以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。なお、本実施形態では一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1.システム概要]
図1は、本実施形態における移動通信システムの概略を説明するための図である。本図に示すように、移動通信システム1は、移動端末装置UE_A10とアクセスネットワークとコアネットワーク_A90とPDN_A5により構成されている。
ここで、UE_A10は無線接続可能な端末装置であればよく、UE(User equipment)または、ME(Mobile equipment)またはMS(Mobile Station)であってよい。
また、UE_A10は、CIoT(Cellular Internet of Things)端末であってもよい。なお、CIoT端末とはコアネットワークA90へ接続可能なIoT(Internet of Things)端末であり、IoT端末とは、スマートフォン等の携帯電話端末を含み、パソコンやセンサー装置などの様々なIT機器であってよい。
ここで、コアネットワーク_A90は、移動通信事業者(Mobile Operator)が運用するIP移動通信ネットワークのことである。
例えば、コアネットワーク_A90は移動通信システム1を運用、管理する移動通信事業者のためのコアネットワークであってもよい、またはMVNO(Mobile Virtual Network Operator)などの仮想移動通信事業者のためのコアネットワークであってよい。または、コアネットワーク_A90はCIoT端末を収容する為のコアネットワークであってもよい。
また、アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークであってもよく、non-3GPPアクセスネットワークであってもよい。
なお、3GPPアクセスネットワークは、LTE AN(LTE(Long Term Evolution) Access Network)_A80、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)_A20、GERAN(GSM EDGE Radio Access Network)_A25、5G RAN(Radio Access Network)120であってもよく、non-3GPPアクセスネットワークは、WLAN ANb75、WLAN ANa70、WLAN ANc125であってもよい。
また、UE_A10はアクセスネットワークを用いてコアネットワーク_A90に接続する。
また、コアネットワーク_A90はPDN_A5に接続されている。PDN_A5とは、UE_A10に通信サービスを提供するDN(Data Network)であり、DNはパケットデータサービス網としては、サービス毎に構成しても良い。PDNには、通信端末が接続されており、UE_A10はPDN_A5に配置された通信端末とユーザデータの送受信を行うことができる。 なお、ユーザデータとは、UE_A10とPDN_A5に含まれる装置との間で送受信するデータであってよい。なお、UE_A10はコアネットワーク_A90を介してPDN_A5にユーザデータを送信する。言い換えると、UE_A10はPDN_A5にユーザデータを送受信するために、コアネットワーク_A90とユーザデータを送受信する。より具体的には、UE_A10はPDN_A5にユーザデータを送受信するために、PGW_A30等のコアネットワーク_A90内のゲートウェイ装置やSCEF_A46等のゲートウェイ装置とユーザデータの送受信を行う。なお、ユーザデータの通信は、IP通信に限らず、non-IP通信であってもよい。
次に、コアネットワーク_A90の構成例を説明する。本実施形態では2つのコアネットワーク_A90の構成例を説明する。
図2にコアネットワーク_A90の構成の一例を示す。図2(a)のコアネットワーク_A90は、HSS(Home Subscriber Server)_A50、AAA(Authentication Authorization Accounting)_A55、PCRF(Policy and Charging Rules Function)_A60、PGW(Packet Data Network Gateway)_A30、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)_A65、SGW(Serving Gateway)_A35、MME(Mobility Management Entity)_A40、SGSN(Serving GPRS Support Node)_A42、SCEF(Service Capability Exposure Function)_A46により構成される。
また、コアネットワーク_A90は、複数の無線アクセスネットワーク(LTE AN_A80、WLAN ANb75、WLAN ANa70、UTRAN_A20、GERAN_A25)に接続することができる。
無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続して構成してもよいし、いずれか一つのアクセスネットワークに接続した構成であってもよい。さらに、UE_A10は無線アクセスネットワークに無線接続することができる。
さらに、WLAN(Wireless LAN(Local Area Network))アクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、ePDG_A65を介してコアネットワークへ接続するWLANアクセスネットワークb(WLAN ANb75)と、PGW_A30とPCRF_A60とAAA_A55とに接続するWLANアクセスネットワークa(WLAN ANa70)とが構成可能である。
なお、各装置はEPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されるため、詳細な説明は省略する。以下、各装置の簡単な説明をする。
PGW_A30はPDN_A5とSGW_A35とePDG_A65とWLAN ANa70と、PCRF_A60とAAA_A55とに接続されており、PDN_A5、及び/又はDN(Data Network)とコアネットワーク_A90のゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、PGW_A30は、IP通信、及び/又はnon-IP通信のためのゲートウェイ装置であってもよい。さらに、PGW_A30は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。なお、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに、コアネットワーク_A90と単一のDNを接続するゲートウェイも複数配置されて良い。
ここで、IP通信とは、IP(Internet Protocol)を用いたデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されたIPパケットの送受信によって実現されるデータ通信のことである。なお、IPパケットを構成するペイロード部にはUE_A10が送受信するユーザデータが含まれて良い。
また、non-IP通信とは、IP(Internet Protocol)を用いないデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されていないデータの送受信によって実現されるデータ通信のことである。例えば、non-IP通信は、IPパケットが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信であってもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUE_A10が送受信するユーザデータを送受信してもよい。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とLTE AN_A80とSGSN_A42とUTRAN_A20とに接続されており、コアネットワーク_A90と3GPPのアクセスネットワーク(UTRAN_A20、GERAN_A25、LTE AN_A80)とのゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
MME_A40は、SGW_A35とLTE AN_A80とHSS_A50とSCEF_A46に接続されており、LTE AN_A80を経由してUE_A10のモビリティ管理を含む位置情報管理と、アクセス制御を行う制御装置である。さらに、MME_A40は、UE_A10が確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでも良い。また、コアネットワーク_A90には、こうした制御装置を複数配置してもよい。例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置が構成されてもよい。MME_A40とは異なる位置管理装置はMME_A40と同様にSGW_A35とLTE AN_A80と、HSS_A50と接続されてよい。
また、コアネットワーク_A90内に複数のMMEが含まれている場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UE_A10のコンテキストの送受信が行われてもよい。
このように、MME_A40は、UE_A10とモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーンの制御装置であればよい。さらに、MME_A40はコアネットワーク90に含まれて構成される例を説明したが、MME_A40は、複数のコアネットワークやネットワークスライスが構成される場合、一つ以上のコアネットワークに接続される管理装置であってもよいし、MME_A40は複数のネットワークスライスに接続される管理装置であってもよい。
また、複数のコアネットワーク又はネットワークスライスは単一の通信事業者によって運用されるネットワークであってもよいし、それぞれ異なる通信事業者によって運用されるネットワークであってよい。ここで、ネットワークスライスとは、サービス等によって配送されるユーザデータを分けるために構成された論理的なネットワークであってよい。
HSS_A50はMME_A40とAAA_A55とSCEF_A46とに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS_A50の加入者情報は、例えばMME_A40のアクセス制御の際に参照される。さらに、HSS_A50は、MME_A40とは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。
AAA_A55は、PGW30と、HSS_A50と、PCRF_A60と、WLAN ANa70とに接続されており、WLAN ANa70を経由して接続するUE_A10のアクセス制御を行う。
PCRF_A60は、PGW_A30と、WLAN ANa75と、AAA_A55と、PDN_A5に接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。例えば、UE_A10とPDN_A5間の通信路のQoSの管理を行う。
ePDG_A65は、PGW30と、WLAN ANb75とに接続されており、コアネットワーク_A90と、WLAN ANb75とのゲートウェイ装置としてユーザデータの配送を行う。
SGSN_A42は、UTRAN_A20とGERAN_A25とSGW_A35と接続されており、3G/2Gのアクセスネットワーク(UTRAN/GERAN)とLTEのアクセスネットワーク(E-UTRAN)間の位置管理のための制御装置である。更に、SGSN_A42は、PGW及びSGWの選択機能、UEのタイムゾーンの管理機能、及びE-UTRANへのハンドオーバー時のMMEの選択機能を持つ。
SCEF_A46はPDN_A5とMME_A40とHSS_A50とに接続されており、PDN_A5、及び/又はDN(Data Network)とコアネットワーク_A90とを繋ぐゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、SCEF_A46は、non-IP通信のためのゲートウェイ装置であってもよい。さらに、SCEF_A46は、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに、コアネットワーク_A90と単一のDNを接続するゲートウェイも複数配置されて良い。
また、図2(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、LTE AN_A80はeNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はLTEアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、LTE AN_A80には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
WLAN ANa70はWLAN APa72と、TWAG_A74とが含まれて構成される。WLAN APa72はコアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼性のあるWLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局(WLAN AP:WLAN Access Point)であり、WLAN ANa70には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。TWAG_A74はコアネットワーク_A90とWLAN ANa70のゲートウェイ装置(TWAG:Trusted WLAN Access Gateway)である。また、WLAN APa72とTWAG_A74とは、単一の装置で構成されてもよい。
コアネットワーク_A90を運営する事業者とWLAN ANa70を運営する事業者が異なる場合でも、事業者間の契約や規約によりこのような構成での実現が可能となる。
また、WLAN ANb75はWLAN APb76を含んで構成される。WLAN APb76はコアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼関係が結ばれていない場合に、WLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANb75には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
このように、WLAN ANb75はコアネットワーク_A90に含まれる装置であるePDG_A65をゲートウェイとしてコアネットワーク_A90に接続される。ePDG_A65は安全性を確保するためのセキュリティー機能を持つ。
UTRAN_A20は、RNC(Radio Network Controller)_A24とeNB(UTRAN)_A22を含んで構成される。eNB(UTRAN)_A22は、UTRA(UMTS Terrestrial Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、UTRAN_A20には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。またRNC_A24は、コアネットワーク_A90とeNB(UTRAN)_A22を接続する制御部であり、UTRAN_A20には1又は複数のRNCが含まれて構成されてよい。また、RNC_A24は1つまたは複数のeNB(UTRAN)_A22と接続されてよい。更に、RNC_A24は、GERAN_A25に含まれる無線基地局(BSS(Base Station Subsystem)_A26)と接続されてよい。
GERAN_A25は、BSS_A26を含んで構成される。BSS_A26は、GERA(GSM(登録商標)/EDGE Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、GERAN_A25には1又は複数の無線基地局BSSで構成されてもよい。また、複数のBSSは互いに接続しあっていてよい。またBSS_A26はRNC_A24と接続してもよい。
次に、第2のコアネットワーク_A90の構成の一例を説明する。図3(a)にコアネットワーク_A90の構成の一例を示す。図2(a)のコアネットワーク_A90は、HSS(Home Subscriber Server)_A50、PCRF(Policy and Charging Rules Function)_A60、PGW(Packet Data Network Gateway)_A30、SGW(Serving Gateway)_A35、MME(Mobility Management Entity)_A40、SCEF(Service Capability Exposure Function)_A46により構成される。
また、コアネットワーク_A90は、複数の無線アクセスネットワーク(E-UTRAN、5G RAN120、WLAN ANc125)に接続することができる。
無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続して構成してもよいし、いずれか一つのアクセスネットワークに接続した構成であってもよい。さらに、UE_A10は無線アクセスネットワークに無線接続することができる。
さらに、3GPPアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、E-UTRANと5G RAN120とが構成可能である。
さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、MME_A40とSGW_A35とに接続するWLANアクセスネットワークc(WLAN ANc125)とが構成可能である。
なお、各装置はEPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されるため、詳細な説明は省略する。以下、各装置の簡単な説明をする。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とE-UTRANと5G RAN120とWLAN ANc126とに接続されており、コアネットワーク_A90と3GPPアクセスネットワーク(E-UTRAN、5G RAN120)、及び/又はnon-3GPPアクセスネットワーク(WLAN ANc126)とのゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
MME_A40は、SGW_A35とE-UTRANと5G RAN120とWLAN ANc126とHSS_A50とSCEF_A46に接続されており、3GPPアクセスネットワーク、及び/又はnon-3GPPアクセスネットワークを経由してUE_A10の位置情報管理と、アクセス制御を行うアクセス制御装置である。また、コアネットワーク_A90には、複数の位置管理装置が含まれて構成されてよい。例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置が構成されてもよい。MME_A40とは異なる位置管理装置はMME_A40と同様にSGW_A35とE-UTRANと5G RAN120とWLAN ANc126と、HSS_A50と接続されてよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク_A90と3GPPアクセスネットワーク(E-UTRAN、5G RAN120)、及び/又はnon-3GPPアクセスネットワーク(WLAN ANc126)とのゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置であってもよい。なお、MME_A40がゲートウェイ装置となって送受信されるユーザデータは、スモールデータであってもよい また、コアネットワーク_A90内に複数のMMEが含まれている場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UE_A10のコンテキストの送受信が行われてもよい。
なお、PGW_A30、SCEF_A46、HSS_A50、PCRF_A60は、図2で説明した装置と同様の装置であってよい。従って、ここでの説明は省略する。
また、図3(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、E-UTRANはeNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はE-UTRANでUE_A10が接続する無線基地局であり、E-UTRANには1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
5G RAN120は、5G移動通信で用いられるアクセスネットワークである。5G RAN120は、5GBS_A122を含んで構成される。5GBS_A122は5G RAN120でUE_A10が接続する無線基地局(5GBS:5G Base Station)であり、5G RAN120には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
WLAN ANc125はWAG_A126が含まれて構成される。WAG_A126はUE_A10が接続する無線基地局(WAG:WLAN Access Gateway)であり、WLAN ANc125には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。さらに、WAG_A126はコアネットワーク_A90とWLAN ANc125のゲートウェイ装置であってもよい。また、WAG_A126は、無線基地局の機能部とゲートウェイ装置の機能部とが別の装置で構成されてもよい。
なお、第1のコアネットワーク及び又は第2のコアネットワークは、IoTのために最適化されたシステムで構成されてよい。
なお、本明細書において、UE_A10が各無線アクセスネットワークに接続されるという事は、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続される事であり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由している。
[1.2.装置の構成]
以下、各装置の構成について説明する。
[1.2.1.UEの構成]
図5にUE_A10の装置構成を示す。図に示すように、UE_A10は送受信部_A520と、制御部_A500と記憶部_A540で構成されている。送受信部_A520と記憶部_A540は制御部_A500と、バスを介して接続されている。
制御部_A500はUE_A10を制御するための機能部である。制御部_A500は、記憶部_A540に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
送受信部_A520は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイントに接続し、アクセスネットワークへ接続するための機能部である。また、送受信部_A520には、外部アンテナ_A510が接続されている。
言い換えると、送受信部_A520は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイントと接続するための機能部である。さらに、送受信部_A520は、UE_A10が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイントからユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信機能部である。
記憶部_A540は、UE_A10の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_A540は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_A540は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及びまたは制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_A540は、図に示すように、UEコンテキスト542を記憶する。以下、記憶部_A540で記憶される情報要素について説明する。
まず、図6(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるUEコンテキストは、IMSI、EMM State、GUTI、ME Identity、UE Access Network Capability、NW Access Network Capability、Network-initiated Session Establishment Capabilityを含む。
IMSIは、加入者の永久的な識別情報である。
EMM Stateは、UEの移動管理状態を示す。例えば、UEがネットワークに登録されているEMM-REGISTERED(登録状態、registered状態)、またはUEがネットワークに登録されていないEMM-DEREGISTERD(非登録状態、deregistered状態)であってもよい。
GUTIは、Globally Unique Temporary Identityの略であり、UEの一時的な識別情報である。GUTIはMMEの識別情報(GUMMEI:Globally Unique MME Identifier)と特定MME内でのUEの識別情報(M-TMSI)により構成される。
ME Identityは、MEのIDであり、例えば、IMEI/IMISVであってもよい。
UE Access Network Capabilityは、UE_A10が接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。ここで、アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークであってもよいし、non-3GPPアクセスネットワークであってもよい。UE Access Network Capabilityは、複数のアクセスネットワークを示す情報を含んでいてもよい。その場合、UE Access Network Capabilityは、さらに、アクセスネットワーク間での優先度を示す情報を一緒に含んでいてもよい。
NW Access Network Capabilityは、コアネットワーク_A90が接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。NW Access Network Capabilityは、複数のアクセスネットワークを示す情報を含んでいてもよい。その場合、NW Access Network Capabilityは、さらに、アクセスネットワーク間での優先度を示す情報を一緒に含んでいてもよい。
Network-initiated Session Establishment Capabilityは、ネットワーク主導のセッション確立手続きができるかを示す情報である。Network-initiated Session Establishment Capabilityは、さらに、UE_A10がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すUE Network-initiated Session Establishment Capabilityと、コアネットワーク_A90がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すNW Network-initiated Session Establishment Capabilityに分類されてもよい。
次に、図6(c)にPDU(Packet Data Unit)セッションごとに記憶されるPDUセッションごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのUEコンテキストは、APN in Use(Data Network Identifier)、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)、IP Address、Default Bearer、Mobility Typeを含む。
なお、PDUセッションは、UE_A10と、コアネットワーク_A90、及び/又はデータネットワークとの間でユーザデータを送受信するために確立される通信路である。より詳細には、PDUセッションは、PDUを送受信するための通信路である。PDUセッションは、UE_A10とコアネットワーク_A90、及び/又はDN(Data Network)との間で確立されるセッションであってよく、移動通信システム1内の各装置間の一又は複数のベアラ等の転送路で構成される論理的な通信路であってもよい。
より具体的には、PDUセッションは、UE_A10が、コアネットワーク_A90とDNとを接続するゲートウェイとの間に確立するコネクションであってよい。さらに、DNは、PDN(Packet Data Network)であってよい。したがって、PDUセッションはUE_A10とPGW_A30との間に確立するPDNコネクション等のコネクションであってよい。UE_A10とDNに配置するアプリケーションサーバー等の装置は、PDUセッションを用いてユーザデータの送受信を実行することができる。言い換えると、PDUセッションは、UE_A10とDNに配置するアプリケーションサーバー等の装置が送受信するユーザデータを、転送することができる。
また、APN(Access Point Name)は、コアネットワーク_A90とデータネットワーク等の外部ネットワークを識別する識別情報であってよい。さらに、APNは、コアネットワークA_A90を接続するPGW_A30等のゲートウェイ装置を選択する情報として用いることもできる。なお、APNは、こうしたゲートウェイ装置を識別する識別情報であってもよいし、データネットワーク等の外部ネットワークを識別する識別情報であってもよい。なお、コアネットワーク_A90とDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、APNによって選択可能なゲートウェイは複数あったてもよい。さらに、こうした複数のゲートウェイ装置のなかから一つのゲートウェイを選択する場合には、APN以外の識別情報を用いた別の手法によってゲートウェイが選択されてよい。 APN in Use(Data Network Identifier)は、最近使用されたAPNである。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Use(Data Network Identifier)は、PDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報であってもよい。
Assigned Session Type(Assigned PDN Type)は、PDUセッションのタイプを示す情報である。PDUセッションのタイプは、IPであってもよいし、non-IPであってもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、PDNのタイプは、IPv4や、IPv6や、IPv4v6であってよい。
IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってよい。なお、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)がnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
Default Bearerは、PDUセッション確立時にコアネットワーク_A90から取得する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。
なお、EPSベアラとは、UE_A10とPGW_A30との間で確立する論理的な通信路であってもよい。この場合においても、EPSベアラは、UE_A10とアクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイントとの間で確立するRB(Radio Bearer)を含んで構成されてよい。さらに、RBとEPSベアラとは一対一に対応づけられてよい。そのため、RBの識別情報は、EPSベアラの識別情報と一対一に対応づけられてもよいし、同じ識別情報であってもよい。なお、RBは、SRB(Signalling Radio Bearer)であってもよいし、DRB(Data Radio Bearer)であってもよい。
Mobility Typeは、モビリティの粒度を示す情報である。さらに、Mobility Typeはサービス継続の種類を示す情報であってもよい。
図6(d)は、UEの記憶部で記憶されるベアラごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのUEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFT、Radio Bearer Typeを含む。
また、ベアラごとのUEコンテキストは、エフィシェントパスとなる通信路を識別する情報を含んでもよい。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。また、EPS Bearer IDは、SRB、及び又は、CRBを識別する識別情報であってもよいし、DRBを識別する識別情報であってもよい。
TIはTransaction Identifierの略であり、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。
TFTは、Traffic Flow Templateの略であり、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。言い換えると、TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRBを用いて送受信する。
また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけするものであってよく、アプリケーションデータを識別する識別情報であってもよい。
また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。
また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられてTFTを予め記憶しておいてもよい。
Radio Bearer Typeは、ベアラの種類を示す情報である。なお、ベアラの種類を示す情報は、DRBであってもよく、SRBであってもよい。
[1.2.2.eNBの構成]
以下、eNB_A45の構成について説明する。図7にeNB_A45の装置構成を示す。図に示すように、eNB_A45はネットワーク接続部_B720と、送受信部_B730と、制御部_B700と記憶部_B740で構成されている。ネットワーク接続部_B720と送受信部_B730と記憶部_B740は制御部_B700と、バスを介して接続されている。
制御部_B700はeNB_A45を制御するための機能部である。制御部_B700は、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、eNB_A45がMME_A40及び/又はSGW_A35と接続するための機能部である。さらに、ネットワーク接続部_B720は、eNB_A45がMME_A40及び/又はSGW_A35からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
送受信部_B730は、eNB_A45がUE_A10と接続するための機能部である。さらに、送受信部_B730は、UE_A10からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信機能部である。また、送受信部_B730には、外部アンテナ_B710が接続されている。
記憶部_B740は、eNB_A45の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_B740は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_B740は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及び/又は制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
[1.2.3.5GBSの構成]
以下、5GBS_A122の構成について説明する。図8(a)に5GBS_A122の装置構成を示す。図に示すように、5GBS_A122はネットワーク接続部_C820と、送受信部_C830と、制御部_C800と記憶部_C840で構成されている。ネットワーク接続部_C820と送受信部_C830と記憶部_C840は制御部_C800と、バスを介して接続されている。
制御部_C800は5GBS_A122を制御するための機能部である。制御部_C800は、記憶部_C840に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_C820は、5GBS_A122がMME_A40及び/又はSGW_A35と接続するための機能部である。さらに、ネットワーク接続部_C820は、5GBS_A122がMME_A40及び/又はSGW_A35からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
送受信部_C830は、5GBS_A122がUE_A10と接続するための機能部である。さらに、送受信部_C830は、UE_A10からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信機能部である。また、送受信部_C830には、外部アンテナ_C810が接続されている。
記憶部_C840は、5GBS_A122の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_C840は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_C840は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及び/又は制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
[1.2.4.WAGの構成]
以下、WAG_A126の構成について説明する。図9(a)にWAG_A126の装置構成を示す。図に示すように、WAG_A126はネットワーク接続部_D920と、送受信部_D930と、制御部_D900と記憶部_D940で構成されている。ネットワーク接続部_D920と送受信部_D930と記憶部_D940は制御部_D900と、バスを介して接続されている。
制御部_D900はWAG_A126を制御するための機能部である。制御部_D900は、記憶部_D940に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_D920は、WAG_A126がMME_A40及び/又はSGW_A35と接続するための機能部である。さらに、ネットワーク接続部_D920は、WAG_A126がMME_A40及び/又はSGW_A35からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
送受信部_D930は、WAG_A126がUE_A10と接続するための機能部である。さらに、送受信部_D930は、UE_A10からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信機能部である。また、送受信部_D930には、外部アンテナ_D910が接続されている。
記憶部_D940は、WAG_A126の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_D940は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_D940は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及び/又は制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
[1.2.5.SCEFの構成]
図10(a)にSCEF_A46の装置構成を示す。図に示すように、SCEF_A46は送受信部_E1020と、制御部_E1000と記憶部_E1040で構成されている。送受信部_E1020と記憶部_E1040は制御部_E1000と、バスを介して接続されている。
制御部_E1000はSCEF_A46を制御するための機能部である。制御部_E1000は、記憶部_E1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
送受信部_E1020は、SCEF_A46がコアネットワーク_A90へ接続するための機能部である。言い換えると、送受信部_E1020は、SCEF_A46がMME_A40と接続するための機能部である。さらに、送受信部_E1020は、SCEF_A46が、MME_A40からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信機能部である。
記憶部_E1040は、SCEF_A46の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_E1040は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_E1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及びまたは制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_E1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。以下、記憶部_E1040で記憶される情報要素について説明する。
図10(b)にEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、User Identity、APN in Use(Data Network Identifier)、EPS Bearer ID、Serving Node Informationを含む。
User Identityは、加入者を識別する情報である。User Identityは、IMSIであってもよいし、MSISDNであってもよい。さらに、User Identityは、IMSI、MSISDN以外の識別情報であってもよい。
APN in Use(Data Network Identifier)は、使用されたAPNである。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Use(Data Network Identifier)は、PDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報であってもよい。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。
Serving Node Informationは、PDUセッションで用いられているMME_A40のIPアドレスである。
[1.2.6.MMEの構成]
以下、MME_A40の構成について説明する。図11(a)にMME_A40の装置構成を示す。図に示すように、MME_A40はネットワーク接続部_F1120と、制御部_F1100と記憶部_F1140で構成されている。ネットワーク接続部_F1120と記憶部_F1140は制御部_F1100と、バスを介して接続されている。
制御部_F1100はMME_A40を制御するための機能部である。制御部_F1100は、記憶部_F1140に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_F1120は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又は、SCEF_A46、及び/又はHSS_A50及び/又はSGW_A35と接続するための機能部である。さらに、ネットワーク接続部_F1120は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又は、SCEF_A46、及び/又はHSS_A50、及び/又はSGW_A35からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
記憶部_F1140は、MME_A40の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_F1140は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_F1140は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及びまたは制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_F1140は、図に示すように、MMEコンテキスト1142を記憶する。以下、記憶部_F1140で記憶される情報要素について説明する。
まず、図12(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるMMEコンテキストは、IMSI、MSISDN、MM State、GUTI、ME Identity、UE Radio Access Capability、UE Network Capability、MS Network Capability、Access Restriction、MME F-TEID、SGW F-TEID、MME Address、eNB Address、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、5GBS Address、5GBS ID、WAG Address、WAG ID、UE Access Network Capability、NW Access Network Capability、Network-initiated Session Establishment Capabilityを含む。
また、UEごとのMMEコンテキストは、エフィシェントパスとなる通信路を識別する情報を含んでもよい。
IMSIは、ユーザの永久的な識別情報である。HSS_A50が記憶するIMSIと等しい。
MSISDNは、UEの電話番号を表す。MSISDNはHSS_A50の記憶部により示される。
MM Stateは、MMEの移動管理(Mobility management)状態を示す。この管理情報は、eNBとコアネットワーク間の接続が解放されているECM-IDLE状態、eNBとコアネットワーク間の接続が解放されていないECM-CONNECTED状態、またはMMEがUEの位置情報を記憶していないEMM-DEREGISTERED状態を示す。
GUTI(Globally Unique Temporary Identity)は、UEの一時的な識別情報である。GUTIはMMEの識別情報(GUMMEI:Globally Unique MME Identifier)と特定MME内でのUEの識別情報(M-TMSI)により構成される。
ME Identityは、UEのIDであり、例えば、IMEI/IMISVであってもよい。
UE Radio Access Capabilityは、UEの無線アクセス能力を示す識別情報である。
UE Network Capabilityは、UEにサポートされるセキュリティーのアルゴリズムと鍵派生関数を含める。
MS Network Capabilityは、GERAN及び/又はUTRAN機能をもつUEに対して、SGSNに必要な少なくとも一つの情報を含める情報である。
Access Restrictionは、アクセス制限の登録情報である。
MME F-TEIDは、MME_A40を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40のIPアドレスが含まれていてもよいし、MME_A40のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
MME Addressは、MME_A40のIPアドレスである。
eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。
MME UE S1AP IDは、MME_A40内でのUEを識別する情報である。
eNB UE S1AP IDは、eNB_A45内でのUEを識別する情報である。
5GBS Addressは、5GBS_A122のIPアドレスである。
5GBS IDは、5GBS_A122内でのUEを識別する情報である。
WAG Addressは、WAG_A126のIPアドレスである。
WAG IDは、WAG_A126内でのUEを識別する情報である。
UE Access Network Capabilityは、UE_A10が接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。ここで、アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークであってもよいし、non-3GPPアクセスネットワークであってもよい。UE Access Network Capabilityは、複数のアクセスネットワークを示す情報を含んでいてもよい。その場合、UE Access Network Capabilityは、さらに、アクセスネットワーク間での優先度を示す情報を一緒に含んでいてもよい。
NW Access Network Capabilityは、コアネットワーク_A90が接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。NW Access Network Capabilityは、複数のアクセスネットワークを示す情報を含んでいてもよい。その場合、NW Access Network Capabilityは、さらに、アクセスネットワーク間での優先度を示す情報を一緒に含んでいてもよい。
Network-initiated Session Establishment Capabilityは、ネットワーク主導のセッション確立手続きができるかを示す情報である。Network-initiated Session Establishment Capabilityは、さらに、UE_A10がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すUE Network-initiated Session Establishment Capabilityと、コアネットワーク_A90がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すNW Network-initiated Session Establishment Capabilityに分類されてもよい。
次に、図13(c)にPDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのMMEコンテキストは、APN in Use(Data Network Identifier)、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)、IP Address、PGW F-TEID、SCEF ID、Mobility Typeを含む。
APN in Use(Data Network Identifier)は、最近使用されたAPNである。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Use(Data Network Identifier)は、PDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報であってもよい。
Assigned Session Type(Assigned PDN Type)は、PDUセッションのタイプを示す情報である。PDUセッションのタイプは、IPであってもよいし、non-IPであってもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、PDNのタイプは、IPv4や、IPv6や、IPv4v6であってよい。
IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってよい。なお、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)がnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
SCEF IDは、PDUセッションで用いられているSCEF_A46のIPアドレスである。
Default Bearerは、PDUセッション確立時に取得、及び又は、生成する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するためのEPSベアラ識別情報である。
Mobility Typeは、モビリティの粒度を示す情報である。さらに、Mobility Typeはサービス継続の種類を示す情報であってもよい。
図13(d)は、ベアラごとに記憶されるベアラごとのMMEコンテキストを示す。図が示すように、ベアラごとに記憶されるMMEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEID、MME F-TEID、eNB/5GBS/WAG Address、eNB/5GBS/WAG ID、Radio Bearer Typeを含む。
EPS Bearer IDは、E-UTRANを介したUE接続に対して、EPSベアラを識別する識別情報である。
なお、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラを識別するEPSベアラ識別情報であってよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報であってよい。
TIはTransaction Identifierの略であり、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。
TFTは、Traffic Flow Templateの略であり、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
MME F-TEIDは、MME_A40を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40のIPアドレスが含まれていてもよいし、MME_A40のTEIDが含まれてもよい。
eNB/5GBS/WAG Addressは、eNB_A45、及び/又は5GBS_A122、及び/又はWAG_A126のIPアドレスである。
eNB/5GBS/WAG IDは、eNB_A45、及び/又は5GBS_A122、及び/又はWAG_A126内でのUEを識別する情報である。
Radio Bearer Typeは、ベアラの種類を示す情報である。なお、ベアラの種類を示す情報は、DRBであってもよく、SRBであってもよい。
ここで、図12、13に示すMMEコンテキストに含まれる情報要素は、MMコンテキスト644またはEPSベアラコンテキストのいずれかに含まれ、記憶されてもよい。
Radio Bearer Typeは、ベアラの種類を示す情報である。なお、ベアラの種類を示す情報は、DRBであってもよく、SRBであってもよい。
[1.2.7.SGWの構成]
図14(a)にSGW_A35の装置構成を示す。図に示すように、SGW_A35はネットワーク接続部_G1420と、制御部_G1400と記憶部_G1440で構成されている。ネットワーク接続部_G1420と記憶部_G1440は制御部_G1400と、バスを介して接続されている。
制御部_G1400はSGW_A35を制御するための機能部である。制御部_G1400は、記憶部_G1440に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_G1420は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイント、及び/又はMME_A40及び/又はPGW_A30及び/又はSGSN_A42と接続するための機能部である。さらに、ネットワーク接続部_G1420は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスポイント及び/又はMME_A40及び/又はPGW_A30及び/又はSGSN_A42からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
記憶部_G1440は、SGW_A35の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_G1440は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_G1440は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及びまたは制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_G1440は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1442を記憶する。なお、EPSベアラコンテキストの中には、UEごとに記憶されるものと、PDUセッションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものが含まれる。
まず、図15(b)にUEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストの情報要素を示す。図15(b)が示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、MME F-TEID、SGW F-TEID、Network-initiated Session Establishment Capabilityを含む。
IMSIは、ユーザの永久的な識別情報である。HSS_A50のIMSIと等しい。
ME Identityは、UEの識別情報であり、例えば、IMEI/IMISVであってもよい。
MSISDNは、UEの基本的な電話番号を表す。MSISDNはHSS_A50の記憶部により示される。
MME F-TEIDは、MME_A40を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40のIPアドレスが含まれていてもよいし、MME_A40のTEIDが含まれてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
Network-initiated Session Establishment Capabilityは、ネットワーク主導のセッション確立手続きができるかを示す情報である。Network-initiated Session Establishment Capabilityは、さらに、UE_A10がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すUE Network-initiated Session Establishment Capabilityと、コアネットワーク_A90がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すNW Network-initiated Session Establishment Capabilityに分類されてもよい。
さらに、EPSベアラコンテキストには、PDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図15(c)に、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストは、APN in Use(Data Network Identifier)、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)、IP Address、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearer、Mobility Typeを含む。
APN in Use(Data Network Identifier)は、最近使用されたAPNである。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Use(Data Network Identifier)は、PDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報であってもよい。
Assigned Session Type(Assigned PDN Type)は、PDUセッションのタイプを示す情報である。PDUセッションのタイプは、IPであってもよいし、non-IPであってもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、PDNのタイプは、IPv4や、IPv6や、IPv4v6であってよい。
IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってよい。なお、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)がnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
Default Bearerは、PDUセッション確立時にコアネットワーク_A90から取得する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。
Mobility Typeは、モビリティの粒度を示す情報である。さらに、Mobility Typeはサービス継続の種類を示す情報であってもよい。
更に、SGWのEPSベアラコンテキストには、ベアラごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図15(d)は、ベアラごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのEPSベアラコンテキストはEPS Bearer ID、TFT、PGW F-TEID、SGW F-TEID、MME/eNB/5GBS/WAG Address、MME/eNB/5GBS/WAG IDを含む。
EPS Bearer IDは、E-UTRANを介したUE接続に対して、EPSベアラを識別する識別情報である。
なお、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラを識別するEPSベアラ識別情報であってよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報であってよい。
TFTは、Traffic Flow Templateの略であり、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
MME/eNB/5GBS/WAG Addressは、MME_A40、及び/又はeNB_A45、及び/又は5GBS_A122、及び/又はWAG_A126のIPアドレスである。
MME/eNB/5GBS/WAG IDは、MME_A40、及び/又はeNB_A45、及び/又は5GBS_A122、及び/又はWAG_A126内でのUEを識別する情報である。
[1.2.8.PGWの構成]
図16(a)にPGW_A30の装置構成を示す。図に示すように、PGW_A30はネットワーク接続部_H1620と、制御部_H1600と記憶部_H1640で構成されている。ネットワーク接続部_H1620と記憶部_H1640は制御部_H1600と、バスを介して接続されている。
制御部_H1600はPGW_A30を制御するための機能部である。制御部_H1600は、記憶部_H1640に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_H1620は、PGW_A30が、SGW_A35及び/またはPCRF_A60及び/又はePDG_A65と及び/またはAAA_A55及び/またはTWAG_A74及び/又はPDN_A5と接続するための機能部である。また、ネットワーク接続部_H1620は、PGW_A30が、SGW_A35及び/またはPCRF_A60及び/又はePDG_A65と及び/またはAAA_A55及び/またはTWAG_A74及び/又はPDN_A5からユーザデータ及び又は制御データを送受信する送受信部である。
記憶部_H1640は、PGW_A30の各動作に必要なプログラムや、データなどを記憶する機能部である。記憶部_H1640は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部_H1640は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及びまたは制御情報及び又はフラグ及び又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_H1640は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1642を記憶する。なお、EPSベアラコンテキストの中には、UEごとに記憶されるものと、APNごとに記憶されるものと、PDUセッションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものとが分かれて記憶されてもよい。
図17(b)は、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、IMSI-unauthenticated-indicator、ME Identity、MSISDN、RAT type、Network-initiated Session Establishment Capabilityを含む。
また、UEごとのEPSベアラコンテキストは、エフィシェントパスとなる通信路を識別する情報を含んでもよい。
IMSIは、UEを使用するユーザに割り当てられる、識別情報である。
IMSI-unauthenticated-indicatorは、このIMSIが認証されていない事を示す指示情報である。
ME IdentityはUEのIDであり、例えば、IMEI/IMISVであってもよい。
MSISDNは、UEの基本的な電話番号を表す。MSISDNはHSS_A50の記憶部により示される。
RAT typeは、UEの最近のRAT(Radio Access Technology)を示す。RAT typeは例えば、E-UTRA(LTE)や、UTRAなどであってよく、5G RATやWLANであってもよい。
Network-initiated Session Establishment Capabilityは、ネットワーク主導のセッション確立手続きができるかを示す情報である。Network-initiated Session Establishment Capabilityは、さらに、UE_A10がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すUE Network-initiated Session Establishment Capabilityと、コアネットワーク_A90がネットワーク主導のセッション確立手続きを許すことを示すNW Network-initiated Session Establishment Capabilityに分類されてもよい。
次に、図17(c)にAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PGW記憶部のAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、APN in useを含む。なお、APNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。
APN in Use(Data Network Identifier)は、最近使用されたAPNである。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Use(Data Network Identifier)は、PDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報であってもよい。
また、図17(d)にPDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストは、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)、IP Address、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearer、Mobility Typeを含む。
Assigned Session Type(Assigned PDN Type)は、PDUセッションのタイプを示す情報である。PDUセッションのタイプは、IPであってもよいし、non-IPであってもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、PDNのタイプは、IPv4や、IPv6や、IPv4v6であってよい。
IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってよい。なお、Assigned Session Type(Assigned PDN Type)がnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
Default Bearerは、PDUセッション確立時にコアネットワーク_A90から取得する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。
Mobility Typeは、モビリティの粒度を示す情報である。さらに、Mobility Typeはサービス継続の種類を示す情報であってもよい。
更に、図17(e)に、EPSベアラごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、PGW F-TEID、SGW F-TEIDを含む。
EPS Bearer IDは、E-UTRANを介したUE接続に対して、EPSベアラを識別する識別情報である。
なお、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラを識別するEPSベアラ識別情報であってよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報であってよい。
TFTは、Traffic Flow Templateの略であり、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。
PGW F-TEIDは、PGW_A30を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30のIPアドレスが含まれていてもよいし、PGW_A30のTEIDが含まれてもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれていてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよい。
[1.3.通信手続きの説明]
次に、本実施形態における通信手続きを、図18を用いて説明する。
ここで、各手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避けるために本実施形態特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
本実施形態におけるシングルタイプのPDUセッションは、第1のサービス継続(Service continuity)をサポートする一又は複数のPDUセッションである。さらに、本実施形態におけるシングルタイプのPDUセッションは、第1、第2及び第3のシングルタイプに分けてさらに詳細に管理してもよい。
ここで、第1のサービス継続とは、第1のPDUセッションを確立している状態において、第2のPDUセッションを確立し、第1のPDUセッションで送受信していた通信を第2のPDUセッションに切り替えて通信を継続するサービス継続(Service continuity)である。さらに、第1のサービス継続では、通信を切り替えた際、第1のセッションは削除されてもよい。さらに、第1のサービス継続では、セッション確立時の切り替えや、通信の切断はモビリティタイプに応じて実行されてもよい。
ここで、第1のPDUセッションは、シングルタイプのPDUセッションを構成するPDUセッションのうち、初めに確立する一つ目のPDUセッションである。
このように、シングルタイプのPDUセッションは、こうした第1のセッションと第2のセッションを含むセッション群である。なお、第2のセッションが確立されて第1のセッションが削除される過渡的な状態では、シングルタイプのPDUセッションが複数確立されている状態であったよい。
本実施形態における第1のシングルタイプのPDUセッションは、第1のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。
本実施形態における第2のシングルタイプのPDUセッションは、第1のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。さらに、第2のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のDN(Data Network)に対して確立されてもよい。
さらに、第2のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のAPN及び/又は単一のTFT及び/又は単一のアプリケーション(アプリケーション識別情報)及び/又は単一の サービス(サービス識別情報)に対応づけられて確立されてもよい。
さらに、第2のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のネットワークスライスにおいて確立されてもよい。
本実施形態における第3のシングルタイプのPDUセッションは、第1のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。
さらに、第3のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるDNに対して確立されてもよい。
さらに、第3のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるAPNに対応づけられてもよい。
さらに、第3のシングルタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるネットワークスライスにおいて確立されてもよい。
このように、本実施形態では、第1のセッション継続を実施可能なPDUセッション群は、シングルタイプのPDUセッションとして管理してもよい。さらに、シングルタイプのPDUセッションは、上述した第1、第2、第3のタイプに応じて異なるシングルタイプのPDUセッションとして管理してもよい。さらに、DNが複数構成される場合には、DN毎に複数の第1のシングルタイプのPDUセッションが管理されてもよい。また、APNやTFTやアプリケーション毎に複数の第2のシングルタイプのPDUセッションが管理されてもよい。また、ネットワークスライス毎に複数の第3のシングルタイプのPDNセッションが管理されてもよい。
本実施形態におけるマルチタイプのPDUセッションは、第2のサービス継続(Service continuity)をサポートする一又は複数のPDUセッションである。本実施形態におけるマルチタイプのPDUセッションは、第1、第2及び第3のマルチタイプに分けてさらに詳細に管理してもよい。
ここで、第2のサービス継続とは、第1のPDUセッションを確立している状態において、第2のPDUセッションを確立し、第1のPDUセッションで送受信していた通信を第2のPDUセッションに切り替えて通信を継続するサービス継続(Service continuity)である。さらに、第2のサービス継続では、通信を切り替えた際、第1のセッションは削除されてもよい。PDUセッションを複数確立している状態において、それらのセッション間で通信を切り替えて、通信を継続するサービス継続(Service continuity)のことである。なお、第2のサービス継続では、通信を切り替えた際、切り替え元の第1のPDUセッションは維持してもよい。
言い換えると、第2のサービス継続は、複数のPDUセッションを確立している状態において、あるPDUセッションで行っていた通信を他のPDUセッションに切り替えることができる。なお、第2のサービス継続では、セッション確立時の切り替えや、通信の切断はモビリティタイプに応じて実行されてもよい。
ここで、第1のPDUセッションは、シングルタイプのPDUセッションを構成するPDUセッションのうち、初めに確立する一つ目のPDUセッションである。また、マルチタイプのPDUセッションは、第1、第2のPDUセッションに限らず、3つ以上のPDUセッションを含んで構成されてもよい。
なお、本実施形態では、各シングルタイプのPDUセッションを識別する識別情報と、各シングルタイプのPDUセッションを構成する各PDUセッションを識別する情報とがそれぞれ管理されてもよい。また、シングルタイプのPDUセッションを識別する識別情報と、シングルタイプのPDUセッションを構成する第1のPDUセッションを識別する識別情報は、同一の識別情報で管理されてもよいし、第1のPDUセッションの削除に応じて第2のPDUセッションの識別情報をシングルタイプのPDUセッションの識別情報として用いても良い。さらに、第1のPDUセッションの削除に応じて第2のPDUセッションの識別情報には、第1のPDUセッションを識別していた識別情報を用いても良い。
本実施形態における第1のマルチタイプのPDUセッションは、第2のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。
本実施形態における第2のマルチタイプのPDUセッションは、第2のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。
さらに、第2のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のDN(Data Network)に対して確立されてもよい。
さらに、第2のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のAPN及び/又は単一のTFT及び/又は単一のアプリケーション(アプリケーション識別情報)及び/又は単一の サービス(サービス識別情報)に対応づけられてもよい。
さらに、第2のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、単一のネットワークスライスにおいて確立されてもよい。
本実施形態における第3のマルチタイプのPDUセッションは、第2のサービス継続(Service continuity)をサポートする1又は複数のPDUセッションのことである。
さらに、第3のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるDNに対して確立されてもよい。
さらに、第3のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるAPNに対応づけられて確立されてもよい。
さらに、第3のマルチタイプのPDUセッションの各PDUセッションは、異なるネットワークスライスにおいて確立されてもよい。
このように、本実施形態では、第2のセッション継続を実施可能なPDUセッション群は、マルチタイプのPDUセッションとして管理してもよい。さらに、マルチタイプのPDUセッションは、上述した第1、第2、第3のタイプに応じて異なるマルチタイプのPDUセッションとして管理してもよい。さらに、DNが複数構成される場合には、DN毎に複数の第1のマルチタイプのPDUセッションが管理されてもよい。また、APNやTFTやアプリケーション毎に複数の第2のマルチタイプのPDUセッションが管理されてもよい。また、ネットワークスライス毎に複数の第3のマルチタイプのPDNセッションが管理されてもよい。
なお、本実施形態では、各マルチタイプのPDUセッションを識別する識別情報と、各シングルタイプのPDUセッションを構成する各PDUセッションを識別する情報とがそれぞれ管理されてもよい。また、マルチタイプのPDUセッションを識別する識別情報と、マルチタイプのPDUセッションを構成する第1のPDUセッションを識別する識別情報は、同一の識別情報で管理されてもよい。
本実施形態における第1の状態、第2の状態、及び第3の状態を図4を用いて説明する。なお、図4の例では、第1のPDUセッションは、UE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッションである。より詳細には、第1のPDUセッションは、アクセスネットワーク、及びSGW_A35を介して、UE_A10とPGW_A30との間で確立されるPDUセッションであってよい。また、第1のPDUセッションは、アクセスネットワーク、及びMME_A40、及びSGW_A35を介して、UE_A10とPGW_A30との間で確立するPDUセッションであってよい。
また、第2のPDUセッションは、UE_A10とSCEF_A46との間で確立されるPDUセッションである。より詳細には、第2のPDUセッションは、アクセスネットワーク、及びMME_A40を介して、UE_A10とSCEF_A46との間で確立されるPDUセッションであってよい。
本実施形態における第1の状態は、UE_A10がコアネットワーク_A90に登録された状態である。第1の状態では、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、PDUセッションを確立していてもよいし、確立していなくてもよい。なお、第1の状態では、PDUセッションは確立していない状態であってよい。
本実施形態における第2の状態は、UE_A10、及びコアネットワーク_A90が第1のPDUセッションを確立した状態である。 ここで、第1のセッションはアタッチ手続き内で確立されてもよい。その場合には、アタッチ手続きを完了に遷移する状態は、第1の状態ではなく第2の状態であってよい。
本実施形態における第3の状態は、UE_A10、及びコアネットワーク_A90が第2のPDUセッションを確立した状態であり、且つ第1又は第2のサービス継続を完了した状態である。
なお、第1又は第2のサービス継続は、第2のPDUセッション確立に基づいて実行されてもよいし、第2のセッション確立後、任意のタイミングで実行されてもよい。
さらに、第1のPDUセッションの削除は、第1又は第2のサービス継続が実行されたことに基づいて実行されてもよいし、第1又は第2のサービス継続が実行されたあと、任意のタイミングで実行されてもよい。
ここで、図4を用いた例では、第1のPDUセッションはUE_A10とPGW_A30との間で確立するPDUセッションであり、第2のPDUセッションはUE_A10とSCEF_A46との間で確立するPDUセッションとして説明をした。
しかしながらこれに限らず、第1のPDUセッションはUE_A10とSCEF_A46との間で確立するPDUセッションであり、第2のPDUセッションはUE_A10とPGW_A30との間で確立するPDUセッションであってもよい。
もしくは、第1のPDUセッションはUE_A10とSCEF_A46との間で確立するPDUセッションであり、第2のPDUセッションはSCEF_A46とは異なるSCEFとの間でUE_A10が確立するPDUセッションであってもよい。
もしくは、第1のPDUセッションはUE_A10とPGW_A30との間で確立するPDUセッションであり、第2のPDUセッションはPGW_A30とは異なるPGWとの間でUE_A10が確立するPDUセッションであってもよい。
ことのように、UE_A10はコアネットワーク_A90とDNとの間を接続するPGW_A30やSCEF_A46等、異なるゲートウェイとの間で確立するPDUセッション間で通信を切り替えてサービスを継続することができる。
これにより、例えばあるゲートウェイ装置との間でPDUセッションを確立したUE_A10の移動に伴い、地理的に近い別のゲートウェイ装置との間で確立したPDUセッションに通信を切り替えることができる。このように、本実施形態で説明するサービス継続は、配送するトラヒックを最適化や最適な通信路選択等を行うことができる。
本実施形態における第1の識別情報は、UE_A10の接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。さらに、第1の識別情報は、UE_A10の接続可能なアクセスネットワークの優先度を示す情報であってもよい。
なお、本実施形態におけるアクセスネットワークとは、3GPPアクセスネットワークであってもよく、non-3GPPアクセスネットワークであってもよい。さらに、3GPPアクセスネットワークは、E-UTRANであってもよく、LTEのためのアクセスネットワークであってもよく、5Gのためのアクセスネットワークであってもよい。さらに、non-3GPPアクセスネットワークは、WLANアクセスネットワークであってもよい。
本実施形態における第2の識別情報は、ネットワークの接続可能なアクセスネットワークを示す情報である。さらに、第2の識別情報は、ネットワークの接続可能なアクセスネットワークの優先度を示す情報であってもよい。
本実施形態における第3の識別情報は、ネットワーク主導のセッション確立手続きを許可することを示す情報である。
本実施形態における第4の識別情報は、ネットワークがネットワーク主導のセッション確立手続きができることを示す情報(NW capability)である。さらに、第4の識別情報は、ネットワーク主導のセッション確立が実行可能になることを示すコアネットワーク_A90の能力情報であってもよい。さらに、第4の識別情報は、識別情報の受信以降に、ネットワーク主導のセッション確立手続きを実行することを許可することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第5の識別情報は、UE_A10がネットワーク主導のセッション確立手続きができることを示す情報(UE capability)である。さらに、第4の識別情報は、ネットワーク主導のセッション確立が実行可能になることを示すUE_A10の能力情報であってもよい。さらに、第5の識別情報は、識別情報の受信以降に、ネットワーク主導のセッション確立手続きを実行することを許可することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第6の識別情報は、要求するセッションタイプを示す情報である。なお、第6の識別情報は、IPを示してもよいし、non-IPを示してもよい。
本実施形態における第7の識別情報は、UE_A10のIPアドレスを示す情報である。なお、IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってもよい。さらに、第7の識別情報は、要求するUE_A10のIPアドレスの種類を示す情報であってよい。なお、UE_A10のIPアドレスの割り当ては、PGW_A30が実施してもよいし、MME_A40が実施してもよい。
本実施形態における第8の識別情報は、ユーザデータを送受信するための無線ベアラであるDRB(Data Radio Bearer)を確立するか否かを示す情報である。さらに、第8の識別情報は、要求するユーザデータの送受信に用いる無線ベアラの種類を示す情報であってもよい。なお、ユーザデータの送受信に用いる無線ベアラの種類とは、DRB(Data Radio Bearer)であってもよく、SRB(Signalling Radio Bearer)であってもよい。さらに、第8の識別情報は、要求するユーザデータの送受信に関する情報が含まれていてもよい。例えば、第8の識別情報には、要求するTFTが含まれていてもよい。
本実施形態における第9の識別情報は、要求するPDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報である。なお、データネットワークを識別する情報は、APN(Access Point Name)であってもよい。また、第9の識別情報は、確立を要求するPDUセッションに対応づけられる、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報であってもよいし、サービスを識別するサービス識別情報であってもよい。
本実施形態における第10の識別情報は、要求するモビリティタイプを示す情報である。
本実施形態における第11の識別情報は、許可されたセッションタイプを示す情報である。なお、第11の識別情報は、IPを示してもよいし、non-IPを示してもよい。
本実施形態における第12の識別情報は、UE_A10のIPアドレスを示す情報である。なお、IPアドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってもよい。さらに、第12の識別情報は、許可されたUE_A10のIPアドレスの種類を示す情報であってよい。なお、UE_A10のIPアドレスの割り当ては、PGW_A30が実施してもよいし、MME_A40が実施してもよい。
本実施形態における第13の識別情報は、ユーザデータを送受信するための無線ベアラであるDRB(Data Radio Bearer)を確立されるか否かを示す情報である。さらに、第13の識別情報は、許可されたユーザデータの送受信に用いる無線ベアラの種類を示す情報であってもよい。なお、ユーザデータの送受信に用いる無線ベアラの種類とは、DRB(Data Radio Bearer)であってもよく、SRB(Signalling Radio Bearer)であってもよい。さらに、第13の識別情報は、許可されたユーザデータの送受信に関する情報が含まれていてもよい。例えば、第13の識別情報には、許可されたTFTが含まれていてもよい。
本実施形態における第14の識別情報は、許可されたPDUセッションの確立先のデータネットワークを識別する情報である。なお、データネットワークを識別する情報は、APN(Access Point Name)であってもよい。また、第14の識別情報は、確立を許可されたPDUセッションに対応づけられる、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報であってもよいし、サービスを識別するサービス識別情報であってもよい。
本実施形態における第15の識別情報は、許可されたモビリティタイプを示す情報である。
本実施形態における第16の識別情報は、サービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを確立できることを示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第16の識別情報は、異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第16の識別情報は、識別情報の受信以降に、サービス継続が実行可能になることを許可する情報であってもよい。
本実施形態における第17の識別情報は、サービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを確立できることを示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第17の識別情報は、異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第17の識別情報は、識別情報の受信以降に、サービス継続が実行可能になることを許可する情報であってもよい。
本実施形態における第18の識別情報は、単一のDN(Data Network)に対して確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第18の識別情報は、単一のDNに対して確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第18の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられるセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第18の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第18の識別情報は、単一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第18の識別情報は、同一のネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
本実施形態における第19の識別情報は、単一のDNに対して確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第19の識別情報は、単一のDNに対して確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第19の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられるセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第19の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第19の識別情報は、単一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第19の識別情報は、同一のネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
本実施形態における第20の識別情報は、異なるDNに対して確立するセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第20の識別情報は、異なるAPNに対応づけられるセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第20の識別情報は、異なるDNと確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第20の識別情報は、異なるAPNに対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第20の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第20の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい 本実施形態における第21の識別情報は、異なるDNとの間に確立する異なるセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第21の識別情報は、異なるAPNに対応づけられるセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第21の識別情報は、異なるDNとの間に確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第21の識別情報は、異なるAPNに対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第21の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートすることを示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第21の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
本実施形態における第22の識別情報は、サービス継続(Service Continuity)をサポートする複数のセッションを確立できることを示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第22の識別情報は、異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができる複数のセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第22の識別情報は、識別情報の受信以降に、サービス継続が実行可能になることを許可する情報であってもよい。
本実施形態における第23の識別情報は、サービス継続(Service Continuity)をサポートする複数のセッションを確立できることを示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第23の識別情報は、異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができる複数のセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第23の識別情報は、識別情報の受信以降に、サービス継続が実行可能になることを許可する情報であってもよい。
本実施形態における第24の識別情報は、単一のDNに対して確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートする複数のセッションを確立できること示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第24の識別情報は、単一のDNに対して確立するセッション間で通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを、複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第24の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる、通信を切り替え可能なセッションを、複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第24の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる、通信を切り替え可能なセッションを、複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第24の識別情報は、単一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)可能なセッションを、複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第24の識別情報は、同一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間で通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを、複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
本実施形態における第25の識別情報は、単一のDNに対して確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートする複数のセッションを確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第25の識別情報は、単一のDNに対して確立するセッション間で通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを、複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第25の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる、通信を切り替え可能なセッションを、複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第25の識別情報は、単一のAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション(アプリケーション識別情報)、及び/又はサービス(サービス識別情報)に対応づけられる、通信を切り替え可能なセッションを、複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第25の識別情報は、単一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)可能なセッションを、複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第25の識別情報は、同一のネットワークスライスにおいて確立するセッション間で通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを、複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
本実施形態における第26の識別情報は、異なるDNに対して確立するセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すUEの能力情報(UE capability)である。さらに、第26の識別情報は、異なるAPNに対応づけられるセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第26の識別情報は、異なるDNと確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第26の識別情報は、異なるAPNに対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
さらに、第26の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。さらに、第26の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すUEの能力情報(UE capability)であってもよい。
本実施形態における第27の識別情報は、異なるDNに対して確立するセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すネットワークの能力情報(NW capability)である。さらに、第27の識別情報は、異なるAPNに対応づけられるセッションとの間のサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
さらに、第27の識別情報は、異なるDNと確立する異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第27の識別情報は、異なるAPNに対応づけられる異なるセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すUEの能力情報(ネットワークの能力情報(NW capability))であってもよい。
さらに、第27の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立するセッション間でサービス継続(Service Continuity)をサポートするセッションを複数確立できることを示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。さらに、第27の識別情報は、異なるネットワークスライスにおいて確立する他のセッションに通信を切り替えて通信を継続することができるセッションを複数確立できること示すネットワークの能力情報(NW capability)であってもよい。
本実施形態における第28の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第28の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。
本実施形態における第29の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を許可することを示す情報であってもよい。さらに、第29の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第29の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第29の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)であることを示す情報であってもよい。さらに、第29の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、確立するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第30の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第30の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。また第30の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第30の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第30の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断することを示す情報であってもよい。さらに、確立又は削除するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第31の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を許可することを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第31の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)であることを示す情報であってもよい。
さらに、第31の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第31の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。さらに、確立するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
さらに、第31の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はシングルタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報(Initial Sessionまたは現在通信に用いているセッションなど)であってもよい。さらに、第31の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションの切断を指示する情報であってもよい。言い換えると、第31の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断することを示す情報であってもよい。さらに、確立又は削除するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第32の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第32の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。
本実施形態における第33の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第33の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第33の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第33の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)であることを示す情報であってもよい。さらに、第33の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、確立するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第34の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第34の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。さらに、第34の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第34の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第34の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断することを示す情報であってもよい。さらに、確立又は削除するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第35の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第35の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第35の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のシングルタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)であることを示す情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第35の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報(Initial Sessionや現在通信に用いているセッションなど)であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はシングルタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第35の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、シングルタイプのセッションに含まれる他のセッションの切断を指示する情報であってもよい。言い換えると、第35の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断することを示す情報であってもよい。さらに、確立又は削除するPDUセッションを含むシングルタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第36の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第36の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。
本実施形態における第37の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第37の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第37の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第37の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)であることを示す情報であってもよい。さらに、第37の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、確立するPDUセッションを含むマルチタイプのPDUセッションを識別する情報を含んでも良い。
本実施形態における第38の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第38の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。さらに、第38の識別情報は、マルチタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第38の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第38の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第39の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第39の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第39の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第39の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)であることを示す情報であってもよい。
さらに、第39の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第39の識別情報は、マルチタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第39の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第39の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はマルチタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。さらに、第39の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第40の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第41の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。
本実施形態における第41の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第41の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第41の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第41の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する新規セッション(Initial Session)であることを示す情報であってもよい。さらに、第41の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。
本実施形態における第42の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を要求することを示す情報である。さらに、第42の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを示す情報であってもよい。さらに、第42の識別情報は、マルチタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第42の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第42の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第43の識別情報は、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)の確立を許可することを示す情報である。さらに、第43の識別情報は、確立を許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第43の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第43の識別情報は、確立するセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションに対応する追加セッション(Additional Session)であることを示す情報であってもよい。
さらに、第43の識別情報は、確立を許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第43の識別情報は、マルチタイプのセッションに含まれる他のセッションを識別する情報であってもよい。言い換えると、第43の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第43の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はマルチタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。さらに、第43の識別情報は、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第44の識別情報は、セッションの切り替えを要求することを示す情報である。さらに、第44の識別情報は、マルチタイプの現在通信に用いているセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第44の識別情報は、マルチタイプの切り替え先となるセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第44の識別情報は、切り替え元のPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第45の識別情報は、セッションの切り替えを許可することを示す情報である。さらに、第45の識別情報は、切り替えを許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第45の識別情報は、切り替えるセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第45の識別情報は、切り替えを許可するセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第45の識別情報は、切り替え先となるセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第45の識別情報は、切り替え元となるセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第45の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はマルチタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。
さらに、第45の識別情報は、切り替え元のPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第46の識別情報は、セッションの切り替えを要求することを示す情報である。さらに、第46の識別情報は、マルチタイプの現在通信に用いているセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第46の識別情報は、マルチタイプの切り替え先となるセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第46の識別情報は、切り替え元のPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における第47の識別情報は、セッションの切り替えを許可することを示す情報である。さらに、第47の識別情報は、切り替えを許可する第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第47の識別情報は、切り替えるセッションが、第1及び/又は第2及び/又は第3のマルチタイプのPDUセッションであることを示す情報であってもよい。さらに、第47の識別情報は、切り替えを許可するセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第47の識別情報は、切り替え先となるセッションを識別する情報であってもよい。
さらに、第47の識別情報は、切り替え元となるセッションを識別する情報であってもよい。さらに、第47の識別情報は、セッションを切り替えたこと、及び/又はマルチタイプのPDUセッションにおけるサービス継続を実行したことを示す情報であってもよい。
さらに、第47の識別情報は、切り替え元のPDUセッションを切断せず、維持することを示す情報であってもよい。
本実施形態における通信手続きは、図18に示すように、まずアタッチ手続き(S1800)を実行する。UE_A10はアタッチ手続きによりコアネットワーク_A90に接続する。UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、アタッチ手続きにおいて、UE_A10、及び/又はコアネットワーク_A90の各種能力情報を交換してもよい。具体的には、ネットワーク主導のセッション確立をサポートする能力を示す情報、及び/又はサポートするサービス継続(Service Continuity)の能力を示す情報を交換してもよい。
なお、アタッチ手続きの詳細は、後述する。
アタッチ手続きの完了により、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第1の状態へ遷移する(S1802)。
次に、第1のPDUセッション確立手続き(S1804)を実行する。第1のPDUセッション確立手続きは、1本目のPDUセッションを確立するための、初期PDUセッション確立手続きであってよい。なお、確立するPDUセッションは、シングルタイプのPDUセッションであってもよく、マルチタイプのPDUセッションであってもよい。より詳細には、確立するPDUセッションは、第1から第3のシングルタイプのPDUセッションのいずれかであってもよく、第1から第3のマルチタイプのPDUセッションのいずれかであってもよい。また、第1のPDUセッション確立手続きは、後述するUE主導のPDUセッション確立手続きと、第1又は第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きのいずれの手続きに沿って実行してもよい。
ここで、UE主導のPDUセッション確立手続きによる第1のPDUセッション確立手続きは、アタッチ手続きに基づいてUE主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能である場合に実行してもよい。
より具体的には、アタッチ手続きにおいて、第2の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信したことに基づいて、UE_A10は、第1のPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
また、第1、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、アタッチ手続きに基づいてネットワーク主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能である場合に実行してもよい。
より具体的には、アタッチ手続きにおいて、第2の識別情報、第4の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信したことに基づいて、MME_A40は、第1のPDUセッション確立手続きを開始してもよい。または、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信したことに基づいて、MME_A40は、第1のPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第28の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第29の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション応答要求メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
また、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第36の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第37の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション応答要求メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第32の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第1のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第33の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第2のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
また、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第40の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第1のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第41の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第2のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、上記で説明した第1のPDUセッション確立手続きにおいて、確立するPDUセッションの種類を要求、決定、認識してもよい。より具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第28の識別情報、及び/又は第32の識別情報に基づいて、確立するPDUセッションのシングルタイプのPDUセッションにおける種類を要求、決定してもよく、第36の識別情報、及び/又は第40の識別情報に基づいて、確立するPDUセッションのマルチタイプのPDUセッションにおける種類を要求、決定してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第29の識別情報、及び/又は第33の識別情報に基づいて、確立されたPDUセッションのシングルタイプのPDUセッションにおける種類を認識してもよく、第37の識別情報、及び/又は第41の識別情報に基づいて、確立されたPDUセッションのマルチタイプのPDUセッションにおける種類を認識してもよい。
また、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第1のPDUセッション確立手続きにおいて、各種能力情報に基づいて、確立するPDUセッションに対応づけられるAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークを選択、決定してもよい。
なお、第1のPDUセッション確立手続きは、上記で説明したアタッチ手続きの中で実行されてもよい。その場合、PDUセッション確立要求メッセージはUE_A10がMME_A40に送信するアタッチ要求メッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、MME_A40がUE_A10に送信するアタッチ受諾メッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、UE_A10がMME_A40に送信するアタッチ完了メッセージに含まれて送受信されてもよい。
以上の手続きにより、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第2の状態へ遷移する(S1806)。
次に、第2のPDUセッション確立手続き(S1808)を実行する。第2のPDUセッション確立手続きは、2本目のPDUセッションを確立するための、追加のPDUセッション確立手続きであってよい。なお、確立するPDUセッションは、シングルタイプのPDUセッションであってもよく、マルチタイプのPDUセッションであってもよい。より詳細には、確立するPDUセッションは、第1から第3のシングルタイプのPDUセッションのいずれかであってもよく、第1から第3のマルチタイプのPDUセッションのいずれかであってもよい。
また、第2のPDUセッション確立手続きは、後述するUE主導のPDUセッション確立手続きと、第1又は第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きのいずれかの手続きに沿って実行してもよい。
ここで、UE主導のPDUセッション確立手続きによる第2のPDUセッション確立手続きは、アタッチ手続きに基づいてUE主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能である場合に実行してもよい。
より具体的には、アタッチ手続きに基づいてUE主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能な場合とは、アタッチ手続きにおいて、第2の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報をUE_A10が受信した場合であってよい。
また、第1、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きによる第2のPDUセッション確立手続きは、アタッチ手続きに基づいてネットワーク主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能である場合に実行してもよい。
より具体的には、アタッチ手続きに基づいてネットワーク主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能である場合とは、アタッチ手続きにおいて、第2の識別情報、第4の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報をMME_A40が送信した場合であってよい。または、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報をMME_A40が受信した場合であってよい。
なお、第2のPDUセッション確立手続きがUE主導のPDUセッション確立手続きの場合、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報、及び/又は第38の識別情報、及び/又は第39の識別情報を後述するUE主導のPDUセッション確立手続き中のメッセージに含めて送信してもよい。
ここで、アタッチ手続きに基づいてUE主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能な場合において、第30の識別情報、及び/又は第31の識別情報、及び/又は第38の識別情報、及び/又は第39の識別情報は、UE主導のPDUセッション確立手続き中のメッセージに含めてもよい。
より詳細には、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第30の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第31の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション応答要求メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
また、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第38の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第39の識別情報が、UE主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション応答要求メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
さらに、第2のPDUセッション確立手続きがネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの場合、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報、及び/又は第42の識別情報、及び/又は第43の識別情報を後述する第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のメッセージ、及び/又は第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のメッセージに含めて送信してもよい。
ここで、アタッチ手続きに基づいてネットワーク主導でシングルタイプのPDUセッションもしくはマルチタイプのPDUセッションの確立が可能な場合において第34の識別情報、及び/又は第35の識別情報、及び/又は第42の識別情報、及び/又は第43の識別情報は、UE主導のPDUセッション確立手続き中のメッセージに含めてもよい。
より詳細には、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第34の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第1のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、シングルタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第35の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第2のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
また、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立を要求する場合、第42の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第1のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成要求メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、マルチタイプのPDUセッションのPDUセッションの確立が許可された場合、第43の識別情報が、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよいし、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中の第2のPDUセッション確立要求メッセージメッセージ、及び/又はセッション生成応答メッセージに含まれて送受信されてよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、上記で説明した第2のPDUセッション確立手続きにおいて、確立するPDUセッションの種類を要求、決定、認識してもよい。より具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第30の識別情報、及び/又は第34の識別情報に基づいて、確立するPDUセッションのシングルタイプのPDUセッションにおける種類を要求、決定してもよく、第38の識別情報、及び/又は第42の識別情報に基づいて、確立するPDUセッションのマルチタイプのPDUセッションにおける種類を要求、決定してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第31の識別情報、及び/又は第35の識別情報に基づいて、確立されたPDUセッションのシングルタイプのPDUセッションにおける種類を認識してもよく、第39の識別情報、及び/又は第43の識別情報に基づいて、確立されたPDUセッションのマルチタイプのPDUセッションにおける種類を認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第31の識別情報、及び/又は第35の識別情報に基づいて、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを削除してもよいし、第39の識別情報、及び/又は第43の識別情報に基づいて、第1のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッション、及び/又は現在の通信に用いているPDUセッションを削除せず、維持してもよい。
また、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第2のPDUセッション確立手続きにおいて、各種能力情報に基づいて、確立するPDUセッションに対応づけられるAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークを選択、決定してもよい。
なお、第2のシングルタイプのPDUセッション、又は、第2のマルチタイプのPDUセッションを確立している場合、第2のPDUセッション確立手続きで選択、決定されるAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークは、第1のPDUセッション確立手続きで選択、決定されたものと同じでものであってもよい。
また、第3のシングルタイプのPDUセッション、又は、第3のマルチタイプのPDUセッションを確立している場合、第2のPDUセッション確立手続きで選択、決定されるAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークは、第1のPDUセッション確立手続きで選択、決定されたものと異なるものであってもよい。
UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第2のPDUセッション確立手続きに伴って、ユーザデータの送受信を制御するための情報を更新してもよい。具体的には、各装置は、第2のPDUセッション確立手続きに基づいて、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを、第2のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッションに変更してもよい。なお、ユーザデータの送受信を制御するための情報は、TFTであってもよい。
また、確立するPDUセッションがシングルタイプのPDUセッションの場合、各装置は、ユーザデータの送受信を制御するための情報の更新に伴って、第2のPDUセッション確立手続きを実行する前に確立されていたPDUセッションを切断してもよい。より具体的には、各装置は、ユーザデータの送受信を制御するための情報の更新に伴って、既に確立されていたPDUセッション確立に関するコンテキストを削除してもよい。
なお、確立するPDUセッションがマルチタイプのPDUセッションの場合、ユーザデータの送受信を制御するための情報の更新は第2のPDUセッション確立手続きに伴って行われず、フロー切替え手続き(S1810)によって行われてもよい。フロー切替え手続きは、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えための手続きである。
UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、フロー切替え手続きに基づいて、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを、第2のPDUセッション確立手続きで確立したPDUセッションに変更してもよい。
フロー切替え手続きは、UE主導のフロー切替え手続きとネットワーク主導のフロー切替え手続きがあってよい。フロー切替え手続きの詳細は、後述する。
以上の手続きにより、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第3の状態へ遷移する(S1812)。
[1.3.1.アタッチ手続き例]
まず、アタッチ手続きの例について説明する。
アタッチ手続きはUE_A10が主導して開始する手続きである。なお、アタッチ手続きでは、UE_A10が、ネットワークへ接続するための手続きである。言い換えると、アタッチ手続きは、アクセスネットワークに接続する手続きであり、さらに、アクセスネットワーク介してコアネットワークに接続する手続きである。
なお、UE_A10がアタッチ手続きを開始するトリガは、端末電源投入時などであってもよい。また、これに関わらずUE_A10はコアネットワーク_A90に接続していない状態であれば任意のタイミングで開始してもよい。
また、UE_A10は、アタッチ手続きの完了により、コアネットワーク_A90との間でPDUセッションを確立してもよいし、確立しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、アタッチ手続きの完了により、PGW_A30、及び/又はSCEF_A46との間でPDUセッションを確立してもよいし、確立しなくてもよい。
なお、アタッチ手続きにおいてPDUセッションを確立する場合は、後述する第1のPDUセッション確立手続きのメッセージをアタッチ手続きのメッセージと共に送受信してもよい。
以下、図19を用いてアタッチ手続きの手順の例を説明する。
まず、UE_A10はアタッチ要求メッセージをMME_A40に送信する(S1900)。なお、UE_A10はアタッチ要求メッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信し、送信されたアタッチ要求メッセージはアクセスネットワーク中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。
なお、アクセスネットワーク、及び/又はアクセスネットワーク中の装置の選択は、UE_A10が保持する情報に基づいて実施してもよく、ネットワークから事前に受信した情報に基づいて実施してもよい。
また、UE_A10はPDUセッション確立要求メッセージをアタッチ要求メッセージと共に送信してもよい。以下、本手続きの説明では、アタッチ要求メッセージは、アタッチ要求メッセージ及びPDUセッション確立要求メッセージを併せたものとして説明する。さらに、本手続きの説明においてアタッチ要求メッセージに識別情報が含まれると表現した場合には、識別情報がアタッチ要求メッセージ及び又はPDUセッション確立要求メッセージに含まれることを意味する。
UE_A10は、すくなくとも第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、アタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。UE_A10は、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてアタッチ要求メッセージを送信することにより、ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きをサポートしていることを示してよいし、サポートするサービス継続(Service Continuity)の能力を示してもよい。
ここで、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報は、アタッチ要求メッセージに含めてMME_A40に送信するのではなく、アタッチ手続き内でアタッチ要求メッセージとは異なる制御メッセージに含めて送信してもよい。
例えば、アタッチ要求メッセージを送信したあと、UE_A10はESM(EPS Session Management)情報の要求と、要求に基づく応答を行う制御メッセージの送受信手続きを実行してもよい(S1902)。
より詳細には、MME_A40は、ESM要求メッセージをUE_A10に送信する。UE_A10は、ESM要求メッセージを受信し、応答メッセージをMME_A40に送信する。この際、UE_A10は、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を応答メッセージに含めて送信してもよい。
ここで、UE_A10は、ESM応答メッセージを暗号化して送信してもよい。さらに、UE_A10は、ESM応答メッセージを暗号化する為の情報をMME_A40から受信してもよい。MME_A40は、アタッチ要求メッセージの受信に伴い、NASメッセージを暗号化するための情報をUE_A10に送信してもよい。なお、NASメッセージを暗号化するための情報を送信するNASメッセージは、Security Mode Commandメッセージであってよい。
MME_A40は、アタッチ要求メッセージを受信する。さらに、アタッチ要求メッセージの受信、又はESM応答メッセージの受信に基づいて、第1の識別情報、第3の識別情報、第5の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は、取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、アタッチ要求メッセージに含まれる情報、及び又は、加入者情報、及び又は、オペレータポリシー、及び又は、MME_A40がもつ識別情報に基づいて、確立可能なPDUセッションの種類を選択、決定してもよく、PDUセッションをアタッチ手続きで確立するか否かを決定してもよい。
さらに、MME_A40は、後述するUE主導のセッション確立手続きで説明するセッション確立要求メッセージ、又はセッション確立要求メッセージに含まれるいずれかの識別情報をアタッチ要求メッセージと共に受信することにより、PDUセッションをアタッチ手続きで確立すると決定してもよい。それ以外の場合には、MME_A40はアタッチ手続きにおいてPDUセッションを確立しないことを決定しても良い。
なお、アタッチ手続きでPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、アタッチ要求メッセージに含まれる情報、及び又は、加入者情報、及び又は、オペレータポリシー、及び又は、MME_A40がもつ識別情報に基づいて、確立するPDUセッションで用いる装置を選択、決定してもよい。具体的には、MME_A40は、SGW_A35、及び/又はPGW_A30をPDUセッションの確立先として選択してもよいし、SCEF_A46をPDUセッションの確立先として選択してもよい。
なお、PGW_A30に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SGW_A35、及び/又はPGW_A30との間で、S1904からS1912の手続きを実施する。
具体的には、PGW_A30に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SGW_A35にセッション生成要求メッセージを送信する(S1904)。MME_A40は、すくなくとも第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、MME_A40が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、PGW_A30にセッション生成要求メッセージを送信する(S1906)。SGW_A35は、すくなくとも第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
PGW_A30は、SGW_A35が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、PGW_A30は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、PGW_A30は取得した識別情報を記憶してもよい。
PGW_A30は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、SGW_A35にセッション生成応答メッセージを送信する(S1910)。PGW_A30は、すくなくとも第2の識別情報、第4の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、PGW_A30が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づいて、MME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S1912)。SGW_A35は、すくなくとも第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SGW_A35が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
また、SCEF_A46に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SCEF_A46との間で、S1914からS1916の手続きを実施する。
具体的には、SCEF_A46に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SCEF_A46にセッション生成要求メッセージを送信する(S1914)。MME_A40は、すくなくとも第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
SCEF_A46は、MME_A40が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、SCEF_A46は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SCEF_A46は取得した識別情報を記憶してもよい。
SCEF_A46は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S1916)。SCEF_A46は、すくなくとも第1から第5、及び/又は第16から第27のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SCEF_A46が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第1から第5、及び/又は第16から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
なお、アタッチ手続きにおいてPDUセッションを確立しない場合、MME_A40は、S1904からS1916までの手続きを実施しなくてよい。
MME_A40は、アタッチ要求メッセージの受信、及び/又は確立可能なPDUセッションの種類の選択、決定、及び/又はセッション生成応答メッセージの受信に基づいて、アクセスネットワーク中の装置にアタッチ受諾メッセージを送信する(S1918)。
また、MME_A40は、PDUセッション確立受諾をアタッチ受諾メッセージと共に送信してもよい。以下、本手続きの説明では、アタッチ受諾メッセージは、アタッチ受諾メッセージ及びPDUセッション確立受諾を併せたものとして説明する。さらに、本手続きの説明においてアタッチ受諾メッセージに識別情報が含まれると表現した場合には、識別情報がアタッチ受諾メッセージ及び又はPDUセッション確立受諾に含まれることを意味する。
MME_A40は、すくなくとも第2の識別情報、第4の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報をアタッチ受諾メッセージに含めても良い。
なお、アタッチ受諾メッセージは、アタッチ要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、アタッチ受諾メッセージを受信し、アタッチ受諾メッセージを含めたRRCメッセージをUE_A10に送信する(S1920)。なお、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定要求メッセージであってよく、ダイレクトトランスファーメッセージであってもよい。また、RRCメッセージは、アクセスネットワークとUE_A10の間の他のメッセージであってもよい。
UE_A10は、アタッチ受諾メッセージを含むRRCメッセージを受信する。さらに、第2の識別情報、第4の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報がアタッチ受諾メッセージに含まれている場合には、UE_A10は各識別情報を取得する。なお、UE_A10は取得した識別情報を記憶してもよい。
UE_A10は、アタッチ受諾メッセージの受信、及び又は、アタッチ受諾メッセージに含まれる情報に基づいて、ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きがサポートされているか否かを認識してもよいし、サポートされたアクセスネットワークの種類を認識してもよいし、サポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよい。
より詳細には、UE_A10は、第4の識別情報に基づいて、ネットワーク主導のセッション確立手続きがサポートされていることを認識してもよい。
また、UE_A10は、第2の識別情報に基づいて、サポートされたアクセスネットワークを認識してもよい。
また、UE_A10は、第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
また、受信したRRCメッセージに応答するために、UE_A10はRRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信する(S1922)。RRCメッセージは、RRCコネクション再設定完了メッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、RRCコネクション再設定メッセージを受信し、受信に基づいてベアラ設定メッセージをMME_A40に送信する(S1924)。
なお、アタッチ手続きにおいてPDUセッションを確立しない場合、S1922からS1924の手続きを省略してもよい。
また、UE_A10は、アタッチ受諾メッセージの受信に基づいて、アタッチ完了メッセージを含むRRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信する(S1926)。ここで、アタッチ完了メッセージは、アタッチ受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。なお、アタッチ完了メッセージを含めて送信するRRCメッセージは、Direct Transferメッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、アタッチ完了メッセージが含まれるRRCメッセージを受信し、アタッチ完了メッセージをMME_A40に送信する(S1928)。
MME_A40は、アタッチ完了メッセージを受信する。
MME_A40は、アタッチ完了メッセージの受信に基づいて、SGW_A35にベアラ変更要求メッセージを送信してもよい(S1930)。
SGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージを受信する。
SGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にベアラ変更応答メッセージを送信してもよい(S1932)。
なお、ベアラ変更要求メッセージは、ベアラ変更要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
MME_A40は、ベアラ変更応答メッセージを受信する。
以上の手順により、UE_A10はネットワークへ接続し、アタッチ手続きを完了する。アタッチ手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、ネットワーク主導のセッション確立手続きがサポートされているか否か、及び/又は、サポートされたアクセスネットワークの種類、及び/又は、サポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識し、記憶することができる。
[1.3.2.PDUセッション確立手続き例]
次に、PDUセッション確立手続きの例について説明する。
PDUセッション確立手続きはUE_A10が主導して開始するUE主導のPDUセッション確立手続きとネットワーク主導のPDUセッション確立手続きがある。なお、PDUセッション確立手続きは、UE_A10が、コアネットワーク_A90との間で、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを確立するための手続きである。UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、PDUセッション確立手続きにより、データネットワークとの間でユーザデータの送受信を行う通信路を確立する。
なお、PDUセッション確立手続きは、アタッチ後、任意のタイミングで実行されてもよい。また、UE_A10主導のPDUセッション確立手続きは、端末電源投入時など、コアネットワークA_A90へ初期接続時に実行するアタッチ手続き内で実行されてもよい。ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、PGW_A30、及び/又はSCEF_A46によるデータネットワークからのユーザデータ、及び/又は制御メッセージの受信に基づいて実行されてもよく、オペレータポリシーの更新に基づいて実行されてもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立手続きの完了により、PGW_A30、及び/又はSCEF_A46との間でPDUセッションを確立する。なお、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、PDUセッション確立手続きを複数回行うことで、複数のPDUセッションを確立することができる。
UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、確立済みのPDUセッションとは異なるAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークを示す識別情報を各メッセージに含めてPDUセッション確立手続きを行うことにより、対応するAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークが異なるPDUセッションを新たに確立することができる。
もしくは、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、確立済みのPDUセッションと同じAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークを示す識別情報を各メッセージに含めてPDUセッション確立手続きを行うことにより、対応するAPN、及び/又はTFT、及び/又はアプリケーション、及び/又はデータネットワーク、及び/又はネットワークスライス、及び/又はアクセスネットワークが同じPDUセッションを新たに確立することができる。
[1.3.2.1.UE主導のPDUセッション確立手続き例]
次に、図20を用いてUE主導のPDUセッション確立手続きの手順の例を説明する。
なお、UE主導のPDUセッション確立手続きは、UE主導でPGW_A30、及び/又は、SCEF_A46との間にPDUセッションを確立する手続きである。
まず、UE_A10は、PDUセッションを確立するのに用いるアクセスネットワークを選択する。なお、UE_A10は、アクセスネットワークの選択に、アタッチ手続きにおいてネットワークから取得した情報を用いてもよいし、アタッチ手続き以外でネットワークから取得した情報を用いてもよいし、UE_A10が記憶している情報を用いてもよい。
次に、UE_A10は、選択したアクセスネットワークを介してMME_A40にPDUセッション確立要求メッセージを送信し、UE主導のPDUセッション確立手続きを開始する(S2000)。なお、UE_A10はPDUセッション確立要求メッセージを選択したアクセスネットワーク中の装置に送信し、送信されたPDUセッション確立要求メッセージは選択したアクセスネットワーク中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、第1の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。
UE_A10は、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、サポートするサービス継続(Service Continuity)の能力を示してもよい。UE_A10は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、確立するPDUセッションの種類をより詳細に要求してもよい。
MME_A40は、UE_A10が送信したPDUセッション確立要求メッセージを受信する。さらに、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて、第1の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は、取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び又は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、MME_A40は、第16の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、MME_A40は、第22の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
また、MME_A40は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、UE_A10が確立を要求するPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、MME_A40は、第7の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、MME_A40は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報、及び又は、加入者情報、及び又は、オペレータポリシー、及び又は、MME_A40がもつ識別情報に基づいて、確立可能なPDUセッションの種類を選択、決定してもよい。
また、MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報、及び又は、加入者情報、及び又は、オペレータポリシー、及び又は、MME_A40がもつ識別情報に基づいて、確立するPDUセッションで用いる装置を選択、決定してもよい。具体的には、MME_A40は、SGW_A35、及び/又はPGW_A30をPDUセッションの確立先として選択してもよいし、SCEF_A46をPDUセッションの確立先として選択してもよい。
ここで、PGW_A30に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SGW_A35、及び/又はPGW_A30との間で、S2002からS2008の手続きを実施する。
具体的には、PGW_A30に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SGW_A35にセッション生成要求メッセージを送信する(S2002)。MME_A40は、すくなくとも第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、MME_A40が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、PGW_A30にセッション生成要求メッセージを送信する(S2004)。SGW_A35は、すくなくとも第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
PGW_A30は、SGW_A35が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、PGW_A30は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、PGW_A30は取得した識別情報を記憶してもよい。
PGW_A30は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、SGW_A35にセッション生成応答メッセージを送信する(S2006)。PGW_A30は、すくなくとも第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、PGW_A30が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づいて、MME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S2008)。SGW_A35は、すくなくとも第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SGW_A35が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
また、SCEF_A46に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SCEF_A46との間で、S2010からS2012の手続きを実施する。
具体的には、SCEF_A46に対してPDUセッションを確立する場合、MME_A40は、SCEF_A46にセッション生成要求メッセージを送信する(S2010)。MME_A40は、すくなくとも第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
SCEF_A46は、MME_A40が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、SCEF_A46は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第6から第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SCEF_A46は取得した識別情報を記憶してもよい。
SCEF_A46は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にセッション生成応答メッセージを送信する(S2012)。SCEF_A46は、すくなくとも第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SCEF_A46が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又は確立可能なPDUセッションの種類の選択、決定、及び/又はセッション生成応答メッセージの受信に基づいて、アクセスネットワーク中の装置にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S2014)。
MME_A40は、すくなくとも第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めても良い。
なお、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信し、PDUセッション確立受諾メッセージを含めたRRCメッセージをUE_A10に送信する(S2016)。なお、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定要求メッセージであってよい。また、RRCメッセージは、アクセスネットワークとUE_A10の間の他のメッセージであってもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを含むRRCメッセージを受信する。さらに、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報がPDUセッション確立受諾メッセージに含まれている場合には、UE_A10は各識別情報を取得する。なお、UE_A10は取得した識別情報を記憶してもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信、及び又は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、UE_A10は、第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
また、UE_A10は、第11から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、確立されたPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、UE_A10は、第12の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、UE_A10は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
また、受信したRRCメッセージに応答するために、UE_A10はRRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよい(S2018)。RRCメッセージは、RRCコネクション再設定完了メッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、RRCコネクション再設定メッセージを受信し、受信に基づいてベアラ設定メッセージをMME_A40に送信してもよい(S2020)。
また、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づいて、PDUセッション確立完了メッセージを含むRRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信する(S2022)。ここで、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。なお、PDUセッション確立完了メッセージを含めて送信するRRCメッセージは、Direct Transferメッセージであってよい。
アクセスネットワーク中の装置は、PDUセッション確立完了メッセージが含まれるRRCメッセージを受信し、PDUセッション確立完了メッセージをMME_A40に送信する(S2024)。
MME_A40は、PDUセッション確立完了メッセージを受信する。
MME_A40は、PDUセッション確立完了メッセージの受信に基づいて、SGW_A35にベアラ変更要求メッセージを送信してもよい(S2026)。
SGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージを受信する。
SGW_A35は、ベアラ変更要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にベアラ変更応答メッセージを送信してもよい(S2028)。
なお、ベアラ変更要求メッセージは、ベアラ変更要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
MME_A40は、ベアラ変更応答メッセージを受信する。
以上の手順により、UE主導のPDUセッション確立手続きを完了する。UE主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、PDUセッションを確立することができる。また、UE主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、サポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識、記憶することができる。
具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第16の識別情報、及び/又は第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報、及び/又は第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報、及び/又は第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
[1.3.2.2.ネットワーク主導のPDUセッション確立手続き例]
次に、ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの手順の例を説明する。なお、ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、PGW_A30、及び/又はSCEF_A46、及び/又はMME_A40主導でUE_A10とPGW_A30、及び/又は、SCEF_A46との間にPDUセッションを確立する手続きである。ネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きと第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きがあってよい。
[1.3.2.2.1.第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き例]
次に、図21を用いて第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの手順の例を説明する。第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、コアネットワーク_A90がPDUセッション確立に用いるアクセスネットワークを選択し、UE_A10との間にPDUセッションを確立する手続きである。
第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、PGW_A30主導の手続きとSCEF_A46主導の手続きとMME_A40主導の手続きがある。なお、PGW_A30主導の手続きでは、S2100からS2102までの手続きを実施し、SCEF_A46主導の手続きでは、S2104からS2106までの手続きを実施する。また、MME_A40主導の手続きではS2100からS2106までの手続きをせず、S2108の手続きから開始する。もしくは、MME_A40は、ネットワーク主導でセッションを生成するための制御メッセージをPGW_A30に送信し、PGW_Aは、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、PGW_A30主導の手続きを開始してもよい。同様に、MME_A40は、ネットワーク主導でセッションを生成するための制御メッセージをSCEF_A46に送信し、SCEF_A46は、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、SCEF_A46に主導の手続きを開始してもよい。その場合、MME_A40はアクセスネットワークの選択(S2108)の処理を制御メッセージの送信前に実行しても良い。なお、MME_A40は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を制御メッセージに含めて送信してもよい。
まず、S2100からS2106までの手続きについて各ステップを説明する。
PGW_A30主導の手続きの場合、PGW_A30は、SGW_A35にセッション生成要求メッセージを送信する(S2100)。PGW_A30は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、PGW_A30が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、MME_A40にセッション生成要求メッセージを送信する(S2102)。SGW_A35は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SGW_A35が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
次に、SCEF_A46主導の手続きの場合、SCEF_A46は、HSS_A50との間でMME情報取得手続きを実施する(S2104)。SCEF_A46は、MME情報取得手続きに基づき、PDUセッションの確立に用いるMME_A40を選択、決定し、MME_A40の情報を取得する。なお、SCEF_A46は、MME情報取得手続きではなく他の方法で、PDUセッションの確立に用いるMME_A40を選択、決定してもよい。
SCEF_A46は、PDUセッションの確立に用いるMME_A40の選択、決定に基づき、SGW_A35にセッション生成要求メッセージを送信する(S2106)。PGW_A30は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、セッション生成要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SCEF_A46が送信したセッション生成要求メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション生成要求メッセージの受信に基づき、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
以上により、S2100からS2106までの手続きが終了する。
次に、MME_A40は、確立するPDUセッションに用いるアクセスネットワークを選択する(S2108)。なお、MME_A40は、セッション生成要求メッセージの受信に基づいて、アクセスネットワークの選択を実施してもよいし、オペレータポリシーの更新や任意のタイミングでアクセスネットワークの選択を実施してもよい。また、MME_A40は、アクセスネットワークの選択に、アタッチ手続き等の手続きにおいてUE_A10から取得した情報を用いてもよいし、オペレータポリシーを用いてもよいし、MME_A40が記憶している情報を用いてもよい。
MME_A40は、確立するPDUセッションに用いるアクセスネットワークの選択に基づいて、UE_A10にPDUセッション確立要求メッセージを送信する(S2110)。MME_A40は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、PDUセッション確立要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40、及び/又はコアネットワーク_A90は、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、サポートするサービス継続(Service Continuity)の能力を示してもよい。MME_A40、及び/又はコアネットワーク_A90は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、確立するPDUセッションの種類をより詳細に要求してもよい。
なお、MME_A40は、PDUセッション確立要求メッセージを選択されたアクセスネットワーク中の装置に送信してもよく、送信されたPDUセッション確立要求メッセージはアクセスネットワーク中の装置を介してUE_A10に転送されてもよい。その場合、アクセスネットワーク中の装置は、PDUセッション確立要求メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。なお、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定要求メッセージであってよい。
UE_A10は、MME_A40が送信したPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はアクセスネットワーク中の装置が送信したRRCメッセージを受信する。さらに、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づき、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、UE_A10は取得した識別情報を記憶してもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び又は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、UE_A10は、第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
また、UE_A10は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、確立されるPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、UE_A10は、第7の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、UE_A10は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S2112)。UE_A10は、すくなくとも、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、PDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信してもよい。
なお、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよく、送信されたPDUセッション確立受諾メッセージはアクセスネットワーク中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。その場合、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。なお、RRCメッセージは、ダイレクトトランスファーメッセージであってよい。
また、UE_A10は、RRCメッセージの受信に基づいて、PDUセッション確立受諾メッセージの送信とは別に、RRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよい。この場合、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定完了メッセージであってよい。
MME_A40は、UE_A10が送信したPDUセッション確立受諾メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信、及び又は、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、MME_A40は、第16の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、MME_A40は、第22の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
また、MME_A40は、第11から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、確立されるPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、MME_A40は、第12の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、MME_A40は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
次に、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づき、セッション生成応答メッセージを送信する。
第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きが、PGW_A30主導である場合、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づき、SGW_A35にセッション生成応答メッセージを送信する(S2114)。MME_A40は、すくなくとも、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報をセッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、MME_A40が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、PGW_A30にセッション生成応答メッセージを送信する(S2116)。SGW_A35は、すくなくとも、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報をセッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
PGW_A30は、SGW_A35が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、PGW_A30は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、PGW_A30は取得した識別情報を記憶してもよい。
また、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きが、SCEF_A46主導である場合、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づき、SCEF_A46にセッション生成応答メッセージを送信する。(S2118)。MME_A40は、すくなくとも、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報をセッション生成応答メッセージに含めて送信してもよい。
SCEF_A46は、MME_A40が送信したセッション生成応答メッセージを受信する。さらに、SCEF_A46は、セッション生成応答メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、SCEF_A46は取得した識別情報を記憶してもよい。
また、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きが、MME_A40主導である場合、S2114からS2118の手続きは省略してもよい。
以上の手順により、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きを完了する。第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、PDUセッションを確立することができる。また、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、サポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識、記憶することができる。
具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第16の識別情報、及び/又は第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報、及び/又は第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報、及び/又は第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
[1.3.2.2.2.第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き例]
次に、図22を用いて第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの手順の例を説明する。第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、UE_A10がPDUセッション確立に用いるアクセスネットワークを選択し、UE_A10とコアネットワーク_A90との間にPDUセッションを確立する手続きである。
第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きは、PGW_A30主導の手続きとSCEF_A46主導の手続きとMME_A40主導の手続きがある。なお、PGW_A30主導の手続きでは、S2200からS2202までの手続きを実施し、SCEF_A46主導の手続きでは、S2204からS2206までの手続きを実施する。また、MME_A40主導の手続きではS2200からS2206までの手続きをせず、S2108の手続きから開始する。もしくは、MME_A40は、ネットワーク主導でセッションを生成するための制御メッセージをPGW_A30に送信し、PGW_Aは、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、PGW_A30主導の手続きを開始してもよい。同様に、MME_A40は、ネットワーク主導でセッションを生成するための制御メッセージをSCEF_A46に送信し、SCEF_A46は、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、SCEF_A46に主導の手続きを開始してもよい。その場合、MME_A40はアクセスネットワークの選択(S2108)の処理を制御メッセージの送信前に実行しても良い。なお、MME_A40は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を制御メッセージに含めて送信してもよい。
なお、S2200からS2206までの手続きは、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のS2100からS2106までの手続きと同じであってよい。従ってここでの説明は省略する。
次に、MME_A40は、UE_A10に第1のPDUセッション確立要求メッセージを送信する(S2208)。MME_A40は、すくなくとも、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、第1のPDUセッション確立要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40、及び/又はコアネットワーク_A90は、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めて第1のPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、サポートするサービス継続(Service Continuity)の能力を示してもよい。MME_A40、及び/又はコアネットワーク_A90は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めて第1のPDUセッション確立要求メッセージを送信することにより、確立するPDUセッションの種類をより詳細に要求してもよい。
なお、MME_A40は、第1のPDUセッション確立要求メッセージをアクセスネットワークA中の装置に送信してもよく、送信された第1のPDUセッション確立要求メッセージはアクセスネットワークA中の装置を介してUE_A10に転送されてもよい。その場合、アクセスネットワークA中の装置は、第1のPDUセッション確立要求メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。なお、RRCメッセージは、ダイレクトトランスファーメッセージであってよい。
ここで、第1のPDUセッション確立要求メッセージを送信するために用いるアクセスネットワークを、アクセスネットワークAと定義する。アクセスネットワークAは、MME_A40が選択したアクセスネットワークであってもよく、別の装置が選択したアクセスネットワークであってもよい。
UE_A10は、MME_A40が送信した第1のPDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はアクセスネットワーク中の装置が送信したRRCメッセージを受信する。さらに、UE_A10は、第1のPDUセッション確立要求メッセージの受信に基づき、第2の識別情報、第6の識別情報、第7の識別情報、第8の識別情報、第9の識別情報、第10の識別情報、第17の識別情報、第19の識別情報、第21の識別情報、第23の識別情報、第25の識別情報、第27の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、UE_A10は取得した識別情報を記憶してもよい。
UE_A10は、第1のPDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて、確立するPDUセッションに用いるアクセスネットワークを選択する(S2210)。なお、UE_A10は、アクセスネットワークの選択に、第1のPDUセッション確立要求メッセージで受信した情報を用いてもよいし、アタッチ手続きにおいてネットワークから取得した情報を用いてもよいし、アタッチ手続き以外でネットワークから取得した情報を用いてもよいし、UE_A10が記憶している情報を用いてもよい。
ここで、確立するPDUセッションに用いるアクセスネットワークを、アクセスネットワークBと定義する。アクセスネットワークBは、アクセスネットワークAと同じアクセスネットワークであってもよいし、異なるアクセスネットワークであってもよい。さらに、アクセスネットワークBは、UE_A10が選択したアクセスネットワークであってもよく、別の装置が選択したアクセスネットワークであってもよい。
言い換えると、UE_A10は、第1のPDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて、確立するPDUセッションに用いるアクセスネットワークを選択しなくてもよい。
また、UE_A10は、第1のPDUセッション確立要求メッセージの受信、及び又は、第1のPDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、UE_A10は、第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよいし、第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がネットワークによってサポートされていることを認識してもよい。
また、UE_A10は、第6から第10の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、確立されるPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、UE_A10は、第7の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、UE_A10は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はアクセスネットワークの選択に基づいて、MME_A40に第2のPDUセッション確立要求メッセージを送信する(S2212)。UE_A10は、すくなくとも、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を、第2のPDUセッション確立要求メッセージに含めて送信してもよい。
なお、UE_A10は、第2のPDUセッション確立要求メッセージをアクセスネットワークB中の装置に送信してもよく、送信された第2のPDUセッション確立要求メッセージはアクセスネットワークB中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。その場合、UE_A10は、第2のPDUセッション確立要求メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第2のPDUセッション確立要求メッセージとは別に、第1のPDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージをMME_A40に送信してもよいし、送信しなくてもよい。また、MME_A40は、UE_A10が送信した第1のPDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージを受信してもよいし、送信しなくてもよい。なお、UE_A10は、第1のPDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージをアクセスネットワークA中の装置に送信してもよく、送信された第1のPDUセッション確立要求メッセージに対する応答メッセージは、アクセスネットワークA中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。
MME_A40は、UE_A10が送信した第2のPDUセッション確立要求メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、第2のPDUセッション確立要求メッセージの受信に基づき、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報、第14の識別情報、第15の識別情報、第16の識別情報、第18の識別情報、第20の識別情報、第22の識別情報、第24の識別情報、第26の識別情報のうち1つ以上の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、第2のPDUセッション確立要求メッセージの受信、及び又は、第2のPDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づいてサポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識してもよいし、PDUセッションが確立されたことを認識してもよい。
より詳細には、MME_A40は、第16の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
さらに、MME_A40は、第22の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がUE_A10によってサポートされていることを認識してもよい。
また、MME_A40は、第11から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に基づいて、確立されるPDUセッションの種類をより詳細に認識してもよい。例えば、MME_A40は、第12の識別情報に基づいて、UE_A10に割り当てられるIPアドレスを認識してもよい。
また、MME_A40は、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報を確立されるPDUセッションに対応づけて記憶してもよい。言い換えると、確立されるPDUセッションは、第6から第15の識別情報のうち1つ以上の識別情報に対応づけられていてもよい。例えば、確立されるPDUセッションは、UE_A10に割り当てられるIPアドレスに対応づけられていてもよい。
次に、MME_A40は、第2のPDUセッション確立要求メッセージの受信に基づき、セッション生成応答メッセージを送信する。
第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きが、PGW_A30主導である場合、S2214からS2216までの手続きを実施し、SCEF_A46主導の手続きである場合は、S2218までの手続きを実施する。
なお、S2214からS2218までの手続きは、第1のネットワーク主導のPDUセッション確立手続き中のS2114からS2118までの手続きと同じであってよい。従ってここでの説明は省略する。
また、MME_A40は、第2のPDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はセッション生成応答メッセージの送信に基づいて、PDUセッション確立受諾メッセージをUE_A10に送信する(S2220)。
なお、MME_A40は、PDUセッション確立受諾メッセージをアクセスネットワークB中の装置に送信してもよく、送信されたPDUセッション確立受諾メッセージはアクセスネットワークB中の装置を介してUE_A10に転送されてもよい。その場合、アクセスネットワークB中の装置は、PDUセッション確立受諾メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。
UE_A10は、MME_A40が送信したPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はアクセスネットワーク中の装置が送信したRRCメッセージを受信する。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づいて、PDUセッション確立完了メッセージをMME_A40に送信してもよいし、RRCメッセージの受信に基づいて、RRCメッセージをアクセスネットワークB内の装置に送信してもよい。
以上の手順により、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きを完了する。第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、PDUセッションを確立することができる。また、第2のネットワーク主導のPDUセッション確立手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、サポートされたサービス継続(Service Continuity)の種類を認識、記憶することができる。
具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第16の識別情報、及び/又は第17の識別情報に基づいて、第1のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第18の識別情報、及び/又は第19の識別情報に基づいて、第2のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第20の識別情報、及び/又は第21の識別情報に基づいて、第3のシングルタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報に基づいて、第1のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報に基づいて、第2のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよいし、第26の識別情報、及び/又は第27の識別情報に基づいて、第3のマルチタイプのPDUセッションの確立がサポートされていることを認識してもよい。
[1.3.3.フロー切替え手続き例]
次に、フロー切替え手続きの例について説明する。
フロー切替え手続きは、UE_A10、及び/又はコアネットワーク_A90が、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えための手続きである。UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、フロー切替え手続きにより、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えることができる。なお、PDUセッションを切替えるユーザデータの粒度は、パケット単位であってもよく、フロー単位であってもよく、アプリケーション単位であってもよい。また、PDUセッションを切替えるユーザデータの粒度はこれに限らない。また、フロー切替え手続きは、複数のPDUセッションが確立された後であれば、任意のタイミングで実行されてよい。
なお、フロー切替え手続きはUE_A10が主導して開始するUE主導のフロー切替え手続きとネットワーク主導のフロー切替え手続きがある。
[1.3.3.1.UE主導のフロー切替え手続き例]
次に、UE主導のフロー切替え手続きの手順の例を説明する。なお、UE主導のフロー切替え手続きは、UE主導で、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えための手続きである。
図23を用いてUE主導のフロー切替え手続きの手順の例を説明する。
UE_A10は、選択したアクセスネットワークを介してMME_A40にフロー変更要求メッセージを送信する(S2300)。なお、UE_A10はフロー変更要求メッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信し、送信されたフロー変更要求メッセージは選択したアクセスネットワークの装置を介してMME_A40に転送されてもよい。UE_A10は、フロー変更要求メッセージに、第44の識別情報を含めて送信してもよい。
MME_A40は、UE_A10が送信したフロー変更要求メッセージを受信する。さらに、フロー変更要求メッセージの受信に基づいて、第44の識別情報を取得してもよい。なお、MME_A40は、取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、フロー変更メッセージの受信、及び/又は第44の識別情報に基づいて、切替え元のPDUセッションを識別してもよいし、切替え先のPDUセッションを識別してもよい。
MME_A40は、フロー変更メッセージの受信、及び/又は第44の識別情報に基づいて、切替え元、及び/又は切替え先のPDUセッションを確立している装置に対してリソース変更要求メッセージを送信する。
具体的には、切替え元、及び/又は切替え先のPDUセッションを確立している装置が、SGW_A35、及び/又はPGW_A30の場合、MME_A40はSGW_A35にリソース変更要求メッセージを送信する(S2302)。また、切替え元、及び/又は切替え先のPDUセッションを確立している装置が、SCEF_A46の場合、MME_A40はSCEF_A46にリソース変更要求メッセージを送信する(S2306)。なお、MME_A40は、すくなくとも、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を含めて送信してもよい。
SGW_A35、及び/又はSCEF_A46は、MME_A40が送信したリソース変更要求メッセージを受信する。さらに、SGW_A35、及び/又はSCEF_A46は、リソース変更要求メッセージの受信に基づいて、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を取得してもよい。なお、SGW_A35、及び/又はSCEF_A46は、取得した識別情報を記憶してもよい。
なお、SGW_A35がリソース変更要求メッセージを受信した場合、SGW_A35は、PGW_A30にリソース変更要求メッセージを送信する(S2306)。なお、SGW_A35は、すくなくとも、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を含めて送信してもよい。
PGW_A30は、SGW_A35が送信したリソース変更要求メッセージを受信する。さらに、PGW_A30は、リソース変更要求メッセージの受信に基づいて、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報を取得してもよい。なお、PGW_A30は、取得した識別情報を記憶してもよい。
PGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、リソース変更要求メッセージの受信に基づき、後述するネットワーク主導のフロー切替え手続きを実施する(S2308)。具体的には、PGW_A30がリソース変更要求メッセージを受信した場合、PGW_A30主導でネットワーク主導のフロー切替え手続きを実施してもよく、SCEF_A46がリソース変更要求メッセージを受信した場合、SCEF_A46主導でネットワーク主導のフロー切替え手続きを実施してもよい。
UE主導のセッション確立手続きによって、ネットワーク主導のフロー切替え手続きが実施された場合、セッション変更要求メッセージは、リソース変更要求メッセージに対する応答メッセージであってよく、PDUセッション変更要求メッセージは、フロー変更要求メッセージであってよい。また、セッション変更要求メッセージ、及び/又はPDUセッション変更要求メッセージに含まれる第46の識別情報は、第45の識別情報であってもよい。
以上の手順により、UE主導のフロー切替え手続きを完了する。UE主導のフロー切替え手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えることができる。
具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報に基づいて、切替え元、及び/又は切替え先のPDUセッションを識別してもよいし、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えてもよいし、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションが切替えられたことを認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第44の識別情報、及び/又は第45の識別情報に基づいて、切り替え元のPDUセッションを削除せず、維持してもよい。
[1.3.3.2.ネットワーク主導のフロー切替え手続き例]
次に、ネットワーク主導のフロー切替え手続きの手順の例を説明する。なお、ネットワーク主導のフロー切替え手続きは、PGW_A30、及び/又はSCEF_A46主導で、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えための手続きである。
図24を用いてネットワーク主導のフロー切替え手続きの手順の例を説明する。
ネットワーク主導のフロー切替え手続きは、PGW_A30主導の手続きとSCEF_A46主導の手続きがある。なお、PGW_A30主導の手続きでは、S2400からS2402までの手続きを実施し、SCEF_A46主導の手続きでは、S2404の手続きを実施する。もしくは、MME_A40主導の手続きでは、MME_A40は、ネットワーク主導でフローを切り替えるための制御メッセージをPGW_A30に送信し、PGW_Aは、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、PGW_A30主導の手続きを開始してもよい。同様に、MME_A40は、ネットワーク主導でフローを切り替えるための制御メッセージをSCEF_A46に送信し、SCEF_A46は、MME_A40が送信する制御メッセージの受信に基づいて、SCEF_A46に主導の手続きを開始してもよい。なお、MME_A40は、すくなくとも、第46の識別情報を制御メッセージに含めて送信してもよい。
まず、S2400からS2404までの手続きについて各ステップを説明する。
PGW_A30主導の手続きの場合、PGW_A30は、SGW_A35にセッション変更要求メッセージを送信する(S2400)。PGW_A30は、すくなくとも、第46の識別情報を、セッション変更要求メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、PGW_A30が送信したセッション変更要求メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション変更要求メッセージの受信に基づき、第46の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、MME_A40にセッション変更要求メッセージを送信する(S2402)。SGW_A35は、すくなくとも、第46の識別情報を、セッション変更要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SGW_A35が送信したセッション変更要求メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション変更要求メッセージの受信に基づき、第46の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
次に、SCEF_A46主導の手続きの場合、CEF_A46は、SGW_A35にセッション変更要求メッセージを送信する(S2404)。PGW_A30は、すくなくとも、第46の識別情報を、セッション変更要求メッセージに含めて送信してもよい。
MME_A40は、SCEF_A46が送信したセッション変更要求メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、セッション変更要求メッセージの受信に基づき、第46の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
以上により、S2400からS2404までの手続きが終了する。
次に、MME_A40は、セッション変更要求メッセージの受信に基づいて、UE_A10にPDUセッション変更要求メッセージを送信する(S2406)。MME_A40は、すくなくとも、第46の識別情報を、PDUセッション変更要求メッセージに含めて送信してもよい。
なお、MME_A40は、PDUセッション変更要求メッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよく、送信されたPDUセッション変更要求メッセージはアクセスネットワーク中の装置を介してUE_A10転送されてもよい。その場合、アクセスネットワーク中の装置は、PDUセッション変更要求メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。なお、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定要求メッセージであってよいし、ダイレクトトランスファーメッセージであってもよい。
UE_A10は、MME_A40が送信したPDUセッション変更要求メッセージ、及び/又はアクセスネットワーク中の装置が送信したRRCメッセージを受信する。さらに、UE_A10は、PDUセッション変更要求メッセージの受信に基づき、第46の識別情報を取得する。なお、UE_A10は取得した識別情報を記憶してもよい。
UE_A10は、PDUセッション変更要求メッセージの受信、及び/又は第46の識別情報に基づいて、切替え元のPDUセッションを識別してもよいし、切替え先のPDUセッションを識別してもよい。
UE_A10は、PDUセッション変更要求メッセージの受信に基づいて、MME_A40にPDUセッション変更受諾メッセージを送信する(S2408)。UE_A10は、すくなくとも、第47の識別情報を、PDUセッション変更受諾メッセージに含めて送信してもよい。
なお、UE_A10は、PDUセッション変更受諾メッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよく、送信されたPDUセッション変更受諾メッセージはアクセスネットワーク中の装置を介してMME_A40に転送されてもよい。その場合、UE_A10は、PDUセッション変更受諾メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。なお、RRCメッセージは、ダイレクトトランスファーメッセージであってよい。
また、UE_A10は、RRCメッセージの受信に基づいて、PDUセッション変更受諾メッセージの送信とは別に、RRCメッセージをアクセスネットワーク中の装置に送信してもよい。この場合、RRCメッセージは、RRCコネクション再設定完了メッセージであってよい。
MME_A40は、UE_A10が送信したPDUセッション変更受諾メッセージを受信する。さらに、MME_A40は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信に基づき、第47の識別情報を取得する。なお、MME_A40は取得した識別情報を記憶してもよい。
MME_A40は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信、及び/又は第47の識別情報に基づいて、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションの切替えが許可されたことを認識してもよい。また、MME_A40は、第47の識別情報に基づいて、切替え元のPDUセッションを識別してもよいし、切替え先のPDUセッションを識別してもよい。
次に、MME_A40は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信に基づき、セッション変更応答メッセージを送信する。
ネットワーク主導のフロー切替え手続きが、PGW_A30主導である場合、MME_A40は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信に基づき、SGW_A35にセッション変更応答メッセージを送信する(S2410)。MME_A40は、すくなくとも、第47の識別情報をセッション変更応答メッセージに含めて送信してもよい。
SGW_A35は、MME_A40が送信したセッション変更応答メッセージを受信する。さらに、SGW_A35は、セッション変更応答メッセージの受信に基づき、第47の識別情報を取得する。なお、SGW_A35は取得した識別情報を記憶してもよい。
SGW_A35は、セッション変更応答メッセージの受信に基づき、PGW_A30にセッション変更応答メッセージを送信する(S2412)。SGW_A35は、すくなくとも、第47の識別情報をセッション変更応答メッセージに含めて送信してもよい。
PGW_A30は、SGW_A35が送信したセッション変更応答メッセージを受信する。さらに、PGW_A30は、セッション変更応答メッセージの受信に基づき、第47の識別情報を取得する。なお、PGW_A30は取得した識別情報を記憶してもよい。
また、ネットワーク主導のフロー切替え手続きが、SCEF_A46主導である場合、MME_A40は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信に基づき、SCEF_A46にセッション変更応答メッセージを送信する。(S2414)。MME_A40は、すくなくとも、第47の識別情報をセッション変更応答メッセージに含めて送信してもよい。
SCEF_A46は、MME_A40が送信したセッション変更応答メッセージを受信する。さらに、SCEF_A46は、セッション変更応答メッセージの受信に基づき、第47の識別情報を取得する。なお、SCEF_A46は取得した識別情報を記憶してもよい。
以上の手順により、ネットワーク主導のフロー切替え手続きを完了する。ネットワーク主導のフロー切替え手続きの完了に伴い、UE_A10、及び又は、コアネットワーク_A90は、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えることができる。
具体的には、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第46の識別情報、及び/又は第47の識別情報に基づいて、切替え元、及び/又は切替え先のPDUセッションを識別してもよいし、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションを切替えてもよいし、ユーザデータの送受信に用いるPDUセッションが切替えられたことを認識してもよい。
さらに、UE_A10、及び/又はMME_A40、及び/又はSGW_A35、及び/又はPGW_A30、及び/又はSCEF_A46は、第46の識別情報、及び/又は第47の識別情報に基づいて、切り替え元のPDUセッションを削除せず、維持してもよい。
[1.3.3.本実施形態の変形例]
本実施形態における各装置は、上記で説明した装置とは別の装置であってもよい。
例えば、MME_A40は、UE_A10等の各装置のモビリティの管理、及び又は各装置間のセッションの管理の役割を担う装置であるが、本実施形態におけるコアネットワーク_A90では、モビリティの管理の役割とセッションの管理の役割とは、別の装置で担ってもよい。
具体的にいうと、SME(Session Management Entity)が、MME_A40の内、セッション管理の機能を担ってもよい。その場合、本実施形態におけるMME_A40は、SME(Session Management Entity)に置き換えることができる。さらに本実施形態における通信手続きで説明した、MME_A40が送受信する各メッセージは、SMEが送受信してもよいし、MME_A40が実施する各処理は、SMEが実施してもよい。
[2.変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリあるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。