JP6778760B2 - 制御装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御対象を制御する制御装置、制御方法、および制御プログラムに関する。
センサを用いた装置の開発において、センサ値を取得するためのセンサを入手できないという課題がある。例えば、天気を考慮した輝度センサを開発したいが、天気を計測するセンサは価格が高価であったりするなど、入手が難しい。
そこで、特許文献1は、いくつかのセンサ入力およびいくつかのクライアント入力を備えたセンサインタフェースを開示する。いくつかのクライアント入力は、いくつかのクライアントからのデータ要求を受信でき、いくつかのデータ要求は、特定の種類のデータを取り込むときに使用されるべき特定の物理センサを識別することなく、戻されるべき特定の種類のデータを指定する少なくとも1つのデータ要求を含む。また、センサインタフェースは、プロセッサを備え、このプロセッサは、i)いくつかのデータ要求を満たすにはどのセンサデータを使用することができるかを決定し、ii)いくつかの物理センサからセンサデータを受信するようにセンサ入力の中のいくつかを環境設定し、そして、iii)可能であれば、受信されたセンサデータを用いていくつかのデータ要求を満たすように、環境設定されている。
このように、特許文献1は、任意の種類および個数の物理センサを抽象化する仮想センサと、その仮想センサとのインタフェースであるクライアント入力装置を開示する。
国際公開WO2007/118247号
しかしながら、特許文献1は、物理センサを有しない装置に対しては適用できず、また非センサデータを扱うことができない。Internet of Things(IoT)事業では比較的安価な装置を用いるため、すべての装置が特定の物理センサからのデータを扱うようには設計されているとは限らない。
たとえば、クラウド上に存在する非センサによるデータを周囲の物理センサからのデータと組み合わせたり、または、周囲の物理センサからのデータを解析し精度を向上させたりしたうえで、仮想的なデータとして出力したい場合がある。このようなデータ出力を、特許文献1の技術では実現することができない。
本発明は、制御パラメータを検出するデバイスに依存することなく制御パラメータを制御対象に与えることを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる制御装置、制御方法、および制御プログラムは、制御対象を制御するための制御パラメータを前記制御対象に与える制御装置、制御方法、および制御プログラムであって、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶するとともに前記制御パラメータの調節量と前記調節量の特定要因となる分析情報の値とを対応付けた対応情報を記憶する記憶デバイスと、前記分析情報の特定要因となる観測情報の観測値を観測対象から観測する1以上の物理センサと通信するとともに前記1以上の物理センサの位置における前記分析情報および前記観測情報の値を記憶するサーバと通信する通信インタフェースと、を有し、前記プロセッサは、前記1以上の物理センサのうち前記制御装置の位置から許容範囲内に位置する特定の物理センサから、当該特定の物理センサが前記制御対象を制御する制御処理時刻に観測した前記観測情報の第1観測値を取得する第1取得処理と、前記制御装置の位置から前記許容範囲内の位置で、かつ、前記制御処理時刻を含む期間における前記観測情報の第2観測値および前記分析情報の値を、前記サーバから取得する第2取得処理と、前記第1取得処理によって取得された前記第1観測値と前記第2取得処理によって取得された前記第2観測値との差分を算出する算出処理と、前記第2取得処理によって取得された前記分析情報の値に対応する前記制御パラメータの調節量を前記対応情報から特定する特定処理と、前記特定処理によって特定された調節量を前記算出処理による算出結果に基づいて補正して、補正結果を前記制御対象に出力する補正処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、制御パラメータを検出するデバイスに依存することなく制御パラメータの制御量を制御対象に与えることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、仮想センサを用いた制御パラメータによる制御対象の制御例を示す説明図である。 図2は、制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、アドレス文字列格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図4は、天候情報格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図5は、調節輝度格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図6は、実施例1にかかる制御装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、実施例1にかかる制御装置による制御処理手順例を示すフローチャートである。 図8は、第1観測値の経時的変化を示すグラフである。 図9は、観測値格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図10は、実施例にかかる制御装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図11は、第1観測値の取得処理手順例を示すフローチャートである。 図12は、実施例3にかかる第1観測値の取得例を示す説明図である。 図13は、重み付けテーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図14は、第1観測値の取得テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図15は、実施例にかかる制御装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図16は、第1観測値の取得処理手順例を示すフローチャートである。
<仮想センサを用いた制御パラメータによる制御例>
図1は、仮想センサを用いた制御パラメータによる制御対象の制御例を示す説明図である。ここでは、例として、制御対象を制御装置101の内部または外部に接続された表示デバイス113とし、制御パラメータを表示デバイス113の輝度とし、外部の物理センサを温度センサ102とする。制御装置101は、制御対象の一例である表示デバイス113を制御するための制御パラメータを表示デバイス113に与える。制御装置101は、たとえば、制御装置101周囲の明るさである輝度を検出する輝度センサを実装せずに、表示デバイス113の輝度を調整する。そのかわり、制御装置101は、仮想センサ111を有する。仮想センサ111とは、制御装置101近隣の温度センサ102が観測した気温を収集して気温の統計値を得、制御装置101の位置における気温を天気予報サイト103から気温と天気を取得する仮想的なセンサデバイスである。
天気を考慮した輝度センサを開発したいが、天気を輝度センサで計測するのは難しい場合がある。このため、制御装置101は、物理的な輝度センサを実装せずに仮想センサ111からの情報を用いて、気温の変化に応じて表示デバイス113の輝度を調整する。これにより、輝度センサを実装しなくても表示デバイス113の輝度を調整することができる。
制御システム100は、制御装置101と、物理センサの一例である温度センサ102と、サーバの一例である天気予報サイト103と、がネットワーク104を介して通信可能に接続されたシステムである。ネットワーク104の一例としてセンサネットワークがある。センサネットワークとは、物理センサを実装するセンサノード同士を繋ぐネットワークであり、センサノードのアドホック機能を利用し、他のセンサノードから中継ノードへデータを送るための中継ルーティング機能を活用するネットワークである。センサネットワークは、センサノード間の中継通信に障害が出た場合、別の中継経路を自律的に再構築して中継ノードへのデータ到達を確保する機能がある。また、センサネットワークではなく、無線アクセスポイントを用いた無線通信ネットワークでもよい。無線通信ネットワークは、TCP/IPのパケットを送受信するネットワークである。
制御装置101は、仮想センサ111から得られるデータを用いて、制御対象を制御する。制御装置101は、固定された装置でもよく移動体でもよい。温度センサ102は、ネットワークに接続された通信端末に含まれる。また、温度センサ102は、直接ネットワーク104に接続されてもよい。温度センサ102は、固定された装置でもよく移動体でもよい。サーバは、複数地点における気温および天気を定期的に取得して保持する。サーバは、たとえば、天気予報サイト103である。
(1)制御装置101は、仮想センサ111により、制御装置101の近隣の温度センサ102から、温度センサ102の位置および気温を取得する。近隣の温度センサ102とは、制御装置101の位置を含む許容範囲内に静的にまたは動的に存在する物理センサである。許容範囲は、たとえば、気温や天気が変わらない程度の範囲でよい。また、制御装置101または温度センサ102が移動体である場合、制御装置101が接続するネットワーク内の無線基地局(たとえば、wifiスポット)の通信圏内において接続された物理センサが、近隣の物理センサに該当する。制御装置101は、内部テーブル120に、取得した位置および気温を含むエントリ121を登録する。なお、近隣の温度センサ102が複数存在する場合、位置フィールドの値は、地域Aに含まれれば、いずれかの近隣の物理センサの位置aでよい。また、日付時刻フィールドの値は、制御処理時刻bでよい。また、気温フィールドの値は、複数の近隣の物理センサからの気温の統計値(たとえば、平均値、中央値、最大値、最小値)でよい。
(2)また、制御装置101は、仮想センサ111により、天気予報サイト103にリクエストを送信する。リクエストには、制御処理時刻(たとえば、最新の取得日時)と制御装置101の位置(緯度および経度)とが含まれる。天気予報サイト103は、リクエストを受け付けると、その制御処理時刻を包含する時間帯で制御装置101の位置を含む許容範囲の気温および天気をレスポンスとして仮想センサ111に返す。制御装置101は、レスポンスを受信すると、仮想センサ111により、内部テーブル120に、制御装置101の位置、時刻、取得した天気、および取得した気温を含むエントリ122を登録する。
(3)制御装置101は、仮想センサ111により、エントリ122の気温(例では26.0度)とエントリ121の気温(例では、28.0度、28.0度、28.6度の平均値の28.2度)との差分Dを求める。この場合の差分Dは、D=+2.2度となる。
(4)そして、制御装置101は、仮想センサ111により、エントリ122の天気「曇り」に対応する輝度の調節量を特定し、特定した調節量を差分Dに応じて補正する。
(5)制御装置101は、仮想センサ111により、制御対象のドライバ112に補正後の調節量である補正量を出力する。ドライバ112は、制御対象を制御するソフトウェアである。
(6)制御装置101は、ドライバ112からの調節量により制御対象の輝度を調整する。これにより、制御パラメータを検出するセンサデバイス(輝度センサ)に依存することなく制御パラメータの調節量を制御対象に与える。なお、ここでは、制御装置101が、ドライバ112および制御対象を有する構成について説明したが、ドライバ112および制御対象は、制御装置101外に設けられてもよい。また、ここでは、制御装置101は、センサデバイス(輝度センサ)を有しない構成について説明したが、当該センサデバイスと仮想センサ111を併用する構成とし、当該センサデバイスが使用されない場合に仮想センサ111を用いる構成としてもよい。
<ハードウェア構成例>
図2は、制御装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。制御装置101は、プロセッサ201と、記憶デバイス202と、入力デバイス203と、出力デバイス204と、通信インターフェース(通信IF205)と、を有する。プロセッサ201、記憶デバイス202、入力デバイス203、出力デバイス204、および通信IF205は、バス206により接続される。プロセッサ201は、制御装置101を制御する。記憶デバイス202は、プロセッサ201の作業エリアとなる。また、記憶デバイス202は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス202としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス203は、データを入力する。入力デバイス203としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナ、GPS受信機、各種センサがある。出力デバイス204は、データを出力する。出力デバイス204としては、たとえば、ディスプレイ(制御対象の表示デバイス113)、プリンタがある。通信IF205は、ネットワーク104と接続し、データを送受信する。
<各種テーブルの説明>
つぎに、実施例1で用いる各種テーブルの記憶内容例について説明する。なお、実施例1ではテーブル形式でデータ構造を説明するが、必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくてもよく、リスト、DB、キュー等のデータ構造やそれ以外で表現されていてもよい。
図3は、アドレス文字列格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。アドレス文字列格納テーブル300は、フィールドとして、ウェブサイト名301と、アドレス文字列302と、を有する。ウェブサイト名301は、値として、ウェブサイトの名称を示す文字列を格納するフィールドである。ウェブサイト名301は、アドレス文字列格納テーブル300の主キーとなる。アドレス文字列302は、値として、ウェブサイトのアドレスを示す文字列(たとえば、URL(Uniform Resource Locator))を格納するフィールドである。アドレス文字列格納テーブル300は、たとえば、図2に示した記憶デバイス202に格納される。
図4は、天候情報格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。天候情報格納テーブル400は、フィールドとして、位置401と、時刻402と、天気403と、気温404と、を有する。各フィールドは、図1に示した内部テーブル120の各フィールドに対応する。位置401は、値として、たとえば、観測地点の緯度および経度を格納するフィールドである。時刻402は、値として、観測時刻を格納するフィールドである。時刻402の値の間隔は、観測間隔となる。本例では、観測間隔は1時間である。たとえば、時刻402の値が「13:00」である場合、観測間隔は1時間であるため、当該時刻402の時間帯は「13:00〜13:59」となる。
天気403は、たとえば、制御パラメータの調節量の特定要因となる分析情報の分析値として、時刻402における位置401の地表に影響をもたらす大気の状態を示す気象情報を格納するフィールドである。たとえば、「快晴」や「晴れ」といった日本の気象庁により定められている一般市民向けの15種類の気象情報が値として天気403に格納される。気温404は、たとえば、物理センサで観測される観測情報の観測値として、時刻402における位置401での大気の温度を示す気象情報を格納するフィールドである。天候情報格納テーブル400は、たとえば、図2に示した記憶デバイス202に格納される。
図5は、調節輝度格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。調節輝度格納テーブル500は、制御パラメータの調節量と調節量の特定要因となる分析情報の分析値とを対応付けた対応情報である。調節輝度格納テーブル500は、フィールドとして、天気501と、調節輝度502と、を有する。天気501は、分析情報の分析値として、気象情報を格納するフィールドである。調節輝度502は、値として、制御対象の一例である表示デバイス113に対する輝度の調節量を格納するフィールドである。調節輝度格納テーブル500は、たとえば、図2に示した記憶デバイス202に格納される。
<制御装置101の機能的構成例>
図6は、実施例1にかかる制御装置101の機能的構成例を示すブロック図である。制御装置101は、アドレス文字列格納テーブル300と、天候情報格納テーブル400と、調節輝度格納テーブル500と、第1取得部601と、第2取得部602と、算出部603と、特定部604と、補正部605と、制御部606と、を有する。第1取得部601〜制御部606は、具体的には、たとえば、図2に示した記憶デバイス202に記憶されたプログラムをプロセッサ201に実行させることで実現される機能である。第1取得部601〜補正部605は、図1に示した仮想センサ111に対応する機能であり、制御部606は、図1に示したドライバ112に対応する機能である。
第1取得部601は、プロセッサ201に第1取得処理を実行させることで実現する機能である。第1取得処理は、1以上の物理センサのうち制御装置101の位置から許容範囲内に位置する特定の物理センサから、当該特定の物理センサが制御対象を制御する制御処理時刻に観測した観測情報の第1観測値を取得する処理である。
ここで、物理センサは、たとえば、図1に示した制御装置101外の温度センサ102である。特定の物理センサは、たとえば、図1に示した近隣ユーザの温度センサ102である。制御処理時刻は、たとえば、現在時刻である。制御処理時刻は、過去の時刻でもよい。この場合、制御処理時刻は、あらかじめ設定された時刻でもよく、入力デバイス203から与えられる時刻でもよい。観測情報の第1観測値とは、特定の物理センサからの観測値、たとえば、近隣ユーザの温度センサ102の観測値であり、図1の内部テーブル120のエントリ121の気温の算出元となる。
第1取得処理では、プロセッサ201は、特定の物理センサが複数存在する場合、複数の特定の物理センサによって観測された観測情報の複数の観測値について統計値を算出してもよい。統計値は、たとえば、複数の近隣の温度センサ102からの気温の統計値(たとえば、平均値、中央値、最大値、最小値)でよい。
第2取得部602は、プロセッサ201に第2取得処理を実行させることで実現する機能である。第2取得処理は、制御装置101の位置からその許容範囲内の位置で、かつ、制御処理時刻を含む期間における観測情報の第2観測値および分析情報の分析値を、サーバから取得する処理である。
サーバとは、たとえば、天気予報サイト103である。制御処理時刻を含む期間とは、制御処理時刻を含む時間帯である。たとえば、観測間隔が1時間であり、それぞれ0分のタイミングで観測する場合、制御処理時刻が13:27だとすると、制御処理時刻を含む期間は、13:00〜13:59という時間帯となる。観測情報の第2観測値とは、第1観測値と同様、特定の物理センサからの観測値、たとえば、近隣ユーザの温度センサ102の観測値であり、図1の内部テーブル120のエントリ121の気温の算出元となる。第1観測値と第2観測値は、観測元となる近隣の温度センサ102が異なる観測値である。分析情報は、天気予報サイト103に格納されている制御処理時刻を含む時間帯での天気であり、分析値は、たとえば、「晴れ」や「曇り」といった具体的に特定された値である。
算出部603は、プロセッサ201に算出処理を実行させることで実現する機能である。算出処理は、第1取得処理によって取得された第1観測値と第2取得処理によって取得された第2観測値との差分Dを算出する。具体的には、たとえば、算出処理では、プロセッサ201は、第1観測値から第2観測値を減算する。差分Dが正である場合、天気予報サイト103の観測よりも気温が高いことを示し、差分Dが負である場合、天気予報サイト103の観測よりも気温が低いことを示す。
また、特定の物理センサ、すなわち、近隣ユーザの温度センサ102が複数存在する場合、算出処理では、プロセッサ201は、上述した統計値と第2観測値との差分を算出してもよい。具体的には、たとえば、図1に示したように、近隣ユーザの3台の温度センサ102でそれぞれ、28.0度,28.0度,28.6度が観測された場合、平均値として28.2度が算出される。
特定部604は、プロセッサ201に特定処理を実行させることで実現する機能である。特定処理は、第2取得処理によって取得された分析値に対応する制御パラメータの調節量を対応情報から特定する処理である。具体的には、たとえば、特定処理では、プロセッサ201は、第2取得処理によって取得された天気の値に対応する調節輝度の値を、対応情報である調節輝度格納テーブル500から特定する。たとえば、天気501の値が「曇り」であれば、調節輝度502の値「δ%」が特定される。
補正部605は、プロセッサ201に補正処理を実行させることで実現する機能である。補正処理は、特定処理によって特定された調節量を算出処理による算出結果に基づいて補正して、補正結果を制御対象に出力する処理である。補正処理では、プロセッサ201は、たとえば、特定された調節量と算出結果である差分Dとを乗算する。乗算の際、あらかじめ設定された補正係数を乗じてもよい。この乗算結果が補正結果となる。プロセッサ201は、補正結果を制御部606を介して制御対象に出力する。
制御部606は、プロセッサ201に制御処理を実行させることで実現する機能である。制御処理は、補正結果を用いて制御対象を制御する処理である。制御処理では、プロセッサ201は、補正結果に応じて制御対象を制御する。輝度調整の場合は、プロセッサ201は、補正結果が正の値であれば、輝度が高くなるよう制御する。補正結果が負であれば、輝度が低くなるよう制御してもよい。また、プロセッサ201は、補正結果が負であれば、輝度調整をしないように制御してもよい。また、プロセッサ201は、補正結果の正負にかかわらず、天気が「晴れ」や「快晴」のように「晴れ」以上の気象情報であれば、輝度調整をしないように制御してもよい。
また、プロセッサ201は、表示デバイス113の輝度調整に限らず、他のデバイスの他の特定の調整をしてもよい。たとえば、カメラの露出やレンズのF値といった明るさ調整の場合、プロセッサ201は、補正結果の値が小さいほど明るくなるように制御してもよい。
<制御処理手順例>
図7は、実施例1にかかる制御装置101による制御処理手順例を示すフローチャートである。制御装置101は、制御指示を待ち受ける(ステップS701:No)。具体的には、たとえば、制御装置101のユーザが制御指示を入力した場合、または、例えば、温度センサ102からの観測値の取得タイミングのように、あらかじめ設定された時刻に到達した場合に制御指示が発行される。制御指示には、上述した制御処理時刻が含まれる。なお、以降の処理では、制御処理時刻を、制御指示を受け付けたタイミングである「現在時刻」とする。制御装置101は、制御処理時刻における制御装置101の位置をGPS受信機により取得する(ステップS702)。
また、制御装置101は、近隣ユーザの温度センサ102から第1観測値を取得する(ステップS703)。第1観測値が複数取得された場合、プロセッサ201は第1観測値の統計値を算出する。制御装置101は、ステップS702の取得位置を含むリクエストを天気予報サイト103に送信し、その結果、天気予報サイト103から解析結果を取得して、天候情報格納テーブル400に格納する(ステップS704)。
制御装置101は、ステップS702での取得位置および制御処理時刻を含むエントリを天候情報格納テーブル400から特定する(ステップS705)。この場合は、最新のエントリが特定されることになる。そして、プロセッサ201は、ステップS703で取得された最新の第1観測値と、ステップS705で特定されたエントリ内の第2観測値との差分Dを算出する(ステップS706)。また、プロセッサ201は、特定したエントリの天気の値に対応する調節輝度の値を調節輝度格納テーブル500から特定する(ステップS707)。
そして、プロセッサ201は、特定した調節輝度を差分Dで補正して、補正結果を制御部606に出力する(ステップS708)。最後に、プロセッサ201は、補正結果で表示デバイス113の輝度調整を実行する(ステップS709)。これにより、制御処理を終了する。
このように、実施例1によれば、制御パラメータを検出するデバイスに依存することなく制御パラメータの制御量(本例でいう輝度の調節量)を制御対象に与えることができる。また、第1観測値が複数存在する場合は、その統計値を算出することで、制御装置101の位置における実際の観測値の精度が高くなる。したがって、制御パラメータの制御量の適正化を図ることができる。
実施例2は、実施例1において、第1観測値の精度を向上させる例である。第1観測値を取得する観測周期は、同じ種類のセンサであってもベンダや価格によって異なることがある。当該観測周期が短い場合はあまり問題にならないが、当該観測周期が大きい場合は、第1観測値を取得した時刻と現在時刻に大きなズレがあり、現在時刻における正しい観測値が取得できない。このため、実施例2では、第1観測値を時系列で保存しておき、過去の時系列な第1観測値の相関により、現在時刻の第1観測値を算出する。すなわち、実施例2にかかる制御装置101は、これまでの時系列な第1観測値から相関により回帰直線を生成し、回帰直線を用いて制御指示のタイミングでの第1観測値を予測する。これにより、第1観測値の高精度化が図られ、制御対象に対してより適切な制御をおこなうことができる。
なお、実施例2では、実施例1とは異なる点を中心に説明し、実施例1と共通する部分については説明を省略する。
図8は、第1観測値の経時的変化を示すグラフである。黒丸が第1観測値の実測値である。このうち、符号801が第1観測値の最新の実測値である。白丸が時系列な第1観測値から相関により回帰直線800から予測した第1観測値の予測値802である。実測値の観測間隔は、例として50[ms]とする。第1観測値801から次の第1観測値を取得するまでの間に、時刻tcで制御指示を受け付けた場合、制御装置101において、第1取得処理では、プロセッサ201は、これまでの時系列な第1観測値(実測値のみ)から回帰直線800を求め、回帰直線800における時刻tcの第1観測値を予測値802として算出する。
図9は、観測値格納テーブルの記憶内容例を示す説明図である。観測値格納テーブル900は、近隣ユーザの温度センサ102ごとに時系列な第1観測値を格納するテーブルである。観測値格納テーブル900は、フィールドとして、時刻901と、観測値902と、を有する。時刻901は、値として観測間隔ごとに到来する第1観測値の観測時刻を格納するフィールドである。観測値902は、値として時刻で観測された第1観測値を格納するフィールドである。
<制御装置101の機能的構成例>
図10は、実施例2にかかる制御装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図6との相違は、観測値格納テーブル900を有し、第1取得部601が観測値格納テーブル900を参照する点である。第1取得処理では、プロセッサ201は、特定の物理センサ(たとえば、近隣ユーザの温度センサ102)が制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、時系列な第1観測値のうち最新の第1観測値の次の第1観測値を算出する。また、特定の物理センサが複数存在する場合、第1取得処理では、プロセッサ201は、特定の物理センサごとに、特定の物理センサが制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、次の第1観測値の統計値を算出してもよい。
<第1観測値の取得処理手順例>
図11は、第1観測値の取得処理手順例を示すフローチャートである。図11の処理は、図7のステップS703に対応する処理である。図11では、第1観測値の予測値を、「補間観測値」と称す。また、観測間隔を「スリープ時間」と称す。
まず、制御装置101は、第1観測値の取得処理を終了するか否かを判断する(ステップS1101)。終了しない場合(ステップS1101:No)、制御装置101は、補間観測値の取得要求があるか否かを判断する(ステップS1102)。当該取得要求は、たとえば、ステップS701の制御指示である。取得要求がない場合(ステップS1102:No)、制御装置101は、スリープ時間が経過したか否かを判断する(ステップS1103)。
スリープ時間が経過していない場合(ステップS1103:No)、ステップS1101に戻る。スリープ時間が経過した場合(ステップS1103:Yes)、制御装置101は、近隣ユーザの温度センサ102から第1観測値を取得して、現在時刻とともに観測値格納テーブル900に格納する(ステップS1104)。そして、制御装置101は、スリープ時間をリセットして再計時を開始し(ステップS1105)、ステップS1101に戻る。
ステップS1102において、取得要求がある場合(ステップS1102:Yes)、制御装置101は、観測値格納テーブル900の過去の第1観測値を取得する(ステップS1106)。制御装置101は、取得した過去の第1観測値から相関係数を算出し、回帰直線を生成する(ステップS1107)。制御装置101は、現在時刻の補間観測値を回帰直線800から特定し(ステップS1108)、特定した補間観測値を算出部603に出力して(ステップS1109)、特定した補間観測値と現在時刻とを観測値格納テーブル900に格納し(ステップS1110)、回帰直線800にしたがって、過去の補間観測値を更新し(ステップS1111)、ステップS1101に戻る。ステップS1101において、第1観測値の取得処理を終了する場合(ステップS1101:Yes)、本フローチャートの処理を終了する。
これにより、観測値の取得タイミングにおいて第1観測値が存在しない場合でも、第1観測値を予測することで、制御対象を適切に調整することができる。
実施例3は、実施例1または実施例2において、第1観測値の精度を向上させる例である。近隣ユーザの温度センサ102の中に、観測周期が大きい温度センサ102があると、他の温度センサ102の観測値から著しく外れた、いわゆる外れ値を観測する場合がある。
図12は、実施例3にかかる第1観測値の取得例を示す説明図である。センサID:S1の温度センサ102の観測周期は、30[ms]、センサID:S2の温度センサ102の観測周期は、100[ms]、センサID:S3の温度センサ102の観測周期は、10[ms]とする。この例では、センサID:S2の温度センサ102が、外れ値となる第1観測値を観測する。
このような場合、外れ値の影響でノイズを含んだ統計値が算出されてしまう。したがって、実施例3の制御装置101は、取得した複数の第1観測値を、温度センサ102ごとの重みで加重平均して、統計値を求める。これにより、外れ値による影響を抑制することができる。
図13は、重み付けテーブルの記憶内容例を示す説明図である。重み付けテーブル1300は、フィールドとして、センサID1301と、重み1302と、を有する。センサID1301は、値として、温度センサ102を一意に特定する識別情報(センサID)を格納するフィールドである。重み1302は、値として、温度センサ102の観測周期に応じた重み値を格納するフィールドである。観測周期が大きいほど重み値は小さくなる。本例の場合、重み値w2が他の重み値よりも小さい値となる。これにより、観測周期が大きい温度センサ102の第1観測値の影響を低減させることができる。
図14は、第1観測値の取得テーブルの記憶内容例を示す説明図である。取得テーブル1400は、フィールドとして、時刻1401と、観測値1402と、センサID1403と、を有する。時刻1401は、値として、各温度センサ102の観測時刻を格納するフィールドである。観測値1402は、値として、時刻1401で観測された第1観測値を格納するフィールドである。センサID1403は、値として、温度センサ102を一意に特定する識別情報(センサID)を格納するフィールドである。
ここで、第1取得処理において、最古の4個のデータ単位で順次第1観測値を取得テーブル1400から取得するものとする。1回目〜5回目のバッファリングBF1〜BF5のうち、センサID:S2の第1観測値を含むバッファリングは、BF1、BF5である。バッファリングBF1、BF5において、センサID:S2の第1観測値V0B,V10Bが外れ値となると、統計値にノイズが含まれてしまう。このため、第1取得処理において、プロセッサ201は、重み付けテーブル1300を参照して、統計値を算出する。
たとえば、バッファリングBF1〜BF5の場合は、以下のようになる。
BF1の統計値=V0A×w1+V0B×w2+V0C×w3+V1C×w3
BF2の統計値=V2C×w3+V3C×w3+V3A×w1+V4C×w3
BF3の統計値=V5C×w3+V6C×w3+V6A×w1+V7C×w3
BF4の統計値=V8C×w3+V9C×w3+V9A×w1+V10C×w3
BF5の統計値=V10B×w2+V11C×w3+V12C×w3+V12A×w1
<制御装置101の機能的構成例>
図15は、実施例にかかる制御装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図10との相違は、重み付けテーブル1300および取得テーブル1400を有し、第1取得部601が、重み付けテーブル1300を参照したり、取得テーブル1400に書き込んだり、読み出したりする点である。
第1取得処理では、プロセッサ201は、各特定の物理センサ(たとえば、近隣ユーザの温度センサ102)の観測間隔の長さに基づいて、各特定の物理センサの第1観測値の統計値を算出する。具体的には、たとえば、プロセッサ201は、観測間隔が長いほど小さい重み値を用いて、統計値として、加重平均値を算出する。
また、実施例に適用される場合、第1取得処理では、プロセッサ201は、特定の物理センサが制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、特定の物理センサごとに次の第1観測値を算出し、各特定の物理センサの観測間隔の長さに基づいて、特定の物理センサごとに算出された次の第1観測値の統計値を算出する。
この場合、図8の時刻tcが観測周期の時刻に一致しない温度センサ102については、実施例2に示したように、第1取得処理では、プロセッサ201は、過去の一連の第1観測値から相関係数を算出し、回帰直線800を生成して、時刻tcにおける第1観測値の予測値(補間観測値)を得ることになる。バッファリングされた観測値(実測値)ではなく、予測値が算出された場合であっても、第1取得処理では、プロセッサ201は、同様に重み付けテーブル1300を参照して、加重平均値を算出する。なお、図8の時刻tcが観測周期の時刻に一致する温度センサ102については、図14に示したように実測値がバッファリングされ、加重平均に用いられる。
<第1観測値の取得処理手順例>
図16は、第1観測値の取得処理手順例を示すフローチャートである。図16の処理は、図7のステップS703に対応する処理である。まず、制御装置101は、現在時刻を起点時刻に設定する(ステップS1601)。つぎに、第1観測値の取得処理を終了するか否かを判断する(ステップS1602)。終了しない場合(ステップS1602:No)、制御装置101は、現在時刻から起点時刻を減算した時間が所定取得間隔より大きいか否かを判断する(ステップS1603)。大きくない場合(ステップS1603:No)、制御装置101は、センサキューにデータがあるか否かを判断する(ステップS1604)。センサキューとは、温度センサ102からのデータ(観測値、観測時刻、センサID)を一時的に保持するメモリである。
センサキューにデータがない場合(ステップS1604:No)、ステップS1603に戻る。センサキューにデータがある場合(ステップS1604:Yes)、制御装置101は、センサキューに保持されているデータを取得し(ステップS1605)、取得データ内のセンサIDに対応する重み値を重み付けテーブル1300から特定する(ステップS1606)。特定されたデータは、取得テーブル1400に書き込まれる。そして、ステップS1603に戻る。ステップS1604において、現在時刻から起点時刻を減算した時間が所定取得間隔より大きい場合(ステップS1603:Yes)、制御装置101は、加重平均値をリセットし(ステップS1607)、バッファリング領域から観測値群を読み出す(ステップS1608)。バッファリング領域とは、取得テーブル1400のうち最古のデータ群(図14では4個)がバッファされている領域である。
そして、制御装置101は、読み出した第1観測値について加重平均値を算出する(ステップS1609)。そして、制御装置101は、加重平均値を算出した観測値群の時間帯情報を取得する(ステップS1610)。時間帯情報とは、観測値群に関する取得テーブル1400の時刻である。どの時刻を採用するかはあらかじめ決めておく。そして、制御装置101は、加重平均値と時間帯情報とを観測値情報として算出部603に出力し(ステップS1611)、観測値群を取得したバッファリング領域をクリアする(ステップS1612)。そして、ステップS1602に戻る。ステップS1602において、第1観測値の取得処理を終了する場合(ステップS1602:Yes)、本フローチャートの処理を終了する。
これにより、外れ値による影響を低減させ、ノイズを抑制した統計値を得ることができる。したがって、制御対象をより適切に制御することができる。
また、実施例3が実施例2に適用される場合、ステップS1610において、プロセッサ201は、現在時刻での観測値が存在しないセンサについて、補間観測値を算出し、加重平均値を算出すればよい。これにより、現在時刻での観測値が存在しない場合でも、当該観測値を予測することで、制御対象を適切に調整することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサ201がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。

Claims (9)

  1. 制御対象を制御するための制御パラメータを前記制御対象に与える制御装置であって、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶するとともに前記制御パラメータの調節量と前記調節量の特定要因となる分析情報の値とを対応付けた対応情報を記憶する記憶デバイスと、前記分析情報の特定要因となる観測情報の観測値を観測対象から観測する1以上の物理センサと通信するとともに前記1以上の物理センサの位置における前記分析情報および前記観測情報の値を記憶するサーバと通信する通信インタフェースと、を有し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の物理センサのうち前記制御装置の位置から許容範囲内に位置する特定の物理センサから、当該特定の物理センサが前記制御対象を制御する制御処理時刻に観測した前記観測情報の第1観測値を取得する第1取得処理と、
    前記制御装置の位置から前記許容範囲内の位置で、かつ、前記制御処理時刻を含む期間における前記観測情報の第2観測値および前記分析情報の値を、前記サーバから取得する第2取得処理と、
    前記第1取得処理によって取得された前記第1観測値と前記第2取得処理によって取得された前記第2観測値との差分を算出する算出処理と、
    前記第2取得処理によって取得された前記分析情報の値に対応する前記制御パラメータの調節量を前記対応情報から特定する特定処理と、
    前記特定処理によって特定された調節量を前記算出処理による算出結果に基づいて補正して、補正結果を前記制御対象に出力する補正処理と、
    を実行することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記第1取得処理では、前記プロセッサは、前記特定の物理センサが複数存在する場合、前記複数の特定の物理センサによって観測された前記観測情報の複数の観測値について統計値を算出し、
    前記算出処理では、前記プロセッサは、前記統計値と前記第2観測値との差分を算出することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記特定の物理センサのうち少なくとも1つの観測間隔は、他の特定の物理センサの観測間隔とは異なっており、
    前記第1取得処理では、前記プロセッサは、前記各特定の物理センサの前記観測間隔の長さに基づいて、前記各特定の物理センサの第1観測値の統計値を算出することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記第1取得処理では、前記プロセッサは、前記特定の物理センサが前記制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、前記時系列な第1観測値のうち最新の第1観測値の次の第1観測値を算出し、
    前記算出処理では、前記プロセッサは、前記次の第1観測値と前記第2観測値との差分を算出することを特徴とする制御装置。
  5. 請求項4に記載の制御装置であって、
    前記第1取得処理では、前記プロセッサは、前記特定の物理センサが複数存在する場合、前記特定の物理センサごとに、前記特定の物理センサが前記制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、前記次の第1観測値の統計値を算出し、
    前記算出処理では、前記プロセッサは、前記次の第1観測値の統計値と前記第2観測値との差分を算出することを特徴とする制御装置。
  6. 請求項5に記載の制御装置であって、
    前記特定の物理センサのうち少なくとも1つの観測間隔は、他の特定の物理センサの観測間隔とは異なっており、
    前記第1取得処理では、前記プロセッサは、前記特定の物理センサが前記制御処理時刻よりも前に観測した時系列な第1観測値の相関に基づいて、前記特定の物理センサごとに前記次の第1観測値を算出し、前記各特定の物理センサの前記観測間隔の長さに基づいて、前記特定の物理センサごとに算出された前記次の第1観測値の統計値を算出することを特徴とする制御装置。
  7. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記補正結果を用いて前記制御対象を制御する制御処理を実行することを特徴とする制御装置。
  8. 制御対象を制御するための制御パラメータを前記制御対象に与える制御装置による制御方法であって、
    前記制御装置は、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶するとともに前記制御パラメータの調節量と前記調節量の特定要因となる分析情報の値とを対応付けた対応情報を記憶する記憶デバイスと、前記分析情報の特定要因となる観測情報の観測値を観測対象から観測する1以上の物理センサと通信するとともに前記1以上の物理センサの位置における前記分析情報および前記観測情報の値を記憶するサーバと通信する通信インタフェースと、を有し、
    前記プロセッサは、
    前記1以上の物理センサのうち前記制御装置の位置から許容範囲内に位置する特定の物理センサから、当該特定の物理センサが前記制御対象を制御する制御処理時刻に観測した前記観測情報の第1観測値を取得する第1取得処理と、
    前記制御装置の位置から前記許容範囲内の位置で、かつ、前記制御処理時刻を含む期間における前記観測情報の第2観測値および前記分析情報の値を、前記サーバから取得する第2取得処理と、
    前記第1取得処理によって取得された前記第1観測値と前記第2取得処理によって取得された前記第2観測値との差分を算出する算出処理と、
    前記第2取得処理によって取得された前記分析情報の値に対応する前記制御パラメータの調節量を前記対応情報から特定する特定処理と、
    前記特定処理によって特定された調節量を前記算出処理による算出結果に基づいて補正して、補正結果を前記制御対象に出力する補正処理と、
    を実行することを特徴とする制御方法。
  9. 制御対象を制御するための制御パラメータを前記制御対象に与える制御装置のプロセッサに実行させる制御プログラムであって、
    前記制御装置は、前記プロセッサと、前記制御プログラムを記憶するとともに前記制御パラメータの調節量と前記調節量の特定要因となる分析情報の値とを対応付けた対応情報を記憶する記憶デバイスと、前記分析情報の特定要因となる観測情報の観測値を観測対象から観測する1以上の物理センサと通信するとともに前記1以上の物理センサの位置における前記分析情報および前記観測情報の値を記憶するサーバと通信する通信インタフェースと、を有し、
    前記プロセッサに、
    前記1以上の物理センサのうち前記制御装置の位置から許容範囲内に位置する特定の物理センサから、当該特定の物理センサが前記制御対象を制御する制御処理時刻に観測した前記観測情報の第1観測値を取得する第1取得処理と、
    前記制御装置の位置から前記許容範囲内の位置で、かつ、前記制御処理時刻を含む期間における前記観測情報の第2観測値および前記分析情報の値を、前記サーバから取得する第2取得処理と、
    前記第1取得処理によって取得された前記第1観測値と前記第2取得処理によって取得された前記第2観測値との差分を算出する算出処理と、
    前記第2取得処理によって取得された前記分析情報の値に対応する前記制御パラメータの調節量を前記対応情報から特定する特定処理と、
    前記特定処理によって特定された調節量を前記算出処理による算出結果に基づいて補正して、補正結果を前記制御対象に出力する補正処理と、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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