JP6776521B2 - 画像形成装置、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
<ハードウェア構成>
図2は、HHP20のハードウェア構成を示す図である。HHP20は、印刷媒体に画像を形成する画像形成装置の一例である。HHP20は、制御回路25によって全体の動作が制御され、制御回路25には通信I/F(Interface)27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU(Operation Unit)26、ROM(Read Only Memory)28、DRAM(Dynamic Random Memory)29、及び、センサ30が電気的に接続されている。また、HHP20は電力により駆動されるため、電源22と電源回路21を有している。電源回路21が生成する電力は、点線で示す配線により、通信I/F27、IJ記録ヘッド駆動回路23、OPU26、ROM28、DRAM29、IJ記録ヘッド24、制御回路25、及び、センサ30に供給されている。
図4は、制御回路25で行われる処理のタイミングチャートを示す図である。横軸は、時間tであり、左側から右側へ時間の経過を示している。タイミングチャートの各項目について説明する。
図5は、参考例の画像処理のタイミングチャートを示す図である。実施形態1との相違点としては、参考例では、「Vcom」に関し、「tDRV」が比較的長く、IJ記録ヘッド24の駆動波形が連続的となっており、1回の吐出時間が比較的長い。
図6は、センサ30とノズルの位置関係を示す図である。センサ30による回転成分の検出を説明するための図である。図6(a)は、HHP20の底面を表す。図6(b)はIJ記録ヘッド24を表す。以下、図6〜8を用いて、センサ30の位置から各ノズルの位置を算出する方法について説明する。
dY0=−dxS0×sinθ+dyS0×cosθ・・・(1)
図8は、先頭のノズル位置の算出を説明するための図である。センサ30a及びセンサ30bを結ぶ線分上にノズル24a〜24fが配置されている。位置算出回路32は、センサ30a及びセンサ30bと各ノズルの位置関係から、各ノズルの正確な位置を算出する。
NZL1_Y=Y0−(a+d)×cosθ・・・(2)
図9は、先頭及び後尾ノズルの中間にあるノズルの位置の算出を説明するための第1の図である。位置算出回路32は、先頭及び後尾ノズルとの位置関係に基づいて、以下の数式で先頭及び後尾ノズルの中間にある先頭からN番目のノズル24N(24b〜f)の位置を求める。
NZLN_X=YS+{(YE−YS)/(E−1)}×N・・・(3)
<ノズルの位置座標のピクセル変換>
図10は、各ノズルの位置座標の単位のピクセル変換を説明する図である。図10は、IJ記録ヘッド24を右下方向に走査する場合のIJ記録ヘッド24の位置を示している。実線の図形は現在のIJ記録ヘッド24の位置であり、点線の図形はIJ記録ヘッド24の1駆動周期(tJCYC)分過去のIJ記録ヘッド24の位置とする。IJ記録ヘッド24は、ノズル24a〜24nを含む。ノズル24aは、ノズル配列の先頭のノズルであり、ノズル24nは、ノズル配列の後尾のノズルである。
例えば、ノズル24a及びノズル24nの現在の位置座標(NZL1_X,NZL1_Y)をピクセルに変換する場合は、以下のようになる。なお、解像度は、2400[dpi]であるものとする。
c_nzl1_y=NZL1_Y×2400[dpi]÷25400
c_nzln_x=NZLn_X×2400[dpi]÷25400
c_nzln_y=NZLn_Y×2400[dpi]÷25400
<吐出の判定>
図11は、吐出の判定を説明するための図である。IJ記録ヘッド24内にノズル24a〜24dが配列されている。回転器39は、ノズル24a〜24dのそれぞれに対して個別に、インクを吐出するか否かを判定する。回転器39は、吐出条件を満たすと判定した場合、画像データをIJ記録ヘッド制御回路44に送信する。回転器39は、ノズルの予測位置の座標と、目標吐出位置(吐出可能領域)の座標とを比較し、一致する場合に吐出条件を満たすと判定する。
図12は、画像形成処理のフローを示す図である。図12の左側は、ユーザの操作フローを示し、図12の右側は、SoC50及びASIC/FPGA40等の制御回路25側の動作フローを示す。
図13は、HHP20が等速度で走査する場合のノズルの予測位置の算出を説明するための図である。横軸は、時間tであり、左側から右側へ時間の経過を示している。HHP20は、等速度で用紙上を走査するものとし、移動量ΔX及びΔYは、時間tに比例して増加するものとする。タイミングチャートの各項目に関しては、図4と同様である。
i=2: 0 + (2*2) + (2*4/5) = 5.6
i=3: 0 + (2*2) + (2*4/5) = 6.0
i=4: 0 + (2*2) + (2*4/5) = 6.4
i=5: 0 + (2*2) + (2*4/5) = 6.8
なお、未来位置演算回路52bは、i駆動周期後のノズルのy座標ri_nzln_yも上記と同様に算出する。
<PID制御を用いた操作量の算出>
PID制御のアルゴリズムを用いることで、未来位置演算回路52bは、HHP20の走査速度の加速度が変化する場合においても各ノズルの位置座標を算出することができる。PID制御を用いる場合、以下の数式により操作量が定義される。Kpは、比例要素パラメータであり、Kiは、積分要素パラメータであり、Kdは、微分要素パラメータであり、eは、偏差である。なお、操作量とは、加速度を考慮した駆動周期tJCYC毎のHHP20の移動量である。
偏差は、前回のノズルの位置座標と今回のノズルの位置座標との差分を示す。すなわち、偏差は、ノズルの移動距離である。
偏差の累積値={(今回の偏差+前回の偏差)/2}×周期
周期は、吐出の時間間隔を示す。すなわち、IJ記録ヘッド24の1駆動周期(tJCYC)を示す。
<PID制御に用いる各種パラメータ値>
上述したようにPID制御に用いられるパラメータは、比例要素パラメータKpと、積分要素パラメータKiと、微分要素パラメータKdの3つである。
図15は、HHP20の走査速度が変化する場合のノズルの予測位置の算出を説明するための図である。横軸は、時間tであり、左側から右側へ時間の経過を示している。HHP20は、等速度で用紙上を走査するものとし、移動量ΔX及びΔYは、時間tに比例して増加するものとする。タイミングチャートの各項目に関しては、図4と同様である。
23 IJ記録ヘッド駆動回路
25 制御回路
26 OPU
28 ROM
29 メモリ(DRAM)
30a,30b センサ
31 CPU
32 位置算出回路
35 メモリCTL
36 ROMCTL
37 ImageRAM
38 DMAC(CACHE)
39 回転器
40 ASIC/FPGA
41 割り込みコントローラ
42 センサI/F
43 印字/センサタイミング生成回路
44 IJ記録ヘッド制御回路
45,46 バス
Claims (10)
- 移動されながら、画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成材を吐出するノズルと、
前記ノズルの前記媒体の面における位置情報を取得する位置情報取得手段と、
過去の前記位置情報と現在の前記位置情報から予測される前記ノズルの移動方向及び移動量を利用して、前記媒体の面における前記ノズルの次の複数の到達位置を示す予測位置情報を決定する位置予測手段と、を備え、
前記位置予測手段は、前記位置情報を取得する位置取得周期よりも短い周期で、前記予測位置情報を決定し、
前記ノズルの次の複数の到達位置は、次に前記位置情報を取得するまでの間に前記ノズルが画像形成材を吐出する周期が経過する時点毎における前記ノズルの到達位置であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記位置予測手段は、前記位置情報取得手段が前記位置情報を取得する度に、前記位置取得周期を前記ノズルの吐出周期で除算した場合の商に該当する回数分の前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像データに基づいて、前記媒体の面における画像形成材を吐出する目標吐出位置を取得し、該目標吐出位置が前記予測位置情報から許容誤差範囲内にある場合に、前記ノズルに画像形成材を吐出させる目標吐出位置取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記位置予測手段は、現在の前記位置情報と、前記位置取得周期の1周期分前の前記位置情報と、に基づいて、前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記位置予測手段は、前記ノズルの前回の前記位置情報と今回の前記位置情報との差分である速度偏差に乗算する第1の係数の変更を受け付け、前記第1の係数を用いた計算結果に基づいて前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記位置予測手段は、さらに、前記ノズルの移動速度偏差の累積値と、前記ノズルの移動速度偏差の変化量とを用いて、前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
- 前記位置予測手段は、前記ノズルの移動速度偏差の累積値に乗算する第2の係数、及び前記ノズルの移動速度偏差の変化量に乗算する第3の係数の変更を受け付け、前記第2の係数及び前記第3の係数を用いた計算結果に基づいて前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記位置予測手段は、前記第1の係数、前記第2の係数及び前記第3の係数のそれぞれに速度に応じた値を格納し、計算結果に基づいて前記予測位置情報を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 移動されながら、画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成装置によって実行される方法であって、
画像形成材を吐出するノズルの印刷媒体の面における位置情報を取得するステップと、
過去の前記位置情報と現在の前記位置情報から予測される前記ノズルの移動方向及び移動量を利用して、前記位置情報を取得する位置取得周期よりも短い周期で、前記媒体の面における前記ノズルの次の複数の到達位置を示す予測位置情報を決定するステップと、を前記画像形成装置が実行し、
前記ノズルの次の複数の到達位置は、次に前記位置情報を取得するまでの間に前記ノズルが画像形成材を吐出する周期が経過する時点毎における前記ノズルの到達位置である方法。 - 移動されながら、画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成装置に実行させるプログラムであって、
画像形成材を吐出するノズルの印刷媒体の面における位置情報を取得するステップと、
前記位置情報を取得する位置取得周期よりも短い周期で、過去の前記位置情報と現在の前記位置情報から予測される前記ノズルの移動方向及び移動量を利用して、前記媒体の面における前記ノズルの次の複数の到達位置を示す予測位置情報を決定するステップと、を前記画像形成装置に実行させ、
前記ノズルの次の複数の到達位置は、次に前記位置情報を取得するまでの間に前記ノズルが画像形成材を吐出する周期が経過する時点毎における前記ノズルの到達位置であるプログラム。
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