JP6771734B2 - 架空線用ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、送電線及び地線等の架空線に用いられる架空線用ダンパに関し、特に、風等により架空線が受ける揚力を抑止する架空線用ダンパに関する。
従来、送電線及び地線等の架空線において、当該架空線に雪が付着すると、着雪した雪の自重により回転して架空線が捩れ、回転しながら筒雪状に発達し、断線が生じるなどの障害が発生してしまう。したがって、雪の付着による架空線の捩れを防止するため、架空線には架空線用ダンパが設けられている。
このような架空線用ダンパには、架空線を把持するカラーの外周面に沿って回転する回転可動部が上部に設けられているとともに、重錘が嵌合されたクランプ部が下部に設けられている捩れ防止ダンパが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この捩れ防止ダンパでは、カラー及び回転可動部に、所定の回転角度で架空線の回転を停止させるストッパーが設けられており、架空線に付着する着雪の着雪形状を不均一にすることにより、風等による架空線の受ける揚力(以下、「ギャロッピング」ともいう。)を抑止している。
特開2012−34470号公報
しかしながら、上述した構成の捩れ防止ダンパでは、所定の回転角度で架空線の回転を停止させるストッパーが設けられているものの、ギャロッピングの抑制に効果的な回動角度については開示されておらず、ギャロッピングの抑制に効果的な回動角度を有する架空線用ダンパが求められている。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、風等により架空線が受ける揚力を効果的に抑止することが可能な架空線用ダンパを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の架空線用ダンパは、架空線に設けられる架空線用ダンパであって、前記架空線の外周面に装着されるクランプ機構と、下方が重錘に取り付けられ、上方が前記クランプ機構に回動可能に取り付けられた回動部材とを備え、前記クランプ機構には、前記重錘が鉛直方向に対して±20度以上±40度以下の角度範囲内で回動するように前記回動部材の回動範囲を規制する規制部を有することを特徴とする。
本発明の架空線用ダンパは、前記回動部材は、前記架空線と前記クランプ機構との間で回動可能な回動部と、当該回動部と前記重錘とを連結する連結部とを有し、前記規制部は、前記クランプ機構が前記重錘の側に開口した開口部を画成する開口端面であり、前記連結部が前記開口端面に当接することにより前記重錘の回動を規制することを特徴とする。
本発明の架空線用ダンパは、前記クランプ機構は、一対のヒンジ片からなり、前記一対のヒンジ片は、前記回動部材を挟持する側の回動側端部と、当該回動側端部同士を開閉可能に連結した連結側端部とを有し、前記一対のヒンジ片は、前記可動側端部同士を閉じた際に前記規制部の前記開口端面が形成されることを特徴とする。
本発明に係る架空線用ダンパによれば、風等により架空線が受ける揚力を効果的に抑止することができる。
シミュレーションを行う架空線の第1の解析条件を示す図である。 図1における架空線が受ける風の吹上角度と、架空線に着雪する模擬着雪とを示す図である。 図1における架空線用ダンパの重錘の回動角度を示す平面図である。 第1の解析条件における架空線の水平方向の変位と垂直方向の変位とを示す図である。 シミュレーションを行う架空線の第2の解析条件を示す図である。 第2の解析条件における架空線の水平方向の変位と垂直方向の変位とを示す図である。 シミュレーション結果の検証を行う観測条件を示す図である。 観測条件下における架空線の水平方向の変位と垂直方向の変位との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る架空線用ダンパの全体構成を示す平面図である。 図9に示す架空線用ダンパの側面図である。 図9に示すA−A線に沿う断面における断面図であり、図11(a)は、図10に示す一対のヒンジ片を閉じた状態を示す断面図であり、図11(b)は、図10に示す一対のヒンジ片を開いた状態を示す断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[1.架空線のシミュレーション]
はじめに、図1から図8を参照して、架空線の揺れを解析した解析結果について説明する。架空線が着雪されて風等を受けることにより回動すると、重錘が架空線の回動方向と反対方向に回動する。そこで、当該架空線に付着される着雪の着雪状態を不均一にするための適切な架空線の揺れの抑制に効果的な重錘の回動角度を解析ソフト(送電線のギャロッピング解析コード:CAFSS、送電線のギャロッピング解析コードのバージョン:CAFSS EVOLUTION PRO version 1.01.03)によるシミュレーションにより検証する。
[1−1.第1の解析条件におけるシミュレーション]
まず、図1から図3を参照して、第1の解析条件におけるシミュレーションについて説明する。図1は、シミュレーションを行う架空線L1の第1の解析条件を示す図である。図2は、図1における鉄塔ST1側から架空線L1を見た場合における架空線L1が受ける風の吹上角度と、架空線L1に着雪する模擬着雪Sを示す断面図である。図3は、図1における架空線用ダンパA1の重錘W1の回動角度を示す平面図である。
図1に示すように、高さ45.5mの鉄塔ST1及び鉄塔ST2との間の架空線L1に架空線用ダンパA1を2個配置した場合を第1の解析条件としてシミュレーションを行った。具体的には、鉄塔ST1と鉄塔ST2との高低差が8m、鉄塔ST1と鉄塔ST2との間の径間長を250mとした。
図1に示す架空線L1は、断面積が410mmの単導体である銅心アルミより線(ACSR)からなり、鉄塔ST1における地上から37mの高さ位置と、鉄塔ST2における地上から37mの高さ位置との間に架設された場合を想定した。
また、架空線L1に配置する架空線用ダンパA1は、断面積410mm用のカウンターウエイトであり、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって98mの位置、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって174mの位置にそれぞれ配置した場合を想定した。
図2に示すように、架空線L1の受ける風が、鉄塔ST1側から鉄塔ST2側に向かって見た場合における風の吹上角度GAは水平線Hに対して−2度、平均風速は15.4m/sとした場合、架空線L1に着雪する模擬着雪Sの形状は、鉄塔ST1側から見た断面形状が略三角形になると想定した。具体的には、模擬着雪Sの形状は、架空線L1の外周から三角形の頂点までの長さが架空線L1の外径Dに対して0.5D、水平線Hから三角形の頂点までの初期着雪角度SAは10度となる。
そして、図3に示すように、架空線用ダンパA1の重錘W1の鉛直方向に対する垂線(仮想線)を回動中心とした回動角度RAを0度、±20度、±30度、±40度とした場合の架空線L1に対して第1の解析条件によりシミュレーションを行った。この場合、架空線L1が着雪されて風等を受けることにより回動すると、重錘W1が自重により架空線L1の回動方向と反対方向に回動するものとする。
この第1の解析条件においてシミュレーションを行った結果を図4に示す。図4は、2個の架空線用ダンパA1が装着された架空線L1の第1の解析条件による揺れ(水平方向の変位と垂直方向の変位(すなわち揚力))を描いた軌跡(以下、リサージュという。)を示す図である。
図4に示すように、2個の架空線用ダンパA1が装着された架空線L1の垂直方向及び水平方向への変位は、回動角度が0度の場合は水平方向に約0m〜3.3m、垂直方向に約−0.7m〜1.3mの範囲で変位した。また、回動角度が±20度の場合は水平方向に約0m〜3m、垂直方向に約−0.1〜0.7mの範囲で変位し、回動角度が±30度の場合は水平方向に約0m〜3m、垂直方向に約−0.1〜0.6mの範囲で変位し、回動角度が±40度の場合は水平方向に約0m〜3m、垂直方向に約−0.1〜0.5mの範囲で変位した。
このように、架空線L1に対して第1の解析条件によりシミュレーションを行った結果、重錘W1の回動角度が0度の場合と比較して、±20度、±30度、±40度では、垂直方向における架空線L1の揚力が抑制されていることがシミュレーション結果として得られた。このため、重錘W1の回動角度が±20度、±30度、±40度の何れにおいても、第1の解析条件において架空線L1が受ける揚力を効果的に抑止することができると推察される。
[1−2.第2の解析条件におけるシミュレーション]
次いで、図5を参照して、第2の解析条件におけるシミュレーションについて説明する。図5は、シミュレーションを行う架空線L2の第2の解析条件を示す図である。
図5に示すように、高さ45.5mの鉄塔ST1及び鉄塔ST2との間の架空線L2に架空線用ダンパA2を4個配置した場合を第2の解析条件としてシミュレーションを行った。具体的には、鉄塔ST1と鉄塔ST2との高低差が9.5m、鉄塔ST1と鉄塔ST2との間の径間長を360mとした。
図5に示す架空線L2は、断面積が160mmの単導体である銅心アルミより線(ACSR)からなり、鉄塔ST1における地上から37mの高さ位置と、鉄塔ST2における地上から37mの高さ位置との間に架設された場合を想定した。すなわち架空線L2は、架空線L1とは断面積が異なっている。
また、架空線L2に配置する架空線用ダンパA2は、断面積160mm用のカウンターウエイトであり、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって47mの位置、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって141mの位置、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって203mの位置、鉄塔ST1から鉄塔ST2へ向かって250mの位置にそれぞれ配置した場合を想定した。
この架空線L2の受ける風についても、第1の解析条件と同様に、鉄塔ST1側から鉄塔ST2側に向かって見た場合における風の吹上角度GAは水平線Hに対して−2度とした(図2参照)。ただし、第1の解析条件とは異なり、第2の解析条件では平均風速は15m/sとした。この場合も、架空線L2に着雪する模擬着雪の形状は、第1の実施の形態と同様に、鉄塔ST1側から見た断面形状が略三角形になると想定した(図2参照)。この場合、具体的には、模擬着雪Sの形状は、架空線L2の外周から三角形の頂点までの長さが架空線L2の外径Dに対して0.5Dであるが、水平線Hから三角形の頂点までの初期着雪角度SA(図2参照)は30度となる。
そして、架空線用ダンパA2の重錘W2の鉛直方向に対する垂線(仮想線)を回動中心とした回動角度RA(図3参照)が0度、±30度、±40度であとした場合の架空線L2に対して第2の解析条件によりシミュレーションを行った。この場合も、架空線L2が着雪されて風等を受けることにより回動すると、重錘W2が自重により架空線L2の回動方向と反対方向に回動するものとする。
この第2の解析条件においてシミュレーションを行った結果を図6に示す。図6は、4個の架空線用ダンパA2が装着された架空線L2の第2の解析条件による揺れ(水平方向の変位と垂直方向の変位(すなわち揚力))を描いたリサージュを示す図である。
図6に示すように、4個の架空線用ダンパA2が装着された架空線L2の垂直方向及び水平方向への変位は、回動角度RAが0度の場合は水平方向に約0m〜6.7m、垂直方向に約0m〜2.5mの範囲で変位した。また、回動角度RAが±30度の場合は水平方向に約0m〜6.5m、垂直方向に約0〜1.5mの範囲で変位し、回動角度RAが±40度の場合は水平方向に約0m〜6.2m、垂直方向に約0〜1.1mの範囲で変位した。
このように、架空線L2に対して第2の解析条件によりシミュレーションを行った結果、重錘W2の回動角度RAが0度の場合と比較して、±30度及び±40度では、垂直方向における架空線L2の揚力が抑制されていることがシミュレーション結果として得られた。このため、重錘W2の回動角度RAが±30度及び±40度の何れにおいても、第2の解析条件において架空線L2が受ける揚力を効果的に抑止することができると推察される。
[1−3.シミュレーション結果の検証]
次いで、図7を参照して、上述したシミュレーション結果が正しいか否かを実際に検証した実験結果について説明する。図7は、シミュレーション結果の検証を行う観測条件(実験条件)を示す図である。
なお、シミュレーション結果の検証は、上述した第2の解析条件における架空線L2及び4個の架空線用ダンパA2を用いた場合を観測条件として検証する。具体的には、山形県東田川郡庄内町狩川大堰台8−112に設置された最上試験線3号鉄塔ST3と4号鉄塔ST4との間に架設された架空線L2に4個の架空線用ダンパA2を実際に装着して観測を行った。
また、架空線L2に着雪する初期着雪角度は、第2の解析条件と同様に、水平線Hから三角形の頂点までの初期着雪角度SAを30度とした。
そして、架空線用ダンパA2の重錘W2の回動角度RA(図3参照)が0度又は±30度である架空線用ダンパA2が装着された架空線L2の揺れをそれぞれ観測した。架空線L2は、張力計TMにより所定の張力で架設されており、架空線L2の架空線用ダンパA2に取付けられた標的TをITV(Industrial TeleVision)カメラC1及びC2によって撮影することにより観測した。
標的Tは、3号鉄塔ST3から4号鉄塔ST4に向かって141m、203mの位置に装着された架空線用ダンパA2にそれぞれ取り付けられており、3号鉄塔ST3に設置されたITVカメラC1及びC2から標的Tを24時間連続して撮影することにより観測した。
この観測条件において観測を行った結果を図8に示す。図8は、上述した観測条件下で4個のうち2個の架空線用ダンパA2に取り付けられた標的Tを観測した場合における水平方向の変位と垂直方向の変位を描いたリサージュを示す図である。
なお、図8に示すリサージュでは、重錘W2の回動角度RAが0度の場合では4号鉄塔ST4に設置された風速計AMが示す風速が風速17m/s、重錘W2の回動角度RAが±30度の場合では風速計AMが示す風速が風速14.5m/s、および、風速19m/sのときにそれぞれ標的Tを撮影した画像を抽出して示した。
図8に示すように、4個の架空線用ダンパA2が装着された架空線L2の垂直方向及び水平方向への変位は、回動角度RAが0度の場合は水平方向に約1.9m〜6.3m、垂直方向に約0.3m〜1.9mの範囲で変位した。また、回動角度RAが±30度で風速14.5m/s場合は、水平方向に約0m〜1.6m、垂直方向に約−0.2〜1.6mの範囲で変位し、回動角度RAが±30度で風速19m/sの場合は、水平方向に約2.6m〜4.3m、垂直方向に約−0.2〜1.9mの範囲で変位した。
このように、上述した観測条件において観測を行った結果、重錘W2の回動角度RAが0度の場合と比較して、±30度では、風速14.5m/s及び風速19m/sの何れにおいても、垂直方向及び水平方向における標的Tの揺れが抑制されていることが実験結果により判明した。このため、重錘W2の回動角度RAが±30度では、架空線L2の揺れを効果的に抑止することができると推察される。
[2.架空線用ダンパの全体構成]
次いで、図9から図11を参照して、本発明の実施の形態に係る架空線用ダンパの構成について説明する。なお、本発明の実施の形態に係る架空線用ダンパは、上述した第1の解析条件及び第2の解析条件におけるシミュレーションの結果、及び、上述した観測結果に基づいて、架空線が着雪されて風等を受けることにより回動すると、重錘が架空線の回動方向と反対方向に鉛直方向の垂線を中心として±30度の角度範囲RAで回動する構成の架空線用ダンパとした。
図9は、本発明の実施の形態に係る架空線用ダンパの全体構成を示す平面図であり、図10は、架空線用ダンパ1の側面図である。図11(a)、(b)は、図9に示すA−A線に沿う断面における断面図であり、図11(a)は、図10の一対のヒンジ片21a,21bを閉じた状態を示す断面図であり、図11(b)は、図10の一対のヒンジ片21a,21bを開いた状態を示す断面図である。
図9に示すように、架空線用ダンパ1(架空線用ダンパA2に相当)は、架空線L2の外周面に装着されるクランプ機構2と、下方が重錘3a,3bに取り付けられ、上方がクランプ機構2に回動可能に取り付けられた回動部材4とを備えている。
クランプ機構2は、図10に示すように、一対のヒンジ片21a,21bと、図11(a)に示すように、クランプ機構2内部で架空線L2(図10参照)を挟持する一対の半円筒状のカラー25a,25bと、連結側端部23a,23bに設けられた連結ピン26とを有している。
一対のヒンジ片21a,21bは、図11(a)に示すように、回動部材4を保持する側の回動側端部22a,22bと、当該ヒンジ片21a、21bの回動側端部22a,22b同士を開閉可能に連結された連結側端部23a,23bとを有している。連結側端部23a,23bは、連結ピン26によって当該連結ピン26を中心として開閉可能に連結されている。
一対のヒンジ片21a,21bは、図11(a)に示すように、回動側端部22a,22b同士を近づけて閉じている状態では側面視が略円形状となるが、図11(b)に示すように、回動側端部22a,22b同士を離して開いた状態では側面視が略M字形状となる。
図10に示すように、一対のヒンジ片21a,21bには、ボルト挿通孔211a,211bがそれぞれ形成されており、回動側端部22a,22b同士を閉じた状態ではボルト挿通孔211a,211bは同軸上に位置付けられる。
ヒンジ片21aには、図10に示すように、ロックナット71が配設される凹部212が形成されている。したがって、ボルト72はボルト挿通孔211a,211bに挿通された状態で、ヒンジ片21aの凹部212に配設されたロックナット71と締結される(図10参照)。
1対のヒンジ片21a、21bは、重錘3a,3bが鉛直方向の垂線(仮想線)を中心として±30度の角度範囲RAで回動するように回動部材4の回動範囲を規制する開口部(規制部)24を有している。開口部24は、クランプ機構2の本体において、長手方向X(図9参照)における長さ方向の中央が重錘3a,3b側へ向かって開口された部分である。
この場合、開口部24は、ヒンジ片21aの周方向の端部であり周方向と垂直な開口端面24aと、ヒンジ片21bの周方向の端部であり周方向と垂直な開口端面24bとによって、クランプ機構2の本体に画成された開口である。したがって、ヒンジ片21a、21bの開口端面24a,24bに対して、後述する回動部材4の連結部43が当接することになり、当該連結部43の回動範囲が規制されるので、重錘3a,3bの鉛直方向の垂線(仮想線)を中心とした回動角度RAが±30度の範囲内に制限される。
一対のカラー25a,25bは、図11(a)及び図11(b)に示すように、架空線L2を挟持する側の半円筒形状からなり、その挟持側端部251a,251bと、挟持側端部251a,251b同士を開閉可能に連結した薄板状のカラー側連結端部252a,252bとを有している。
一対のカラー25a,25bは、図11(a)に示すように、挟持側端部251a,251b同士を近づけて閉じた状態では側面視が略円形形状となるが、図11(b)に示すように、挟持側端部251a,251b同士を離して開いた状態では側面視が略M字形状となる。
また、カラー側連結端部252a,252bは、一対のヒンジ片21a,21bの連結側端部23a,23bとともに連結ピン26で連結されている。このため、一対のヒンジ片21a,21b及び一対のカラー25a,25bは、連結ピン26を支点にクランプ機構2の短手方向Y(図11(a)参照)に沿う方向へ拡がり、又は、狭まるように開閉可能である。すなわち、一対のカラー25a,25bは、一対のヒンジ片21a,21bの開閉と連動して開閉するものである。
そして、一対のカラー25a,25bは、架空線L2の断線を防止するため、クランプ機構2を中心とした前後所定長さのアーマロッド73を介して架空線L2を挟持する(図9参照)。なお、一対のカラー25a,25bは、クランプ機構2の長手方向X(図10参照)にわたって設けられる長さに形成されていてもよく、例えば長手方向Xにおける長さ方向の中央部分にのみとなる長さに形成、すなわち、クランプ機構2の長さ方向に対して部分的に形成されていてもよい。
回動部材4は、図11(a)に示すように、ヒンジ片21a,21bとカラー25a、25bとの間の間隙SPで回動可能な回動部41と、重錘3a,3b(図9参照)が取り付けられた重錘取付部42と、回動部41と重錘取付部42とを連結する連結部43とを有している。
回動部材4は、回動部41がヒンジ片21a,21bの回動側端部22a,22bの内周面に対して摺動しながら回動可能に保持されている。すなわち、回動部材4は、クランプ機構2と一体には接続されておらず、重錘3a,3bの回動に連動し、回動部41がヒンジ片21a,21bの回動側端部22a,22bの内周面に沿って回動される。
図10に示すように、重錘取付部42には、棒形状のピン421によってウェイト固定金具51(図9参照)が連結されている。このウェイト固定金具51は、その上部が重錘取付部42に取り付けられており、下部に棒形状のロッド511が挿入されている。このロッド511の一端及び他端には重錘3a,3bが嵌合固定されている(図9参照)。
図11(a)に示すように、連結部43は、開口部24に配置されており、一側が回動部41と一体的に形成され、他側が重錘取付部42に連結されている。この連結部43は、重錘3a,3bの回動に連動して回動部材4が回動した際に、開口部24の開口端面24a,24bと当接することにより重錘3a,3bの回動を規制する。すなわち、連結部43が開口部24の開口端面24a,24bと当接することにより、重錘3a,3bの回動角度RAが±30度を超えて回動しないように回動部材4の回動範囲を規制している。
[3.架空線用ダンパの架空線への装着方法]
次いで、図10及び図11を参照して、架空線用ダンパ1の架空線L2への装着方法について説明する。
はじめに、クランプ機構2の回動側端部22a,22b同士を離すことにより一対のヒンジ片21a,21b及び一対のカラー25a,25bを開き、一対のカラー25a,25bの間に架空線L2を位置させる(図11(b)参照)。
次に、一対のヒンジ片21a,21b及び一対のカラー25a,25bを閉じて回動側端部22a,22b同士を近づけさせ、ロックナット71およびボルト72により回動側端部22a,22b同士を最も近接させた状態で固定することにより、架空線L2に対して架空線用ダンパ1を装着する。
一対のヒンジ片21a,21b及び一対のカラー25a,25bを閉じる際、当該ヒンジ片21a、21bの回動側端部22a,22bに対して、重錘3a,3bが取り付けられた回動部材4の回動部41を回動可能に保持させることにより、架空線L2に対して回動部材4を介して重錘3a、3bが一体化される(図11(a)参照)。
このように一対のヒンジ片21a,21bが閉じられると、開口部24の開口端面24a,24bが形成され、回動部材4の連結部43が開口部24の開口端面24a,24bと当接可能となり、重錘3a,3bの鉛直方向に対する回動角度RA(図11(a)参照)が±30度の範囲内に規制される。
具体的には、架空線L2が着雪されて風等を受けることにより回動すると、この回動に連動してクランプ機構2が回動し、回動部材4の重錘取付部42に取り付けられた重錘3a、3bは、自重により架空線L2の回動方向と反対方向に回動し、重錘3a,3bの回動に連動して回動部材4の回動部41が回動する。そして、回動部材4の回動角度RA(図11(a)参照)が±30度を超えると、回動部材4の連結部43が開口端面24a,24bと当接するため、回動部材4の回動範囲が規制される。
このようにして架空線L2に装着された架空線用ダンパ1は、架空線L2が着雪されて風等を受けることにより回動すると、重錘3a、3bが自重により架空線L2の回動方向と反対方向に回動し、開口部24の開口端面24a,24bに連結部43が当接することにより、重錘3a,3bが回動する回動角度RA(図11(a)参照)が±30度の範囲内に規制される。このため、架空線L2の捩れ±30度の範囲内に規制することにより、架空線L2に付着される着雪を分散させ、架空線L2に過大に着雪する重着雪(筒雪)を抑制することができる。
そして、架空線L2の捩れを±30度の範囲内とすることにより、架空線L2に付着される着雪を分散させ、風等により架空線L2が受ける揚力についても最小限に抑止することができる。
また、架空線用ダンパ1は、一対のヒンジ片21a,21bを閉じた際に開口部24の開口端面24a,24bが形成されるため、新たに重錘3a,3bの回動を抑制するための部品が必要ない。このため、構成部品点数を増やすことなく容易に重錘3a,3bの回動を±30度の範囲内に抑制することができる。
さらに、架空線用ダンパ1は、回動側端部22a,22b同士を近づけ、一対のヒンジ片21a,21b及び一対のカラー25a,25bを閉じることにより、容易に架空線L2を挟持して装着することができる。
[4.他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態においては、架空線用ダンパ1は、架空線L2に設けられる場合について説明したが、架空線L2には、送電線(電力線)の他、地線も含まれる。
また、上述した実施の形態においては、架空線用ダンパ1は、重錘3a,3bが開口部24により鉛直方向に対して±30度の回動角度RAで回動するように回動部材4の回動範囲を規制する場合について説明したが、シミュレーション結果に応じて、回動部材4の回動範囲を20度以上40度以下の回動角度RAの範囲内で回動するようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に係る架空線用ダンパ1に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
1 架空線用ダンパ
2 クランプ機構
3a,3b 重錘
4 回動部材
21a,21b ヒンジ片
22a,22b 回動側端部
23a,23b 連結側端部
24 開口部(規制部)
24a,24b 開口端面
25a,25b カラー
26 連結ピン
41 回動部
42 重錘取付部
43 連結部
51 ウェイト固定金具
71 ロックナット
72 ボルト
73 アーマロッド
211a,211b ボルト挿通孔
212 凹部
251a,251b 挟持側端部
252a,252b カラー側連結端部
421 ピン
511 ロッド

Claims (2)

  1. 架空線に設けられる架空線用ダンパであって、
    前記架空線の外周面に装着されるクランプ機構と、
    下方が重錘に取り付けられ、上方が前記クランプ機構に回動可能に取り付けられた回動部材と
    を備え、
    前記クランプ機構には、前記重錘が鉛直方向に対して±20度以上±40度以下の角度範囲内で回動するように前記回動部材の回動範囲を規制する規制部を有し、
    前記回動部材は、前記架空線と前記クランプ機構との間で回動可能な回動部と、当該回動部と前記重錘とを連結する連結部とを有し、
    前記規制部は、前記クランプ機構が前記重錘の側に開口した開口部を画成する開口端面であり、
    前記連結部が前記開口端面に当接することにより前記重錘の回動を規制する
    ことを特徴とする架空線用ダンパ。
  2. 前記クランプ機構は、一対のヒンジ片からなり、
    前記一対のヒンジ片は、前記回動部材を挟持する側の回動側端部と、当該回動側端部同士を開閉可能に連結した連結側端部とを有し、
    前記一対のヒンジ片は、前記可動側端部同士を閉じた際に前記規制部の前記開口端面が形成される
    ことを特徴とする請求項記載の架空線用ダンパ。
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