JP6775337B2 - 眼科装置 - Google Patents
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Description
実施形態に係る眼科装置は、任意の自覚検査及び任意の他覚測定の少なくとも一方を実行可能である。自覚検査では、被検者に情報(視標など)が呈示され、その情報に対する被検者の応答に基づいて結果が取得される。自覚検査には、遠用検査、近用検査、コントラスト検査、グレアー検査等の自覚屈折測定や、視野検査などがある。他覚測定では、被検眼に光を照射し、その戻り光の検出結果に基づいて被検眼に関する情報が取得される。他覚測定には、被検眼の特性を取得するための測定と、被検眼の画像を取得するための撮影とが含まれる。他覚測定には、他覚屈折測定、角膜形状測定、眼圧測定、眼底撮影、光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:以下、OCT)を用いた断層像撮影(OCT撮影)、OCTを用いた計測等がある。
実施形態に係る眼科装置は、ベースに固定された顔受け部と、ベースに対して前後上下左右に移動可能な架台とを備えている。架台には、被検眼の検査(測定)を行うための光学系が収納されたヘッド部が設けられている。検者側の位置に配置された操作部に対して操作を行うことにより、顔受け部とヘッド部とを相対移動することができる。また、眼科装置は、後述のアライメントを実行することにより顔受け部とヘッド部とを自動で相対移動することができる。
処理部9は、眼科装置の各部を制御する。また、処理部9は、各種演算処理を実行可能である。処理部9はプロセッサを含む。プロセッサの機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路により実現される。処理部9は、例えば、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現する。
観察系5は、被検眼Eの前眼部を動画撮影する。被検眼Eの前眼部からの光(赤外光)は、対物レンズ51を通過し、ダイクロイックミラー52を透過し、絞り53の開口を通過する。絞り53の開口を通過した光は、ハーフミラー22を透過し、リレーレンズ54を通過し、結像レンズ55に導かれる。結像レンズ55は、リレーレンズ54から導かれた光をエリアセンサー56の受光面に結像する。エリアセンサー56の受光面は、被検眼Eの瞳孔と光学的に略共役な位置に配置されている。エリアセンサー56は、所定のレートで撮像及び信号出力を行う。エリアセンサー56の出力(映像信号)は処理部9に入力される。処理部9は、この映像信号に基づく前眼部画像E´を表示部10の表示画面10aに表示させる。前眼部画像E´は、例えば赤外動画像である。観察系5は、前眼部を照明するための照明光源を含んでいてもよい。
Zアライメント系1は、観察系5の光軸方向(前後方向、Z方向)におけるアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに照射する。Zアライメント光源11から出力された光は、被検眼Eの角膜Kに照射され、角膜Kにより反射され、結像レンズ12に導かれる。結像レンズ12は、導かれてきた光をラインセンサー13の受光面に結像する。角膜頂点の位置が前後方向に変化すると、ラインセンサー13に対する光の投影位置が変化する。ラインセンサー13の出力は処理部9に入力される。処理部9は、ラインセンサー13に対する光の投影位置に基づいて被検眼Eの角膜頂点の位置を求め、これに基づきZアライメントを実行する。
XYアライメント系2は、観察系5の光軸に直交する方向(左右方向(X方向)、上下方向(Y方向))のアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに照射する。XYアライメント系2は、ハーフミラー22により観察系5から分岐された光路に設けられたXYアライメント光源21を含む。XYアライメント光源21から出力された光は、リレーレンズ23を通過し、ハーフミラー22により反射される。ハーフミラー22により反射された光は、観察系5の光軸上の対物レンズ51の前側焦点位置で集光された後、ダイクロイックミラー52を透過し、対物レンズ51により平行光とされ、被検眼Eの角膜Kに照射される。角膜Kの表面で反射した光は、被検眼Eの角膜表面の反射焦点位置近傍にプルキンエ像を形成する。XYアライメント光源21は、対物レンズ51の焦点位置と光学的に略共役な位置に配置されている。角膜Kによる反射光は、観察系5を通じてエリアセンサー56に導かれる。エリアセンサー56の受光面には、XYアライメント光源21から出力された光のプルキンエ像(輝点)による像Brが形成される。
プラチド視標投影系3は、角膜Kの形状を測定するための同心円状の複数のリング状光束(赤外光)を角膜Kに投影する。プラチド板31は、対物レンズ51の近傍に配置されている。プラチド板31には、同心円状の複数の透光部(リングパターン)が形成されている。プラチド板31の背面側(対物レンズ51側)には、複数のLEDを含むプラチド光源32が設けられている。プラチド光源32からの光でプラチド板31を照明することにより、角膜Kに同心円状の複数のリング状光束が投影される。その反射光(プラチドリング像)はエリアセンサー56により前眼部像とともに検出される。処理部9は、このプラチドリング像を基に公知の演算を行うことで角膜形状パラメータを算出する。プラチド板の代わりにケラト板が配置されていてもよい。
視標投影系4は、固視標や自覚検査用の視標等の各種視標を被検眼Eに呈示する。視標チャート42は、処理部9からの制御を受け、視標を表すパターンを表示する。光源41から出力された光(可視光)は、視標チャート42を通過し、リレーレンズ43及びフィールドレンズ44を通過し、反射ミラー45により反射され、ダイクロイックミラー68を透過し、ダイクロイックミラー52により反射される。ダイクロイックミラー52により反射された光は、対物レンズ51を通過して眼底Efに投影される。
収差測定投影系6及び収差測定受光系7は、被検眼Eの眼球収差特性の測定に用いられる。収差測定投影系6は、眼球収差特性測定用の光束(赤外光)を眼底Efに投影する。収差測定受光系7は、この光束の被検眼Eの眼底Efからの戻り光を受光する。収差測定受光系7による戻り光の受光結果から被検眼Eの眼球収差特性が求められる。
実施形態に係る眼科装置の処理系について説明する。眼科装置の処理系の機能的構成の例を図4及び図5に示す。図4は、実施形態に係る眼科装置の処理系の機能ブロック図の一例を表す。図5は、図4の演算処理部120の機能ブロック図の一例を表す。処理部9は、制御部110と演算処理部120とを含む。また、実施形態に係る眼科装置は、表示部170と、操作部180と、通信部190と、移動機構200とを含む。
制御部110は、プロセッサを含み、眼科装置の各部を制御する。制御部110は、主制御部111と、記憶部112とを含む。記憶部112には、眼科装置を制御するためのコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。コンピュータプログラムには、光源制御用プログラム、エリアセンサー制御用プログラム、光学系制御用プログラム、演算処理用プログラム及びユーザインターフェイス用プログラムなどが含まれる。このようなコンピュータプログラムに従って主制御部111が動作することにより、制御部110は制御処理を実行する。
記憶部112は、各種のデータを記憶する。記憶部112に記憶されるデータとしては、例えば自覚検査の検査結果、他覚測定の測定結果、前眼部画像の画像データ、ハルトマン点像の画像データ、混濁分布情報、被検眼情報などがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。また、記憶部112には、眼科装置を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されている。
演算処理部120は、プロセッサを含み、図示しない記憶部(又は記憶部112)に記憶されたコンピュータプログラムに従って次の各部の処理を実行する。演算処理部120は、混濁分布情報生成部121と、瞳孔輪郭特定部122と、瞳孔中心特定部123と、領域指定部124と、波面収差算出部125とを含む。演算処理部120は、図5に示すように、眼屈折力値算出部126を更に含んでもよい。
混濁分布情報生成部121は、エリアセンサー76により検出された点像群の輝度に基づいて、被検眼Eの混濁部位の分布を表す混濁分布情報を生成する。混濁分布情報には、混濁部位を表す混濁分布画像や被検眼Eの所定の領域(例えば、瞳孔領域)における混濁部位の面積比率を表す分布情報などがある。混濁分布画像は、擬似的な徹照像(擬似徹照像)を表す画像である。
瞳孔輪郭特定部122は、被検眼Eの瞳孔Epの輪郭を特定する。瞳孔輪郭特定部122は、エリアセンサー56の検出結果に基づいて生成された前眼部画像から瞳孔Epの領域を特定し、特定された瞳孔Epの領域から瞳孔Epの輪郭を公知の画像処理により特定することが可能である。また、瞳孔輪郭特定部122は、エリアセンサー56の検出結果に基づいて生成された前眼部画像から瞳孔Epの瞳孔径を特定し、特定された瞳孔Epの瞳孔径から瞳孔Epの輪郭を公知の画像処理により特定することが可能である。また、瞳孔輪郭特定部122は、図6Bや図7Aに示すようにエリアセンサー76により検出された点像群の輪郭を楕円(円)近似することにより瞳孔Epの輪郭を求めてもよい。
瞳孔中心特定部123は、被検眼Eの瞳孔Epの中心位置を特定する。瞳孔中心特定部123は、エリアセンサー56の検出結果に基づいて生成された前眼部画像から瞳孔Epの領域を特定し、特定された瞳孔Epの領域から瞳孔Epの輪郭を公知の画像処理により特定し、特定された輪郭から瞳孔Epの中心位置を求めることできる。また、瞳孔輪郭特定部122は、図6Bや図7Aに示すようにエリアセンサー76により検出された点像群の輪郭の近似楕円(円)の中心位置を瞳孔Epの中心位置として求めてもよい。
領域指定部124は、混濁分布情報生成部121により生成された混濁分布情報に基づいて波面収差等の解析範囲を指定する。領域指定部124は、制御部110(主制御部111)から制御を受け、解析範囲を指定することが可能である。例えば、領域指定部124は、点像の輝度、又は基準点像の輝度を基準とした点像の輝度の比率が所定の閾値以上の点像が含まれる領域を解析範囲として指定する。
波面収差算出部125は、エリアセンサー76により検出された点像群に基づいて被検眼Eの波面収差を求める。また、波面収差算出部125は、エリアセンサー76により検出された点像群のうち領域指定部124により指定された領域に含まれる複数の点像に基づいて被検眼Eの波面収差を求めることができる。
取得された点像群の分布に対称性がない場合、上記のように点像群を1つの曲面に近似して眼屈折力値を求めると、近似結果の誤差が大きくなり、求められた眼屈折力値の信頼性が低下する場合がある。このような場合に、眼屈折力値算出部126は、エリアセンサー76により検出された点像群から1以上の部分点像群のそれぞれについて眼屈折力値を求めることが可能である。部分点像群は、少なくとも3つの点像を含む。眼屈折力値算出部126は、既定の位置関係にある3以上の点像を含むように部分点像群を設定する。既定の位置関係にある3以上の点像の例には、互いに隣接する3以上の点像、所定の形状を有する領域に含まれる3点以上の点像、瞳孔の所定部位(例えば瞳孔中心)に対応する位置(エリアセンサー76上の位置)を含む領域に含まれる3点以上の点像などがある。眼屈折力値算出部126は、一の部分点像群により規定される領域の少なくとも一部が他の一の部分点像群により規定される領域と重複するように部分点像群を設定することが可能である。
表示部170は、ユーザインターフェイス部として、制御部110(主制御部111)による制御を受けて情報を表示する。表示部170は、図1に示す表示部10を含む。
通信部190は、図示しない外部装置と通信するための機能を有する。通信部190は、例えば処理部9に設けられていてもよい。通信部190は、外部装置との通信の形態に応じた構成を有する。
実施形態に係る眼科装置の動作例について説明する。
被検者の顔を顔受け部で固定した後、XYアライメント系2によるXYアライメントとZアライメント系1によるZアライメントとによりヘッド部が被検眼Eの検査位置に移動される。検査位置とは、被検眼Eの検査を既定の精度内で行うことが可能な位置である。例えば、処理部9(主制御部111)は、エリアセンサー56の受光面上に結像された前眼部像の撮像信号を取得し、表示部170(表示部10の表示画面10a)に前眼部画像E´を表示させる。その後、上記のXYアライメントとZアライメントとによりヘッド部が被検眼Eの検査位置に移動される。ヘッド部の移動は、主制御部111による指示に従って、主制御部111によって実行されるが、ユーザによる操作若しくは指示に従って主制御部111によって実行されてもよい。
S1におけるアライメントが完了すると、主制御部111は、被検眼Eの前眼部画像を取得される。具体的には、主制御部111は、被検眼Eの前眼部からの光が受光面に結像されたエリアセンサー56の出力を取り込むことにより、被検眼Eの前眼部画像を取得させる。これにより、図8Aに示すような前眼部画像が取得される。この際、プラチドリング光源を点灯しプラチドリング像が描画された画像を同時に取り込んでもよい。
続いて、主制御部111は、光源61を点灯させ、仮測定を行う。仮測定結果に基づき移動部を移動後、雲霧する。得られた被検眼Eからの戻り光に基づく点像群をエリアセンサー76により検出させる。これにより、図6Bや図7Aに示すようなハルトマン画像が取得される。
次に、主制御部111は、S3で得られたハルトマン画像における点像群の輝度を波面収差算出部125に解析させる。例えば、波面収差算出部125は、点像ごとに輝度のピーク値を求めたり、2以上の点像群が含まれる領域ごとに点像群の輝度の平均値を求めたりする。
主制御部111は、擬似徹照像を生成するか否かを判定する。主制御部111は、S4において得られた点像群の輝度の解析結果に基づいて、擬似徹照像を生成するか否かを判定することが可能である。例えば、主制御部111は、S4において得られた点像の輝度差や、2以上の点像群が含まれる領域ごとに点像群の輝度の平均値が所定の閾値より高いか否かを判定することにより、擬似徹照像を生成するか否かを判定することが可能である。S4において得られた点像の輝度差又は領域ごと点像群の輝度の平均値が所定の閾値より高いとき(S5:Y)、主制御部111は、混濁部位に起因した輝度差が生じた可能性があると判断し、擬似徹照像を生成すると判定する。このとき、眼科装置の動作はS6に移行する。S4において得られた点像の輝度差又は領域ごと点像群の輝度の平均値が所定の閾値より高くないとき(S5:N)、主制御部111は、擬似徹照像の生成の必要がないと判断し、擬似徹照像を生成しないと判定する。このとき、眼科装置の動作はS10に移行する。
上記のようにS5において擬似徹照像を生成すると判定されたとき(S6:Y)、主制御部111は、擬似徹照像が描出された混濁分布画像を混濁分布情報生成部121に生成させる。具体的には、混濁分布情報生成部121は、図6Bや図7Aに示すような点像群の輝度の分布に基づいて混濁分布画像を生成する。これにより、図6Cや図7B〜図7Dに示すような擬似徹照像が描出された混濁分布画像が生成される。
次に、表示制御部111Aは、S6において生成された擬似徹照像が描出された混濁分布画像を表示部170に表示させる。すなわち、被検眼Eの瞳孔Epにおいて輝度の比率が所定の閾値を超えるムラがある場合に混濁分布画像を自動的に表示させることが可能である。このとき、表示制御部111Aは、図8Bに示すように、前眼部画像中の瞳孔領域に混濁分布画像が合成された合成画像を表示部170に表示させることが可能である。また、表示制御部111Aは、図9に示すように、瞳孔Epの輪郭を表す画像Edを混濁分布画像G1に重ねて表示させてもよい。また、表示制御部111Aは、図10に示すように、瞳孔Epの中心位置を表す画像Cpを混濁分布画像G1に重ねて表示させてもよい。
主制御部111は、S7において表示部170に表示された混濁分布画像に対して、波面収差等の解析範囲を表す領域を指定するか否かを判定する。例えば、主制御部111は、図11に示すように領域指定部124により領域が指定されたとき、領域を指定すると判定することが可能である。領域を指定すると判定されたとき(S8:Y)、眼科装置の動作はS9に移行する。領域を指定すると判定されなかったとき(S8:N)、眼科装置の動作はS10に移行する。
領域を指定すると判定されたとき(S8:Y)、主制御部111は、S8において指定された領域に含まれる点像群に基づいて被検眼Eの波面収差を波面収差算出部125に算出させる。波面収差算出部125は、上記のように、得られた点像群に基づき被検眼Eの波面収差を求め、求められた波面収差から球面度数S、乱視度数C及び乱視軸角度Aを眼屈折力値として求める。
S5において擬似徹照像を生成すると判定されなかったとき(S6:N)、又はS8において領域を指定すると判定されなかったとき(S8:N)、主制御部111は、波面収差算出部125に被検眼Eの波面収差を算出させる。波面収差算出部125は、S3において取得された点像群を解析することにより被検眼Eの波面収差を求め、求められた波面収差から単一の眼屈折力値を求める。
S9又はS10に続いて、表示制御部111Aは、S9において求められた眼屈折力値(又は波面収差算出結果)、或いはS10において求められた眼屈折力値(又は波面収差算出結果)を表示部170に表示させる。以上で、眼科装置の動作は終了する(エンド)。
実施形態に係る眼科装置の作用及び効果について説明する。
以上に示された実施形態は、この発明を実施するための一例に過ぎない。この発明を実施しようとする者は、この発明の要旨の範囲内において任意の変形、省略、追加等を施すことが可能である。
5 観察系
6 収差測定投影系
7 収差測定受光系
75 ハルトマン板
76 エリアセンサー
110 制御部
111 主制御部
111A 表示制御部
120 演算処理部
121 混濁分布情報生成部
122 瞳孔輪郭特定部
123 瞳孔中心特定部
124 領域指定部
125 波面収差算出部
Claims (6)
- 被検眼の眼底に測定光を投射し、前記眼底からの前記測定光の戻り光から複数の集束光を生成し、生成された前記複数の集束光を受光して点像群を検出する測定光学系と、
前記測定光学系により検出された前記点像群の輝度に基づいて、前記被検眼の混濁部位の分布を表す混濁分布情報を生成する混濁分布情報生成部と、
前記被検眼を撮影する撮影光学系と、
前記混濁分布情報を表示手段に表示させる表示制御部と、
を含み、
前記混濁分布情報生成部は、前記混濁分布情報として前記混濁部位の分布を表す混濁分布画像を生成し、
前記表示制御部は、前記撮影光学系により得られた前眼部画像中の瞳孔領域に前記混濁分布画像が合成された合成画像を前記表示手段に表示させる、眼科装置。 - 前記測定光学系は、
前記戻り光から前記複数の集束光を生成する複数のレンズが配列されたレンズアレイと、
前記レンズアレイにより生成された前記複数の集束光を受光するエリアセンサーと、
を含み、
前記混濁分布情報生成部は、前記複数のレンズの位置に対応する瞳孔の複数の位置における混濁部位の分布を表す混濁分布情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。 - 前記混濁分布情報生成部は、前記点像群のうち所定の点像の輝度を基準とした各点像の輝度に基づいて前記混濁分布情報を生成する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科装置。 - 前記被検眼の瞳孔の輪郭を特定する瞳孔輪郭特定部を含み、
前記表示制御部は、前記瞳孔輪郭特定部により特定された前記輪郭を表す画像を前記混濁分布画像に重ねて表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記被検眼の瞳孔中心を特定する瞳孔中心特定部を含み、
前記表示制御部は、前記瞳孔中心特定部により特定された前記瞳孔中心を表す画像を前記混濁分布画像に重ねて表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記混濁分布情報に基づいて解析範囲を指定する領域指定部と、
前記点像群のうち前記領域指定部により指定された前記解析範囲に含まれる複数の点像に基づいて前記被検眼の波面収差を求める波面収差算出部と、
を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科装置。
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