JP6768958B1 - 非磁性体接合装置と方法 - Google Patents
非磁性体接合装置と方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6768958B1 JP6768958B1 JP2019529289A JP2019529289A JP6768958B1 JP 6768958 B1 JP6768958 B1 JP 6768958B1 JP 2019529289 A JP2019529289 A JP 2019529289A JP 2019529289 A JP2019529289 A JP 2019529289A JP 6768958 B1 JP6768958 B1 JP 6768958B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joining
- joined
- magnetic
- pressure receiving
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 177
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims abstract description 87
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims abstract description 76
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 52
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 27
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 23
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 20
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 20
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 2
- 239000003733 fiber-reinforced composite Substances 0.000 description 10
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 6
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 2
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 2
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 2
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 2
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000011208 reinforced composite material Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C65/00—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
- B29C65/48—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding
- B29C65/52—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding characterised by the way of applying the adhesive
- B29C65/54—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor using adhesives, i.e. using supplementary joining material; solvent bonding characterised by the way of applying the adhesive between pre-assembled parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
Description
そのため、近年、アルミニウム合金に代わる構造部材として、航空機、小型船舶、自動車等に、用いられている。以下、繊維強化複合材を単に、「FRP」と呼ぶ。
そこで、接着剤を用いて繊維強化複合材同士を接合することが提案されている(例えば、特許文献1)。
(1)接着剤として熱硬化型のものを用いる場合、接合範囲に加圧力を作用させながら熱硬化に必要な温度(例えば100〜130℃)に加熱する必要がある。
その結果、加圧治具を接着剤が硬化するまで保持する必要があり、接合面積が狭い範囲(加圧治具の大きさに依存する範囲)に限定されるため、幅又は長さが大きい接合範囲への適用は困難だった。
(2)接合範囲の幅又は長さが大きい場合、加圧治具を大型化するか、加圧治具を多数準備する必要がある。
しかし、加圧治具を大型化すると、総重量及び総磁力が過大となり、人力では取付け取り外しができなくなる。また、多数の加圧治具を準備すると製作コストが過大となる。
接着剤を介して前記被接合材と前記接合材が重ね合された接合範囲において前記被接合材の裏面に密着して位置する受圧部材と、
前記接合材の表面に密着して当接する外周面を有し、接合材表面に沿って転動可能な加圧ローラと、
前記外周面と前記受圧部材に挟持された挟持部に加圧力を発生させる磁力発生器と、
前記挟持部を加熱する加熱装置と、を備え、
前記受圧部材は、強磁性体、又は前記加圧ローラとの間に磁力による吸着力を発生する磁石である、非磁性体接合装置が提供される。
前記被接合材と前記接合材を接着剤を介して重ね合わせ、
重ね合わせた接合範囲において前記受圧部材を前記被接合材の裏面に密着して位置決めし、
前記加圧ローラの前記外周面を前記接合範囲に位置する前記接合材表面に当接させ、
前記磁力発生器により、前記挟持部に加圧力を発生させ、
前記加熱装置により、前記挟持部を加熱し、
同時に、前記加圧ローラを前記接合範囲の前記接合材表面に沿って転動させる、非磁性体接合方法が提供される。
また、加熱装置により、加圧ローラと受圧部材に挟持された挟持部を加熱することができる。
従って、接合範囲の幅又は長さが大きい場合(例えば1m以上)でも非磁性体同士を接合することができる。
以下、「非磁性体」とは、磁界によって磁化されず、したがって磁界の影響を受けない材料を意味する。非磁性体には、繊維強化複合材(FRP)やアルミニウム合金、などが含まれる。
本発明の非磁性体接合装置10は、それぞれ非磁性体製の被接合材1と接合材2とを接合する装置であり、受圧部材12と加圧ローラ14を備える。
被接合材1と接合材2は、CFRP(炭素繊維強化複合材)であることが好ましいが、その他のFRP(繊維強化複合材)又は、アルミニウム合金、等であってもよい。
なお、被接合材1と接合材2は平板に限定されず、接着剤3を介して重ね合せできる限りで、円弧面又はその他の形状であってもよい。
受圧部材12は、強磁性体、又は加圧ローラ14(後述する)との間に磁力による吸着力を発生する磁石(電磁石又は永久磁石)であるのがよい。
受圧部材12の被接合材1の裏面1aへの固定は、被接合材1に穴加工などの加工をせず、かつ被接合材1の裏面1aに密着できる限りで、任意の手段(例えば、固定治具、仮止め金具、接着テープ、接着剤等)を適用することができる。これらの固定手段は、被接合材1と接合材2の接合後に、元の状態に復帰できることが好ましい。
なお、接着剤3は、熱可塑型であってもよい。また、接着剤3の形態は、シート状であることが好ましいが、液状であってもよい。例えば、熱可塑フィルムを溶融して接着(溶着)してもよい。
この例で、加圧ローラ14は円柱形状であり、その外周面14aは円筒形である。しかし、外周面14aは接合材表面2aに密着できる限りで、円筒形に限定されず、その他の形状であってもよい。
なおこの構成は必須ではなく、磁力発生器15a又は加熱装置15bを加圧ローラ14の外部に設置してもよい。
加熱装置15bを加圧ローラ14の外部に設置する場合、加熱装置15bは、例えば樹脂を選択加熱する誘電加熱装置であるのがよい。誘電加熱装置は、例えば上部コントローラ18の内部に設置する。
この構成により、外周面14aの磁極(NとS)と受圧部材12との間に強力な磁場を発生させ、磁力による吸着力に相当する加圧力を挟持部5に作用させることができる。
なお、外周面14aの磁極はこの例に限定されず、すべてがN極又はS極であってもよい。
なお、非磁性体接合装置10は、図示しない予熱装置を備え、接合範囲4の全体を加熱硬化型の場合、接着剤3の硬化温度より低い温度まで均等に加熱することが好ましい。
またこの図において、非磁性体接合装置10は、2つずつ対になった2組(4つ)の加圧ローラ14をそれぞれ転動可能に支持するローラ支持台16を備える。
上部コントローラ18には、外部より電力供給ライン18aが接続されており、上部コントローラ18を介して磁力発生器15a(電磁石の場合)と加熱装置15bに電力を供給するようになっている。なお、磁力発生器15aが永久磁石の場合は、上部コントローラ18は加熱装置15bのみに電力を供給する
取っ手19は、接合作業中に、作業者がローラ支持台16を接合材表面2aに沿って移動し、この移動により、加圧ローラ14の外周面14aが接合材表面2aに接触し、かつ接合材表面2aに沿って転動するようになっている。
この構成により、接合範囲4の幅又は長さが大きい場合(例えば幅又は長さが1m以上の場合)でも、加圧ローラ14の外周面14aを接合範囲4の全体にわたって転動させることができる。
また、接合材2は断面が逆T形の長尺部材であるが、断面形状はL形、H形、コの字形、その他であってもよい。長尺部材の長さは、例えば5〜6mであるが、それ以外でもよい。
加圧ローラ14は、この例では、2つが対になった1組(2つ)のみが設けられているが、単一でも2組(4つ)以上でもよい。
ローラ支持台16には、第1実施形態と同様であるが、取っ手19は省略されている。
上述した上部コントローラ18は、上部台車20に取付けられている。
上部台車20は、接合範囲4を跨いで被接合材1又は接合材2の表面に沿って移動可能に構成されている。また上部台車20には、加圧ローラ14が接合材表面2aに当接するように取付けられている。
上部車輪22の接触面22aは、この例では円弧状になっており、被接合材1が平板以外(例えば円弧面又はその他の形状)の場合でも、被接合材表面1bに確実に接触するようになっている。
上部駆動装置24は、例えば減速機付きの電動機であるのがよい。
この構成により、上部台車20の移動時に加圧ローラ14の外周面14aが接触する接合材表面2aに起伏(又は凹凸)がある場合でも、位置保持台28の位置に影響することなく、加圧ローラ14の振動を吸収することができる。
上部位置修正装置30は、この例では、上述した位置保持台28を幅方向(図2で左右方向)に移動可能に支持する水平ガイド32と、水平ガイド32を図2で上下方向に移動可能に支持する鉛直ガイド34とを有する。この例で、鉛直ガイド34は、上部台車20の本体21に固定されている。
さらに、位置保持台28は、図示しないアクチュエータにより、図で幅方向及び上下方向に移動できるようになっている。
また、接合中であっても、上部位置修正装置30により、位置保持台28を移動し、上部振動吸収装置26とローラ支持台16を介して加圧ローラ14の位置を随時修正することができる。
なお、図2において、37は上部台車20の上部を覆う上部カバーである。
この制御は、オペレータによる遠隔制御でも、上部コントローラ18による自律制御でもよい。
1対の支持部材38は、互いに平行な1対の板材であり、かつそれぞれ上部車輪22に対向して被接合材1又は接合材2(この例では被接合材1)の裏面に密着して固定されている。
さらに、支持部材38は、受圧部材12又は外部固定部(この例では、固定支持面6)に固定されていることが好ましい。
この図において、被接合材1は円弧面であり、接合材2を円弧面の内面に接合する場合を示している。
車輪支持板40は、磁石(電磁石又は永久磁石)であり、支持部材38は、強磁性体、又は車輪支持板40との間に磁力による吸着力を発生する磁石(電磁石又は永久磁石)であることが好ましい。
この構成により、車輪支持板40と支持部材38との間に強力な磁場を発生させ、磁力による吸着力により、車輪支持板40と支持部材38を被接合材1又は接合材2の表面に密着して固定することができる。
この構成により、ガイド42に沿って上部車輪22を案内することができる。
その他の構成は、第2実施形態と同様である。
接合材2は、この例では断面が逆T形の長尺部材であり、Y方向に延び、被接合材1の内側内面に接合される。複数(この例では24)の接合材2が、この例では中心軸Oを中心に周方向に間隔を隔てている。
本発明による非磁性体接合装置10は、被接合材1の内側最下端に位置し、最下端に位置する接合材2を被接合材1に接合する。
この図に示すように、非磁性体接合装置10を用い、被接合材1の周方向に接合材2を接合する場合もある。
この場合、非磁性体接合装置10が周方向に移動して、接合材2を被接合材1に接合する。なお、非磁性体接合装置10は移動せず、被接合材1を周方向に移動させてもよい。
その他の構成は、図5A,図5Bと同様である。
上部台車20及びこれに付随する部材は、図2と同様である。
下部台車46は、接合範囲4を跨いで被接合材1又は接合材2(この例では被接合材1)の裏面に沿って移動可能に構成されている。下部台車46には、受圧部材12(この例で受圧ローラ44)が被接合材1の裏面1aに当接するように取付けられている。
下部台車46は、受圧部材12(受圧ローラ44)が加圧ローラ14に対向したまま移動するように、上部台車20と同期制御される。この制御は、オペレータによる遠隔制御でも、上部コントローラ18と下部コントローラ60による自律制御でもよい。
複数の下部車輪48は、被接合材1の裏面1aに当接して転動可能に構成されている。下部車輪48の位置は、上部車輪22と対向する位置であることが好ましい。また、上部車輪22と下部車輪48のいずれか一方が磁石(電磁石又は永久磁石)であり、他方が強磁性体であることが好ましい。しかし上部車輪22と下部車輪48の両方が磁力による吸着力を発生する磁石であってもよい。下部車輪48のその他の構成は、上部車輪22と同様である。
また、この場合、加圧ローラ14の磁力発生器15aを省略し、上部車輪22と下部車輪48との間の磁力による加圧力を挟持部5に作用させてもよい。
固定支持面6は、例えば床面である。
下部車輪48Aは、第4実施形態の下部車輪48と同様であるが、磁石又は強磁性体である必要はなく、その他の材質、例えばゴム又はプラスチックでもよい。
この例で下部車輪48Aは、駆動されずに自由に転動でき、下部駆動装置50は、下部車輪48Bを回転駆動する。
ローラ昇降装置62は、例えば直動の空圧シリンダ又は電動シリンダであり、受圧ローラ44(受圧部材12)、及び、下部車輪48Aを被接合材1の裏面1aに当接して押し付ける機能を有する。
その他の構成は、図6の第4実施形態と同様である。
また、下方の固定支持面6に当接して転動可能な複数の下部車輪48Bを有するので、下部台車46の全重量を下部車輪48Bで支持することができ、受圧部材12及び下部車輪48Aを被接合材1の裏面1aに安定して当接することができる。
この図において、63は支持ローラ、64a,64bは磁石、65は磁石昇降装置、66はリニアガイド、68は直線駆動機構である。直線駆動機構68は、例えば、駆動モータ及びボールスクリュ、ラック&ピニオン、等である。
さらに、図7,8における上部駆動装置24は省略され、支持ローラ63は、その軸心を中心に自由に転動するようになっている。
上部磁石64aは、上部台車20に固定され、被接合材1の上面に近接して位置する。
下部磁石64bは、磁石昇降装置65を介して下部台車46に固定され、被接合材1の下面に近接して位置する。上部磁石64aと下部磁石64bは、その間に被接合材1を挟んで対向して位置し、その間に磁力による吸着力を発生させる。
なお、キズ防止のため、上部磁石64a又は下部磁石64bと被接合材1との間に緩衝材を挟んでもよい。
下部台車46の上部には受圧部材12が固定されている。受圧部材12は、被接合材1の下面に密着して位置し、被接合材1の下面に沿って移動する。
磁石昇降装置65は、下部台車46に固定され、下部磁石64bの位置を昇降させ、上部磁石64aと下部磁石64bとで発生する加圧力を制御するようになっている。磁石昇降装置65は、例えば電動の直動シリンダである。
なお、下部磁石64bを、複数の磁石で構成し、その一部を昇降させて吸着力を制御してもよい。この構成により、磁力による吸着力に相当する加圧力を挟持部5に作用させることができる。
その他の構成は、図7の第5実施形態と同様である。
また、下部台車46の移動により、上部磁石64aと下部磁石64bの磁力により、上部台車20が追従して移動するので、図7,8における上部駆動装置24を省略することができる。
本発明の非磁性体接合方法は、重合せステップS1、位置決めステップS2、当接ステップS3、及び接合ステップS4を有する。
位置決めステップS2では、重ね合わせた接合範囲4において強磁性体の受圧部材12を被接合材1の裏面1aに密着して位置決めする。
当接ステップS3では、加圧ローラ14の外周面14aを接合範囲4に位置する接合材表面2aに当接させる。
接合ステップS4では、磁力発生器15aにより挟持部5に加圧力を発生させ、加熱装置15bにより挟持部5を加熱し、同時に、加圧ローラ14を接合範囲4の接合材2の表面に沿って転動させる。
接合範囲4の幅又は長さが大きい場合、例えば幅又は長さが1m以上の場合、接合ステップS4において、接合範囲4に対し、加圧ローラ14を長さ方向に転動しながら、幅方向にも移動させることが好ましい。
また、加熱装置15bにより、加圧ローラ14と受圧部材12に挟持された挟持部5を加熱することができる。
従って、接合範囲4の幅又は長さが大きい場合(例えば1m以上)でも繊維強化複合材同士を接合することができる。
Claims (15)
- それぞれ非磁性体製の被接合材と接合材とを接合する非磁性体接合装置であって、
接着剤を介して前記被接合材と前記接合材が重ね合された接合範囲において前記被接合材の裏面に密着して位置する受圧部材と、
前記接合材の表面に密着して当接する外周面を有し、接合材表面に沿って転動可能な加圧ローラと、
前記外周面と前記受圧部材に挟持された挟持部に加圧力を発生させる磁力発生器と、
前記挟持部を加熱する加熱装置と、を備え、
前記受圧部材は、強磁性体、又は前記加圧ローラとの間に磁力による吸着力を発生する磁石である、非磁性体接合装置。 - 前記加圧ローラは、前記磁力発生器と前記加熱装置とを内蔵する、請求項1に記載の非磁性体接合装置。
- 前記加圧ローラが前記接合材表面に当接するように取付けられ、前記接合範囲を跨いで前記被接合材又は前記接合材の表面に沿って移動可能な上部台車を備える、請求項1に記載の非磁性体接合装置。
- 前記上部台車は、前記被接合材又は前記接合材に当接して転動可能な複数の上部車輪と、
前記上部車輪の少なくとも1つを回転駆動する上部駆動装置と、
前記加圧ローラの振動を吸収する上部振動吸収装置と、を備える、請求項3に記載の非磁性体接合装置。 - 前記上部台車は、前記被接合材又は前記接合材に対する前記加圧ローラの位置を修正する上部位置修正装置を備える、請求項3に記載の非磁性体接合装置。
- 前記上部台車は、前記接合材に対する前記加圧ローラの位置を撮影する上部カメラを備える、請求項3に記載の非磁性体接合装置。
- 前記上部車輪に対向して前記被接合材又は前記接合材の裏面に密着して位置する1対の支持部材を備える、請求項4に記載の非磁性体接合装置。
- 前記受圧部材は、前記被接合材の裏面に密着して固定された板材であり、
前記支持部材は、前記受圧部材又は外部固定部に固定されている、請求項7に記載の非磁性体接合装置。 - 前記被接合材又は前記接合材の表面に密着して固定され前記上部車輪を支持する車輪支持板を備え、
前記車輪支持板は、磁石であり、前記支持部材は、強磁性体、又は前記車輪支持板との間に磁力による吸着力を発生する磁石である、請求項7に記載の非磁性体接合装置。 - 前記受圧部材は、前記加圧ローラに対向して前記被接合材の裏面に密着して位置する受圧ローラである、請求項3に記載の非磁性体接合装置。
- 前記受圧部材が前記被接合材の裏面に当接するように取付けられ、前記接合範囲を跨いで前記被接合材又は前記接合材の裏面に沿って移動可能な下部台車を備え、
前記下部台車は、前記受圧部材が前記加圧ローラに対向したまま移動する、請求項10に記載の非磁性体接合装置。 - 前記下部台車は、前記被接合材の裏面又は下方の固定支持面に当接して転動可能な複数の下部車輪と、
前記下部車輪の少なくとも1つを回転駆動する下部駆動装置と、
前記受圧ローラの振動を吸収する下部振動吸収装置と、を備える、請求項11に記載の非磁性体接合装置。 - 前記上部台車に固定され、前記接合材の上面に近接して位置する上部磁石と、
磁石昇降装置を介して前記下部台車に固定され、前記接合材の下面に近接して位置する下部磁石と、を備え、
前記上部磁石と前記下部磁石は、その間に前記接合材を挟んで対向して位置し、
前記磁石昇降装置は、前記下部台車に固定され、前記下部磁石の位置を昇降させ、前記上部磁石と前記下部磁石とで発生する前記加圧力を制御する、請求項11に記載の非磁性体接合装置。 - 請求項1に記載の非磁性体接合装置を用いた非磁性体接合方法であって、
前記被接合材と前記接合材を接着剤を介して重ね合わせ、
重ね合わせた接合範囲において前記受圧部材を前記被接合材の裏面に密着して位置決めし、
前記加圧ローラの前記外周面を前記接合範囲に位置する前記接合材表面に当接させ、
前記磁力発生器により、前記挟持部に加圧力を発生させ、
前記加熱装置により、前記挟持部を加熱し、
同時に、前記加圧ローラを前記接合範囲の前記接合材表面に沿って転動させる、非磁性体接合方法。 - 前記接合範囲に対し、前記加圧ローラを長さ方向に転動しながら、幅方向にも移動させる、請求項14に記載の非磁性体接合方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018206321 | 2018-11-01 | ||
JP2018206321 | 2018-11-01 | ||
PCT/JP2019/009488 WO2020090133A1 (ja) | 2018-11-01 | 2019-03-08 | 非磁性体接合装置と方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6768958B1 true JP6768958B1 (ja) | 2020-10-14 |
JPWO2020090133A1 JPWO2020090133A1 (ja) | 2021-02-15 |
Family
ID=70462559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019529289A Active JP6768958B1 (ja) | 2018-11-01 | 2019-03-08 | 非磁性体接合装置と方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6768958B1 (ja) |
WO (1) | WO2020090133A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117565413A (zh) * | 2024-01-16 | 2024-02-20 | 四川聚诚达环保科技有限公司 | 一种玄武岩增强塑料化粪池热熔连接装置及方法 |
KR102664611B1 (ko) * | 2023-08-10 | 2024-05-10 | 주식회사 선테크 | 초순수 배관 모듈 제작방법 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57135123A (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-20 | Automation Industrielle Sa | Continuous manufacture of endless variable type tube and device used for said method |
JPH1034749A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 接着塗装装置 |
JP2007253347A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Ricoh Co Ltd | 接合部材製造方法、無端状接合ベルト、定着ユニット、中間転写ユニット、画像形成装置、及び、シート接合装置 |
US20170173864A1 (en) * | 2015-12-21 | 2017-06-22 | Airbus Operations Gmbh | Welding system |
JP2018517597A (ja) * | 2015-06-05 | 2018-07-05 | ピーピージー コーティングス ヨーロッパ ベーヴェー | 大きな表面を積層するシステムおよび方法 |
-
2019
- 2019-03-08 JP JP2019529289A patent/JP6768958B1/ja active Active
- 2019-03-08 WO PCT/JP2019/009488 patent/WO2020090133A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57135123A (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-20 | Automation Industrielle Sa | Continuous manufacture of endless variable type tube and device used for said method |
JPH1034749A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 接着塗装装置 |
JP2007253347A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Ricoh Co Ltd | 接合部材製造方法、無端状接合ベルト、定着ユニット、中間転写ユニット、画像形成装置、及び、シート接合装置 |
JP2018517597A (ja) * | 2015-06-05 | 2018-07-05 | ピーピージー コーティングス ヨーロッパ ベーヴェー | 大きな表面を積層するシステムおよび方法 |
US20170173864A1 (en) * | 2015-12-21 | 2017-06-22 | Airbus Operations Gmbh | Welding system |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102664611B1 (ko) * | 2023-08-10 | 2024-05-10 | 주식회사 선테크 | 초순수 배관 모듈 제작방법 |
CN117565413A (zh) * | 2024-01-16 | 2024-02-20 | 四川聚诚达环保科技有限公司 | 一种玄武岩增强塑料化粪池热熔连接装置及方法 |
CN117565413B (zh) * | 2024-01-16 | 2024-03-19 | 四川聚诚达环保科技有限公司 | 一种玄武岩增强塑料化粪池热熔连接装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020090133A1 (ja) | 2020-05-07 |
JPWO2020090133A1 (ja) | 2021-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6768958B1 (ja) | 非磁性体接合装置と方法 | |
CA2830672C (en) | Thermoplastic induction welding apparatus and method | |
JP5616050B2 (ja) | 複合構造部材を連結する方法及び装置と、該方法及び装置によって作製された構造部材 | |
US9308693B2 (en) | Apparatus for void-free debulking of adhesive bonded joints | |
US8409389B2 (en) | Method and apparatus for adhesive bond curing | |
US10307977B2 (en) | Verifiable quick patch repair for composite structures | |
CN112739528A (zh) | 焊接热塑性材料部件的方法 | |
US20100143722A1 (en) | Bond line control process | |
US10173371B1 (en) | System and method for forming a bonded joint | |
Tannous et al. | Contribution of thermo-mechanical parameters and friction to the bonding of thermoplastic tapes in the tape winding process | |
EP2825808B1 (en) | Plug for composite structures and method for adhesive bonding of a plug in composite structures | |
EP1213127B1 (en) | Method for producing stiffened hollow structure composed of fiber-reinforced composite | |
CN106457681A (zh) | 用于制造构件连接系统的方法 | |
US7921893B2 (en) | Method and apparatus for welding of polymer composite components | |
CN107863310B (zh) | 一种栅极驱动区域的弯折装置及弯折方法 | |
CN110961772B (zh) | 接合装置以及接合方法 | |
KR20160077793A (ko) | 금속판재와 탄소 섬유 강화 플라스틱 복합판재의 접합방법 | |
EP2982495B1 (en) | System and method for applying pressure to structural components | |
KR101795256B1 (ko) | 차체부품 결합장치 | |
Haavajõe et al. | Design and manufacturing of variable angle tow laminate | |
US10882262B2 (en) | Flexible mandrel for forming composite structures | |
KR20160078169A (ko) | 금속판재와 탄소 섬유 강화 플라스틱 복합판재의 접합방법 | |
US20230001646A1 (en) | Method for joining fiber composite parts by ultrasonic welding | |
CN114589939A (zh) | 利用机械手臂制作复合材料结构物的加工设备及方法 | |
JP2023061443A (ja) | 複合材の接着方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
AA64 | Notification of invalidation of claim of internal priority (with term) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764 Effective date: 20190819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190904 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6768958 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |