JP6770023B2 - 通信システム、通信システムの制御方法、無線通信親機、無線通信親機の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および、通信システムの制御プログラム - Google Patents

通信システム、通信システムの制御方法、無線通信親機、無線通信親機の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および、通信システムの制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信システムの制御方法、無線通信親機、無線通信親機の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および、通信システムの制御プログラムに関し、特に、ガス、水道、電気等の使用量を検針するスマートメーターに係る通信システム等に関するものである。
従来、各家庭の電気、水道、ガス等の使用量を表すメーター値等のデータを、無線ネットワークを用いて収集・中継し、遠隔の検針センタ等のデータ収集センタに伝送する遠隔データ収集システムが存在する(例えば、特許文献1)。また、近年、IoT(Internet of Things)の広がりとともに、フィールド内の複数のスマートメーターによってネットワークを組み、検針データの収集やメーターの制御を行うシステムであるFAN(Field Area Network)と、FANによって収集されたデータを遠隔のサーバに送信するWAN(Wide Area Network)とを用いたスマートユーティリティシステムの開発が進められている(例えば、非特許文献1)。
FANにおいて、各メーターの情報は、各メーターに接続された複数の無線通信装置間のマルチホップ通信を用いて伝送することができ、下位の無線通信装置間を伝送した情報は上位のゲートウェイ(GW)へ収集・蓄積され、WANを介してサーバへ送信される。FANにおける無線通信装置間のマルチホップ通信により、電波の届きにくい場所に設置されたメーターの情報を、サーバへ伝送することが可能となる。なお、ゲートウェイの機能を無線通信装置に備えることによって、専用のゲートウェイ装置を用いることなく、各家庭に設置されたメーターのみ(すなわち、無線通信装置のみ)でFAN及びWANを可能とする汎用性の高い運用が試みられている。すなわち、一の無線通信装置で、ガスメーター間の通信(子機としての機能)と広域ネットワーク通信(親機としての機能)とを可能とするものである(例えば、非特許文献2)。
サーバは、各メーターの情報を処理し、メーターの管理者へ必要なデータを受け渡すIoT−PF(プラットフォーム)としての機能を有する。FANにおいて、親機は、IoT−PFからのポーリングを受け付けるための待機電力と、自機に接続された複数の子機及び自機のメーターの検針値をIoT−PFに送信するための送信電力とを必要とし、子機と比較して電力消費が大きくなるという特徴を有する。従って、各無線通信装置がWANによってIoT−PFとの通信を行うよりは、FANを組んで親機に子機のデータを集約し、親機のみがIoT−PFとの通信を行うことは、消費電力の観点からも有利である。
特開2002−218080号公報
"スマートシティにおけるWi-SUN FANソリューション"、[Online]、日新システムズ、[平成30年3月28日検索]、インターネット<URL:http://www.co-nss.co.jp/solution/sol-wisun_fan.html> "LPガスメーターのデータ取得、活用に向けた次世代IoT通信方式を搭載した通信ボードの開発について"、プレスリリース、[Online]、ソフトバンク株式会社、[平成30年3月25日検索]、インターネット<URL:https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20170808_01/>
ここで、メーターは電池により駆動され、メーターから電力を供給される無線通信装置の駆動期間にも期限がある。上述のように、親機は子機と比較して電力消費が大きく、FAN内の複数の無線通信装置間で、電池残量に偏りが生じるという問題がある。従って、FAN内の無線通信装置間で電池残量を平準化することが求められていた。
本発明は、FANを構成する複数の無線通信装置間での電池残量の偏りを削減し、無線通信装置間での電力負担を平準化させ、FAN全体での電池残量を平準化することが可能な通信システム、通信システムの制御方法、無線通信親機、無線通信親機の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および、通信システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る通信システムは、複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムであって、複数の無線通信子機は、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、第2の通信方式を介して少なくとも第1無線通信親機及び第2無線通信親機のいずれかへ送信し、第1無線通信親機は、情報処理装置との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信し、第2無線通信親機は、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断する。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、第1無線通信親機は、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、第2種の対象情報を受信した場合、当該第2種の対象情報を、第2の通信方式による通信を介して第2無線通信親機へ転送させてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、第2無線通信親機は、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、第1種の対象情報を受信した場合、当該第1種の対象情報を、第2の通信方式による通信を介して第1無線通信親機へ転送させてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、無線通信子機は、自機に関連付けられた対象に関する対象情報が第1種の対象情報である場合、第1種の対象情報を第1無線通信親機へ送信し、自機に関連付けられた対象に関する対象情報が第2種の対象情報である場合、第2種の対象情報を第2無線通信親機へ送信してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、少なくとも2の無線通信親機は電池駆動で動作するものであって、第1無線通信親機の電池残量に応じて、第1無線通信親機として動作させる無線通信親機と、第2無線通信親機として動作させる無線通信親機とを切り替えてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、無線通信装置群を構成する複数の無線通信装置は、動作モードとして、第1無線通信親機、第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の無線通信装置であって、情報処理装置は、所定の条件に基づき、第1無線通信親機、第2無線通信親機、無線通信子機として動作させる無線通信装置を切り替える設定情報を、無線通信装置群へ送信してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、情報処理装置は、所定の条件として、複数の無線通信装置のうち、残り稼働時間が長い無線通信装置から、第1無線通信親機、第2無線通信親機、無線通信子機として動作させる設定情報を、無線通信装置群へ送信してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、情報処理装置は、設定情報を、複数の無線通信装置の電波環境が変化した場合に、無線通信装置群へ送信してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、情報処理装置は、設定情報を、複数の無線通信装置のいずれかの無線通信装置における、対象情報の送信頻度が変化した場合に、無線通信装置群へ送信してもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、第1の通信方式は、電波法による免許を必要とする通信方式であり、第2の通信方式は、電波法による免許を必要としない通信方式であってもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムの制御方法は、複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムの制御方法であって、複数の無線通信子機に、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、第2の通信方式を介して少なくとも第1無線通信親機及び第2無線通信親機のいずれかへ送信させるステップと、第1無線通信親機に、情報処理装置との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信させるステップと、第2無線通信親機に、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断するステップと、を実行させる。
本発明の一実施形態に係る無線通信親機は、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける無線通信親機であって、自機の動作モードを、第1のモード及び第2のモードとの間で切り替えるモード切替部と、第1無線通信親機として動作する場合、情報処理装置との間で第1の通信方式による通信を確立して維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信し、第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断する通信部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る無線通信親機は、第1無線通信親機として動作時に、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、第2種の対象情報を受信した場合、当該第2種の対象情報を、第2無線通信親機へ転送させ、第2無線通信親機として動作時に、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、第1種の対象情報を受信した場合、当該第1種の対象情報を、第1無線通信親機へ転送させる転送部をさらに備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線通信親機の制御方法は、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける無線通信親機の制御方法であって、自機の動作モードを、第1のモード及び第2のモードとの間で切り替えるモード切替ステップと、第1無線通信親機として動作する場合、情報処理装置との間で第1の通信方式による通信を確立して維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信し、第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断する通信ステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける情報処理装置であって、第1無線通信親機との間で第1の通信方式による通信を確立して維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から送信された、無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して第1無線通信親機から受信し、第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ第1の通信方式による通信を確立し、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して第2無線通信親機に蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に第2無線通信親機から受信し、第2種の対象情報の送信の完了後、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信を切断する通信部、を備える。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法は、複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける情報処理装置の制御方法であって、第1無線通信親機との間で第1の通信方式による通信を確立して維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から送信された、無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して第1無線通信親機から受信し、第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ第1の通信方式による通信を確立し、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して第2無線通信親機に蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に第2無線通信親機から受信し、第2種の対象情報の送信の完了後、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信を切断する通信ステップ、を含む。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置は、動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、無線通信装置群のうち、第1無線通信親機及び第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける無線通信装置であって、動作モードを切り替えるモード切替部と、無線通信子機として動作する場合、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、第2の通信方式を介して少なくとも第1無線通信親機及び第2無線通信親機のいずれかへ送信し、第1無線通信親機として動作する場合、情報処理装置との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信し、第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断する通信部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置の制御方法は、動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、無線通信装置群のうち、第1無線通信親機及び第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける無線通信装置の制御方法であって、動作モードを切り替えるモード切替ステップと、無線通信子機として動作する場合、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、第2の通信方式を介して少なくとも第1無線通信親機及び第2無線通信親機のいずれかへ送信するステップと、第1無線通信親機として動作する場合、情報処理装置との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信するステップと、第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、無線通信装置群のうち、第1無線通信親機及び第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける情報処理装置であって、第1無線通信親機との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、当該無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して第1無線通信親機から受信し、第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ第1の通信方式による通信を確立し、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に第2無線通信親機から受信し、第2種の対象情報の受信の完了後、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信を切断する通信部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の制御方法は、動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、無線通信装置群のうち、第1無線通信親機及び第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムにおける情報処理装置の制御方法であって、第1無線通信親機との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、当該無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して第1無線通信親機から受信するステップと、第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ第1の通信方式による通信を確立し、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に第2無線通信親機から受信し、第2種の対象情報の受信の完了後、第2無線通信親機との間の第1の通信方式による通信を切断するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る通信システムの制御プログラムは、複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、を含む通信システムの制御プログラムであって、複数の無線通信子機に、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、第2の通信方式を介して少なくとも第1無線通信親機及び第2無線通信親機のいずれかへ送信させる機能と、第1無線通信親機に、情報処理装置との間で確立された第1の通信方式による通信を維持し、無線通信装置群を構成するいずれかの無線通信子機から、対象情報のうち第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、第1の通信方式を介して情報処理装置へ送信させる機能と、第2無線通信親機に、所定の時間のみ情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を確立し、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信が切断されている間に無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、対象情報のうち第2種の対象情報を、第1の通信方式による通信が確立されている間に情報処理装置へ送信し、蓄積された第2種の対象情報の送信の完了後、情報処理装置との間の第1の通信方式による通信を切断する機能と、を実現させる。
本発明によれば、FANを構成する複数の無線通信装置間での電力負担を平準化させ、FAN全体での電池残量を平準化することが可能な通信システム、通信システムの制御方法、無線通信親機、無線通信親機の制御方法、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、および、通信システムの制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るサーバ(情報処理装置)の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るテーブルの一例を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るFANの構成情報の一例を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るFANによる電力消費を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る無線通信親機の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る通信システムを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るFANによる電力消費を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下、諸図面を参照しながら、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による通信システムの構成例を示す図である。通信システム500は、各家庭、企業、施設等に設置されたメーターからの情報を収集したり、メーターの制御を遠隔で行うためのシステムである。メーターが測定する測定対象としては特に限定されるものではないが、例えば、ガス(都市ガス、LPガス)、水道、石油、電気等であってよい。以下の実施形態では、ガスを例として説明する。なお、本発明の一実施形態において、メーターは、外部から電力を供給されず、内部に備えられた蓄電池で駆動されるものであって、その駆動期間が有限であるものとする。
図1に示すように、通信システム500は、サーバ(情報処理装置)100と、無線通信装置200が備えられたメーター300と、ネットワーク400とを含む。なお、無線通信装置200は、図のように、メーター300の図示しない外側の入出力I/Fに接続されて、別個の無線通信装置としてメーター300の外部に備えられてもよい。すなわち、無線通信装置200は、メーター300に後付けされるものであってよい。また、無線通信装置200は、メーター300の製造時に組込まれて、メーター300と一体化されてもよい。あるいは、メーター300の内部に、例えば通信ボードとして組み込まれたり、一のボードでメーター300の機能と無線通信装置200の機能とが実現されていてもよい。無線通信装置200に関連付けられた対象はメーター300であり、対象情報として、メーター300による測定結果に関する情報が、無線通信装置200からサーバ100へ送信される。
通信システム500において、複数の無線通信装置200によってFAN10が構成されており、図1の例では、無線通信装置200Aa,200Ab,200Ac,200Ad及び200Aeによって、FAN10Aが、無線通信装置200Ba,200Bb,200Bc及び200Bdによって、FAN10Bが構成されている。ここで、FAN10AとFAN10Bとは、エリアが異なることによる区別であってもよいし、メーターの管理者が異なることによる区別であってもよい。後者の場合、エリアが重複していてもよい。なおこれ以降、特に区別する必要が無い場合、符号における英字は省略して説明する。または、無線通信装置の区別のため、符号における英字のみを用いて説明することもある。例えば、無線通信装置200Aaを「装置200a」、無線通信装置200Abを「装置200b」等と表示する。なお、各FANに含まれる無線通信装置は、図示した数に限られるものではない。
FAN10Aにおいて、無線通信装置200Aa,200Acはゲートウェイ(親機)として機能し、その他の無線通信装置200Ab,200Ad及び200Aeは子機として機能している。FAN10Aに含まれる親機(200Aa,200Ac)は、第1のモードで動作する第1無線通信親機(第1親機)、第2のモードで動作する第2無線通信親機(第2親機)として動作可能であって、いずれかの親機として動作し、FAN10Aは、少なくとも第1親機及び第2親機を含む。また、FAN10Bにおいて、無線通信装置200Baは親機、その他の無線通信装置200Bb〜200Bdは子機として機能している。なお、各無線通信装置200は、親機としても子機としても動作し得るが、後述する実施形態によっては、親機のみ、子機のみとして動作するものであってもよい。なお、詳細は後述するが、本発明の一実施形態によれば、FAN10Aに示すように、1つのFAN10に少なくとも2の親機が含まれることを特徴とする。従って、FAN10Bのように1つのFAN10に親機が1つ含まれるものは、本発明との比較のために例として記載するものである。
親機である無線通信装置200は、サーバ100との間で、第1の通信方式を用いてネットワーク400を介して直接に通信を行うことができる。ここで、第1の通信方式は、例えば、LTE、LTE−Advanced、第4世代(4G)、第5世代(5G)、CDMA等の通信方式である。また、第1の通信方式は、例えば、Category M, Category M1、NB−IoT(Narrow Band IoT)等のIoT向けの無線通信方式であり、LTEを拡張した通信方式である。また、第1の通信方式は例えば、電波法における免許を必要とする通信方式(公衆無線)である。なお、第1の通信方式は、これらの例に限られるものではない。子機である無線通信装置200は、第2の通信方式を用いて他の子機及び親機との通信(データの伝送)を行う。ここで、第2の通信方式としては、例えば、920MHz帯を使用して通信する特定小電力無線方式である。920MHz帯を使用して通信する特定小電力無線方式は、例えば、Wi-SUNの通信規格に基づく通信方式や、Zigbee(登録商標)等のIEEE802.15.4上で動作する無線通信規格の通信方式である。なお、第2の通信方式は、920MHz帯に限られず、どのような通信帯域で通信するものであってもよい。第2の通信方式は例えば、電波法における免許を必要としない通信方式である。第1の通信方式と第2の通信方式とは例えば、通信に用いる電波の周波数帯が互いに異なる。
詳細は後述するが、サーバ100は、各メーター300の保守管理を遠隔から実行する機能を有する。従って、サーバ100は、FAN10における親機と第1の通信方式によって接続され、FAN10を構成する各無線通信装置200へのポーリング要求の送信や、親機を介して各無線通信装置200からの応答を受信する。また、サーバ100は、親機を介して各無線通信装置200から送信された各メーター300の情報(対象情報)を処理し、図示しないメーターの管理者へ必要なデータを受け渡すIoT−PF(プラットフォーム)としての機能も有する。各メーター300の情報としては、測定対象の測定値(検針値)であって、測定対象の所定期間(例えば、1日、1週間、1カ月等)における使用量、測定対象の残量を示すデータであってよい。また、各メーター300の情報としては、測定対象の異常を表すデータ(例えば、ガス漏れ等)であってもよい。なお図において、サーバ100は2つ示してあるが、これに限られるものではない。なお、サーバ100は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよく、例えば、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレット等)、コミュニケーションプラットホーム等を含んでもよい。
ネットワーク400は、無線ネットワークや有線ネットワークを含んでよい。ネットワーク400は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)、LTE−Advanced、第4世代(4G)、第5世代(5G)、CDMA(code division multiple access)等である。なお、ネットワーク400は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、光回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber LINE)回線、衛星通信網等であってもよく、どのようなネットワークであってもよい。また、ネットワーク400は、これらの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク400は、これらの例を組み合わせた複数の異なるネットワークを含むものであってもよい。例えば、ネットワーク400は、LTEによる無線ネットワークと、閉域網であるイントラネット等の有線ネットワークとを含むものであってもよい。
<親機と子機と間の消費電力の違いについて>
ここで、親機と子機との間の消費電力の違いについて、図5のテーブルを用いて説明する。図5のテーブルTB1は、無線通信装置200で実行される処理毎に、通信頻度(平均実行回数)、通信データ量、送信パターン、消費電流とを関連付けて記憶したテーブルである。ガスメーターは、定期的な保守管理が必要であり、サーバ100と無線通信装置200との間で、指示と応答の送受信に係る通信が必然的に発生する。図5のテーブルTB1は、そのような通信において消費する消費電流(消費電力)を、予め測定し記憶するものである。ここで、無線通信装置200が親機として動作する場合、複数の子機が接続され、各子機に接続されたメーター300のデータを、第1の通信方式を用いてIoT−PFへ送信する必要があるが、消費電流は、無線通信装置200に接続されているメーター300の数に依存する。従って、テーブルTB1には、親機に接続されているメーター300の数に対して、処理毎に要する消費電力が、予め記憶されている。なお、無線通信装置200が子機として動作し、メーター300が自機に1台接続されている場合、子機は、メーター1台分のデータを、第2の通信方式を用いてFAN内で親機へ送信するのみでよい。
テーブルTB1についてさらに説明する。処理「定期検針」は、メーター300の検針値をサーバ100へ送信するもので、通信データ量は、上り(無線通信装置200からサーバ100へ)104バイト、下り208バイトである。また、「定期検針」が実行されるのは、月1回である。「定期検針」のデータの送信パターンは、複数のメーター300のデータを親機が蓄積してIoT−PFへ送信する「蓄積あり」のパターンである。さらに、「定期検針」に要する消費電流は、メーターが1台接続された子機で0.01mAh、メーターが2台接続された親機で0.219mAh、メーターが3台接続された親機で0.22mAhである。なお、処理「見える化」は、1日のガス使用量をグラフ化や数値化するためにデータの送受信を行う処理である。上記「定期検針」や「見える化」に関するデータは、子機から親機へ送信される都度サーバ100へ送信することを必要としない、リアルタイム性・緊急性の低いデータである。従って、これらのデータは、子機から親機へ送信された後、所定の時間まで親機に蓄積(記憶)されるデータである。本発明の一実施形態によれば、これらのデータのように、サーバ100へ都度送信する必要のないデータを第2種の対象情報とし、第2種の対象情報を子機から受信し蓄積する親機を、第2親機とする。
次に、処理「遠隔開栓」は、サーバ100から指示して、ガス栓を開栓する処理である。また、処理「緊急時業務」や「異常発呼」は、ガス漏れ等をサーバ100へ送信したり、他の報知システムへ異常発生を通知するものである。なお、上記処理のうち、「遠隔開栓」、「緊急時業務」、「異常発呼」は、即時に報知する必要があることから、送信パターンは、処理の度に送信される「都度送信」のパターンとなる。すなわち、子機から親機へ送信される度に、サーバ100へ送信されることが要求される。本発明の一実施形態によれば、これらのデータのように、サーバ100へ都度送信する必要のあるデータを第1種の対象情報とし、第1種の対象情報を子機から受信する親機を、第1親機とする。なお、数値は一例であって、これに限られるものではなく、また、この他のデータが記憶されてもよい。
図1及び上述のように、通信システム500によれば、子機は、他の子機又は親機との間で第2の通信方式で通信を行い、親機は、サーバ100との間の通信を第1の通信方式で行う。特定小電力無線方式である第2の通信方式と比べ、WANである第1の通信方式は、データの伝送に電力を多く必要とする。すなわち、第1の通信方式は、第2の通信方式と比べてデータの伝送や通信の待機に必要とする消費電力が大きい。なお、図1に示すFANを構成してサーバと通信を行うシステムの場合、各無線通信装置200は、他の無線通信装置200やサーバ100からの通知を待機する必要があり、待機時にも電力を消費する。TB2に一例として示すように、そのような待機時の消費電力も、第1の通信方式による通信の方が、第2の通信方式による通信と比べて大きい。以上が、FANを構成する上で生じ得る、親機と子機との間の消費電力の違いである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に概要について説明する。図6に、本発明の第1実施形態に係る通信システムを示す。本発明の第1実施形態によれば、少なくとも2の親機を含むFANを含む通信システムが提供される。そして、本発明の第1実施形態によれば、上述のように、サーバ100へ都度送信する必要のあるデータを第1種の対象情報とし、第1種の対象情報が送信される親機を、第1親機200Aaとする。さらに、サーバ100へ都度送信する必要のないデータを第2種の対象情報とし、第2種の対象情報が送信され蓄積される親機を、第2親機200Acとする。第1親機200Aaは、サーバ100との間で確立された第1の通信方式による通信(CN10)を維持し、サーバ100からのポーリング要求の受信や、子機や第2親機、自機からの緊急を要するデータの送信といった、待機電力を必要とする処理を実行する。第2親機200Acは、サーバ100との間で所定の時間のみ第1の通信方式による通信を確立(CN11)し、それ以外では、サーバ100との間の通信が切断される(図6(b)を参照されたい)。
第2親機200Acは、サーバ100との間の通信が切断されている間に、FAN10Aの子機(200Ab,200Ad,200Ae)から送信された第2種の対象情報を蓄積しておき、所定の時間にサーバ100との通信が確立された際に、蓄積した第2種の対象情報をサーバ100へ送信する。なお、第1親機200Aaのメーター300Aaに関する第2種の対象情報を受信し、蓄積してもよい。蓄積した第2種の対象情報の送信が完了した場合、第2親機200Acは、サーバ100との間の第1通信方式による通信を切断する。ここで、「所定の時間」とは、予め設定された時刻であってもよいし、所定の時間間隔で規定されるものであってもよい。例えばメーター300の管理者が、少なくとも1日1回は、各メーター300の検針結果を所望すると考えている場合を想定する。この場合、所定の時間を例えば「18:00」とし、毎日18:00にサーバ100との通信を確立(再開)し、前回の通信の切断から蓄積された第2種の対象情報が送信される。
なお、第1実施形態において、無線通信装置200は必ずしも親機及び子機の両方として動作する機能を備える必要はなく、1のFANに第1親機、第2親機が含まれていれば、その他の無線通信装置200は子機としてのみ動作するものであってよい。
上述のような第1実施形態によるFANの電池残量の平準化について、図7を用いて説明する。図7は、FAN10に含まれる各無線通信装置200について、親機である場合、子機である場合に、電池残量(電池残量)の時間軸に沿った変化を模式的に示す図である。図7(a)は、親機を1つのみ含むFAN、図7(b)は、本発明の第1実施形態による親機を2つ含むFANの模式図である。なお、図7(b)の場合、第1親機を親機a、第2親機を親機cであるとする。
図7(a)に示すように、装置aのみが親機であるFANの場合、時間の経過に伴い、親機aの電池残量が、電池残量Pa10からPa11、Pa11からPa12へと、子機b〜eの電池残量と比べて減少している。このように、親機の電池残量が急激に減少すると、サーバ100との通信に必要な電力を確保できなくなるおそれがある。さらに、親機の電池残量が少ないことにより、親機の電波環境や業務内容の変化に対応できなくなるおそれもある。例えば、電波環境が悪化し、サーバ100との通信に電力を多く消費する必要が生じたり、対象情報のサーバ100への送信頻度が増加したりといった場合に、必要な電力を確保できなくなる。これに対し、本発明の第1実施形態に係る図7(b)の親機を2つ含むFANの場合、親機aの電池残量の変化(Pa20〜Pa22)は、図7(a)の装置aのみが親機である場合と比べて緩やかである。これは、親機として定期的にサーバへ送信するデータ(第2種の対象情報)の送信を親機cが担うため、第2種の対象情報のサーバ100への送信に要する電力消費が、親機aに生じないことによる。また、親機cは、子機から送信されるデータの待機のため、第2通信方式での通信は維持する必要があるが、第2通信方式による通信の待機電力は、第1通信方式と比べて小さい。また、親機cにおいて、蓄積されていた第2種の対象情報の送信が完了した場合は、親機cとサーバ100との間の通信は切断されるため、親機cでは、第1通信方式での待機電力が消費されない。従って、本発明の第1実施形態では、親機が行うべき処理(親機の機能)を複数の無線通信装置に分散させることにより、FANを構成する無線通信装置間での電池残量を平準化することが可能となる。以上が、第1実施形態の概要である。
図2は、本発明の一実施形態によるサーバ100のブロック図である。図2に示すように、サーバ100は、制御部110、通信I/F部120、入出力I/F部130及び記憶部140を備える。
まず、記憶部140は、典型的には、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等各種の記録媒体により実現され、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラム及びデータを記憶する機能を有する。また、記憶部140には、サーバ100との通信を行う各FANに関する情報であって、各FANを構成する無線通信装置200及びメーター300に関する情報(構成情報)が記憶される。
図4に、記憶部140に記憶される本発明の第1実施形態に係るFAN10Aの構成情報のテーブルの一例を示す。図4に示すように、記憶部140には、各無線通信装置200を一意に識別可能な識別子である装置ID、各無線通信装置200について親機・子機の指定、各無線通信装置200の位置情報、メーター300を一意に識別可能な識別子であるメーターID、メーター300の設置年、メーター300の管理者に係るメーター管理者ID、第1の通信方式に必要なネットワークID、無線通信装置200が含まれるFANを識別するための第2の通信方式に必要なネットワークID等が記憶される。なお、上述したように、本発明の第1実施形態によれば、FAN10には親機が少なくとも2つ含まれ、図4に示すように、第1親機、第2親機としての構成情報が記憶される。第1の通信方式に必要なネットワークIDは例えばIPアドレスや電話番号などである。第2の通信方式に必要なネットワークIDは例えばFANのネットワークIDである。また、記憶部140には、FANの構成情報として、各子機に対し、親機とする無線通信装置200の指定(例えば、親機とする装置ID)が関連付けられて記憶されてもよい。なお、記憶部140に記憶される情報としては、図示及び上述したものに限られるものではない。
制御部110は、プログラム内のコードや命令によってサーバ100の各部を制御する機能を有するプロセッサである。制御部110は、通信制御部111、取得部112、算出部113、判定部114及び入出力制御部115を備える。通信制御部111は、通信I/F部120を介した通信を制御する。通信I/F部120は、アンテナ等の通信装置(図示せず)に接続されるインタフェースである。通信I/F部120は、無線通信装置200のような外部装置と、移動体通信網の通信回線を介してデータを通信する機能を有する。通信制御部111は、第1親機との通信を維持し、第1種の対象情報の受信を制御する。また、通信制御部111は、第2親機との通信を所定の時間に確立し、蓄積データの送信後、通信を切断させる。入出力制御部116は、入出力I/F部130を介した図示しない表示装置(ディスプレイ等)や入出力装置(キーボード、タッチパネル等)との接続を制御する。判定部114は、各種判定処理を行う。
取得部112は、無線通信装置200の動作モードの履歴に関するモード履歴情報を取得する。モード履歴情報は、上述した親機(第1親機又は第2親機)、子機のいずれかであったかの履歴であって、各動作モードの起動時間や、変更時間、動作モードの継続時間を含む。さらに、取得部112は、無線通信装置200で実行された処理の内容に関する処理履歴情報を取得する。さらに、取得部112は、動作モードの継続時間に関する継続時間情報を取得してもよい。また、取得部112は、無線通信装置200による、対象情報の送信頻度を取得してもよい。また、取得部112は、無線通信装置200との間の通信に係る通信品質に関する情報を取得してもよい。
算出部113は、取得部112で取得された情報と、上述したテーブルTB1,TB2に示す消費電流に関するデータとから、各無線通信装置200の消費電力(すなわち、電池残量)を算出する。
次に、無線通信装置200について説明する。図3は、本発明の一実施形態による無線通信装置200のブロック図である。なお上述のように、本発明の第1実施形態によれば、FAN10を構成する無線通信装置200は親機としてのみ機能するものであってよいし、子機としてのみ機能するものであってよいが、説明の簡易化のため、まず、無線通信装置200が親機としても子機としても動作可能な構成を図3に示す。図3に示すように、無線通信装置200は、制御部210、通信I/F部220、入出力I/F部230及び記憶部240を備える。
記憶部240は、典型的には、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等各種の記録媒体により実現され、無線通信装置200が動作するうえで必要とする各種プログラム及びデータを記憶する機能を有する。記憶部240は、例えば、制御部210における各種処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、記憶部240は、ドライバプログラムとして、IEEE802.11規格の無線通信方式や移動体通信(セルラー通信)の無線通信方式を実行する通信ドライバプログラムを記憶する。また、記憶部240は、IEEE802.11規格の無線通信方式や移動体通信(セルラー通信)の無線通信方式での認証等を行う接続制御プログラム等を記憶する。また、記憶部240は、無線LANのアクセスポイントに接続するための各種情報を記憶していてもよい。また、記憶部240は、メーターや自装置に関する情報(例えば、メーターID、無線通信装置ID、位置情報、管理者情報、ネットワークID、USIM、eSIM等の情報等)を記憶したり、所定の処理に係る一時的なデータ(通信履歴、メーターによる検針値、FANの構成データ等)を一時的に記憶したりしてもよい。また、記憶部240は、上述した図4のテーブルを含んでよい。
制御部210は、プログラム内のコードや命令によって所定の機能を実行するための機能を備え、例えば、中央処理装置(CPU)である。また、制御部210は、例えば、マイクロプロセッサやマルチプロセッサ、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)等であってもよい。なお、制御部210は、これらの例に限定されない。制御部210は、動作モード切替部211、通信制御部212、取得部213、算出部214、転送部215、判定部216及び入出力制御部217を含む。
通信制御部212は、通信I/F部220を介した他の無線通信装置、又は、サーバ100との間の通信を制御し、例えばデータの送受信のためのデジタル処理等を行う。通信I/F部220は、ネットワーク400を介して、他の無線通信装置200やサーバ100との間でデータの送受信が可能な通信インターフェースである。通信I/F部220は、例えば、無線通信が可能な通信インターフェースであり、無線LANのアクセスポイントを介して通信する機能や、LTEやCDMA等の無線通信ネットワークを介して通信するための機能を含んでいてもよい。ここで、通信I/F部220は、第1通信部221と第2通信部222とを含む。第1通信部221及び第2通信部222は、それぞれ、上述の第1通信方式及び第2通信方式を用いた通信のための通信インタフェースである。
なお、親機としてのみ、または、子機としてのみ動作する場合、動作モード切替部211は備えなくてもよい。さらに、子機としてのみ動作する場合、第1通信部221は備えなくてもよい。
入出力制御部217は、入出力I/F部230を介したメーター300との通信を制御する。入出力I/F部230は、例えばメーター300がガスメーターである場合、独自の通信規格であるNライン又はUバスのインタフェースであり、また、ガスメーター間の通信方式であるUバスエアにも対応するインタフェースである。無線通信装置200を通信ボードとして実現した場合、上記のインタフェースを備えることによって、既存のガスメーターに組込んで設置することができる。なお、メーター300はガスに限られるものではなく、入出力I/F部230は、水道等のメーターに組込むためのインタフェースであればよい。
以降、無線通信装置200の各動作モードについて説明する。
<子機の場合>
取得部213は、自機に関連付けられたメーター300による測定情報(対象情報)を取得する。取得部213によって取得された対象情報が、サーバ100への都度送信を必要とする緊急性・リアルタイム性の高い第1種の対象情報である場合、通信制御部212は、第2通信部222を介した第2の通信方式により、第1親機を宛先として第1種の対象情報を第1親機へ送信する。また、取得部213によって取得された対象情報が、サーバ100への都度送信を必要としない第2種の対象情報である場合、通信制御部212は、第2通信部222を介した第2の通信方式により、第2親機を宛先として第2種の対象情報を第2親機へ送信する。
<第1親機の場合>
通信制御部212は、第1通信部221を介してサーバ100との間の第1通信方式による通信を確立し、当該通信を維持する。そして、取得部213によって取得された自機に関連付けられたメーター300の測定情報が、第1種の対象情報であった場合、通信制御部212は、第1通信部221を介した第1の通信方式により、サーバ100を宛先として第1種の対象情報をサーバ100へ送信する。また、取得部213によって取得された対象情報が第2種の対象情報である場合、通信制御部212は、第2通信部222を介した第2の通信方式により、第2親機を宛先として第2種の対象情報を第2親機へ送信する。また、通信制御部212は、FANに含まれる子機や第2親機から第1種の対象情報を受信する都度、受信した第1種の対象情報を、サーバ100へ送信する。
<第2親機の場合>
通信制御部212は、第1通信部221を介したサーバ100との間の第1通信方式による通信を、所定の時間にのみ確立する。取得部213によって取得された自機に関連付けられたメーター300の測定情報が、第1種の対象情報であった場合、通信制御部212は、第2通信部222を介した第2の通信方式により、第1親機を宛先として、第1種の対象情報を第1親機へ送信する。また、取得部213によって取得された対象情報が第2種の対象情報であった場合、自機の記憶部240に蓄積する。また、通信制御部212は、FANに含まれ自装置の下位に接続された複数の子機や第1親機から、第2通信方式のマルチホップ通信により第2種の対象情報を受信すると、記憶部240に蓄積させる。そして、通信制御部212は、所定の時間に第1通信部221を介したサーバ100との間の第1通信方式による通信を再開し、記憶部240に蓄積された第2種の対象情報をサーバ100へ送信する。通信制御部212は、蓄積された第2種の対象情報の送信が完了すると、サーバ100との間の通信を切断する。
次に、第1実施態様におけるサーバ100、第1親機200Aa、第2親機200Ac、子機200Aeの処理について、図8のシーケンス図を用いて説明する。なお、FANとして、図3に示すFAN10Aを例に説明し、子機としては200Aeのみを記載するが、その他の子機200Ad,200Abについても同様である。まず、第1親機200Aaは、サーバ100との間の第1通信方式による通信を確立する(ステップS11)。子機200Aeは、第1種の対象情報を取得した場合、当該第1種の対象情報を、第2の通信方式によって第1親機200Aaへ送信する(ステップS12)。第1親機200Aaは、受信した第1種の対象情報を、第1の通信方式によってサーバ100へ送信する(ステップS13)。また、子機200Aeは、第2種の対象情報を取得した場合、当該第2種の対象情報を、第2の通信方式によって第2親機200Acへ送信する(ステップS14)。第2親機200Acは、受信した第2種の対象情報を蓄積する(ステップS15)。第2親機200Acは、所定時間であるか否か判定し(ステップS16)、所定時間である場合、サーバ100との間の第1通信方式による通信を確立する(ステップS17)。その後、第2親機200Acは、蓄積した第2種の対象情報をサーバ100へ送信する(ステップS18)。送信が完了すると、第2親機200Acは、サーバ100との間の第1通信方式による通信を切断する(ステップS19)。なお、第1種の対象情報は、緊急時等、取得された際に送信するものであって、必ずしも図8のシーケンス図通りに取得されるものではない。
次に、本発明の第1実施形態による、無線通信親機として動作する無線通信装置200制御方法について、図9のフローチャートを用いて説明する。まず、動作モードが判定され(ステップT11)、第1親機として動作する場合、サーバ100との間で、通信制御部212は、第1の通信方式による通信を確立する(ステップT12)。そして、自機の下位に接続された子機から、第1種の対象情報を第2の通信方式を介して受信する度に、通信制御部212は、第1種の対象情報を、第1の通信方式を介してサーバ100へ送信する(ステップT13)。第2親機として動作する場合、通信制御部212は、自機の下位に接続された子機から、第2種の対象情報を第2の通信方式を介して受信し、蓄積する(ステップT14)。その後、所定の時間になるまで、第2種の対象情報の受信を継続する(ステップT15)。所定の時間となった場合、通信制御部212は、サーバ100との間で、第1の通信方式による通信を確立する(ステップT16)。そして、蓄積した第2種の対象情報を、第1の通信方式を介してサーバ100へ送信する(ステップT17)。その後、通信制御部212は、サーバ100との間の第1の通信方式による通信を切断する(ステップT18)。そして、ステップT11へ戻り処理を継続する。
本発明の第1実施形態によれば、親機の機能を2つの無線通信装置に分散させ、サーバ100と常時接続される第1親機と、所定の時間のみサーバ100と接続される第2親機とを含むFANが構成される。第2親機は、リアルタイム性の低いデータをまとめて送信し、送信するときのみ第1通信方式による通信を確立するため、待機電力を必要とせず、消費電力を抑えることができる。また、第1親機は、送信すべきデータ量を低減でき、さらに、子機との間の第2の通信方式による通信の頻度を抑えることができるため、それによる消費電力を削減することができる。従って、FAN内で1つの親機のみ電池残量が減少するという課題を解決し、FAN内の無線通信装置間の電池残量を平準化することができる。
<第1実施形態の変形例>
なお、取得部213は、自装置の動作モード(第1親機、第2親機、子機)に関するモード履歴情報と、自装置で実行された処理に関する処理履歴情報とを取得してもよい。取得されたそれら情報は、サーバ100へ送信され(自装置が子機の場合、第1親機を介して)、サーバ100によって、上述したテーブルTB1,TB2を用いた各無線通信装置の電池残量の算出に用いられてもよい。なお、無線通信装置200がテーブルTB1,TB2を記憶し、算出部214によって、自装置の電池残量を算出してもよい。
第1実施形態において、第1親機として動作する無線通信装置は、第2親機と比較して待機電力を多く消費する。サーバ100は、第1親機と第2親機との間で電池残量を比較し、第1親機の電池残量が少なくなった場合に、第1親機と第2親機とを切り替える設定情報を、FAN10へ送信してもよい。または、第1親機が自機の電池残量を算出し、第2親機へ切替要求を送信してもよい。これにより、FAN内の電池残量をより平準化することが可能となる。
また、上述では、対象情報の送信時に、送信先が第1親機または第2親機として(例えば、IPアドレス等によって)指定される態様について説明した。しかしながら、対象情報を自機の下位に接続された無線通信装置から受信した場合に、転送部215が、対象情報の種別に応じて、送信先を書き換えてもよい。例えば、対象情報の種別によらず、あらかじめ設定されたルートによって情報を送信するツリー構造が設定され、上位に位置する親機(第1親機又は第2親機)の転送部215が、受信した対象情報の種別に応じて対象情報を転送してもよい。例えば、第1親機が、下位の子機から第2種の対象情報を受信した場合、当該第2種の対象情報の宛先を第2親機として書き換えて、第2の通信方式を介して第2親機へ送信してもよい。また、逆の場合も同様である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10に、本発明の第2実施形態に係る通信システムを示す。本発明の第2実施形態によれば、FAN10に含まれる無線通信装置200は、第1のモードで動作する第1無線通信親機(第1親機)、第2のモードで動作する第2無線通信親機(第2親機)、無線通信子機として動作可能であり、FAN10には、第1無線通信親機と第2無線通信親機との少なくとも2の親機が含まれる。さらに、第2実施形態によれば、第1親機、第2親機及び子機を、FANに含まれる無線通信装置200間で切り替える。
図10を用いて、第2実施形態の概要について説明する。図10(a)の場合、装置200Aaを第1親機、装置200Acを第2親機、装置200Ab,200Ad,200Aeを子機としたFAN10Aが構成されている。第1親機200Aaとサーバ100とは、第1の通信方式による通信CN10が、第2親機200Acとサーバ100とも、第1の通信方式による通信CN11が確立されている。その後、第1親機200Aaと第2親機200Acが所定の条件を満たす場合、子機200Ab,200Ad,200Aeから第1親機及び第2親機が選択され、切り替えられる。例えば、図10(b)の場合、装置200Abが第1親機と設定され、装置200Aeが第2親機と設定される。そして、装置200Aa、200Acは、子機として切り替えられる。
第2実施形態によるFANの電池残量の平準化について、図11を用いて説明する。なお、比較のため、図11(a)に、親機を1つのみ含むFANにおいて、当該親機を切り替える構成を示してある。図11(a)の場合、親機aの電池残量がPa31となった時に、子機bが親機bとして切り替えられ、親機aが子機aと切り替えられたとする。その後、親機bの電池残量はPb30となる。図11(a)に示すFANの場合、親機として動作した無線通信装置の電池残量が、子機としてのみ動作した無線通信装置と比較して電力の消費が激しい。これに対し、図11(b)に示す第2実施形態によるFANの場合、まず、親機a、親機cの消費電力がそれぞれPa41,Pc41となった際に、子機bが親機bに、子機eが親機eに切り替えられる。すると、切替前に親機として動作していた子機a、子機cの電池残量Pa42,Pc42は、親機b、親機eの電池残量Pb40,Pe40とほぼ同等であり、FAN内の電池残量を平準化することができる。
なお、第2実施形態において、親機の切替は、サーバ100によって指示されてもよいし、第1親機または第2親機によって指示されてもよい。また、切り替えるべき所定の条件としては、複数の無線通信装置200のうち、残り稼働時間(すなわち、電池残量)が長い無線通信装置から、第1親機、第2親機、子機として動作させてもよい。電池残量は、上述した算出部214又は113の処理によって求めることができる。また、所定の条件としては、無線通信装置200の電波環境が変化したことであってもよい。例えば、第1親機として動作していた無線通信装置の周囲に、壁などの障害物が設置され、通信環境が悪化した場合、第1親機を子機として動作させ、他の無線通信装置を第1親機として動作させる設定情報が送信されてもよい。逆に、通信環境が良好になった無線通信装置を、親機として動作させるよう切り替える設定情報が送信されてもよい。または、無線通信装置による対象情報の送信頻度が変化した場合を、所定の条件としてもよい。例えば、親機として動作していた無線通信装置による対象情報の送信が急激に増加した場合(ガス漏れが多発したり、検針データの送信の頻度を増加させる設定がなされた場合など)、当該親機を子機として動作させるような設定情報が送信されてもよい。
次に、第2実施形態におけるサーバ100、無線通信装置200Aa,200Ab,200Ac,200Aeの処理について、図12,13のシーケンス図を用いて説明する。なお、FANとして、図10に示すFAN10Aを例に説明し、無線通信装置200dについては説明を省略するが、他の無線通信装置200と同様である。
まず、無線通信装置200Aaは第1親機として動作し(ステップS21)、無線通信装置200Acは第2親機として動作する(ステップS22)ように設定される。第1親機200Aaの通信制御部212は、サーバ100との間で第1通信方式による通信を確立する(ステップS23)。第1親機200Aaは、子機200Aeから第1種の対象情報を受信すると(ステップS24)、その都度、第1種の対象情報をサーバ100へ送信する(ステップS25)。また、子機200Abから第1種の対象情報を受信すると(ステップS26)、その都度、第1種の対象情報をサーバ100へ送信する(ステップS27)。なお、ステップS24〜S27の処理は、シーケンス図通りに実行されるわけではなく、各無線通信装置200において第1種の対象情報が取得される度に実行されるものであってよい。また、第2親機200Acは、第2種の対象情報を子機200Ae,200Abから受信したり(ステップS28,S29)、第1親機200Aaから受信する(ステップS30)。第2親機200Acは、受信した第2種の対象情報を蓄積し、所定の時間となった場合に(ステップS31:YES)、サーバ100との間の第1通信方式による通信を確立する(ステップS32)。そして、蓄積された第2種の対象情報をサーバ100へ送信する(ステップS33)。第2種の対象情報の送信が完了すると、第2親機200Acは、サーバ100との間の第1通信方式による通信を切断する(ステップS34)。
続いて、図13のシーケンス図について説明する。サーバ100は、各無線通信装置200の間で所定の条件が成立する場合に、親機の切替指示を送信する(ステップS35)。所定の条件とは、上述のように、親機の電池残量の低減、通信環境の変化、通信頻度の変化等に基づく条件である。切替指示に応じて、無線通信装置200Abが第1親機として動作し(ステップS36)、無線通信装置200Aeが第2親機として動作する(ステップS37)。第1親機200Ab、第2親機200Aeの処理については、上述した第1親機Aa、第2親機Acとそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
第2実施形態によれば、FANを構成する無線通信装置200が親機としても子機としても動作可能であって、少なくとも2の親機を含むFANが構成され、無線通信装置200間で、第1親機、第2親機、子機の役割が切り替えられる。従って、各無線通信装置200の消費電力を平準化することが可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。また、サーバ100の機能として説明した処理は、無線通信装置200によって行われても良い。逆に、無線通信装置200によって行われるとした処理が、サーバ100によって行われてもよい。
また、本発明に係る発明の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限られないことは言うまでもない。例えば、上述では、図4のテーブルがサーバ100の記憶部140や、無線通信装置200の記憶部240に記憶される態様について説明したが、それら各種情報は、サーバ100や無線通信装置200とは別のメモリに、データベースとして記憶されてもよい。
また、電池残量の算出に、通信品質の劣化による消費電力の増加が考慮されてもよい。また、無線通信装置200の経年劣化による影響を考慮し、図5に示したテーブルが、所定期間毎に更新されてもよい。
また、上述では、無線通信装置200がメーター300に接続され、子機として動作する無線通信装置200によって、対象情報の種別や送信先の判定が行われる態様について説明した。すなわち、上述の態様では、メーター300は、検針値やガス漏れ等の対象情報を取得した際に、当該対象情報を単に無線通信装置200へ伝送するのみである。しかしながら、対象情報の種別や送信先の判定が、メーター300によって行われてもよい。すなわち、メーター300は、無線通信装置200へ対象情報を伝送する際に、その種別や宛先をも含めて伝送し、無線通信装置200は、メーター300から指示された宛先に、対象情報を送信してもよい。
さらに、上述では、ガスメーターを一例に説明したが、本発明はそれに限られるものではなく、水道、石油等のメーターであってもよい。あるいは、メーターに限られず、電池で駆動し測定データを送信する任意のセンサーであってもよい。
サーバ100又は無線通信装置200の各機能部は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。また、各機能部は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。
図14に、本実施形態におけるサーバ100又は無線通信装置200を実現可能なコンピュータ20の一例を示すハードウェア構成を示す。サーバ100又は無線通信装置200の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、サーバ100又は無線通信装置200は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU24、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)26又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)27、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)25等を備えている。そして、コンピュータ20(又はCPU24)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。すなわち、本発明に係るサーバ100又は無線通信装置200は、CPU24がRAM25上にロードされたプログラムを実行することにより、通信制御部111、取得部112、算出部113、判定部114及び入出力制御部115、並びに、動作モード切替部211、通信制御部212、取得部213、算出部214、転送部215、判定部216及び入出力制御部217として機能する。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Ruby等のスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)等のオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5等のマークアップ言語等を用いて実装できる。
100 サーバ(情報処理装置)
10 FAN
110 制御部
111 通信制御部
112 取得部
113 算出部
114 判定部
115 入出力制御部
120 通信I/F部
130 入出力I/F部
140 記憶部
200 無線通信装置
210 制御部
211 動作モード切替部
212 通信制御部
213 取得部
214 算出部
215 転送部
216 判定部
217 入出力制御部
220 通信I/F部
221 第1通信部
222 第2通信部
230 入出力I/F部
240 記憶部
300 メーター
400 ネットワーク
500 通信システム

Claims (21)

  1. 複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、前記複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムであって、
    前記複数の無線通信子機は、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、前記第2の通信方式を介して少なくとも前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機のいずれかへ送信し、
    前記第1無線通信親機は、前記情報処理装置との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信し、
    前記第2無線通信親機は、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断する、通信システム。
  2. 前記第1無線通信親機は、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記第2種の対象情報を受信した場合、当該第2種の対象情報を、前記第2の通信方式による通信を介して第2無線通信親機へ転送させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2無線通信親機は、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記第1種の対象情報を受信した場合、当該第1種の対象情報を、前記第2の通信方式による通信を介して前記第1無線通信親機へ転送させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記無線通信子機は、
    自機に関連付けられた対象に関する対象情報が第1種の対象情報である場合、前記第1種の対象情報を前記第1無線通信親機へ送信し、
    自機に関連付けられた対象に関する対象情報が第2種の対象情報である場合、前記第2種の対象情報を前記第2無線通信親機へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記少なくとも2の無線通信親機は電池駆動で動作するものであって、前記第1無線通信親機の電池残量に応じて、前記第1無線通信親機として動作させる無線通信親機と、前記第2無線通信親機として動作させる無線通信親機とを切り替える、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記無線通信装置群を構成する前記複数の無線通信装置は、動作モードとして、前記第1無線通信親機、前記第2無線通信親機、及び、前記無線通信子機として動作可能な、電池駆動の無線通信装置であって、
    前記情報処理装置は、
    所定の条件に基づき、前記第1無線通信親機、前記第2無線通信親機、前記無線通信子機として動作させる無線通信装置を切り替える設定情報を、前記無線通信装置群へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記所定の条件として、前記複数の無線通信装置のうち、残り稼働時間が長い無線通信装置から、前記第1無線通信親機、前記第2無線通信親機、前記無線通信子機として動作させる前記設定情報を、前記無線通信装置群へ送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記情報処理装置は、
    前記設定情報を、前記複数の無線通信装置の電波環境が変化した場合に、前記無線通信装置群へ送信する、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の通信システム。
  9. 前記情報処理装置は、
    前記設定情報を、前記複数の無線通信装置のいずれかの無線通信装置における、前記対象情報の送信頻度が変化した場合に、前記無線通信装置群へ送信する、
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の通信システム。
  10. 前記第1の通信方式は、電波法による免許を必要とする通信方式であり、前記第2の通信方式は、前記電波法による免許を必要としない通信方式である、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の通信システム。
  11. 複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、前記複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムの制御方法であって、
    前記複数の無線通信子機に、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、前記第2の通信方式を介して少なくとも前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機のいずれかへ送信させるステップと、
    前記第1無線通信親機に、前記情報処理装置との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信させるステップと、
    前記第2無線通信親機に、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断するステップと、を実行させる通信システムの制御方法。
  12. 第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記無線通信親機であって、
    自機の動作モードを、前記第1のモード及び前記第2のモードとの間で切り替えるモード切替部と、
    前記第1無線通信親機として動作する場合、前記情報処理装置との間で前記第1の通信方式による通信を確立して維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、前記第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信し、前記第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信部と、
    を備える無線通信親機。
  13. 前記第1無線通信親機として動作時に、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記第2種の対象情報を受信した場合、当該第2種の対象情報を、前記第2無線通信親機へ転送させ、前記第2無線通信親機として動作時に、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記第1種の対象情報を受信した場合、当該第1種の対象情報を、前記第1無線通信親機へ転送させる転送部、
    をさらに備える請求項12に記載の無線通信親機。
  14. 第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記無線通信親機の制御方法であって、
    自機の動作モードを、前記第1のモード及び前記第2のモードとの間で切り替えるモード切替ステップと、
    前記第1無線通信親機として動作する場合、前記情報処理装置との間で前記第1の通信方式による通信を確立して維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、前記第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信し、前記第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信ステップと、
    を含む無線通信親機の制御方法。
  15. 複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記情報処理装置であって、
    前記第1無線通信親機との間で前記第1の通信方式による通信を確立して維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から送信された、前記無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記第1無線通信親機から受信し、前記第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ前記第1の通信方式による通信を確立し、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して前記第2無線通信親機に蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記第2無線通信親機から受信し、前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信部、
    を備える情報処理装置。
  16. 複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1無線通信親機との間で前記第1の通信方式による通信を確立して維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から送信された、前記無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記第1無線通信親機から受信し、前記第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ前記第1の通信方式による通信を確立し、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して前記第2無線通信親機に蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記第2無線通信親機から受信し、前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信ステップ、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  17. 動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、
    前記無線通信装置群のうち、前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記無線通信装置であって、
    前記動作モードを切り替えるモード切替部と、
    前記無線通信子機として動作する場合、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、前記第2の通信方式を介して少なくとも前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機のいずれかへ送信し、
    前記第1無線通信親機として動作する場合、前記情報処理装置との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信し、
    前記第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信部と、
    を備える無線通信装置。
  18. 動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、
    前記無線通信装置群のうち、前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記無線通信装置の制御方法であって、
    前記動作モードを切り替えるモード切替ステップと、
    前記無線通信子機として動作する場合、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、前記第2の通信方式を介して少なくとも前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機のいずれかへ送信するステップと、
    前記第1無線通信親機として動作する場合、前記情報処理装置との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信するステップと、
    前記第2無線通信親機として動作する場合、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断するステップと、
    を含む無線通信装置の制御方法。
  19. 動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、
    前記無線通信装置群のうち、前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記情報処理装置であって、
    前記第1無線通信親機との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、当該無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記第1無線通信親機から受信し、
    前記第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ前記第1の通信方式による通信を確立し、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記第2無線通信親機から受信し、前記第2種の対象情報の受信の完了後、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信を切断する通信部と、
    を備える情報処理装置。
  20. 動作モードとして、第1のモードで動作する第1無線通信親機、第2のモードで動作する第2無線通信親機、及び、無線通信子機として動作可能な、電池駆動の互いに第2の通信方式を介して接続された複数の無線通信装置から構成される無線通信装置群と、
    前記無線通信装置群のうち、前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムにおける前記情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1無線通信親機との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、当該無線通信子機に関連付けられた対象に関する対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記第1無線通信親機から受信するステップと、
    前記第2無線通信親機との間で、所定の時間のみ前記第1の通信方式による通信を確立し、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記第2無線通信親機から受信し、前記第2種の対象情報の受信の完了後、前記第2無線通信親機との間の前記第1の通信方式による通信を切断するステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
  21. 複数の無線通信装置で構成される無線通信装置群であって、前記複数の無線通信装置として、第1のモードで動作する第1無線通信親機、及び、第2のモードで動作する第2無線通信親機の少なくとも2の無線通信親機、並びに、当該少なくとも2の無線通信親機の下位に接続され、互いに第2の通信方式によって通信可能に接続された複数の無線通信子機を含む無線通信装置群と、
    前記少なくとも2の無線通信親機と第1の通信方式を介した通信を行う情報処理装置と、
    を含む通信システムの制御プログラムであって、
    前記複数の無線通信子機に、それぞれ、自機に関連付けられた対象に関する対象情報を、前記第2の通信方式を介して少なくとも前記第1無線通信親機及び前記第2無線通信親機のいずれかへ送信させる機能と、
    前記第1無線通信親機に、前記情報処理装置との間で確立された前記第1の通信方式による通信を維持し、前記無線通信装置群を構成するいずれかの前記無線通信子機から、前記対象情報のうち第1種の対象情報を前記第2の通信方式を介して受信する度に、当該第1種の対象情報を、前記第1の通信方式を介して前記情報処理装置へ送信させる機能と、
    前記第2無線通信親機に、所定の時間のみ前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を確立し、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信が切断されている間に前記無線通信装置群を構成する複数の無線通信子機から受信して蓄積された、前記対象情報のうち第2種の対象情報を、前記第1の通信方式による通信が確立されている間に前記情報処理装置へ送信し、蓄積された前記第2種の対象情報の送信の完了後、前記情報処理装置との間の前記第1の通信方式による通信を切断する機能と、を実現させる通信システムの制御プログラム。

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