JP6769829B2 - パリソン搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、押出ヘッドから押出されたパリソンを中空体成形金型まで搬送するパリソン搬送装置に関するものである。
従来、中空体の製造においては、例えば、熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして押出ヘッドから押出して、そのパリソンをブロー成形金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
その場合に、図11に示すように、円筒状のパリソン2を円弧状のパリソン保持部材130を有するパリソン搬送装置110で保持して、ブロー成形金型に搬送していた(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、円筒状のパリソン2を保持することが、保持機構が複雑であり、搬送するとパリソン2に皺等が生じることとなる。
また、図12に示すように、2個のスリット状のダイから2枚のシート状のパリソン2を押出して、パリソン搬送装置210のパリソン保持部材230でブロー成形金型240まで搬送する。そして、ブロー成形金型240の2個の分割成形金型241と中型242の間にそれぞれパリソン2を導入して、中空成形体を成形するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、この場合には、2個のスリット状のダイから2枚のシート状のパリソン2を押出すため、パリソン押出成形機の構造が複雑となる。
また、円筒状のパリソン2を押出して、押出しながら2枚の半円筒状のパリソン2にするように分割するものがある。その押出直後に、半円筒状のパリソン2をカットして、牽引ローラーを使用して平らなシートとした後、パリソン搬送装置で搬送している。この場合には、2枚の半円筒状のパリソン2を、牽引ローラーを使用して平らなシート状にするときに、パリソン2のカットから牽引ローラーまでのパリソン2は、中空体の形成に寄与せずに、余分な部分が生じる
特開2014−136367号公報 特表2010−530322号公報
そのため、本発明は、中空体成形装置のパリソン押出装置とパリソン搬送装置において、パリソンの無駄が無く、パリソンの形状を損なうことがなく、パリソンを確実に保持して、中空体成形金型まで搬送することのできるパリソン搬送装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、押出ヘッドから押出されたパリソンを中空体成形金型まで搬送するパリソン搬送装置において、
パリソン搬送装置は、パリソンを保持するパリソン保持部材と、パリソン保持部材を移動させる搬送部材を有し、
パリソン保持部材は、左右の2枚のシート状のパリソンの上部をそれぞれ保持する左右に分かれた2個のパリソン吸着部材と、2個のパリソン吸着部材にそれぞれ取付けられたパリソン切断部材を上部に有し、2個のパリソン吸着部材及びパリソン切断部材は、パリソン保持部材の上部を相互に近接と離間が移動可能に取付けられ、
パリソン吸着部材は、複数のパリソン吸着孔が形成されたことを特徴とするパリソン搬送装置である。
請求項1の本発明では、押出ヘッドから押出されたパリソンを中空体成形金型まで搬送するパリソン搬送装置において、パリソン搬送装置は、パリソンを保持するパリソン保持部材と、パリソン保持部材を移動させる搬送部材を有している。このため、パリソン保持部材でパリソンを保持して、搬送部材により中空体成形金型まで自在にパリソンを移動させることができる。
パリソン保持部材は、左右の2枚のシート状のパリソンの上部をそれぞれ保持する左右に分かれた2個のパリソン吸着部材を有する。このため、2枚のパリソンの上部を同時にパリソン吸着部材で保持することができるとともに、パリソンを吸着して保持するため、保持部分のパリソンの肉厚が減少することなく、保持部分も中空部材の形成に使用することができる。
2個のパリソン吸着部材にそれぞれ取付けられたパリソン切断部材を上部に有している。このため、パリソン吸着部材にそれぞれ取付けられたパリソン切断部材により、2枚のシート状のパリソンの上部をパリソン吸着部材に近接した部分で切断することができ、押出ヘッドに近接した部分を切断するよりもパリソンの無駄を減少させることができる。
2個のパリソン吸着部材及びパリソン切断部材は、パリソン保持部材の上部を相互に近接と離間が移動可能に取付けられている。このため、パリソンの搬送時には2枚のパリソンを離して移動させて、中空体成形金型に近接した場所では、中空体成形金型のそれぞれのキャビティーに近接した位置にパリソンを移動させることができる。
請求項2の本発明は、パリソン保持部材は、上部の2個のパリソン吸着部材とそれぞれ対応した下部にパリソン吸着部材を設けたパリソン搬送装置である。
請求項2の本発明は、パリソン保持部材は、上部の2個のパリソン吸着部材とそれぞれ対応した下部にパリソン吸着部材を設けたため、2枚のパリソンは、それぞれ上下をパリソン吸着部材で保持されて、中空体成形金型まで搬送することができ、搬送途中でパリソンが皺になったり、変形したりすることが無く、中空体成形金型のキャビティーに対向する位置に確実に搬送することができる。
請求項3の本発明では、パリソン吸着部材は、パリソンを把持する面に、パリソンを吸着するパリソン吸着パットを複数個取付け、パリソン吸着パットにパリソン吸着孔を形成したパリソン搬送装置である。
請求項3の本発明では、パリソン吸着部材は、パリソンを把持する面に、パリソンを吸着するパリソン吸着パットを複数個取付け、パリソン吸着パットにパリソン吸着孔を形成した。このため、多数のパリソン吸着パットのパリソン吸着孔でパリソンの外面を均一に保持することができ、保持部分のパリソンの肉厚を減少させること無く、パリソンを確実に保持して、搬送時のパリソンの変形を少なくすることができる。
請求項4の本発明は、パリソン切断部材は、パリソン吸着部材に平行してスライドする切断刃を有するパリソン搬送装置である。
請求項4の本発明では、パリソン切断部材は、パリソン吸着部材に平行してスライドする切断刃を有する。このため、パリソン吸着部材で保持したパリソンをパリソン吸着部材に近接した位置で平らなままで切断することができ、押出ヘッドからパリソン切断部材までのパリソンを次の搬送用パリソンとして利用することができ、パリソンの無駄を減少させることができる。
請求項5の本発明は、パリソン切断部材又はパリソン保持部材に、パリソンの上端を挟持するクランプ部を形成したパリソン搬送装置である。
請求項5の本発明では、パリソン切断部材又はパリソン保持部材に、パリソンの上端を挟持するクランプ部を形成した。このため、パリソンを切断するときに、クランプ部でパリソンの上端を挟持して、円滑に切断作業を行うことができる。
請求項6の本発明は、搬送部材は、ロボットと、ロボットとパリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有するパリソン搬送装置である。
請求項6の本発明では、搬送部材は、ロボットと、ロボットとパリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有する。このため、ロボットで狭い場所でも自在にパリソン保持部材を移動させることができ、中空体成形金型と押出ヘッドの設置場所の自由度が大きい。また、パリソン連結部材により、ロボットとパリソン保持部材を駆動する制御部材を連結して、駆動することができる。
請求項7の本発明は、パリソン保持部材は、それぞれパリソン吸着部材とパリソン切断部材を有する左右に分離されて形成された2台のパリソン保持部材から形成され、搬送部材は、2台のロボットを有し、左右のパリソン保持部材は、それぞれロボットとパリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有し、それぞれ、ロボットとパリソン連結部材が連結されたパリソン搬送装置である。
請求項7の本発明は、パリソン保持部材は、それぞれパリソン吸着部材とパリソン切断部材を有する左右に分離されて形成された2台のパリソン保持部材から形成され、搬送部材は、2台のロボットを有している。このため、パリソン保持部材を小型化できるとともに、ロボットも小型化することができる。また、左右のパリソン保持部材をそれぞれ別々に容易に移動させることができる。
左右のパリソン保持部材は、それぞれロボットとパリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有し、それぞれ、ロボットとパリソン連結部材が連結されている。このため、
左右の2台のロボットと左右の2台のパリソン保持部材をパリソン連結部材で連結し、2枚のパリソンを別々に自由に移動させることができる。
パリソン保持部材は、左右の2枚のシート状のパリソンの上部をそれぞれ保持する左右に分かれた2個のパリソン吸着部材を有するため、2枚のパリソンの上部を吸着して保持するため、保持部分のパリソンの肉厚が減少することなく、保持部分も中空部材の形成に使用することができる。
2個のパリソン吸着部材にそれぞれ取付けられたパリソン切断部材を上部に有しているため、2枚のシート状のパリソンの上部をパリソン吸着部材に近接した部分で切断することができ、パリソンの無駄を減少させることができる。
本発明の第1の実施の形態であるパリソン搬送装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態であるパリソン保持部材の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であるパリソン保持部材のパリソン吸着部材を開いた状態の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であるパリソン保持部材の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であるパリソン保持部材の平面図である。 本発明の第1の実施の形態であるパリソン保持部材の側面図である。 本発明の第2の実施の形態であるパリソン保持部材の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であるパリソン搬送装置の斜視図であり、押出ヘッドからパリソンを押し出した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であるパリソン搬送装置の斜視図であり、パリソンを保持して切断した状態の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であるパリソン搬送装置の斜視図であり、パリソンを金型の間に移動した状態の斜視図である。 従来のパリソン搬送装置の平面図である。 従来の他のパリソン搬送装置の正面図である。
本発明の第1の実施の形態であるパリソン搬送装置10について、図1〜図6に基づき説明する。第2の実施の形態については、後述する。
図1に示すように、パリソン搬送装置10は、パリソン2を保持するパリソン保持部材30と、パリソン保持部材30とロボットアーム13を連結するパリソン連結部材20と、パリソン連結部材20を先端に取付けて、移動させるロボットアーム13を有する。
ロボットアーム13は、ロボット15に取付けられて、所定のプログラムにより駆動されて、パリソン2を中空体成形金型(図示せず)に搬送する。パリソン保持部材30は、押出ヘッド1から押出されたパリソン2を保持する。
まず、パリソン保持部材30の構成について説明し、パリソン保持部材30によるパリソン2の切断とロボット15による搬送については後述する。
パリソン保持部材30は、図2〜図6に示すように、パリソン2の上部を保持する左右の2個の上部パリソン吸着部材31と、上部パリソン吸着部材31を保持する上部スライドレール34と、パリソン2の下部を保持する2個の下部パリソン吸着部材33と、下部パリソン吸着部材33を保持する下部スライドレール35を有する。
なお、下部パリソン吸着部材33は省略することもできる。
図4に示すように、上部スライドレール34と下部スライドレール35は、左右の端部を2本の側部保持フレーム36により保持されるとともに、中央部を中央保持フレーム37で保持されている。中央保持フレーム37には中央付近で左右に延びる中央保持補助フレーム37aが設けられて、中央保持補助フレーム37aと上部スライドレール34及び、中央保持補助フレーム37aと下部スライドレール35は梁37bで連結されている。
中央保持フレーム37の上部には回転レール37cが設けられている。回転レール37cにはネジ溝が形成されており、回転レール37cを回転させることにより、回転レール37cに取付けられた上部パリソン吸着部材31の上部パリソン吸着スライドガイド31dにより、左右の上部パリソン吸着部材31を相互に近接させたり、離間させたりして、左右の上部パリソン吸着部材31の間隔を調整することができる。
次に、図3に基づき、上部パリソン吸着部材31とパリソン切断部材32について説明する。
左右の上部パリソン吸着部材31は、それぞれ2枚の上部パリソン吸着バー31aを有して、上部パリソン吸着バー31aはそれぞれ上部パリソン吸着バー取付部31cに取付けられている。上部パリソン吸着バー取付部31cは、上部パリソン吸着部材回転軸31eを中心に先端が開くように回動することができる。
2枚の上部パリソン吸着バー31aには、複数個の上部パリソン吸着パット31bが対向するように取付けられている。2枚のうち上部パリソン吸着バー31aの一方のみに上部パリソン吸着パット31bを設けることができる。上部パリソン吸着パット31bの中心には上部パリソン吸着孔31fが形成されており、上部パリソン吸着孔31fから空気を吸引して、パリソン2を吸着することができる。上部パリソン吸着パット31bは、上部パリソン吸着バー31aの全長に亘り複数個を均等に並べることが好ましい。上部パリソン吸着孔31fは、ロボット15に取付けられたエアホース12とエアタンク11に接続されている。
図5に示すように、上部パリソン吸着部材31の外側に設けられた上部パリソン吸着バー取付部31cに、パリソン切断部材32が取付けられている。パリソン切断部材32は、パリソンスライド切断刃32aが上部パリソン吸着バー取付部31cに沿ってスライド可能に設けられている。パリソンスライド切断刃32aのスライドによりパリソン保持部材30に保持されたパリソン2を切断することができる。
図4に示すように、中央保持フレーム37の下部にも同様に、回転レール37cが設けられている。回転レール37cにはネジ溝が形成されており、回転レール37cを回転させることにより、回転レール37cに取付けられた下部パリソン吸着部材33の下部パリソン吸着スライドガイド33dにより、左右の下部パリソン吸着部材33を相互に近接させたり、離間させたりして、左右の下部パリソン吸着部材33の間隔を上部パリソン吸着部材31に合わせて調整することができる。中央保持フレーム37の上部と下部に取付けられた回転レール37cの回転を同期させて、上部パリソン吸着部材31と下部パリソン吸着部材33の動きを同期させる。
図2に示すように、中央保持フレーム37には、ロボット取付部38が形成されている。ロボット取付部38にパリソン連結部材20が連結されて、パリソン保持部材30がロボットアーム13により移動して、パリソン2を搬送することができるとともに、上部パリソン吸着部材31と下部パリソン吸着部材33を駆動させることができる。
次に、パリソン2の切断と搬送について説明する。
図1に示すように押出ヘッド1から押出されたパリソン2は、パリソン保持部材30により保持されて、パリソン切断部材32で切断された後に、パリソン保持部材30により保持されて、ロボット15により中空体成形金型(図示せず)まで搬送される。以下、その切断と搬送について詳述する。
押出ヘッド1から円筒状に押出されたパリソン2は、押出直後に2枚の半円筒状に分離される。2枚の半円筒状のパリソン2はローラー等で移送とともに平板状に開かれた後に、図3に示すそれぞれの上部パリソン吸着部材31に2本ずつ設けられた上部パリソン吸着バー31aにより挟持される。図3は、図2に示すパリソン保持部材30の右側の上部パリソン吸着部材31を示すが、左側の上部パリソン吸着部材31も同様である。
上部パリソン吸着バー31aは、上部パリソン吸着バー取付部31cに取付けられる。
上部パリソン吸着バー31aを取付けた上部パリソン吸着バー取付部31cは、一方の先端が上部パリソン吸着部材回転軸31eにより回動自在に保持され、上部パリソン吸着バー31aの他方の先端が開閉するように取付けられているため、2本の上部パリソン吸着バー31aを開いて、押出ヘッド1から押出されたパリソン2の上部を挟持することができる。
上部パリソン吸着部材31は、パリソン保持部材30の上部の左右に2個取付けられているため、2枚に分離されたパリソン2は、それぞれ左右の上部パリソン吸着部材31に保持される。
図5に示すように、左右の上部パリソン吸着部材31には、パリソン切断部材32がそれぞれ取付けられている。左右の上部パリソン吸着部材31に保持された後、パリソン切断部材32のパリソンスライド切断刃32aが上部パリソン吸着バー取付部31cに沿ってスライドして、パリソン2を切断する。
切断されたパリソン2は、上部パリソン吸着バー31aに複数個設けられた上部パリソン吸着パット31bにより吸着される。上部パリソン吸着パット31bは、中心に上部パリソン吸着孔31fが設けられている。上部パリソン吸着パット31bの上部パリソン吸着孔31fから空気を吸引して、パリソン2を保持する。上部パリソン吸着孔31fは、エアホース12で空気を吸引するエアタンク11に接続されている。
上部パリソン吸着パット31bでパリソン2を保持すると、2本の上部パリソン吸着バー31aで挟持されたパリソン2は、2本の上部パリソン吸着バー31aを若干開き、上部パリソン吸着バー31aによるパリソン2の挟持を解除する。パリソン2は、複数の上部パリソン吸着パット31bで吸引され、ずれることが無い。また、上部パリソン吸着バー31aでパリソン2を挟持して搬送すると、パリソン2に皺がよったり、波打ったりすることがあるが、上部パリソン吸着パット31bにより吸着することにより皺や波打ちを防止できる。
パリソン2を挟持せずに、上部パリソン吸着パット31bで吸着すると、パリソン2の挟持された部分が薄肉となることが無い。パリソン2の挟持された部分が薄肉となった場合には、中空体成形金型における成形時にパリソン2の挟持された部分が成形に使用することができないが、上部パリソン吸着パット31bで保持されたパリソン2は、薄肉とならないので、中空体成形金型のキャビティーで成形に使用することができ、パリソン2の材料の無駄が少なくなる。
上部パリソン吸着部材31の上部パリソン吸着パット31bで保持された2枚のパリソン2は、2個の上部パリソン吸着部材31とそれぞれ対応した下部に下部パリソン吸着部材33を設けることができる。この場合には、図6に示すように、2枚のパリソン2は、それぞれ上下を上部パリソン吸着部材31と下部パリソン吸着部材33で保持されて、中空体成形金型まで搬送することができ、搬送途中でパリソン2が皺になったり、変形したりすることが無く、中空体成形金型のキャビティーに対向する位置に確実に搬送することができる。
下部パリソン吸着部材33には、上部パリソン吸着部材31と同様に、下部パリソン吸着バー33aを設けることができる。下部パリソン吸着バー33aは、下部パリソン吸着バー取付部33cに取付けられる。下部パリソン吸着バー33aは、下部パリソン吸着パット33bを設けることができる。
ロボットアーム13の先端がパリソン連結部材20により、パリソン保持部材30のロボット取付部38に取付けられている。このため、2枚のパリソン2を保持したパリソン保持部材30は、ロボットアーム13により、中空体成形金型が左右に開いた2個の割型の間に挿入され、キャビティーに対向する位置まで搬送される。
パリソン連結部材20は、パリソン保持部材30に取付けられた各種の部材を駆動する信号とエネルギを供給する接続部材が一体的に取付けられている。
ロボットアーム13には、上部パリソン吸着部材31を駆動する空気を送付するエアホース12や、上部パリソン吸着孔31fから空気を吸引するエアホース12が取付けられている。エアホース12は、エアタンク11から空気を供給され、又は空気を吸引して、ロボットアーム13に取付けられたバルブプレート14に連結されている。バルブプレート14から更にエアホース12が延長され、上部パリソン吸着部材31の上部パリソン吸着パット31bに達する。
2個の割型の間に挿入されたパリソン保持部材30は、回転レール37cを回転させて、上部スライドレール34に取付けられた上部パリソン吸着部材31と下部パリソン吸着部材33を近接又は離間させて、パリソン2が2個の割型のキャビティーに近接するように移動させる。
その後、パリソン2は割型のキャビティーに吸引されて吸着して、保持される。
パリソン2が割型のキャビティーに吸着されると、上部パリソン吸着バー31aの上部パリソン吸着パット31bの吸引をとめて、パリソン2の保持を解除する。この時、上部パリソン吸着孔31fから空気を吹き出すこともできる。この場合には、パリソン2を上部パリソン吸着パット31bから確実に素早く離すことができる。
割型のキャビティーに吸着されたパリソン2とともに割型を閉じて中空体を形成する。
次に、図7〜図10に基づき、本発明の第2の実施の形態について説明する。
パリソン搬送装置10は、左右別々に2台設けられて、左右のパリソン搬送装置10は、それぞれパリソン保持部材30、パリソン連結部材20及びロボット15を有する。
第2の実施の形態においては、パリソン保持部材30は、パリソン吸着部材31、パリソン切断部材32及び下部パリソン吸着部材33及び側部保持フレーム36は、第1の実施の形態と同様であるが、上部スライドレール34、下部スライドレール35及び中央保持フレーム37がなく、左右のパリソン吸着部材31、パリソン切断部材32、下部パリソン吸着部材33及び側部保持フレーム36を有し、パリソン保持部材30は、それぞれ別体として形成されている点が異なる。したがって、第2の実施の形態では、異なる点を説明し、同様な点は説明を省略する。
図7に示すように、左側のパリソン搬送装置10のパリソン保持部材30は、パリソン吸着部材31、パリソン切断部材32、下部パリソン吸着部材33が側部保持フレーム36に取付けられている。側部保持フレーム36の上部には、パリソン連結部材20が取付けられている。右側のパリソン搬送装置10も同様に形成されている。このため、左右のパリソン搬送装置10は、小型化できるとともに、別々に移動して、近接と離間を
することができる。
左右のパリソン搬送装置10のパリソン連結部材20は、図8に示すように、それぞれ左右のロボット10のロボットアーム13と連結されて、パリソン保持部材30、はロボット10により移動可能に取付けられている。パリソン保持部材30のパリソン吸着部材31、パリソン切断部材32及び下部パリソン吸着部材33の構成は、第1の実施の形態と同様であり、パリソン2の保持、切断及び吸着も第1の実施の形態と同様である。
次に、パリソン2の切断と搬送について説明する。
図8に示すように押出ヘッド1から押出された2枚のパリソン2は、左右のパリソン吸着部材31により保持されて、パリソン切断部材32で切断された後に、パリソン吸着部材31により保持されて、ロボット15により中空体成形金型(図示せず)まで搬送される。以下、その切断と搬送について説明する。
第1の実施の形態と同様に、押出ヘッド1から円筒状に押出されたパリソン2は、押出直後に2枚の半円筒状に分離される。2枚の半円筒状のパリソン2はローラー等で移送とともに平板状に開かれた後に、図8に示す左右のパリソン保持部材30のそれぞれの上部パリソン吸着部材31により挟持される。
パリソン保持部材30は、別々に2個設けられているため、左右の上部パリソン吸着部材31のパリソン吸着部材31は、2枚に分離されたパリソン2を保持し、その後、パリソン切断部材32により切断される。
上部パリソン吸着部材31によるパリソン2の保持と、パリソン切断部材32によるパリソン2の切断は、第1の実施の形態と同様である。
図9に示すように、パリソン2の上部は、左右の上部パリソン吸着部材31に保持された後、第1の実施の形態と同様に、図3に示すように、パリソン切断部材32のパリソンスライド切断刃32aが上部パリソン吸着バー取付部31cに沿ってスライドして、パリソン2を切断する。
切断されたパリソン2は、パリソン吸着部材31に挟持されて、パリソン保持部材30に保持される。ロボットアーム13の先端がパリソン連結部材20により、パリソン保持部材30に取付けられており、ロボットアーム13によりパリソン保持部材30とパリソン2が保持される。なお、パリソン2の下部も下部パリソン吸着部材33により保持される。
次に、図10に示すように、左側の1枚のパリソン2を保持したパリソン保持部材30は、ロボットアーム13により、中空体成形金型40が左右に開いた2個の割型41,42の左側の割型41と中型43の間に挿入され、パリソン2は、キャビティーに対向する位置まで搬送される。
同様に、右側のパリソン保持部材30のパリソン吸着部材31に保持されたパリソン2は、ロボットアーム13により、中空体成形金型40が左右に開いた2個の割型41,42の右側の割型42と中型43の間に挿入され、パリソン2は、キャビティーに対向する位置まで搬送される。
左右のロボット10により、左右の上部パリソン吸着部材31と下部パリソン吸着部材33を近接又は離間させて、左右のパリソン2が2個の割型41,42のキャビティーに近接するように移動させる。2台のロボットを使用するため、左右のパリソン2を2個の割型のキャビティーに確実に近接させることができる。
その後、パリソン2は割型41、42のキャビティーに吸引されて吸着して、保持される。
第1の実施の形態と同様に、パリソン2が割型41、42のキャビティーに吸着されると、上部パリソン吸着バー31aの上部パリソン吸着パット31bの吸引をとめて、パリソン2の保持を解除する。
割型のキャビティーに吸着されたパリソン2とともに割型41、42を閉じて中空体を形成する。
2 パリソン
10 パリソン搬送装置
13 ロボットアーム
30 パリソン保持部材
31 上部パリソン吸着部材
31a 上部パリソン吸着バー
31b 上部パリソン吸着パット
32 パリソン切断部材
33 下部パリソン吸着部材

Claims (7)

  1. 押出ヘッドから押出されたパリソンを中空体成形金型まで搬送するパリソン搬送装置において、
    該パリソン搬送装置は、上記パリソンを保持するパリソン保持部材と、該パリソン保持部材を移動させる搬送部材を有し、
    上記パリソン保持部材は、左右の2枚のシート状のパリソンの上部をそれぞれ保持する左右に分かれた2個のパリソン吸着部材と、2個の該パリソン吸着部材にそれぞれ取付けられたパリソン切断部材を上部に有し、2個の上記パリソン吸着部材及び上記パリソン切断部材は、上記パリソン保持部材の上部を相互に近接と離間が移動可能に取付けられ、
    上記パリソン吸着部材は、複数のパリソン吸着孔が形成されたことを特徴とするパリソン搬送装置。
  2. 上記パリソン保持部材は、上部の2個のパリソン吸着部材とそれぞれ対応した下部にパリソン吸着部材を設けた請求項1に記載のパリソン搬送装置。
  3. 上記パリソン吸着部材は、上記パリソンを把持する面に、上記パリソンを吸着するパリソン吸着パットを複数個取付け、該パリソン吸着パットにパリソン吸着孔を形成した請求項1又は請求項2に記載のパリソン搬送装置。
  4. 上記パリソン切断部材は、上記パリソン吸着部材に平行してスライドする切断刃を有する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のパリソン搬送装置。
  5. 上記パリソン切断部材又は上記パリソン保持部材に、上記パリソンの上端を挟持するクランプ部を形成した請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のパリソン搬送装置。
  6. 上記搬送部材は、ロボットと、該ロボットと上記パリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のパリソン搬送装置。
  7. 上記パリソン保持部材は、それぞれ上記パリソン吸着部材と上記パリソン切断部材を有する左右に分離されて形成された2台のパリソン保持部材から形成され、
    上記搬送部材は、2台のロボットを有し、
    左右の上記パリソン保持部材は、それぞれ上記ロボットと上記パリソン保持部材を連結するパリソン連結部材を有し、それぞれ、上記ロボットと上記パリソン連結部材が連結された請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のパリソン搬送装置。
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