JP6766900B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関する。
従来から、液晶テレビ用バックライトや照明器具などの光源として、発光素子を備える
発光装置が広く用いられている。そして、その使用形態に応じて、種々のパッケージ形態
を有するもの、特に、小型で薄型のサイドビュー型の発光装置が提案されている(例えば
、特許文献1,2)。
そして、このように、小型、薄型であっても、強固に実装基板に固定することができる
発光装置を、容易又は高精度に製造する方法の確立が求められている。
特開2015−8820号公報 特開2012−146898号公報
本発明の実施形態は、小型のサイドビュー型の発光装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る発光装置は、光出射面と、前記光出射面の反対側に位置する背面と、前記光出射面と前記背面との間に位置する実装面とを有する発光装置において、前記光出射面側に位置し主発光面となる第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、前記第1主面と前記第2主面の間にある側面とを有し、前記第2主面に第1電極および第2電極を有する発光素子と、前記発光素子の側面を被覆し、前記発光素子の前記第1主面を被覆しない遮光部材と、前記発光素子の前記第1電極と接続し、前記背面および前記実装面に渡って配置される第1端子被覆膜と、前記発光素子の前記第2電極と接続し、前記背面および前記実装面に渡って配置される第2端子被覆膜と、前記第1電極および前記第1被覆部材の双方と接する第1導電部材と、前記第2電極および前記第2被覆部材の双方と接する第2導電部材と、を備える発光装置。
本発明の実施形態に係る発光装置によれば、小型のサイドビュー型の発光装置を、容易又は高精度に製造することができる。
図1Aは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、発光素子を基体上に配置する工程を示す概略平面図である。図1Bは、図1AのX−X’線における概略断面図である。図1Cは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工程を示す概略平面図である。図1Dは、図1CのX−X’線における概略断面図である。図1E及び図1Fは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、遮光部材を形成する工程を示す概略断面図である。図1G及び図1Hは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。図1Iは、実施形態1に係る発光装置を実装基板に実装した発光モジュールを発光面側から見た概略正面図である。図1Jは、実施形態1に係る発光装置の概略断面図である。 図2Aは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、発光素子を基体上に配置する工程を示す概略断面図である。図2Bは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、遮光部材を形成する工程を示す概略平面図である。図2Cは、図2BのX−X’線における概略断面図である。図2Dは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工程を示す概略断面図である。図2E及び図2Fは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。 図3A〜図3Dは、実施形態3の発光装置の製造方法に係る、遮光部材の凹部を形成する工程を示す概略断面図である。図3Eは、実施形態3の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工程を示す概略断面図である。図3Fは、実施形態3の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。 図4A及び図4Bは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る、第1の遮光部材を形成する工程を示す概略断面図である。図4Cは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る導電部材を形成する工程を示す概略断面図である。図4D及び図4Eは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る、第2の遮光部材を形成する工程を示す概略断面図である。図4F及び図4Gは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。 図5は、図4Cの概略平面図である。 図6A及び図6Bは、実施形態5の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工程を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照して説明する。ただし、以下に説明す
る発光装置及びその製造方法は、実施形態の技術的思想を具現化するためのものであって
、以下に限定するものではない。特に、構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等
は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、単なる説明例であり、説明を明確にす
るために誇張していることがある。以下に記載される実施形態は、各構成等を適宜組み合
わせて適用できる。
<実施形態1>
図1Aは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、発光素子を基体上に配置する工程
を示す概略平面図である。図1Bは、図1AのX−X’線における概略断面図である。図
1Cは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工程を示す概略平
面図である。図1Dは、図1CのX−X’線における概略断面図である。図1E及び図1
Fは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、遮光部材を形成する工程を示す概略断面
図である。図1G及び図1Hは、実施形態1の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切
断する工程を示す概略断面図である。図1Iは、実施形態1に係る発光装置を実装基板に
実装した発光モジュールを発光面側から見た概略正面図である。図1Jは、実施形態1に
係る発光装置の概略断面図である。実施形態1では、少なくとも以下の工程を行うことで
、各々の発光装置10を形成する。
まず、図1A及び図1Bに示されるように、2つの発光素子2は、主発光面Mと、主発
光面Mと反対側の面であって一対の電極2a、2bを有する面と、を備えており、電極2
a、2bを上向きにして隣接するように基体1上に配置する。
そして、図1C及び図1Dに示されるように、一方の発光素子2の電極2a、2bから
他方の発光素子2の電極2a、2bにわたる一対の導電部材3(3a、3b)を形成する
。言い換えると、一方の発光素子2と他方の発光素子2の電極上を架橋する一対の導電部
材3(3a、3b)を形成する。
その後、図1E及び図1Fに示されるように、少なくとも発光素子2間を被覆する遮光
部材4を形成する。
そして、図1G及び図1Hに示されるように、少なくとも、発光素子2間の一対の導電
部3a、3b及び遮光部材4を、主発光面Mに対して垂直な方向に切断する。実施形態1
では、この切断面を発光装置10の実装面Sとすることができる。
さらに、適宜遮光部材4を発光素子2の側面に沿って切断することで、図1Jに示され
るように、主発光面Mに対して実装面Sが垂直なサイドビュー型の発光装置10に個片化
することができる。
以上のように、実施形態1では、導電部材3を形成してから遮光部材4を形成する。な
お、後述するように、各工程の順序を入れ替えてもよく、それらの形態については、実施
形態2〜4で詳述する。
以下、実施形態1の各工程について図面を用いて詳細に説明する。
(発光素子の基体上への配置)
図1A及び図1Bに示されるように、主発光面Mと、主発光面Mと反対側の面であって
一対の電極2a、2bを有する面と、を備える2つの発光素子2を、電極2a、2bを上
向きにして隣接するように基体1上に配置する。
まず、発光素子2を少なくとも2つ準備する。発光素子2は、少なくとも発光層を含む
半導体層を含み、主発光面Mと、主発光面Mと反対側の面であって正負一対の電極2a、
2bを有する面と、を有する。このように、ウエハ状態から個々に分離した発光素子2を
、選別を行った後に、所望の配光を有するものだけを基体1上に配置することができるの
で、歩留まりよく発光装置を形成することができる。
発光素子2の平面形状は、円形、楕円形、三角形、四角形及び六角形等の多角形等のい
ずれであってもよい。また、発光素子2の大きさ及び厚みは、適宜選択することができる
。実施形態1では、例えば、平面形状が矩形の発光素子2を用いることができる。
また、発光素子2を配置する基体1を準備する。基体1は、後に導電部材及び遮光部材
を切断する前に除去してもよいし、導電部材及び遮光部材とともに切断することで、発光
装置の一部として用いてもよい。
次に、準備した発光素子2を、基体1上へ配置する。実施形態1では、2つの発光素子
2を1組として、1組以上の発光素子2を基体1上に配置し、後の工程において、それぞ
れの組に対して少なくとも一対の導電部材を、2つの発光素子が向かい合う側の面と反対
側の面から突出しないように形成することができる。これにより、個々の発光装置に個片
化したときに、実装面と反対側の上面から導電部材が露出しない、光吸収の少ないサイド
ビュー型の発光装置を無駄なく効率的に形成することが可能である。しかし、これに限ら
ず、3つ以上の発光素子を配置してもよい。この形態については、実施形態5で詳述する
実施形態1では、発光素子2の電極2a、2bを上向きに、つまり、主発光面Mが基体
1と接する(対向する)ように、2つの発光素子2を隣接させて基体1上に配置する。こ
れにより、後の工程において電極上に導電部材を形成しやすく、さらに、主発光面Mを露
出させるように遮光部材を形成しやすい。
また、2つの発光素子2は、一方の発光素子2の一対の電極2a、2bと、他方の発光
素子2の一対の電極2a、2bとが対向するように(すなわち、実施形態1では2つの発
光素子2の長手方向の側面が対向するように)配置することが好ましい。これにより、一
方の発光素子2の1つの電極と、他方の発光素子2の1つの電極とが対向する(すなわち
、2つの発光素子2の短手方向の側面が対向する)ように配置する場合に比べ、後の工程
において導電部材を少ない量で容易に形成しやすい。
さらに、2つの発光素子2は、それぞれの発光素子2の異極同士が隣接するように配置
することが好ましい。具体的には、図1Aに示されるように、一方の発光素子2の正電極
2aと他方の発光素子2の負電極2bとが対向し、且つ、一方の発光素子2の負電極2b
と他方の発光素子2の正電極2aとが対向するように、2つの発光素子2を配置すること
が好ましい。これにより、発光装置の実装面において、正負の端子(正負の電極に接続す
るそれぞれの導電部材)の左右の位置を同じにすることができる。
なお、2つの発光素子2において、それぞれの発光素子2の同極同士が隣接するように
配置してもよい。これにより、発光素子2の向きを変更せずに同じ向きで配置することが
できるので、基体1上への配置が容易である。さらに、実装面において正負の端子の左右
の位置が異なる発光装置を形成することができる。
2つの発光素子2の配置間隔は、任意に設定することができる。この間隔は、後述する
遮光部材の厚みに影響を与える。よって、所望の遮光部材の厚みとできるように、間隔の
広狭を調整することが好ましい。例えば、発光素子の配置精度、後の個片化工程における
切断位置精度、遮光部材の構成にもよるが、30μm〜300μm程度の間隔を空けて配
置することができる。これにより、後の工程において導電部材を形成しやすく、且つ、主
発光面以外から漏れる光を十分に遮光可能な遮光部材を形成することができる。さらに、
取り数を確保することができ、効率よく発光装置を製造することができる。
基体1上に発光素子2を配置する際、例えば、予め基体1及び/又は発光素子2に接着
剤を配置しておき、該接着剤により発光素子2を基体1上に固定することができる。接着
剤としては、樹脂等の当該分野で公知のものを用いることができ、特に、基体1を発光装
置の一部として用いる場合は、透光性を有する樹脂を用いることが好ましい。なお、粘着
性を有する基体1を用いる場合は、基体1の粘着性によって、発光素子2を基体上に固定
してもよい。これにより、少ない工程数で効率よく発光素子2を配置することができる。
(導電部材の形成)
実施形態1では、次に、図1C及び図1Dに示されるように、一方の発光素子2の電極
から他方の発光素子2の電極にわたる一対の導電部材3を形成する。すなわち、2つの発
光素子2上に架橋するように、一対の導電部材3を形成する。実施形態1では、2つの発
光素子2の隣接する異極にわたる導電部材3を形成することができる。具体的には、一方
の発光素子2の正電極2aと他方の発光素子2の負電極2bとにわたる導電部材3aと、
一方の発光素子2の負電極2bと他方の発光素子2の正電極2aとにわたる導電部材3b
を形成することができる。
導電部材3は、発光素子2間において発光素子2の電極2a、2bの上面よりも下側ま
で形成することが好ましい。これにより、後の工程において、発光素子間の一対の導電部
材3及び遮光部材を切断した切断面(発光装置の実装面)から導電部材を露出させやすい
。また、発光装置の短絡を防ぐために、導電部材3を半導体層に直接接触しないように設
けることが好ましい。したがって、実施形態1では、例えば、発光素子2間において、電
極2a、2bの側面を被覆し、且つ、電極2a、2bの下面よりも上側までの領域に導電
部材3を形成することができる。この場合、電極2a、2bの厚みを厚く設けておくこと
で、導電部材3を半導体層に直接接触しないように形成しやすい。例えば、実施形態1で
は、電極2a、2bの厚みを10μm以上、より好ましくは50μm以上とすることがで
きる。これにより、導電部材3が半導体層と接触することを防ぐことができる。また、発
光装置の実装面から露出する導電部材の面積を確保することができる。なお、発光素子2
の電極2a、2bの厚みは異なっていてもよい。
発光素子2の表面が絶縁部材によって被覆されて絶縁性が確保される場合には、導電部
材3を電極2a、2bの下面よりも下側、例えば半導体層の側面まで形成してもよい。こ
れにより、発光装置の実装面に露出する導電部材3の面積を広くすることができ、放熱性
、実装性が高い発光装置を形成することができる。ただし、導電部材3は、発光素子2の
主発光面Mよりも上側までの領域に形成することが好ましい。すなわち、導電部材3は、
発光素子2間の基体1と接触しないように形成することが好ましい。これにより、発光装
置において、導電部材3が主発光面Mと同一面上に露出されることによる光吸収を抑制す
ることができる。
導電部材は、例えば、導電性ペースト又は半田を用いて、ポッティング、描画、印刷、
溶射等の塗布法で配置し、加熱によって硬化することで形成できる。これにより、鍍金等
で導電部材を形成する場合と比べて、コストと時間を削減することができる。特に、実施
形態1のように遮光部材よりも先に導電部材3を形成する場合は、導電部材3として半田
を塗布することが好ましい。これにより、所望の量の導電部材を所望の位置に形成しやす
く、一対の電極2a、2bの上面にわたる一対の導電部材3a、3bを形成しやすい。な
お、半田としては、比較的高融点であるAuSnを用いると、発光装置を実装基板へ実装
する際の導電部材3の再溶融を防止することができ好ましい。
なお、実施形態1のように、遮光部材4よりも先に導電部材3を形成する場合は、前述
のような所望の領域に導電部材3を保持させるために、配置する際の導電部材3の粘度を
調整することが好ましい。例えば、導電部材3として粘度50Pa・s〜500Pa・s
、より好ましくは粘度200Pa・s〜300Pa・s程度のAuSuペーストを準備し
、適宜量を調整しながら所望の領域に形成することができる。このように、粘度を調整し
た導電部材3を用いることで、導電部材3を所望の位置に保持させておくことができるの
で、少ない工程数で効率よく発光装置を形成することができる。
(遮光部材の形成)
実施形態1では、次に、図1E及び図1Fに示すように、少なくとも発光素子2間を被
覆する遮光部材4を形成する。具体的には、主発光面Mを露出させるように、2つの発光
素子2及び一対の導電部材3を被覆する遮光部材4を基体1上に形成する。これにより、
発光素子2の一対の導電部材3a、3bを絶縁させることができ、さらに、主発光面M以
外からの光漏れを防止することができる。
ここで、図1Fに示すように、遮光部材4の上面から導電部材3が露出するように形成
してもよい。例えば、図1Eに示すように、遮光部材4を導電部材3の上面まで被覆する
高さで形成しておき、切削や研磨等によって遮光部材4の上部を除去することで、導電部
材3を露出させることができる。または、遮光部材4及び導電部材3の上部を除去するこ
とで、導電部材3を露出させてもよい。製造工程における上面側は、発光装置の背面側と
なるので、このように導電部材3の上面を露出させておくことで、発光装置の背面からも
端子として導電部材3を露出させることができる。これにより、放熱性、実装性が高い発
光装置を形成しやすい。
遮光部材4としては、樹脂等の母材に光反射性又は光吸収性物質を含有させたものを用
いることができ、トランスファーモールド、コンプレッションモールド、スクリーン印刷
、ポッティング等で成形、硬化させることで形成できる。特に、導電部材3の下方の発光
素子2間まで確実に遮光部材4を形成できることから、コンプレッションモールド、トラ
ンスファーモールドが好ましい。
なお、遮光部材は、前述のように一度に形成(形成した遮光部材の一部を除去する形態
も一度に形成すると表す)してもよいし、さらに遮光部材を設けてもよい。すなわち、遮
光部材を複数回に分けて形成してもよい。この形態については、実施形態4で詳述する。
(導電部材の切断)
次に、実施形態1では、図1G及び図1Hに示すように、発光素子2間の一対の導電部
材3及び遮光部材4を、発光素子2の主発光面Mに対して垂直に交差する方向に切断する
。これにより、発光装置の発光面(主発光面M)に対して垂直で、且つ一対の導電部材3
が露出される発光装置10の実装面Sを形成することができる。実施形態1では、さらに
発光素子2の側面に沿って平行に遮光部材4を切断することで、図1Hに示すように、個
々の発光装置10に個片化することができる。
基体1上に配置する発光素子の平面形状は、前述のように特に限定されないが、同じ形
状のものを用いると、導電部材3及び/又は遮光部材4を発光素子に沿って切断しやすい
。実施形態1では、2つの矩形の発光素子2の側面が対向するように配置しているので、
発光素子2の側面に沿って導電部材3及び/又は遮光部材4を切断しやすく、効率的に個
々の発光装置を個片化することができる。
切断は、当該分野で公知の切断方法、例えば、ブレード5を用いたブレードダイシング
や、レーザダイシング、カッタースクライブ等を利用することができる。
前述のように個片化することで、図1Iに示すように、実装基板6に実装する場合に、
実装面Sが主発光面Mに対して垂直なサイドビュー型の発光装置10を形成することがで
きる。実施形態1のように、一対の導電部材3を、2つの発光素子にわたるように導電性
ペーストや共晶合金を配置して形成することで、鍍金等で導電部材を形成する場合に比べ
て時間及びコストを低減して発光装置を形成することができる。さらに、遮光部材形成工
程において、導電部材3の上面を露出させておくことで、発光装置10の背面Uからも一
対の導電部材3を露出させることができる。これにより、放熱性及び実装基板6への実装
性の高い発光装置10を形成することができる。また、実装後に、前方から発光装置に応
力が負荷される場合でも、背面側に倒れ難い発光装置10を形成することができる。
なお、実装面から露出する各導電部材の面積は、発光装置を実装基板へ実装する際に接
合強度が十分に確保できる程度であると好ましく、例えば、実装面から露出する各導電部
材の面積は、それぞれ0.03mm以上とすることができる。また、実装面から露出す
る各導電部材の面積は、発光装置を実装基板へ実装したときにショートしない程度であれ
ば、大きいほど好ましい。
(その他の工程)
以上の工程の他に、例えば、波長変換層を形成する工程、透光層を形成する工程、端子
被覆膜を形成する工程等を適宜行ってもよい。
波長変換層を形成する工程では、主発光面Mから出射される光を所望の波長に変換する
波長変換層7を、主発光面Mを被覆するように形成することができる。波長変換層7とし
ては、例えば樹脂やガラス等の母材に蛍光体等の波長変換材料を含有したものを用いるこ
とができる。波長変換7は、スプレー、印刷、塗布、貼り付け等の所望の方法で形成する
ことができる。前述のように、波長変換材料を含有した透光性の樹脂等からなる基体1を
用い、基体1を波長変換層7として用いてもよい。また、周縁を遮光部材の枠で囲まれた
波長変換層を予め形成しておき、主発光面に貼り付けることで、見切りの良い発光装置を
形成することが可能である。
透光層を形成する工程は、発光装置の発光面(具体的には、波長変換層7や主発光面M
)上に、透光性を有する透光層8を形成する工程である。透光層8を形成することで、発
光装置の発光面を保護することができる。透光層8としては、例えば透光性を有する樹脂
やガラス等を用いることができる。また、フィラー等を含有させることで、光の取り出し
向上や、タック性を低減させることが可能である。透光層8は、例えばスプレー、印刷、
塗布、貼り付け等の所望の方法で形成することができる。
なお、波長変換層7を形成する工程、透光層8を形成する工程は、一対の導電部材3a
、3bの切断(個片化)前に行うことが好ましい。
端子被覆膜を形成する工程は、発光素子2間の一対の導電部材3a、3b及び遮光部材
4を切断して露出させた実装面の一対の導電部材3a、3b、すなわち発光装置の端子を
保護する端子被覆膜9を形成する工程である。端子被覆膜9としては、金、銀、ニッケル
、アルミニウム、ロジウム、銅、又はこれらの合金などを用いることができる。端子被覆
膜9は、例えば、厚み0.03μm〜0.5μmで設けることができる。これにより、導
電部材の劣化を防止することができる。端子被覆膜9は、例えば鍍金やスパッタ等によっ
て形成することができる。特に、実装面Sの遮光部材4及び一対の導電部材3a、3b上
に、例えばスパッタ等で一体に被覆膜を形成後、実装面Sの全体にレーザを照射すること
で、遮光部材4上に形成された被覆膜のみを除去することができ、端子被覆膜9を効率的
に形成することができる。また、レーザを照射することで実装面Sが粗面化され、発光装
置のタック性を低減させることができる。なお、端子被覆膜9は、実装面Sに露出する導
電部材3a、3bの他、発光装置の背面U、側面、上面から導電部材が露出されている場
合は、適宜その導電部材を被覆するように設けてもよい。
以下、各構成部材について詳細に説明する。
(発光素子)
発光素子2は、当該分野で一般的に用いられる発光ダイオード、レーザダイオード等を
用いることができる。例えば、窒化物系半導体(InXAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦
Y、X+Y≦1)、GaP、GaAsなどのIII−V族化合物半導体、ZnSe、II
−VI族化合物半導体等、種々の半導体を利用することができる。なお、発光素子2は、
半導体層を成長させるための基板を有していてもよい。基板としては、サファイア等の絶
縁性基板、SiC、ZnO、Si、GaAs、ダイヤモンド、窒化物半導体と格子接合す
るニオブ酸リチウム、ガリウム酸ネオジム等の酸化物からなる基板が挙げられる。なお、
基板はレーザリフトオフ法等を利用して除去されていてもよい。
(基体)
基体1は、前述のようにシート状の樹脂、セラミックス、ガラス等を用いることができ
る。特に、耐熱性の観点から、シート状のポリイミド樹脂を用いることが好ましい。
基体1の平面形状、大きさ、厚み等は、配置する発光素子2の大きさや数によって適宜
調整することができる。特に、均一な厚みを有し、その表面が平坦なシート状の基体1で
あると、発光素子2を安定的に配置しやすく好ましい。
基体1を発光装置の一部として用いる場合は、透光性を有していると好ましく、発光素
子2からの光の透過率が60%以上、70%以上、80%以上、90%以上であるものが
好ましい。
特に、基体1を発光装置の一部として用いる場合は、基体1として樹脂を用いることが
好ましく、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ変性樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、TPX樹脂、ポリノルボルネン樹
脂、又はこれらの樹脂を1種以上含むハイブリッド樹脂等の樹脂等によって形成されたも
のが挙げられる。なかでも、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂が好ましく、特に耐光性、
耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好ましい。
さらに、基体1を発光装置の一部として用いる場合、基体1に発光素子からの光を波長
変換する波長変換部材、例えば、蛍光体及び/又は発光物質を含有させると、発光装置の
波長変換層として用いることができる。
蛍光体及び/又は発光物質は、当該分野で公知のものを使用することができる。例えば
、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体、
セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット(LAG)、ユウロピウム
及び/又はクロムで賦活された窒素含有アルミノ珪酸カルシウム(CaO−Al23−S
iO2)系蛍光体、ユウロピウムで賦活されたシリケート((Sr,Ba)2SiO4)系
蛍光体、βサイアロン蛍光体、CASN系又はSCASN系蛍光体等の窒化物系蛍光体、
KSF系蛍光体(K2SiF6:Mn)、硫化物系蛍光体等、ナノクリスタル、量子ドット
と称される発光物質等が挙げられる。発光物質の材料としては、半導体材料、例えば、I
I−VI族、III−V族、IV−VI族半導体、具体的には、CdSe、コアシェル型
のCdSxSe1-x/ZnS、GaP等のナノサイズの高分散粒子が挙げられる。
基体1は、フィラー(例えば、拡散剤、着色剤等)を含んでいてもよい。例えば、シリ
カ、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、ガラス、蛍光体の結晶又は焼結
体、蛍光体と無機物の結合材との焼結体等が挙げられる。
(導電部材)
導電部材3としては、導電性ペースト又は共晶合金を用いることができ、例えば、錫−
ビスマス系、錫−銅系、錫−銀系、金−錫系などの半田、AuとSnとを主成分とする合
金、AuとSiとを主成分とする合金、AuとGeとを主成分とする合金等の共晶合金、
あるいは、銀、金、パラジウムなどの導電性ペースト、又はこれらを組み合わせた材料に
よって形成することができる。実施形態1のように、遮光部材4よりも先に導電部材を形
成する場合、言い換えると、発光素子2間に導電部材を保持させるように形成する場合は
、前述のように、AuSn系の半田を用いることが好ましい。また、実施形態2以降で詳
述するように、遮光部材4を形成した後に導電部材を形成する場合、言い換えると、遮光
部材の凹部に導電部材を形成する場合や、2つの発光素子の電極上に架橋するように、遮
光部材上にわたって一対の導電部材を設ける場合は、比較的低温で硬化可能な導電性ペー
ストを用いることが好ましい。これにより、遮光部材の変色や劣化を抑制し、発光装置の
光取り出し効率を維持することができる。
(遮光部材)
遮光部材4は、例えば、母材である樹脂に光反射性又は光吸収性物質を含有させた材料
により形成することができる。これにより、遮光部材4を所望の形状に成形しやすい。樹
脂としては、例えば、シリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変成エポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、変成ポリイミド樹脂、フェノール樹
脂、ウレタン樹脂、アクリレート樹脂、ユリア樹脂、アクリル樹脂、ポリフタルアミド(
PPA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)等が挙げら
れる。これらは単独で又は2種以上の樹脂を組み合わせて用いてもよい。特に、耐熱性、
耐候性の観点から、シリコーン系の樹脂を含むことが好ましい。
なお、遮光部材4の厚みは、例えば10μm〜100μmとすることで、主発光面M以
外からの発光素子の光を十分に遮光しつつ、小型の発光装置を形成することができる。
光反射性又は光吸収性物質としては、例えば、セラミックス、二酸化チタン、二酸化ケ
イ素、二酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ
素、窒化ホウ素、ムライト、酸化ニオブ、酸化亜鉛、硫酸バリウム、各種希土類酸化物(
例えば、酸化イットリウム、酸化ガドリニウム)等が挙げられる。光反射性又は光吸収性
物質は、遮光部材の全重量において、約20重量%〜80重量%程度含有されていること
が好ましく、約30重量%〜70重量%程度がより好ましい。これにより、遮光部材の遮
光性及び強度を確保することができる。
<実施形態2>
図2Aは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、発光素子を基体上に配置する工程
を示す概略断面図である。図2Bは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、遮光部材
を形成する工程を示す概略平面図である。図2Cは、図2BのX−X’線における概略断
面図である。図2Dは、実施形態2の発光装置の製造方法に係る、導電部材を形成する工
程を示す概略断面図である。図2E及び図2Fは、実施形態2の発光装置の製造方法に係
る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。なお、図2A〜図2Fでは、一対
の導電部材のうち、1つの導電部材23aのみを図示する。実施形態2の発光装置の製造
方法では、実施形態1と異なり、導電部材を形成する前に、導電部材を設ける位置に一対
の凹部を有する遮光部材を形成する。これにより、導電部材を、所望の領域に容易に形成
することができる。
具体的には、まず、図2Aに示されるように、主発光面Mと、その反対側の面であって
一対の電極2a、2bを有する面と、を備える2つの発光素子2を、電極2a、2bを上
向きにして隣接するように基体1上に配置する。
次に、図2B及び図2Cに示されるように、一方の発光素子2の電極2a、2bから他
方の発光素子2の電極2a、2bにわたる一対の凹部24a、24bを有する遮光部材2
4を形成する。言い換えると、それぞれの発光素子2の電極2a、2bの少なくとも一部
が、凹部を形成する面の一部となるように(凹部内に露出されるように)、遮光部材24
の一対の凹部24a、24bを形成する。
そして、図2Dに示されるように、一対の凹部24a内にそれぞれ導電部材23aを形
成する。
次に、図2Eに示されるように、発光素子2間の一対の導電部材23a及び遮光部材2
4を主発光面Mに対して垂直に交差する方向に切断する。
実施形態2では、凹部24a、24bを有する遮光部材24は、例えば、所望の凹部を
形成可能な凸形状を有する金型を用いて形成することができる。金型を用いることで、凹
部を所望の領域まで形成しやすく、発光素子2間において導電部材が形成される凹部24
a、24bと発光素子2の側面との間に遮光部材24を存在させることができる。したが
って、発光素子2の半導体層まで達する深さの凹部24a、24bを形成し、発光装置の
実装面から露出する導電部材3a、3bの面積を広くして放熱性や実装性を確保しつつ、
短絡や光吸収が起こりにくい信頼性の高い発光装置を形成することが可能である。
一対の凹部24a、24bの底面は、少なくとも電極2a、2bの上面が露出する深さ
まで設けることが好ましい。特に、発光素子間2の遮光部材24の凹部の底面は、電極2
a、2bの上面よりも下側まで設けることが好ましい。これにより、発光装置の実装面か
ら露出する導電部材3a、3bの面積を大きくできる。なお、発光素子2間の凹部24a
、24bの底面は、発光素子2の主発光面Mよりも上側までの深さで設けられることが好
ましい。これにより、導電部材を主発光面Mと同一面上に露出しないように形成でき、光
吸収の少ない発光装置を形成しやすい。
実施形態2では、図2Cに示されるように、1つの凹部内で深さが異なる凹部24aを
形成することができる。実施形態2の凹部24a、24bは、その底面が一対の電極2a
、2b上において電極の上面が露出する深さで設けられ(以降、浅い凹部24qと記載す
ることがある)、発光素子2間において電極の上面よりも下側まで、且つ、主発光面Mよ
りも上側までの深さ(以降、深い凹部24sと記載することがある)で設けられる。すな
わち、段差を有する凹部を形成することができる。このような凹部24a、24bを形成
すると、発光素子間に一対の導電部材を架橋させつつ、深い凹部24sによって発光装置
の実装面Sから露出する導電部材の面積を大きく確保することができる。
なお、浅い凹部24qの深さは、例えば30μm〜100μmとすることができる。そ
うすることで、凹部に導電部材を形成したときに、導電部材が凹部の外へ溢れにくい。ま
た、深い凹部24s(浅い凹部からさらに凹んでいる部分の深さ)は、例えば30μm〜
100μmとすることができる。そうすることで、発光装置の実装面から十分な面積の導
電部材を露出させやすい。
なお、凹部24a、24bの形成領域は、以下のように設定することが好ましい。凹部
24a、24bは、発光素子2の配列方向において、少なくとも凹部を架橋させる電極と
電極の対向する側面よりも外側まで、より好ましくは、凹部を架橋させる電極の上面から
上面まで設けることが好ましい。これにより、導電部材と電極2a、2bとの接触面積を
十分に確保することができ、放熱性のよい発光装置を形成しやすい。なお、発光素子2間
の深い凹部24sは、発光素子2の配列方向において、隣接する発光素子2の側面が露出
しないように形成することが好ましい。これにより、導電部材23と発光素子2の間に遮
光部材24を存在させることができ、短絡が発生しにくく、導電部材による光吸収の少な
い発光装置を形成しやすい。なお、凹部24a、24bは、図2Bに示されるように、他
方の凹部と離間して形成することが好ましい。例えば、一方の凹部と他方の凹部を100
μm〜150μm離間させて形成することが好ましい。これにより、一対の凹部24a、
24bに形成される一対の導電部材を絶縁させることができる。また、凹部24a、24
bは、後の個片化工程において切断される発光素子2の側面に平行な切断面のうち、発光
装置の側面となる面よりも外側まで形成してもよい。これにより、発光装置の側面からも
導電部材を露出させることができ、発光装置と実装基板との接合強度を高めることができ
る。なお、凹部24a、24bは、後の個片化工程において切断される発光素子2の側面
に平行な切断面のうち、発光装置の上面となる面よりも内側に形成することが好ましい。
これにより、実装基板に実装する際の接着剤による光吸収が少ない発光装置を形成しやす
い。
なお、凹部24a、24bは前述のように1つの凹部内で深さが異なっていなくてもよ
く、均一な深さで形成されていてもよい。例えば、電極の上面までの深さの一対の凹部を
形成することができる。これにより、複雑な形状の金型を用いなくてもよいので、コスト
を削減することができる。また、凹部24a、24bを、後に切断される発光素子2の側
面に平行な切断面のうち、発光装置の上面となる面よりも外側まで形成し、発光装置の上
面からも導電部材23が露出するように形成してもよい。この形態については、実施形態
5で詳述する。
図2Bに示されるように、導電部材が形成される凹部24a、24bは、平面視で矩形
状に形成することができる。また、導電部材が形成される凹部24a、24bを、平面視
で発光素子間において幅広になる形状に形成してもよい。例えば、凹部24a、24bの
平面形状は、円形、楕円形、六角形等に形成してもよい。この場合、後の工程で、発光素
子間の一対の導電部材の幅広部分及び遮光部材を主発光面に対して垂直に切断することで
、実装面に向かって幅広の導電部材を有する発光装置を形成することができる。これによ
り、発光装置の放熱性を向上させやすい。なお、このように平面視で比較的複雑な形状の
凹部であっても、実施形態2のように金型を用いれば、容易に形成することができる。
実施形態2では、導電部材23を凹部24a、24bに形成するので、導電部材23の
材料、粘度、形成方法は自由に選択することができる。特に、Agペースト等の導電性ペ
ーストを用いてポッティングによって形成することが好ましい。Agペースト等の導電性
ペーストは、半田等に比べて比較的溶融温度が低いため、実施形態2のように、導電部材
よりも先に遮光部材を形成する場合でも、遮光部材の変色や劣化を抑制して導電部材23
を形成することができる。また、導電部材23をポッティングで形成することで、深い凹
部24s、浅い凹部24qへ段階的に供給しやすく、凹部へ隙間なく導電部材23を充填
することができる。なお、印刷法によれば、密に形成された凹部へ効率よく導電部材23
を形成することができる。
実施形態2では、図2Fに示されるように、発光装置20の実装面S及び背面U(製造
工程における上面側)から、一対の導電部材23aを露出させることができる。これによ
り、発光装置20の放熱性、実装性を向上させることができる。なお、背面U上にさらに
遮光部材を形成し、遮光部材に挟まれた一対の導電部材を切断することで、発光装置を形
成してもよい。これにより、一対の導電部材を保護しつつ、個々の発光装置20に個片化
することができる。
上述した工程以外は、実質的に実施形態1と同様の工程を行うことができるため、詳細
な説明は省略する。
なお、一対の凹部は、実施形態2のように金型の凸形状によって形成する他、例えば、
発光素子2を被覆するように遮光部材を設けた後、遮光部材の一部を除去することで形成
してもよい。この形態については、実施形態3で詳述する。
<実施形態3>
図3A〜図3Dは、実施形態3の発光装置の製造方法に係る、遮光部材の凹部を形成す
る工程を示す概略断面図である。図3Eは、実施形態3の発光装置の製造方法に係る、導
電部材を形成する工程を示す概略断面図である。図3Fは、実施形態3の発光装置の製造
方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。実施形態3の発光装置3
0の製造方法では、遮光部材34の一対の凹部の形成方法が、実施形態2と異なる。なお
、図3A〜図3Fでは、一対の凹部のうち、1つの凹部34aのみを図示する。また、一
対の導電部材のうち、1つの導電部材33aのみを図示する。
実施形態3では、まず、実施形態1,2と同様に、基体1上に2つの発光素子2を隣接
するように配置する。
そして、図3Aに示されるように、少なくとも発光素子2間を被覆する遮光部材34を
一体に設ける。
その後、図3Bに示されるように、適宜ハーフダイシング、マスクを用いたエッチング
等の公知の方法で遮光部材34の一部を除去することで、凹部34aを形成する。特に、
汎用性や加工精度の観点から、ハーフダイシングで凹部34aを形成することが好ましい
具体的には、遮光部材を、トランスファーモールド、コンプレッションモールド、スク
リーン印刷、ポッティング等で、基体1上に配置された2つの発光素子2を埋設するよう
に、一対の電極2a、2bの上面よりも高い位置まで設ける。そして、所望の凹部が形成
可能な形状、太さのブレードで、導電部材を架橋させる電極の上面を被覆する遮光部材と
、その間の遮光部材とが連続的に除去されるようにハーフダイシングする。または、導電
部材を架橋させる電極の上面を被覆する遮光部材及び導電部材の一部と、その間の遮光部
材とが連続的に除去されるようにハーフダイシングする。ハーフダイシングは、例えば発
光素子2の電極2a、2bの下面よりも上側まで行われることが好ましい。これにより、
発光素子2を損傷させることなく遮光部材及び電極の一部を除去し、凹部34aを形成す
ることができる。
なお、太さの異なるブレードを用い、実施形態3と同様に浅い凹部34qと深い凹部3
4sからなる凹部34aを設けてもよい。例えば、図3A及び図3Bに示されるように、
太いブレード5aによって、2つの発光素子の電極2a、2bの上面から上面までの幅で
あって、且つ、電極2a、2bの上面から下面のいずれかまでの深さで設けられる浅い凹
部34qを形成することができる。また、図3C及び図3Dに示されるように、細いブレ
ード5bによって、発光素子2間において、発光素子2の側面まで至らない幅で、浅い凹
部34qの底面から主発光面Mよりも上側までの深さで設けられる深い凹部34sを形成
することができる。なお、浅い凹部34qと深い凹部34sを形成する順番は特に限定さ
れず、深い凹部34sを形成してから浅い凹部34qを形成してもよい。
上述した工程以外は、実質的に実施形態2と同様の工程を行うことができる。具体的に
は、図3Eに示されるように、導電部材34aを形成し、図3Fに示されるように、個々
の発光装置30に個片化する。なお、前述のように、導電部材及び遮光部材の上面(発光
装置の背面U)上にさらに遮光部材を形成し、遮光部材に挟まれた一対の導電部材を切断
することで、発光装置を形成してもよい。これにより、一対の導電部材を保護しつつ、個
々の発光装置に個片化することができる。
以上のように、実施形態3の発光装置の製造方法によれば、ブレードの太さや形状、ハ
ーフダイシングの深さ等を制御することで、複雑な形状の金型を用いることなく、容易に
所望の凹部を有する遮光部材34を形成することができる。したがって、コストを削減し
つつ、所望の領域に精度よく導電部材を形成することができる。
<実施形態4>
図4A及び図4Bは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る、第1の遮光部材を形成
する工程を示す概略断面図である。図4Cは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る導
電部材を形成する工程を示す概略断面図である。なお、図4Cは、図5のX−X’線にお
ける概略断面図である。図4D及び図4Eは、実施形態4の発光装置の製造方法に係る、
第2の遮光部材を形成する工程を示す概略断面図である。図4F及び図4Gは、実施形態
4の発光装置の製造方法に係る、導電部材を切断する工程を示す概略断面図である。なお
、図4A〜図4Gでは、一対の導電部材のうち、1つの導電部材43aのみを図示する。
実施形態4の発光装置の製造方法では、遮光部材を複数回に分けて形成する点で、実施形
態1〜3と異なる。
実施形態4では、まず、図4Bに示されるように、主発光面Mと、主発光面Mと反対側
であって一対の電極2a、2bを有する面と、を有する2つの発光素子2を、電極2a、
2bを上向きにして隣接するように基体1上に配置する。
次に一対の電極2a、2bの上面が露出するように、少なくとも発光素子間を被覆する
第1の遮光部材44aを形成する。第1の遮光部材44aは、例えば図4Aに示されるよ
うに、基体1上に配置した2つの発光素子2を一体に被覆する遮光部材を形成し、一対の
電極2a、2bが露出するように切削・研磨等で遮光部材(及び導電部材)の一部を除去
することで形成することができる。
次に、図4Cに示されるように、一方の発光素子2の電極2a、2bから他方の発光素
子2の電極2a、2bにわたる一対の導電部材43aを形成する。このとき、それぞれの
導電部材43aは、一方の発光素子2の電極上から、発光素子2間の第1の遮光部材44
a上、他方の発光素子2の電極上へ連続的に形成する。
次に、図4Eに示されるように、一対の導電部材43a及び第1の遮光部材44aを被
覆する第2の遮光部材44bを形成する。より詳細には、第1の遮光部材44a及び電極
2a、2bの上面に、少なくとも導電部材43aの側面を被覆する第2の遮光部材44b
を形成する。第2の遮光部材44bは、例えば図4Dに示されるように、導電部材43a
の上面よりも高い位置まで遮光部材を設け、導電部材43aの上面が露出するように、そ
の一部を切削・研磨等で除去することで形成することができる。これにより、発光装置4
0の背面Uからも一対の導電部材43aを露出させることができる。
そして、少なくとも発光素子2間の第1の遮光部材44a及び一対の導電部材43を、
主発光面Mに対して垂直に切断し、個片化することで、発光装置40を形成することがで
きる。なお、導電部材43の上面が第2の遮光部材44bに被覆された状態で、発光素子
2間の第1の遮光部材44a及び第2の遮光部材44bで挟まれた一対の導電部材43a
を主発光面Mに対して垂直に切断してもよい。これにより、一対の導電部材を保護しつつ
、個々の発光装置40に個片化することができる。
上述した工程以外は、実質的に実施形態1と同様の工程を行うことができる。
このような発光装置の製造方法によって、複雑な形状の金型や、ハーフダイシングによ
る高い加工精度を要さずに、容易に所望の領域に一対の導電部材を形成しやすい。
図5は、図4Cの概略平面図である。実施形態4では、半田等の導電部材43(43a
、43b)を、金属からなる発光素子2の電極2a、2b上を架橋するように、電極2a
、2b及び発光素子2間の第1の遮光部材44a上に連続するように配置する。樹脂を母
材とする第1の遮光部材44a上は、金属に比べて半田等の導電部材43a、43bが濡
れにくいので、導電性ペーストを用いてマスク印刷で形成すると、第1の遮光部材44a
上にも連続的に導電部材43を形成しやすく好ましい。実施形態4では、図5に示される
ように、第1の遮光部材44a上の導電部材43a、43bの幅が、電極2a、2b上の
導電部材43a、43bの幅に比べて細く形成されることがある。これにより、発光装置
40の実装面Sにおいてそれぞれの導電部材43a、43bの間隔を十分に確保すること
ができ、実装基板へ実装した際の発光装置40の短絡を防止することができる。
<実施形態5>
図6A及び図6Bは、本発明の実施形態5の発光装置の製造方法を説明する概略平面図
である。実施形態5は、3つ以上の発光素子2を一組として、それらの発光素子2の電極
上にわたる一対の導電部材53(53a、53b)を形成する点で、実施形態1〜4と異
なる。
例えば、図6Aに示されるように、3つ以上の発光素子2(図中では4つ)を一組とし
て、電極2a、2bが上向きになるように基体1上に列方向に配置し、隣接する各発光素
子の電極上に連続するように一対の導電部材53(53a、53b)を形成する。
そして、発光素子2及び導電部材53を被覆する遮光部材を形成し、少なくとも各発光
素子2間の一対の導電部材53及び遮光部材を主発光面Mに垂直な方向に切断することで
、実装面Sから一対の導電部材53が露出するサイドビュー型の発光装置に個片化するこ
とができる。
実施形態5では、例えば図6Aの一点破線で示される位置で切断することで、実装面S
と反対側の発光装置の上面からも一対の導電部材を露出させることができ、上面、下面の
いずれかを実装面として自由に選択可能な発光装置を形成することができる。この場合、
発光装置の上面と下面のうち、主発光面に対して正負の端子(正負の電極に接続するそれ
ぞれの導電部材53a、53b)の左右の位置が同じとなる面を実装面として選択できる
ので、2つの発光素子2を基体1上に配置する際に、それぞれの発光素子2の同極同士が
隣接(対向)するように配置してもよい。
また、図6Bに示されるように、例えば、隣り合う行(又は列)の一方の行(又は列)
の発光素子2の一対の電極と、他方の行(又は列)の発光素子2の一対の電極とが対向す
るように、発光素子2を基体1上に配置し、隣り合う4つの発光素子の対向する4つの電
極上にわたる導電部材53cを形成する。
そして、発光素子2間の導電部材53c及び遮光部材を主発光面に垂直に(図中の一点
破線で示される位置で)切断することで、発光装置の実装面及び側面から導電部材が露出
する発光装置を形成することができる。これにより、放熱性、実装性が高い発光装置を形
成しやすい。
なお、実施形態5では、遮光部材よりも先に導電部材53a、53b、53cを形成す
る形態を示したが、これに限らず、3つ以上の発光素子2の電極上にわたる一対の凹部を
有する遮光部材を形成し、凹部に導電部材を形成してもよい。これにより、発光素子の電
極上の所望の領域に、精度よく導電部材を形成しやすい。
本発明の実施形態に係る発光装置は、照明用光源、各種インジケーター用光源、車載用
光源、ディスプレイ用光源、液晶のバックライト用光源、センサー用光源、信号機等、種
々の発光装置に使用することができる。
1 基体
2 発光素子
2a、2b 電極
3(3a、3b)、23a、43(43a、43b)、53(53a、53b)、53
c 導電部材
4、24、34、44 遮光部材
44a 第1の遮光部材
44b 第2の遮光部材
24a、24b、34a 凹部
24q、34q 浅い凹部
24s、34s 深い凹部
5、5a、5b ブレード
6 実装基板
7 波長変換層
8 透光層
9 端子被覆膜
10、20、30、40 発光装置

Claims (9)

  1. 光出射面と、前記光出射面の反対側に位置する背面と、前記光出射面と前記背面との間に位置する実装面とを有する発光装置において、
    前記光出射面側に位置し主発光面となる第1主面と、前記第1主面の反対側に位置する第2主面と、前記第1主面と前記第2主面の間にある側面とを有し、前記第2主面に第1電極および第2電極を有する発光素子と、
    前記発光素子の側面を被覆し、前記発光素子の前記第1主面を被覆しない遮光部材と
    記第1電極に接続され、前記背面および前記実装面に渡って配置された第1導電部材と、
    前記第2電極に接続され、前記背面および前記実装面に渡って配置された第2導電部材と、を備え
    前記第1導電部材は、前記実装面において、前記背面側から前記第1電極の背面側の表面と前記第1主面との間の位置の間で、前記遮光部材から露出し、かつ前記背面において、前記遮光部材から露出し、
    前記第2導電部材は、前記実装面において、前記背面側から前記第2電極の背面側の表面と前記第1主面との間の位置の間で、前記遮光部材から露出し、かつ前記背面において、前記遮光部材から露出する発光装置。
  2. 前記導電部材は、導電性ペーストまたは半田である、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光装置は、前記発光素子の第1主面上に蛍光体を含む波長変換層を備える、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記波長変換層の平面形状は、前記発光素子の平面形状よりも大きい、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記発光装置は、前記波長変換層の上面上に透光層を備える、請求項3に記載の発光装置。
  6. 前記第1導電部材は、前記実装面において、前記背面側から前記発光素子の側面までの間で、前記遮光部材から露出し、
    前記第2導電部材は、前記実装面において、前記背面側から前記発光素子の側面までの間で、前記遮光部材から露出する請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記遮光部材は、エポキシ樹脂または変成エポキシ樹脂である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置。
  8. 前記発光装置の実装面において、前記第1導電部材、前記第2導電部材および前記遮光部材は略面一に配置される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 前記第1導電部材は、前記第1電極の側面の一部を被覆し、
    前記第2導電部材は、前記第2電極の側面の一部を被覆する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発光装置。
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