JP6761830B2 - 緩衝装置 - Google Patents

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Description

この発明は、緩衝装置に関する。
図8は、従来の引き戸等の緩衝に使用される緩衝装置である。
この緩衝装置は、戸枠の鴨居に取付けられるブロック(図示せず)と、引き戸に取付られる緩衝本体とから成る。緩衝本体61は、引き戸面に取付けされ面内に直線部と屈曲部とから成るガイドレール62を備えたガイド板63と、ガイドレール62に嵌合する回転軸65及びピン66を備え、且つ周辺に衝突アーム70と抱えアーム71を突設したカム64と、カム64に両端フック67が取付られた引っ張りバネ68と、カム64に両端部が取付られたダンパー69とから成る。
引き戸を左方向(閉じ方向)へ移動させるとき、衝突アーム70がブロックに衝突してカム64が時計回りに回動することで、屈曲部に嵌合していたピン66が直線部に移動して両アーム70、71間でブロックを抱える。引き戸は戸枠に衝突する手前でブレーキが掛かり、引っ張りバネ68の収縮とダンパー69の緩衝作用で衝撃が緩められ、引っ張りバネ68の反力で比較的ゆっくり閉まる。
特許第5852817号公報
上記緩衝装置では、カムの移動をガイドするガイドレールと引っ張りバネとダンパーが、上下方向へ所定間隔開いてそれぞれ水平状に配備してある。このため、3者(ガイドレール、バネ、ダンパー)の各作用線Y1、Y2、Y3がそれぞれ異なり、緩衝力(減衰力)が一様でなく吸収効率と安定性が良くない。
更に、複数の支点、力点、作用点が存在するため、機構が複雑となる許かりで、各作用線に対応する下方向へ長尺な大型のカムを配備する空間が必要となり小型化できない不利がある。
また、引っ張りバネは通常はバネ端部にフックを設け、このフックをカム面内の引っ掛け孔に係止する構成、或いはカムとバネとの間に別部材を介在させてバネ端部を止着する構成である。このため、前者では側面丸フックの引っ掛かり部分に集中荷重がかかり耐久性が劣り、後者では部品点数が多くなりコストアップとなる等の不利があった。
この発明は、以上のような課題を解消させ、カムの移動をガイドするガイド溝、円筒状コイルバネ、ダンパーを単一の仮想中心線にそって作動させることで、緩衝・バネ効率が向上し、部品点数が少なく小型化を実現し得る緩衝装置を提供することを目的とする。
この目的を達成させるために、この発明の緩衝装置では、次のような構成としている。
緩衝装置は、緩衝本体Aと、緩衝本体Aの移動路に配備されるブロック1とからなり、緩衝本体Aは前ケース21及び後ケース22を対向配備する円筒状ダンパケース2と、円筒状ダンパケース2の仮想中心線Yに合わせて内装配備されるダンパー2Aと、仮想中心線Yに合わせて円筒状ダンパケース2に外嵌配備される円筒状コイルバネ3と、面内に屈曲溝部52に連続し仮想中心線Yに合わせた直線溝部51を備えるガイド溝5Aと、回転軸41の一端が仮想中心線Yに合わせて円筒状ダンパケース2の端部に連繋し、他端が直線溝部51に嵌合する共に、掛かりピン44が屈曲溝部52に係脱可能に嵌合し,周辺に上記ブロック1に対応する衝突用アーム42と抱え用アーム43とを備えるカムとから成ることを特徴とする緩衝装置。
このような構成を有する緩衝装置では、カムの移動をガイドするガイド溝と、円筒状コイルバネとダンパーを内装するダンパケースとを同心円状に配備し、カムの回転軸を単一の仮想中心線にそって作動させることとしたから、ガイド溝のガイドレール作用線、円筒状コイルバネの引っ張り作用線、ダンパーの緩衝作用線が合致し、緩衝力(減衰力)が一様となり、吸収効率と安定性が向上する。
更に、支点、力点、作用点が単一であるため機構が単純で部品点数も少なく、且つカムも小径で配備する空間が小さく、より小型化し得ると共に低コストの実現が容易となる。
また、請求項2の円筒状コイルバネは、端部を円筒状ダンパケース端部に設けた螺旋溝部に螺旋接合させることとしたから面接合で緊密に締結する。従って、バネ効率及び耐久性が一層向上する等の優れた効果を有する。
以下、図面に基づき本発明に係る緩衝装置の具体的な実施の形態を説明する。緩衝装置は、鴨居Cに取付られるブロック1と引き戸Bに取付られる緩衝本体Aとからなる(図4参照)。
この発明の特徴は、図1の説明図で示すように、円筒状ダンパケース2とダンパー2Aと円筒状コイルバネ3とガイド溝5Aとの仮想中心線Yを合わせて同心円状に配備した点にある。
前記緩衝本体Aは、ガイド溝5Aを備えたガイド板5と、ガイド溝5A上を移動する円筒状ダンパケース2と、円筒状ダンパーケース2に外嵌する円筒状コイルバネ3と、円筒状ダンパケース2に回転可能に取付られたカム4とから構成される。
上記ブロック1は、面内端部に鴨居Cへの取付孔13を開口した矩形平板板11の中央からブロック軸部12を下方向へ突出するT字状に成型している。ブロック1は、鴨居Cの引き戸框(衝き当て面)寄りにビス止着する(図2参照)。
前記緩衝本体Aを構成するガイド板5は、図2で示すように2枚一対の矩形平板54が対向状に配備され、内部に後述する円筒状ダンパケース2、円筒状コイルバネ3を内装する上下開口の函体とされる。ガイド板5の内面には、内方向へ開口した直線溝部51と、直線溝部51に連続し直角状に折れる屈曲溝部52が設けてある。直線溝部51はダンパケース2の仮想中心線Yに合わせて対応配備してある。
上記円筒状ダンパケース2は、円筒状の前ケース21と、円筒状の後ケース22とから成る。開口面が対向する前・後ケース21、22内に、ダンパケース2の仮想中心線Yに合わせて油圧ダンパー2Aが内装配備してある。
つまり、後ケース22の底部にシリンダーボトム25を当接し、前ケース21の底部にピストンロッド26の先端を当接した状態で配備している。更に、ケース21、22の端面中心には外方向へ突出するカム取付片24が突設してある。
図3は、円筒状コイルバネ3と上記ダンパケース2との取付け状態を示す。
円筒状コイルバネ3は、円筒状ダンパケース2の仮想中心線Yに合わせて外嵌し、均等な引っ張り力を作用する。前・後ケース21(22)は、端部を大径に設定し、この大径部27の外周表面に螺旋状溝部23を形成している。
この螺旋状溝部23は、円筒状コイルバネ3の線材太さ、コイル径、コイルひと巻きの間隔などに対応して溝形成し、螺合する円筒状コイルバネ3の端部(雌ねじ作用部)31が螺旋状溝部23(雄ねじ作用部)から外れないように設定してある。つまり、大径部27により螺旋状溝部23の山径(外径)が円筒状コイルバネ3外径より大きくして、螺着の外れを防止している。
上記カム4は、所定厚みを有する平板状の基盤(下部)の上面に、対向して平板状の衝突用アーム42と抱え用アーム43とを立ち上げ、衝突用アーム42の下方(基盤45)に回転軸部(枢軸46)41を配備し、抱え用アーム43の下方に掛かりピン44を設けている。
カム4は、回転軸(枢軸46)41の一端が、前・後ケース21、22の大径部27の端面中央より前側へ突出するカム取付板24に連繋され、他端が上記直線溝部51に嵌合している。つまり、回転軸41が円筒状ダンパケース2の仮想中心線Yに合わせて移動する。更に、掛かりピン44が屈曲溝部52に係脱可能に嵌合している。
このような構成を有する緩衝装置は、図4で示すように引き戸Bに緩衝本体Aが取付られる。
引き戸Bを閉じ方向(図5矢印方向)へ大きく移動させると、軌道上のブロック1に衝突アーム42が激突し、カム4が衝突アーム42直下の回転軸(枢軸46)41を中心に時計回りに回動する。このとき、掛かりピン44が屈曲溝部52の先端部53から脱出して直線溝部51に移動することで、両アーム42、43でブロック1を囲いこむ。
同時に、衝突による衝撃力が衝突アーム42直下で、直線溝部51に位置する回転軸41と、円筒状コイルバネ3とオイルダンパー2Aとの仮想中心線Y上に直接作用する。これにより、三者(カム回転軸41、円筒状コイルバネ3、ダンパー2A)に対し、同時に同一の作用力が働く。つまり、衝撃に対する緩衝力(減衰力)が働く。
この結果、円筒状コイルバネ3の引っ張り力で前ケース21が引き込まれ、同時に前ケース21に止着されているカム4が直線溝部51上を引き込まれる。このとき、緩衝ダンパー2Aが円筒状コイルバネ3の収縮速度を吸収し緩和する。そして第6図で示すように、円筒状コイルバネ3は仮想中心線Yにそって反力が発生し、引き戸Bはユックリとスムーズに自閉する。
図6の状態から引き戸Bを開き方向(図7矢印方向)へ移動させると、ブロック1によってカム4とダンパケース2が左側へ移動し円筒状コイルバネ3も引き伸ばされると共に、ダンパー2Aも伸長する。さらに、引き戸Bを移動させると上記図4のとおり、掛かりピン44が屈曲溝部52の先端部53に掛止してロックがかかり,次の衝突に備える。
実施の形態の緩衝装置を示す説明図である。 緩衝装置の分解斜視図である。 円筒状コイルバネの螺旋接合を示す正面図である。 緩衝装置を引き戸に取付けた状態を示す正面図である。 引き戸を閉じ方向へ移動させた状態を示す作用説明図である。 引き戸が閉じた状態を示す作用説明図である。 引き戸を開き方向へ移動させた状態を示す作用説明図である。 従来の緩衝装置を示す説明図である。
1 ブロック
2 円筒状ダンパケース
3 円筒状コイルバネ
4 カム
5 ガイド板
21 前ケース
22 後ケース
23 螺旋状溝部
24 カム取付板
25 シリンダボトム
26 ピストンロッド
41 回転軸(枢軸46)
42 衝突用アーム
43 抱え用アーム
44 掛かりピン
51 直線溝部
52 屈曲溝部
2A ダンパー
5 A ガイド溝
A 緩衝本体
B 引き戸
C 鴨居

Claims (2)

  1. 緩衝本体と、緩衝本体の移動路に配備されるブロックとからなり、緩衝本体は前ケース及び後ケースを対向配備する円筒状ダンパケースと、円筒状ダンパケースの仮想中心線に合わせて内装配備されるダンパーと、仮想中心線に合わせて円筒状ダンパケースに外嵌配備される円筒状コイルバネと、面内に屈曲溝部に連続し仮想中心線に合わせた直線溝部を備えるガイド溝と、回転軸の一端が仮想中心線に合わせて円筒状ダンパケースの端部に連繋し、他端が直線溝部に嵌合すると共に、掛かりピンが屈曲溝部に係脱可能に嵌合し、周辺に上記ブロックに対応する衝突用アームと抱え用アームとを備えるカムとからなることを特徴とする緩衝装置。
  2. 前記円筒状コイルバネは、円筒状ダンパケースの大径部の螺旋状溝部に螺旋接合するものであることを特徴とする請求項1記載の緩衝装置。
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