JP6773417B2 - 電池モジュール - Google Patents

電池モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6773417B2
JP6773417B2 JP2016006482A JP2016006482A JP6773417B2 JP 6773417 B2 JP6773417 B2 JP 6773417B2 JP 2016006482 A JP2016006482 A JP 2016006482A JP 2016006482 A JP2016006482 A JP 2016006482A JP 6773417 B2 JP6773417 B2 JP 6773417B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
heat radiating
wall
portions
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016006482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017126532A (ja
Inventor
辰己 松尾
辰己 松尾
敏徳 内田
敏徳 内田
山本 博史
博史 山本
関野 正宏
正宏 関野
小杉 伸一郎
伸一郎 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016006482A priority Critical patent/JP6773417B2/ja
Publication of JP2017126532A publication Critical patent/JP2017126532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6773417B2 publication Critical patent/JP6773417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明の実施形態は、電池モジュールに関する。
従来、複数の電池セルと、電池セルのそれぞれと熱的に接続された放熱部材と、放熱部材を露出させる開口部が設けられた壁部を有し、電池セルを収容した筐体と、を備えた電池モジュール、が知られている。
特開2015−125930号公報
この種の電池モジュールでは、例えば、電池セルの放熱性をより高めることが可能な新規な構成が得られれば、好ましい。
実施形態の電池モジュールは、例えば、複数の電池セルと、第二の筐体と、を備える。複数の電池セルは、第一の端部を有した第一の筐体と、第一の筐体と一体に構成され第一の端部から突出した放熱部と、をそれぞれ有し、第一の方向に並ぶ。第二の筐体は、第一の方向に互いに間隔をあけて複数の第一の開口部が設けられた第一の壁部を有し、放熱部のそれぞれを第一の開口部から第一の壁部の電池セルとは反対側に突出させた状態で当該電池セルを収容する。第二の筐体は、第一の壁部から電池セルとは反対側に向けて突出し、第一の方向に隣接する二つの放熱部の間に位置され、放熱部に沿って延びた第一の突出部、を有する。
図1は、第1実施形態の電池モジュールの例示的な斜視図である。 図2は、第1実施形態の電池モジュールの例示的な分解斜視図である。 図3は、図1の第三筐体部材が取り外された状態の図である。 図4は、第1実施形態の電池モジュールの例示的な平面図(上面図)である。 図5は、第1実施形態の電池モジュールの例示的な側面図である。 図6は、第1実施形態の電池モジュールの例示的な正面図である。 図7は、図6のVII−VII断面図である。 図8は、第1実施形態の電池モジュールの電池セルの例示的な斜視図である。 図9は、第2実施形態の電池モジュールの例示的な斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つが得られうる。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。
<第1実施形態>
図2に示されるように、電池モジュール1は、例えば、複数の電池セル2と、筐体3と、導電部材4と、を備える。電池モジュール1は、種々の装置や、機械、設備等に設置され、それら種々の装置や、機械、設備の電源として使用される。例えば、電池モジュール1は、自動車や自転車(移動体)等の電源等、移動型の電源としても使用される他、例えば、POS(Point Of Sales)システム用の電源等、定置型の電源としても使用されうる。また、種々の装置等には、複数の、本実施形態で示される電池モジュール1を、直列あるいは並列に接続したセットとして搭載することもできる。なお、電池モジュール1に含まれる電池セル2の数や配置等は、本実施形態で開示されるものには限定されない。また、電池モジュール1には、電池セル2の電圧や温度を監視するための配線や、監視基板、電池制御のための制御基板等が含まれうる。電池モジュール1は、組電池等とも称され、電池セル2は、単電池等とも称されうる。
筐体3は、水平方向(横方向、左右方向、X方向またはY方向)に長い直方体状に構成されている。筐体3は、複数の壁部3a〜3fを有する。筐体3は、複数の壁部3a〜3fのうちいずれか一つの壁部、例えば、壁部3eが平面に沿った姿勢で、設置されうる。なお、以下では、便宜上、壁部3eが平面に沿った姿勢を基準として、方向を規定する。X方向は、筐体3の短手方向であり、電池セル2の厚さ方向である。また、Y方向は、筐体3の長手方向であり、電池セル2の長手方向である。また、Z方向は、筐体3の高さ方向であり、電池セル2の短手方向である。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。本実施形態では、X方向は、第一の方向の一例である。
図2,3に示されるように、複数(例えば、十個)の電池セル2は、X方向に沿って一列に並んだ状態で、筐体3に収容されている。複数の電池セル2は、それぞれ、筐体20と、正極端子23と、負極端子24と、を有する。正極端子23および負極端子24は、例えば、溶接等によって導電部材4に結合されうる。電池モジュール1では、例えば、X方向に隣接する二つの電池セル2の正極端子23と負極端子24とが導電部材4を介して電気的に接続されるとともに、X方向の両端部に設けられた一対の出力端子部4aを介して電力が取り出される。本実施形態では、筐体20は、第一の筐体の一例であり、筐体3は、第二の筐体の一例である。また、導電部材4は、バスバー等とも称されうる。
電池セル2は、例えば、リチウムイオン二次電池等で構成されうる。なお、電池セル2は、ニッケル水素電池や、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池等、他の二次電池であってもよい。リチウムイオン二次電池は、非水電解質二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う。正極材料としては、例えば、リチウムマンガン複合酸化物や、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物等が用いられ、負極材料としては、例えば、チタン酸リチウム(LTO)等の酸化物系材料や、ニオブ複合酸化物等の酸化物材料等が用いられる。また、電解質(例えば、電解液)としては、フッ素系錯塩(例えばLiBF4、LiPF6)等のリチウム塩が配合された、例えば、炭酸エチレンや、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジメチル等の有機溶媒等が単独であるいは複数混合されて用いられる。
また、電池セル2の内部には、例えば、電極体や、電解液等が収容されている。電極体は、例えば、正極シートと、負極シートと、絶縁層(セパレータ)と、を有する。電極体は、正極シート、負極シート、および絶縁層が巻回されて(折り畳まれて)、扁平形状に構成されうる。電極体は、電極群であって発電要素として機能する。また、正極端子23は、電池セル2内で電極体の正極シートと電気的に接続され、負極端子24は、電池セル2内で電極体の負極シートと電気的に接続されている。正極端子23および負極端子24は、導電性材料によって構成されうる。
図8に示されるように、電池セル2の筐体20は、X方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体20は、X方向の視線では、四つの端部20g〜20jを有している。端部20g〜20jは、辺部や縁部等とも称されうる。
また、筐体20は、複数の壁部20a〜20fを有する。壁部20aおよび壁部20cは、いずれも、Z方向と交差する方向または直交する方向、すなわちX方向およびY方向に沿っており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部20bおよび壁部20dは、いずれも、Y方向と交差する方向、すなわちX方向およびZ方向に略沿っており、Y方向に互いに間隔をあけて設けられている。壁部20b,20dは、例えば、X方向の視線では、Y方向の外側に凸の状態で突出した略台形状または略円弧状に構成されている。また、壁部20b,20dのX方向に沿った厚さは、Z方向の端部側から中央部側に向かって徐々に小さくなっている。壁部20a〜20dは、側壁部等と称されうる。また、壁部20eおよび壁部20fは、いずれも、X方向と交差する方向または直交する方向、すなわちY方向およびZ方向に沿っており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部20eは、下壁部や、底壁部等と称され、壁部20fは、上壁部や、天壁部等と称されうる。
また、筐体20は、例えば、壁部20eと壁部20bとの間、および壁部20eと壁部20dとの間のそれぞれに亘った亘部20mを有する。本実施形態では、上述した壁部20b,20dの構成および形状によって、亘部20mは、X方向または壁部20eに対して傾斜した傾斜面20nを有している。Z方向の視線で、X方向と傾斜面20nとの交わる角度は、1°以上90°未満の鋭角である。また、本実施形態では、正極端子23および負極端子24は、傾斜面20nを貫通した状態で設けられ、筐体20内で不図示の電極体と接続されている。このように、本実施形態では、正極端子23および負極端子24が傾斜面20nに設けられているため、例えば、正極端子23および負極端子24が壁部20eと垂直な面に設けられる場合と比べて、正極端子23および負極端子24の設置面積が増えやすいという利点がある。また、例えば、正極端子23および負極端子24が壁部20f(上壁部)に設けられる金属缶タイプのものと比べて、正極端子23および負極端子24と電極群との間の距離が短くなりやすくなり、ひいては正極端子23および負極端子24と電極群とを接続する部品点数が減ったり、電気抵抗が減ったりしうる。
また、筐体20は、例えば、端部20g,20iからZ方向の外側に突出した放熱部20f1を有している。放熱部20f1は、それぞれ、Y方向に沿って細長く延びており、端部20hと端部20jとの間に亘っている。また、筐体20は、例えば、端部20h,20jからY方向の外側に突出した突出部20f2を有している。突出部20f2は、それぞれ、Z方向に沿って細長く延びており、端部20gと端部20iとの間に亘っている。本実施形態では、放熱部20f1および突出部20f2は、壁部20fと接続され、当該壁部20fの一部を構成している。すなわち、壁部20fは、壁部20a〜20dの壁部20eとは反対側の開放部分を覆う略四角形状の不図示のベース部と、ベース部から突出した放熱部20f1と、ベース部から突出した突出部20f2と、を有している。本実施形態では、端部20g,20iは、第一の端部の一例である。また、放熱部20f1は、フランジ部や、突出部、張出部等とも称され、突出部20f2は、フランジ部や、張出部等とも称されうる。
また、壁部20a〜20dの壁部20eとは反対側、すなわち壁部20f側の端部には、放熱部20f1および突出部20f2に沿って筐体20の外側に張り出したフランジ部20pが設けられている。本実施形態では、フランジ部20pと放熱部20f1および突出部20f2とは、例えば、抵抗シーム溶接等によって互いに結合されている。抵抗シーム溶接は、レーザ溶接と比べて、気密性や耐熱性等が高くなりやすく、かつ低コストであるという利点がある。フランジ部20pは、突出部や、張出部等とも称されうる。
また、筐体20は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、筐体20は、例えば、第一筐体部材21(ケース、下ケース)と、第二筐体部材22(蓋、カバー、上ケース)と、を有する。第一筐体部材21は、少なくとも、壁部20a〜20eと、亘部20mと、を有する。また、第二筐体部材22は、少なくとも、壁部20fと、放熱部20f1と、突出部20f2と、を有する。第一筐体部材21は、一端側が開放された直方体状の箱型に構成されている。第二筐体部材22は、Y方向に横長の長方形状の板状に構成されている。第二筐体部材22は、第一筐体部材21の開放された部分を塞ぎ、抵抗シーム溶接等によって第一筐体部材21と一体化される。第一筐体部材21および第二筐体部材22は、例えば、ステンレス鋼によって構成されている。なお、本実施形態では、放熱部20f1が第二筐体部材22(壁部20f)に設けられた場合が例示されたが、これに限定されず、例えば、第一筐体部材21(壁部20a,20c)側に設けられてもよいし、第二筐体部材22と第一筐体部材21との両側に設けられてもよい。
図2,7に示されるように、複数の電池セル2は、それぞれの壁部20fが同じ方向、すなわち図7の左方向を向いた姿勢で、X方向に沿って並べられている。また、複数の電池セル2は、例えば、X方向に沿う方向において、正極端子23と負極端子24とが交互に配置されるように並べられている。
図3に示されるように、筐体3の壁部3aおよび壁部3cは、いずれも、X方向と直交する方向、すなわちY方向およびZ方向に沿っており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部3bおよび壁部3dは、いずれも、Y方向と直交する方向、すなわちX方向およびZ方向に沿っており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3a〜3dは、側壁部等と称されうる。また、壁部3eおよび壁部3fは、いずれも、Z方向と直交する方向、すなわちX方向およびY方向に沿っており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3eは、下壁部や、底壁部等と称され、壁部3fは、上壁部や、天壁部等と称されうる。
また、筐体3は、例えば、壁部3a,3cに沿った複数の壁部3gを有する。図2にも示されるように、複数の壁部3gは、いずれも、壁部3aと壁部3cとの間に位置され、壁部3bと壁部3dとの間、および壁部3eと壁部3fとの間に亘っている。複数の壁部3gは、壁部3aや壁部3cとともにX方向に互いに間隔をあけて設けられている。そして、X方向に隣接した二つの壁部3gと壁部3g(壁部3a,3c)との間には、それぞれ電池セル2を収容する収容部3rが設けられている。壁部3gは、隔壁部や、仕切壁、分離壁等と称されうる。また、壁部3gは、絶縁部の一例である。筐体3内では、電池セル2と壁部3gとが交互にX方向に積み重ねられている。なお、複数の電池セル2は、それぞれの突出部20f2に設けられた開口部20kおよび壁部3gをX方向に貫通する結合具等によって、互いに結合されてもよい。
また、図3に示されるように、壁部3fのX方向の両側の端部には、Z方向の一方側(上側)に突出した突出部3a1,3c1が設けられている。突出部3a1,3c1は、それぞれ、Y方向に沿って細長く延びており、壁部3bと壁部3dとの間に亘っている。また、壁部3eのX方向の両側の端部には、Z方向の他方側(下側)に突出した突出部3a2,3c2が設けられている。突出部3a2,3c2は、それぞれ、Y方向に沿って細長く延びており、壁部3bと壁部3dとの間に亘っている。突出部3a1,3a2は、壁部3aの少なくとも一部を構成し、突出部3c1,3c2は、壁部3cの少なくとも一部を構成している。
また、図3,7に示されるように、壁部3b,3dには、それぞれ、開口部3iが設けられている。開口部3iは、例えば、壁部3b,3dをY方向に沿って貫通した貫通孔であり、X方向およびZ方向に沿って延びている。本実施形態では、開口部3iは、複数の電池セル2が筐体3に収容された状態で、電池セル2のそれぞれの正極端子23および負極端子24と対向する位置に設けられている。図7に示されるように、導電部材4は、この開口部3iから壁部3gを回り込む状態で、X方向に隣接する二つの電池セル2の正極端子23および負極端子24を接続している。
また、図2,5に示されるように、筐体3は、例えば、壁部3b,3dに沿った複数の覆部3b1,3d1を有する。覆部3b1,3d1は、壁部3b,3dの電池セル2とは反対側、すなわち筐体3の外側に位置され、開口部3iを覆っている。また、覆部3b1,3d1は、それぞれ、突出部3b2,3d2を有している。突出部3b2,3d2は、開口部3iの縁部に沿った四角形状に構成されている。図7に示されるように、本実施形態では、例えば、突出部3b2,3d2が圧入等によって開口部3iと嵌め合わさることにより、覆部3b1,3d1と壁部3b,3dとが互いに結合されている。なお、本実施形態では、覆部3b1のX方向に沿った幅は、開口部3iのX方向に沿った幅よりも僅かに小さく構成されている。一対の出力端子部4aは、覆部3b1のX方向の両側の端部と開口部3iのX方向の両側の縁部との間のスペースから筐体3の外側に突出している。
また、図1,2に示されるように、本実施形態では、例えば、壁部3e,3fには、それぞれ、X方向に互いに間隔をあけて複数の開口部3sが設けられている。開口部3sは、壁部3e,3fをZ方向に沿って貫通するとともに、Y方向に沿って細長く延びたスリット状に構成されている。図4に示されるように、本実施形態では、開口部3sのY方向に沿った幅は、放熱部20f1のY方向に沿った幅よりも大きく構成されている。また、開口部3sのX方向に沿った幅は、放熱部20f1のX方向に沿った幅と略同じ大きさである。そして、図6に示されるように、筐体3は、放熱部20f1のそれぞれを開口部3sから壁部3e,3fの電池セル2とは反対側、すなわち筐体3の外側に突出させた状態で、複数の電池セル2を収容している。本実施形態では、放熱部20f1の開口部3sへの挿入によって、放熱部20f1の壁部3e,3fに対するX方向への位置決めが行われ、ひいては筐体20の筐体3に対するX方向への移動が制限されうる。なお、本実施形態では、壁部3e,3fの電池セル2側の面(内面)、または電池セル2とは反対側の面(外面)には、例えば、開口部3sを覆い放熱部20f1と対向する位置にスリット状の切れ目部分が形成されたシール部材等が設けられうる。放熱部20f1は、シール部材の切れ目部分および開口部3sを貫通した状態で筐体3に取り付けられることにより、筐体3の内部への塵芥や、水滴等の侵入が抑制されうる。本実施形態では、壁部3e,3fは、第一の壁部の一例であり、開口部3sは、第一の開口部の一例である。
また、図6に示されるように、本実施形態では、例えば、壁部3fには、Z方向の一方側(上側)に突出した複数の突出部3tが設けられ、壁部3eには、Z方向の他方側(下側)に突出した複数の突出部3tが設けられている。複数の突出部3tは、それぞれ、X方向に隣接する二つの放熱部20f1の間に位置され、放熱部20f1に沿って延びている。図4に示されるように、本実施形態では、突出部3tのY方向に沿った幅は、放熱部20f1のY方向に沿った幅よりも大きく構成されている。すなわち、突出部3tによって、放熱部20f1が突出部3tよりもY方向の外側に突出するのが抑制されている。また、図6に示されるように、本実施形態では、突出部3tの壁部3e,3fとは反対側の端部3uは、放熱部20f1よりも壁部3e,3fから離れて位置されている。すなわち、突出部3tによって、放熱部20f1が突出部3tよりもZ方向の外側に突出するのが抑制されている。このように、本実施形態では、突出部3tによって放熱部20f1の周囲が覆われているため、放熱部20f1をよりしっかりと保護することができる。なお、図6に示されるように、本実施形態では、突出部3tのZ方向の長さ、すなわち突出量と、突出部3a1,3a2,3c1,3c2のZ方向の突出量とは、略同じである。よって、筐体3は、例えば、壁部3e側の突出部3tと突出部3a2,3c2とが床面に当接した状態で、設置されることができる。本実施形態では、突出部3tは、第一の突出部の一例であり、端部3uは、第二の端部の一例である。
また、本実施形態では、例えば、突出部3tは、放熱部20f1のそれぞれと離間して位置されている。これにより、X方向に隣接する二つの放熱部20f1と突出部3tとの間には、それぞれ、放熱部20f1に沿って延びる隙間26が設けられている。隙間26には、例えば、ファン等の冷却機構によって発生させた冷却風(風、空気流)を流すことができる。隙間26は、通路等とも称されうる。
図2,5に示されるように、筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、筐体3は、例えば、第一筐体部材31(第一ケース、下ケース、ベース部材)と、第二筐体部材32(第二ケース、上ケース、蓋部材)と、第三筐体部材33(第三ケース、カバー)と、を有する。第一筐体部材31は、少なくとも、壁部3eと、壁部3a〜3dと、突出部3a2,3c2と、壁部3gと、突出部3tと、を有する。また、第二筐体部材32は、少なくとも、壁部3fと、突出部3a1,3c1と、突出部3tと、を有する。また、第三筐体部材33は、少なくとも、覆部3b1,3d1と、突出部3b2,3d2と、を有する。第二筐体部材32は、第一筐体部材31の収容部3rを塞ぎ、第一筐体部材31と一体化される。第一筐体部材31と第二筐体部材32とは、例えば、溶接や、接着剤、結合具等によって互いに結合されうる。また、第三筐体部材33は、第一筐体部材31の開口部3iを塞ぎ、第一筐体部材31と一体化される。第一筐体部材31、第二筐体部材32、および第三筐体部材33は、例えば、合成樹脂材料や、金属材料等で構成されうる。なお、本実施形態では、電池セル2の端部20g,20iに、板状の放熱部20f1が設けられた場合が例示されたが、これに限定されず、例えば、端部20g,20iに、当該端部20g,20iに沿う方向、すなわちY方向に互いに間隔をあけて複数の針状の放熱部が設けられてもよい。
以上のように、本実施形態では、例えば、電池モジュール1は、端部20g,20i(第一の端部)を有した筐体20(第一の筐体)と、筐体20と一体に構成され端部20g,20iから突出した放熱部20f1と、をそれぞれ有し、X方向(第一の方向)に並んだ複数の電池セル2と、X方向に互いに間隔をあけて複数の開口部3s(第一の開口部)が設けられた壁部3e,3f(第一の壁部)を有し、放熱部20f1のそれぞれを開口部3sから壁部3e,3fの電池セル2とは反対側に突出させた状態で当該電池セル2を収容した筐体3(第二の筐体)と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、電池セル2の筐体20に当該筐体20とは別部材である放熱部材が熱的に接続された従来の構成と比べて、筐体20と放熱部20f1とが別部材ではなく一体化されている分、筐体20と放熱部20f1との熱伝達性が高まりやすくなる。また、放熱部20f1が壁部3e,3fの開口部3sを貫通して、壁部3e,3fの電池セル2とは反対側、すなわち筐体3の外側に突出しているため、放熱部材が筐体3の内側に設けられていた従来の構成と比べて、放熱部20f1に風が当たりやすくなる。よって、例えば、放熱部20f1と当該放熱部20f1の周囲を流れる冷却風との熱交換によって、電池セル2の冷却性、すなわち電池セル2からの放熱性が、より高まりやすい。
また、本実施形態では、例えば、放熱部20f1は、筐体20の端部20g,20i(辺部)に沿って設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、X方向に隣接する二つの放熱部20f1の間に、端部20g,20iに沿って比較的長く延びる隙間26(通路)が形成されうる。よって、例えば、隙間26に沿って流れる冷却風と放熱部20f1との熱交換によって、電池セル2がより効果的に冷却されやすい。
また、本実施形態では、例えば、放熱部20f1は、板状に構成されている。よって、本実施形態によれば、例えば、板状の放熱部20f1によって、放熱のための所要の表面積が確保されやすい。また、比較的簡素な構成によって放熱部20f1が構成されやすく、ひいては電池モジュール1の製造に要する手間や、費用等が低減されうる。
また、本実施形態では、例えば、開口部3s(第一の開口部)は、放熱部20f1に沿って延びたスリット状に構成されている。よって、本実施形態によれば、例えば、壁部3e,3fに複数の放熱部20f1が臨むような開口部が設けられた場合と比べて、筐体3の内部への塵芥や、水滴等の侵入が抑制されやすい。また、スリット状の開口部3sを放熱部20f1の壁部3e,3fに対する位置決めに用いることができる。
また、本実施形態では、例えば、筐体3(第二の筐体)は、壁部3e,3fから電池セル2とは反対側に向けて突出し、X方向に隣接する二つの放熱部20f1の間に位置され、放熱部20f1に沿って延びた突出部3t(第一の突出部)を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、突出部3tによって隙間26の断面積が小さくなりやすい。よって、例えば、隙間26を流れる冷却風の流速を高めることができ、ひいては電池セル2の冷却性、すなわち電池セル2からの放熱性がより一層高まりやすい。
また、本実施形態では、例えば、突出部3tは、壁部3e,3fとは反対側の端部3u(第二の端部)を有し、端部3uは、放熱部20f1よりも壁部3e,3fから離れて位置されている。よって、本実施形態によれば、例えば、突出部3tによって、放熱部20f1が突出部3tよりも壁部3e,3fとは反対側へ突出するのを抑制でき、ひいては放熱部20f1の保護性が高まる。
<第2実施形態>
図9に示される実施形態の電池モジュール1Aは、上記第1実施形態の電池モジュール1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図9に示されるように、筐体3の壁部3e,3fには、突出部3t、および突出部3a1,3a2,3c1,3c2が設けられていない。すなわち、本実施形態では、X方向に隣接する二つの放熱部20f1の間のそれぞれに、隙間26(図6参照)よりも断面積の大きな隙間27(通路)が形成されている。よって、本実施形態によっても、例えば、隙間27に沿って流れる冷却風と放熱部20f1との熱交換によって、複数の電池セル2を冷却することができる。また、本実施形態では、スリット状の開口部3vのY方向に沿った幅は、放熱部20f1のY方向に沿った幅と、略同じ大きさに構成されている。また、開口部3vのX方向に沿った幅は、上記第1実施形態と同様に、放熱部20f1のX方向に沿った幅と略同じである。よって、本実施形態によれば、例えば、放熱部20f1の開口部3vへの挿入によって、放熱部20f1の壁部3e,3fに対するX方向およびY方向への位置決めが行われ、ひいては筐体20の筐体3に対するX方向およびY方向への移動が制限されうる。また、上記第1実施形態よりもY方向に沿った開口幅が狭い開口部3vによって、筐体3の内部への塵芥や、水滴等の侵入がより一層抑制されうる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1,1A…電池モジュール、2…電池セル、3…筐体(第二の筐体)、3e,3f…壁部(第一の壁部)、3s,3v…開口部(第一の開口部)、3t…突出部(第一の突出部)、3u…端部(第二の端部)、20…筐体(第一の筐体)、20f1…放熱部、20g,20i…端部(第一の端部)、X…第一の方向。

Claims (5)

  1. 第一の端部を有した第一の筐体と、前記第一の筐体と一体に構成され前記第一の端部から突出した放熱部と、をそれぞれ有し、第一の方向に並んだ複数の電池セルと、
    前記第一の方向に互いに間隔をあけて複数の第一の開口部が設けられた第一の壁部を有し、前記放熱部のそれぞれを前記第一の開口部から前記第一の壁部の前記電池セルとは反対側に突出させた状態で当該電池セルを収容した第二の筐体と、
    を備え、
    前記第二の筐体は、前記第一の壁部から前記電池セルとは反対側に向けて突出し、前記第一の方向に隣接する二つの前記放熱部の間に位置され、前記放熱部に沿って延びた第一の突出部、を有した、電池モジュール。
  2. 前記放熱部は、前記第一の端部に沿って設けられた、請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記放熱部は、板状に構成された、請求項1または2に記載の電池モジュール。
  4. 前記第一の開口部は、前記放熱部に沿って延びたスリット状に構成された、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の電池モジュール。
  5. 前記第一の突出部は、前記第一の壁部とは反対側の第二の端部を有し、
    前記第二の端部は、前記放熱部よりも前記第一の壁部から離れて位置された、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電池モジュール。
JP2016006482A 2016-01-15 2016-01-15 電池モジュール Active JP6773417B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016006482A JP6773417B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 電池モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016006482A JP6773417B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 電池モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017126532A JP2017126532A (ja) 2017-07-20
JP6773417B2 true JP6773417B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=59365292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016006482A Active JP6773417B2 (ja) 2016-01-15 2016-01-15 電池モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6773417B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3806193B1 (en) * 2018-06-05 2022-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Connection member and battery pack

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4757508B2 (ja) * 2005-03-01 2011-08-24 日本電気株式会社 電気デバイス集合体
JP5740189B2 (ja) * 2011-03-24 2015-06-24 カヤバ工業株式会社 蓄電装置
JP2014112479A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Nissan Motor Co Ltd 電池セルの冷却構造とこれを備える組電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017126532A (ja) 2017-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155772B2 (ja) バッテリパック構造
JP6257951B2 (ja) 電池モジュール
EP3147964B1 (en) Battery pack and battery device
JP6494754B2 (ja) 電池モジュール
JP6694297B2 (ja) 電池モジュール
JP2015211013A (ja) 蓄電装置
JP2018116813A (ja) 電池モジュールおよび電池装置
JP6990064B2 (ja) 蓄電装置、移動体、及び蓄電システム
JP2018116893A (ja) 電池セルおよび組電池
JP2016207584A (ja) 組電池および導電部材
JP6400853B2 (ja) 電池装置
WO2018062226A1 (ja) 電池モジュール、及び電池パック
US10319957B2 (en) Energy storage device and energy storage apparatus
JP2017126531A (ja) 組電池
JP2018116816A (ja) 電池モジュール
WO2014065007A1 (ja) 蓄電モジュール
JP6773417B2 (ja) 電池モジュール
JP6245048B2 (ja) 電池モジュール
US10411231B2 (en) Energy storage apparatus
JP2017126537A (ja) 組電池
JP6845116B2 (ja) 電池モジュールおよび電池装置
JP6277838B2 (ja) 蓄電装置
WO2016147280A1 (ja) 組電池および組電池装置
JP6744101B2 (ja) 組電池
JP6128430B2 (ja) 蓄電モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170911

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181004

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20190610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6773417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151