JP6774717B2 - 害虫防除材およびそれを用いた害虫防除方法 - Google Patents

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Description

本開示は、使用開始時から終了時まで、安定して優れた防除効果を発揮し得る害虫防除材およびそれを用いた害虫防除方法に関する。
従来、ネットなどの薬剤保持体に薬剤を含浸させた虫よけ材が報告されている(例えば、特許文献1および2)。このような虫よけ材は、薬剤としてトランスフルトリンやメトフルトリンなど自然蒸散する薬剤を使用し、飛翔害虫が家屋内などに侵入するのを防止するものである。このような虫よけ材は、一般に使用期間が定められている。
このような虫よけ材は、薬剤含浸量が多い使用初期には十分な虫よけ効果を発揮する。しかし、使用終期に近づくと、薬剤含浸量の減少とともに効力が低下するため、使用開始時から終了時まで安定した効力を発揮させることができないという問題がある。
特開2008−194034号公報 特開2011−19507号公報
本開示の課題は、使用開始時から終了時まで、安定して優れた防除効果を発揮し得る害虫防除材および害虫防除方法を提供することである。
本開示の害虫防除材は、担体と、この担体に保持された常温揮散性のピレスロイド系化合物とを含み、少なくとも下記の式(I)で示される量の常温揮散性のピレスロイド系化合物が、担体に保持されている。さらに、本開示の害虫防除方法は、少なくとも下記の式(I)で示される量の常温揮散性のピレスロイド系化合物が保持された担体から、常温揮散性のピレスロイド系化合物を少なくとも0.05μg/m3の気中濃度となるように揮散させる。
保持量(mg)=100mg+A×B (I)
A:常温揮散性のピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)
B:使用期間(日数)
本開示によれば、使用開始時から終了時まで、安定して優れた害虫に対する防除効果が発揮される。
実施例1および2で行った侵入阻害試験(準自然環境下)の方法を説明するための説明図である。 実施例3および比較例1で行った侵入阻害試験(自然環境下)の方法を説明するための説明図である。 実施例4および5で行ったノックダウン効果の検証方法を説明するための説明図である。 実施例7で用いた揮散量を測定するための試験装置を示す説明図であり、図4(A)は試験装置の外観を示し、図4(B)は試験装置の内側を示す。 実施例8〜11で用いた気中濃度を測定するための試験装置を示す説明図であり、図5(A)は試験装置の外観を示し、図5(B)は試験装置の内側を示す。 実施例12で行った60日間の実地試験の方法を説明するための説明図である。
本開示の害虫防除材は、担体とこの担体に保持された常温揮散性のピレスロイド系化合物(以下、単に「ピレスロイド系化合物」と記載する場合がある)とを含む。本明細書において「防除」とは、害虫の侵入を阻止すること(忌避)、害虫を駆除すること(殺虫)、害虫をノックダウンさせること、および害虫に不快行動(例えば吸血行動、刺咬行動など)を起こさせないようにすることの少なくとも1つを意味する。
本開示の害虫防除材に用いられる担体は、ピレスロイド系化合物を保持できれば特に限定されない。担体の材料としては、例えば、糸(撚り糸など)、不織布、木材、パルプ(紙)、無機高分子物質、無機多孔質物質(ケイ酸塩、シリカ、ゼオライトなど)、有機高分子物質(セルロース、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコールなど)などが挙げられる。また、自重の数倍以上を保持できる担体、例えば高吸液性ポリマー、綿、海綿体、連続気泡の発泡体などを用いてもよい。
担体の形状は特に限定されず、揮散方法によって適宜設定すればよい。例えば、本開示の害虫防除材が自然揮散用の場合、ピレスロイド系化合物が効率よく大気中に放出されるように、網目構造を有するシート状の担体を用いることが好ましい。網目構造を有するシート状の担体としては、ネット状、メッシュ状、レース状などのように多数の連続的または断続的な空隙を有する生地が挙げられる。このような生地を形成している横糸および縦糸は、真直ぐであってもよいし、ジグザグになっていてもよい。
自然揮散用の場合、本開示の害虫防除材は、通常、窓やドア、室内などに吊り下げて使用される。この場合、網目構造を有するシート状の担体に保持されたピレスロイド系化合物は、重力方向に偏りやすい。吊り下げて使用しても、偏りを生じにくくするために、例えば、横糸にピレスロイド系化合物を含浸させ得る素材を採用し、縦糸に非含浸性の素材を採用するのが好ましい。担体がこのように形成されていると、横糸に含浸された薬剤が一定幅ごとに縦糸で固定されるので、偏りが生じにくくなる。
担体の大きさは、保持させるピレスロイド系化合物の種類や、害虫防除材の使用期間などを考慮して適宜設定される。例えば、害虫防除材の使用終了時に、ピレスロイド系化合物が少なくとも1mg/cm2の濃度で残存するような大きさの担体が好ましい。網目構造を有するシート状の担体の場合、保持濃度の算出は、シート状の担体の面積から開口部の面積を除いた面積で算出する。網目構造を有するシート状の担体は、50〜200cm2程度の面積を有し、5〜30%程度の開口率を有するものが好ましい。このような網目構造を有するシート状の担体を用いることによって、式(I)に示される保持量のピレスロイド系化合物を、十分な薬剤濃度で保持させることができる。
このような担体に保持されるピレスロイド系化合物は特に限定されず、例えば、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリン、エンペントリン、テラレスリン、フラメトリン、テフラメトリン、ジメトリン、ジメフルトリン、メパフルトリンなどが挙げられる。ピレスロイド系化合物は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本開示の害虫防除材において、ピレスロイド系化合物は、少なくとも下記の式(I)に示される保持量で、担体に保持される。ピレスロイド系化合物がこのような保持量で保持されていると、使用開始時から終了時まで、安定して優れた防除効果が発揮される。
保持量(mg)=100mg+A×B (I)
A:ピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)
B:使用期間(日数)
式(I)中の「100mg」は、本開示の害虫防除材において重要なファクターである。すなわち、ピレスロイド系化合物が担体に100mg保持されていれば、害虫を防除するのに十分な気中濃度でピレスロイド系化合物が揮散することを見出して、本開示の害虫防除材はなされたものである。保持量が100mg未満になると、害虫を防除するのに十分な気中濃度でピレスロイド系化合物が揮散せず、防除効果が発揮されなくなる。
この「100mg」に、使用するピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)に防除材の使用期間(日数)を乗じて得られる量を加えて保持量とすればよい。1日あたりの揮散量(揮散速度)は、気温が高いほど多くなり、気温が低いほど少なくなる。そこで、最も気温が高くなる夏季の気温を考慮して、1日あたりの最大揮散量を規定すればよい。1日の平均気温を30℃とした場合、主なピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量は下記のとおりである。
トランスフルトリン:4.5mg/日
メトフルトリン:2.0mg/日
プロフルトリン:4.5mg/日
ピレスロイド系化合物は、好ましくは、少なくとも下記の式(I)’に示される保持量で、担体に保持される。
保持量(mg)=200mg+A’×B’ (I)’
A’:ピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)
B’:使用期間(日数)
ピレスロイド系化合物の中でも、例えばトランスフルトリンは、少なくとも式(I)’に示される保持量で、担体に保持されるのが好ましい。
例えば、ピレスロイド系化合物としてトランスフルトリンを用い、60日間使用する防除材を得る場合、少なくとも370mg(100mg+4.5mg/日×60日)、好ましくは少なくとも470mg(200mg+4.5mg/日×60日)のトランスフルトリンを担体に保持させればよい。120日間使用する防除材であれば、少なくとも640mg(100mg+4.5mg/日×120日)、好ましくは少なくとも740mg(200mg+4.5mg/日×120日)のトランスフルトリンを担体に保持させればよい。
ピレスロイド系化合物を担体に保持させる濃度は特に限定されない。効率よく自然に揮散させるために、ピレスロイド系化合物は、例えば少なくとも2mg/cm2、好ましくは少なくとも2.5mg/cm2、より好ましくは少なくとも3mg/cm2の濃度で担体に保持される。なお、上限については特に限定されず、担体に保持させ得る飽和量を考慮すると、多くても7mg/cm2程度である。ピレスロイド系化合物の保持量(総量)は、化合物の種類、使用期間などによって異なるため、担体の大きさによって濃度を調整すればよい。
ピレスロイド系化合物を担体に保持させる方法は特に限定されない。例えば、ピレスロイド系化合物を担体に滴下塗布やスプレー塗布する方法、含浸させる方法、練り込む方法などが挙げられる。ピレスロイド系化合物を担体に保持させる際に、ピレスロイド系化合物を溶剤に溶解させて用いてもよい。溶剤としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノールなど)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、パラフィン、流動パラフィン、石油ベンジンなど)、エステル類(酢酸エチルなど)などが挙げられる。
ピレスロイド系化合物は、上述のように、害虫防除材の使用終了時にピレスロイド系化合物が少なくとも1mg/cm2の濃度で残存するような保持濃度で保持させるのが好ましい。さらに、本開示の害虫防除材には、ピレスロイド系化合物以外に、本開示の効果を阻害しない範囲で、香料、酸化防止剤、消臭剤、色素、キレート剤、界面活性剤、保留剤、pH調整剤、殺菌剤、防カビ剤などの添加剤が含まれていてもよい。
本開示の害虫防除材は、通常、自然揮散用として使用され、例えば風のある環境下に設置して使用される。「風のある環境下」とは、自然または強制的に気流が生じている環境を意味する。強制的な気流とは、扇風機、送風機、エアコンなどの送風手段による気流、ドア、障子、窓などの開閉によって生じる気流、団扇や扇子による気流などが挙げられる。
本開示に係る害虫防除材の使用方法は特に限定されない。例えば、窓やドア、室内などに吊り下げて使用される。害虫防除効果を発揮させるためには、ピレスロイド系化合物の気中濃度が少なくとも0.05μg/m3、好ましくは0.1μg/m3となるように揮散させればよい。例えば、トランスフルトリンまたはプロフルトリンを用いる場合は、少なくとも0.5μg/m3の気中濃度となるように揮散させることが好ましい。メトフルトリンを用いる場合は、少なくとも0.05μg/m3の気中濃度となるように揮散させることが好ましい。害虫の侵入口付近に、ピレスロイド系化合物が上記のような気中濃度で揮散していれば、侵入口に近づいてきた害虫に対しては忌避効果が発揮され、既に侵入している害虫に対してはノックダウン効果などが発揮される。
本開示の害虫防除材は、使用開始時から終了時まで、安定して優れた害虫に対する防除効果を発揮する。本開示の害虫防除材によって防除し得る害虫は特に限定されず、各種の衛生害虫、農業害虫、不快害虫などが挙げられ、特に、飛翔害虫に対して好適に使用される。飛翔害虫としては、例えば、ヒトスジシマカ、アカイエカ、シナハマダラカ、コガタアカイエカ、ネッタイシマカ、トウゴウヤブカなどの蚊;サシバエなどのハエ;シクロアブ、ウシアブ、メクラアブ、ゴマフアブなどのアブ;クロオオブユ、キアシオオブユ、アオキツメトゲブユなどのブユ;トクナガクロズカカ、オオシマヌカカ、ニワトリヌカカなどのヌカカ;キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、ミツバチなどのハチ;ハネアリなどのアリ;その他のランディング行動を有する害虫が挙げられる。
以下、実施例および比較例を挙げて本開示の害虫防除材および害虫防除方法を具体的に説明するが、本開示の害虫防除材および害虫防除方法はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1:準自然環境下での侵入阻害試験)
<処理区>
図1に示すように、約100m2の試験区域1内に、12畳の居室11を設置した。居室11以外の空間を居室外12とする。試験区域1の高さは3.5mであり、居室11の高さは2.4mであった。次いで、200mgのトランスフルトリンと100mgの流動パラフィンとの混合物を、担体に含浸させて検体13を得た。担体として、縦14cm、横9cm、開口率が15%のメッシュ状のポリエステル製の担体を用いた。なお、以下の試験において、特に記載のない場合には、環境温度20〜30℃にて実施した。
居室外12に、ヒトスジシマカの雌成虫150頭を放ち、1時間馴化させた。その後、居室11に試験者14に入ってもらい、居室11のほぼ中央部に立ってもらった。居室11の入り口を10cm開けて開口部15とした。得られた検体13を、開口部15の床から180cmの位置に吊るした。試験者14を誘引源として、試験開始から30分後まで10分毎に、居室11内に侵入したヒトスジシマカの頭数をカウントした。30分間に侵入した頭数を処理区合計侵入数とした。
<無処理区>
検体13を用いなかった以外は、上記の処理区と同様の手順で居室11内に侵入したヒトスジシマカの頭数をカウントした。30分間に侵入した頭数を無処理区合計侵入数とした。下記の式(II)を用いて侵入阻害率を求めた。同様の試験を2回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表1に示す。
侵入阻害率(%)={1−(処理区合計侵入数/無処理区合計侵入数)}×100 (II)
(実施例2)
トランスフルトリンの使用量を300mgおよび流動パラフィンの使用量を150mgに変更した以外は、実施例1と同様の手順で試験を行い、ヒトスジシマカの侵入阻害率を求めた。同様の試験を2回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表1に示す。
Figure 0006774717
表1に示すように、トランスフルトリンの使用量が200mgおよび300mgの場合は80%以上であった。したがって、担体にトランスフルトリンが少なくとも100mg、好ましくは少なくとも200mg含浸されていれば、優れた侵入阻害効果を発揮することがわかる。
(実施例3:自然環境下での侵入阻害試験)
<処理区>
図2に示すように、1か所に開口部22が設けられた8畳の居室21からなる試験室2を、ヒトスジシマカを含む蚊類が生息している自然環境下に設置した。居室21の高さは2.4mであり、開口部22の高さおよび幅は、それぞれ1.9mおよび0.8mであった。次いで、200mgのトランスフルトリンと100mgの流動パラフィンとの混合物を、担体に含浸させて検体23を得た。担体としては実施例1と同じ担体を用いた。
居室21に試験者に入ってもらい、得られた検体23を、開口部22の上部に吊るした。開口部22の外側にドライアイス24を誘引源として置き、3時間、居室21内に侵入したヒトスジシマカを含む蚊類の頭数をカウントした。この頭数を処理区合計侵入数とした。
<無処理区>
検体23を用いなかった以外は、上記の処理区と同様の手順で居室21内に侵入したヒトスジシマカを含む蚊類の頭数をカウントした。この頭数を無処理区合計侵入数とした。上記の式(II)を用いて侵入阻害率を求めた。同様の試験を3回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表2に示す。
(比較例1)
トランスフルトリンの使用量を50mgに変更した以外は、実施例3と同様の手順で試験を行い、ヒトスジシマカを含む蚊類の侵入阻害率を求めた。結果を表2に示す。
Figure 0006774717
表2に示すように、トランスフルトリンの使用量が200mgの場合、自然環境下であっても侵入阻害率が80%を超えており、優れた侵入阻害効果を発揮することがわかる。一方、50mgの場合は、80%を下回っている。したがって、実施例1〜3から、害虫防除材の使用終了時に、トランスフルトリンが少なくとも100mg、好ましくは少なくとも200mg残存していれば、使用開始時から終了時まで、安定して優れた防除効果が発揮されることがわかる。
(実施例4:ノックダウン効果の検証)
次に、ノックダウン効果をケージ法に準じで検証した。図3に示すように、8畳の試験室3(高さ2.4m)のほぼ中央部に、床面から120cmの位置に検体31を設置した。検体31としては、200mgのトランスフルトリンと100mgの流動パラフィンとの混合物を、実施例1と同じ担体に含浸させものを用いた。次いで、アカイエカの雌成虫20頭を入れた試験ケージ32を4個準備した。床面から75cmの位置に2個の試験ケージ32aを、検体31を中心に対称となるように設置した。残りの2個の試験ケージ32bを、床面から150cmの位置に検体31を中心に対称となるように設置した。試験ケージ32は、いずれも検体31から130cm離して設置した。一定時間ごとにアカイエカのノックダウン数を観察し、半数のアカイエカがノックダウンした時間(KT50)を測定した。試験開始から6時間後に検体31と試験ケージ32とを取り除き(6時間暴露)、試験ケージ32の中のアカイエカを清潔なポリカップに移し替えた。その後、24時間後に致死観察を行い、致死率を求めた。結果を表3に示す。
8畳の試験室3の代わりに12畳の試験室(高さ2.4m)に変更した以外は、上記と同様の手順でKT50を測定し、さらに致死率を求めた。結果を表3に示す。
(実施例5)
試験開始から8時間後に検体31を取り除いた以外は(8時間暴露)、実施例4と同様の手順でKT50を測定し、さらに致死率を求めた。結果を表3に示す。
Figure 0006774717
表3に示すように、たとえ害虫が室内に侵入したとしても、6時間以上検体に曝されることによって、高い致死効果が発揮されることがわかる。なお、12時間以上暴露した場合の24時間後の致死率は100%であった。このように、室内に侵入した害虫についても駆除できることがわかる。
(実施例6:吸血阻害効果の検証)
PET製の円筒(内径4.5cmおよび長さ12cm)を2個準備し、それぞれの円筒内にヒトスジシマカの雌成虫10頭程度入れて、円筒の両端をメッシュ生地で閉じた。次いで、実施例4で用いた試験室(8畳、高さ2.4m)のほぼ中央部に、床面から120cmの位置に検体を設置した。検体は、実施例4と同じ検体を用いた。検体から130cm離して、床面から75cmの位置に、ヒトスジシマカを入れた円筒を設置した。2つの円筒は、検体を中心に対称となるように設置した。
試験開始から10分後(ヒトスジシマカへの暴露時間10分)、試験室から円筒を2本取り出して、円筒の両端に手のひらを近づけて3分間保持し、吸血行動を行った頭数をカウントして下記の式(III)を用いて吸血阻害率を求めた。円筒の両端から手を離し、さらに10分後(20分暴露)、吸血行動を行った頭数を同様の手順でカウントして吸血阻害率を求めた。検体への暴露時間が60分となるまで、同様の手順で吸血阻害率を求めた。同様の試験を2回繰り返して行い、吸血阻害率の平均を求めた。結果を表4に示す。
吸血阻害率(%)={1−(X/Y)}×100 (III)
X:吸血行動を行った頭数
Y:検体暴露前の吸血行動数
Figure 0006774717
表4に示すように、検体に少なくとも50分間曝されると、吸血阻害率が80%を超えることがわかる。これは、たとえノックダウンしていなくても、吸血行動を行わないことを示しており、刺される被害を軽減し得ることを示している。
(実施例7:1日あたりの揮散量)
図4(A)に示すように、揮散量を測定するための試験装置4を準備した。試験装置4は、プラスチックボックス41(各辺1mの立方体)で作製されており、ボックス41の天井面の2か所に吸気孔42が設けられている。一方、ボックス41の側面底部の1か所に排気孔43が設けられている。排気孔43は、ボックス41内の空気が17L/分の割合で排気される、すなわちボックス41内の空気がほぼ1時間で排気されるように設けられている。図4(B)に示すように、ボックス41内に小型ファン44を設置し、ボックス41内の空気を循環させた。次いで、ボックス41内のほぼ中央部に5個の検体45を吊り下げた。検体45としては、実施例1と同じ担体にトランスフルトリンを500mgおよび流動パラフィンを250mg含浸させたものを用いた。
ボックス41内の温度を20〜25℃に維持して試験を進めた。試験開始から9日後、20日後、41日後および60日後に検体を回収して、薬剤残量から揮散総量(mg)を求めた。さらに、揮散総量を日数と検体の設置個数との積で除して、1日あたりの揮散量(揮散速度(mg/日))を求めた。同様の手順で試験を4回行い、揮散速度の平均を求めた。結果を表5に示す。
さらに、ボックス内の温度を30〜35℃に変更した以外は、同様の手順で揮散総量(mg)および揮散速度(mg/日)を求めた。同様の手順で試験を4回行い、揮散速度の平均を求めた。結果を表5に示す。
Figure 0006774717
表5に示すように、常温(20〜25℃)条件下では、トランスフルトリンの揮散量(揮散速度)は約1.1〜1.4mg/日であり、高温条件下(30〜35℃)条件下では、約3.7〜4.5mg/日であることがわかる。例えば、最も揮散量が多くなる夏季(7月および8月)において、1日の気温変化を考慮すると、1日あたりの最大揮散量は4.5mg/日程度と想定できる。したがって、使用開始から終了まで60日間(60日用)の害虫防除材を調製する際に、少なくとも470mg(200mg+4.5mg×60日)のトランスフルトリンを担体に含浸させれば、60日後(終了時)でも少なくとも200mgのトランスフルトリンが残存している。その結果、使用開始時から終了時まで、安定して優れた防除効果が発揮される。
(実施例8:トランスフルトリンの気中濃度の測定)
図5(A)に示すように、ボックス41に捕集孔46を設けた以外は、図4(A)に示す試験装置4と同様の試験装置4’を準備した。次いで、図5(B)に示すように、実施例7と同様、この試験装置4’の中に小型ファン44を設置し、ボックス41内の空気を循環させた。次いで、ボックス41内のほぼ中央部に、実施例7と同じ5個の検体45を吊り下げた。
ボックス41内の温度を20〜25℃に維持して、検体45から薬剤を揮散させた。試験開始から表6に示す所定期間経過時に、排気を停止した状態で、捕集孔46からボックス41内の空気を17L/分の速度で約1時間吸引した。吸引は、下記に示すシリカゲルトラップを用いて行った。シリカゲルトラップに捕集されたトランスフルトリンの定量分析を行った。
<シリカゲルトラップ>
15mmの内径および100mmの長さを有するガラス管の一方の端部に脱脂綿を挿入した。ガラス管の中に約1gのシリカゲル(ワコーゲルC−100、和光純薬工業(株)製)を充填した。その後、別の脱脂綿をガラス管に挿入して(すなわち、ガラス管の両端部を脱脂綿で栓をして)、シリカゲルトラップを得た。
シリカゲルトラップに捕集されたトランスフルトリンの定量分析を行い、得られた値から下記の式(IV)を用いて、ボックス41内のトランスフルトリンの気中濃度を求めた。同様の試験を2回行い、気中濃度の平均を求めた。結果を表6に示す。
気中濃度(μg/m3)=R×1000(L)/S (IV)
R:トランスフルトリンの定量値(μg)
S:積算流量計の空気吸引量(L)
(実施例9)
ボックス41内の温度を30〜35℃に維持した以外は、実施例8と同様の手順で、トランスフルトリンの気中濃度を求めた。同様の試験を2回行い、気中濃度の平均を求めた。結果を表6に示す。
Figure 0006774717
表6に示すように、実施例8(20〜25℃)では、試験期間中、ボックス41内のトランスフルトリンの気中濃度は、少なくとも86μg/m3であることがわかる。すなわち、検体1個あたり少なくとも17μg/m3(86μg/5個)であることがわかる。この検体を例えば12畳(約19.8m2、高さ2.4m)の居室で使用した場合、居室内での気中濃度は、約0.36μg/m3(17μg/47.52m3)となり、8畳(約13.2m2、高さ2.4m)の場合は、約0.54μg/m3(17μg/31.68m3)となる。トランスフルトリンなどの薬剤は、通常、温度が高いほど揮散しやすいため、試験温度が高い実施例9の方が、実施例8よりも気中濃度が高いことがわかる。
(実施例10:メトフルトリンの気中濃度の測定)
トランスフルトリンの代わりにメトフルトリンを200mgおよび流動パラフィンを400mg用いて、試験開始から表7に示す所定期間経過時に、ボックス41内の空気を17L/分の速度で約1時間吸引した以外は、実施例8と同様の手順でメトフルトリンの気中濃度を求めた。同様の試験を2回行い、気中濃度の平均を求めた。結果を表7に示す。
(実施例11)
ボックス41内の温度を30〜35℃に維持した以外は、実施例10と同様の手順で、メトフルトリンの気中濃度を求めた。同様の試験を2回行い、気中濃度の平均を求めた。結果を表7に示す。
Figure 0006774717
表7に示すように、実施例10(20〜25℃)では、試験期間中、ボックス41内のメトフルトリンの気中濃度は、少なくとも17μg/m3であることがわかる。すなわち、検体1個あたり少なくとも3.4μg/m3(17μg/5個)であることがわかる。この検体を例えば12畳の居室で使用した場合、居室内での気中濃度は、約0.07μg/m3(3.4μg/47.52m3)となり、8畳の場合は、約0.11μg/m3(3.4μg/31.68m3)となる。メトフルトリンなどの薬剤は、通常、温度が高いほど揮散しやすいため、試験温度が高い実施例11の方が、実施例10よりも気中濃度が高いことがわかる。
(実施例12:60日間の実地試験)
<処理区>
図6に示すように、1か所にドア52が設けられた8畳の居室51からなる試験室5を、ヒトスジシマカを含む蚊類が生息している自然環境下に設置した。居室51の高さは2.4mであり、ドア52の高さおよび幅は、それぞれ2.1mおよび0.85mであった。次いで、500mgのトランスフルトリンと250mgの流動パラフィンとの混合物を、担体に含浸させて検体53を得た。担体としては実施例1と同じ担体を用いた。
ドア52を全開にして、得られた検体53を居室51への出入口付近の上部に吊るした。次いで、出入口付近の外側にドライアイス54を誘引源として置いた。初日および60日後に、朝夕各3時間、ほぼ同時刻に居室51内に侵入した蚊類の頭数をカウントした。朝夕の合計頭数を処理区合計侵入数とした。
<無処理区>
検体53を用いなかった以外は、上記の処理区と同様の試験室を、試験室5の隣に設置した。上記の処理区と同様の手順で居室51内に侵入した蚊類の頭数をカウントした。朝夕の合計頭数を無処理区合計侵入数とした。
得られた処理区合計侵入数および無処理区合計侵入数から、上記の式(II)を用いて侵入阻害率を求めた。試験開始初日(使用開始時)の侵入阻害率は88%であった。一方、試験開始から60日後(使用終了時)の侵入阻害率は81%であった。このように、使用終了時においても侵入阻害率が80%を超えており、本開示の害虫防除材は、使用開始時から終了時まで高い侵入阻害率を維持しており、優れた侵入阻害効果を発揮することがわかる。
(実施例13:準自然環境下での侵入阻害試験)
<処理区>
実施例1で用いた試験区域1(図1)において、12畳の居室11の代わりに8畳の居室を設置した試験区域を準備した。居室以外の空間を居室外(図1の居室外12に相当)とする。この試験区域の高さは3.5mであり、居室の高さは2.4mであった。次いで、100mgのメトフルトリンと200mgの流動パラフィンとの混合物を、担体に含浸させて検体を得た。担体としては実施例1と同じ担体を用いた。
居室外に、ヒトスジシマカの雌成虫150頭を放ち、1時間馴化させた。その後、居室に試験者(図1の試験者14に相当)に入ってもらい、居室のほぼ中央部に立ってもらった。居室の入り口を10cm開けて開口部(図1の開口部15に相当)とした。得られた検体を、開口部の床から180cmの位置に吊るした。試験者を誘引源として、試験開始から30分後まで10分毎に、居室内に侵入したヒトスジシマカの頭数をカウントした。30分間に侵入した頭数を処理区合計侵入数とした。
<無処理区>
検体を用いなかった以外は、上記の処理区と同様の手順で居室内に侵入したヒトスジシマカの頭数をカウントした。30分間に侵入した頭数を無処理区合計侵入数とした。上記の式(II)を用いて侵入阻害率を求めた。同様の試験を2回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表8に示す。
(実施例14)
メトフルトリンの使用量を200mgおよび流動パラフィンの使用量を400mgに変更した以外は、実施例13と同様の手順で試験を行い、ヒトスジシマカの侵入阻害率を求めた。同様の試験を2回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表8に示す。
(比較例2)
メトフルトリンの使用量を50mgおよび流動パラフィンの使用量を100mgに変更した以外は、実施例13と同様の手順で試験を行い、ヒトスジシマカの侵入阻害率を求めた。同様の試験を2回行い、侵入阻害率の平均を求めた。結果を表8に示す。
Figure 0006774717
表8に示すように、メトフルトリンの使用量が100mgおよび200mgの場合は80%以上であった。したがって、担体にメトフルトリンが少なくとも100mg含浸されていれば、優れた侵入阻害効果を発揮することがわかる。
1 試験区域
11 居室空間
12 居室空間外
13 検体
14 試験者(誘引源)
15 開口部
2 試験室
21 居室
22 開口部
23 検体
24 ドライアイス(誘引源)
3 試験室
31 検体
32 試験ケージ
4、4’ 試験装置
41 ボックス(プラスチックボックス)
42 吸気孔
43 排気孔
44 小型ファン
45 検体
46 捕集孔
5 試験室
51 居室
52 ドア
53 検体
54 ドライアイス(誘引源)

Claims (5)

  1. 担体と、この担体に保持された常温揮散性のピレスロイド系化合物とを含み、
    下記の式(I)で示される量の常温揮散性のピレスロイド系化合物が、担体に少なくとも2mg/cm2の濃度で保持されており、
    常温揮散性のピレスロイド系化合物が、トランスフルトリン、メトフルトリンおよびプロフルトリンからなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする害虫防除材。
    保持量(mg)=100〜300mg+A×B (I)
    A:常温揮散性のピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)
    B:使用期間(120日以下
  2. 前記担体が、網目構造を有するシート状の担体である請求項1に記載の害虫防除材。
  3. 自然揮散用である請求項1または2に記載の害虫防除材。
  4. 下記の式(I)で示される量の常温揮散性のピレスロイド系化合物が、少なくとも2mg/cm2の濃度で保持された担体から、常温揮散性のピレスロイド系化合物を少なくとも0.05μg/m3の気中濃度となるように揮散させるピレスロイド系化合物の害虫防除効力維持方法であって、
    常温揮散性のピレスロイド系化合物が、トランスフルトリン、メトフルトリンおよびプロフルトリンからなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする害虫防除効力維持方法。
    保持量(mg)=100〜300mg+A×B (I)
    A:常温揮散性のピレスロイド系化合物の1日あたりの最大揮散量(mg/日)
    B:使用期間(120日以下
  5. 前記常温揮散性のピレスロイド系化合物を自然に揮散させる請求項4に記載の害虫防除効力維持方法。
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