JP6774007B2 - 画像読み取り装置及び記録装置 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、読み取り部としての読み取りユニットをガイド部としてのガイドシャフトに沿って走査して画像を読み取る画像読み取り装置が開示されている。
一方、読み取り部の回動を抑制するために該読み取り部のロック機構(固定機構)を形成すると、装置構成が複雑化し、装置の大型化や高コスト化を招く場合がある。
なお、「接触しないよう構成されている」とは、常に接触している状態ではなければ足りる意味であり、全く接触しないことまでは要求しない意味である。
<プリンターの全体構成について>
最初に、プリンター1の全体構成について概説する。
図1は、本発明に係るプリンターの外観斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターにおいて手差しカバーを開いた状態を表す外観斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおいて画像読み取り装置を開いた状態を示す斜視図である。図4は、本発明に係るプリンターの内部構成を示す断面図である。図5は、画像読み取り装置の斜視図である。
また、以下において、プリンター1において用紙が搬送されていく搬送方向(+Y方向側)を「下流」といい、これと反対の方向(−Y方向側)を「上流」という。
尚、画像読み取り装置3はその上部に開閉可能なカバー4(図1)を備えており、このカバー4が原稿台3a(図4、図5)を開閉する様に構成されている。またこのカバー4には原稿押さえマット(不図示)が設けられており、カバー4を閉じた際に、原稿台3aに載置された原稿が前記原稿押さえマットにより押圧され、その被読み取り面が原稿台3aに密着するようになっている。
本実施例のプリンター1は、下段側トレイ13、上段側トレイ14及び手差しトレイ7にセットされた用紙Pを記録機構部15による記録位置まで搬送し、さらに、記録がなされた用紙Pを排紙受けトレイ8に搬送する構成になっている。
続いて、画像読み取り装置3の概要構成について説明する。
上記のように、図5は、画像読み取り装置の斜視図である。
また、図6は、画像読み取り装置の平面図である。図7は、画像読み取り装置において原稿台を外した状態を示す斜視図である。図8は、読み取り部がホームポジションにある状態を示す平面図である。図9は、読み取り部がホームポジションから移動した状態を示す平面図である。
より具体的には、画像読み取り装置3は、第1の連結部35および第2の連結部36において、記録機構部15に対して回動可能に連結されている。第1の連結部35および第2の連結部36には、それぞれに回動軸35a、36a(図5)が設けられており、記録機構部本体2側に設けられる不図示の軸受けに回動軸35a、36aが軸支されて、記録機構部15の上部を開閉するように画像読み取り装置3が回動する。
すなわち、本実施例において画像読み取り装置3はフラットベッド型のスキャナーであり、原稿台3aの下側に、読み取り部37が原稿台3aに対して相対的に移動可能に設けられている。
読み取り部37は、その移動方向(X軸方向)において、原稿読み取り領域34の+X側の位置(図6において一点鎖線で示す読み取り部37の位置)から−X側の位置(図6において二点鎖線で示す読み取り部37の位置)まで移動する。したがって、符号38の点線で示す矩形領域が読み取り部37の移動領域38である。
ここで、図10は、読み取り部37の平面図である。また、図11は、読み取り部37の斜視図である。また、図12は、読み取り部37におけるセンサーキャリッジ41及びスライダー23の分解斜視図である。また、図13は、読み取り部37の一部を表す−X側から見た断面図である。また、図14は、読み取り部37の一部を表す+X側から見た断面図である。また、図15は、画像読み取り装置3の一部を表す斜視図である。また、図16は、読み取り部37のセンサーキャリッジ41の一部を表す斜視図である。また、図17は、読み取り部37のセンサーキャリッジ41の一部を表す平面図である。また、図18は、画像読み取り装置3の+Y側から見た断面図である。また、図19は、画像読み取り装置3の−Y側から見た断面図である。また、図20は、別の実施形態の読み取り部37の一部を表す−X側から見た断面図である。そして、図21は、参考例に係るプリンターの読み取り部137の一部を表す概略図である。
読み取りセンサー39は、不図示の光源と受光部を備え、原稿台3aに載置された原稿に光源から光を照射し、該原稿からの反射光を受光部で受光して原稿の情報を読み取る光学センサーであり、例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式或いはCIS(Contact Image Sensor)方式の光学センサーを用いることができる。
より具体的には、センサーキャリッジ41は、以下に詳述するベルト駆動による移動機構43(図7)により駆動され、ガイド部42に案内されてX軸方向にスライド移動する。すなわち、読み取り部37は、モーター44の動力によって移動するように構成されている。
なお、センサーキャリッジ41(読み取り部37)の移動機構43(図7)は、モーター44によって駆動される駆動プーリー45と、駆動プーリー45の回転に従動回転可能な複数の従動プーリーとしての第1従動プーリー46及び第2従動プーリー47と、これらのプーリーの間に係回される無端ベルト48を備えている。
また、読み取り部37を構成するスライダー23には、ガイド部42に対して移動可能に係合する係合部27に加えて、筐体40の底面40aに形成された溝部16a(図5、図7から図9、図15)に嵌合する突起部16bが形成されている(図10から図13、図15)。すなわち、本実施例の画像読み取り装置3は、溝部16aと突起部16bとからなり、副走査方向における読み取り部37の移動が可能な状態でガイド部42を基準に読み取り部37が回動方向Rに回動することを抑制する、回動抑制部16を備えている。このため、読み取り部37のロック機構を形成する必要が無いので、簡単な構成で、読み取り部37が回動することを抑制することができる構成になっている。
また、本実施例の回動抑制部16は、副走査方向に延設される溝部16aと該溝部16aに嵌合する突起部16bとで構成されているため、本実施例の画像読み取り装置3は、副走査方向に延設される溝部16aと該溝部16aに嵌合する突起部16bとからなる簡単な構成で、読み取り部37が回動することを抑制している。
なお、本実施例の画像読み取り装置3においては、回動抑制部16は副走査方向に延設される延設部と該延設部に嵌合する突起部とで形成されているが、このような構成に限定されず、例えば、副走査方向に延設される延設部と該延設部に度当てされる度当て部などで構成してもよい。
このような構成では、ロック機構116が複雑化するとともに、装置が大型化してしまう。
別の表現をすると、本実施例の画像読み取り装置3は、画像読み取り動作中において溝部16aと突起部16bとが接触しないよう構成されている。
本実施例の画像読み取り装置3のように、画像読み取り動作中において、延設部(溝部16a)と嵌合部(突起部16b)が、接触しないよう構成されていることで、画像読み取り動作中にこれら両者の接触に伴う摩擦力の上昇などに起因する読み取り動作の不良などを抑制できる。
なお、「接触しないよう構成されている」とは、常に接触している状態ではなければ足りる意味であり、全く接触しないことまでは要求しない意味である。
また、図13及び図14で表されるように、本実施例の画像読み取り装置3においては、凸状のガイド部42に凹状の係合部27を被せるようにガイド部と被ガイド部とを形成している。このため、読み取り部37が回動しようとしても側面部24a及び24bがガイド部42と接触することにより効果的に読み取り部37の回動を抑制できるように構成している。
しかしながら、本実施例の画像読み取り装置3では、回動抑制部16は、ガイド部42の位置よりも主走査方向における読み取り部37の重心Cの位置側に形成されている。このため、回動の基準位置(ガイド部42)を基準にして、装置の落下などにより、力が加わりやすい側で回動を抑制することができる構成になっている。したがって、読み取り部37が回動することを効果的に抑制することができる構成になっている。
しかしながら、突起部16cは、読み取り部37の移動範囲(移動領域38の全域)において副走査方向の全域に形成されることが好ましい。例えば、読み取り部37が待機位置(ホームポジション)にある場合などだけではなく、読み取り部37の移動範囲全域において、読み取り部37が回動することを抑制することができるためである。
このように、第1の方向から雄ネジ26a及び26bを孔部51a及び51bを通して雌ネジ57a及び57bにネジ止めした後、該第1の方向と交差する第2の方向から雄ネジ26cを孔部57cを通して雌ネジ51cにネジ止めすることで、スライダー23に対してセンサーキャリッジ41の配置がずれることを抑制できる。例えば、該第1の方向から固定することなく第2の方向からネジ止めしようとすると、ネジを回す方向に、スライダー23に対してセンサーキャリッジ41が回動してしまうためである。
4…カバー、5…操作パネル、6…手差しカバー、7…手差しトレイ、
8…排紙受けトレイ、9…カバー、13…下段側トレイ、14…上段側トレイ、
15…記録機構部、16…回動抑制部、16a…溝部(延設部)、
16b…突起部(嵌合部)、16c…突起部(延設部)、16d…溝部(嵌合部)、
22a…異音防止材、22b…異音防止材、23…スライダー、
24a、24b…側面部、26a、26b、26c…雄ネジ、
27…係合部(被ガイド部)、30…記録ヘッド(記録部)、
33a、33b、33c、33d…フレーム、34…原稿読み取り領域、
35…第1の連結部、36…第2の連結部、37…読み取り部、38…移動領域、
39…読み取りセンサー、40…筐体、40a…底面、41…センサーキャリッジ、
42…ガイド部、43…移動機構(移動部)、44…モーター(動力源)、
45…駆動プーリー、46…第1従動プーリー、47…第2従動プーリー、
48…無端ベルト、51a、51b…孔部、51c…雌ネジ、
52…フレキシブルフラットケーブル(ケーブル)、53…可動部、
57a、57b…雌ネジ、57c…孔部、58…固定部、
59a、59b…度当て凸部、65a、65b…度当て凹部、
66a、66b、66c…斜面部、103…画像読み取り装置、116…ロック機構、
116a…嵌め込み部材、116b…突状部材、137…読み取り部、C…重心、
P、P1、P2…用紙(媒体、被記録媒体)、S…隙間
Claims (7)
- 主走査方向に延設される読み取り部と、
前記主走査方向と垂直に交差する副走査方向に前記読み取り部を移動させる移動部と、
筐体に固定され、前記副走査方向における前記読み取り部の移動をガイドするガイド部と、
前記副走査方向における前記読み取り部の移動が可能な状態で前記ガイド部を基準に前記読み取り部が前記主走査方向及び前記副走査方向とともに垂直な方向を回動軸として回動することを抑制する回動抑制部と、
を備え、
前記回動抑制部は、前記主走査方向における前記ガイド部の位置とは異なる位置に形成され、前記筐体に固定され前記副走査方向に延設される溝部または突起部である延設部と、前記読み取り部に固定され該延設部に隙間を介して嵌合する嵌合部と、を有し、
前記延設部と前記嵌合部は、画像読み取り動作中において接触しないよう構成されていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 主走査方向に延設される読み取り部と、
前記主走査方向と垂直に交差する副走査方向に前記読み取り部を移動させる移動部と、
筐体に固定され、前記副走査方向における前記読み取り部の移動をガイドするガイド部と、
前記副走査方向における前記読み取り部の移動が可能な状態で前記ガイド部を基準に前記読み取り部が前記主走査方向及び前記副走査方向とともに垂直な方向を回動軸として回動することを抑制する回動抑制部と、
を備え、
前記回動抑制部は、
前記主走査方向における前記ガイド部の位置とは異なる位置に形成され、前記筐体に固定され前記副走査方向に延設される溝部または突起部である延設部と、前記読み取り部に固定され該延設部に隙間を介して嵌合する嵌合部と、を有し、
前記ガイド部の位置よりも前記主走査方向における前記読み取り部の重心の位置側に形成され、
前記主走査方向において、前記ガイド部の位置と前記読み取り部の重心の位置との間に形成されていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項2に記載の画像読み取り装置において、
前記延設部と前記嵌合部は、画像読み取り動作中において接触しないよう構成されていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記嵌合部は、前記読み取り部に形成される突起部であり、
前記延設部は、該突起部と対向する位置に形成される溝部であることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置において、
前記嵌合部は、前記読み取り部に形成される溝部であり、
前記延設部は、該溝部と対向する位置に形成される突起部であることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項5に記載の画像読み取り装置において、
前記突起部は、前記読み取り部の移動範囲において前記副走査方向の全域に形成されることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置と、
前記画像読み取り装置で読み取った画像を媒体に記録可能な記録部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
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JP2016115514A JP6774007B2 (ja) | 2016-06-09 | 2016-06-09 | 画像読み取り装置及び記録装置 |
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