JP6773873B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
例えば、スイッチング電源やインバータなどの回路には、スイッチング素子やダイオードなどの半導体素子が用いられる。これらの半導体素子には高耐圧及び低オン抵抗が求められる。そして、耐圧とオン抵抗の関係は、半導体材料で決まるトレードオフの関係がある。
技術開発の進歩により、半導体素子は、主な半導体材料であるシリコンの限界近くまで低オン抵抗が実現されている。耐圧を更に向上させたり、オン抵抗を更に低減させたりするには、半導体材料の変更が必要である。GaNやAlGaNなどのGaN系半導体や炭化珪素(SiC)などのワイドバンドギャップ半導体をスイッチング素子の半導体材料として用いることで、半導体材料で決まるトレードオフの関係を改善でき、高耐圧や低オン抵抗の実現が可能である。
特開2012−175018号公報
本発明が解決しようとする課題は、閾値変動が抑制された半導体装置を提供することにある。
実施形態の半導体装置は、第1の窒化物半導体層と、第1の窒化物半導体層上に設けられたソース電極と、第1の窒化物半導体層上に設けられたドレイン電極と、ソース電極とドレイン電極の間に設けられたゲート電極と、第1の窒化物半導体層上の、ソース電極とゲート電極の間及びゲート電極とドレイン電極の間に設けられ、水素拡散係数がシリコン酸化膜の水素拡散係数より低く、シリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含む第1の膜と、第1の膜上に設けられた第2の膜と、を備える。
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の作用効果を説明する図である。 第1の実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。 第1の実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。 第2の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第3の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第4の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第5の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第6の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第7の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第8の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第9の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第10の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第11の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第11の実施形態の第1の変形例の半導体装置の模式断面図である。 第11の実施形態の第2の変形例の半導体装置の模式断面図である。 第12の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第13の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第14の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第15の実施形態の半導体装置の模式断面図である。 第16の実施形態の半導体装置の模式断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
本明細書中、同一又は類似する部材については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本明細書中、「GaN系半導体」とは、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニウム)、InN(窒化インジウム)及びそれらの中間組成を備える半導体の総称である。
本明細書中、「アンドープ」とは、不純物濃度が1×1017cm−3以下であることを意味する。
本明細書中、部品等の位置関係を示すために、図面の上方向を「上」、図面の下方向を「下」と記述する。本明細書中、「上」、「下」の概念は、必ずしも重力の向きとの関係を示す用語ではない。
(第1の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、第1の窒化物半導体層と、第1の窒化物半導体層上に設けられたソース電極と、第1の窒化物半導体層上に設けられたドレイン電極と、ソース電極とドレイン電極の間に設けられたゲート電極と、第1の窒化物半導体層上の、ソース電極とゲート電極の間及びゲート電極とドレイン電極の間に設けられ、水素拡散係数はシリコン酸化膜より低い第1の膜と、第1の膜上に設けられた第2の膜と、を備える。
図1は、本実施形態の半導体装置の模式断面図である。本実施形態の半導体装置は、GaN系半導体を用いたHEMT(High Electron Mobility Transistor)である。
半導体装置100は、基板10と、第3の半導体層12と、第1の窒化物半導体層14と、第1の膜20と、第2の膜22と、第1の窒化膜24と、第1の酸化膜30と、ソース電極40と、ゲート電極50と、ドレイン電極60と、を備える。
基板10は、例えばシリコン(Si)基板、炭化珪素(SiC)基板又はサファイヤ(Al)基板が好ましく用いられる。
第1の窒化物半導体層14は、基板10上に設けられている。第1の窒化物半導体層14は、第1の半導体層14aと、第1の半導体層14a上に設けられ第1の半導体層14aよりバンドギャップの大きい第2の半導体層14bと、を有することが、移動度の高いHEMT構造のトランジスタとなるため好ましい。第1の半導体層14aは、たとえば、アンドープのAlGa1−XN(0≦X<1)である。より具体的には、例えば、アンドープのGaNである。第1の半導体層14aの膜厚は、例えば、0.5μm以上3μm以下である。第2の半導体層14bは、たとえば、アンドープのAlGa1−YN(0<Y≦1、X<Y)である。より具体的には、たとえば、アンドープのAl0.2Ga0.8Nである。第2の半導体層14bの膜厚は、例えば、15nm以上50nm以下である。
第1の半導体層14aと第2の半導体層14bの間にはヘテロ接合界面が形成される。半導体装置100のオン動作時は、ヘテロ接合界面に2次元電子ガス(2DEG)が形成されキャリアとなる。
第3の半導体層12は、基板10と第1の窒化物半導体層14の間に設けられていることが好ましい。第3の半導体層12はバッファ層であり、基板10と第1の窒化物半導体層14の間の格子不整合を緩和する機能を備える。第3の半導体層12は、例えば窒化アルミニウムガリウム(AlGa1−WN(0<W<1))の多層構造を有する。
ソース電極40とドレイン電極60は、第1の窒化物半導体層14上に設けられている。ゲート電極50は、第1の窒化物半導体層14上の、ソース電極40とドレイン電極60の間に設けられている。ソース電極40とゲート電極50とドレイン電極60は、例えばチタン(Ti)とアルミニウム(Al)の積層構造またはニッケル(Ni)と金(Au)の積層構造を有する金属電極である。ソース電極40及びドレイン電極60と、第1の窒化物半導体層14又は第2の半導体層14bは、オーミック接合されていることが好ましい。ソース電極40とドレイン電極60の距離は、例えば5μm以上30μm以下である。
第1の窒化物半導体層14は、例えば、第1の半導体層14a上及び第2の半導体層14b上に設けられ、第1の半導体層14a内に設けられた底部16aと側面16bを有する溝16を有する。ゲート電極50は、例えば溝16内に設けられた第1の電極部51aと、第2の半導体層14b上に設けられ第1の電極部と電気的に接続された第2の電極部51bを有する。これにより、半導体装置100はノーマリーオフのHEMTとなる。
第1の膜20は、第1の窒化物半導体層上の、ソース電極40とゲート電極50の間及びゲート電極50とドレイン電極60の間に設けられている。第1の膜の水素拡散係数は、シリコン酸化膜の水素拡散係数より低い。シリコン酸化膜は、例えばSiOである。
第1の膜20は、例えばシリコン(Si)とアルミニウム(Al)と酸素(O)と窒素(N)を含むSiAlONである。これにより、シリコン酸化膜より低い水素拡散係数を有する膜を実現することができる。
また、第1の膜20は、例えば水素吸蔵合金を含む。これにより、シリコン酸化膜より低い水素拡散係数を有する膜を実現することができる。
第1の膜20の水素拡散係数とシリコン酸化膜の水素拡散係数の測定は、例えば電気化学的に水素を放出させて、水素の放出速度に対応する電流の時間積分を行う等、公知の方法により測定することができる。
水素吸蔵合金の第1の例として、化学式ABで表される水素吸蔵合金が挙げられる。ここで、サイトAはチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)より選択される1つの元素を表し、サイトBはマンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、バナジウム(V)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、スカンジウム(Sc)、バナジウム(V)、コバルト(Co)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)から選択される少なくとも1つの元素を表す。
水素吸蔵合金の第2の例として、化学式ABで表される水素吸蔵合金が挙げられる。この水素吸蔵合金は、水素化物を作るAと水素化物を作らない金属元素Bを組み合わせたものであって、サイトAはイットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)の群から選択される少なくとも1つの元素を表し、サイトBはニッケル(Ni)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)の元素を表す。水素吸蔵合金の第2の例は、例えばLaNi又はReNiである。
水素吸蔵合金の第3の例として、バナジウム(V)をベースとした体心立方晶の水素吸蔵合金が挙げられる。
水素吸蔵合金の第4の例として、MgNi等のマグネシウム(Mg)を含む水素吸蔵合金が挙げられる。
水素吸蔵合金の第5の例として、カルシウム(Ca)と、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、マンガン(Mn)、ジルコニウム(Zr)、スカンジウム(Sc)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)から選択される少なくとも1つの元素を含む水素吸蔵合金が挙げられる。
水素吸蔵合金の第6の例として、パラジウム(Pd)、白金(Pt)から選択される少なくとも1つの元素を含む水素吸蔵合金が挙げられる。
第2の膜22は、第1の膜20上に設けられている。第2の膜22は層間絶縁膜であり、例えばSiO等のシリコン酸化物又はSiN等のシリコン窒化物を含む。
第1の酸化膜30は、第1の膜20と第2の膜22の間及び溝16内の第2の半導体層14bと第1の電極部51aの間及び溝16内の第1の半導体層14aと第1の電極部51aの間に設けられている。第1の酸化膜30はゲート絶縁膜である。第1の酸化膜30の膜厚は、例えば10nm以上100nm以下である。第1の酸化膜30は、例えばSiO等のシリコン酸化物又はAl等のアルミニウム酸化物を含む。
第1の窒化膜24は、第1の膜20と第1の酸化膜30の間及び溝16内の第2の半導体層14bと第1の酸化膜30の間及び溝16内の第1の半導体層14aと第1の酸化膜30の間に設けられていることが好ましい。第1の窒化膜24は、第1の窒化物半導体層14の表面にガリウム酸化物(GaOx)が形成され界面準位密度が増加することにより、電流コラプス等のため半導体装置100の信頼性が低下することを抑制する。第1の窒化膜24は、例えばSiN等のシリコン窒化物やAlN等のアルミニウム窒化物を含む。
第1の窒化膜24の膜厚は、バルクとしての性質を有しないようにするため、第1の酸化膜30の膜厚より小さく、0.2nm以上2nm未満であることが好ましい。
第1の窒化膜24の等価酸化膜厚と第1の酸化膜30の等価酸化膜厚の和は、半導体装置100を電圧10Vで駆動する場合に好ましい20nm以上であり、かつ半導体装置100を電圧20Vで駆動する場合に好ましい100nm以下であることが好ましい。
第1の窒化膜24は単結晶の窒化アルミニウムAlNを含むことが、第1の窒化物半導体層14と第1の窒化膜24の界面に電子のトラップが形成されにくくなることにより、良好な特性の半導体装置100を得ることができるため、好ましい。単結晶のAlNは、MOCVD(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy:有機金属気相成長法)により好ましく形成することが可能である。また、形成されたAlNが単結晶であるか否かは、分光エリプソメトリや、XRD(X−Ray Diffraction:X線回折)や、TEM(Transmission Electron Microsope:透過型電子顕微鏡)により半導体装置100の断面写真を用いてAlNの格子像を観察すること等により評価することが出来る。
次に本実施形態の半導体装置100の作用効果を説明する。図2は、本実施形態の半導体装置100の作用効果を説明する図である。
図2(a)は、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法により第2の膜22であるSiNを形成した半導体装置と、ECR(Electron Cyclotron Resonance:電子サイクロトロン共鳴)プラズマを用いたスパッタ法により第2の膜22であるSiNを形成した半導体装置で、第2の膜22中の水素濃度と閾値電圧の関係を示した図である。なお、いずれの半導体装置においても、第1の膜20は設けられていない。
PECVD法により形成されたSiN中の水素濃度は1×1022cm−3より大きい。PECVD法により形成されたSiNを用いた半導体装置100における閾値電圧の平均は、0.5V程度である。これに対して、ECRプラズマを用いたスパッタ法により形成されたSiN中の水素濃度は1×1021cm−3より小さい。PECVD法により形成されたSiNを用いた半導体装置100における閾値電圧の平均は0.8V程度で、PECVD法により形成されたSiNを用いた半導体装置100の閾値より大きい。
図2(b)は、第2の膜22中における水素濃度と閾値電圧の関係を示したグラフである。なおここでの第2の膜22は、シリコン酸化膜又は窒化シリコン膜である。いずれのゲート長を有する半導体装置においても、閾値電圧は水素濃度増加と共に低下する。特に水素濃度が1022cm−3以上の第2の膜22を用いた半導体装置における閾値電圧の低下は大きい。
図2(c)は、モデル膜の表面に何も膜を成膜しなかった膜(なし)、SiOを成膜した膜(SiO)、AlOを成膜した膜(AlO)、SiNを成膜した膜(SiN)及びSiNとAlOとSiOを成膜した膜(SiN/AlO/SiO)の、窒化物半導体層が有する単位面積あたりの重水素量を示したものである。SiNとAlOとSiOを成膜した膜における重水素量は、他の膜より大幅に小さくなっている。SiNとAlOとSiOを成膜することにより、水素拡散係数が小さいSiAlONが形成されているものである。なお、図2(c)は重水素を用いて得られた結果であるが、水素についても同様の結果が得られると考えられる。
図2(d)は、Si基板上にSiO、InGaZnO、SiO、AlO及びSiNを順に成膜した膜について、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometory:2次イオン質量分析法)により膜の深さ方向における重水素濃度を測定した結果である。SiNとAlOが成膜された部分では重水素濃度が高いが、AlOとInGaZnOの間に設けられたSiOの部分においては重水素濃度が低い。この結果は、SiNとAlOが成膜された部分でSiAlONが形成されて重水素のSi基板への拡散を抑制していることを示している。なお、図2(d)は重水素を用いて得られた結果であるが、水素についても同様の結果が得られると考えられる。
上述のとおり、水素濃度が1022cm−3以上の第2の膜22を用いた半導体装置に対して、SiとAlとOとNを含む膜等の水素拡散係数が小さい膜を第1の膜20として用いることにより、閾値変動を抑制することが可能になる。層間絶縁膜として一般的に用いられるシリコン酸化膜より水素拡散係数が小さい膜であれば、第1の膜20として好ましく用いることができる。
水素吸蔵合金は水素を合金内に吸蔵することができるため水素拡散係数が低い。よって水素吸蔵合金は第1の膜20として好ましく用いることができる。
次に、本実施形態の半導体装置100の製造方法を説明する。図3ないし図7は、本実施形態の半導体装置の製造方法において、製造途中の半導体装置の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置100の製造方法は、基板10上にエピタキシャル成長法により第3の半導体層12を形成し、第3の半導体層12上にエピタキシャル成長法により第1の半導体層14aを形成し、第1の半導体層14a上にエピタキシャル成長法により第2の半導体層14bを形成し、第2の半導体層14b上に水素拡散係数はシリコン酸化膜より低い第1の膜20を形成し、第1の膜20上(第1の半導体層14a上及び第2の半導体層14b上)に、底部を第1の半導体層内に有する溝16を形成し、第1の膜20上及び溝の底部16a上及び溝の側面16bに接して第1の窒化膜24を形成し、第1の窒化膜24上に第1の酸化膜30を形成し、第2の半導体層14b上にソース電極40を形成し、第2の半導体層14b上にドレイン電極60を形成し、第1の半導体層14a上及び第2の半導体層14b上に設けられた溝上及び第2の半導体層14b上にゲート電極50を形成し、ソース電極40上及び第1の酸化膜30上及びゲート電極50上及びドレイン電極60上に水素濃度は1022cm−3以上である第2の膜22を形成する。
まず、図3に示すように、基板10上にエピタキシャル成長法により第3の半導体層12を形成する。
次に、図4に示すように、第3の半導体層12上にエピタキシャル成長法により第1の半導体層14aを形成し、第1の半導体層14a上にエピタキシャル成長法により第2の半導体層14bを形成する。
次に、図5に示すように、第2の半導体層14b上に、第1の膜20を形成する。ここで第1の膜20がSiとAlとOとNを含む膜である場合は、Oガス及びNガス雰囲気中でSiとAlを例えばスパッタリングして第2の半導体層14b上に第1の膜20を形成することが出来る。また、第1の膜20が水素吸蔵合金である場合は、例えば形成の対象である水素吸蔵合金の元素比を有する合金ターゲットを用いたスパッタリング法により第1の膜20を形成することが出来る。
次に、図6に示すように、第1の膜20上(第1の半導体層14a上及び第2の半導体層14b上)に、底部を第1の半導体層内に有する溝16を形成する。
次に、図7に示すように、第1の膜20上及び溝の底部16a上及び溝の側面16bに接して第1の窒化膜24を形成し、第1の窒化膜24上に第1の酸化膜30を形成する。
次に、第2の半導体層14b上にソース電極40を形成し、第2の半導体層14b上にドレイン電極60を形成し、第1の半導体層14a上及び第2の半導体層14b上に設けられた溝上及び第2の半導体層14b上にゲート電極50を形成し、ソース電極40上及び第1の酸化膜30上及びゲート電極50上及びドレイン電極60上に水素濃度は1022cm−3以上である第2の膜22を例えばスパッタ法により形成することにより、半導体装置100を得る。
以上のように、本実施形態の半導体装置100によれば、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第2の実施形態)
本実施形態の半導体装置200は、第2の半導体層14bと第1の膜20の間に第2の窒化膜26が設けられており、また、第1の膜20と第1の窒化膜24の間に第2の酸化膜32が設けられている点で、第1の実施形態の半導体装置100と異なっている。ここで、第1の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図8は、本実施形態の半導体装置200の模式断面図である。
図8に示した半導体装置200においては、第2の半導体層14b上に第2の窒化膜26を形成し、第2の窒化膜26上に第2の酸化膜32を形成し、熱処理により第2の窒化膜26と第2の酸化膜32を反応させて、第2の窒化膜26と第2の酸化膜32の間にシリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含むSiAlON等の第1の膜20を形成する。第2の窒化膜26がSiN等を含む窒化シリコン膜である場合には、第2の酸化膜32はAl等を含むアルミニウム酸化膜であることが好ましい。また、第2の窒化膜26がAlN等を含む窒化アルミニウム膜である場合には、第2の酸化膜32はSiO等を含むシリコン酸化膜であることが好ましい。なお、熱処理の反応の仕方によっては、第2の窒化膜26と第2の酸化膜32のいずれか一方又は両方が消失している場合がある。
本実施形態の半導体装置200においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第3の実施形態)
本実施形態の半導体装置300は、第1の膜20は第1の酸化膜30上に設けられている点で、第1の実施形態及び第2の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1の実施形態及び第2の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図9は、本実施形態の半導体装置300の模式断面図である。本実施形態の半導体装置300においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第4の実施形態)
本実施形態の半導体装置400は、第2の窒化膜26が第1の膜上20上に設けられている点で、第3の実施形態の半導体装置300と異なっている。ここで、第1乃至第3の実施形態の半導体装置と重複する内容については、記載を省略する。
図10は、本実施形態の半導体装置400の模式断面図である。
図10に示した半導体装置400においては、第1の酸化膜30と第2の窒化膜26を
熱処理により反応させ、第1の酸化膜30と第2の窒化膜26の間にシリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含むSiAlON等の第1の膜20を形成する。第2の窒化膜26がSiN等を含む窒化シリコン膜である場合には、第1の酸化膜30はAl等を含むアルミニウム酸化膜であることが好ましい。また、第2の窒化膜26がAlN等を含む窒化アルミニウム膜である場合には、第1の酸化膜30はSiO等を含むシリコン酸化膜であることが好ましい。なお、熱処理の反応の仕方によっては、第2の窒化膜26が消失している場合がある。
本実施形態の半導体装置400においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第5の実施形態)
本実施形態の半導体装置500は、第1の膜20が第2の半導体層14b上及び溝16内の第2の半導体層14bと第1の電極部51aの間及び溝16内の第1の半導体層14aと第1の電極部51aの間に設けられており、第1の窒化膜24が第2の半導体層14bと第1の膜20の間及び溝16内の第2の半導体層14bと第1の膜の間及び溝16内の第1の半導体層14aと第1の膜20の間に設けられている点で、第1乃至第4の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで第1乃至第4の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図11は、本実施形態の半導体装置500の模式断面図である。本実施形態の半導体装置500においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第6の実施形態)
本実施形態の半導体装置600は、第1の窒化膜24と第1の膜20の間に第2の窒化膜26が設けられている点で、第5の実施形態の半導体装置500と異なっている。ここで、第1乃至第5の実施形態の半導体装置と重複する内容については、記載を省略する。
図12は、本実施形態の半導体装置600の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置600においては、第1の酸化膜30と第2の窒化膜26を熱処理により反応させ、第1の酸化膜30と第2の窒化膜26の間にシリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含むSiAlON等の第1の膜20を形成する。なお、熱処理の反応の仕方によっては、第2の窒化膜26が消失している場合がある。
本実施形態の半導体装置600においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第7の実施形態)
本実施形態の半導体装置700は、第1の膜20と第1の酸化膜30の間に第2の酸化膜32がさらに設けられている点で、第5の実施形態の半導体装置500と異なっている。ここで、第1乃至第6の実施形態の半導体装置と重複する内容については、記載を省略する。
図13は、本実施形態の半導体装置700の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置700においては、熱処理により第1の窒化膜24と第2の酸化膜32を反応させて、第1の窒化膜24と第2の酸化膜32の間にシリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含むSiAlON等の第1の膜20を形成する。第1の窒化膜24はSiN等を含む窒化シリコン膜であること、及び第2の酸化膜32はAl等を含むアルミニウム酸化膜であることが好ましい。なお、熱処理の反応の仕方によっては、第2の酸化膜32は消失している場合がある。
本実施形態の半導体装置700においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第8の実施形態)
本実施形態の半導体装置800は、第1の窒化膜24と第1の膜20の間に設けられた第2の酸化膜32と、第1の膜20と第1の酸化膜30の間に設けられた第2の窒化膜26と、をさらに備える点で、第5の実施形態の半導体装置500と異なっている。ここで、第1乃至第7の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図14は、本実施形態の半導体装置800の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置800においては、熱処理により第2の酸化膜32と第2の窒化膜26が反応し、第2の酸化膜32と第2の窒化膜26の間に第1の膜20が形成される。第2の酸化膜32はAl等を含むアルミニウム酸化膜、第2の窒化膜26はSiN等を含む窒化シリコン膜であることが好ましい。なお、熱処理の程度によっては、第2の酸化膜32及び第2の窒化膜26は消失している可能性がある。
本実施形態の半導体装置800においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第9の実施形態)
本実施形態の半導体装置900は、第1の窒化膜24と第1の膜20の間に設けられた第2の窒化膜26と、第1の酸化膜30と第1の膜20の間に設けられた第2の酸化膜32をさらに備える点で、第5の実施形態の半導体装置500と異なっている。ここで、第1乃至第8の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図15は、本実施形態の半導体装置900の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置900においては、熱処理により第2の窒化膜26と第2の酸化膜32が反応し、第2の窒化膜26と第2の酸化膜32の間に第1の膜20が形成される。第2の窒化膜はSiN等を含む窒化シリコン膜、第2の酸化膜32はAl等を含むアルミニウム酸化膜であることが好ましい。なお、熱処理の程度によっては、第2の窒化膜26及び第2の酸化膜32は消失している可能性がある。
本実施形態の半導体装置900においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第10の実施形態)
本実施形態の半導体装置1000は、第1の膜20と第2の膜22の間に設けられた第2の窒化膜26をさらに備え、第1の酸化膜30が第2の半導体層14bと第1の膜20の間及び溝16内の第1の半導体層14aと第1の膜20の間に設けられる点で、第5の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1乃至第9の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図16は、本実施形態の半導体装置1000の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置1000においては、熱処理により第1の酸化膜30と第2の窒化膜26が反応し、第1の酸化膜30と第2の窒化膜26の間に第1の膜20が形成される。第1の酸化膜30がSiO等を含むシリコン酸化膜である場合は第2の窒化膜26はAlN等を含む窒化アルミニウム膜、また第1の酸化膜30がAl等を含むアルミニウム酸化膜である場合は第2の窒化膜26はSiN等を含む窒化シリコン膜であることが好ましい。なお、熱処理の程度によっては、第2の窒化膜26は消失している可能性がある。
本実施形態の半導体装置1000においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第11の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、第1の窒化物半導体層14と、第1の窒化物半導体層14上に設けられたソース電極40と、第1の窒化物半導体層14上に設けられたドレイン電極60と、ソース電極40とドレイン電極60の間に設けられたゲート電極50と、第1の窒化物半導体層14上の、ソース電極40とゲート電極50の間及びゲート電極50とドレイン電極60の間及びゲート電極50上に設けられ、水素拡散係数はシリコン酸化膜より低い第1の膜20と、第1の膜20上に設けられ、水素濃度は1022cm−3以上である第2の膜と、を備える。ここで、第1乃至第10の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図17は、本実施形態の半導体装置1100の模式断面図であ
本実施形態の半導体装置1100においては、ゲート電極50上にも第1の膜20が設けられているため、第2の膜22に含まれる水素が第1の窒化物半導体層14に入ることを抑制することができる。
図18は、本実施形態の半導体装置1100の第1の変形例の模式断面図である。図18(a)においては、第1の膜20は、第1の酸化膜30及びゲート電極50と接して設けられている。図18(b)においては、第1の膜20は、ゲートフィールドプレート電極52とソースフィールドプレート電極42の間に設けられている。図18(c)においては、第1の膜20は、ソースフィールドプレート電極42の上にソースフィールドプレート電極42と接して、設けられている。図18(d)においては、第1の膜20は、ソースフィールドプレート電極42の上に設けられた第2の膜22の上に設けられている。図18(a)に示した半導体装置1100においては、第1の酸化膜30及びゲート電極50と第1の膜20の間に第2の膜22が設けられていない。そのため、第2の膜22に含まれる水素の第1の窒化物半導体層14への供給は、図18に示した半導体装置1100の中で最も抑制される。そのため、図18(a)の半導体装置1100が最も好ましく用いられる。
図19は、本実施形態の半導体装置1100の第2の変形例の模式断面図である。この半導体装置1100は、溝16を有しないノーマリーオンのMOSFETである。
は第1の窒化物半導体層14に入ってエネルギー準位をつくり、第1の窒化物半導体層の半導体をn型化する。これにより、2次元電子ガス(2DEG)以外のリーク電流が発生するという問題がある。第1の膜20を設けることにより、リーク電流の発生を抑制することが可能になる。
本実施形態の半導体装置1100においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第12の実施形態)
本実施形態の半導体装置1200は、第1の酸化膜30と第1の膜20の間に設けられた第2の窒化膜26と、第1の膜20と第2の膜22の間に設けられた第2の酸化膜32と、をさらに備える点で、第11の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1乃至第11の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図20は、本実施形態の半導体装置1200の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置1200においては、熱処理により第2の窒化膜26と第2の酸化膜32が反応し、第2の窒化膜26と第2の酸化膜32の間に第1の膜20が形成される。第2の窒化膜がSiNを含む窒化シリコン膜である場合は第2の酸化膜はAlを含む酸化アルミニウム膜、また第2の窒化膜26がAlNを含む窒化アルミニウム膜である場合は第2の酸化膜32はSiOを含む酸化アルミニウム膜であることが好ましい。なお、熱処理の程度によっては、第2の窒化膜26又は第2の酸化膜32は消失している可能性がある。
本実施形態の半導体装置1200においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第13の実施形態)
本実施形態の半導体装置1300は、第1の酸化膜30と第1の膜20の間に設けられた第2の酸化膜32と、第1の膜20と第2の膜22の間に設けられた第2の窒化膜26と、をさらに備える点で、第11の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1乃至第12の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図21は、本実施形態の半導体装置1300の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置1300においては、熱処理により第2の酸化膜32と第2の窒化膜26が反応し、第2の酸化膜32と第2の窒化膜26の間に第1の膜が形成される。
本実施形態の半導体装置1300においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
(第14の実施形態)
本実施形態の半導体装置1400は、第1の窒化物半導体層14と、第1の窒化物半導体層14上に設けられたソース電極40と、第1の窒化物半導体層14上に設けられたドレイン電極60と、ソース電極40とドレイン電極60の間に設けられたゲート電極50と、第1の窒化物半導体層14とゲート電極50の間に設けられたp型の第2の窒化物半導体層18と、第1の窒化物半導体層14上の、ソース電極40とゲート電極50の間及びゲート電極50とドレイン電極60の間及びゲート電極50上に設けられ、水素拡散係数はシリコン酸化膜より低い第1の膜と、第1の膜上に設けられ、水素濃度は1022cm−3以上である第2の膜22と、を備える。ここで、第1乃至第13の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図22は、本実施形態の半導体装置1400の模式断面図である。本実施形態の半導体装置1400は、JFET(Junction Field Effect Transistor)である。
窒化物半導体のp型不純物には、例えばマグネシウム(Mg)又は炭素(C)が用いられる。マグネシウム及び炭素は水素と結合しやすい。この場合に、水素と結合したマグネシウムと炭素はドーパントとして機能せず活性化率が低下してしまうという問題がある。
本実施形態の半導体装置1400においては、第1の膜20が設けられているため、第2の膜22の中の水素が第1の窒化物半導体層14に入ることが発生しにくい。そのため、p型不純物として注入されたマグネシウム及び炭素の活性化率を高くすることができる。
本実施形態の半導体装置1400においては、閾値変動が抑制され、不純物の活性化率の高い半導体装置の提供が可能となる。
(第15の実施形態)
本実施形態の半導体装置1500は、第1の窒化膜24と第1の膜20の間に設けられた第2の窒化膜26と、第1の膜20と第2の膜22の間に設けられた第2の酸化膜32と、をさらに備える点で、第13の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1乃至第13の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図23は、本実施形態の半導体装置1500の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置1500においては、熱処理により第2の窒化膜26と第2の酸化膜32が反応し、第2の窒化膜26と第2の酸化膜32の間に第1の膜20が形成される。第2の窒化膜がSiNを含む窒化シリコン膜である場合は第2の酸化膜はAlを含む酸化アルミニウム膜、また第2の窒化膜26がAlNを含む窒化アルミニウム膜である場合は第2の酸化膜32はSiOを含む酸化アルミニウム膜であることが好ましい。なお、熱処理の程度によっては、第2の窒化膜26又は第2の酸化膜32は消失している可能性がある。
本実施形態の半導体装置1500においては、閾値変動が抑制され、不純物の活性化率の高い半導体装置の提供が可能となる。
(第16の実施形態)
本実施形態の半導体装置1600は、第1の窒化膜24と第1の膜20の間に設けられた第2の酸化膜32と、第1の膜20と第2の膜22の間に設けられた第2の窒化膜26と、をさらに備える点で、第14の実施形態の半導体装置と異なっている。ここで、第1乃至第15の実施形態と重複する内容については、記載を省略する。
図24は、本実施形態の半導体装置1600の模式断面図である。
本実施形態の半導体装置1600においては、熱処理により第2の酸化膜32と第2の窒化膜26が反応し、第2の酸化膜32と第2の窒化膜26の間に第1の膜が形成される。
本実施形態の半導体装置1600においても、閾値変動が抑制された半導体装置の提供が可能になる。
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態及び実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 基板
12 第3の半導体層(バッファ層)
14 第1の窒化物半導体層
14a 第1の半導体層
14b 第2の半導体層
16 溝
16a 溝の底部
16b 溝の側面
18 第2の窒化物半導体層(JFET)
20 第1の膜(水素透過抑制膜)
22 第2の膜(層間絶縁膜)
24 第1の窒化膜
26 第2の窒化膜
30 第1の酸化膜(ゲート絶縁膜)
32 第2の酸化膜
40 ソース電極
42 ソースフィールドプレート電極
50 ゲート電極
51a 第1の電極部
51b 第2の電極部
52 ゲートフィールドプレート電極
60 ドレイン電極
100 半導体装置
200 半導体装置
300 半導体装置
400 半導体装置
500 半導体装置
600 半導体装置
800 半導体装置
900 半導体装置
1000 半導体装置
1100 半導体装置
1200 半導体装置
1300 半導体装置
1400 半導体装置
1500 半導体装置
1600 半導体装置

Claims (10)

  1. 第1の窒化物半導体層と、
    前記第1の窒化物半導体層上に設けられたソース電極と、
    前記第1の窒化物半導体層上に設けられたドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極の間に設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極上に設けられ、シリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含む第1の膜と、
    前記ゲート電極と前記第1の膜の間に設けられた第2の膜と、
    前記第1の膜上に設けられた第3の膜と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記第1の膜は、シリコンとアルミニウムと酸素と窒素の混ざった単一の層である請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1の膜は、前記第1の窒化物半導体層上、前記ソース電極上及び前記ドレイン電極上にさらに設けられ、
    前記第2の膜は、前記第1の膜と、前記第1の窒化物半導体層、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の間に設けられている、
    請求項1又は請求項2記載の半導体装置。
  4. 第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に設けられ前記第1の半導体層よりバンドギャップの大きい第2の半導体層と、を有する第1の窒化物半導体層と、
    前記第2の半導体層上に設けられたソース電極と、
    前記第2の半導体層上に設けられたドレイン電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の前記第2の半導体層上に設けられたゲート電極と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極の間の前記第2の半導体層上に設けられた第2の窒化膜と、
    前記第2の窒化膜上に設けられ、シリコンとアルミニウムと酸素と窒素を含む第1の膜と、
    前記第1の膜上に設けられた第2の酸化膜と、
    前記第2の酸化膜上に設けられた第1の窒化膜と、
    を備える半導体装置。
  5. 前記第1の膜は、シリコンとアルミニウムと酸素と窒素の混ざった単一の層である請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記ゲート電極上及び前記第1の窒化膜上に設けられた第2の膜をさらに備える請求項4又は請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記第2の膜はシリコン窒化物を含む請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記第2の窒化膜、前記第1の膜、前記第2の酸化膜は、前記第2の半導体層と前記ゲート電極の間に設けられている請求項4乃至請求項7いずれか一項記載の半導体装置。
  9. 前記第1の窒化膜は前記第2の半導体層と前記ゲート電極の間に設けられている請求項4乃至請求項8いずれか一項記載の半導体装置。
  10. 前記第2の窒化膜がシリコン窒化物を含む場合には、前記第2の酸化膜はアルミニウム酸化物を含み、
    前記第2の窒化膜がアルミニウム窒化物を含む場合には、前記第2の酸化膜はシリコン酸化物を含み、
    前記第1の窒化膜はシリコン窒化物又はアルミニウム窒化物を含む、
    請求項4乃至請求項9いずれか一項記載の半導体装置。
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