JP6771928B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回スクロールを駆動するクランク軸のクランクピンと、旋回スクロールの背面に形成された旋回ボス部との間に、ドライブブッシュとともに介装されるドライブ軸受の冷却性を向上させたスクロール圧縮機に関するものである。
特許文献1に開示されているように、スクロール圧縮機において、旋回スクロールの端板背面に形成された旋回ボス部内にドライブブッシュを回転自在に嵌装し、このドライブブッシュに穿設されたスライド溝内に、クランク軸のクランクピンをスライド可能に嵌合し、上記ドライブブッシュに軸方向に沿う少なくとも1つ以上の貫通穴を穿設し、さらにこの貫通穴に連通する半径方向の溝を形成したものがある。
上記構成によれば、スクロール圧縮機内に封入された潤滑油や、潤滑油のミストを含むガスを貫通穴および溝を通して流し、ドライブブッシュを冷却すると同時に、ドライブブッシュの端面および回転シャフトの端面を少なからず良好に潤滑することができる。
実開平4−49684号公報
しかしながら、上記の構成では、ドライブブッシュに穿設された貫通穴の位置が必ずしも最適化されていなかった。即ち、クランク軸が縦方向に配置されたスクロール圧縮機においては、クランク軸の下端にある油ポンプよりクランク軸の軸心線に沿って形成された給油通路を経て潤滑油が供給され、この潤滑油はクランク軸の上端より吐出されてドライブ軸受の隙間を通って油ポンプ側に還流されるが、この潤滑油は、隙間が大きくなる反負荷側におけるドライブ軸受とドライブブッシュとの間の隙間と、ドライブブッシュとクランクピン間との間の隙間とから、ほとんどの量が還流され、隙間が小さくなる負荷側を通過する潤滑油量は少なくなる。
このように、ドライブ軸受においてクランクピンからの負荷が強く作用する部分を通過する潤滑油の量が少なくなるため、ドライブ軸受の排熱が促進されにくく、ドライブ軸受が早期摩耗等の損傷を起こす場合がある。特に、低速運転時には、クランク軸を経由する潤滑油の吸い上げ量が低下するため、油膜が形成されにくくなり、この問題が顕著になる。
本発明は、上記の課題を解決するべくなされたものであり、旋回スクロールを駆動するクランク軸のクランクピンと、旋回スクロールの背面に形成された旋回ボス部との間にドライブブッシュとともに介装されるドライブ軸受の冷却性を向上させることのできるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係るスクロール圧縮機は、密閉ハウジングと、固定スクロールと旋回スクロールとが組み合わされて前記密閉ハウジング内の上方部位に設置されたスクロール圧縮機構と、前記スクロール圧縮機構の下方部位に設置された電動モータと、前記電動モータに回転駆動されるクランク軸と、前記クランク軸の上端に設けられて円筒状のドライブブッシュとドライブ軸受とを介して前記旋回スクロールの背面に形成された旋回ボス部に相対回転自在に挿入されるクランクピンと、前記クランク軸の軸心線に沿って形成され、潤滑油を前記ドライブ軸受付近に供給する給油通路と、前記ドライブブッシュの円筒壁面の内部に軸方向に沿って形成された貫通孔状の通油孔と、を具備し、負荷運転時に、前記 ドライブブッシュの外周面は、前記クランクピンにより径方向外側に押圧されて前記ドラ イブ軸受の内周面に圧接される負荷角度領域を形成し、前記クランクピンは、円形の外周 面を有するとともに前記ドライブブッシュの円形の内周面に対して偏心して配置され、前 記クランクピンの外周面と前記ドライブブッシュの内周面との間の隙間が、前記負荷角度 領域の反対側の領域で大きくなり、前記通油孔は、前記負荷角度領域に形成されている。
上記の構成を有するスクロール圧縮機の負荷運転時には、クランクピンからの圧力を受けてドライブブッシュの外周面がドライブ軸受の内周面に圧接されることにより、クランクピンの外周面とドライブブッシュの内周面との間の隙間、およびドライブブッシュの外周面とドライブ軸受の内周面との間の隙間が小さくなる所定の負荷角度領域が発生する。したがって、クランク軸の軸心線に沿って形成された給油通路からドライブ軸受付近に供給された潤滑油は、隙間のうちの、負荷角度領域に相当する範囲を通過して還流することが困難になり、この領域における潤滑油の還流量が低下する。
しかし、潤滑油は、この負荷角度領域に隣接してドライブブッシュに形成された貫通孔状の通油孔を経て下方に還流することができるため、この通油孔を通過する潤滑油によってドライブブッシュが冷却され、ドライブブッシュに隣接するドライブ軸受の排熱が促進される。したがって、ドライブ軸受の負荷角度領域に相当する部分における早期摩耗等の損傷を防止することができる。
上記構成において、前記通油孔は、前記ドライブブッシュの円周方向に並んで複数形成するのが好ましい。このように通油孔を複数設けることにより、ドライブブッシュの周方向に延在する負荷角度領域の範囲全体に亘って通油孔を存在させ、ドライブブッシュの冷却効果を高めることができる。
しかも、1つあたりの通油孔の内径を小さくすることができるため、通油孔を穿設することによるドライブブッシュの強度低下を回避することができる。
以上のように、本発明に係るスクロール圧縮機によれば、旋回スクロールを駆動するクランク軸のクランクピンと、旋回スクロールの背面に形成された旋回ボス部との間にドライブブッシュとともに介装されるドライブ軸受の冷却性を向上させることができる。
本発明を適用可能なスクロール圧縮機の一例を示す縦断面図である。 図1に示すドライブブッシュの拡大縦断面図である。 図2のIII矢視により本発明の一実施形態を示すドライブブッシュの平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機全体の縦断面図が示されている。なお、本実施形態では、密閉型電動スクロール圧縮機の例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、開放型にも適用できる。
スクロール圧縮機1は、上下方向に長い筒状の有底の鋼板製密閉ハウジング2を備えている。この密閉ハウジング2内の上方部位には、スクロール圧縮機構3が設置され、その下方部位には、電動モータ4が設置されている。
密閉ハウジング2内は、スクロール圧縮機構3よりも上部側が、スクロール圧縮機構3により圧縮された高圧ガスが吐出される吐出チャンバー5とされ、吐出パイプ6が接続されている。また、スクロール圧縮機構3よりも下部側が、低圧の吸入ガスが吸込まれる吸入チャンバー7とされ、吸入パイプ8が接続されている。吸入チャンバー7側には、固定子9および回転子10から構成される電動モータ4が、密閉ハウジング2内に圧入等によって設置されており、該電動モータ4の回転子10に結合されて電動モータ4に回転駆動されるクランク軸11が上下方向に延設されている。
クランク軸11の下端部は、密閉ハウジング2内に設けられている下部軸受12によって支持されており、その下端部と下部軸受12との間に設けられている公知の給油ポンプ13を介して、密閉ハウジング2の底部に貯留されている潤滑油14を、クランク軸11内の軸方向に沿って形成されている給油通路11aを通してスクロール圧縮機構3および上部軸受部材15、ならびに後述するドライブ軸受26等の主要潤滑部位に給油し、それらの部位を潤滑可能な構成とされている。給油通路11aは、クランク軸11の上端部に開口している。
スクロール圧縮機構3は、上部軸受部材15を介して密閉ハウジング2内に設置されている。該スクロール圧縮機構3は、上部軸受部材15上に固定設置されている固定スクロール16と、上部軸受部材15上に固定スクロール16の周りに公転旋回可能に支持されている旋回スクロール20とから構成されており、固定スクロール16は、固定端板17とその一面に立設されている固定渦巻き状ラップ18とを備え、固定端板17の中心部に吐出ポート19が設けられた構成とされている。
また、旋回スクロール20は、旋回端板21とその一面に立設されている旋回渦巻き状ラップ22とを備え、旋回端板21の背面側に円筒状の旋回ボス部23が一体に形成された構成とされている。この固定スクロール16と旋回スクロール20は、固定渦巻き状ラップ18と旋回渦巻き状ラップ22とが180度位相をずらし、公知の如く噛み合わされることによって、両スクロール16,20間に一対の圧縮室24が形成されるようになっている。この一対の圧縮室24は、旋回スクロール20が公転旋回されることにより、外周位置から中心部へと容積が減少されながら移動され、圧縮作用をなすように構成されている。
旋回スクロール20は、旋回端板21の背面が上部軸受部材15のスラスト軸受部15A上に支持され、その背面側の旋回ボス部23に、クランク軸11の上端に設けられているクランクピン11Aが、公知の従動クランク機構を構成するドライブブッシュ25およびドライブ軸受26を介して相対回転自在に挿入されることにより、旋回半径が可変されるように、固定スクロール16の周りを公転旋回駆動可能な構成とされている。符号25Wは、ドライブブッシュ25に一体的に設けられたバランサウェイトである。旋回スクロール20の旋回端板21の背面と上部軸受部材15のスラスト軸受部15Aとの間には、旋回スクロール20の自転を阻止するオルダムリング等からなる自転防止手段27が組み込まれている。
なお、クランク軸11の上方部は、上部軸受部材15のジャーナル軸受部15Bに回転自在に支持されている。また、固定スクロール16の固定端板17には、その背面側にディスチャージカバー28が設けられるとともに、吐出ポート19を開閉するリード弁タイプの吐出弁29が設けられている。更に、固定スクロール16の固定端板17には、中心部に設けられている吐出ポート19に対して、その外周側の固定渦巻き状ラップ18の渦巻き方向に沿う異なる旋回角位置の複数箇所に、圧縮室24と吐出チャンバー5とを連通する複数の孔群からなる複数対のリリーフポート30と、該ポート30を開閉するリリーフ弁31が設けられている。
前述のように、クランク軸11内に形成された給油通路11aを通してスクロール圧縮機構3等に給油される潤滑油14は、ドライブブッシュ25およびドライブ軸受26、スラスト軸受部15A等に供給される。ドライブ軸受26は、このように潤滑油14を供給可能である点と、スペース的な関係とにより、転がり軸受ではなく滑り軸受が選定されている。
図2はドライブブッシュ25を拡大した縦断面図であり、図3は図2のIII矢視によるドライブブッシュ25の平面図である。ここに示すように、円筒状に形成されているドライブブッシュ25には、その円筒壁面の内部に、軸方向に沿う複数の貫通孔状の通油孔25aが形成されている。この通油孔25aは、例えば丸穴状のものが3つ形成されているが、孔形状や数量はこれに限定されず、他の孔形状にしたり、単一あるいは4つ以上の数量にしたりすることも考えられる。また、ドライブブッシュ25の強度が許せば、連通孔25aを、ドライブブッシュ25の周方向に延びる湾曲した長穴状等にしてもよい。
図3に示すように、通油孔25aは、スクロール圧縮機1の負荷運転時に、クランク軸11のクランクピン11Aからの圧力を受けて径方向外側に押圧されるドライブブッシュ25の外周面が、ドライブ軸受26の内周面に圧接される所定の負荷角度領域θに合わせて形成されている。この負荷角度領域θの角度は、概ね60度から80度程度である。これより多少広い範囲に亘って通油孔25aを形成してもよい。
スクロール圧縮機1の負荷運転時には、ドライブブッシュ25の内周面に対してクランクピン11Aが僅かに偏心し、クランクピン11Aの外周面とドライブブッシュ25の内周面との間の隙間S1が、負荷角度領域θの反対側の領域で大きくなる。同じく、ドライブブッシュ25の外周面とドライブ軸受26の内周面との間の隙間S2も大きくなる。これらの隙間S1,S2の最大幅位置に対して通油孔25aが概ね180度反対側にあることが望ましい。
以上のように構成されたスクロール圧縮機1の負荷運転時には、クランクピン11Aの外周面がドライブブッシュ25の内周面に圧接され、ドライブブッシュ25の外周面がドライブ軸受26の内周面に圧接されることにより、クランクピン11Aの外周面とドライブブッシュ25の内周面との間の隙間S1、およびドライブブッシュ25の外周面とドライブ軸受26の内周面との間の隙間S2が小さくなる所定の負荷角度領域θが発生する。したがって、クランク軸11の軸心線に沿って形成された給油通路11aからドライブ軸受26付近に供給された潤滑油14は、隙間S1,S2のうちの、負荷角度領域θに相当する範囲を通過して還流することが困難になり、この領域における潤滑油14の還流量が低下する。
しかし、潤滑油14は、この負荷角度領域θに隣接してドライブブッシュ25に形成された3つの貫通孔状の通油孔25aを経て下方に還流することができるため、この通油孔25aを通過する潤滑油14によってドライブブッシュ25が冷却され、ドライブブッシュ25に隣接するドライブ軸受26の排熱が促進される。したがって、ドライブ軸受26の負荷角度領域θに相当する部分における早期摩耗等の損傷を防止することができる。本実施形態のようにドライブ軸受26が滑り軸受である場合には特に効果的である。一方、反負荷側では隙間S1,S2が拡がるため、ここからも多くの潤滑油14が還流される。よって、ドライブブッシュ25が全周に亘って冷却される。
通油孔25aは、ドライブブッシュ25の円周方向に並んで複数形成されているため、ドライブブッシュ25の周方向に延在する負荷角度領域θの範囲全体に亘って通油孔25aを存在させ、ドライブブッシュ25の冷却効果を高めることができる。しかも、1つあたりの通油孔25aの内径を小さくすることができるため、通油孔25aを穿設することによるドライブブッシュ25の強度低下を回避することができる。
以上に説明したように、上記実施形態に係るスクロール圧縮機1によれば、旋回スクロール20を駆動するクランク軸11のクランクピン11Aと、旋回スクロール20の背面に形成された旋回ボス部23との間にドライブブッシュ25とともに介装されるドライブ軸受26の冷却性を向上させ、ドライブ軸受26の損傷を回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
1 スクロール圧縮機
2 密閉ハウジング
3 スクロール圧縮機構
4 電動モータ
10 回転子
11 クランク軸
11A クランクピン
11a 給油通路
14 潤滑油
16 固定スクロール
20 旋回スクロール
23 旋回ボス部
25 ドライブブッシュ
25a 通油孔
26 ドライブ軸受
θ 負荷角度領域
S1 クランクピンとドライブブッシュとの間の隙間
S2 ドライブブッシュとドライブ軸受との間の隙間

Claims (3)

  1. 密閉ハウジングと、
    固定スクロールと旋回スクロールとが組み合わされて前記密閉ハウジング内の上方部位に設置されたスクロール圧縮機構と、
    前記スクロール圧縮機構の下方部位に設置された電動モータと、
    前記電動モータに回転駆動されるクランク軸と、
    前記クランク軸の上端に設けられて円筒状のドライブブッシュとドライブ軸受とを介して前記旋回スクロールの背面に形成された旋回ボス部に相対回転自在に挿入されるクランクピンと、
    前記クランク軸の軸心線に沿って形成され、潤滑油を前記ドライブ軸受付近に供給する給油通路と、
    前記ドライブブッシュの円筒壁面の内部に軸方向に沿って形成された貫通孔状の通油孔と、
    を具備し、
    負荷運転時に、
    前記ドライブブッシュの外周面は、前記クランクピンにより径方向外側に押圧されて前 記ドライブ軸受の内周面に圧接される負荷角度領域を形成し、
    前記クランクピンは、円形の外周面を有するとともに前記ドライブブッシュの円形の内 周面に対して偏心して配置され、
    前記クランクピンの外周面と前記ドライブブッシュの内周面との間の隙間が、前記負荷 角度領域の反対側の領域で大きくなり、
    前記通油孔は、前記負荷角度領域に形成されているスクロール圧縮機。
  2. 前記通油孔は、前記ドライブブッシュの円周方向に並んで複数形成されている請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記ドライブブッシュには、円周方向の一部の領域に配置されるバランサウェイトが一 体的に設けられており、
    前記負荷角度領域は、前記ドライブブッシュの円周方向において、前記バランサウェイ トが配置される領域と前記バランサウェイトが配置されない領域の双方を含む領域である 請求項1または請求項2に記載のスクロール圧縮機。
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