JP6763791B2 - 内燃機関用カムシャフト - Google Patents

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Description

本発明は、直線状に延びるシャフト主部と、当該シャフト主部の軸方向に間隔をあけた位置に配置される複数の動弁カムと、前記シャフト主部の一直径線に沿って延びて前記シャフト主部の一端部から半径方向外方に延びる一対の支持腕部とを一体に有し、回転動力を前記シャフト主部に伝達するための従動回転体が一対の前記支持腕部に取付けられる内燃機関用カムシャトに関する。
カムシャフトの一端部に、その一直径線に沿って半径方向外方に延びる一対の支持腕部が設けられ、カムチェーンが巻き付けられる従動スプロケットが前記支持腕部に締結されるようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2010−025011号公報
ところで、カムシャフトの回転変動を抑制するために、慣性マスを設けたいという要望がある。そのために上記特許文献1で開示される二股の支持腕部に代えて、厚肉である円盤状のフランジ部をカムシャフトの一端部に設けることが単純には考えられるが、そのような構造とすると重量増加を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、重量増加を抑制しながら慣性マスの効果が得られるようにした内燃機関用カムシャフトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、直線状に延びるシャフト主部と、当該シャフト主部の軸方向に間隔をあけた位置に配置される複数の動弁カムと、前記シャフト主部の一直径線に沿って延びて前記シャフト主部の一端部から半径方向外方に延びる一対の支持腕部とを一体に有し、回転動力を前記シャフト主部に伝達するための従動回転体が一対の前記支持腕部に取付けられる内燃機関用カムシャフトにおいて、前記シャフト主部の周方向で一対の前記支持腕部間にわたる一対の張り出し部が、前記シャフト主部および前記支持腕部に一体に設けられ、前記張り出し部のうち前記シャフト主部の半径方向に沿う外方側の一部に、前記シャフト主部の軸線に沿う方向での厚みを厚くした厚肉部分が形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記張り出し部が、一対の前記支持腕部の基端部間を結ぶボス部分と、前記厚肉部分と、前記シャフト主部の軸に沿う方向の厚みを前記ボス部分および前記厚肉部分よりも薄くして前記ボス部分および前記厚肉部分間を結ぶ薄肉部分とから成ることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記支持腕部に取付けられる前記従動回転体とは反対側に臨む凹部が、前記ボス部分および前記厚肉部分間を結ぶ前記薄肉部分で前記張り出し部に形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、一対の前記厚肉部分が、前記一直径線に関して対称形状に形成されることを第4の特徴とする。
本発明は、第2〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記厚肉部分が、前記シャフト主部の半径方向に沿う内方側の内側縁を前記支持腕部の長手方向に延びる直線状とした半月形状に形成され、前記薄肉部分が型成形可能な形状に形成されることを第5の特徴とする。
本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記厚肉部分の前記内側縁が、型成形時の抜き勾配を有するように形成されることを第6の特徴とする。
本発明は、第6の特徴の構成に加えて、前記ボス部分が前記シャフト主部と同軸の円弧状に形成され、前記内側縁が、前記シャフト主部の中心軸線を通って前記一直径線と直交する仮想平面から離反するにつれて前記一直径線から離反するように傾斜しつつ前記仮想平面に関して対称形状に形成されることを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記従動回転体に、前記張り出し部の外周よりも半径方向内方に位置する肉抜き孔が形成されることを第8の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、一対の張り出し部がシャフト主部および支持腕部に一体に設けられ、その張り出し部の一部に厚肉部分が形成されるので、慣性マスの効果を得つつ重量増加を抑制することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、張り出し部が、一対の支持腕部の基端部間を結ぶボス部分と、厚肉部分と、ボス部分および厚肉部分間を結ぶ薄肉部分とから成り、薄肉部分はボス部分および厚肉部分よりも薄いので、厚肉部分によって慣性マス効果を得つつ、ボス部分を厚くして張り出し部の剛性を確保することができる。
本発明の第3の特徴によれば、薄肉部分によって従動回転体とは反対側に臨む凹部が張り出し部に形成されるので、張り出し部の従動回転体側に臨む面を前記支持腕部と面一のの平坦面に形成することができ、従動回転体を張り出し部に密着させて支持腕部に固定することができ、従動回転体の固定を強固なものとすることができる。
本発明の第4の特徴によれば、一対の厚肉部分が対称形状に形成されることで、張り出し部を設けたことによるカムシャフトの回転変動を抑制することができる。
本発明の第5の特徴によれば、厚肉部分がその内側縁を支持腕部の長手方向に延びる直線状とした半月形状に形成され、薄肉部分が型成形可能な形状であるので、張り出し部の型成形が可能となる。
本発明の第6の特徴によれば、厚肉部分の内側縁が抜き勾配を有するので、薄肉部分のスライド型による型成形が容易となる。
本発明の第7の特徴によれば、ボス部分が円弧状であり、厚肉部分の内側縁が、シャフト主部の中心軸線を通って前記一直径線と直交する仮想平面に関して対称形状に形成されることにより、薄肉部分を一対の支持腕部に沿う方向で移動する2つのスライド型で容易に成形することができる。
さらに本発明の第8の特徴によれば、従動回転体に肉抜き孔が形成されることで、従動回転体自体の慣性マス効果が低下しても張り出し部の厚肉部分でその低下分を補うことができる。
内燃機関の一部縦断面図である。 図1の2ー2線断面図である。 図4の3−3線に沿って示すカムシャフトの要部縦断側面図である。 図3の4−4線断面図である。 型成形完了時の図4に対応した断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、たとえば直列4気筒の内燃機関Eが、たとえば自動二輪車に搭載されており、その内燃機関Eの機関本体11は、シリンダヘッド12と、そのシリンダヘッド12に結合されるヘッドカバー13とを一部の構成要素として備え、前記シリンダヘッド12および前記ヘッドカバー13間に形成される動弁室14に、動弁機構15が収容される。
前記動弁機構15は、図示しないクランクシャフトと平行に延びる吸気側および排気側のカムシャフト16,17を有しており、それらのカムシャフト16,17の一端部は、前記シリンダヘッド12および前記ヘッドカバー13を含む機関本体11に形成されるカムチェーン室18に突入され、前記クランクシャフトからの回転動力が調時伝動機構19を介して伝達される。この実施の形態では前記機関本体11が前記カムチェーン室18を車幅方向右側に有するように車体に搭載されており、前記機関本体11の車体搭載時に前記吸気側のカムシャフト16は前記排気側のカムシャフト17よりも車両前後方向後方に配置される。
前記調時伝動機構19は、前記クランクシャフトに設けられる駆動スプロケット(図示せず)と、前記吸気側および前記排気側のカムシャフト16,17の一端部にそれぞれ取付けられる従動回転体としての従動スプロケット20,21と、前記駆動スプロケットおよび従動スプロケット20,21に巻き掛けられて前記カムチェーン室18内を走行するカムチェーン22とで構成され、前記調時伝動機構19から伝達される回転動力によって前記吸気側および前記排気側のカムシャフト16,17は、前記クランクシャフトの回転数の1/2の回転数で回転する。
ところで前記吸気側および前記排気側のカムシャフト16,17は、基本的には同一構造を有するように構成されるので、以下の説明では吸気側のカムシャフト16について説明するだけで、排気側のカムシャフト17についての説明は省略するが、本願発明の構造は排気側のカムシャフト17にも適用される。
図3を併せて参照して、前記吸気側のカムシャフト16は、前記シリンダヘッド12に一体に設けられるシャフト支持部23ならびにそのシャフト支持部23に締結されるカムホルダ24で回転自在に支持されて直線状に延びるシャフト主部25と、当該シャフト主部25の軸方向に間隔をあけた位置に配置される複数の動弁カム26と、前記シャフト主部25の一直径線Lに沿って延びて前記シャフト主部25の一端部から半径方向外方に延びる一対の支持腕部27とを一体に有する。
一対の前記腕部27には、前記クランクシャフトからの回転動力を前記シャフト主部25に伝達するための前記従動スプロケット20が取付けられるものであり、前記支持腕部27には、前記従動スプロケット20を締結するために、前記従動スプロケット20に挿通されるボルト31をねじ込むためのねじ孔32がそれぞれ設けられる。
この実施の形態では、前記シリンダヘッド12には、4気筒の各気筒毎に一対ずつの吸気弁34が弁ばね35で閉弁方向に付勢されつつ開閉作動可能に配設されており、それらの吸気弁34の弁軸34aの軸端に固定されるリテーナ36にシム37を介して当接される有底円筒状のバルブリフター38が前記前記シャフト支持部23にスライド可能に嵌合され、それらのバルブリフター38に摺接するようにして動弁カム26が各気筒ごとに一対ずつ前記シャフト主部25に一体に設けられる。また前記シャフト主部25の一端部には、前記支持腕部27が一体に設けられるとともに、前記従動スプロケット20の中央部に設けられる取付け孔39に嵌合するようにして前記支持腕部27から突出する嵌合突部28が一体に設けられており、この実施の形態では、前記シャフト主部25が中心孔40を有して中空円筒状に形成されており、前記嵌合突部28も円筒状に形成され、前記中心孔40の一端部はキャップ41で閉じられる。
図4を併せて参照して、前記吸気側のカムシャフト16の前記シャフト主部25および前記支持腕部27には、前記シャフト主部25の周方向で一対の前記支持腕部27間にわたる一対の張り出し部29が一体に設けられ、この実施の形態では、一対の前記支持腕部27および一対の前記張り出し部29が、協働して円盤状となるように前記張り出し部29が形成される。
前記張り出し部29のうち前記シャフト主部25の半径方向に沿う外方側の一部に、前記シャフト主部25の軸線に沿う方向での厚みを厚くした厚肉部分29aが形成されており、この実施の形態では、前記張り出し部29が、一対の前記支持腕部27の基端部間を結ぶボス部分29bと、前記厚肉部分29aと、前記シャフト主部25の軸に沿う方向の厚みを前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29aよりも薄くして前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29a間を結ぶ薄肉部分29cとから成る。
しかも前記支持腕部27に取付けられる前記従動スプロケット20とは反対側に臨む凹部43が、前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29a間を結ぶ前記薄肉部分29cで前記張り出し部29に形成され、前記張り出し部29の前記従動スプロケット20側に臨む面44は、前記支持腕部27と面一の平坦面状に形成される。
また前記厚肉部分29aが、前記シャフト主部25の半径方向に沿う内方側の内側縁29aaを前記支持腕部27の長手方向に延びる直線状とした半月形状に形成され、前記薄肉部分29cが型成形可能な形状に形成されており、一対の前記厚肉部分29aが、前記一直径線Lに関して対称形状に形成される。
しかも前記厚肉部分29aの前記内側縁29aaが、型成形時の抜き勾配を有するように形成されるものであり、前記ボス部分29bが前記シャフト主部25と同軸の円弧状に形成され、前記内側縁29aaが、前記シャフト主部25の中心軸線Cを通って前記一直径線Lと直交する仮想平面VPから離反するにつれて前記一直径線Lから離反するように傾斜角度αで傾斜しつつ前記仮想平面VPに関して対称形状に形成される。
また前記従動スプロケット20には、前記張り出し部29の外周よりも半径方向内方に位置する複数個たとえば10個の肉抜き孔44が形成される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、直線状に延びるシャフト主部25と、当該シャフト主部25の軸方向に間隔をあけた位置に配置される複数の動弁カム26と、従動スプロケット20,21を取り付けるために前記シャフト主部25の一直径線Lに沿って延びて前記シャフト主部25の一端部から半径方向外方に延びる一対の支持腕部27とを一体に有する吸気側および排気側のカムシャフト16,17において、前記シャフト主部25の周方向で一対の前記支持腕部27間にわたる一対の張り出し部29が、前記シャフト主部25および前記支持腕部27に一体に設けられ、前記張り出し部29のうち前記シャフト主部25の半径方向に沿う外方側の一部に、前記シャフト主部25の軸線に沿う方向での厚みを厚くした厚肉部分29aが形成されるので、慣性マスの効果を得つつ重量増加を抑制することができる。
また前記張り出し部29が、一対の前記支持腕部27の基端部間を結ぶボス部分29bと、前記厚肉部分29aと、前記シャフト主部25の軸に沿う方向の厚みを前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29aよりも薄くして前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29a間を結ぶ薄肉部分29cとから成るので、厚肉部分29aによって慣性マス効果を得つつ、ボス部分29bを厚くして張り出し部29の剛性を確保することができる。
また前記支持腕部27に取付けられる前記従動スプロケット20とは反対側に臨む凹部43が、前記ボス部分29bおよび前記厚肉部分29a間を結ぶ前記薄肉部分29cで前記張り出し部29に形成されるので、張り出し部29の従動スプロケット20,21側に臨む面45を支持腕27と面一の平坦面に形成することができ、それにより従動スプロケット20,21を張り出し部29に密着させて支持腕部27に固定することができ、従動スプロケット20,21の固定を強固なものとすることができる。
また一対の前記厚肉部分29aが、前記一直径線Lに関して対称形状に形成されるので、張り出し部29を設けたことによる吸気側および排気側カムシャフト16,17の回転変動を抑制することができる。
また前記厚肉部分29aが、前記シャフト主部25の半径方向に沿う内方側の内側縁29aaを前記支持腕部27の長手方向に延びる直線状とした半月形状に形成され、前記薄肉部分29cが型成形可能な形状に形成されるので、張り出し部29の型成形が可能となり、それに加えて前記厚肉部分29aの前記内側縁29aaが、型成形時の抜き勾配を有するように形成されるので、吸気側および排気側のカムシャフト16,17の鋳造成形時に薄肉部分29cのスライド型による型成形が容易となる。
また前記ボス部分29bが前記シャフト主部25と同軸の円弧状に形成され、前記内側縁29aaが、前記シャフト主部25の中心軸線Cを通って前記一直径線Lと直交する仮想平面VPから離反するにつれて前記一直径線Lから離反するように傾斜しつつ前記仮想平面VPに関して対称形状に形成されるので、図5で示すように、鋳造成形時に薄肉部分29cを一対の支持腕部27に沿う方向で移動する2つのスライド型46で容易に成形することができる。
さらに前記従動スプロケット20,21に、前記張り出し部29の外周よりも半径方向内方に位置する肉抜き孔44が形成されるので、従動スプロケット20,21自体の慣性マス効果が低下しても張り出し部29の厚肉部分29aでその低下分を補うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
16,17・・・カムシャフト
20,21・・・従動回転体である従動スプロケット
25・・・シャフト主部
26・・・動弁カム
27・・・支持腕部
29・・・張り出し部
29a・・・厚肉部分
29aa・・・厚肉部分の内側縁
29b・・・ボス部分
29c・・・薄肉部分
43・・・凹部
44・・・肉抜き孔 L・・・一直径線
VP・・・仮想平面

Claims (8)

  1. 直線状に延びるシャフト主部(25)と、当該シャフト主部(25)の軸方向に間隔をあけた位置に配置される複数の動弁カム(26)と、前記シャフト主部(25)の一直径線(L)に沿って延びて前記シャフト主部(25)の一端部から半径方向外方に延びる一対の支持腕部(27)とを一体に有し、回転動力を前記シャフト主部(25)に伝達するための従動回転体(20,21)が一対の前記支持腕部(27)に取り付けられる内燃機関用カムシャフトにおいて、前記シャフト主部(25)の周方向で一対の前記支持腕部(27)間にわたる一対の張り出し部(29)が、前記シャフト主部(25)および前記支持腕部(27)に一体に設けられ、前記張り出し部(29)のうち前記シャフト主部(25)の半径方向に沿う外方側の一部に、前記シャフト主部(25)の軸線に沿う方向での厚みを厚くした厚肉部分(29a)が形成されることを特徴とする内燃機関用カムシャフト。
  2. 前記張り出し部(29)が、一対の前記支持腕部(27)の基端部間を結ぶボス部分(29b)と、前記厚肉部分(29a)と、前記シャフト主部(25)の軸に沿う方向の厚みを前記ボス部分(29b)および前記厚肉部分(29a)よりも薄くして前記ボス部分(29b)および前記厚肉部分(29a)間を結ぶ薄肉部分(29c)とから成ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用カムシャフト。
  3. 前記支持腕部(27)に取付けられる前記従動回転体(20,21)とは反対側に臨む凹部(43)が、前記ボス部分(29b)および前記厚肉部分(29a)間を結ぶ前記薄肉部分(29c)で前記張り出し部(29)に形成されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用カムシャフト。
  4. 一対の前記厚肉部分(29a)が、前記一直径線(L)に関して対称形状に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関用カムシャフト。
  5. 前記厚肉部分(29a)が、前記シャフト主部(25)の半径方向に沿う内方側の内側縁(29aa)を前記支持腕部(27)の長手方向に延びる直線状とした半月形状に形成され、前記薄肉部分(29c)が型成形可能な形状に形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の内燃機関用カムシャフト。
  6. 前記厚肉部分(29a)の前記内側縁(29aa)が、型成形時の抜き勾配を有するように形成されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関用カムシャフト。
  7. 前記ボス部分(29b)が前記シャフト主部(25)と同軸の円弧状に形成され、前記内側縁(29aa)が、前記シャフト主部(25)の中心軸線を通って前記一直径線(L)と直交する仮想平面(VP)から離反するにつれて前記一直径線(L)から離反するように傾斜しつつ前記仮想平面(VP)に関して対称形状に形成されることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関用カムシャフト。
  8. 前記従動回転体(20,21)に、前記張り出し部(29)の外周よりも半径方向内方に位置する肉抜き孔(44)が形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関用カムシャフト。
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