する。
2次元表示処理部44は、操作部42により表示が指定された高さの平面図に対応する図面データを記憶部48から読み込み、平面図を正面から見た2次元的な表示を行うための表示データにして画像処理部46に出力する。
3次元表示処理部45は、操作部42により表示指定された高さ(階)の平面図を含む、表示装置50に表示可能な範囲の平面図を示す平面図データを、記憶部48から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させ、擬似3次元的な表示データにして画像処理部46に出力する。
画像処理部46は、位置表示処理部43と2次元表示処理部44と3次元表示処理部45とからのそれぞれの表示データを、表示装置50とのインタフェースに合わせた1画面分の表示信号に変換して表示装置50へ出力する。
履歴表示処理部47は、履歴通知を受けた時間と位置とを、記憶部48に格納すると共に、表示装置50の表示画面に、その位置を示すマークを表示する機能を備えている。
記憶部48は、大容量の情報を高速に読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えばハードディスク装置や、光ディスク装置やフラッシュメモリなどとすることができる。
記憶部48には、図面データが格納されている。図面データは、建物の見取図である平面図を示す平面図データに、図1に示す建物の角部の経度を示す経度座標データ、緯度を示す緯度座標データおよび各階の高さを示す高さデータから構成される測量座標データと、平面図の縮尺を示す縮尺度データと、図面上の座標系の座標データとが関連付けられている。
図面上の座標系とは、例えば、平面図の左下の角部を原点(0,0)とする座標である。以下、図面上の座標系を図面座標系、この図面座標系の座標データを図面座標データと称す。
なお、本実施の形態では、図面座標データのX方向のデータをX座標データ、Y方向のデータをY座標データ、高さ方向のデータをZ座標データと称する。また、X方向のデータ・Y方向のデータをまとめて、XY座標データと称する。
また、記憶部48には、受信機20が配置されている位置をXYZ座標系に対応させた受信機位置データが、受信機20を識別する受信機識別データに関連付けて格納されている。
更に、記憶部48には、発信機識別データに対応させて、位置通知装置10を携行する使用者の氏名を示す氏名情報を格納している。
ここで、図面データについて、更に、図5に基づいて説明する。例えば、建物が3階建で屋上がある場合には、平面図データとしては、図5(A)から同図(D)に示される各階の平面図G1〜G4が準備される。この平面図データは、この建物を建設するときのCADデータをそのまま流用したり、建物の紙図面をスキャナ装置で読み込んでイメージデータとしたりすることができる。また、新たに平面図をCAD入力して平面図データとすることも可能である。
紙図面をイメージデータとするときには、BMP(Bit MaP)ファイル,JPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイル,TIFF(Tagged Image File Format)ファイル,GIF(Graphics Interchange Format)ファイル,PNG(Portable Network Graphics)ファイルなどの一般的な静止画ファイル形式とすることができる。しかし、管理する建物が増加することで平面図データとなるイメージデータが増大することを考慮すれば、イメージデータは圧縮処理されているファイル形式とすることが望ましい。
図5(A)に示すポイントK11〜K14は、建物の角を示すポイントである。図面データには、ポイントK11〜K14の位置の測量座標データと、図面座標データが関連付けられている。そうすることで、平面図G1での移動体T1や非移動体T2の位置を対応付けすることができる。平面図G1上のポイントを少なくとも2ヵ所以上とすることで、平面図G1全体の経度、緯度を図面座標系の座標に割り当てることができる。
図5(B)に示す2階の平面図G2のポイントK21〜K24、図5(C)に示す3階の平面図G3のポイントK31〜K34、図5(D)に示す屋上の平面図G4のポイントK41〜K44についても同様である。
本実施の形態では、位置表示プログラムにより、コンピュータを、移動体T1や非移動体T2の位置を表示する位置表示装置40と機能させているが、図面データを表示するだけであれば、操作部42と、画像処理部46と、記憶部48とを備えたコンピュータに、図面表示プログラムを動作させ、2次元表示処理部44、3次元表示処理部45として機能させることで、コンピュータを図面表示装置として機能させることができる。
表示装置50は、CRT(Cathode Ray Tube)や、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)などが使用でき、画像処理部46から出力された表示データを表示する。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る位置表示システムの動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、最初に、位置表示装置40を図面表示装置として使用する場合を説明する。
まず、事前の準備として記憶部48に図面データのデータベースを構築する。このデータベースは、位置表示装置40として機能するコンピュータに構築してもよいし、他のコンピュータで図面データのデータベースを構築した後に、位置表示装置40として機能させるコンピュータに移入してもよい。
次に、表示装置50での表示画面について、図6に基づいて説明する。
図6に示す表示装置50の表示画面Dには、右側に平面表示領域ARと、左側に立体表示領域ALとが配置されている(図6においては、平面表示領域ARと立体表示領域ALとを一点鎖線の枠線で示す。)。
平面表示領域ARには、操作部42により表示指定された平面図(図6では2階の平面図G2)を示す図面データが表示されている。
この平面表示領域ARへの表示は、操作者が操作部42を操作して表示指定した表示階に対応する図面データを、2次元表示処理部44が、記憶部48から読み出して、表示データとして画像処理部46へ出力することによるものである。
立体表示領域ALには、1階から屋上までのそれぞれの平面図G1〜G4を示す図面データを、XY座標データおよびZ座標データに基づいて仮想3次元空間S(図7参照)に配置した画像が表示されている。なお、図6および図7においては、視点が仮想3次元空間Sの斜め上方の位置にあるときの状態で平面図G1〜G4を表示している。
立体表示領域ALには、建物が、屋上がある3階建てであるため平面図G1〜G4の4枚全てが表示されている。しかし、20階や30階などの高層階の建物の場合には、立体表示領域ALに表示しきれない。その場合には、3次元表示処理部45により、立体表示領域ALの右端にスクロールバーが現れることで、表示可能な範囲を移動させたり、マウスのホイールを前回転または後ろ回転させたりすることで、各階の面図データを観察することができる。
また、立体表示領域ALでは、各階の図面データで示される建物の各角部の上下階を結ぶ仮想輪郭線OLが表示されている。建物の場合、仮想輪郭線OLは、ポイントK11,K21,K31,K41を結ぶ線、ポイントK12,K22,K32,K42を結ぶ線、K13,K23,K33,K43を結ぶ線、ポイントK14,K24,K34,K44を結ぶ線である。つまり、仮想輪郭線OLは、XYZ座標系のX座標とY座標が同じ図面座標データであるポイント同士を高さ方向に結ぶ線である。
平面表示領域ARに、操作部42により表示指定された2階の平面図G2を示す図面データが2次元表示処理部44により表示されていることに対応して、3次元表示処理部45が、傾斜した状態で表示された平面図G2に、枠線F(図6においては、点線の枠線で示す)が、目印として付与されている。
この立体表示領域ALの表示は、3次元表示処理部45が、表示指定された表示階の表示可能な範囲の上階および下階の図面データを記憶部48から読み出し、仮想3次元空間S(図7参照)の座標系に対応させて表示させ、表示指定された表示階の平面図G2を囲うようにして枠線Fを付与する共に、仮想輪郭線OLを付与した表示データを生成し、画像処理部46へ出力することによるものである。
このように、2次元表示処理部44および3次元表示処理部45により、移動体T1や非移動体T2の位置を表示しないときは、位置表示装置40は図面表示装置として機能する。
次に、移動体T1や非移動体T2の位置を表示させるために、位置表示装置40を使用するときの状態を説明する。
位置表示装置40が、位置通知装置10からの無線信号を、中継装置30を介して直接受信した場合には、位置表示処理部43が、位置通知装置10から受信した通知に含まれる位置データ(経度位置データ、緯度位置データ、高さ位置データ)に基づいて、被監視体である移動体T1や非移動体T2が所在する位置を、XYZ座標系の図面座標データに変換する。
位置表示装置40が、位置通知装置10からの無線信号を、受信機20を経由して受信した場合には、位置表示処理部43が、位置通知装置10からの受信機識別データに基づいて、位置通知装置10を検出した受信機20を示す受信機位置データを記憶部48から読み出し、位置データとする。
位置表示処理部43が、位置通知装置10から直接、または受信機20を経由して入力した発信機識別データに基づいて、発信機識別データに対応する表示識別マーク(図6では表示識別マークM1またはM2)に対応する識別マークデータを記憶部48から読み込む。そして、位置通知装置10からの位置データ、または位置通知装置10を検出した受信機20を示す位置データと、識別マークデータとを2次元表示処理部44と3次元表示処理部45とに出力する。
表示識別マークを表示するときに、位置を示す情報が位置通知装置10からの位置データである場合には、移動体T1や非移動体T2の高さを示す高さ位置データが、例えば、2階の図面データの高さデータ以上、3階の図面データの高さデータ未満であることで、2階の図面データと同じ高さに(2階の図面データ上に重ねて)、表示識別マークM1を表示させたり、移動体T1や非移動体T2の高さ位置データに準じて、表示識別マークM2を表示させたりすることができる。
2次元表示処理部44は、例えば、表示が指定された表示階に、移動体T1や非移動体T2が所在していれば、位置表示処理部43からの識別マークデータを、図面データに重ねて表示データとして、画像処理部46へ出力する。
3次元表示処理部45は、表示した範囲の表示階に、移動体T1や非移動体T2が所在していれば、位置表示処理部43からの識別マークデータを、図面データに重ねて表示データとして、画像処理部46へ出力する。
画像処理部46は、2次元表示処理部44からの表示データと、3次元表示処理部45からの表示データとに基づいて表示装置50へ表示信号を出力する。
このように、図6に示すように、表示装置50での表示画面Dには、平面表示領域ARに表示指定された平面図G2のみが表示されているため、表示指定した平面図G2を一目で判別することができる。また、立体表示領域ALに表示された擬似3次元的に表示された平面図G2に目印である枠線Fが付与されているため、平面表示領域ARにて表示されている平面図G2に対応する立体表示領域ALの平面図G2を、一目で判別することができる。
更に、図6では、移動体が1階に位置しているため、平面表示領域ARでは平面図G2に表示識別マークが表示されていないが、立体表示領域ALの平面図G1に表示識別マークM1またはM2が表示されている。このように、平面表示領域ARに表示指定された平面図に、移動体や非移動体が所在しておらず、表示識別マークが表示されていなくても、立体表示領域ALに複数枚の平面図G1〜G4が表示されているため、上階方向、または下階方向のいずれかの表示階に、移動体や非移動体を示す表示識別マークが表示されていれば、移動体や非移動体の所在を、素早く把握することができる。
位置表示処理部43が、表示識別マークM2を、高さ位置データに準じて表示することで、移動体T1や非移動体T2が位置する高さに応じて、移動体T1や非移動体T2が所在する階の図面データと上階の図面データとの間に表示識別マークM2が表示されるので、所在を立体的に把握することができる。
図6に示す例では、表示識別マークM1,M2が「●」で示されているが、他の移動体や非移動体を星形(☆)や,二重丸(◎)、三角(▲又は▼)などと発信機識別データに対応付けて記憶部48に設定しておくことで、複数の被監視体の位置を容易に判別することが可能である。
次に、立体表示領域ALについて、平面図G1〜G4が平面に沿って水平に表示されていると、一次元的な線に見えるため、平面図G1〜G4の間取りを確認することができない。図面データの表示傾斜角度を変更したい場合には、操作部42の所定キー(例えば、カーソルキー)を操作することで変更することができる。
例えば、操作部42のカーソルキーの一つである上矢印キーを押下する。この上矢印キーを押下している間の時間が変更量となる。3次元表示処理部45は、上矢印キーを押下している間、仮想3次元空間Sを見る視点位置を上方へ移動させる。また、上矢印キーを押下し続けると、仮想3次元空間Sを見る視点位置を下方へ移動させる。このように、仮想3次元空間Sを見る視点位置を変更することで、操作者に対して見えやすい方向へ図面データを傾斜させることができる。
次に、立体表示領域ALに表示されている仮想3次元空間Sの平面図の表示大きさ、または平面表示領域ARに表示されている平面図の表示大きさを変更した場合の表示画面について、図6および図8に基づいて説明する。
図6からもわかるように、平面表示領域ARに表示された平面図と、立体表示領域ALに表示された仮想3次元空間に平面図を傾斜させて表示した擬似3次元の図面とを、表示画面Dに表示すると、表示画面Dの上下に表示可能な領域(隙間)ができるものの、平面表示領域ARと立体表示領域ALとの縦横比を維持した状態では、平面表示領域ARと立体表示領域ALとが隣り合っているため、一方の大きさを維持したままでは、他方の大きさをそれ以上の大きさに表示することができない。
例えば、操作者が、平面表示領域ARに表示された平面図G2を拡大して、平面図の詳細を確認したい場合に、操作者が、平面表示領域ARを拡大させるように操作部42を操作すると、2次元表示処理部44が、操作量に応じて、図8に示すように、縦横比を維持した状態で平面表示領域ARを拡大する。このとき、3次元表示処理部45が、反対に、拡大された平面表示領域ARによって表示できなくなった立体表示領域ALを、縦横比を維持した状態で縮小する。
そうすることで、表示画面D内で、平面表示領域ARと立体表示領域ALとの両方を表示させながら、一方を拡大表示させることができる。また、それぞれの図面の表示の縦横比を維持した状態で図面の大きさが変更できるので、図面の内容を正確に把握することができる。
図8では、平面表示領域ARの平面図G2を拡大したが、平面図G2を縮小する場合も同様に、立体表示領域ALが縦横比を維持した状態で、平面表示領域ARの縮小により空いた表示領域の隙間に応じて拡大する。つまり、操作者が操作部42を操作して、2次元表示処理部44または3次元表示処理部45のいずれか一方の処理部の表示領域を拡大したり、縮小したりすることで、他方の処理部の表示領域が縮小したり、拡大したりするので、両方の図面を参照しながら、容易に図面の大きさの変更が可能である。
操作部42を操作して2次元表示処理部44および3次元表示処理部45に指示することで、平面表示領域ARのみとしたり、立体表示領域ALのみとしたりすることができる。
例えば、図1に示す位置表示システムを、図9に示すよう、消防で救助活動支援システムとして使用する場合には、消防本部や消防署に設置された位置表示装置40では、平面表示領域ARと立体表示領域ALとの両方を表示装置50に表示させたり、現場で指揮する指揮者が使用する位置表示装置40では、立体表示領域ALのみを表示装置50に表示させたり、消防車両では、平面表示領域ARのみを表示装置50に表示させたりすることができる。
平面表示領域ARのみとしたり、立体表示領域ALのみとしたりした場合では、表示しない他の領域を、表示範囲を含めて拡大して表示させることができるので、表示装置50の表示画面Dを有効活用することができる。
消防の救助活動は、消防隊員が2人1組になって建物内に入り、各部屋を確認する。消防隊員は問題ないことを確認すると、確認したことを知らせる位置通知装置10のスイッチ部15を押下する。位置通知装置10のスイッチ部15を押下することで、履歴通知が、直接、または受信機20を介して、中継装置30へ通知される。そして、中継装置30から位置表示装置40へ履歴通知が通知される。位置表示装置40では、位置通知装置10のスイッチ部15が押下されたときの位置を位置データに基づいて、履歴表示処理部47が履歴マークを図面データに重畳させて表示すると共に、押下された時間を表示する。
図10では、1階の平面図G1に、履歴マークM3が表示されていると共に、表示画面Dの右側に、確認記録が表示されている。
本実施の形態では、2名ずつの救助者が2チームで、各部屋を点検しているため、図10に示す確認記録は、2チームをそれぞれ縦列に並べた表形式としている。履歴マークは、確認したことを示す「確」の文字と、数字または英文字との組み合わせで表示されている。数字および英文字は、2チームあるため数字と英文字との2種類としている。
この確認記録は、記憶部48に予め登録された2名ずつの2チームの合計4名の氏名情報が履歴表示処理部47により表示されている。そして、履歴表示処理部47は、記憶部48から、履歴通知を通知した位置通知装置10の発信機識別データに対応する氏名情報を読み出し、読み出した氏名情報が、いずれかのチームに属しているかを判定し、属しているチームの縦欄に、履歴通知を受信した時間を、履歴マークM3の名称に対応させて表示している。
このように、位置通知装置10は、被監視体が所在した位置を、履歴通知により知ることができ、履歴として残すことができるので、確認作業や被監視体の行動を把握することが容易である。なお、図10では、平面図G1に履歴マークM3を重畳させているが、立体表示領域ALに表示した平面図G1〜G4に履歴マークM3を重畳させて表示させてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る位置表示装置40によれば、図面データとして建物の平面図を示す平面図データを使用して、操作者に見やすい状態で表示することができる。特に、図面データの基礎となる平面図データは、CADで作図された図面データはもとより、建物の紙図面をスキャナ装置で読み込んでイメージデータを採用することができるので活用範囲が広い。それは、消防本部では、地域の消防署や他の関係機関との情報の共有化や迅速な救助活動を実施するために、要介護者が所在する施設や学校などの教育機関に、建物のCADデータの提供を要請している。しかし、新たに建設されたものならCADデータの提供も可能であるが、以前に建設されたものでは紙図面で提供されているのが実体である。つまり、ほとんどが電子化されていない。このような状態でも、本発明の位置表示装置40を消防士が救助活動支援装置として使用する場合には、紙図面で提供される平面図をスキャナ装置で読み込むことで生成されるイメージデータを平面図データとし、この平面図データに基づいて救助活動を支援することにより、地域の消防活動に貢献することができる。
本実施の形態では、位置表示装置40内の記憶部48に、建物の図面データが格納されている。この図面データとして格納される平面図データのそれぞれは2次元の図面データであるので、3次元立体図面のデータよりデータ量が少ない。従って、転送時間が短時間で済む。位置表示装置40を消防で、救助活動支援装置として使用する場合には、消防本部や消防署に設置されたコンピュータの記憶部に図面データを格納しておき、位置表示装置40を搭載した消防車が出動して移動している最中に、火災現場となった建物に関する図面データを、電気通信回線を介して消防本部又は消防署に設置されたコンピュータから送信するようにしてもよい。
なお、本実施の形態に係る位置表示システムでは、位置通知装置10として携帯電話が使用できるが、建物内でのGPSによる測位は、衛星からのGPS信号が大幅に減衰してしまうため良好に受信できないおそれがある。その場合には、HGPS(High Sensitivity GPS:高感度GPS),AGPS(Assisted GPS)を使用することで、より精度よく、移動体T1や非移動体の位置を特定することが可能である。また、GPSの他、無線LAN方式・各種タグ方式・光利用のLED方式・超音波方式等により移動体T1や非移動体T2の位置を特定することができる。また、本実施の形態では、建物内の移動体T1や非移動体T2の位置を位置通知装置10により通知するようにしているが、物流を管理するために物品に添付する装置としたり、建物内を警備するためのロボットに内蔵させる装置としたりすることができる。
また、本実施の形態では、建物として1棟の介護施設を例に説明したが、プラントや工場、大規模ショッピングモールなど、複数の建物が敷地内にそれぞれ個々に配置された施設でも適用することが可能である。
本発明の図面表示装置、図面表示方法および図面表示プログラムは、要介護者が所在する医療施設、介護施設、福祉施設などや、工場、プラント、動物園、ショッピングモールなどの商業施設、県庁庁舎、市役所、町役場、村役場、図書館、文化会館、博物館なのどの公共施設、レジャーランドなどの遊戯施設、ホテルなどの宿泊施設、会社、事務所、店舗などが入居するビルなどで、ディスプレイによるガイドサービスとして使用することができる。 また、本発明の位置表示装置、位置表示方法および位置表示プログラムは、火災や災害などで容易に施設内部に入れない状況のときに、救助者の救助活動を施設外部から指示して支援するための救助活動支援装置に好適であることの他に、化学工場などの施設内に勤務する従業員や作業員、危険区域に立ち入る出入り業者などの被監視者の位置を把握することで安全管理を行う安全管理支援装置として、工場内を移動するロボットの位置を検出して動線管理を行ったり、製品(商品)の流れや原材料の流れを監視したりする生産管理支援装置として、倉庫に格納されている商品の物品管理支援装置などに好適である。また、観客や買い物客などに位置通信装置としてGPS機能付き携帯電話を携行させることで、人気の度合いや、観客・買い物客の動線などの検出、動態調査することができる。また、被監視体は、移動体である救助者だけでなく、移動しない物品でもよい。そうすることで、位置検出装置として機能する救助活動支援装置は倉庫管理や在庫管理などの物品管理装置としても応用することができる。
更に、本発明は、山や河、沿岸などの自然物の所定高さごとの断面図や平面図を面図データとして仮想3次元空間に配置して表示画面に表示させることで、山や河での形状が把握しやすくなり、人や物の所在や移動を容易に把握することができるので、建設支援システムとしても利用できる。また、本発明は、不動産販売管理システム支援や警備監視システム、省エネルギ(エコ)システム、電気・給排水・空調・設備管理システムなどにも利用できる。
10 位置通知装置
11 無線送信部
12 無線受信部
13 識別データ送出部
14 GPS測位部
15 スイッチ部
16 送信データ処理部
20 受信機
21 無線受信部
22 識別データ送出部
23受信データ処理部
24 有線送信部
30 中継装置
40 位置表示装置
41 通信部
42 操作部
43 位置表示処理部
44 2次元表示処理部
45 3次元表示処理部
46 画像処理部
47 履歴表示処理部
48 記憶部
50 表示装置
D 表示画面
T1 移動体
T2 非移動体
G1〜G4 平面図
AR 平面表示領域
AL 立体表示領域
K11〜K14,K21〜K24,K31〜K34,K41〜K44 ポイント
S 仮想3次元空間
F 枠線
M1,M2 表示識別マーク
M3 履歴マーク
OL 仮想輪郭線

Claims (9)

  1. 地物の高さごとの平面図を示す図面データが格納された記憶部と、
    前記平面図のうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、前記記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部と、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、前記記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部とを備えたことを特徴とする図面表示装置。
  2. 前記2次元表示処理部または前記3次元表示処理部のいずれか一方の処理部が、表示指定された表示領域の拡大または縮小に基づいて、前記一方の処理部の表示領域の縦横比を維持した状態で大きさを変更し、他方の処理部が、前記一方の処理部の表示領域の大きさの変更に応じて、前記他方の処理部の表示領域の縦横比を維持した状態で、前記他方の処理部の表示領域を縮小または拡大する請求項1記載の図面表示装置。
  3. 前記2次元表示処理部および前記3次元表示処理部は、前記平面表示領域または前記立体表示領域のいずれか一方の領域のみを表示指示されたときに、表示しない領域を表示範囲に含めて、一方の領域を拡大して表示させる請求項1または2記載の図面表示装置。
  4. 地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、2次元表示処理部が、記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示するステップと、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、3次元表示処理部が、記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示するステップとを含むことを特徴とする図面表示方法。
  5. コンピュータを、
    地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部として機能させることを特徴とする図面表示プログラム。
  6. 地物の高さごとの平面図を示す図面データが格納された記憶部と、
    前記平面図のうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、前記記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部と、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、前記記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部と、
    被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に、出力する位置表示処理部とを備えたことを特徴とする位置表示装置。
  7. 被監視体の位置を履歴として残すための履歴通知を受信すると、前記位置データが示す図面データの位置に、前記被監視体が所在したことを示す履歴マークを重畳させて表示する履歴表示処理部を備えた請求項6記載の位置表示装置。
  8. 地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを、2次元表示処理部が、記憶部から読み出し、該平面図を正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示するステップと、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、3次元表示処理部が、記憶部から読み出し、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示するステップと、
    位置表示処理部が、被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に出力するステップとを含むことを特徴とする位置表示方法。
  9. コンピュータを、
    地物の高さごとの平面図を示す図面データのうち、表示指定された高さの平面図に対応する図面データを正面から見た状態で、表示装置の平面表示領域に表示する2次元表示処理部、
    前記表示指定された高さの平面図が含まれる高さごとの図面データを、仮想3次元空間の座標系に対応させた状態で、前記表示装置の立体表示領域に、前記表示指定された高さの平面図に目印を付与して、表示する3次元表示処理部、
    被監視体の位置を示す位置データに基づいて、前記被監視体の位置を示す表示識別マークを表示させるために、表示識別マークに対応する識別マークデータを、前記2次元表示処理部および3次元表示処理部に、出力する位置表示処理部として機能させることを特徴とする位置表示プログラム。
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