JP6764270B2 - 引っ張りせん断接合強度測定用の治具 - Google Patents
引っ張りせん断接合強度測定用の治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6764270B2 JP6764270B2 JP2016129775A JP2016129775A JP6764270B2 JP 6764270 B2 JP6764270 B2 JP 6764270B2 JP 2016129775 A JP2016129775 A JP 2016129775A JP 2016129775 A JP2016129775 A JP 2016129775A JP 6764270 B2 JP6764270 B2 JP 6764270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support member
- plate
- test piece
- jig
- fixing means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
金属/樹脂複合構造体においては、金属部材と樹脂部材との接合強度およびその耐久性に関わる特性評価が重要である。非特許文献1には、接合界面の機械的特性を多面的に評価する測定方法が提案されている。
第1板状部材と第2板状部材とからなる重ね合わせ試験片の引っ張りせん断接合強度測定用の治具であって、
上記第1板状部材を固定する第1固定手段を有する支持部材Aと、
上記第2板状部材を固定する第2固定手段を有する支持部材Bと、
上記支持部材Bを固定する第3固定手段を有するとともに、上記支持部材Aを上記試験片の長手方向にスライド移動できるスライド機構を有する支持部材Cと、
を備え、
上記支持部材Aを上記支持部材Cの上記スライド機構にスライド挿入するとともに、上記支持部材Bを上記支持部材Cの上記第3固定手段に固定することにより、上記支持部材A、上記支持部材Bおよび上記支持部材Cを一体化する治具。
[2]
上記[1]に記載の治具において、
上記第1板状部材および上記第2板状部材の一方が金属部材であり、かつ、他方が樹脂部材であり、
上記試験片が上記金属部材と上記樹脂部材との重ね合わせ部が接合されている金属/樹脂複合構造体である治具。
[3]
上記[1]または[2]に記載の治具において、
上記第1固定手段は上記第1板状部材を嵌合できる第1ザグリ部を有し、
上記第1ザグリ部に上記第1板状部材を嵌合することによって上記試験片の上記第1板状部材を上記支持部材Aに固定する治具。
[4]
上記[1]乃至[3]いずれか一つに記載の治具において、
上記第2固定手段は上記第2板状部材を嵌合できる第2ザグリ部を有し、
上記第2ザグリ部に上記第2板状部材を嵌合することによって上記試験片の上記第2板状部材を上記支持部材Bに固定する治具。
[5]
上記[1]乃至[4]いずれか一つに記載の治具において、
上記第3固定手段は上記支持部材Bを嵌合できる第3ザグリ部を有し、
上記第3ザグリ部に上記支持部材Bを嵌合することによって上記支持部材Bを上記支持部材Cに固定する治具。
[6]
上記[5]に記載の治具において、
上記支持部材Bおよび上記支持部材Cには上記支持部材Cの上記第3ザグリ部に上記支持部材Bをスライドロックできるスライドロック機構が設けられており、
スライドロックすることによって上記支持部材Cに上記支持部材Bをロックでき、
スライドロックを解除することによって上記試験片を構成する上記第1板状部材の鉛直方向に上記支持部材Cから上記支持部材Bを脱着できる治具。
[7]
上記[1]乃至[6]いずれか一つに記載の治具において、
上記支持部材Aおよび上記支持部材Cは、引っ張り試験機の一対のつかみ具によって把持可能なつかみ部をそれぞれ有する治具。
[8]
上記[1]乃至[7]いずれか一つに記載の治具において、
上記支持部材Aおよび上記支持部材Cには第1貫通孔および第2貫通孔がそれぞれ設けられており、
上記第1貫通孔および上記第2貫通孔に押し通して上記試験片を上記第1固定手段から押し出すことが可能な押出手段が、上記支持部材Cの上記第3固定手段が設けられた面とは反対側の面に設けられている治具。
図2は、本発明に係る実施形態の試験片10が装着された状態の治具100の構造の一例を模式的に示した断面図である。
図3は、本発明に係る実施形態の重ね合わせ試験片10の構造の一例を模式的に示した斜視図である。図中の部材番号11、12および13以外の数字は寸法(単位;mm)を示す。また、図3に示す試験片10は、例えば、ISO 19095−2:2015において定義された重ね合わせ試験片である。
図4は、本発明に係る実施形態の支持部材Bの第2固定手段31側の構造の一例を模式的に示した斜視図である。
また、例えば、第1板状部材11および第2板状部材12の一方が金属部材であり、かつ、他方が樹脂部材である。すなわち、重ね合わせ試験片10は、例えば、第1板状部材11と第2板状部材12との重ね合わせ部が接合されている金属/樹脂複合構造体である。
本実施形態において、重ね合わせ試験片10の引っ張りせん断接合強度をより精度よく測定する観点から、第1板状部材11が金属部材であり、第2板状部材12が樹脂部材である態様が好ましい。
これらの理由は明らかではないが、試験片の一部分である板状部材を直接把持するので、特に板状部材が相対的に柔らかな場合は、測定の際に板状部材が伸びてしまったり、試験片の中心がずれてしまったりするからだと考えられる。
これに対し、本実施形態に係る治具100を用いると、試験片を構成する板状部材が相対的に柔らかな種類であっても、再現性よく引っ張りせん断接合強度を測定することができる。これは、引っ張り試験機の上部つかみ具が把持する対象物が試験片を固定化した支持部材であるため、測定の際に板状部材が伸びてしまったり、試験片の中心がずれてしまったりすることを抑制でき、その結果、試験片の一部分が相対的に柔らかな場合であっても、真の引っ張りせん断接合強度が得られやすいからだと考えられる。
すなわち、ISO 19095−3:2015に記載された、従来の引っ張りせん断接合強度測定法を採用する場合は、一回の測定が終わるたびに引っ張り試験機の上下つかみ具を取り外して次の試験片を把持する操作が必要なため、複数個の試験片を連続して測定する場合においては測定時間効率に優れた測定用治具とは言い難かった。
これに対し、本実施形態に係る治具100を用いると、測定のたびに、引っ張り試験機の上下つかみ具を取り外す工程が不要となるので連続的に試験を実施する場合の測定時間を短縮することができる。
すなわち、本実施形態に係る治具100によれば、引っ張り試験機の上下つかみ具を取り外すことなく試験片の取り換え操作のみで連続測定を精度よくおこなうことができる。
第1固定手段21としては第1板状部材11が支持部材Aの動きに追随できるものであれば特に制限されないが、例えば、第1板状部材11を嵌合できる第1ザグリ部23を有する構造が挙げられる。第1ザグリ部23に第1板状部材11を嵌合することによって試験片10の第1板状部材11を支持部材Aに固定することができる。
ここで、第1ザグリ部23は、例えば、支持部材Aの支持部材B側の表面をザグリ状に加工することにより形成することができる。ザグリ状に加工する方法としては、例えば、フラット加工等が挙げられる。
図3に示すように、第1板状部材11の厚みは、例えば、1.5mmであり、第1板状部材11の平面寸法は、例えば、縦45mm、横10mm以上である。
第2固定手段31としては特に制限されないが、例えば、第2板状部材12を嵌合できる第2ザグリ部33を有する構造が挙げられる。第2ザグリ部33に第2板状部材12を嵌合することによって試験片10の第2板状部材12を支持部材Bに固定することができる。
ここで、第2ザグリ部33は、例えば、支持部材Bの支持部材A側の表面をザグリ状に加工することにより形成することができる。ザグリ状に加工する方法としては、例えば、フラット加工等が挙げられる。
図3に示すように、第2板状部材12の厚みは、例えば、3mmであり、第2板状部材12の平面寸法は、例えば、縦45mm、横10mmである。
第3固定手段41としては特に制限されないが、例えば、支持部材Bを嵌合できる第3ザグリ部43を有する構造が挙げられる。これにより、第3ザグリ部43に支持部材Bを嵌合することによって支持部材Bを支持部材Cに固定することができる。
ここで、第3ザグリ部43は、例えば、支持部材Cの支持部材B側の表面をザグリ状に加工することにより形成することができる。
ザグリ状に加工する方法としては、例えば、フラット加工等が挙げられる。
支持部材Aおよび支持部材Cには第1貫通孔27および第2貫通孔47がそれぞれ設けられており、第1貫通孔27および第2貫通孔47に押し通して試験片10を第1固定手段21から押し出すことが可能な押出手段48が、支持部材Cの第3固定手段41が設けられた面とは反対側の面に設けられていることが好ましい。
ここで、第1貫通孔27は第1ザグリ部23に設けられていることが好ましい。これにより、第1貫通孔27および第2貫通孔47に押し通して試験片10を第1固定手段21から押し出すことが容易となる。
また、押出手段48としては試験片10を押し出すことができるものであれば特に限定されないが、例えば、突起状のピン等が挙げられる。
支持部材Bおよび支持部材Cには支持部材Cの第3ザグリ部43に支持部材Bをスライドロックできるスライドロック機構が設けられていることが好ましい。
スライドロック機構としては、例えば、支持部材Bを支持部材Cの第3ザグリ部43に嵌合し、その後、スライド調節手段39によりスライド板37を支持部材Bの長手方向X1にスライド移動させ、支持部材Bを支持部材Cにロックする機構が挙げられる。
スライドロックすることによって支持部材Cに支持部材Bをロックでき、試験片10の引っ張りせん断接合強度をより精度良く測定することができる。
また、スライドロック機構は、スライドロックを解除することによって試験片10を構成する第1板状部材11の鉛直方向に支持部材Cから支持部材Bを脱着できる構成であることが好ましい。
(1)支持部材Aを支持部材Cのスライド機構42に突き当たるまでスライド挿入し、その後、支持部材Aの上部つかみ部25および支持部材Cの下部つかみ部45を、それぞれ引っ張り試験機の上部つかみ具および下部つかみ具に把持させ、しっかり固定する。
(2)支持部材Aの第1ザグリ部23に試験片10の第1板状部材11を嵌合させ、次いで、支持部材Bの第2ザグリ部33に試験片10の第2板状部材12を嵌合させ、スライド調節手段39によりスライド板37を支持部材Bの長手方向X1にスライド移動させ、支持部材Bを支持部材Cにロックさせて固定する。
(3)引っ張り試験機の上部つかみ具を離間駆動させることによって引っ張り試験を実施する。
(4)引っ張り試験機の上部つかみ具を標準位置にリセットした後に、スライドロックを解除することによって支持部材Bを支持部材Cから取り外し、次いで、測定済みの試験片10を取り外す。
この際に、測定済みの試験片10が第1ザグリ部23から取り外しにくい場合は、支持部材Cの第3固定手段41側とは反対側の面に設けられている押出手段48を押すことによって試験片10の取り外しを容易にすることができる。
(5)支持部材Aの第1ザグリ部23に次の試験片10を装着して、上記(2)〜(4)の操作を繰り返す。
また、引っ張り試験機の上部つかみ具が把持する対象物が、公知技術で見られたような試験片の一部分である板状部材ではなく、試験片を固定化した支持部材であるため、例えば、試験片の一部分が相対的に柔らかな場合であっても、真の引っ張りせん断強度が得られやすい。また、その結果、測定誤差の極小化につなげられる。
まず、金属部材を構成する金属材料としては、例えば、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、銅(Cu)、チタン(Ti)、ステンレス(SUS)、鉄(Fe)のうちの何れか1種、又は、これらのうちの何れか1種を含む合金等が挙げられる。これらの中では、アルミニウム(Al)を含む合金が、金属部材と樹脂部材との接合作業性、軽量性、意匠性等の観点から好ましく採用される。
樹脂としては特に限定されないが、例えば、低密度エチレン系樹脂、中密度エチレン系樹脂、超低密度エチレン系樹脂、プロピレン(共)重合体、1−ブテン(共)重合体、4−メチルペンテン−1(共)重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・環状オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・環状オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体、エチレン・α−オレフィン・共役ポリエン共重合体、エチレン・芳香族ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン・芳香族ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のポリメタクリル樹脂、ポリアクリル酸メチル等のポリアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリエステルエ−テル、ポリビニルアルコール−ポリ塩化ビニル共重合、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリメチルペンテン、無水マレイン酸−スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフテレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)等のポリエステル樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、アイオノマー、アミノポリアクリルアミド、イソブチレン無水マレイン酸コポリマー、ABS、ACS、AES、AS、ASA,MBS、エチレン−塩化ビニルコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフトポリマー、エチレン−ビニルアルコールコポリマー、塩素化ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、カルボキシビニルポリマー、ケトン樹脂、非晶性コポリエステル、ノルボルネン樹脂、フッ素プラスチック、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンポリプロピレン、PFA、ポリクロロフルオロエチレン、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリアリレート、熱可塑性ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリサルホン、ポリパラメチルスチレン、ポリアリルアミン、ポリビニルエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリメチルペンテン、オリゴエステルアクリレート、キシレン樹脂、マレイン酸樹脂、ポリヒドロキシブチレート、ポリスルホン、ポリ乳酸、ポリグルタミン酸、ポリカプロラクトン等が挙げられる。なお、これらの樹脂は、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
(金属部材の表面粗化処理)
JIS H4000に規定された合金番号5052のアルミニウム板(厚み:1.5mm)を、長さ45mm、幅18mmに切断した。このアルミニウム板を以下に示す組成の酸系エッチング剤(30℃)中に40秒間浸漬し、揺動させることによってエッチングした。次いで、流水で超音波洗浄(水中、1分)を行い、乾燥させることにより表面処理済みの金属部材を得た。
酸系エッチング剤の組成:硫酸(8.2質量%)、塩化第二鉄(15.6質量%)、塩化第二銅(0.4質量%)、硫酸マンガン1水和物(0.7質量%)、水(残部)
日本製鋼所社製のJ85AD110Hに小型ダンベル金属インサート金型を装着し、金型内に表面処理済みの金属部材を設置した。次いで、その金型内に樹脂組成物として、ガラス繊維強化ポリプロピレン(プライムポリマー社製V7100、ポリプロピレン(MFR(230℃、2.16kg荷重):18g/10min)80質量部、ガラス繊維20質量部)を、シリンダー温度250℃、金型温度120℃、射出速度25mm/sec、保圧80MPa、保圧時間10秒の条件にて射出成形を行い、図3に示すサイズの金属/樹脂複合構造体の試験片を複数個得た。
引っ張り試験機「モデル1323(アイコーエンジニヤリング社製)」を使用し、引っ張り試験機に図1に示す治具を取り付け、室温(23℃)にて、チャック間距離60mm、引っ張り速度10mm/minの条件にて測定をおこなった。破断荷重(N)を金属部材と樹脂部材との接合部分13の面積で除することにより引っ張りせん断接合(MPa)を得た。
ここで、異なる試験片について引っ張りせん断接合強度測定を5回おこない、引っ張りせん断接合強度の標準偏差を算出した。
図1に示す治具を用いる方法の代わりに、ISO 19095−3:2015に記載された、アルミニウム板を上部つかみ具で直接把持する方法を用いた以外は実施例1と同様にして引っ張りせん断接合強度を測定し、引っ張りせん断接合強度の標準偏差を算出した。
B 支持部材
C 支持部材
10 試験片
11 第1板状部材
12 第2板状部材
13 接合部分
21 第1固定手段
23 第1ザグリ部
25 上部つかみ部
27 第1貫通孔
31 第2固定手段
33 第2ザグリ部
35 オス部
37 スライド板
39 スライド調節手段
41 第3固定手段
42 スライド機構
43 第3ザグリ部
45 下部つかみ部
47 第2貫通孔
48 押出手段
49 メス部
100 治具
Claims (7)
- 第1板状部材と第2板状部材とからなる重ね合わせ試験片の引っ張りせん断接合強度測定用の治具であって、
前記第1板状部材を固定する第1固定手段を有する支持部材Aと、
前記第2板状部材を固定する第2固定手段を有する支持部材Bと、
前記支持部材Bを固定する第3固定手段を有するとともに、前記支持部材Aを前記試験片の長手方向にスライド移動できるスライド機構を有する支持部材Cと、
を備え、
前記支持部材Aを前記支持部材Cの前記スライド機構にスライド挿入するとともに、前記支持部材Bを前記支持部材Cの前記第3固定手段に固定することにより、前記支持部材A、前記支持部材Bおよび前記支持部材Cを一体化し、
前記第3固定手段は前記支持部材Bを嵌合できる第3ザグリ部を有し、
前記第3ザグリ部に前記支持部材Bを嵌合することによって前記支持部材Bを前記支持部材Cに固定し、
前記支持部材Bおよび前記支持部材Cには前記支持部材Cの前記第3ザグリ部に前記支持部材Bをスライドロックできるスライドロック機構が設けられており、
スライドロックすることによって前記支持部材Cに前記支持部材Bをロックでき、
スライドロックを解除することによって前記試験片を構成する前記第1板状部材の鉛直方向に前記支持部材Cから前記支持部材Bを脱着できる治具。 - 請求項1に記載の治具において、
前記支持部材Aおよび前記支持部材Cには第1貫通孔および第2貫通孔がそれぞれ設けられており、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に押し通して前記試験片を前記第1固定手段から押し出すことが可能な押出手段が、前記支持部材Cの前記第3固定手段が設けられた面とは反対側の面に設けられている治具。 - 第1板状部材と第2板状部材とからなる重ね合わせ試験片の引っ張りせん断接合強度測定用の治具であって、
前記第1板状部材を固定する第1固定手段を有する支持部材Aと、
前記第2板状部材を固定する第2固定手段を有する支持部材Bと、
前記支持部材Bを固定する第3固定手段を有するとともに、前記支持部材Aを前記試験片の長手方向にスライド移動できるスライド機構を有する支持部材Cと、
を備え、
前記支持部材Aを前記支持部材Cの前記スライド機構にスライド挿入するとともに、前記支持部材Bを前記支持部材Cの前記第3固定手段に固定することにより、前記支持部材A、前記支持部材Bおよび前記支持部材Cを一体化し、
前記支持部材Aおよび前記支持部材Cには第1貫通孔および第2貫通孔がそれぞれ設けられており、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に押し通して前記試験片を前記第1固定手段から押し出すことが可能な押出手段が、前記支持部材Cの前記第3固定手段が設けられた面とは反対側の面に設けられている治具。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の治具において、
前記第1板状部材および前記第2板状部材の一方が金属部材であり、かつ、他方が樹脂部材であり、
前記試験片が前記金属部材と前記樹脂部材との重ね合わせ部が接合されている金属/樹脂複合構造体である治具。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載の治具において、
前記第1固定手段は前記第1板状部材を嵌合できる第1ザグリ部を有し、
前記第1ザグリ部に前記第1板状部材を嵌合することによって前記試験片の前記第1板状部材を前記支持部材Aに固定する治具。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載の治具において、
前記第2固定手段は前記第2板状部材を嵌合できる第2ザグリ部を有し、
前記第2ザグリ部に前記第2板状部材を嵌合することによって前記試験片の前記第2板状部材を前記支持部材Bに固定する治具。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載の治具において、
前記支持部材Aおよび前記支持部材Cは、引っ張り試験機の一対のつかみ具によって把持可能なつかみ部をそれぞれ有する治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016129775A JP6764270B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 引っ張りせん断接合強度測定用の治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016129775A JP6764270B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 引っ張りせん断接合強度測定用の治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018004373A JP2018004373A (ja) | 2018-01-11 |
JP6764270B2 true JP6764270B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=60948912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016129775A Active JP6764270B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 引っ張りせん断接合強度測定用の治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6764270B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109342220A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-02-15 | 天津科技大学 | 一种剪切实验夹具及其应力应变计算方法 |
-
2016
- 2016-06-30 JP JP2016129775A patent/JP6764270B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018004373A (ja) | 2018-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8632371B1 (en) | Kayak paddle | |
JP6764270B2 (ja) | 引っ張りせん断接合強度測定用の治具 | |
USD545721S1 (en) | Robot | |
JP6276080B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂組成物、それを使用した複合成形体とその製造方法 | |
WO2008030685A3 (en) | Clamp | |
JP2015528549A (ja) | リベットレスナットプレート、リベットレスナットプレートアセンブリ、リベットレスナットプレートファスナーを含むワークピース、および関連方法 | |
WO2007122599A3 (en) | Multilayer structure having a grafted polyvinylidene fluoride blend layer | |
US20090120246A1 (en) | Wrench with movable jaw suitable for both metric and English systems | |
KR20150018906A (ko) | 금속/수지 복합 구조체 및 금속 부재 | |
US20190191598A1 (en) | Electronic device housing, method for manufacturing electronic device housing, development plan-shaped metal resin joint plate, and electronic apparatus | |
EP2072222A3 (en) | Resin member fitting structure and passenger compartment antenna device | |
KR20100051768A (ko) | 벨트용 프로파일 및 프로파일 부착 벨트 | |
DE602006019998D1 (de) | Schraubstock für Rohre | |
JP2019035689A (ja) | 引張試験機用治具及び引張試験機 | |
US20190193256A1 (en) | Hand tool | |
JP5535611B2 (ja) | 内視鏡カバー固定具 | |
JP2009248192A (ja) | 電動グリッパ装置 | |
WO2010113545A1 (ja) | 射出成形用マスター型の製造方法、射出成形用マスター型及び射出成形用金型 | |
CN108237507B (zh) | 工具组合装置 | |
JP3127168U (ja) | 剥離試験保持具 | |
JP5000791B1 (ja) | 固定方法 | |
WO2008123550A1 (ja) | ビーム加工装置およびビーム観察装置 | |
JP5227006B2 (ja) | 管状体把持具 | |
TWI674175B (zh) | 工具組合裝置 | |
JP2008275051A (ja) | 締結ピン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6764270 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |