JP6390167B2 - 通信スループット予測装置、通信スループット予測方法、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信スループットを予測する通信スループット予測装置、通信スループット予測方法、及び、そのためのプログラムに関する。
クラウドサービスの普及により、インターネットやモバイルネットワークなどの通信ネットワークを介した通信量が増加している。通信ネットワークでは、主にベストエフォート型で通信サービスが提供される。しかし、クロストラヒックや電波状態によって、単位時間あたりに転送(伝送)されるデータサイズ(データの量)である通信スループットが激しく変動しうる。このため、例えば、サービス事業者側で、通信スループットを予測して事前に対策を行う必要があり、このような通信スループットを予測する通信スループット予測装置が開発されている。
この種の通信スループット予測装置の一つとして、特許文献1に記載されている予測装置がある。この予測装置は、過去の時系列データから数学モデル(線形・非線形混合モデル)のモデルパラメータを決定し、当該数学モデルに基づいて予測値を算出する。
また、別の通信スループット予測装置の一つとして、非特許文献1に記載されている通信スループット予測装置がある。この予測装置は、通信スループットの変動過程(定常過程/非定常過程)を判別し、かかる判別結果の履歴に基づいて、定常過程モデルと非定常過程モデルを混合した混合モデルを構築する。また、その予測装置は、当該混合モデルに基づいて未来の通信スループットの確率分布(確率密度関数)を算出し、かかる確率密度関数から未来の通信スループットの確率的な広がり(確率的拡散)を算出する。
特開2010−122825号公報
吉田裕志、里田浩三、「アプリケーションレベルでのTCPスループットの定常性解析と予測モデル構築」、信学技報、vol.112、no.352、IN2012−128、pp.39−44、2012年12月
ところで、インターネットやモバイルネットワークなどでの通信には、その通信プロトコルとしてTCP(Transmission Control Protocol)が用いられることが多い。TCP通信における通信スループットは、ネットワーク状態(例えば、エンド・ツー・エンド遅延、パケットロス、クロストラヒック、及び無線通信における電波強度など)によって、時々刻々変動する。
このような状況に対して、上記特許文献1に記載されている予測装置は、過去の時系列データから数学モデル(線形・非線形混合モデル)のモデルパラメータを決定し、当該数学モデルに基づいて予測値を算出する。また、上記非特許文献1の予測装置は、上述のように時々刻々変動する通信スループットの変動過程(定常過程/非定常過程)を、観測された過去の通信スループットの時系列データに基づいて判別する。さらに、その予測装置は、観測された過去の通信スループットの時系列データ及び判別履歴に基づいて、定常過程モデルと非定常過程モデルを混合した混合モデルを構築する。したがって、非特許文献1に記載されている予測装置によれば、当該混合モデルに基づいて未来の通信スループットの確率分布(確率密度関数)を予測することができる。すなわち、上記の予測装置は、ネットワーク状態の変動による通信スループットの変動を予測することができる。
ところで、TCP通信における通信スループットの時系列データを取得した場合、通信開始からある程度の期間はTCPの過渡特性の影響が当該時系列データに含まれる。すなわち、ネットワーク状態が変動していないにも関わらず、TCPの過渡特性の影響によって、時系列データに変動が生じる。
このとき、上記のいずれの予測装置もTCPの過渡特性を考慮していないため、時系列データの変動から未来の通信スループットの変動を予測する場合、ネットワーク状態の変動と認識し、予測精度が低下する問題がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、TCPの過渡特性を考慮することによって通信スループットの予測精度を高めることにある。
本発明の通信スループット予測装置は、通信スループットの時系列データを観測する、通信スループット観測手段と、前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正する、データ補正手段と、前記データ補正手段にて補正された前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定する、予測モデル同定手段と、前記予測モデル同定手段にて同定した前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出する、確率分布算出手段と、前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する、確率分布補正手段と、を備える。
本発明の通信スループット予測方法は、通信スループットの時系列データを観測し、前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正し、前記データ補正手段にて補正された前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定し、前記予測モデル同定手段にて同定した前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出し、前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する。
本発明のコンピュータプログラムは、通信スループットの時系列データを観測する処理と、前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正する処理と、前記データ補正手段にて補正された前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定する処理と、前記予測モデル同定手段にて同定した前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出する処理と、前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信スループットの確率分布の予測精度を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態全体の基本的構成を表すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態における通信スループット予測装置の基本的機能を表すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態を説明するための通信スループットの時系列データを表す図である。 図4は、本発明の実施形態を説明するためのTCPの輻輳ウィンドウの時間変化を表す図である。 図5は、本発明の実施形態を説明するためのTCPの輻輳ウィンドウの期待値の時間変化を表す図である。 図6は、本発明の第一の形態における通信スループット予測装置を、コンピュータ装置である情報処理装置で実現したハードウェア回路を示すブロック図である。 図7は、第二の実施形態に係る、通信スループット予測装置の構成の一例を示すブロック図である。
発明を実施するための第一の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態である通信スループット予測装置100を含んだシステム全体を表す図である。図1を参照すると、本実施形態である通信スループット予測装置100はIPネットワーク200に接続されている。
スループット予測装置100は、通信ネットワークを介して単位時間あたりに配信(伝送)されるデータサイズ(データの量)である通信スループットを予測する装置である。スループット予測装置100、を構成する各ユニットあるいはデバイスは、特有のハードウェア装置により実現されても良い。また、スループット予測装置100は、汎用のサーバ装置等に本実施形態特有のソフトウェアを組み込んだコンピュータ装置により実現しても良い。後者の場合、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が本実施形態特有のソフトウェアを不揮発性記録媒体から読み込んで演算処理を行い、この演算処理結果に応じて種々のハードウェアが制御されることによりスループット予測装置100は実現される。
IPネットワーク200は、IP(Internet Protocol)に準拠した通信を行うネットワークであり、世界中の様々なサブネットワークをOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第3層のIPにより結合して、世界的に広がっているネットワークである。IPネットワーク200内にはスループット予測装置100の通信相手となる端末やルータ等の中継装置等が含まれる。
また、IPネットワーク200は有線通信により実現されても良いが、その一部又は全部が無線通信により実現されても良い。なお、図示の都合上、スループット予測装置100とIPネットワーク200は実線にて接続されているが、これは通信方式を有線通信方式に限定する趣旨では無く、スループット予測装置100とIPネットワーク200はLTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)といった任意の通信方式に準拠した任意の無線接続により接続されて良い。
続いて、図2を参照すると、通信スループット予測装置100は、通信スループット観測部101と、通信モデル102と、データ補正率算出部103と、データ補正部104と、予測モデル同定部105と、確率分布算出部106と、確率分布補正部107とを含む。
[通信スループット観測部101]
まず、通信スループット観測部101が行う通信スループットの観測方法について説明する。
時刻t=0にて、IPネットワーク200に接続する図示しない通信装置の送信側(送信装置)から受信側(受信装置)へデータ転送が開始されたとする。そして、時刻t(tは0以上の実数)までに送信側から受信側に転送された総データサイズをSとおく。このとき、下記の式(1)で表されるxは、時刻tにおける時間間隔τの通信スループットであると定義する。なお、St−τは、tからτだけ前の時刻までに転送された総データサイズである。
Figure 0006390167
以後の説明において、特に混乱が生じない限りは、式(1)で表されるxを単に「時刻tにおける通信スループット」と呼ぶことにする。なお、今回説明した通信スループットの定義は、送信側で測定できる総データサイズSに基づいた定義であるが、このSを受信側で受信した総データサイズRと置き換えることで、受信側でも同様の通信スループットの定義が可能である。
通信スループット観測部101は、所定の時間間隔(例えば上述の時間間隔τ)ごとに通信スループットを観測し、観測結果を時系列データ{x}として保持し、さらに後述するデータ補正部104に観測結果を引き渡す。上記の通信スループットxは時刻tに関する連続関数となっているため、時系列データの間隔は任意の時間間隔で良い。
図3は、通信が断続的な場合における通信スループットの観測結果を示す図である。図3において、下のグラフの横軸は時間、縦軸は通信スループットxを示し、上のグラフの横軸は時間、縦軸は総データサイズSを示す。図3において、通信スループットxは、時系列的な時刻t、t、t、t、tでの値である。時刻tとtの間は、通信が中断している。このように通信が断続的な場合でも、図3に示すように、通信スループット観測部101は、通信スループットを観測することができる。
ここで得られた通信スループットの時系列データ{x}にはネットワーク状態の変動と共に、通信の過渡特性の影響が含まれている。特に、図3に示した断続的な通信の場合、通信開始の度に通信の過渡特性の影響を受けている。この時系列データ{x}に基づいて予測モデルを構築する場合、モデル設計装置は、ネットワーク状態の変動と通信の過渡特性の影響を切り分ける必要がある。
[通信モデル格納部102]
通信モデル格納部102は、通信モデルを格納する。
通信モデルは、データ通信に用いるプロトコルの動作を表した数学モデルである。通信プロトコルとしては、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルに示されるように様々なレイヤ(物理レイヤからアプリケーションレイヤまで)のプロトコルが存在するが、ここでは特に、エンド・ツー・エンドの通信を管理するトランスポートレイヤのプロトコルに注目する。IPネットワークでは、トランスポートレイヤのプロトコルとしてTCPが用いられることが多く、その場合、TCPの輻輳制御が通信スループットの特性を決定づける主要因となる。
したがって、例えば、通信モデルとしてTCPに注目した場合、TCPの輻輳制御の数学モデルが通信モデルとなる。
代表的なTCPの輻輳制御の数学モデルについて説明する。
TCPは、輻輳ウィンドウによって転送するデータ量を調整する機能(輻輳制御)を備えている。TCPは、輻輳ウィンドウと同じサイズのデータ量をまとめて転送することができるので、輻輳ウィンドウが大きいほど通信スループットが大きくなる。輻輳制御では、転送先からの受信応答(ACK)を受け取る度に輻輳ウィンドウを大きくするが、データのロス(パケットロス)が発生すると輻輳ウィンドウを小さくする。この輻輳制御によってネットワークに輻輳を発生させず、できる限り高い通信スループットを達成できるようになる。
また、TCPの多くは、通信開始時のスロースタートフェーズと、スロースタート後の輻輳回避フェーズという二つのフェーズを持つ。TCPの輻輳制御を実行する通信装置は、各フェーズで輻輳ウィンドウ(一度に送信可能なデータサイズ)を調整する。
スロースタートフェーズは、通信開始時に突入するフェーズであり、輻輳ウィンドウを小さな値から指数関数に従って増加させる。輻輳ウィンドウが所定の閾値に達するかパケットロスが発生した場合には、輻輳回避フェーズに突入する。輻輳回避フェーズのアルゴリズムは、TCPのバリアント(亜種)によって異なる。「TCP Reno」を例に挙げると、パケットロスが発生するまで、輻輳制御は線形に輻輳ウィンドウを増加させ、パケットロスがあった場合に輻輳ウィンドウを所定の倍率で縮小させる。
スロースタートフェーズは、まずは輻輳ウィンドウを小さな値(例えば、1MSS(Max Segment Size:最大セグメントサイズ))に設定する。その後、通信相手から受信応答(ACK)を受信する度に輻輳ウィンドウをαだけ大きくする。
通信開始時の輻輳ウィンドウをW、ネットワークのラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)をd、スロースタートフェーズ経過時間tにおける輻輳ウィンドウをCWNDとすると、スロースタートフェーズでの輻輳ウィンドウは次の式(2)で表される。
Figure 0006390167
一方、スロースタートフェーズ中にパケットロスが発生する、もしくは輻輳ウィンドウが所定の閾値に達した場合、輻輳回避フェーズに移行する。輻輳回避フェーズでは、パケットロスが発生しない場合、通信装置は時間に対して線形に輻輳ウィンドウを増加させ(1RTTでα増加)、パケットロスが発生した時に輻輳ウィンドウのサイズをβ倍(β<1)する。これにより、通信装置は輻輳ウィンドウを減少させる。したがって、あるときに輻輳ウィンドウがWだった場合、その時からの経過時間tにおける輻輳ウィンドウCWNDは、パケットロス発生までは、式(3)に示すように
Figure 0006390167
となる。また、時刻tにてパケットロスが発生すると、式(4)に示すように
Figure 0006390167
となる。CWNDt+0は、パケットロス発生時刻tの直後の輻輳ウィンドウである。
以上の動作を図4に示す。図4において、横軸は、時間(sec)、縦軸は、輻輳ウィンドウの値である。図4において、2秒までがスロースタートフェーズであり、その後が輻輳回避フェーズとなっている。図4は、ネットワーク状態(エンド・ツー・エンド遅延及びパケットロス率)が変化しない場合のシミュレーションであるが、TCPの輻輳制御によって輻輳ウィンドウが変動している。これは、通信スループットの変動を生じさせる。
結局、TCPの輻輳制御の結果、典型的には輻輳ウィンドウは図4のような鋸歯状に動作する。しかしながら、実際には、パケットロスの発生タイミングは確率的であり、その結果当然、CWNDも確率的となり、図4のような理想的な鋸歯状になることはない。そこで、TCPの数学モデルとしては、CWNDではなく、CWNDの期待値E[CWND]を考えると実用的である。
上の場合、定常状態におけるパケットロス率をpとすると、E[CWND]の解析解が得られており、次の式(5)から式(9)で表すことができる。ただし、λは所定の定数である。
Figure 0006390167
Figure 0006390167
Figure 0006390167
Figure 0006390167
Figure 0006390167
横軸を時間t、縦軸を式(5)から式(9)で表される輻輳ウィンドウ期待値E[CWND]にとると、図5のようなグラフになる。
すなわち、図4は、ある一回の通信における輻輳ウィンドウの変化のシミュレーションであった。スロースタートフェーズの継続期間、あるいは輻輳回避フェーズでの輻輳ウィンドウは、通信の度に変化する。その輻輳ウィンドウの期待値(無限回通信したときの平均値)が図5のようになる。図5において、横軸は、時間(sec)、縦軸は、輻輳ウィンドウの期待値である。
スロースタートフェーズでは指数関数にしたがって輻輳ウィンドウが増加し、Wまでオーバーシュートした後、Wに収束する。Wは、輻輳ウィンドウ期待値E[CWND]のオーバーシュート値で、Wは、その収束値である。また、tは、Wに達する時間、iは、i番目のパケット、ωn0(i)は、iにおける輻輳ウィンドウの確率分布、Wは、通信開始時の輻輳ウィンドウ、Wsstスロースタートフェーズにおける輻輳ウィンドウの閾値である。
図5のグラフからも分かるとおり、TCPでは十分時間が経過した場合、スループットの期待値はWに収束するため、プロトコルの過渡特性(スロースタートフェーズと輻輳回避フェーズの遷移による輻輳ウィンドウの期待値の大きな変動)の影響は無視できる。しかし、通信開始間もない時間において、スループットの期待値はプロトコルの過渡特性の影響を受ける。したがって、ネットワーク状態(パケットロス率やRTT)の変動に関係なく、スループットは時間とともに変動する。
[データ補正率算出部103]
データ補正率算出部103は、前述の通信モデル格納部102に格納された通信モデルに基づいて、時系列データ{x}に掛け合わせる補正率を算出する。データ補正率算出部103は、その補正率の算出によりスループットの時系列データからプロトコルの過渡特性の影響を取り除く。
前述のTCPでは、輻輳ウィンドウがスループットと同等のパラメータであるため、式(10)で定義されるCが補正率として採用される。ただし、τは通信スループットデータ観測部101において通信スループットを計測するための時間間隔τである。
Figure 0006390167
式(10)の右辺の分子は、時刻t―τからtまでの輻輳ウィンドウ期待値の平均値であり、τが十分小さい場合には、分子はE[CWND]に近似しても良い。補正率Cは十分時間が経過した時の輻輳ウィンドウの期待値に対する現時刻の輻輳ウィンドウの期待値の割合を示している。したがって、後述するデータ補正部104が、通信スループットデータ観測部101において観測された時系列データ{x}を補正率Cで除算することで、プロトコルの過渡特性を除去し、全ての時系列データを十分時間が経過した場合の値に換算することができる。
[データ補正部104]
データ補正部104では、通信スループットデータ観測部101で観測された通信スループットの時系列データ{x}を、データ補正率算出部103で算出された補正率Cで除算することによって、プロトコルの過渡特性が除去された新たな時系列データ{y}を得る。つまり、時刻tでの補正された通信スループットyは式(11)で得られる。
Figure 0006390167
ただし、tは時刻であり、Δtは当該プロトコルの通信開始からの経過時間である。
このように算出された時系列データ{y}は、通信プロトコルの過渡特性が除去され、ネットワーク状態の変動による影響だけが表れた時系列データとなっている。このため、図示しないモデル構築装置が当該時系列データ{y}に基づいて予測モデルを構築すれば、より正確にネットワーク状態の変動を予測可能になる。
[予測モデル同定部105]
予測モデル同定部105は、データ補正部104で補正した通信スループットの時系列データ{y}に基づいて当該時系列データの予測モデルを同定する。
同定する予測モデルは、過去の時系列データから未来の時系列データを予測できるモデルであればいかなるモデルでも良く、ARモデル(AutoRegressive Model)をはじめとする時系列モデルでも良いし、Vasicekモデルなどの確率微分方程式モデルでも良い。
ただし、通信スループット観測部101で観測される時系列データ{x}が不等間隔の場合、当然、補正した時系列データ{y}も不等間隔となる。したがって、等間隔の時系列データを前提とする時系列モデルよりも、不等間隔で同定可能な確率微分方程式モデルの方が、予測モデルとして好適である。ここでは、一例として確率微分方程式モデルであるVasicekモデルを予測モデルとして同定する方法について説明する。
Vasicekモデルは、式(12)で記述される確率微分方程式である。ここで、yは対象とする確率変数(通信スループット)、a、b、は実定数、σは正の定数、Bは標準ブラウン運動である。
Figure 0006390167
この確率微分方程式は、一般解が得られており、時刻sで通信スループットyが観測されたとき、その後の時刻t(t>s)における通信スループットyの一般解は式(13)で得られる。ただし、式(13)の右辺第3項はWiener積分である。
Figure 0006390167
予測モデル同定部105は、データ補正部104で補正した時系列データ{y}と一般解の式(13)とから、最尤推定法などを用いることにより、モデルパラメータa、b、及びσを同定することができる。
[確率分布算出部106]
確率分布算出部106は、予測モデル同定部105で同定した予測モデルに基づいて時系列データ{y}の未来の確率分布を算出する。
ここでは、前述のVasicekモデル(式(12)及び一般解(13))を予測モデルとして、通信スループットyの未来の確率分布を算出する方法について説明する。
Vasicekモデルは、ガウス過程と呼ばれる確率過程であり、その確率分布はガウス分布に従うことが知られている。つまり、時刻sに通信スループットyが観測されたときの未来の時刻t(>s)におけるyの確率分布f(y|y)は式(14)のように書くことができる。
Figure 0006390167
ここで、μt、sは当該確率分布の期待値であり、σ t、sは当該確率分布の分散である。μt、sとσ t、sは一般解を表す式(13)に基づき、それぞれ式(15)、式(16)のように求めることができる。
Figure 0006390167
Figure 0006390167
以上の式を計算することによって、確率分布算出部106は、時系列データの通信スループットyの未来の確率分布を算出することができる。
[確率分布補正部107]
確率分布補正部107は、確率分布算出部106にて算出された通信スループットyの未来の確率分布を補正する。
確率分布算出部106にて算出されたyの未来の確率分布は、通信プロトコルの過渡特性の影響を除去し、ネットワーク状態変動による通信スループットの変動を予測した確率分布となっている。したがって、確率分布補正部107は、通信プロトコルの過渡特性の影響も含めた未来の通信スループット{x}の確率分布を求めるため、確率分布算出部106にて算出された確率分布に対して通信プロトコルの過渡特性を与える。
具体的には、確率分布補正部107は、時刻sに通信スループットxが観測されたときの時刻t(>s)の通信スループットxの確率分布g(x|x)を、確率分布算出部106にて算出されたyの未来の確率分布fを用いる式(17)によって算出する。
Figure 0006390167
ここで、Δt及びΔsは、通信スループットx、xが観測されたときの通信開始からの経過時間である。
以上のように構成することによって、確率分布補正部107は、通信プロトコルの過渡特性を考慮することによって通信スループットの予測精度を高めることができる。
ここで、通信スループット観測部101、データ補正率算出部103、データ補正部104、予測モデル同定部105、確率分布算出部106、及び、確率分布補正部107は、論理回路等のハードウェアで構成される。
また、通信モデル格納部102は、ディスク装置、半導体メモリ等の記憶装置である。
また、通信スループット観測部101、データ補正率算出部103、データ補正部104、予測モデル同定部105、確率分布算出部106、及び、確率分布補正部107は、コンピュータである通信スループット予測装置100のプロセッサが、図示されないメモリ上のプログラムを実行することで実現されてもよい。
図6は、本発明の第一の形態における通信スループット予測装置100を、コンピュータ装置である情報処理装置300で実現したハードウェア回路を示すブロック図である。
図2に示されるように、情報処理装置300は、CPU301、メモリ302、プログラムを格納するハードディスク等の記憶装置303、およびネットワーク接続用のI/F(Interface)304(インターフェース304)を含む。また、情報処理装置300は、バス305を介して入力装置306および出力装置307に接続されている。I/F304は、図2の通信スループットデータ観測部101の一部に対応する。
CPU301は、オペレーティングシステムを動作させて情報処理装置300の全体を制御する。また、CPU301は、例えばドライブ装置などに装着された記録媒体308からメモリ302にプログラムやデータを読み出す。CPU301は、複数のCPUによって構成されていてもよい。
記憶装置303は、例えば、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、または半導体メモリ等である。記憶媒体308は、不揮発性記憶装置であり、そこにCPU301が実行するプログラムを記録する。記憶媒体308は、記憶装置303の一部であってもよい。また、プログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからI/F304を介してダウンロードされてもよい。
入力装置306は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタンなどで実現され、入力操作に用いられる。入力装置306は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネルでもよい。出力装置307は、例えばディスプレイで実現され、出力を確認するために用いられる。
以上のように、図2に示す第一の実施の形態における通信スループット予測装置100は、図6に示されるハードウェア構成によって実現される。ただし、図6の情報処理装置300は、図6の構成に限定されない。例えば、入力装置306、出力装置307は、インターフェース304を介して外付けされるものでもよい。
また、情報処理装置300は、物理的に結合した一つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した二つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
次に、通信スループット予測装置100の動作について説明する。
まず、通信スループット観測部101は、所定の時間間隔(例えば時間間隔τ)ごとに通信スループットを観測し、観測結果を時系列データ{x}として保持し、さらにデータ補正部104に観測結果を引き渡す。
また、データ補正率算出部103は、通信モデル格納部102に格納された通信モデルに基づいて、時系列データ{x}に掛け合わせる補正率を算出する。
次に、データ補正部104は、通信スループットデータ観測部101で観測された通信スループットの時系列データ{x}を、データ補正率算出部103で算出された補正率Cで除算することによって、プロトコルの過渡特性が除去された新たな時系列データ{y}を得る。
そして、予測モデル同定部105は、データ補正部104で補正した通信スループットの時系列データ{y}に基づいて当該時系列データの予測モデルを同定する。
その後、確率分布算出部106は、予測モデル同定部105で同定した予測モデルに基づいて時系列データ{y}の未来の確率分布を算出する。
また、確率分布補正部107は、確率分布算出部106にて算出された通信スループットyの未来の確率分布を補正する。
本実施形態に係る通信スループット予測装置100は、以下に記載するような効果を奏する。
その効果は、通信スループットの予測精度を高めることができる。
その理由は、通信スループットの過渡特性を考慮するからである。
<第二の実施形態>
次に、本発明を実施するための最良の第二の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図7は、第二の実施形態に係る、通信スループット予測装置400の構成の一例を示すブロック図である。
通信スループット予測装置400は、通信スループット観測部401、データ補正部402、予測モデル同定部403、確率分布算出部404、及び、確率分布補正部405を備える。
通信スループット観測部401は、通信スループットの時系列データを観測する。
データ補正部402は、通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正する。
予測モデル同定部403は、データ補正手段にて補正された時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定する。
確率分布算出部404は、予測モデル同定手段にて同定した予測モデルに基づいて未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出する。
確率分布補正部405は、未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、補正率に基づいて、通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する。
ここで、通信スループット観測部401、データ補正部402、予測モデル同定部403、確率分布算出部404、及び、確率分布補正部405は、各々、図2の通信スループット観測部101、データ補正部104、予測モデル同定部105、確率分布算出部106、及び、確率分布補正部107に対応する。
なお、データ補正部402は、データ補正率算出部103の機能を含んでもよい。
また、通信スループット予測装置400は、図6に示したコンピュータ装置である情報処理装置300で実現されてもよい。
本実施形態に係る通信スループット予測装置400は、以下に記載するような効果を奏する。
その効果は、通信スループットの予測精度を高めることができる。
その理由は、通信スループットの過渡特性を考慮するからである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 通信スループット予測装置
101 通信スループット観測部
102 通信モデル
103 データ補正率算出部
104 データ補正部
105 予測モデル同定部
106 確率分布算出部
107 確率分布補正部
200 IPネットワーク
300 情報処理装置
301 CPU
302 メモリ
303 記憶装置
304 I/F
305 バス
306 入力装置
307 出力装置
308 記録媒体
400 通信スループット予測装置
401 通信スループット観測部
402 データ補正部
403 予測モデル同定部
404 確率分布算出部
405 確率分布補正部

Claims (10)

  1. 通信スループットの時系列データを観測する、通信スループット観測手段と、
    前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正する、データ補正手段と、
    前記データ補正手段にて補正された前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定する、予測モデル同定手段と、
    前記予測モデル同定手段にて同定した前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出する、確率分布算出手段と、
    前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する、確率分布補正手段と、
    を備える通信スループット予測装置。
  2. 前記通信モデルが、前記通信開始後の過渡特性において、前記通信スループットの期待値をモデル化したものであり、
    前記データ補正手段、及び、前記確率分布補正手段が、前記期待値に基づいて算出した補正率を用いることを特徴とする、
    請求項1に記載の通信スループット予測装置。
  3. 前記通信プロトコルがTCPであることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の通信スループット予測装置。
  4. 前記通信スループットの期待値が、輻輳ウィンドウの期待値であり、
    前記補正率の算出に輻輳ウィンドウの期待値を用いることを特徴とする、
    請求項3に記載の通信スループット予測装置。
  5. 前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて補正率を算出する、データ補正率算出手段を更に備え、
    前記データ補正手段が、前記データ補正率算出手段の算出の結果を用いる、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の通信スループット予測装置。
  6. 情報処理装置によって、
    通信スループットの時系列データを観測し、
    前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正し、
    した前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定し、
    定した前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出し、
    前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する、通信スループット予測方法。
  7. 前記通信モデルが、前記通信開始後の過渡特性において、前記通信スループットの期待値をモデル化し、
    前記通信スループットの期待値に基づいて算出した補正率を用いることを特徴とする、請求項6に記載の通信スループット予測方法。
  8. 前記通信プロトコルがTCPであることを特徴とする、
    請求項6または7に記載の通信スループット予測方法。
  9. 通信スループットの時系列データを観測する処理と、
    前記通信スループットの時系列データから、通信に用いる通信プロトコルの通信開始後の過渡特性をモデル化した通信モデルに基づいて算出した補正率を用いて前記通信開始後の過渡特性の影響を除去するよう前記時系列データを補正する処理と、
    正された前記時系列データに基づいて、未来の通信スループットの時系列データを予測する予測モデルを同定する処理と、
    された前記予測モデルに基づいて前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を算出する処理と、
    前記未来の通信スループットの時系列データの確率分布を、前記補正率に基づいて、前記通信開始後の過渡特性の影響を与えて補正する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記通信モデルが、前記通信開始後の過渡特性において、前記通信スループットの期待値をモデル化し、
    前記通信スループットの期待値に基づいて算出した補正率を用いることを特徴とする、請求項9に記載のプログラム。
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