JP6775061B1 - 流体流路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の内部流路を有するセラミックス製のボディを備える流体流路装置において、流体の温度の影響によってボディの一部が破損することを抑止した流体流路装置を提供する。【解決手段】流体流路装置1は、セラミックコア10と、非セラミックス製のコア保持部20と、を備える。セラミックコア10は、複数の内部流路10Sを有しており、その入口および出口が外側面10Jに露出して配置されている。コア保持部20は、流体供給路21Aおよび流体回収路21Bを有している。流体供給路21Aの供給口は、複数の内部流路10Sの入口に対向して配置される。また、流体回収路21Bの回収口は、複数の内部流路10Sの出口に対向して配置される。複数の内部流路10Sとの間で流体を受け渡す供給口および回収口をコア保持部20に配置することで、セラミックコア10に大きな熱応力が掛かることが抑止される。【選択図】図1

Description

本発明は、流体流路装置に関する。
従来、流体が流れることを許容する複数の流路が配列された層を積層することによって形成される積層型の流体流路装置が知られている。この流体流路装置は、各流路に流体を流しながら流体同士の化学反応やその他の相互作用を生じさせるために用いられる。特許文献1には、このような流体流路装置(流路構造体)の一つが示されている。
特許文献1に開示された流路構造体は、複数の流路が内部に形成されていて、互いに積層されたセラミックス製の複数の流路層と、複数の流路層の積層方向においてその複数の流路層の両側に配置される2つの最外層と、各最外層とその最外層に隣り合う流路層との間に介装され、弾性体からなる外側弾性シートと、2つの最外層が複数の流路層をその積層方向の両側から挟み込んだ状態で当該2つの最外層同士を締結する締結部材と、を備える。
このような流路構造体では、セラミックスによって各流路が画定されているため、流体の影響を受けて流体流路装置が腐食することが抑止される。また、各最外層とその最外層に隣り合う流路層との間に外側弾性シートが介装されているので、締結部材による締結によって各最外層に曲げ変形が生じた場合であっても、この最外層の曲げ変形を外側弾性シートで吸収して当該曲げ変形が流路層に伝わることを防止することができる。この結果、流路層に破損が生じることが防止される。
特開2017−136535号公報
特許文献1に記載された技術では、各流路に流体を供給するための流体供給部(ヘッダ)が一の最外層の上面部に装着されている。一方、セラミックス製の各流路層には、上記流体供給部から流体を受け入れるための開口部(貫通穴)が形成されている。そして、流体供給部から積層方向に沿って各開口部に進入した流体は、開口部に連通する各流路の入口を通じて流路内に進入する。このような構造を有する流体流路装置内に高温または低温の流体が供給されると、流路層のうち開口部の周辺は流体の温度に近くなる一方、流路層の外周縁の温度は周囲の環境温度(常温)に近くなる。このような温度差によって流路層の外周縁と開口部とを繋ぐ部分に大きな熱応力が掛かり、セラミックス製の流路層の一部が破損しやすいという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、複数の内部流路を有するセラミックス製のボディを備える流体流路装置において、流体の温度の影響によってボディの一部が破損することを抑止した流体流路装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る流体流路装置は、セラミックス製のメインボディであって、当該メインボディは、互いに独立した入口および出口をそれぞれ含み少なくとも一つの流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の内部流路と前記少なくとも一つの流路面と直 交する少なくとも一つの外側面とを有し、前記複数の内部流路の前記入口が前記少なくとも一つの外側面に互いに隣接するように露出して配置されている一方、前記複数の内部流路の前記出口が前記少なくとも一つの外側面に互いに隣接するように露出して配置されている、セラミックス製のメインボディと、前記メインボディの脆性よりも相対的に低い脆性を有する非セラミックス製のサブボディであって、当該サブボディは、少なくとも一つの内側面と、前記少なくとも一つの内側面に露出し前記複数の内部流路に流体を一括して供給する供給口を含み流体が流れることを許容する少なくとも一つの流体供給路と、前記少なくとも一つの内側面に露出し前記複数の内部流路から流体を一括して受け入れる回収口を含み流体が流れることを許容する少なくとも一つの流体回収路と、を有し、前記供給口が前記複数の内部流路の前記入口を包含するように当該複数の入口に対向して配置されかつ前記回収口が前記複数の内部流路の前記出口を包含するように当該複数の出口に対向して配置されるように、前記少なくとも一つの内側面が前記メインボディの前記少なくとも一つの外側面に密接して配置される、非セラミックス製のサブボディと、を備える。
本構成によれば、セラミックス製のメインボディが複数の内部流路を備える一方、非セラミックス製のサブボディは、前記複数の内部流路に流体を分岐して供給する機能および前記複数の内部流路から流体を合流して回収する機能を有している。メインボディの各内部流路の入口および出口はメインボディの外側面に互いに隣接するように露出している。一方、非セラミックス製のサブボディには、流体供給路および流体回収路が形成されており、その供給口および回収口は、サブボディの内側面に露出するように形成されている。サブボディの内側面がメインボディの外側面に密接して配置された状態で、流体供給路から供給された流体は供給口を通じて複数の内部流路の入口にそれぞれ流入する。そして、複数の内部流路内を流れた流体は、各出口から回収口を通じて流体回収路に流入する。このため、セラミックス製のメインボディの内部に、複数の入口に流体を流入させる供給口および複数の出口から流体を受け入れる回収口がそれぞれ形成されている場合と比較して、流体の温度の影響を受けてメインボディの一部の温度がメインボディの周囲の温度に対して大きく変化することが抑止される。この結果、脆性を有するセラミックス製のメインボディの一部に大きな熱応力が掛かり、前記一部が破損することが抑止される。一方、前記供給口および回収口を有するサブボディは、非セラミックス製であるため、流体の温度の影響を受けても熱変形が可能であり、サブボディがセラミックス製の場合と比較して、サブボディの一部が破損することが抑止される。この結果、メインボディ内の複数の内部流路に流体を安定して流すことが可能となり、流体に所定の処理を施すことが可能となる。
上記の構成において、前記メインボディは直方体形状を有しており、前記少なくとも一つの外側面は前記少なくとも一つの流路面とそれぞれ直交し前記直方体形状を画定する第1外側面、第2外側面、第3外側面および第4外側面を含み、前記サブボディは、前記メインボディの前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面にそれぞれ密接して配置される前記内側面をそれぞれ含み、前記少なくとも一つの流路面と平行な面に沿って前記メインボディを四方から挟むように配置される、第1サブボディ部材、第2サブボディ部材、第3サブボディ部材および第4サブボディ部材を有し、第1サブボディ部材、第2サブボディ部材、第3サブボディ部材および第4サブボディ部材が前記メインボディを保持するように、第1サブボディ部材、第2サブボディ部材、第3サブボディ部材および第4サブボディ部材を前記少なくとも一つの流路面と平行な方向に沿って互いに連結する連結部を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、複数の内部流路を含むメインボディを4つのサブボディ部材が囲むように配置される。そして、連結部が4つのサブボディ部材を互いに連結することで、4つのサブボディ部材がメインボディを保持することが可能となる。この結果、互いに材質の異なるメインボディとサブボディとを互いに密接させ、両者の間で流体の受け渡しを行うことができる。また、サブボディが一体の部材である場合と比較して、サブボディ部材の熱応力を解放しやすく、メインボディに掛かる外力を低減することができる。
上記の構成において、前記メインボディは、前記少なくとも一つの流路面と直交する方向である特定方向における前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面の一端部同士および他端部同士を互いに接続する一対の副外側面を更に有し、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材は、前記メインボディよりも前記特定方向の一端側および他端側にそれぞれ突出するように、前記特定方向において前記メインボディよりも大きな寸法をそれぞれ有しており、前記連結部は、前記副外側面に対向して配置される第1対向面と、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材にそれぞれ対向して配置される少なくとも4つの第2対向面とをそれぞれ有し、前記特定方向において前記メインボディを両側から挟むように配置される、非セラミックス製の一対の連結ボディ部材と、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材および前記一対の連結ボディ部材が前記メインボディを収容するように、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材の前記特定方向の一端部および他端部と前記一対の連結ボディ部材とを前記少なくとも一つの流路面と平行な方向に沿って互いに連結する複数の連結部材と、を有することが望ましい。
本構成によれば、連結部が4つのサブボディ部材と一対の連結ボディ部材とを互いに連結することで、4つのサブボディ部材および一対の連結ボディ部材がメインボディを安定して収容および保持することが可能となる。また、連結ボディ部材は非セラミックス製であるため、連結ボディ部材がセラミックス製の場合と比較して、外力を受けても破損しにくい。この結果、メインボディ内の複数の内部流路に流体を更に安定して流すことが可能となり、流体に所定の処理を施すことが可能となる。
上記の構成において、前記メインボディの前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面のうちの一の外側面と前記一の外側面と直交する方向において前記一の外側面とは反対側に配置される他の外側面との間で前記メインボディを前記少なくとも一つの流路面と直交する方向である特定方向から見て、前記複数の内部流路は、前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びていることが望ましい。
本構成によれば、複数の内部流路が直線状に形成されているため、特定方向から見て内部流路が屈曲している場合と比較して、流体の温度を受けてメインボディに部分的な温度むらが発生することが抑止される。この結果、脆性を有するセラミックス製のメインボディの一部に大きな熱応力が発生し、前記一部が破損することが更に抑止される。
上記の構成において、前記少なくとも一つの流路面は、第1流路面と、前記特定方向において前記第1の流路面と間隔をおいて配置される第2流路面と、を含み、前記複数の内部流路は、前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びるとともに、前記第1流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の第1内部流路と、前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びるとともに、前記第2流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の第2内部流路と、をそれぞれ有することが望ましい。
本構成によれば、複数の内部流路を特定方向において互いに間隔をおいて配置される複数の流路面上に配置することができる。この結果、メインボディ内に複数の内部流路を3次元的に配置し、流体に対する処理を効率的に行うことができる。
上記の構成において、前記複数の内部流路は、前記複数の第1内部流路の前記一の外側面側の端部と前記複数の第2内部流路の前記一の外側面側の端部とを前記特定方向に沿ってそれぞれ接続する複数の第1接続流路と、前記複数の第1内部流路の前記他の外側面側の端部と前記複数の第2内部流路の前記他の外側面側の端部とを前記特定方向に沿ってそれぞれ接続する複数の第2接続流路と、をそれぞれ有し、前記複数の第1内部流路、前記複数の第2内部流路、前記複数の第1接続流路および前記複数の第2接続流路は、前記内部流路を流れる流体が前記第1流体面と平行かつ前記複数の第1内部流路と交差する方向に移動することを許容するように螺旋状に接続されていることが望ましい。
本構成によれば、複数の内部流路が螺旋状に形成されるため、内部流路が一の流路面上に限られて形成される場合と比較して、内部流路の流路長を長く設定することができる。
上記の構成において、前記複数の内部流路は、前記特定方向において前記複数の第1内部流路および前記複数の第2内部流路のうちの少なくとも一方の複数の内部流路に対向して配置され、前記少なくとも一方の複数の内部流路を流れる流体との間で熱交換を行うための流体が流れることを許容する複数の温度調節用流路を更に有し、前記メインボディを前記特定方向から見て、前記複数の温度調節用流路は、前記少なくとも一方の複数の内部流路と交差するように配設されていることが望ましい。
本構成によれば、特定方向から見て、複数の第1内部流路または複数の第2内部流路と複数の温度調節用流路とが互いに交差しているため、複数の内部流路を流れる流体が、複数の温度調節用流路を流れる流体との間で順に熱交換を行うことが可能となり、両流路間の熱交換効率を高めることができる。
本発明によれば、複数の内部流路を有するセラミックス製のボディを備える流体流路装置において、流体の温度の影響によってボディの一部が破損することを抑止した流体流路装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る流体流路装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流体流路装置の水平断面図である。 本発明の一実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 本発明の一実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 本発明の一実施形態に係る流体流路装置のメインボディの模式的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る流体流路装置のメインボディの平面図である。 図6の一部を拡大した拡大平面図である。 本発明の第1変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 本発明の第2変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 本発明の第3変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 本発明の第4変形実施形態に係る流体流路装置の水平断面図である。 本発明の第5変形実施形態に係る流体流路装置の水平断面図である。 本発明の第6変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。 従来の流体流路装置のメインボディの水平断面図である。 従来の流体流路装置のメインボディの側断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る流体流路装置1について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る流体流路装置1の分解斜視図である。図2は、本実施形態に係る流体流路装置1の水平断面図である。図3および図4は、本実施形態に係る流体流路装置1内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。図5は、本実施形態に係る流体流路装置1のセラミックコア10の模式的な分解斜視図である。図6は、本実施形態に係る流体流路装置1のセラミックコア10の平面図である。また、図7は、図6の一部を拡大した拡大平面図である。なお、図3は、図6の断面I−Iに相当し、図4は、図6の断面II−IIに相当する。流体流路装置1は、流体が流れることを許容する複数の内部流路10Sを備えており、当該複数の内部流路10Sを流体が流れる過程で流体同士の相互作用、例えば、混合、吸収、分離、熱交換、または、化学反応などを行わせるものである。なお、図5乃至図7においては、1つの流路につき直線および破線1本で示している。
流体流路装置1は、セラミックコア10(メインボディ)と、コア保持部20(サブボディ)と、連結部100と、を備える。
セラミックコア10は、直方体形状を有しており、アルミナやSiC(炭化ケイ素)などのセラミックスから構成されている。換言すれば、セラミックコア10は、脆性材料製である。後記のように複数の流路層が互いに重ねあわされた状態で当該重ねあわされた流路層が焼成(焼結)されることでセラミックコア10が成形される。また、セラミックコア10は、互いに独立した入口および出口をそれぞれ含み少なくとも一つの流路面R(図5)に沿って流体が流れることを許容する複数の内部流路10Sと、前記少なくとも一つの流路面Rと直交する少なくとも一つの外側面10Jとを有する。本実施形態では、セラミックコア10は、少なくとも一つの流路面Rとして、4つの流路面R(第1流路面R1、第2流路面R2、第3流路面R3、第4流路面R4)(図5)を有している。各流路面Rは、水平方向に延びており、互いに平行に配置されている。また、セラミックコア10は、少なくとも一つの外側面10Jとして、4つの外側面10Jを有している。各外側面10Jは、セラミックコア10の直方体形状の側面をそれぞれ構成している。
更に、セラミックコア10は、上下一対の副外側面10K(図3、図4)を有している。一対の副外側面10Kは、セラミックコア10の直方体形状の上面および下面に相当する。すなわち、一対の副外側面10Kは、上下方向(少なくとも一つの流路面Rと直交する方向である特定方向)における前記4つの外側面10Jの一端部同士および他端部同士を互いに接続する。
セラミックコア10内に配置される複数の内部流路10Sの入口10S1(図3、図4)は、セラミックコア10の外側面10Jに互いに隣接するように露出して配置されている一方、複数の内部流路10Sの出口10S2(図4)も前記外側面10Jに互いに隣接するように露出して配置されている。
コア保持部20は、セラミックコア10を保持するとともに、セラミックコア10内の複数の内部流路10Sに流体を供給し、かつ複数の内部流路10Sから流体を回収する。コア保持部20は、前保持部21(第1サブボディ部材)、後保持部22(第2サブボディ部材)、左保持部23(第3サブボディ部材)、右保持部24(第4サブボディ部材)(以上、少なくとも4つのサブボディ部材)を有する。各保持部は、セラミックコア10に対向する内側面20J(図3、図4)を有する略直方体形状からなる。また、各保持部は、SUS、ハステロイ(商標)などの金属やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの樹脂から構成される。換言すれば、コア保持部20は、非セラミックス製(延性材料製)である。また、コア保持部20の脆性は、セラミックコア10の脆性よりも相対的に低い。
図1に示すように、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24は、水平面(流路面Rと平行な面)に沿ってセラミックコア10を四方から挟むように配置される。
前保持部21の内側面20J(図2、図3)(第1外側面)は、セラミックコア10の前側の外側面10Jに密接するように配置される。前保持部21は、流体供給路21Aと、流体回収路21Bと、を有する(図1、図2、図3)。流体供給路21Aはセラミックコア10に供給される流体が流れる流路である。流体供給路21Aは、前保持部21の内側面20Jに露出し複数の内部流路10Sに流体を一括して供給する供給口21P(図2、図3)を有する。なお、流体供給路21Aを流れる流体を流体A1と定義する(図3)。流体回収路21B(図1、図2)はセラミックコア10から排出される流体が流れる流路である。流体回収路21Bは、前保持部21の内側面20Jに露出し複数の内部流路10Sから流体を一括して受け入れる回収口21Q(図2)を有する。連結部100によってセラミックコア10と前保持部21とが互いに密接して配置されると、前記供給口21Pがセラミックコア10の前側の外側面10Jに形成された、複数の内部流路10Sの入口10S1を包含するように当該複数の入口10S1に対向して配置されるとともに、前記回収口が前記複数の内部流路10Sの前記出口10S2を包含するように当該複数の出口10S2に対向して配置される。
後保持部22の内側面20J(図2、図3)(第2外側面)は、セラミックコア10の後側の外側面10Jに密接するように配置される。後保持部22は、流体供給路22A(図1、図2、図3)を有する。流体供給路22Aはセラミックコア10に供給される流体が流れる流路である。流体供給路22Aは、後保持部22の内側面20Jに露出し複数の内部流路10Sに流体を一括して供給する供給口22P(図2、図3)を有する。なお、流体供給路22Aを流れる流体を流体A2と定義する(図3)。連結部100によってセラミックコア10と後保持部22とが互いに密接して配置されると、供給口22Pがセラミックコア10の後側の外側面10Jに形成された、複数の内部流路10Sの入口10S1を包含するように当該複数の入口10S1に対向して配置される。
左保持部23の内側面20J(図2、図4)(第3外側面)は、セラミックコア10の左側の外側面10Jに密接するように配置される。左保持部23は、流体供給路23A(図2、図4)を有する。流体供給路23Aはセラミックコア10の後記の第1温度調節層104および第2温度調節層105(図5)に供給される流体が流れる流路である。流体供給路23Aは、左保持部23の内側面20Jに露出し複数の内部流路10S(流路104S、流路105S)に流体を一括して供給する供給口23P(図2、図4)を有する。なお、流体供給路23Aを流れる流体を流体Bと定義する(図4)。連結部100によってセラミックコア10と左保持部23とが互いに密接して配置されると、前記供給口23Pがセラミックコア10の左側の外側面10Jに形成された、複数の内部流路10Sの入口10S1を包含するように当該複数の入口10S1に対向して配置される。
右保持部24の内側面20J(図2、図4)(第4外側面)は、セラミックコア10の右側の外側面10Jに密接するように配置される。右保持部24は、流体回収路24A(図2、図4)を有する。流体回収路24Aはセラミックコア10の第1温度調節層104および第2温度調節層105(図5)から回収される流体が流れる流路である。流体回収路24Aは、右保持部24の内側面20Jに露出し複数の内部流路10S(流路104S、流路105S)から流体Bを一括して受け入れる回収口24P(図2、図4)を有する。連結部100によってセラミックコア10と右保持部24とが互いに密接して配置されると、回収口24Pがセラミックコア10の右側の外側面10Jに形成された、複数の内部流路10Sの出口10S2を包含するように当該複数の出口10S2に対向して配置される。
なお、各保持部に形成されている供給口および回収口の断面積(開口面積)は、対向する複数の内部流路10Sの入口10S1の開口面積の合計または複数の内部流路10Sの出口10S2の開口面積の合計よりも大きい。
また、図1に示すように、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24は、セラミックコア10よりも上下方向(特定方向)の一端側および他端側にそれぞれ突出するように、上下方向においてセラミックコア10よりも大きな寸法をそれぞれ有している。
また、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24の上端部および下端部には、後記のボルトVを受け入れるための複数のボルト穴がそれぞれ形成されている。なお、図1では、前保持部21のボルト穴21S、左保持部23のボルト穴23Sのみが現れているが、後保持部22および右保持部24にも同様のボルト穴が形成されている。
連結部100(図1)は、4つの前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24がセラミックコア10を保持するように、前保持部21、後保持部22、左保持部23および34を流路面Rと平行な方向に沿って互いに連結する。連結部100は、上連結用プレート25および下連結用プレート26(一対の連結ボディ部材)と、複数のボルトV(連結部材)と、複数のナットT(連結部材)と、を有する。
上連結用プレート25および下連結用プレート26(図1、図3)は、直方体形状を有し、コア保持部20と同じ材料から構成されている。なお、上連結用プレート25および下連結用プレート26は、金属材料、樹脂材料などの延性材料(非セラミックス)であれば、必ずしもコア保持部20と同じ材料である必要はない。上連結用プレート25は、第1対向面25Jと、4つの第2対向面25Kと、を有し、下連結用プレート26は、第1対向面26Jと、4つの第2対向面26Kと、を有する。なお、上連結用プレート25および下連結用プレート26には、それぞれ4つ以上の第2対向面が配置されてもよい。上連結用プレート25の第1対向面25Jは上連結用プレート25の下面に相当し、セラミックコア10の上側の副外側面10Kに対向して配置される。同様に、下連結用プレート26の第1対向面26Jは、下連結用プレート26の上面に相当し、セラミックコア10の下側の副外側面10Kに対向して配置される。また、上連結用プレート25の4つの第2対向面25K、下連結用プレート26の4つの第2対向面26Kは、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24にそれぞれ対向して配置される。なお、上連結用プレート25および下連結用プレート26には、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24に形成された各ボルト穴に対向するように、それぞれ、複数のボルト穴25Sおよび複数のボルト穴26Sが形成されている(図1)。
複数のボルトVは、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24の各ボルト穴(21S、23S)に挿通されるとともに、上連結用プレート25または下連結用プレート26に形成された上記のボルト穴25S、26Sに締結される。ナットTは、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24の各内側面20Jが、セラミックコア10の外側面10Jに密接するように、ボルトVに締め込まれる。なお、図1に示すように、各保持部とセラミックコア10との間には、内部流路10Sの入口または出口を囲むように、Oリング27が配置されるとともに、複数の内部流路10Sのうちの一部の内部流路10Sに対して、流体を流入または流出させるため、部分的に開口部が形成されたガスケット28が配置される。なお、複数のボルトVおよび複数のナットTについて換言すれば、これらの部材は、前保持部21、後保持部22、左保持部23、右保持部24、上連結用プレート25および下連結用プレート26がセラミックコア10を収容するように、前保持部21、後保持部22、左保持部23および右保持部24の上下方向の一端部および他端部と、上連結用プレート25および下連結用プレート26とを水平方向(流路面Rと平行な方向)に沿って互いに連結する。
図5を参照して、セラミックコア10は、プロセス層101と、第1温度調節層104と、第2温度調節層105と、を有する。プロセス層101は、第1プロセス層102と、第2プロセス層103と、を有する。前述のように、セラミックコア10は、4つの流路層(第1プロセス層102、第2プロセス層103、第1温度調節層104、第2温度調節層105)が互いに重ねあわされた状態で焼成される。各流路層には、内部流路10Sの一部を構成する流路がそれぞれ形成されている。なお、図5では、各流路層の上下方向における厚みを省略して示している。
第1プロセス層102には、第1流路面R1に沿って流体が流れることを許容する流路が形成されている。具体的に、第1プロセス層102は、流路102S1(第1内部流路)と、複数の流路102S2(第1内部流路)と、を有する。各流路は、第1プロセス層102の前縁部(セラミックコア10の前側の外側面10J:一の外側面)と第1プロセス層102の後縁部(セラミックコア10の後側の外側面10J:他の外側面)とを互いに接続するように直線的に延びており、第1プロセス層102の上面部に溝が形成されることで構成されている。なお、図5に示すように、流路102S1は、第1プロセス層102の左側端部において、第1プロセス層102の前縁部から第1プロセス層102の中央部まで配設されている。流路102S1の下流端部は、第1プロセス層102を上下方向に沿って貫通する合流溝102Hによって後記の流路103S1に合流する。
第2プロセス層103には、第2流路面R2に沿って流体が流れることを許容する流路が形成されている。第2流路面R2は、第1流路面R1に対して上下方向に間隔をおいて配置されている。第2プロセス層103は、流路103S1(第2内部流路)と、複数の流路103S2(第2内部流路)と、を有する。各流路は、第2プロセス層103の前縁部(セラミックコア10の前側の外側面10J:一の外側面)と第2プロセス層103の後縁部(セラミックコア10の後側の外側面10J:他の外側面)とを互いに接続するように直線的に延びており、第2プロセス層103の上面部に溝が形成されることで構成されている。なお、図5に示すように、流路103S1は、第2プロセス層103の左側端部において、第2プロセス層103の後縁部から第2プロセス層103の前縁部まで配設されている。流路103S1の中央部には、前述の合流溝102Hが連通している。また、複数の流路103S2は、流路103S1の右側において左右方向に所定の間隔をおいてそれぞれ配置されている。
第1温度調節層104は、第1プロセス層102の上方に配置されている。第1温度調節層104には、第3流路面R3に沿って流体が流れることを許容する温度調節用流路10SB(内部流路10S)が形成されている。具体的に、第1温度調節層104は、上記の温度調節用流路10SBを構成する複数の流路104Sを有する。複数の流路104Sは、第1温度調節層104の左縁部(セラミックコア10の左側の外側面10J:一の外側面)と第1温度調節層104の右縁部(セラミックコア10の右側の外側面10J:他の外側面)とを互いに接続するように直線的に延びており、第1温度調節層104の上面部に溝が形成されることで構成されている。
同様に、第2温度調節層105は、第2プロセス層103の下方に配置されている。第2温度調節層105には、第4流路面R4に沿って流体が流れることを許容する温度調節用流路10SBが形成されている。具体的に、第2温度調節層105は、上記の温度調節用流路10SBを構成する複数の流路105Sを有する。複数の流路105Sは、第2温度調節層105の左縁部(セラミックコア10の左側の外側面10J:一の外側面)と第2温度調節層105の右縁部(セラミックコア10の右側の外側面10J:他の外側面)とを互いに接続するように直線的に延びており、第2温度調節層105の上面部に溝が形成されることで構成されている。
なお、第1温度調節層104の複数の流路104Sは、第1プロセス層102の複数の流路102S2を流れる流体(A1、A2)との間で熱交換を行うための流体Bが流れることを許容する。同様に、第2温度調節層105の複数の流路105Sは、第2プロセス層103の複数の流路103S2を流れる流体(A1、A2)との間で熱交換を行うための流体Bが流れることを許容する。また、図5、図6を参照して、セラミックコア10を上下方向(特定方向)から見て、複数の流路104S(流路105S)は、複数の流路102S2(流路103S2)と交差(直行)するように配設されている。
本実施形態では、第1プロセス層102および第2プロセス層103には、螺旋状のプロセス流路10SAが形成されている(図5の矢印参照)。プロセス層101の流路102S1の上流側端部(前端部)は、前述の供給口21P(図3)に連通しており、流体A1が流入する入口10S1を構成している。一方、複数の流路102S2の上流側端部は、供給口21Pに連通することなく、第1接続流路101T1(第1接続流路)を介して、第2プロセス層103の複数の流路103S2の下流側端部(前端部)にそれぞれ連通している。第1接続流路101T1は、プロセス層101および第1プロセス層102の前側の側面に形成された溝部によって構成されている。また、第1プロセス層102の後縁部の左端には、前述の供給口22Pに連通し、流体A2を受け入れる入口10S1が形成されている。
同様に、第1プロセス層102の複数の流路102S2の下流側端部(後端部)は、供給口22Pに連通することなく、第2接続流路101T2(第2接続流路)を介して、第2プロセス層103の複数の流路103S2の上流側端部(後端部)にそれぞれ連通している。複数の第2接続流路101T2は、プロセス層101および第1プロセス層102の後側の側面に形成された溝部によって構成されている。なお、第1プロセス層102の後縁部に形成され、流体A2を受け入れる入口10S1は、第2接続流路101T2を通じて、流路103S1の上流側端部に連通している。
また、第2プロセス層103の複数の流路103S2のうち最も右側に位置する流路103S2の下流側端部には、流体回収路21B(図2)の回収口21Qに連通する出口10S2が配置されている。
上記のように第1プロセス層102上の複数の流路102S1、102S2、第2プロセス層103上の複数の流路103S1、103S2、複数の第1接続流路101T1および複数の第2接続流路101T2は、プロセス流路10SAを構成する。そして、プロセス流路10SAは、当該プロセス流路10SAを流れる流体(A1、A2)が右方向(第1流路面R1と平行かつ複数の流路102S2と交差する方向)に移動することを許容するように螺旋状に接続されている。当該螺旋状のプロセス流路10SAの入口10S1は、前後に2箇所配置されており、プロセス流路10SAの出口10S2は、1箇所配置されている。
なお、図5では、理解を容易にするために、第1プロセス層102および第2プロセス層103に螺旋状に形成された1つのプロセス流路10SAについて説明したが、実際には、図7に示すように、複数の螺旋状のプロセス流路10SAが第1プロセス層102および第2プロセス層103において互いに隣接して配置されている。このため、各プロセス流路10SAに流体A1を受け入れる複数の入口10S1も、左右方向に隣接して配置されている。同様に、各プロセス流路10SAに流体A2を受け入れる複数の入口10S1および各プロセス流路10SAから混合流体A1+A2を排出する複数の出口10S2も、左右方向に隣接して配置されている。
前保持部21の流体供給路21Aを流れる流体A1は、供給口21Pから各プロセス流路10SAの前側の入口10S1に流入し、流路102S1(図5)内を流れる(図3)。一方、後保持部22の流体供給路22Aを流れる流体A2は、供給口22Pから各プロセス流路10SAの後側の入口10S1に流入し、第2接続流路101T2(図5)を通じて流路103S1に流入する(図3)。流体A1、A2は、合流溝102Hの下端部において合流し、混合される(図3)。そして、混合流体A1+A2は螺旋状のプロセス流路10SA内を流れた後、第2プロセス層103の前縁部に配置された出口10S2から流体回収路21Bに排出される(図2)。
一方、第1温度調節層104および第2温度調節層105では、上記の混合流体A1+A2との間で熱交換するための流体Bが、流体供給路23Aの供給口23Pを通じて、複数の流路104Sおよび複数の流路105Sの入口10S1にそれぞれ流入する(図2、図4)。複数の流路104Sおよび複数の流路105Sを流れる流体Bは、上記熱交換を行った後、第1温度調節層104および第2温度調節層105の各出口10S2から回収口24Pを通じて流体回収路24Aに回収される(図2、図4)。
図14は、従来の流体流路装置のセラミックコア10Zの水平断面図である。図15は、従来の流体流路装置のセラミックコア10Zの側断面図である。セラミックコア10Zは、複数の流路層101Zが積層されることで構成されている。各流路層101Zには、内部流路10SZがそれぞれ形成されている。当該流体流路装置では、本実施形態に係るコア保持部20が備えられておらず、セラミックコア10Zの上面部に流体A1、A2を供給する流体供給部10ZTが配置されている(図15)。また、セラミックコア10Zには、流体供給部10ZTから供給された流体A1、A2をそれぞれ受け入れるための2つの開口部10BZが開口されている。開口部10BZは、各流路層101Zに形成された内部流路10SZの入口(出口)に連通している。
このような構造によって流体流路装置内に50℃から80℃に代表される常温よりも高い流体A1、A2が供給されると(急加熱)、各流路層101Zのうち開口部10BZの周辺は流体A1、A2の温度に近くなる一方、流路層101Zの外周縁の温度は周囲の環境温度(常温)に近くなる。このため、常温よりも高い温度の流体A1、A2が流路層101Zに供給されると、流路層101Zの外周縁と開口部10BZとを繋ぐ部分に大きな熱応力が発生し、図14に示す最短部分Qにおいて流路層101Zの一部が破損しやすいという問題があった。また、図14に示すように、流路層101Zの内側部分に開口部10BZや複数の内部流路10SZが配置されると、その周囲には流体が流れない周辺部分Pが大きく形成される。この周辺部分Pは、流体からの熱を受けにくいため温度変化が緩やかとなり、上記と同様に熱応力が発生しやすいという問題があった。このような現象は、図15に示すようなセラミックコア10Zの角部Xにおいても同様に発生しやすい。なお、上記の現象は、常温に設定された流体A1、A2がセラミックコア10Zの中で高温の流体Bによって暖められた場合にも同様に生じうる。また、−120℃に代表される常温よりも温度が低い流体が複数の内部流路10SZに流入された場合(急冷却)にも生じうる。
一方、本実施形態では、前述のように、セラミックコア10が複数の内部流路10S(プロセス流路10SA、温度調節用流路10SB)を備える一方、非セラミックス製のコア保持部20は、複数の内部流路10Sに流体を分岐して供給する機能および複数の内部流路10Sから流体を合流して回収する機能を有している。セラミックコア10の各内部流路10Sの入口10S1および出口10S2はセラミックコア10の外側面10Jに互いに隣接するように露出している。一方、非セラミックス製のコア保持部20(前保持部21、後保持部22、左保持部23、右保持部24)には、流体供給路および流体回収路が形成されており、その供給口および回収口は、コア保持部20の内側面20Jに露出するように形成されている。コア保持部20の内側面20Jがセラミックコア10の外側面10Jに密接して配置されると、流体供給路を流れる流体は供給口を通じて複数の内部流路10Sの入口10S1にそれぞれ流入する。そして、複数の内部流路10S内を流れた流体は、各出口10S2から回収口を通じて流体回収路に流入する。このため、セラミックコア10の内部に、複数の入口10S1に流体を流入させる供給口および複数の出口10S2から流体を受け入れる回収口がそれぞれ形成されている場合と比較して、流体の温度の影響を受けてセラミックコア10の一部の温度がセラミックコア10の周囲の温度に対して大きく変化することが抑止される。この結果、脆性を有するセラミックコア10の一部に大きな熱応力が掛かり、前記一部が破損することが抑止される。一方、前記供給口および回収口を有するコア保持部20は、非セラミックス製であるため、流体の温度の影響を受けても熱変形が可能であり、コア保持部20がセラミックス製の場合と比較して、コア保持部20の一部が破損することが抑止される。この結果、セラミックコア10内の複数の内部流路10Sに流体を安定して流すことが可能となり、流体に所定の処理を施すことが可能となる。なお、上記の効果は、セラミックコア10内に常温よりも温度が高い流体を流す場合だけではなく、常温よりも温度が低い流体を流す場合にも発現される。
また、本実施形態では、複数の内部流路10Sを含むセラミックコア10を4つのサブボディ部材(前保持部21、後保持部22、左保持部23、右保持部24)が囲むように配置される。そして、連結部100が4つのサブボディ部材を互いに連結することで、4つのサブボディ部材がコア保持部20を保持することが可能となる。この結果、連結部100がコア保持部20と各サブボディ部材とを互いに連結する場合と比較して、セラミックコア10に強い外力が付与されることやセラミックコア10に連結用の加工を施す必要が低減される。この結果、セラミックコア10の破損が更に抑止される。また、コア保持部20のサブボディ部材はそれぞれ非セラミックス製であるため、サブボディ部材がセラミックス製の場合と比較して、連結部100から外力を受けても破損しにくい。更に、コア保持部20が一体の部材である場合と比較して、各サブボディ部材の熱応力を解放しやすく、セラミックコア10に掛かる外力を低減することができる。この結果、セラミックコア10内の複数の内部流路10Sに流体を更に安定して流すことが可能となり、流体に所定の処理を施すことが可能となる。
また、本実施形態では、4つのサブボディ部材および上連結用プレート25、下連結用プレート26が複数の内部流路10Sを含むセラミックコア10を収容するように配置される(図1)。そして、連結部100が4つのサブボディ部材と上連結用プレート25および下連結用プレート26とを互いに連結することで、4つのサブボディ部材、上連結用プレート25および下連結用プレート26がセラミックコア10を安定して保持することが可能となる。また、上連結用プレート25および下連結用プレート26は非セラミックス製であるため、上連結用プレート25および下連結用プレート26がセラミックス製の場合と比較して、連結部100から外力を受けても破損しにくい。この結果、セラミックコア10内の複数の内部流路10Sに流体を更に安定して流すことが可能となり、流体に所定の処理を施すことが可能となる。
更に、本実施形態では、セラミックコア10内の複数の内部流路10Sが互いに反対側を向く外側面10J同士の間で直線状に形成されているため、上下方向から見て複数の内部流路10Sが屈曲している場合と比較して、流体の温度を受けてセラミックコア10に部分的な温度むらが発生することが抑止される。この結果、脆性を有するセラミックコア10の一部に大きな熱応力が発生し、前記一部が破損することが更に抑止される。
また、本実施形態では、上記のような直線状の複数の内部流路10Sは、セラミックコア10の外側面10J同士を接続するように配置されている。上下方向から見て複数の内部流路10Sが途中で寸断されている場合と比較して、セラミックコア10の内部において流体が流れない領域を小さくすることができる、換言すれば、セラミックコア10の流路空間比率を高めることができる。この結果、流体からの熱を受けにくい領域を少なくすることで、セラミックコア10内に大きな熱応力が発生することが抑止される。
また、本実施形態では、セラミックコア10が複数の流路層構造(積層構造)を有しているため、複数の内部流路10Sを上下方向において互いに間隔をおいて配置される複数の流路面R上にそれぞれ配置することができる。この結果、セラミックコア10内に複数の内部流路10Sを3次元的に配置し、流体に対する処理を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、複数のプロセス流路10SAが螺旋状に形成されるため、プロセス流路10SAが一の流路面R上に限られて形成される場合と比較して、プロセス流路10SAの流路長を長く設定することができる。
また、本実施形態では、上下方向から見て、複数のプロセス流路10SAと複数の温度調節用流路10SBとが交差しているため、複数のプロセス流路10SAを流れる流体は、複数の温度調節用流路10SBを流れる流体との間で順に熱交換を行うことが可能となり、両流路間の熱交換効率を高めることができる。
以上、本発明の一実施形態に係る流体流路装置1について説明した。このような流体流路装置1によれば、複数の内部流路10Sとの間で流体を受け渡す供給口および回収口を非セラミックス製のコア保持部20に配置することで、セラミックコア10に大きな熱応力が掛かることが抑止される。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではなく、以下のような変形実施形態が可能である。
(1)上記の実施形態では、特定方向を上下方向として説明したが、流体流路装置1の姿勢は図1に限定されるものではない。特定方向が水平方向となるように流体流路装置1が配置されるものでもよい。
(2)また、上記の実施形態では、連結部100が上連結用プレート25および下連結用プレート26を有する態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。連結部100は、上連結用プレート25および下連結用プレート26を有することなく、長尺のボルトVによって、前保持部21と後保持部22とが互いに連結され、左保持部23と右保持部24とが互いに連結されるものでもよい。
(3)図8は、本発明の第1変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。図8に示すように、連結部としてのボルトVおよびナットTは、上連結用プレート25および下連結用プレート26を介することなく、前保持部21および後保持部22とセラミックコア10とを互いに連結するものでもよい。この場合、図8に示すように、セラミックコア10の上下方向の寸法が前保持部21および後保持部22の上下方向の寸法と略同じに設定される。また、図8では、一体のセラミックコア10内に複数層の螺旋流路構造(プロセス流路10SA)が形成されており、各プロセス流路10SAを流路104Sおよび流路105S(温度調節用流路10SB)が挟むように配置されている。なお、脆性を有するセラミックコア10に対するボルト穴の加工を可能な限り省くためには、先の実施形態のように上連結用プレート25および下連結用プレート26が配置されることが望ましい。
また、図9は、本発明の第2変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。図9に示すように、複数のセラミックコア10が上下方向(特定方向)に積層されるものでもよい。なお、図9では、2つのセラミックコア10の上下に上連結用プレート25および下連結用プレート26が配置されている。
更に、図10は、本発明の第3変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。図10に示すように、1つのセラミックコア10内に複数の内部流路10Sが上下方向(特定方向)に積層されるものでもよい。なお、図10では、1つのセラミックコア10の上下に上連結用プレート25および下連結用プレート26が配置されている。
更に、図11は、本発明の第4変形実施形態に係る流体流路装置の水平断面図である。図11に示すように、セラミックコア10内には2つの内部流路10Sが螺旋状(2重螺旋構造、多重螺旋構造)に配置されてもよい。この場合、ガスケット28に形成される開口部が隣接する2つの入口10S1または出口10S2を包含するように大きく開口されればよい。この結果、供給口21P、供給口22Pおよび回収口21Qと、互いに隣接する複数の入口10S1または互いに隣接する複数の出口10S2との間で流体が流れる。
更に、図12は、本発明の第5変形実施形態に係る流体流路装置の水平断面図である。流体の反応に長い流路長を必要としない場合には、図12に示すように、セラミックコア10に形成される内部流路10S(プロセス流路10SA、流路104S)は、互いに独立した入口および出口を有するように直線状に配置されてもよい。この場合、先の実施形態のようなガスケット28を備えることなく、流体供給路21Aから供給された流体は供給口21Pを通じて一括して各プロセス流路10SAに流入する一方、各プロセス流路10SAから回収口22Qを通じて流体回収路22Bに一括して流体が回収される。
また、図13は、第6変形実施形態に係る流体流路装置内の流体の流れを説明するための模式的な側断面図である。図8では、セラミックコア10内に2つの螺旋構造が配置される態様にて示したが、図13に示すように、セラミックコア10内に一つの螺旋構造が配置されてもよい。すなわち、セラミックコア10内において第1プロセス層102および第2プロセス層103(図5)に形成される螺旋状のプロセス流路10SAは、1本でも良いし、複数であっても良い。
(4)また、コア保持部20を構成するサブボディ部材の数は、4つに限定されるものではない。コア保持部20は、前保持部21および後保持部22のように、2つのサブボディ部材を有するものでもよいし、その他の数のサブボディ部材が配置されてもよい。
(5)また、図5に示されるような温度調節用の流路(流路104S、流路105S)は省略されてもよい。
1 流体流路装置
10 セラミックコア(メインボディ)
100 連結部
101 プロセス層
101T1 第1接続流路
101T2 第2接続流路
102 第1プロセス層
102H 合流溝
102S1、102S2、103S1、103S2、104S、105S 流路
103 第2プロセス層
104 第1温度調節層
105 第2温度調節層
10J 外側面
10K 副外側面
10S 内部流路
10S1 入口
10S2 出口
10SA プロセス流路
10SB 温度調節流路
20 コア保持部(サブボディ)
20J 内側面
21 前保持部(サブボディ部材)
21A、22A、23A 流体供給路
21B 流体回収路
21P、22P、23P 供給口
21Q、24P 回収口
22 後保持部(サブボディ部材)
23 左保持部(サブボディ部材)
24 右保持部(サブボディ部材)
24A 流体回収路
25 上連結用プレート(連結ボディ部材)
25J、26J 第1対向面
25K、26K 第2対向面
26 下連結用プレート(連結ボディ部材)
27 Oリング
28 ガスケット
R 流路面
R1 第1流路面
R2 第2流路面
R3 第3流路面
R4 第4流路面
T ナット(連結部材)
V ボルト(連結部材)

Claims (7)

  1. セラミックス製のメインボディであって、当該メインボディは、互いに独立した入口および出口をそれぞれ含み少なくとも一つの流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の内部流路と前記少なくとも一つの流路面と直交する少なくとも一つの外側面とを有し、前記複数の内部流路の前記入口が前記少なくとも一つの外側面に互いに隣接するように露出して配置されている一方、前記複数の内部流路の前記出口が前記少なくとも一つの外側面に互いに隣接するように露出して配置されている、セラミックス製のメインボディと、
    前記メインボディの脆性よりも相対的に低い脆性を有する非セラミックス製のサブボディであって、当該サブボディは、少なくとも一つの内側面と、前記少なくとも一つの内側面に露出し前記複数の内部流路に流体を一括して供給する供給口を含み流体が流れることを許容する少なくとも一つの流体供給路と、前記少なくとも一つの内側面に露出し前記複数の内部流路から流体を一括して受け入れる回収口を含み流体が流れることを許容する少なくとも一つの流体回収路と、を有し、前記供給口が前記複数の内部流路の前記入口を包含するように当該複数の入口に対向して配置されかつ前記回収口が前記複数の内部流路の前記出口を包含するように当該複数の出口に対向して配置されるように、前記少なくとも一つの内側面が前記メインボディの前記少なくとも一つの外側面に密接して配置される、非セラミックス製のサブボディと、
    を備える、流体流路装置。
  2. 前記メインボディは直方体形状を有しており、前記少なくとも一つの外側面は前記少なくとも一つの流路面とそれぞれ直交し前記直方体形状を画定する第1外側面、第2外側面、第3外側面および第4外側面を含み、
    前記サブボディは、前記メインボディの前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面にそれぞれ密接して配置される前記内側面をそれぞれ含み、前記少なくとも一つの流路面と平行な面に沿って前記メインボディを四方から挟むように配置される、第1サブボディ部材、第2サブボディ部材、第3サブボディ部材および第4サブボディ部材を有し、
    前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材が前記メインボディを保持するように、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材を前記少なくとも一つの流路面と平行な方向に沿って互いに連結する連結部を更に備える、請求項1に記載の流体流路装置。
  3. 前記メインボディは、前記少なくとも一つの流路面と直交する方向である特定方向における前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面の一端部同士および他端部同士を互いに接続する一対の副外側面を更に有し、
    前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材は、前記メインボディよりも前記特定方向の一端側および他端側にそれぞれ突出するように、前記特定方向において前記メインボディよりも大きな寸法をそれぞれ有しており、
    前記連結部は、
    前記副外側面に対向して配置される第1対向面と、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材にそれぞれ対向して配置される少なくとも4つの第2対向面とをそれぞれ有し、前記特定方向において前記メインボディを両側から挟むように配置される、非セラミックス製の一対の連結ボディ部材と、
    前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材および前記一対の連結ボディ部材が前記メインボディを収容するように、前記第1サブボディ部材、前記第2サブボディ部材、前記第3サブボディ部材および前記第4サブボディ部材の前記特定方向の一端部および他端部と前記一対の連結ボディ部材とを前記少なくとも一つの流路面と平行な方向に沿って互いに連結する複数の連結部材と、
    を有する、請求項2に記載の流体流路装置。
  4. 前記メインボディの前記第1外側面、前記第2外側面、前記第3外側面および前記第4外側面のうちの一の外側面と前記一の外側面と直交する方向において前記一の外側面とは反対側に配置される他の外側面との間で前記メインボディを前記少なくとも一つの流路面と直交する方向である特定方向から見て、前記複数の内部流路は、前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びている、請求項2または3に記載の流体流路装置。
  5. 前記少なくとも一つの流路面は、
    第1流路面と、
    前記特定方向において前記第1の流路面と間隔をおいて配置される第2流路面と、
    を含み、
    前記複数の内部流路は、
    前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びるとともに、前記第1流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の第1内部流路と、
    前記一の外側面と前記他の外側面とを互いに接続するように直線状にそれぞれ延びるとともに、前記第2流路面に沿って流体が流れることを許容する複数の第2内部流路と、
    をそれぞれ有する、請求項4に記載の流体流路装置。
  6. 前記複数の内部流路は、
    前記複数の第1内部流路の前記一の外側面側の端部と前記複数の第2内部流路の前記一の外側面側の端部とを前記特定方向に沿ってそれぞれ接続する複数の第1接続流路と、
    前記複数の第1内部流路の前記他の外側面側の端部と前記複数の第2内部流路の前記他の外側面側の端部とを前記特定方向に沿ってそれぞれ接続する複数の第2接続流路と、
    をそれぞれ有し、
    前記複数の第1内部流路、前記複数の第2内部流路、前記複数の第1接続流路および前記複数の第2接続流路は、前記内部流路を流れる流体が前記第1流体面と平行かつ前記複数の第1内部流路と交差する方向に移動することを許容するように螺旋状に接続されている、請求項5に記載の流体流路装置。
  7. 前記複数の内部流路は、前記特定方向において前記複数の第1内部流路および前記複数の第2内部流路のうちの少なくとも一方の複数の内部流路に対向して配置され、前記少なくとも一方の複数の内部流路を流れる流体との間で熱交換を行うための流体が流れることを許容する複数の温度調節用流路を更に有し、
    前記メインボディを前記特定方向から見て、前記複数の温度調節用流路は、前記少なくとも一方の複数の内部流路と交差するように配設されている、請求項5または6に記載の流体流路装置。
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