JP6769410B2 - 無人搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、無人搬送システムに関するものである。
特許文献1において、統計分析機を用いた車両充電制御方法が開示されており、1台の車両と1台の車両充電装置との関係においてバッテリ充電状態や走行距離などの車両情報と、電気料金を合わせて機械学習することで、最適な充電計画に従って容易に充電が行える。
コンテナ等を搬送する無人搬送車は自動で充電判定(充電が必要なため充電場に向かうか否かの判定)をなされる必要がある。コンテナ用無人搬送車には高稼働率が求められるので、充電に要する時間は少ないほうがよい。一般的にバッテリの充電残量(バッテリ充電状態:SOC)がある一定閾値以下になると充電するようにプログラムされていることが多い。
特開2013−215084号公報
ところで、コンテナ用無人搬送システムにおいては、複数台のバッテリ式無人搬送車が広い領域で運行され、少ない充電場で充電を行う。このようなシステムにおいては、どこからでも充電場に行けるように充電が必要か否かの判定値としてバッテリ残量の閾値を高めに設定する必要がある。すると、例えば、充電場に行く回数が必要以上に多くなったり充電場までコンテナ用無人搬送車を空状態で走行する必要があり、充電による作業効率が低下する。
本発明の目的は、充電による作業効率の低下をより抑えることができる無人搬送システムを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、走行モータ及び前記走行モータの駆動用のバッテリを搭載した複数台の無人搬送車と、前記複数台の無人搬送車が走行する予め定められた走行路と、前記走行路から分岐した充電走行路と、前記充電走行路に接続され、到着した前記無人搬送車のバッテリを充電可能に構成された少なくとも1箇所の充電場と、前記バッテリの充電を実施するか否かの可否判定を行う充電判定条件学習部と、前記充電判定条件学習部の判定結果に基づき、前記無人搬送車を前記充電場まで走行させて前記バッテリの充電を行わせる充電走行制御部と、を備え、前記充電判定条件学習部は、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記充電場での前記バッテリの充電前後のバッテリ残量の差が多いほど高い得点を与える機能と、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記充電場での前記バッテリの充電時間が少ないほど高い得点を与える機能と、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記無人搬送車が前記充電場にたどり着く前にバッテリ残量が規定値未満になった場合はマイナスの得点を与える機能と、を有し、前記得点に応じて前記可否判定を行うことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、充電判定条件学習部により、バッテリの充電を実施するか否かの可否判定を行う。充電走行制御部においては、充電判定条件学習部の判定結果に基づき、無人搬送車が充電場まで走行されてバッテリの充電が行われる。充電判定条件学習部では、無人搬送車の走行路での位置に対応付けて、充電場でのバッテリの充電前後のバッテリ残量の差が多いほど高い得点が与えられる。また、無人搬送車の走行路での位置に対応付けて、充電場でのバッテリの充電時間が少ないほど高い得点が与えられる。さらに、無人搬送車の走行路での位置に対応付けて、無人搬送車が充電場にたどり着く前にバッテリ残量が規定値未満になった場合はマイナスの得点が与えられる。そして、充電判定条件学習部は、これら得点に応じて可否判定を行う。よって、このような充電判定条件学習部による判定結果に基づいて、無人搬送車が充電場においてバッテリの充電を実施することにより、充電による作業効率の低下をより抑えることができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の無人搬送システムにおいて、前記充電判定条件学習部は、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、他の前記無人搬送車の前記充電場での占有時間を得点に加味する機能を更に有するとよい。
請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載の無人搬送システムにおいて、前記充電判定条件学習部は、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記無人搬送車が前記充電場に行かない判断をしたときに得点を与える機能を更に有するとよい。
本発明によれば、充電による作業効率の低下をより抑えることができる。
実施形態の無人搬送システムが用いられるコンテナターミナルの概略平面図。 無人搬送車の概略構成を示す図。 各無人搬送車及びその周辺機器の概略構成を示す図。 機械学習システムの構成図。 記憶領域での得点を示す構成図。 バッテリ残量の推移を示すタイムチャート。 (a),(b)は得点の推移を示すタイムチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態では、無人搬送システムは港湾のコンテナターミナルにおける無人搬送車の運行管理を行う場合に適用している。
図1は、港湾におけるコンテナターミナルの概略平面を示しており、コンテナターミナルにおいて、複数台のバッテリ式無人搬送車(AGV)20,21,22,23,24,25が周回コース(図1中、白抜き矢印で示す反時計回りの周回コース)を走行する。各無人搬送車20,21,22,23,24,25は、駆動に関し走行モータを有している。コンテナ船S1からコンテナWがガントリークレーン60で積み降ろされる。ガントリークレーン60で積み降ろされたコンテナWが無人搬送車20,21,22,23,24,25に搭載される。
コンテナターミナルには無人搬送車の走行路30が設定されている。走行路30を無人搬送車20,21,22,23,24,25がコンテナWを積んで走行する。無人搬送車20,21,22,23,24,25は目的地となるラバータイヤクレーン61まで走行路30を通って走行する。ラバータイヤクレーン61で無人搬送車20,21,22,23,24,25からコンテナWが降ろされる。コンテナWが降ろされて空車となった無人搬送車20,21,22,23,24,25は走行路30を通って走行してガントリークレーン60に戻る。
次に、図2を用いて無人搬送車20,21,22,23,24,25の構成について説明する。
無人搬送車の車体は4つのタイヤ(車輪)を有している。車体には走行モータM1、インバータ51、電気エネルギ源としてのバッテリ(蓄電装置)B1、車載コンピュータ(ECU)50、SOCセンサ52、無線通信機器等が搭載されている。バッテリB1の電力はインバータ51を介して走行モータM1に供給され、この電力供給に伴う走行モータM1の駆動により減速機を介して2つのタイヤ(車輪)が回転駆動される。バッテリB1として、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、鉛蓄電池等を挙げることができる。このように、無人搬送車20,21,22,23,24,25は、走行モータM1、及び、走行モータM1の駆動用のバッテリB1が搭載されている。
SOCセンサ52はバッテリB1の充電状態(SOC)を検出する。SOCセンサ52によるバッテリB1のSOCの検出結果は車載コンピュータ50に送られる。車載コンピュータ50はインバータ51を制御する。車載コンピュータ50は、無線通信機器を用いて無線にて外部の管制塔72(図1参照)に送信できるようになっている。車載コンピュータ50は、バッテリB1の充電を実施するか否かの可否判定を行う充電判定条件学習部53と、充電判定条件学習部53の判定結果に基づき、無人搬送車を充電場40まで走行させてバッテリB1の充電を行わせる充電走行制御部54と、を有する。
図3に示すように、無人搬送システム10の構成として、運行管理コンピュータ70と運行系統括管理コンピュータ71とを備えており、運行管理コンピュータ70と運行系統括管理コンピュータ71とは連携している。本実施形態では、運行管理コンピュータ70と運行系統括管理コンピュータ71とは、管制塔72に備えられている。運行管理コンピュータ70は、コンテナターミナルの管理棟に設けられている。運行系統括管理コンピュータ71は、ガントリークレーン60に指令を送り所望の動作(荷役作業)を行わせる。運行系統括管理コンピュータ71は、ラバータイヤクレーン61に指令を送り所望の動作(荷役作業)を行わせる。
運行管理コンピュータ70は、各無人搬送車20〜25に搭載されたコンピュータ50と通信可能となっている。また、運行管理コンピュータ70から各無人搬送車20〜25のコンピュータ50に走行指令が送られる。この走行指令に従って各無人搬送車20〜25のコンピュータ50は各無人搬送車20〜25を決められたコースで走行モータM1を駆動して、速度、加速度等を制御しつつ走行を行わせる。
図1に示すように、走行路30の途中、詳しくは、ラバータイヤクレーン61の設置位置よりも下流側から充電走行路31が分岐している。充電走行路31に充電場40が接続されている。充電場40には充電機41(図2参照)が設置されている。充電走行路31を通って無人搬送車20,21,22,23,24,25を充電場40に移送することができる。充電場40において無人搬送車20,21,22,23,24,25のバッテリB1の充電が行われる。つまり、少なくとも1箇所の充電場40は、到着した無人搬送車のバッテリB1を充電可能に構成されている。
このように、充電設備のある充電場40は、走行路30による作業エリアの端に設置されている。また、充電設備のある充電場40は同時に稼動するコンテナ用無人搬送車の台数より少ない。これにより他の無人搬送車が充電していると待機状態が発生する可能性がある。
次に、無人搬送システムの作用について説明する。
図4は機械学習システムの構成図であるが、各無人搬送車20〜25に充電場40からの情報及び環境90からの情報が入る。充電場40からの情報としては、他の無人搬送車の占有時間等であり、環境90の情報としては、充電量(充電前後のバッテリ残量の差)と充電時間である。これら情報及びバッテリ残量と、無人搬送車20〜25の走行路30での位置を表す座標により得点を決める。そして、これら得点に応じて、充電の実施の可否判定を行う。なお、各無人搬送車20〜25は上位のコンピュータ(70)との通信により無人搬送車20〜25の走行路30での位置を表す座標を知ることができる。
図2における充電判定条件学習部53、即ち、無人搬送車20〜25が充電場40においてバッテリB1の充電を実施するか否かの可否判定を行う充電判定条件学習部53は、図4に示すように、状態観察部55と、意思決定部56とを有する。状態観察部55は、各無人搬送車20〜25において、充電場40からの他の無人搬送車の占有時間等の情報、及び、環境90からの情報(充電量、充電時間等)により状態を観察する。意思決定部56は、状態観察部55からの情報により意思を決定する(可否判定を行う)。無人搬送車の座標は、図1に示すように、X軸とY軸により規定される2軸直交座標が用いられる。例えば、図1において無人搬送車の位置Po1は、X軸上のX1とY軸上のY1で規定される(X1,Y1)となる。また、無人搬送車の位置Po2は、X軸上のX2とY軸上のY2で規定される(X2,Y2)となる。
図5には記憶領域100に記憶された得点の一例を示す。無人搬送車の走行路での位置はX,Yの直交座標系のX値、Y値で決められ、CY,CNは充電可否判断であり、CYは充電場40に行く場合であり、CNは充電場40に行かない場合を表している。そして、充電可否判断が正しければ得点が与えられる。よって、充電可否判断の結果が蓄積されていくので、正しく充電可否判断する確率が高くなっていく。図5に示したデータは車載コンピュータ50のメモリでの記憶領域100に記憶されている。
各無人搬送車20〜25の車載コンピュータ50において、充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、充電場40でのバッテリの充電量(充電前後のバッテリ残量の差)が多いほど高い得点を与える機能を有する。充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、充電場40でのバッテリの充電時間が少ないほど高い得点を与える機能を有する。充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、無人搬送車が充電場40にたどり着く前にバッテリ残量が規定値未満になった場合はマイナスの得点を与える機能を有する。そして、充電判定条件学習部53は、得点に応じてバッテリB1の充電を実施するか否かの可否判定を行う。
充電時間の測定例を図6に示し、図6の縦軸にはバッテリ残量(SOC)をとり、横軸に時間をとっている。充電開始前のバッテリ残量(SOC)が高い場合の充電時間T1と、充電開始前のバッテリ残量(SOC)が低い場合の充電時間T2との関係として、充電開始前のバッテリ残量(SOC)が高いほど充電時間が長くなる。
また、充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、他の無人搬送車の充電場40での占有時間を得点に加味する機能を有し、例えば、今充電場40に行っても他の無人搬送車が充電場40を占有しているので充電を行うことができないときは得点を与えない。
充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、無人搬送車が充電場40に行かない判断をしたときに得点を与える機能を有する。
詳しく説明する。
作業エリアのレイアウトについて、本実施形態においては作業エリアのレイアウトに依存せずに最適な充電判定条件を求めるために、機械学習を用いた以下の手法が用いられる。
無人搬送車は一定周期で(例えば10秒毎に)今の時点で充電場40に行った方がよいのか行かない方がよいのかの判断を行っており、なるべく充電場40に行かないで作業を継続した方がよいので、充電場40に行かないと判断した場合は作業を継続したので得点が与えられる。
以下のルールに従い、無人搬送車の充電実施可否判定を行う。
まず、充電した電力量である充電量(例えばバッテリ残量0%から80%まで充電した場合には80%)が多いほど、高い得点を与えるようにする。また、充電に要した時間が短いほど多くの点数を与える。即ち、充電した時間である充電時間が少ないほど、高い得点を与える。
ここまでのルールを、図6を用いて説明する。
図6において第1の充電パターンPc1としてバッテリ残量が90%から充電を開始し、バッテリ残量が100%まで充電し、その充電時間はT1であった。図6において第2の充電パターンPc2としてバッテリ残量が30%から充電を開始し、バッテリ残量が40%まで充電し、その充電時間はT2であった。第1の充電パターンPc1での充電時間T1は、第2の充電パターンPc2での充電時間T2より長くなる。
第1の充電パターンPc1と第2の充電パターンPc2では、充電量(充電前後のバッテリ残量の差)は同じ10%であるが、充電時間は第1の充電パターンPc1の方が長くなる。よって、充電量(充電前後のバッテリ残量の差)については同じ得点が与えられるが、充電時間については第1の充電パターンPc1は第2の充電パターンPc2よりも得点が低くなる。なぜなら、充電時間を短くすることは充電場40の占有時間を短くすることであり、同じ充電量(充電前後のバッテリ残量の差)ならば充電時間が短いほど得点を高くする。
ただし、充電場40に行かない判定を繰り返して、充電場40にたどり着く前にバッテリ切れになってしまうと、即ち、バッテリ残量が規定値未満になった場合は、その判断は間違っていたとしてマイナスの得点を与える。そうすることによりなるべく充電をいっぱいできて、しかも充電時間が短くて、ぎりぎりまで作業して充電場40にはたどり着くような動きを機械学習する。これをシミュレーション、実機走行等により何万回繰り返す。
これにより、該当する無人搬送車の走行路30での位置、即ち、座標の中のどの場所で、どの状態に対し充電場40に行くと判断する各無人搬送車の知見も機械的に得られ、それを使うと例えばある場所(座標)だったら充電場40に行くというのを人間が全部調べて設定しなくても自動的に得ることができる。例えば、図7(a)に示すように充電場40に行かないと判断し続けると得点が徐々に上がっていき、ある所で充電する(図7(a)のt1のタイミング)。ここで、充電量(充電前後のバッテリ残量の差)が多く充電時間が短いと得点が加算される。その作業を続けるとt1のタイミング以降において得点が徐々に上がっていく。
これに対し図7(b)に示すようにt2のタイミングまでずっと充電場に行かずにバッテリ切れになってしまうと(図7(b)のt2のタイミング)、マイナスの得点が入る。つまり、今のやった行動はよくなかったという知見が得られる。即ち、ずっと作業を続けすぎると得点がマイナスになる。
図7(b)のt2のタイミングまでを1シナリオとする。1シナリオが終わった時にその座標で、そのバッテリ残量で充電場40に行かなかった判断がよかったかどうかが分かってくる(知見が増える)。これを繰り返すと、この座標で、このバッテリ残量の時に充電場に行った方が得点をもらえるのか、もう少し作業した方が得点をもらえるのかの学習ができる。
このようにして無人搬送車の座標とバッテリ残量から学習を行って、座標とバッテリ残量から充電場に行った方がよいか否かを学習することができる。
まとめると、ルールその1として、充電量(充電前後のバッテリ残量の差)が多いほど、高い得点を与える。
ルールその2として、充電時間が少ないほど、高い得点を与える。
ルールその3として、充電場に行かない判断をしたときに、得点を与える。例えば、10秒毎の判定時において充電場に行かない判断をしたときに得点を与える。図7(a)はその一例であり、t1のタイミングで加点する状況を示している。
ルールその4として、充電場にたどり着く前にバッテリ残量が所定値未満(例えば0)になった場合は、マイナスの得点を与える。例えば、充電場にたどり着く前にバッテリ残量(SOC)が所定未満になった場合は得点を減点する。図7(b)はその一例であり、t2のタイミングで減点される状況を示している。
このルールに従い機械学習をする。
このような機械学習を行うことで作業エリアのレイアウトに依存しない最適なタイミングで充電を行うことができる。例えば比較例として充電場が2箇所あり、各無人搬送車の走行路での位置でそのときのバッテリ残量において充電場に行くか行かないかを人間が判定してプログラムを組む場合には長時間のプログラム時間を要する。これに対し機械学習を使うことにより現在位置とバッテリ残量を入力して実際に走行させてうまくいったかうまくいかなかったかで得点を与える。これを何度も繰り返すうちに実際、ある場所で、あるバッテリ残量だったときに充電場に行った方がいいのか行かない方がいいのかをプログラムが自動的に蓄積して更新していく。これにより人間が設計する必要が無くなる。
このようにして、どんな作業エリアのレイアウトだとしても、最適な充電判定条件を学習することができる。
また、充電場40と連携して他の無人搬送車が充電場(充電機)を使用しているか否かの情報も使って本機械学習を実施することで、充電機41の待ち時間も考慮した無人搬送車の充電実施可否判定を学習することもできる。つまり、他の無人搬送車が充電場(充電機)を使用しているか否かの情報に基づいて他の無人搬送車が充電場で後何時間充電するかを検知する。例えば、残りのバッテリ残量から残りの充電時間を検知する。そして、充電場40が他の無人搬送車により塞がっている時に、バッテリ残量が少ない状態の車両を充電場40が空くまで待機させるのではなく、車両のバッテリ残量が多少多い状態であっても充電場40が他の無人搬送車により塞がっていない時(待ち時間が発生しない時)に充電場40に行く判断をする。このように、例えば、無人搬送車の残り必要充電時間を他の無人搬送車に知らせて連携する。
このようにして、機械学習により、ヤード形状や無人搬送車特性(消費電力、充電特性等)によらず、最適なタイミングで充電をすることができる。即ち、ぎりぎりのタイミングで充電場40に行って充電を行う。その結果、充電による作業効率の低下を最小限にすることができる。
次に、港湾で用いられるコンテナ用無人搬送システムにおける固有の問題について言及する。
一般にコンテナ用無人搬送車は広域な港湾地域(例えば2km×2km四方)で運用されるが、充電設備は作業エリアの端に少数設置される場合が多い。このことから、以下の3つの改善点が存在する。第1番目として、作業エリア内のどこからでも充電設備までたどり着ける必要がある。そのため、充電判定するSOCの閾値を高めに設定する必要があり、充電回数が必要以上に多くなってしまう。第2番目として、充電設備から離れたところにコンテナ用無人搬送車がいたときに充電判定される場合がある。そのため、充電場までコンテナ用無人搬送車を回送(空状態で走行)する必要があり、その間作業ができない。第3番目として、充電設備は同時に稼働するコンテナ用無人搬送車の台数より少ない。具体的には、例えば無人搬送車が20台に対し充電場が1箇所又は2箇所程度ある。そのため、他の無人搬送車が充電していると、待機時間が発生してしまう。上記の第1〜第3番目の改善点を考慮した最適な充電判定条件は、作業エリアのレイアウトや無人搬送車の台数に依存するため、港湾地域ごとに設計する必要がある。
本実施形態によれば、作業エリアのレイアウトに依存することなく充電回数を抑えつつ回送の低減及び待機時間の低減を図ることができる。これにより、最適なタイミングで充電をすることができ、充電による作業効率の低下を最小限にすることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)無人搬送システム10の構成として、走行モータM1及び走行モータM1の駆動用のバッテリB1を搭載した複数台の無人搬送車20,21,22,23,24,25を備える。複数台の無人搬送車20〜25が走行する予め定められた走行路30を備える。走行路30から分岐した充電走行路31を備える。充電走行路31に接続され、到着した無人搬送車のバッテリB1を充電可能に構成された少なくとも1箇所の充電場40を備える。車載コンピュータ50を備えており、車載コンピュータ50により充電判定条件学習部53と充電走行制御部54とが構成されている。充電判定条件学習部53は、バッテリB1の充電を実施するか否かの可否判定を行う。充電走行制御部54は、充電判定条件学習部53の判定結果に基づき、無人搬送車を充電場40まで走行させてバッテリB1の充電を行わせる。充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、充電場40でのバッテリB1の充電前後のバッテリ残量の差が多いほど高い得点を与える機能を有する。充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、充電場40でのバッテリB1の充電時間が少ないほど高い得点を与える機能を有する。充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、無人搬送車が充電場40にたどり着く前にバッテリ残量が規定値未満になった場合はマイナスの得点を与える機能を有する。そして、充電判定条件学習部53は、得点に応じてバッテリB1の充電を実施するか否かの可否判定を行う。
よって、このような充電判定条件学習部53による判定結果に基づいて、無人搬送車が充電場40においてバッテリB1の充電を実施することにより、充電による作業効率の低下をより抑えることができる。
(2)充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、他の無人搬送車の充電場40での占有時間を得点に加味する機能を更に有する。よって、他の無人搬送車の充電場40での占有時間を得点に加味した学習をすることができる。
(3)充電判定条件学習部53は、無人搬送車の走行路30での位置に対応付けて、無人搬送車が充電場40に行かない判断をしたときに得点を与える機能を更に有する。よって、無人搬送車が充電場40に行かない判断をしたときに得点を与えるように学習をすることができる。
(4)無人搬送車の走行路での位置をX軸とY軸による座標で規定したので、確実に無人搬送車の走行路での位置が求められるとともに、他の無人搬送車との関係を確実に求めることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 無人搬送車同士で学習データを共有してもよい。例えば、1台の無人搬送車で得た学習のための情報を他の無人搬送車に伝えて学習に反映させる。こうすることで、学習スピードを速めることができる。
○ シミュレーションを使い、事前に学習をしてもよい。
○ 無人搬送車の走行路での位置は、2軸直交座標で規定したが、これに代わりに、現在の無人搬送車の場所から充電場までの距離を与えてもよい。よって、2軸直交座標では2つの情報(X座標データとY座標データ)が必要であったが、現在の無人搬送車の場所から充電場までの距離とすることにより1つの情報(距離データ)のみでよくなる。
○ 無人搬送車内のコンピュータ50で判定するのではなく、上位システムであるコンピュータ70等で実施してもよい。つまり、車載コンピュータ50に充電判定条件学習部53と充電走行制御部54とを有するのではなく、運行管理コンピュータ70や運行系統括管理コンピュータ71において充電判定条件学習部53と充電走行制御部54とを有する構成としてもよい。
○ 無人搬送車の次の行先といった次の作業指示も併せて学習すると、例えば次の行先が充電場に近い所であれば次の行先に行くついでに充電場に行くようにすることもできる。この場合、学習時間・学習データは増えるが、充電のための時間を、充電場に行く回送時間と充電待ち時間と実際の充電時間との和とした場合における回送時間短縮を図り、更なる時間短縮ができる。
○ 無人搬送システムは港湾のコンテナターミナルにおける無人搬送車に適用したが、これに限るものではない。
20,21,22,23,24,25…無人搬送車、30…走行路、31…充電走行路、40…充電場、50…車載コンピュータ、53…充電判定条件学習部、54…充電走行制御部、B1…バッテリ、M1…走行モータ。

Claims (3)

  1. 走行モータ及び前記走行モータの駆動用のバッテリを搭載した複数台の無人搬送車と、
    前記複数台の無人搬送車が走行する予め定められた走行路と、
    前記走行路から分岐した充電走行路と、
    前記充電走行路に接続され、到着した前記無人搬送車のバッテリを充電可能に構成された少なくとも1箇所の充電場と、
    前記バッテリの充電を実施するか否かの可否判定を行う充電判定条件学習部と、
    前記充電判定条件学習部の判定結果に基づき、前記無人搬送車を前記充電場まで走行させて前記バッテリの充電を行わせる充電走行制御部と、
    を備え、
    前記充電判定条件学習部は、
    前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記充電場での前記バッテリの充電前後のバッテリ残量の差が多いほど高い得点を与える機能と、
    前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記充電場での前記バッテリの充電時間が少ないほど高い得点を与える機能と、
    前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記無人搬送車が前記充電場にたどり着く前にバッテリ残量が規定値未満になった場合はマイナスの得点を与える機能と、
    を有し、前記得点に応じて前記可否判定を行うことを特徴とする無人搬送システム。
  2. 前記充電判定条件学習部は、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、他の前記無人搬送車の前記充電場での占有時間を得点に加味する機能を更に有することを特徴とする請求項1に記載の無人搬送システム。
  3. 前記充電判定条件学習部は、前記無人搬送車の前記走行路での位置に対応付けて、前記無人搬送車が前記充電場に行かない判断をしたときに得点を与える機能を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の無人搬送システム。
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