JP6778940B2 - 運搬容器 - Google Patents

運搬容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6778940B2
JP6778940B2 JP2018029769A JP2018029769A JP6778940B2 JP 6778940 B2 JP6778940 B2 JP 6778940B2 JP 2018029769 A JP2018029769 A JP 2018029769A JP 2018029769 A JP2018029769 A JP 2018029769A JP 6778940 B2 JP6778940 B2 JP 6778940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
balance weight
container
balance
transport container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018029769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019141393A (ja
Inventor
雅仁 木下
雅仁 木下
Original Assignee
雅仁 木下
雅仁 木下
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 雅仁 木下, 雅仁 木下 filed Critical 雅仁 木下
Priority to JP2018029769A priority Critical patent/JP6778940B2/ja
Publication of JP2019141393A publication Critical patent/JP2019141393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6778940B2 publication Critical patent/JP6778940B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

本発明は、災害時に水面に浮遊可能な運搬容器に関する。
災害発生時に、新生児やペット等を抱きかかえ又は背負って避難することは大きな危険を伴う。特に洪水や津波等の水害発生時に、所謂ベビークーファン等の持ち運び可能なかごを用いて速やかに安全を確保することが必要であり、日頃より備えをしておくことが重要である。
特開2007‐97796号公報
特許文献1には、地震等の災害時に乳幼児を保護することのできる持ち運び可能な乳幼児保護ケースが提案されている。このような保護ケースは、地震や事故等の衝撃をクッションで吸収することによって乳幼児の身体を守ることが可能であるが、洪水や津波等の水害発生時における使用は考慮されていない。
本発明は上記事情を鑑み、洪水や津波等の水害発生時に、新生児やペット等を安全に運搬可能な運搬容器を提供することを目的とする。
本発明は、持ち運び可能、かつ、水面に浮遊可能な運搬容器であって、容器本体と、蓋部と、取手と、バランスウェイトを備え、容器本体と蓋部は防水性を有し、蓋部は容器本体の短手方向に伸縮可能なシート材からなるもので、容器本体に開閉自在に取り付けてあり、バランスウェイトは、長尺であり、容器本体の底部に起倒自在に取り付けてあり、通常時は容器本体の底部に沿って倒して容器本体を平面に載置可能とし、容器本体が水面に浮遊した時は垂直方向に起こして容器本体の転覆を防ぐことを特徴とする。
前記バランスウェイトを二つ備え、二つのバランスウェイトは容器本体の長手方向に間隔をあけて配置されていることが望ましい。
さらに、前記バランスウェイトは基部から端部に向かって広がるテーパー形状であることが望ましい。
本発明によれば、バランスウェイトは、容器本体の底部に起倒自在に取り付けてあるため、非常時において、水面に浮遊させる際にはバランスウェイトが垂直方向になり、重心がより下方に位置するので、通常の持ち運びの際には重さが負担にならないような比較的軽いバランスウェイトであっても、容器本体を安定させることができる。そして、ワンタッチでバランスウェイトを起すことができるので、非常時においても即座に安全を確保することができる。通常時にはバランスウェイトが邪魔にならず、容器本体を平面に載置できるので、非常時に限らず日常的に使用可能である。
また、バランスウェイトは起倒自在に取り付けてあるため、水面に浮遊させておき、徐々に水が引いていった場合であっても、自然と無理のない方向へ倒れ、容器本体の水平が保たれるので、安全性に優れる。
前記バランスウェイトを二つ備え、二つのバランスウェイトは容器本体の長手方向に間隔をあけて配置されていることによって、水面においてより安定性が優れる。
さらに、前記バランスウェイトは基部から端部に向かって広がるテーパー形状であることで、より安定性が増し、安全性に優れる。
運搬容器の正面図であって、(a)は通常時、(b)は非常時に水面へ浮遊させた状態を示す。 運搬容器の断面を示し、バランスウェイトの態様を説明する図である。 バランスウェイトを垂直状態とした運搬容器の一方側の側面図である。 バランスウェイトを垂直状態とした運搬容器の他方側の側面図である。 (a)(b)は運搬容器の底面図である。 (a)(b)は、運搬容器の内部に設置するクッション材の使用例を示す平面図である。 通常時の運搬容器の使用例を示す図である。 非常時の運搬容器の使用例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る運搬容器は、容器本体1と蓋部2と取手3,4とバランスウェイト5と車輪6を備える。
容器本体1と蓋部2は外側が防水性の素材からなり、内側はウレタン等の浮力とクッション性を有する素材からなる。容器本体1の上部には開口が形成されており、開口を開閉自在に蓋部2が取り付けられている。蓋部2は、アコーディオンのように容器本体1の短手方向に伸縮可能な二つのシート材からなり、容器本体1の短手方向中間部において召し合わされて開口を閉じる。この召し合わせ部2aは、防水機能を備えたファスナーや、面ファスナー等を用いることによって閉状態を維持可能としてもよい。
取手3,4には、通常時に用いる二つの通常時用取手3,3と、非常時及び車輪6を用いて容器本体1を引く際の非常時用取手4がある。容器本体1の正面および背面には、図1、図3及び図4に示すように、通常時用の取手3,3が取り付けてある。通常時用の取手3,3は、使用者の肩に掛けることが可能な程の長さである。
図3に示すように、容器本体1の一方の側面には車輪6が取り付けてあり、図4に示すように、他方側の側面には非常時用の取手4が取り付けてある。非常時用取手4は、長尺帯状の一端部を容器本体1に固定してあり、他端部はカラビナ等の係止具を備えて容器本体1に係脱自在に取り付けられており、通常時には輪状の取手4を形成している(図1(a))。非常時には他端部を容器本体1から取り外して長尺の帯状とし、使用者の救命胴衣等に結びつけ、使用者と容器本体1がはぐれないようにすることができる(図1(b)、図8)。また、非常時用の取手4は図7に示すように、車輪6を用い容器本体1を引いて移動させる際の引手として用いることもできる。
容器本体1の底部は、長手方向に間隔をあけて二つのバランスウェイト5,5を備える。バランスウェイト5,5の数は一つや、三つ以上でもよいが、バランスをとる上で二つがより望ましい。容器本体1の底部には凹部1aを形成してあり、凹部1aにバランスウェイト5,5が取り付けてある。バランスウェイト5,5を底部に沿って倒した状態では、凹部1a内にバランスウェイト5,5が納まるので、運搬容器を平地に載置することができる。
バランスウェイト5,5は、運搬容器が水面に浮遊した時にバランスをとって容器本体1の転覆を防ぐものである。材質は特に限定されないが、例えば鉄製のある程度荷重のある長尺の部材からなり、容器本体1の底部には軸部7を介して取り付けられている。バランスウェイト5,5は軸部7を支点に起倒自在であって、図5(a)に示すように、軸部7に連結している基部から端部に向かって広がるテーパー形状の板材であることが望ましいが、長尺であってバランスをとることのできるものであれば、形状は特に限定されることはなく、例えば図5(b)に示すように、棒状のものであってもよい。また、バランスウェイト5,5は、容器本体1の底部に沿って互いに向かい合うように倒すと端部が突き合わされる。そして、容器本体1の底部には短手方向に留め具8が取り付けてある。図5に示すように、二つのバランスウェイト5,5を、容器本体1の底部に沿って互いに向かい合うように倒し重ね合わせた状態で留め具8によって係止することが可能となる。留め具8は係脱自在であるため、通常時の持ち運びに容器本体1を使用する際にはバランスウェイト5,5が邪魔にならず、非常時には即座に留め具8を外してバランスウェイト5,5を使用できる。なお、二つのバランスウェイト5,5は、必ずしも図5(a)のように端部が突き合わされる必要はなく、例えば図5(b)に示すように、軸部7が位置ずれしており、二つのバランスウェイト5,5が重なり合わないように互い違いに取り付けてあってもよい。
容器本体1の内部には、図2に示すように、クッション材10を備える。クッション材10はウレタンシート等のクッション性及び浮力を有する素材からなる。クッション材10は容器本体1の内部に水が浸入した際に排水可能とするために、溝部を形成してもよい。また、クッション材10には、図6(a)(b)に示すように、新生児の身体を固定するための安全ベルト11を備えることが好ましい。
このように構成した運搬容器によれば、容器本体1の底部に長尺のバランスウェイト5が起倒自在に取り付けてあるため、非常時において、水面に浮遊させる際にはバランスウェイト5が垂直方向になり、重心がより下方に位置するので、通常の持ち運びの際には重さが負担にならないような比較的軽いバランスウェイト5,5であっても、容器本体1を水面で安定させることができる。そして、バランスウェイト5,5はワンタッチで起倒の操作が可能であるので、非常時においても即座に安全を確保することができる。通常時にはバランスウェイト5,5が邪魔にならず、容器本体1を平面に載置できるので、非常時に限らず日常的に使用可能である。
また、バランスウェイト5,5は起倒自在に取り付けてあるため、水面に浮遊させておき、徐々に水が引いていった場合であっても、自然と無理のない方向へ倒れ、容器本体1が略水平に保たれるので、安全性に優れる。
容器本体1は底部において長手方向に間隔をあけて二つのバランスウェイト5,5を備えれば、より安定性を高めることができる。そして、バランスウェイト5は、基部から端部に向かって広がるテーパー形状であれば、さらに安定性が高まり、安全性に優れる。
洪水や津波等の水害発生時に、咄嗟に新生児の安全を確保することは、日頃から災害を想定して十分に備えていないと困難なことであるが、このような運搬容器を日常的に使用することで、災害発生時にも即座に対応することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。例えば、バランスウェイトは長尺であればどのような態様のものでも良い。そして、バランスウェイトは起倒自在である他、水平方向に回動や揺動可能としてもよい。また、運搬容器の内部で安全を確保するのは新生児には限られず、子犬等の小動物や、重要書類、貴重品等を入れてもよい
1 容器本体
2 蓋部
3 取手
4 取手
5 バランスウェイト
6 車輪
7 軸部
8 留め具
10 クッション材
11 安全ベルト

Claims (3)

  1. 持ち運び可能、かつ、水面に浮遊可能な運搬容器であって、
    容器本体と、蓋部と、取手と、バランスウェイトを備え、
    容器本体と蓋部は防水性を有し、
    蓋部は容器本体の短手方向に伸縮可能なシート材からなるもので、容器本体に開閉自在に取り付けてあり、
    バランスウェイトは、長尺であり、容器本体の底部に起倒自在に取り付けてあり、通常時は容器本体の底部に沿って倒して容器本体を平面に載置可能とし、容器本体が水面に浮遊した時は垂直方向に起こして容器本体の転覆を防ぐことを特徴とする運搬容器。
  2. 前記バランスウェイトを二つ備え、二つのバランスウェイトは容器本体の長手方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬容器。
  3. 前記バランスウェイトは基部から端部に向かって広がるテーパー形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の運搬容器。
JP2018029769A 2018-02-22 2018-02-22 運搬容器 Active JP6778940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018029769A JP6778940B2 (ja) 2018-02-22 2018-02-22 運搬容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018029769A JP6778940B2 (ja) 2018-02-22 2018-02-22 運搬容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019141393A JP2019141393A (ja) 2019-08-29
JP6778940B2 true JP6778940B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=67771440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018029769A Active JP6778940B2 (ja) 2018-02-22 2018-02-22 運搬容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6778940B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5144424Y2 (ja) * 1972-10-31 1976-10-28
JPS5127610U (ja) * 1974-08-20 1976-02-28
JPS56103219U (ja) * 1980-01-11 1981-08-13
JPS56135222U (ja) * 1980-03-13 1981-10-14
JPS58121221U (ja) * 1982-02-12 1983-08-18 株式会社菱晃 小物用バツグ
JP3203512B2 (ja) * 1999-01-07 2001-08-27 有限会社熊本サンド興業 船舶のバラスト装置
JP3100095U (ja) * 2003-06-18 2004-04-30 大森 均 組み合わせ自由な遊泳、水難救助補助具になる多機能バッグ
ITMI20051253A1 (it) * 2005-07-01 2007-01-02 Gianfranco Bianchi Deriva per imbarcazioni con ali ripiegabili
JP2013035361A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Penta Ocean Construction Co Ltd 浮体式洋上風力発電装置における浮体式構造物と、製造方法とその設置方法
KR101647898B1 (ko) * 2014-12-30 2016-08-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
KR101778215B1 (ko) * 2016-08-11 2017-09-26 재단법인한국조선해양기자재연구원 부유체 횡동요 억제를 위한 접이식 수중 계류장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019141393A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU596228B2 (en) Infant safety flotation seat device
US20060172635A1 (en) Child carrier floatation enhancement
US3833947A (en) Inflatable crib
US6595861B1 (en) Infant play pool
US6126504A (en) Infant flotation device
KR102022808B1 (ko) 구조구난용 배낭
JP6778940B2 (ja) 運搬容器
JP6379326B2 (ja) 津波避難用浮遊体
KR20100028223A (ko) 부력 가방
US9090278B2 (en) Portable child safety seat assembly for use with shopping carts
US3532066A (en) Ice rescue boat
KR200452882Y1 (ko) 구조 겸용 배낭
JP2013031615A (ja) 水に浮く防災型リュックサック
JP3202222U (ja) 機内持ち込み可能なベビーカー
KR20100118250A (ko) 해상 인명 구조용 보트
JP2015151060A (ja) 津波避難用浮遊体及び空気保持形成体
JP3183998U (ja) 救命具
CN209479927U (zh) 安全浮力背包
JP2021166614A (ja) 水害用ベッド
JP2007097796A (ja) 乳幼児保護ケース
KR101901379B1 (ko) 표류형 수상 인명구조장비
KR20190002628U (ko) 결합식 인명 구조용 안전에어매트
JP3215505U (ja) 乳児搬送用バッグ
JP2015054551A (ja) 津波対策ベッド
JP6781874B1 (ja) 津波防災機能付き車イス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200218

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200219

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6778940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250