JP6766701B2 - 面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法 - Google Patents

面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法に関し、特に、複数の印刷ジョブの画像を面付けした用紙を断裁した後に仕分けして最終印刷物を作成する面付け印刷を制御する面付け印刷制御プログラム、面付け印刷を行う印刷システム及び当該印刷システムにおける面付け印刷制御方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置は、1枚の用紙に複数のページを割り付ける面付け機能を備えているものが多く、この面付け機能を用いて、複数の印刷ジョブの画像を面付けして印刷し、印刷後の用紙を断裁機で断裁して重ね合わせた後、用紙束を印刷ジョブ毎に分割する(仕分けを行う)ことにより、複数の印刷ジョブを効率的に処理することができる。
上記面付け印刷に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、複数カードを重ね合わせた場合に、分配を容易にするために、分配の一単位の間に特別なカードを挿入することや、識別可能な文字、数字、記号等のマークを採用することが記載されている。また、下記特許文献2には、異なる印刷物をパイル(積み紙)しても、それらを区別できるようにするために、該当面付けページに視覚的な識別マーク及びテキストを一部領域及び目に見える領域に付加することが記載されている。
特開2002−046375号公報 特開2016−154008号公報
複数の印刷ジョブの画像を面付けして印刷し、断裁して重ね合わせた後に仕分けを行う場合において、各々の印刷ジョブの画像がほぼ同じであると、画像を見ても印刷ジョブの区切りを認識することができないため、仕分けが困難になる。この問題に対して、特許文献1、2に示すように、特別なカード(合紙)を挿入したり、特別なマークを印刷したりすることにより、印刷ジョブの区切りを認識しやすくすることができる。
しかしながら、合紙を挿入する方法では、合紙を識別しやすくするためには合紙の色を印刷ジョブの画像と対照的な色にする必要があり、この色はユーザが手動で設定しなければならないため、余分な作業が発生する。また、合紙を使用すると紙やインク(トナー)の無駄が発生する。
また、印刷面や断裁面に印刷ジョブを特定できるマークを印刷する方法では、印刷面や断裁面にマークを印刷したり、最終印刷物の見栄えを良好に保つために仕分け後にマークの部分を切断したり、マークの色を手動で設定したりしなければならないため、余分な作業が発生する。また、断裁面にマークを印刷する場合、断裁された両方の用紙束に同じマークが印刷されるため、仕分けして積載する時に表裏を逆にしてしまったり、積載順を間違えてしまったりする恐れがある。また、マークを印刷すると紙やインク(トナー)の無駄が発生する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、複数の印刷ジョブの画像を面付けする面付け印刷において、紙やインクを無駄に消費することなく、断裁後の仕分けを容易に行うことができるように面付けを制御する面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置で動作する面付け制御プログラムであって、前記制御装置に、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理、前記面付けデータを印刷エンジンに出力する出力処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置と、前記面付けデータに基づいて前記記録媒体に前記画像を印刷する画像形成装置と、を含む印刷システムであって、前記制御装置は、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成するRIP(Raster Image Processor)部と、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断部と、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成して前記画像形成装置に出力する面付け部と、を備え、前記画像形成装置は、前記面付けデータに基づいて、前記記録媒体に前記表面画像及び前記裏面画像を面付け印刷する印刷部と、前記面付け印刷後の前記記録媒体を、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置と、前記面付けデータに基づいて前記記録媒体に前記画像を印刷する画像形成装置と、を含む印刷システムにおける面付け印刷制御方法であって、前記制御装置は、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理と、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理と、前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理と、前記面付けデータを前記画像形成装置に出力する出力処理と、を実行し、前記画像形成装置は、前記面付けデータに基づいて、前記記録媒体に前記表面画像及び前記裏面画像を面付け印刷する印刷処理と、前記面付け印刷後の前記記録媒体を、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法によれば、紙やインクを無駄に消費することなく、断裁後の仕分けを容易に行うことができる。
その理由は、第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に第1印刷ジョブの画像と第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置は、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブを取得して解析し、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理と、表面画像と裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理と、表面画像と裏面画像とでデザインが異なる場合に、記録媒体の表面に、第1印刷ジョブの表面画像と第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、記録媒体の裏面に、第1印刷ジョブの裏面画像と第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理と、面付けデータを画像形成装置に出力する出力処理と、を実行し、画像形成装置は、面付けデータに基づいて、記録媒体に表面画像及び裏面画像を面付け印刷する印刷処理と、面付け印刷後の記録媒体を、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理と、を実行し、ユーザは、断裁後の記録媒体を重ね合わせた用紙束を、デザインが異なる部分で分割して印刷ジョブの仕分けを行うからである。
本発明の第1の実施例に係る印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る印刷システムの他の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る印刷システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る面付け印刷制御方法の一例を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る面付け印刷制御方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る面付け印刷制御方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る面付け印刷制御方法の他の例を説明する模式図である。 本発明の第2の実施例に係る印刷システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る面付け印刷制御方法の一例を説明する模式図である。 本発明の第3の実施例に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係る印刷システムの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施例に係る面付け印刷制御方法の一例を説明する模式図である。 従来の面付け方法を説明する模式図である。 従来の面付け方法を説明する模式図である。
背景技術で示したように、MFPなどの画像形成装置は面付け機能を備えているものが多く、面付け機能を用いて、複数の印刷ジョブの画像を面付けして印刷し、印刷後の用紙を断裁機で断裁して重ね合わせ、その後、用紙束を印刷ジョブ毎に分離する(仕分けを行う)ことにより、複数の印刷ジョブを効率的に処理することができるが、各々の印刷ジョブで形成される画像がほぼ同じであると、印刷ジョブの区切りが認識しにくいため、仕分けが困難になる。
仕分けを容易にする方法として、特別なカード(合紙)を挿入したり特別なマークを印刷したりする方法がある。しかしながら、これらの方法では余分な作業が発生すると共に、紙やインク(トナー)の無駄が発生する。
この問題について、図16及び図17を参照して具体的に説明する。図16は、同じテンプレートを用いて可変情報フィールドにテキストを差し込むバリアブル印刷において、2種類の印刷ジョブ(印刷ジョブ1及び印刷ジョブ2)の画像(開発部用の招待券と営業部用の招待券)を同時に面付けして印刷し(図16(a)、(b)参照)、後処理(断裁)を行ってから(図16(c)参照)、重ね合わせた状態を示している(図16(d)参照)。重ね合わせた招待券の束を分配する場合、2種類の画像の色や構成が似通っているため、各々の印刷ジョブの区切りを見つけ出すのは難しく、仕分けに時間がかかると言う問題がある。
この問題に対して、図17(a)に示すように、特別なカード(合紙60)を挿入して、印刷ジョブの区切りを認識しやすくする方法がある。しかしながら、合紙60を識別しやすくするために、ユーザが手動で合紙60の色を印刷ジョブの画像と対照的な色に設定しなければならず、余分な作業が発生する。また、合紙60を使用すると紙やインク(トナー)の無駄が発生する。
また、図17(b)に示すように、印刷面や断裁面(ここでは断裁面)に印刷ジョブを特定できるマーク61を印刷する方法もある。しかしながら、この方法では、断裁面にマーク61を印刷したり、仕分け後にマーク61の部分を切断したり、マーク61の色をユーザが手動で設定したりしなければならないため、余分な作業が発生する。また、断裁された両方の用紙束に同じマーク61が印刷されるため、仕分けの際に表裏を逆にしてしまったり、積載順を間違えてしまったりする恐れがある。また、マーク61を印刷すると紙(切断する部分)やインク(トナー)の無駄が発生する。
そこで、本発明の一実施の形態では、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する複数の印刷ジョブ(好ましくは、バリアブル領域に挿入するオブジェクトが異なるバリアブル印刷を指示する複数の印刷ジョブ)を用いて面付け印刷を行う場合、後加工(断裁)して重ね合わせても、各々の印刷ジョブに基づく印刷物を識別しやすくして、印刷ジョブの仕分けを容易に行うことができるようにする。
具体的には、第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に第1印刷ジョブの画像と第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成するコントローラと、面付けデータに基づいて記録媒体に画像を印刷する画像形成装置と、を含む印刷システムにおいて、コントローラは、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブを取得して解析し、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理と、表面画像と裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理と、デザインが異なる場合に、記録媒体の表面に、第1印刷ジョブの表面画像と第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、記録媒体の裏面に、第1印刷ジョブの裏面画像と第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理と、面付けデータを画像形成装置に出力する出力処理と、を実行し、画像形成装置は、面付けデータに基づいて、記録媒体に表面画像及び裏面画像を面付け印刷する印刷処理と、面付け印刷後の記録媒体を、第1印刷ジョブ及び第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理と、を実行する。そして、ユーザは、断裁後の記録媒体を重ね合わせた用紙束を、デザインが異なる部分で分割して印刷ジョブの仕分けを行う。
このような制御を行うことにより、合紙60を使用したり特別なマーク61を印刷したりすることなく、断裁後の仕分けを容易に行うことができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法について、図1乃至図10を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成例を示す図であり、図3乃至図5は、各々、クライアント端末、コントローラ、画像形成装置の構成を示すブロック図である。また、図6は、本実施例の印刷システムの動作を示すフローチャート図であり、図7乃至図10は、本実施例の面付け印刷制御方法を説明する模式図である。
なお、以下の説明において、記録媒体を用紙とし、用紙を断裁したものを用紙片と呼び、用紙片を重ね合わせたものを用紙束と呼び、1つの用紙片を印刷ジョブの1部とする。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、クライアント端末10とコントローラ20と画像形成装置30とで構成される。これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク40によって接続されている。上記コントローラ20から画像形成装置30へのデータ転送は、IEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。
なお、図1では、印刷システムをクライアント端末10とコントローラ20と画像形成装置30とで構成したが、クライアント端末10若しくは画像形成装置30で複数の印刷ジョブの面付けが可能な場合は、図2に示すようにコントローラ20を省略することができる。また、図1及び図2では、画像形成装置30に後処理機能を内蔵する構成としているが、画像形成装置30とは別に後処理装置を設けることもできる。以下、図1の構成を前提にして、各装置について詳細に説明する。
[クライアント端末]
クライアント端末10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、印刷ジョブを作成してコントローラ20に送信する。このクライアント端末10は、図3(a)に示すように、制御部11と記憶部12とネットワークI/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aとROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部12に記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、クライアント端末10全体の動作を制御する。また、図3(b)に示すように、上記制御部11(CPU11a)により、OS(Operating System)16、原稿作成アプリケーション17、プリンタドライバ18などが実行される。
OS16は、Windows(登録商標)やMacintosh(登録商標)、Android(登録商標)などであり、クライアント端末10で原稿作成アプリケーション17やプリンタドライバ18を動作可能にする。
原稿作成アプリケーション17は、文章の作成や画像の加工、レイアウトなどを行う面付けソフトウェアであり、印刷指示の際にプリンタドライバ18を読み出し、原稿作成アプリケーション17で作成した原稿データをプリンタドライバ18に転送する。
プリンタドライバ18は、原稿作成アプリケーション17で作成した原稿データを、コントローラ20が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ18の印刷設定画面で設定された画像形成条件及び後処理条件がプリントチケットなどに記述されて付加される。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、原稿作成アプリケーション17が作成した原稿データ、プリンタドライバ18が作成した印刷ジョブなどを記憶する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント端末10を通信ネットワーク40に接続し、コントローラ20に印刷ジョブを送信可能にする。
表示部14は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、原稿作成アプリケーション17の原稿作成画面、プリンタドライバ18の印刷設定画面などを表示する。
操作部15は、マウスやキーボードなどで構成され、原稿作成アプリケーション17による原稿の作成、プリンタドライバ18による印刷条件や後処理条件の設定などの操作を可能にする。
なお、原稿作成アプリケーション17が、PDF(Portable Document Format)、XPS(XML Paper Specification)、OOXML(Office Open XML)、ODF(OpenDocument Format)などのダイレクトプリントが可能なデータを作成する場合は、プリンタドライバ18に代えてダイレクトプリントユーティリティを設けてもよい。その場合、ダイレクトプリントユーティリティは、所定のフォルダ(例えば、記憶部12内のフォルダ)を監視し、原稿作成アプリケーション17によって作成されたデータが所定のフォルダに保存されたら、コントローラ20に当該データを送信してダイレクトプリントを指示することができる。
[コントローラ]
コントローラ20は、クライアント端末10から取得した印刷ジョブに基づいて画像形成装置30に印刷させる印刷画像データを生成する制御装置である。このコントローラ20は、図4(a)に示すように、制御部21と記憶部22とRIP(Raster Image Processor)部23とネットワークI/F部24とプリンタI/F部25などで構成される。
制御部21は、CPU21aと、ROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、CPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、コントローラ20全体の動作を制御する。上記制御部21は、図4(b)に示すように、判断部26、面付け部27などとしても機能する。
判断部26は、RIP部23が生成した表面画像と裏面画像のデザインを確認し、表面画像と裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する。デザインが異なるか否かは、例えば、下地の色が異なるか否か、印刷する文字や図形、画像などのオブジェクトの色や配置、数量、サイズ、構成が異なるか否かなどに基づいて判断することができる。
面付け部27は、判断部26により表面画像と裏面画像のデザインが実質的に同じと判断された場合は、記録媒体(以下、用紙とする。)の表面に複数の印刷ジョブの表面画像を面付けし、用紙の裏面に複数の印刷ジョブの裏面画像を面付けする通常の面付けを行う。一方、判断部26により表面画像と裏面画像のデザインが異なると判断された場合は、用紙の表面に、複数の印刷ジョブの内の一方の印刷ジョブの表面画像と他方の印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、用紙の裏面に、一方の印刷ジョブの裏面画像と他方の印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする反転面付けを行う。そして、通常の面付け又は反転面付けを行った印刷画像データ(以下、面付けデータと呼ぶ。)を生成し、生成した面付けデータを画像形成装置30に出力する。
なお、上記判断部26及び面付け部27はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を判断部26及び面付け部27として機能させる面付け印刷制御プログラムとして構成し、当該面付け印刷制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、印刷ジョブ、各々の印刷ジョブから生成された表面画像及び裏面画像、複数の印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を面付けした面付けデータなどを記憶する。
RIP部23は、画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで構成され、クライアント端末10から取得した印刷ジョブを解析し、ラスタライズ処理を行ってビットマップ形式の画像データ(表面画像及び裏面画像の画像データ)を生成する。また、RIP部23は、必要に応じて、生成した画像データに対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。そして、RIP部23は、生成した画像データを上記面付け部27に出力する。
ネットワークI/F部24は、NICやモデムなどで構成され、コントローラ20を通信ネットワーク40に接続し、クライアント端末10から印刷ジョブなどを受信可能にする。プリンタI/F部25は、画像形成装置30に接続するための専用インターフェイスであり、画像形成装置30に面付けデータなどを送信可能にする。
[画像形成装置]
画像形成装置30は、プリンタやMFPなどであり、コントローラ20から受信した面付けデータに基づいて印刷処理及び後処理を実行する。この画像形成装置30は、図5に示すように、制御部31と記憶部32とコントローラI/F部33とパネル操作部34と印刷部(印刷エンジン)35と後処理部36などで構成される。
制御部31は、CPU31aと、ROM31bやRAM31cなどのメモリとで構成され、CPU31aは、ROM31bや記憶部32に記憶した制御プログラムをRAM31cに展開して実行することにより、画像形成装置30全体の動作を制御する。
記憶部32は、HDDやSSDなどで構成され、CPU31aが各部を制御するためのプログラム、プログラムの実行に必要なデータ、コントローラ20から取得した面付けデータなどを記憶する。
コントローラI/F部33は、コントローラ20に接続するための専用インターフェイスであり、コントローラ20から面付けデータなどを受信可能にする。
パネル操作部34は、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネル(表示部と操作部とは別体としてもよい。)などであり、印刷処理や後処理に関する各種画面を表示すると共に、印刷処理や後処理に関する各種操作を可能にする。
印刷部35は、面付けデータに基づいて用紙に表面画像及び裏面画像を面付け印刷する印刷エンジンである。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。
後処理部36は、印刷部35が面付け印刷を行った用紙に対して、断裁、重ね合わせなどのユーザが希望する後処理を加えて出力する。本実施例では、後処理部36は、面付け印刷後の用紙を1枚ずつ、各々の印刷ジョブの部単位で断裁し、予め定めた順番で断裁した用紙片を重ね合わせて出力する。
なお、図1乃至図5は本実施例の印刷システムの一例であり、複数の印刷ジョブの画像を面付けし、断裁して重ね合わせて出力可能であれば、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、上記ではコントローラ20にRIP部23を設け、コントローラ20が複数の印刷ジョブの画像を面付けした面付けデータを生成して画像形成装置30に送信する構成としたが、クライアント端末10にRIP部を設け、クライアント端末10で面付けを行って面付けデータを生成して画像形成装置30に送信する構成としてもよいし、画像形成装置30にRIP部を設け、画像形成装置30で面付けデータを生成する構成としてもよい。
上記構成の印刷システムにおける面付け印刷制御方法について、図6のフローチャート図を参照して説明する。特に、コントローラ20のCPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶した面付け印刷制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図6のフローチャート図におけるS101からS106の各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明では、クライアント端末10から、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する2つの印刷ジョブが送信されるものとする。
コントローラ20の制御部21は、クライアント端末10からの印刷ジョブを取得すると、RIP部23は、印刷ジョブをラスタライズして表面画像及び裏面画像を生成する(S101)。次に、制御部21(判断部26)は、表面画像と裏面画像のデザインを確認し(S102)、表面画像と裏面画像のデザインが異なるか否かを判断する(S103)。表面画像と裏面画像のデザインが実質的に同じ場合は(S103のNo)、反転面付けを行っても印刷ジョブの区切りを識別するのは困難であるため、制御部21(面付け部27)は、通常の面付けを行い(S104)、面付けデータを生成する(S106)。
一方、表面画像と裏面画像のデザインが異なる場合は(S103のYes)、制御部21(面付け部27)は、印刷ジョブの区切りを識別しやすくするために、一方の印刷ジョブの表面画像は用紙の表面側に配置し、裏面画像は用紙の裏面側に配置し、一方の印刷ジョブの部数分の画像を配置したら、他方の印刷ジョブの表面画像は用紙の裏面側に配置し、裏面画像は用紙の表面側に配置する反転面付けを行い(S105)、面付けデータを生成する(S106)。この反転面付けの具体例については後述する。
その後、制御部21(面付け部27)は、面付けデータを画像形成装置30に送信し、画像形成装置30の印刷部35は、面付けデータに従って用紙の表裏に印刷を行い(S107)、後処理部36は、印刷後の用紙を1枚ずつ断裁し(S108)、予め定めたルールに従って断裁した印刷物を重ね合わせて出力する(S109)。そして、ユーザは出力された用紙束を確認し、デザインが変わる部分を見つけ、その部分で用紙束を分割することにより印刷ジョブの仕分けを行う。
以下、上記面付け印刷制御方法について、具体例を挙げて説明する。なお、以下の図では、図を見やすくするために用紙や用紙片は必要に応じて枚数を減らして記載している。
図7(a)は、バリアブル印刷におけるバリアブル領域のオブジェクト(テキスト)を変えた2つの印刷ジョブによって印刷される画像を示している。印刷ジョブ1は、表裏の一方(ここでは表)には所定の色の下地(図ではハッチングで色を表現している。)上に「招待券」の文字と発行元の部署(ここでは「開発部」)の文字とを配置し、表裏の他方(ここでは裏)には地図の画像を配置した印刷物を75部印刷する印刷ジョブである。また、印刷ジョブ2は、表裏の一方(表)には印刷ジョブ1と同じ所定の色の下地上に「招待券」の文字と発行元の部署(ここでは「営業部」)の文字とを配置し、表裏の他方(裏)には印刷ジョブ1と同じ地図の画像を配置した印刷物を165部印刷する印刷ジョブである。
図7(b)に示すように、この2つの印刷ジョブの画像を各々の用紙50に8部面付けして印刷する場合、通常は用紙の表面に印刷ジョブ1と2の表面画像を面付けし、用紙の裏面の対応する位置に印刷ジョブ1と2の裏面画像を面付けするが、本実施例では、表面画像と裏面画像のデザインが異なるため、印刷ジョブ1に関しては用紙の表面に表面画像を面付けし、用紙の裏面の対応する位置に裏面画像を面付けする。一方、印刷ジョブ2に関しては用紙の表面に裏面画像を面付けし、用紙の裏面の対応する位置に表面画像を面付けする。なお、本実施例では、先に印刷ジョブ1の画像を連続して面付けし、その後、印刷ジョブ2の画像を連続して面付けしており、ある用紙(10枚目の用紙)で印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の画像が混在している。
次に、図7(c)に示すように、印刷部35は、面付けデータに基づいて用紙に画像を印刷し、図7(d)に示すように、後処理部36は、用紙を1枚毎に断裁し、断裁した用紙片51を予め定めた順番(ここでは用紙の上側から左→右の順番)で重ね合わせ、図7(e)に示すように、重ね合わせた用紙片51を更に印刷順で重ね合わせて用紙束52として出力する。本実施例の場合、印刷ジョブの表面画像と裏面画像とでデザインが異なり、用紙の表面側には印刷ジョブ1の表面画像と印刷ジョブ2の裏面画像とが配置されるため、デザインの違い(特に、表面画像と裏面画像とで下地の色が異なる場合は色)で印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の区切りを認識することができ、図7(f)に示すように、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2とを容易に分割することができる。
上記図7では、一方の印刷ジョブ(印刷ジョブ2)全体の表裏を反転させたが、一方又は双方の印刷ジョブの一部(印刷ジョブ2の最初の1又は複数部)の表裏を反転させてもよい。例えば、図8(a)に示すように、図7(a)と同様の印刷ジョブ1と印刷ジョブ2を面付けする場合、図8(b)に右図に示すように、印刷ジョブ1に関しては用紙の表面に表面画像を面付けし、用紙の裏面に裏面画像を面付けする。一方、印刷ジョブ2に関しては、最初の1部のみ、用紙の表面に裏面画像を面付けし、用紙の裏面に表面画像を面付けし、残りの部は、用紙の表面に表面画像を面付けし、用紙の裏面に裏面画像を面付けする。
そして、図8(c)に示すように、印刷部35は、面付けデータに基づいて用紙に画像を印刷し、図8(d)に示すように、後処理部36は、用紙を1枚毎に断裁し、断裁した用紙片51を予め定めた順番で重ね合わせ、図8(e)に示すように、重ね合わせた用紙片51を更に印刷順で重ね合わせて用紙束52として出力する。図8の場合、用紙の表面側には、印刷ジョブ1の表面画像の次に印刷ジョブ2の裏面画像が1部配置され、その後、印刷ジョブ2の表面画像が配置され、表裏反転した印刷ジョブ2の最初の部が合紙と同様に機能するため、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の区切りを認識することができ、図8(f)に示すように、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2とを容易に分割することができる。
上記図8では、後に印刷する印刷ジョブ(印刷ジョブ2)の最初の1部の表面画像と裏面画像とを反転させたが、図9に示すように、後に印刷する印刷ジョブの最初の複数部(ここでは2部)の表面画像と裏面画像とを反転させてもよい。また、先に印刷する印刷ジョブ(印刷ジョブ1)の最後の1又は複数部の表面画像と裏面画像とを反転させてもよい。
また、図7乃至図9では、表面画像と裏面画像とで下地の色が異なる場合を示したが、下地の色が同じであっても、文字や図形、画像などのオブジェクトの構成が異なる場合は、同様に一方の印刷ジョブの画像を表裏反転させることによって複数の印刷ジョブの区切りを認識することができる。例えば、図10(a)に示すように、表面に日本語を記載し裏面に英語を記載する名刺を作成する場合において、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2とで異なる人物(ここでは「山田太郎」さんと「鈴木次郎」さん)の名刺を各々、75部、165部作成する場合を考える。
図10(b)に示すように、この2つの印刷ジョブの画像を各々の用紙50に8部面付けして印刷する場合、印刷ジョブ1に関しては、用紙の表面に日本語の文字からなる表面画像を面付けし、用紙の裏面の対応する位置に英語の文字からなる裏面画像を面付けする。一方、印刷ジョブ2に関しては、用紙の表面に英語の文字からなる裏面画像を面付けし、用紙の裏面の対応する位置に日本語の文字からなる表面画像を面付けする。
次に、図10(c)に示すように、印刷部35は、面付けデータに基づいて用紙に画像を印刷し、図10(d)に示すように、後処理部36は、用紙を1枚毎に断裁し、断裁した用紙片51を予め定めた順番で重ね合わせ、図10(e)に示すように、重ね合わせた用紙片51を更に印刷順で重ね合わせて用紙束52として出力する。本実施例の場合、用紙の表面側には印刷ジョブ1の日本語の文字からなる表面画像と印刷ジョブ2の英語の文字からなる裏面画像とが配置されるため、文字の種類の違いで印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の区切りを認識することができ、図10(f)に示すように、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2とを容易に分割することができる。
なお、図7乃至図10では、本実施例の面付け印刷制御方法を理解しやすくするために、ある用紙で、印刷ジョブ1の画像と印刷ジョブ2の画像とが混在するように、印刷ジョブ1及び印刷ジョブ2の部数と面付け数とを設定したが、印刷ジョブ1の画像と印刷ジョブ2の画像とが混在する用紙が生じない場合においても、上記の効果を得ることができる。
このように、表面画像と裏面画像のデザインが異なる2つの印刷ジョブを面付けする場合に、先に印刷する印刷ジョブに関しては用紙の表面に表面画像を面付けし、用紙の裏面に裏面画像を面付けし、後に印刷する印刷ジョブに関しては、用紙の表面に裏面画像を面付けし、用紙の裏面に表面画像を面付けしたり、2つの印刷ジョブの切り替わり部分のみ、一方の印刷ジョブの表面画像と裏面画像とを反転させたりすることにより、断裁した用紙片を重ね合わせた状態であっても、デザインが異なる部分を容易に認識することができ、2つの印刷ジョブを容易に分割することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、本実施例の印刷システムの動作を示すフローチャート図であり、図12は、本実施例の面付け印刷制御方法を説明する模式図である。
前記した第1の実施例では、印刷ジョブ1の画像を指定された部数分面付けした後に、印刷ジョブ2の画像を表裏反転して面付けし、印刷後に1枚毎に断裁したが、各々の用紙に印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の画像を面付けしてまとめて断裁することもできる。
その場合、印刷システムの基本構成は第1の実施例と同様であるが、コントローラ20の制御部21(面付け部27)は、反転面付けを行う場合に、各々の印刷ジョブの部数と面付け数とに基づいて、各々の用紙に面付けする各々の印刷ジョブの部数(面付け割合)を設定し、設定した面付け割合に従って各々の用紙に複数の印刷ジョブの画像を面付けする。具体的には、設定した面付け割合に従って、用紙の表面に複数の印刷ジョブの内の一方の印刷ジョブの表面画像と他方の印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、用紙の裏面に一方の印刷ジョブの裏面画像と他方の印刷ジョブの表面画像とを面付けする。
また、画像形成装置30の後処理部36は、面付け印刷後の用紙をまとめて、各々の印刷ジョブの部単位で断裁して出力する。
上記構成の印刷システムにおける面付け印刷制御方法について、図11のフローチャート図を参照して説明する。特に、コントローラ20のCPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶した面付け印刷制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図11のフローチャート図におけるS201からS206の各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明では、クライアント端末10から、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する2つの印刷ジョブが送信されるものとする。
コントローラ20の制御部21は、クライアント端末10からの印刷ジョブを取得すると、RIP部23は、印刷ジョブをラスタライズして表面画像及び裏面画像を生成する(S201)。次に、制御部21(判断部26)は、表面画像と裏面画像のデザインを確認し(S202)、表面画像と裏面画像のデザインが異なるか否かを判断する(S203)。表面画像と裏面画像のデザインが実質的に同じ場合は(S203のNo)、反転面付けを行っても印刷ジョブの区切りを識別するのは困難であるため、制御部21(面付け部27)は、通常の面付けを行い(S204)、面付けデータを生成する(S206)。
一方、表面画像と裏面画像のデザインが異なる場合は(S203のYes)、制御部21(面付け部27)は、各々の印刷ジョブの部数と面付け数とに基づいて、各々の用紙に面付けする各々の印刷ジョブの部数(面付け割合)を設定し、設定した部数に従って、各々の用紙に、一方の印刷ジョブの表面画像は用紙の表面側に面付けし、裏面画像は用紙の裏面側に面付けすると共に、他方の印刷ジョブの表面画像は用紙の裏面側に面付けし、裏面画像は用紙の表面側に面付けする反転面付けを行い(S205)、面付けデータを生成する(S206)。この反転面付けの具体例については後述する。
その後、制御部21(面付け部27)は、面付けデータを画像形成装置30に送信し、画像形成装置30の印刷部35は、面付けデータに従って用紙の表裏に印刷を行い(S207)、後処理部36は、印刷後の用紙をまとめて断裁し、断裁した用紙束を出力する(S208)。そして、ユーザは出力された用紙束を確認し、デザインが変わる部分を見つけ、その部分で用紙束を分割することにより印刷ジョブの仕分けを行う。
以下、上記面付け印刷制御方法について、具体例を挙げて説明する。図12(a)は、バリアブル印刷におけるバリアブル領域のオブジェクト(テキスト)を変えた2つの印刷ジョブによって印刷される画像を示している。第1の実施例と同様に、印刷ジョブ1は、表裏の一方には所定の色の下地上に「招待券」の文字と発行元の部署(ここでは「開発部」)の文字とを配置し、表裏の他方には地図の画像を配置した印刷物を105部印刷する印刷ジョブである。また、印刷ジョブ2は、表裏の一方には印刷ジョブ1と同じ所定の色の下地上に「招待券」の文字と発行元の部署(ここでは「営業部」)の文字とを配置し、表裏の他方には印刷ジョブ1と同じ地図の画像を配置した印刷物を135部印刷する印刷ジョブである。
図12(b)の右図に示すように、この2つの印刷ジョブの画像を各々の用紙50に8部面付けして印刷する場合、本実施例では、15枚目までは、印刷ジョブ1に関しては用紙の表面に表面画像を3部面付けし、用紙の裏面の対応する位置に裏面画像を3部面付けする(計45部)。一方、印刷ジョブ2に関しては、用紙の表面に裏面画像を5部面付けし、用紙の裏面の対応する位置に表面画像を5部面付けする(計75部)。そして、残りの15枚については、印刷ジョブ1に関しては、用紙の表面に表面画像を4部面付けし、用紙の裏面の対応する位置に裏面画像を4部面付けする(計60部)。一方、印刷ジョブ2に関しては、用紙の表面に裏面画像を4部面付けし、用紙の裏面の対応する位置に表面画像を4部面付けする(計60部)。
次に、図12(c)に示すように、印刷部35は、面付けデータに基づいて用紙に画像を印刷し、図12(d)に示すように、後処理部36は、用紙をまとめて断裁する。本実施例の場合、印刷ジョブの表面画像と裏面画像とでデザインが異なり、用紙の表面側には印刷ジョブ1の表面画像と印刷ジョブ2の裏面画像とが配置されるが、所定の面付け位置の用紙束のみ、その用紙束の途中で表面画像と裏面画像が切り替わるため、デザインの違い(特に、表面画像と裏面画像とで下地の色が異なる場合は色)で印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の区切りを認識することができ、図12(e)に示すように、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2とを容易に分割することができる。
なお、図12では、途中の用紙(ここでは16枚目の用紙)で印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の面付け割合を変化させたが、例えば、印刷ジョブ1の部数をA、印刷ジョブ2の部数をB、面付け数をn、kを1以上、n未満の整数とした場合、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の部数の合計(A+B)が面付け数(n)の整数倍であり、部数の比率がk:n−kの場合は、全ての用紙で印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の面付け割合を同じにすることができ、その場合は、用紙束単位で印刷ジョブの仕分けを行うことができる。
このように、表面画像と裏面画像のデザインが異なる2つの印刷ジョブを面付けする場合に、各々の用紙に対して、一方の印刷ジョブに関しては用紙の表面に表面画像を面付けし、用紙の裏面に裏面画像を面付けし、他方の印刷ジョブに関しては、用紙の表面に裏面画像を面付けし、用紙の裏面に表面画像を面付けし、印刷済みの用紙をまとめて断裁することにより、特定の用紙束のみ印刷ジョブの区切りを見つければよく、その用紙束ではデザインが異なる部分を容易に認識することができ、2つの印刷ジョブを容易に分割することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る面付け印刷制御プログラム、印刷システム及び面付け印刷制御方法について、図13乃至図15を参照して説明する。図13は、コントローラの構成を示すブロック図であり、図14は、本実施例の印刷システムの動作を示すフローチャート図である。また、図15は、反転面付けにおける問題と解決方法を説明する模式図である。
前記した第1及び第2の実施例では、後処理で印刷ジョブの画像間の断裁のみを行う場合について記載したが、各々の印刷ジョブの画像の左右の非対称位置にミシン目やクリースなどを入れる場合は、印刷ジョブの表面画像と裏面画像を反転面付けすると、印刷ジョブ間でミシン目やクリースの位置がずれてしまう。そこで、本実施例では、複数の印刷ジョブの画像が混在する用紙内でミシン目やクリースなどの位置が一致するように、一方の印刷ジョブの画像を180度回転させた後、表裏を反転して面付けするようにする。
その場合、印刷システムの基本構成は第1及び第2の実施例と同様であるが、コントローラ20の制御部21は、図13(b)に示すように、判断部26及び面付け部27に加えて、画像回転部28としても機能する。
画像回転部28は、表面画像及び/又は裏面画像にミシン目やクリースなどの特別な線が付加されているかを判断し、特別な線が付加されている場合は、線の方向を確認し、線の方向が表面画像及び裏面画像の上下方向であり、かつ、線の位置が左右非対称位置の場合は、反転面付け対象の画像を180度回転させる。
なお、上記判断部26、面付け部27、画像回転部28はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を判断部26、面付け部27、画像回転部28として機能させる面付け印刷制御プログラムとして構成し、当該面付け印刷制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
また、画像形成装置30の後処理部36は、印刷部35が印刷処理を行った用紙に対して、断裁、重ね合わせに加えて、ミシン目加工、クリース加工(スジ入れ)などのユーザが希望する後処理を加えて出力する。
上記構成の印刷システムにおける面付け印刷制御方法について、図14のフローチャート図を参照して説明する。特に、コントローラ20のCPU21aは、ROM21b又は記憶部22に記憶した面付け印刷制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図14のフローチャート図におけるS301からS308の各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明では、クライアント端末10から、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物であり、かつ、画像の左右の非対称位置にミシン目やクリースなどの特別な線を付加する2つの印刷ジョブが送信されるものとする。
コントローラ20の制御部21は、クライアント端末10からの印刷ジョブを取得すると、RIP部23は、印刷ジョブをラスタライズして表面画像及び裏面画像を生成する(S301)。次に、制御部21(判断部26)は、表面画像と裏面画像のデザインを確認し(S302)、表面画像と裏面画像のデザインが異なるか否かを判断する(S303)。表面画像と裏面画像のデザインが実質的に同じ場合は(S303のNo)、反転面付けを行っても印刷ジョブの区切りを識別するのは困難であるため、制御部21(面付け部27)は、通常の面付けを行い(S304)、面付けデータを生成する(S308)。
一方、表面画像と裏面画像のデザインが異なる場合は(S303のYes)、制御部21(画像回転部28)は、表面画像及び/又は裏面画像にミシン目やクリースなどの特別な線が付加されているかを判断し(S305)、特別な線が付加されている場合は(S305のYes)、特別な線の方向を確認し、線の方向が画像の上下方向であり、かつ、線の位置が左右非対称位置の場合は、反転面付け対象の印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を180度回転させる(S306)。次に、制御部21(面付け部27)は、印刷ジョブの区切りを識別しやすくするために、一方の印刷ジョブの表面画像は用紙の表面側に面付けし、裏面画像は用紙の裏面側に面付けすると共に、他方の印刷ジョブの表面画像(180度回転させた画像)は用紙の裏面側に面付けし、裏面画像(180度回転させた画像)は用紙の表面側に面付けする反転面付けを行い(S307)、面付けデータを生成する(S308)。なお、ここでは特別な線が付加されている場合に反転面付け対象の表面画像及び裏面画像を180度回転させたが、特別な線が付加されていない場合であっても、画像を回転させることにより印刷ジョブの区切りが識別しやすくなる場合は、表面画像及び裏面画像を180度回転させるようにしてもよい。上記の画像の回転及び反転面付けの具体例については後述する。
その後、制御部21(面付け部27)は、面付けデータを画像形成装置30に送信し、画像形成装置30の印刷部35は、面付けデータに従って用紙の表裏に印刷を行い(S309)、後処理部36は、印刷後の用紙にミシン目やクリースなどを入れた後に1枚ずつ断裁し(S310)、予め定めたルールに従って断裁した印刷物を重ね合わせて用紙束として出力する(S311)。そして、ユーザは出力された用紙束を確認し、デザインが変わる部分を見つけ、その部分で用紙束を分割することにより印刷ジョブの仕分けを行う。
以下、上記面付け印刷制御方法について、具体例を挙げて説明する。図15(a)は、反転面付けの課題を説明する模式図である。図15(a)に示すように、印刷ジョブ1及び印刷ジョブ2共に、表裏の一方(表)には所定の色の下地上に「招待券」の文字と発行元の部署の文字とを配置し、表裏の他方(裏)には地図の画像を配置し、かつ、表の右側(裏の左側)にミシン目53を入れる印刷ジョブである。このような印刷ジョブに対して、第1の実施例と同様に、一方の印刷ジョブの表面画像と裏面画像とを反転させると、印刷ジョブ1の表面画像と印刷ジョブ2の裏面画像、及び、印刷ジョブ1の裏面画像と印刷ジョブ2の表面画像とでミシン目53の位置がずれてしまい、用紙単位でミシン目53を入れる後処理を実施することができない。
図15(b)は、この問題を解決する本実施例の方法を説明する模式図である。図15(b)に示すように、反転面付け対象の印刷ジョブ(ここでは印刷ジョブ2)の表面画像及び裏面画像を180度回転させた後、反転面付けを行う。これにより、印刷ジョブ1の表面画像と印刷ジョブ2の裏面画像(180度回転させた画像)、及び、印刷ジョブ1の裏面画像と印刷ジョブ2の表面画像(180度回転させた画像)とでミシン目53の位置を一致させることができ、用紙単位でミシン目53を入れる後処理を実施することができる。
なお、第2の実施例のように、全ての用紙で複数の印刷ジョブの画像が混在する場合は、一方の印刷ジョブの全ての部に対して画像の回転を行う必要があるが、第1の実施例のように、各々の印刷ジョブの画像を連続して面付けする場合は、複数の印刷ジョブの画像が混在する用紙のみ、一方の印刷ジョブの画像を回転させればよい。この複数の印刷ジョブの画像が混在する用紙の位置は、各々の印刷ジョブの部数と面付け数とに基づいて設定することができる。例えば、印刷ジョブ1の部数をA、面付け数をnとし、印刷ジョブ1から先に面付けする場合は、A/nの整数部分+1枚目の用紙が、複数の印刷ジョブの画像が混在する用紙となる。
このように、表面画像及び/又は裏面画像にミシン目やクリースなどの特別な線が付加されている場合は、線の方向を確認し、線の方向が表面画像及び裏面画像の上下方向であり、かつ、線の位置が左右非対称位置の場合は、反転面付け対象の画像を180度回転させた後に反転面付けすることにより、印刷ジョブ間で特別な線の位置がずれることがなくなり、用紙単位での後処理が可能になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、1枚の用紙に印刷ジョブの画像を8部面付けする場合について記載したが、面付け数は任意に設定することができる。
また、上記各実施例では、バリアブル印刷におけるバリアブル領域に挿入するオブジェクトが異なる2つの印刷ジョブを面付けする場合について記載したが、この2つの印刷ジョブはバリアブル印刷を指示する印刷ジョブに限らず、表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する印刷ジョブであればよい。
また、上記各実施例では、印刷ジョブ1と印刷ジョブ2の2つの印刷ジョブを面付けする場合について記載したが、3以上の複数の印刷ジョブを面付けする場合に対しても、本発明の面付け印刷制御方法を同様に適用することができる。例えば、3つの印刷ジョブを面付けする場合は、印刷ジョブ1を通常面付けし、印刷ジョブ2を反転面付けし、印刷ジョブ3を通常面付けすればよい。
本発明は、複数の印刷ジョブの画像を面付けした用紙を断裁した後に仕分けして最終印刷物を作成する面付け印刷を制御する面付け印刷制御プログラム、当該面付け印刷制御プログラムを記録した記録媒体、面付け印刷を行う印刷システム及び当該印刷システムにおける面付け印刷制御方法に利用可能である。
10 クライアント端末
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示部
15 操作部
16 OS
17 原稿作成アプリケーション
18 プリンタドライバ
20 コントローラ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 RIP部
24 ネットワークI/F部
25 プリンタI/F部
26 判断部
27 面付け部
28 画像回転部
30 画像形成装置
31 制御部
31a CPU
31b ROM
31c RAM
32 記憶部
33 コントローラI/F部
34 パネル操作部
35 印刷部
36 後処理部
40 通信ネットワーク
50 用紙
51 用紙片
52 用紙束
53 ミシン目
60 合紙
61 マーク

Claims (22)

  1. 表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置で動作する面付け制御プログラムであって、
    前記制御装置に、
    前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理、
    前記面付けデータを印刷エンジンに出力する出力処理、を実行させる、
    ことを特徴とする面付け印刷制御プログラム。
  2. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け処理では、前記第1印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像を面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とが混在して面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けし、前記第2印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第2印刷ジョブの裏面画像を面付けすると共に、裏面に前記第2印刷ジョブの表面画像を面付けする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の面付け印刷制御プログラム。
  3. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け処理では、前記第2印刷ジョブの先頭の1又は複数部のみ、前記記録媒体の表面に裏面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に表面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの全ての部及び前記第2印刷ジョブの残りの部は、前記記録媒体の表面に表面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に裏面画像を面付けする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の面付け印刷制御プログラム。
  4. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとを並列で処理する場合、
    前記面付け処理では、予め設定された面付け割合に従って、前記記録媒体の表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の面付け印刷制御プログラム。
  5. 前記面付け処理では、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させて面付けする、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の面付け印刷制御プログラム。
  6. 前記判断処理では、前記表面画像及び/又は前記裏面画像の左右の非対称位置に、ミシン目又はクリースの位置を示す特定の線が付加されているかを判断し、
    前記面付け処理では、前記特定の線が付加されている場合は、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させて面付けする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の面付け印刷制御プログラム。
  7. 前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブは、固定領域とオブジェクトを挿入するバリアブル領域とを有するバリアブル印刷ジョブであり、前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとで前記バリアブル領域に挿入されるオブジェクトが異なる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の面付け印刷制御プログラム。
  8. 表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置と、前記面付けデータに基づいて前記記録媒体に前記画像を印刷する画像形成装置と、を含む印刷システムであって、
    前記制御装置は、
    前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成するRIP(Raster Image Processor)部と、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断部と、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成して前記画像形成装置に出力する面付け部と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記面付けデータに基づいて、前記記録媒体に前記表面画像及び前記裏面画像を面付け印刷する印刷部と、
    前記面付け印刷後の前記記録媒体を、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理部と、を備える、
    ことを特徴とする印刷システム。
  9. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け部は、前記第1印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像を面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とが混在して面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けし、前記第2印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第2印刷ジョブの裏面画像を面付けすると共に、裏面に前記第2印刷ジョブの表面画像を面付けし、
    前記後処理部は、前記面付け印刷後の前記記録媒体を1枚ずつ断裁し、予め定めた順番で断裁した個片を重ね合わせて出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  10. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け部は、前記第2印刷ジョブの先頭の1又は複数部のみ、前記記録媒体の表面に裏面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に表面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの全ての部及び前記第2印刷ジョブの残りの部は、前記記録媒体の表面に表面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に裏面画像を面付けし、
    前記後処理部は、前記面付け印刷後の前記記録媒体を1枚ずつ断裁し、予め定めた順番で断裁した個片を重ね合わせて出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  11. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとを並列で処理する場合、
    前記面付け部は、予め設定された面付け割合に従って、前記記録媒体の表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けし、
    前記後処理部は、前記面付け印刷後の前記記録媒体をまとめて断裁して出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  12. 前記制御装置は、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させる画像回転部を備え、
    前記面付け部は、前記画像回転部により回転された前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を面付けする、
    ことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一に記載の印刷システム。
  13. 前記判断部は、前記表面画像及び/又は前記裏面画像の左右の非対称位置に、ミシン目又はクリースの位置を示す特定の線が付加されているかを判断し、
    前記画像回転部は、前記特定の線が付加されている場合は、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の印刷システム。
  14. 前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブは、固定領域とオブジェクトを挿入するバリアブル領域とを有するバリアブル印刷ジョブであり、前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとで前記バリアブル領域に挿入されるオブジェクトが異なる、
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一に記載の印刷システム。
  15. 前記制御装置は、前記画像形成装置に内蔵される、
    ことを特徴とする請求項8乃至14のいずれか一に記載の印刷システム。
  16. 表裏に印刷される画像の一部が異なる同種の印刷物を作成する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとを連続又は並列で処理し、記録媒体に前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とを面付けする面付けデータを生成する制御装置と、前記面付けデータに基づいて前記記録媒体に前記画像を印刷する画像形成装置と、を含む印刷システムにおける面付け印刷制御方法であって、
    前記制御装置は、
    前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブを取得して解析し、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの表面画像及び裏面画像を生成する画像生成処理と、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なるか否かを判断する判断処理と、
    前記表面画像と前記裏面画像とでデザインが異なる場合に、前記記録媒体の表面に、前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の裏面画像とを面付けし、前記記録媒体の裏面に、前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの少なくとも1部の表面画像とを面付けする面付けデータを生成する面付け処理と、
    前記面付けデータを前記画像形成装置に出力する出力処理と、を実行し、
    前記画像形成装置は、
    前記面付けデータに基づいて、前記記録媒体に前記表面画像及び前記裏面画像を面付け印刷する印刷処理と、
    前記面付け印刷後の前記記録媒体を、前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブの部単位で断裁する後処理と、を実行する、
    ことを特徴とする面付け印刷制御方法。
  17. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け処理では、前記第1印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像を面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの画像と前記第2印刷ジョブの画像とが混在して面付けされる記録媒体には、表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けし、前記第2印刷ジョブの画像のみが面付けされる記録媒体には、表面に前記第2印刷ジョブの裏面画像を面付けすると共に、裏面に前記第2印刷ジョブの表面画像を面付けし、
    前記後処理では、前記面付け印刷後の前記記録媒体を1枚ずつ断裁し、予め定めた順番で断裁した個片を重ね合わせて出力する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の面付け印刷制御方法。
  18. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとをこの順で連続して処理する場合、
    前記面付け処理では、前記第2印刷ジョブの先頭の1又は複数部のみ、前記記録媒体の表面に裏面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に表面画像を面付けし、前記第1印刷ジョブの全ての部及び前記第2印刷ジョブの残りの部は、前記記録媒体の表面に表面画像を面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に裏面画像を面付けし、
    前記後処理では、前記面付け印刷後の前記記録媒体を1枚ずつ断裁し、予め定めた順番で断裁した個片を重ね合わせて出力する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の面付け印刷制御方法。
  19. 前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとを並列で処理する場合、
    前記面付け処理では、予め設定された面付け割合に従って、前記記録媒体の表面に前記第1印刷ジョブの表面画像と前記第2印刷ジョブの裏面画像とを面付けすると共に、前記記録媒体の裏面に前記第1印刷ジョブの裏面画像と前記第2印刷ジョブの表面画像とを面付けし、
    前記後処理では、前記面付け印刷後の前記記録媒体をまとめて断裁して出力する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の面付け印刷制御方法。
  20. 前記面付け処理では、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させて面付けする、
    ことを特徴とする請求項16乃至19のいずれか一に記載の面付け印刷制御方法。
  21. 前記判断処理では、前記表面画像及び/又は前記裏面画像の左右の非対称位置に、ミシン目又はクリースの位置を示す特定の線が付加されているかを判断し、
    前記面付け処理では、前記特定の線が付加されている場合は、前記第2印刷ジョブの前記表面画像及び前記裏面画像を180度回転させて面付けする、
    ことを特徴とする請求項20に記載の面付け印刷制御方法。
  22. 前記第1印刷ジョブ及び前記第2印刷ジョブは、固定領域とオブジェクトを挿入するバリアブル領域とを有するバリアブル印刷ジョブであり、前記第1印刷ジョブと前記第2印刷ジョブとで前記バリアブル領域に挿入されるオブジェクトが異なる、
    ことを特徴とする請求項16乃至21のいずれか一に記載の面付け印刷制御方法。
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