JP6767352B2 - 瓦棒屋根の防水方法および防水構造 - Google Patents

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本発明は、瓦棒屋根の防水および防食にかかわり、詳しくは主に補修に用いられ、防水性に優れるとともに、防錆効果にも優れ、瓦棒部からの浸水や錆の発生を防止した瓦棒屋根の防水方法および防水構造に関するものである。
折半屋根のうち、瓦棒屋根にあっては屋根下地にふき板と称する金属板、例えば鉄板を敷設し、その両耳末端部を立ち上げ、同じく金属板からなる包み板両端と互いに端部を折り曲げることによりつかみ合わせて接合していた。そして、このような瓦棒屋根においては通常、鉄板を使用することから接合部分は漏水防止のために必然的に高位置の立ち上げ部となっていた。
しかし、上記の如き一般的な瓦棒屋根の接合方法では鉄板の熱変形によって接合部分がゆるみ、又、長期の経年によって接合部で発錆が生じ、よって防水性が保持されなくなり漏水を引き起こすことがあった。
下記特許文献は、漏水を防ぐために瓦棒部に防水用キャップ体を被せることを提案したものである。
特開昭60−30752号公報 実開平5−12522号公報 特開平10−205076号公報
前記特許文献1は図5に示すように、瓦棒部Bに弾性体からなるキャップ体10を嵌め込み、キャップ体10の両脚部11、11の弾性挟持力によって瓦棒部Bを挟持した。
前記特許文献2、3は特許文献1のキャップ体の両脚部が瓦棒部にどれだけよく密着しているかにその防水性がかかっており、瓦棒部が多少でもうねっていたりすると密着度が低く防水性が悪くなるという問題を解消するものとして提案されたもので、図3、図4に示すように、瓦棒部Bは、端部にヘラ状部6aを有する型部材のキャップ体6で覆い、底板部Aはヘラ状部6aと重ね合わせるようにシート部材8を敷設し、ヘラ状部6aとシート部材8を間に接着材7を介在させて接合している。
図示の瓦棒は心木ありの構造のものであり、下地2に角材3を固定し、金属板からなるふき板4を敷設して底板部Aを形成し、該ふき板4の両耳部4aを角材3に沿って立ち上げ、金属板よりなる包み板5両側端と接合して瓦棒部Bを形成している。
ふき板4と包み板5に用いられる金属板としては溶融亜鉛メッキ鋼板、塗装溶融亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、塩化ビニール樹脂金属積層板、アルミニウム及びアルミニウム合金板等が使われている。
ここで、キャップ体6の素材は、ある程度の形状を保てるように硬質で耐候性に優れ腐食されにくいものでかつ形状を加工できるものであることが好ましく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、ポリビニルクロライド、塩素化ポリエチレン、クロロスルフォン化ポリエチレン、SBS、SEBS、SIS等の樹脂や、あるいはそれらの樹脂とEPT、EPDM、IIR、CR等のゴムのブレンド系物や、又樹脂、ゴム単味あるいはこれらのブレンド系物と鋼板を貼り合わせた複合体が挙げられる。
また、シート部材8としては、ゴムや樹脂等が用いられゴムとしてはEPDM、IIR、CR、NR等およびそれらのブレンド物にカーボン等を配合した加硫物等が挙げられ、樹脂としてはポリビニルクロライド、ポリエチレン等が挙げられる。
前記特許文献2、3は瓦棒は心木ありの構造のものを対象としているが、心木なし瓦棒の場合は図6に示すようにハゼ締めで加工するので、ハゼ部12で漏水が生じ易く、従来はハゼ部12の下側をシーリング材でシールするなど防水工に非常に手間のかかるものある。
図中、13は構造的に有効な野路、14は瓦棒部Bのキャップ、15は通し吊子、16はドリルねじであり、このドリルねじはクギと座金に替わることがある。
前記特許文献2、3のキャップ体6はこのようなハゼ部12がある瓦棒までを防水することは述べられていない。
ハゼ部12がある瓦棒においては、形状の複雑さ故にキャップ体6と瓦棒部Bとの間に隙間が生じ、キャップ体6の防水用キャップ体としての役割を十分果たせないおそれもある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、ハゼ部がある瓦棒でも均一にしかも確実に防水を施すことができる瓦棒屋根の防水方法および防水構造を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、瓦棒屋根の防水方法としては、第1に、瓦棒部に、原料は60〜80重量%が炭酸カルシウム(CaCO3)、残り約40〜20重量%が高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂であるシート状成形品で形成する長手方向に、天井部を、また、この天井部からの立下り部を有し、この天井部左右に山折り加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部との間を谷折り加工を施し、上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせた合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロス付きの覆いをその端部を前記ヘラ状部の端よりも張り出させ、この部分を貼り代として設けたチャンネル状覆いを下地処理材として被せ、このチャンネル状覆いの端部のヘラ状部をふき板に重合し、チャンネル状覆いとふき板ともどもにウレタン塗膜防水材を吹付けまたは塗布して、ウレタン塗膜防水材で被覆ること、第2にチャンネル状覆いは、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布したことを要旨とするものである。
瓦棒屋根の防水構造としては、第1に、瓦棒部に被せるものとして、端部のヘラ状部をふき板に重合するチャンネル状覆いの下地材と、チャンネル状覆いとふき板ともども被覆するウレタン塗膜防水層からなり、チャンネル状覆いは、原料は60〜80重量%が炭酸カルシウム、残り約40〜20重量%が高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂であるシート状成形品で、長手方向に、天井部を、また、この天井部からの立下り部を有し、この天井部左右に山折り加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部との間を谷折り加工を施し、上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせた合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロス付きの覆い、その端部を前記ヘラ状部の端よりも張り出させ、この部分を貼り代として設けたこと、第2に、チャンネル状覆いは、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布したことを要旨とするものである。
請求項1および請求項3記載の本発明によれば、瓦棒部には下地処理材としてチャンネル状覆いを被せてその上をウレタン塗膜防水材で被覆するもので、瓦棒部にハゼ部等複雑形状があってもその上にチャンネル状覆いを介して防水できるものであり、チャンネル状覆いとふき板ともどもにウレタン塗膜防水材が一体的に施されるので均一的で完全な防水を得ることができる。
また、チャンネル状覆いはあくまでウレタン防水材吹付のための下地処理材であり、瓦棒部の防水用キャップ体ではないので、瓦棒部に密接しなとも防水効果を達成できる。
また、チャンネル状覆いは、炭酸カルシウム、高密度ポリエチレン(HDPE樹脂)もしくはポリプロピレン樹脂(PP樹脂)であるシート状成形品で形成することで、水に強く、破れにくい覆いが得られる。また、紙のように裁断可能であり、矩形状や台形状の折曲げ成形も簡単であり、形状保持性に富むもので、下地材として最適なものである。
前記矩形状や台形状の折曲げ成形も簡単であることを受けて、天井部左右に山折り加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部との間を谷折り加工を施すことで、最適のチャンネル状覆いとすることができる。
さらに、上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせることで、チャンネル状覆いはさらに強度を上げることと、ウレタンとの付着性を向上させることができ、また、ヘラ状部をふき板に重合するに際してこの合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスで上から押え込むことができる。
請求項2および請求項4記載の本発明によれば、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布したことで、このポリウレタン樹脂を介在させてウレタン塗膜防水材との付着性を高めることができ、ウレタンとの付着性を向上させるために上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせなくともすむ。
以上述べたように瓦棒屋根の防水方法および防水構造は、折半屋根のうち、ハゼ部がある瓦棒でも均一にしかも確実に防水を施すことができるものである。
本発明の瓦棒屋根の防水方法および防水構造の1実施形態を示す斜視図である。 本発明の瓦棒屋根の防水方法および防水構造の1実施形態を示す縦断側面図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す縦断側面図である。 他の従来例を示す縦断側面図である。 心木なし瓦棒ぶきの一例を示す縦断側面図である。
以下図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の瓦棒屋根の防水方法および防水構造の1実施形態を示す斜視図、図2は同上縦断側面図で、図中Bは折半屋根の瓦棒部を示す。
瓦棒屋根として心木なし瓦棒の場合であり、ハゼ締め加工でのハゼ部12がある。14は瓦棒部Bのキャップ、15は通し吊子を示す。
図中17はチャンネル状覆いであり、これは後述のウレタン塗膜防水材20を形成するための下地処理材であり、矩形もしくは台形状に折り曲げ形成し、端部としての裾にはヘラ状部17aを外向きフランジとして形成した。
このチャンネル状覆い17の材質としては、合成樹脂もしくは合成紙等シート状のものであればよいが、原料は60〜80(重量)%が炭酸カルシウム(CaCO3)、残り約40〜20(重量)%が高密度ポリエチレン(HDPE樹脂)もしくはポリプロピレン樹脂(PP樹脂)であるシート状成形品で形成するのが好適である。
なお、約1重量%〜2重量%の添加剤を含むものである。
添加剤は、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−オレイルパルミトアミド、およびN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル) ステアリルアミン)の組み合わせからなる。
炭酸カルシウム(CaCO3)、高密度ポリエチレン(HDPE樹脂)もしくはポリプロピレン樹脂(PP樹脂)、添加剤の組み合わせを、混合、押し出し、練り、および重合という工程に付し、結果として粒質物とし、それらの粒質物を、押出機に供給し、任意のパラメーターによって、各々31μmおよび52μm(実施例1)、73μmおよび82μm(実施例2)、102μmおよび116μm(実施例3)、最大で400μmの単層のシートを生産する。
各実施例の物性を下記表1に示す。
図中19は、網目1〜3mm程度の合成樹脂としてポリエステル(PET)のメッシュクロスであり、チャンネル状覆い17は上にこのメッシュクロス19を貼合わせた合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロス付きの覆いとして形成することもできる。
メッシュクロス19はその端部をチャンネル状覆い17の端(ヘラ状部17a)よりも張り出させ、この部分を貼り代とする。
また、チャンネル状覆い17およびメッシュクロス19の裏面は接着剤を塗布した接着層として形成し、使用前に剥離紙で覆ったものとしてもよい。
また、チャンネル状覆い17は、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布してもよい。
この塗布するポリウレタン樹脂は、ジイソシアネートとジオールの重付加反応である(ジイソシアネートとしてはトルレンジイソシアネートおよびイソフォロンジイソシアネート等、ジオールとしては長鎖のポリエーテルポリオールおよびポリエステルポリオール等)。
表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布したことで、このポリウレタン樹脂を介在させてウレタン塗膜防水材との付着性を高めることができ、前記メッシュクロス19の貼合わせを省略することもできる。
チャンネル状覆い17を成形するには、前記原料は60〜80(重量)%が炭酸カルシウム(CaCO3)、残り約40〜20(重量)%が高密度ポリエチレン(HDPE樹脂)もしくはポリプロピレン樹脂(PP樹脂)であるシート状成形品を長手方向に、天井部を、また、この天井部からの立下り部を有するように曲げ加工する。
該曲げ加工は、天井部左右に山折り21の加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部17aとの間を谷折り22の加工を施すものである。
本発明は、瓦棒部Bに、前記下地処理材としてチャンネル状覆い17を被せ、このチャンネル状覆いの端部のヘラ状部17aをふき板18に重合し、チャンネル状覆いとふき板ともどもにウレタン塗膜防水材を吹付けもしくは塗布して、ウレタン塗膜防水材20で被覆するものである。
チャンネル状覆い17を被せる際には剥離紙を剥がして、そのままふき板18上に貼ることができる。
メッシュクロス19付きの場合も同様である。
このようにして瓦棒部Bはハゼ部12も含めてチャンネル状覆い17内に納まるので、上からウレタン塗膜防水材を吹付けるとチャンネル状覆い17はウレタン塗膜防水材20の内側に納まり、継ぎ目のない一体的な防水層を形成することができる。
吹付けもしくは塗布するウレタン塗膜防水材としては、1成分形、2成分形いずれも問わないが、塗布する2成分反応形のタイプには、イソシアネートプレポリマー(主材)と、水酸基を2個以上有するポリオール、ポリプロピレングリコール(以下、PPGと略すこともある。)およびポリアミンに、可塑剤、老化防止剤、充填材、顔料および反応触媒を加えたコンパウンド(硬化材)を混合、攪拌して塗布し硬化させるものである。
吹付けする2成分反応形のウレタン塗膜防水材は、水酸基を2個以上有するPPGの水酸基当量に対して、過剰な当量比のジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「MDI」と略すこともある。)を混合し、加熱、攪拌することにより反応させて得られた、イソシアネート基を2個以上有するMDI系プレポリマーやMDI系プレポリマーに可塑剤を加えたもの(主材)と、アミノ基を2個以上有するジエチルトルエンジアミン(DETDA)等のポリアミン、水酸基を2個以上有するPPG、可塑剤、老化防止剤および反応触媒を配合したもの(硬化材)に可塑剤を加えて混練した顔料ペーストとを予め混合し、専用の機械にて加温しながら、ホース圧送してホース先端にて衝突混合して吹付け塗工するものである。
また、ウレタン塗膜防水材に使用される、イソシアネートプレポリマーに、水分を除去した、可塑剤、充填材、顔料および反応触媒を加え、更に、水分と反応すると水酸基やアミノ基を発生させるケチミン等の反応性硬化剤を加えて混合攪拌した1成分反応形のタイプのものもある。
前記ウレタン塗膜防水材としては、JIS A 6021の高伸長形および高強度形として市販されている。そのようなウレタン塗膜防水材としては、限定はないが、塗布する2成分反応形のタイプには、例えば、DSカラー・ゼロ(株式会社ダイフレックス製)、オルタックエース(田島ルーフィング株式会社製)、サラセーヌEZ(AGCポリマー建材株式会社製)等があり、吹付けする2成分反応形のタイプには、エバーコートSP−100、コスミックRIM S−100、コスミックRIM S−200(株式会社ダイフレックス製)、オルタックスプレー(田島ルーフィング株式会社製)、リムスプレー(AGCポリマー建材株式会社製)等があり、1成分反応形のタイプには、エバーコートZero1−HおよびエバーコートZero1−S(株式会社ダイフレックス製)(以上、何れも商品名)等が挙げられる。
好ましい原液性状と塗膜物性を有する市販の防水塗料の1つであるコスミックRIMの原液性状と塗膜物性を一例として下記表2に示す。
ウレタン塗膜防水20は更に、耐候性トップコート保護層で、表面を構成するように被覆することできる。
トップコートの種類は、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂系等があり、それぞれ強溶剤形、弱溶剤形、水系形がある。
このようにして本発明の瓦棒屋根の防水構造は、瓦棒部Bに被せ、端部のヘラ状部17aをふき板18に重合するチャンネル状覆い17の下地材と、チャンネル状覆い17とふき板18ともども被覆するウレタン塗膜防水材20の層とで構成し、ウレタン塗膜防水材20の層で一体連続的に覆われたものとなる。
なお、メッシュクロス19を介在させた場合は、チャンネル状覆い17の強度がより向上したものとなり、且つ、チャンネル状覆い17の主要構成材である高密度ポリエチレン(HDPE樹脂)もしくはポリプロピレン樹脂(PP樹脂)のシート状成形品端部と瓦棒屋根底版部Aとの接合部の補強材となり、また、被覆するウレタン塗膜防水材20の層とチャンネル状覆い17との付着性も向上する。
また、メッシュクロス19を介在させる場合でも、介在させない場合でもチャンネル状覆い17の表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布しておけば被覆するウレタン塗膜防水材20の層とチャンネル状覆い17との付着性は向上する。
1 瓦棒屋根構造
2 下地
3 角材
4 ふき板
4a 両耳部
5 包み板
6 キャップ体
6a ヘラ状部
6b シート部材
7 接着材
8 シート部材
10 キャップ体
11 両脚部
12 ハゼ部
13 野路
14 キャップ
15 吊子
16 ドリル
17 チャンネル状覆い
17a ヘラ状部
18 ふき板
19 メッシュクロス
20 ウレタン塗膜防水材
21 山折り
22 谷折り
A 底板部B 瓦棒部

Claims (4)

  1. 瓦棒部に、原料は60〜80重量%が炭酸カルシウム(CaCO3)、残り約40〜20重量%が高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂であるシート状成形品で形成する長手方向に、天井部を、また、この天井部からの立下り部を有し、この天井部左右に山折り加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部との間を谷折り加工を施し、上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせた合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロス付きの覆いをその端部を前記ヘラ状部の端よりも張り出させ、この部分を貼り代として設けたチャンネル状覆いを下地処理材として被せ、このチャンネル状覆いの端部のヘラ状部をふき板に重合し、チャンネル状覆いとふき板ともどもにウレタン塗膜防水材を吹付けまたは塗布して、ウレタン塗膜防水材で被覆ることを特徴とした瓦棒屋根の防水方法。
  2. チャンネル状覆いは、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布した請求項1記載の瓦棒屋根の防水方法。
  3. 瓦棒部に被せるものとして、端部のヘラ状部をふき板に重合するチャンネル状覆いの下地材と、チャンネル状覆いとふき板ともども被覆するウレタン塗膜防水層からなり、チャンネル状覆いは、原料は60〜80重量%が炭酸カルシウム、残り約40〜20重量%が高密度ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂であるシート状成形品で、長手方向に、天井部を、また、この天井部からの立下り部を有し、この天井部左右に山折り加工を、立下り部とふき板と接するヘラ状部との間を谷折り加工を施し、上に合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロスを貼合わせた合成樹脂もしくはガラスのメッシュクロス付きの覆い、その端部を前記ヘラ状部の端よりも張り出させ、この部分を貼り代として設けたことを特徴とする瓦棒屋根の防水構造。
  4. チャンネル状覆いは、表面に有機溶剤に溶解したポリウレタン樹脂を塗布した請求項3記載の瓦棒屋根の防水構造。
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