JP6773306B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消臭機能の低下を抑制可能な吸収性物品を提供する。【解決手段】 表面材と防漏材との間に配置された吸収体部と、吸収体部と防漏材との間に配置された吸着部と、を有する吸収性物品であって、吸着部は、気体中の水分を吸着するための水分吸着材と、第1通気部と、第2通気部と、を有する水分吸着部と、気体中の臭気物質を吸着するための臭気吸着材と、第3通気部と、を有する臭気吸着部と、通気に抵抗を与えるための抵抗部材を有し、第2通気部と第3通気部とに接続した抵抗部と、を有し、外部の空気は、第1通気部から水分吸着部内に通気し、水分吸着材により水分の除去が行われ、第2通気部から抵抗部内に通気し、抵抗部材により抵抗を受けて通気し、第3通気部から臭気吸着部に通気して、臭気吸着材により消臭される。【選択図】 図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
特許文献1には、透液性の表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、裏面シートが通気性を有するとともに、裏面シートの吸収体側の面には、粉体状の消臭剤が塗装部と非塗装部とが混在したパターンで塗布されている吸収性物品が開示されている。
特開2011-239934号公報
特許文献1では、粉体状の消臭剤により消臭がなされる。しかしながら、吸収体物品は人体に接して用いられ、人体からの水分を吸収するものであるから、吸収性物品付近の空気中の湿度は高くなる。吸収性物品の消臭剤は、吸収体内外の空気中の水分が吸着することにより失活し、消臭機能が低下する場合がある。
本発明は、これらのような従来の問題を解決するためになされたもので、消臭機能の低下を防ぐことが可能な吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、表面材と防漏材との間に配置された吸収体部と、吸収体部と防漏材との間に配置された吸着部と、を有する吸収性物品であって、吸着部は、気体中の水分を吸着するための水分吸着材と、吸着部の外部に通じた第1通気部と、第2通気部と、を有する水分吸着部と、気体中の臭気物質を吸着するための臭気吸着材と、第3通気部と、を有する臭気吸着部と、通気に抵抗を与えるための抵抗部材を有し、第2通気部と第3通気部とに接続した抵抗部とを有し、吸着部の外部の空気は、第1通気部から水分吸着部内に流入し、水分吸着材により水分の除去が行われ、第2通気部から抵抗部内に流入し、抵抗部材により抵抗を受けて通気し、第3通気部から臭気吸着部に流入した水分の除去が行われた空気は、臭気吸着材により消臭される吸収性物品である。
本発明の吸収性物品によれば、消臭機能の低下を抑制することができる。
実施形態の吸収性物品の概略構成 図1のA-A断面図
以下、実施形態である吸収性物品について、図を参照して詳細に説明をする。なお、実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンについて説明するが、これに限られず、パンティライナー、失禁パッド、成人用紙おむつ、及び、ベビー用紙おむつ等であってもよい。また、生理用ナプキンの公知の構成については説明を適宜省略する。
図1は、実施形態の吸収性物品の概略構成を示す。実施形態の生理用ナプキン1は、ポリエチレンシートなどからなる防漏材5と、経血やおりものなどを速やかに透過させる表面材4と、表面材4と防漏材5との間に配置された綿状パルプ又は合成パルプなどを含む吸収体部3、及び、吸収体部4と防漏材5との間に配置された吸着部2と、を有する。なお、吸着部2の位置はこれに限られず、表面材4から浸透した液体が直接かからない位置であればよい。
防漏材5は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートや不透液性を付加した不織布などの遮水性を有する材料である。
表面材4は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどの透液性を有する材料である。。
吸収体部3は、防漏材5と表面材4との間に配置される。吸収体部3は、綿状パルプ、吸収紙、高分子吸収材、吸水性ポリマー等の吸収材と、それを収容するシートと、を含む。
図2は、図1のA-A断面図である。なお、図2は、構成の理解を容易とするため寸法関係を厚さ方向に誇張して記載している。また、図内の矢印は空気の流れを説明するためのものである。
吸着部2は、水分吸着部21と、抵抗部22と、臭気吸着部23と、を有する。吸着部2は、吸収体部3と防漏材5との間に配置される。
水分吸着部21は、水分吸着材を気体難透過性のシート等に収容して構成され、表面材4と防漏材5で囲われたとの空間との通気部となる通気部21aと、抵抗部22との通気部となる通気部21bとを有する。
水分吸着材は、例えば、活性炭、シリカゲル、酸化カルシウム、ゼオライト等を用いることが好ましい。気体難透過性のシートは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、アルミ箔を含むプラスチックラミネートフィルム等を用いることが好ましい。
また、通気部21a、21bは単一の穴や複数の穴でもよく、メッシュ素材や通気性を有する素材でもよい。
抵抗部22は、気体の通過に抵抗を与える抵抗材を、気体難透過性のシート等に収容して構成される。抵抗部22は、通気部21bと通気部23aと通気可能に接続する。
抵抗材は、例えば、連続多孔体、管状の部材、連続気泡の多孔体、不織布、紙等の気体が通過する空隙の比率を設定できる材料があるが、装着時の圧力に抗して空隙の体積を維持でき、空隙が連通しているものであることが好ましい。また、抵抗材が気体に与える抵抗力は、通気部21aが気体に与える抵抗力より大きければよい。
特に、不織布や紙を使用すると、適切な素材、製法を選択することにより圧力が加わった際の圧縮率を制御することができる。よって、吸着部の空間をつなぐ抵抗部の空隙を適切に保持することができる。従って、より活性が高い空気吸着材を用いた場合でも、吸着特性を十分に発揮しつつ、水分による劣化を抑制することができる。
さらに、不織布や紙は折り曲げる力に対する形状自由度が大きいため、吸着部を収容するシートが軟包材であれば、吸着部の折り曲げ自由度も大きくなり、より汎用的な用途に用いることが可能になる。このようなことから、抵抗材に不織布や紙を用いることが好ましい。
臭気吸着部23は、臭気吸着材を気体難透過性のシート等に収容して構成され、抵抗部22との通気部となる通気部23aとを有する。
臭気吸着材は、例えば、ゼオライト、活性炭、酸化亜鉛、シリカゲル等の無機成分からなる無機粉体が使用される。また、アルカリ金属やアルカリ土類金属の酸化物や、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物等、例えば、酸化リチウム、水酸化リチウム、酸化バリウム、水酸化バリウム等を用いることでもよい。
また、通気部23aは単一の穴や複数の穴でもよく、メッシュ素材や通気性を有する素材でもよい。
図2に示すように、吸収性物品内の空気は、通気部21aから水分吸着部21内に流入し(図中の矢印A)、吸収材により水分の除去が行なわれ、通気部22bから抵抗部22内に流入する(図中の矢印B)。
抵抗部材により空気の移動は阻害されながら、空気は、通気部23aから臭気吸着部23に流入し(図中の矢印C)、臭気吸着材により消臭される。
このように空気が流れることにより、臭気吸着材はその吸着能力の大部分を臭気の吸着に発揮できるため、効率的に消臭できる。
通気部21aの通気性は、抵抗材の通気性に比較して大きいため、水分吸着部21に侵入した気体は内部で淀むことになる。この間に気体に含まれる水分は、水分吸着材により除去されるため、抵抗部22を経て臭気吸着部23に到達する気体は水分を含む量が非常に低減されている。
従って、臭気吸着部23はその吸着能力の大部分を臭気の吸着に発揮できるため効率的に消臭することができる。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 生理用ナプキン、2 吸着部、3 吸収体部、4 表面材、5 防漏材

Claims (1)

  1. 表面材と防漏材との間に配置された吸収体部と、前記吸収体部と前記防漏材との間に配置された吸着部と、を有する吸収性物品であって、
    前記吸着部は、
    気体中の水分を吸着するための水分吸着材と、前記吸着部の外部に通じた第1通気部と、第2通気部と、を有する水分吸着部と、
    気体中の臭気物質を吸着するための臭気吸着材と、第3通気部と、を有する臭気吸着部と、
    通気に抵抗を与えるための抵抗部材を有し、前記第2通気部と前記第3通気部とに接続した抵抗部と、を有し、
    前記吸着部の外部の空気は、前記第1通気部から前記水分吸着部内に流入し、前記水分吸着材により水分の除去が行われ、前記第2通気部から前記抵抗部内に流入し、前記抵抗部材により抵抗を受けて移動し、前記第3通気部から前記臭気吸着部に流入した前記水分の除去が行われた空気は、前記臭気吸着材により消臭される、ことを特徴とする吸収性物品。
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